JPH0238075B2 - Enseioyobitaishokuseinosuguretasutenresukuratsudokohannoseizoho - Google Patents
EnseioyobitaishokuseinosuguretasutenresukuratsudokohannoseizohoInfo
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- JPH0238075B2 JPH0238075B2 JP1188886A JP1188886A JPH0238075B2 JP H0238075 B2 JPH0238075 B2 JP H0238075B2 JP 1188886 A JP1188886 A JP 1188886A JP 1188886 A JP1188886 A JP 1188886A JP H0238075 B2 JPH0238075 B2 JP H0238075B2
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- stainless steel
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は優れた延性と耐食性を有するステンレ
スクラツド鋼板の製造法に関するものである。 (従来の技術) 自動車、家庭電器製品に使用される鋼板に代表
されるように、鋼板はプレス加工後、リン酸塩処
理(化成処理)をし、塗装を行つて耐食性が付与
される。 従来、深絞り性の優れた冷延鋼板として、低炭
Alキルド鋼板が使用されて来た。これらの鋼板
では塗装によつて耐食性が付与されるが、耐食耐
久性が十分でなかつた。一方、耐食性の点ではオ
ーステナイト系ステンレス鋼板が最も優れている
が、コストが普通鋼に比べ著しく高い。このた
め、コストが低く耐食性が優れている鋼板とし
て、従来からステンレスクラツド鋼板が開発され
て来た。 普通鋼とステンレスのクラツド鋼板ではCrと
炭素の親和性が高く、普通鋼層からステンレス鋼
層への炭素の拡散が起こり、耐食性が低下する問
題があつた。これを防止するため普通鋼側に炭化
物形成元素を添加して、Cの拡散を防止する技術
が開示されている(特公昭58−15310号公報、特
公昭58−19381号公報、米国特許第3693242号公
報)。 しかし、これらの開示技術ではC、N量が多
く、かつ、Ti、Nb量も多く使用するため十分な
加工性が得られず、コストも高い。また、Cの拡
散を防止する別の方法として、界面層にNiメツ
キしたり、Ni箔を挿入する方法も提案されてい
るが、コストが著しく高くなる問題があつた。か
つ製造方法もサンドイツチ状に溶接組立後熱間圧
着する方法にのみ依存していたため、歩留が低
く、コストが高かつた。 発明者らは、すでに少なくとも片側表層部に
2.5〜15%のオーステナイト系ステンレス層を有
するクラツド鋼板を発明した。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、最高度の延性と耐食性を兼備した熱
伝導性にも優れた鋼板の安価な製造法に関するも
ので、また熱間圧延後、通常必要とされる焼鈍工
程を省略でき、より安価に製造できる延性および
耐食性の優れたステンレスクラツド鋼板の製造法
を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、内層部が極低炭素鋼で、該内
層部の少くとも片面の表層部が、オーステナイト
系ステンレス鋼からなるステンレスクラツド鋼板
の提供にあり、その要旨とするところは、下記の
とおりである。 1 重量比で、C≦0.0045%、Al≦0.080%、Mn
≦1.0%、N≦0.0050%およびTi、Nbのうちの
1種または2種を含み残部Feおよび不可避的
不純物からなる極低炭素鋼板(不可避的不純物
としてSi≦0.03%を含む)であつて、(Ti+
Nb)量が0.15%以下でかつ、下記式を満足す
る極低炭素鋼からなる内層部と、オーステナイ
ト系ステンレス鋼からなる表層部を少なくとも
片面に有し、前記表層部の厚さが片面でクラツ
ド率:2.5〜30%となるようにした材料を、900
℃以上の温度域で最終板厚まで熱間圧延し、
600℃以下の温度域で巻き取ることを特徴とす
る。 〔Nb/7.74C+Ti/(4C+3.43N)〕≧0.8 および 2 重量比で、C≦0.0045%、Al≦0.080%、Mn
≦1.0%、N≦0.0050%およびTi、Nbのうちの
1種または2種を含み残部Feおよび不可避的
不純物からなる極低炭素鋼板(不可避的不純物
としてSi≦0.03%を含む)であつて、(Ti+
Nb)量が0.15%以下でかつ、下記式を満足す
る極低炭素鋼からなる内層部と、オーステナイ
ト系ステンレス鋼からなる表層部を少なくとも
片面に有し、前記表層部の厚さが片面でクラツ
ド率:2.5〜30%となるようにした材料を、900
℃以上の温度域で所望の板厚まで熱間圧延し、
600℃以下の温度域で巻き取り、次いで、該ホ
ツトストリツプを焼鈍することなく10%以上の
冷間加工を加えて最終板厚とした後、950℃以
上の温度域で焼鈍することを特徴とする。 〔Nb/7.74C+Ti/(4C+3.43N)〕≧0.8 以下、本発明を詳細に説明する。 まず、本発明鋼板における極低炭素鋼からなる
内層部のC、Al、N、Mnの限定理由について述
べる。 Cは0.0045%を超えると延性が低下するばかり
でなく、優れた深絞り性を確保するための(Ti
+Nb)量を多くする必要がある。 また、Cが0.0045%を超えると、内層部と表層
部の境界面にクロム炭化物が析出しやすくなり、
耐食性が劣化する。 C量は少ない方が良いが、製鋼での溶製コスト
の点から自ずと下限が決まるので特に限定しない
が、コストの点から10ppm未満にすることは得策
でなく、好ましい範囲は0.0010〜0.0040%であ
る。 Alは脱酸のためおよびNb、Tiの添加による時
効性・加工性向上効果を最大限に発揮するため
に、0.005%以上必要であるが、0.080%超では効
果が飽和しコストも上昇する。好ましい範囲は
0.015〜0.060%である。 NはNb、Tiの加工性向上効果を減ずるので
50ppm以下とするが、40ppm以下可及的に少なく
することが加工性の点から好ましい。しかし現状
の製鋼技術から見て5ppm未満とすることはコス
トの点から得策ではない。 Mnは1.0%を超えると強度が増加し、加工性が
低下するので1.0%以下とする。高い強度を意図
しない場合は、優れた加工性を確保する点から、
0.50%以下とすることが好ましく、0.35%以下に
することによつて最高度の加工性が発揮される。
また下限については、優れた熱間加工性を確保す
るため0.05%以上とすることが好ましい。 次に、本発明では内層部にTi、Nbを添加して
いるが、そのTi、Nb量は、優れた加工性と時効
による加工性劣化を防ぐため、および内層部から
表層部のステンレス部へのCの拡散を抑えるた
め、C、N量の限定に加えて1式、すなわちC、
Nとの化学当量比を0.8以上とする必要がある。 Nb/7.74C+Ti/4C+3.43N≧0.8 ……1式 (ここでNb、Ti、C、Nは各元素の重量%) この化学当量比を1.0以上にすることによつて、
本発明の効果は最大限に発揮される。また、(Ti
+Nb)量は多くなると延性が低下するので0.15
%以下に制限する。表層部はオーステナイト系ス
テンレスを用いるが、その成分はJIS G 4303に
規制される成分範囲であればよい。例えばSUS
304ではC量は0.08%以下である。 次にクラツド率(クラツド鋼の厚みに占めるク
ラツド材(オーステナイトステンレス鋼)の厚み
の比率)の限定理由について述べる。クラツド率
が2.5%以下になると、表層のSUS層が破れて内
層部が露出しやすく、耐食性が損なわれるので、
表層部のSUS層の下限を片側2.5%以上、両側に
ステンレスを有する場合は両側の計で5%以上と
する。また、クラツド率が片側30%超、両側で60
%超になると、クラツド化によるコストメリツト
が少なくなるので、クラツド率の上限は片側30%
以下(両側のときは60%以下)とする。クラツド
化は片側のみでも差支ないが、両側にSUS層を
設けることが圧延性から望ましい。 熱延後そのまま使用する場合は仕上温度を900
℃以上とする。熱延仕上温度が900℃未満では、
表層ステンレス部分が十分に圧延中に再結晶せ
ず、高い延性が得られない。熱延後は600℃以下
で巻き取るか、または600℃以下で熱処理する。
巻き取りまたは熱処理温度が高くなると、先ず境
界部にCr炭化物が析出し、次いで表層部である
ステンレス層全体に炭化物が析出し、耐食性が劣
化する。 また、熱延後巻き取りまたは熱処理温度まで、
冷却中のCr炭化物の析出も避けねばならぬ。こ
のため、熱延後の冷却に応じて、ステンレス層の
C含有量をコントロールすることが望ましい。例
えば、冷速が10℃/S以上(例えば、ホツトスト
リツプミル)では、0.08%程度のC量でも差支え
ないが、冷速が10℃/S未満では、C量を0.02〜
0.03%程度まで低下させることが望ましい。 熱延後冷延するときは、熱延後焼鈍を省略して
10%以上の圧下率の冷延をし、950℃以上で焼鈍
する。冷延率10%以下では冷延の効果がなく、30
%以上にすることが望ましい。圧下率の上限は特
に設けないが、作業性の点から通常90%以下程度
が望ましい。冷延後の焼鈍温度は、950℃未満で
はステンレス層の再結晶後の粒成長が十分でな
く、高い延性が得られない。 本発明における普通鋼へのSUS層肉盛は鋳込
法により行うことがコストの点から望ましい。こ
の例を次に説明する。 普通鋼スラブを芯材とし、これを垂直に直立さ
せる。このスラブ周囲にモールドを配し、モール
ド上部には耐火枠を配置する。この耐火枠の外周
には高周波加熱コイルを設置し、耐火枠中に流入
せしめたSUS溶湯を加熱し、スラブ外周にSUS
を肉盛する。 このとき内層となる普通鋼のスラブ表面にはフ
ラツクスを塗布し、酸化を防止しつつ700〜1000
℃に予熱し、界面の溶着を完全にする。この他、
その他の方法、例えば圧延圧着でも、本発明方法
ではNi箔を境界にそう入する必要がなく、低コ
スト化が可能と云う優れた効果を発揮する。 第1図はC0.04%、Si0.02%、Mn0.3%、N:
0.0025%、Al:0.050%、残部:Feおよび不可避
的不純物からなる内層部と、SUS304の表層部か
らなる3層ステンレスクラツド鋼と、本発明成分
(C0.0035%、Si0.02%、Mn0.3%、N0.0030%、
Al0.036%、Ti0.07%、残部:Feおよび不可避的
不純物からなる内層部と、SUS304鋼の表層部か
らなる本発明鋼を、仕上温度910℃で4mmに熱延
後、600℃以下で巻取り、その後熱延板焼鈍を省
略し、板厚0.5〜0.8mmに冷延後、1100℃で焼鈍し
たクラツド率2.5〜60%の3層ステンレスクラツ
ド鋼板の強度〜延性バランスを示す。 本発明鋼は比較鋼に比べ、同一引張強さで比較
して高い延性が得られる。 (実施例) 第1表は本発明および比較の3層ステンレスク
ラツド鋼の内層部および表層部の成分および各ク
ラツド率を示す。 鋼板は先述の鋳込法で、本発明の250mm厚クラ
ツドスラブを製造し、4.0mmに熱延し、600℃で巻
き取つた。この後比較鋼A−1は1100℃で焼鈍
し、本発明成分鋼は熱延後の焼鈍を行なわなかつ
た(B−1、C−1、D−1)。その後0.8mmに冷
延し、1100℃で焼鈍した。また、B鋼のみは熱延
まま材の性質をB−2で示す。この鋼板の引張試
験値と耐食性を第2表に示す。本発明鋼は比較ク
ラツド鋼より引張強さに比し高い延性を示す。
スクラツド鋼板の製造法に関するものである。 (従来の技術) 自動車、家庭電器製品に使用される鋼板に代表
されるように、鋼板はプレス加工後、リン酸塩処
理(化成処理)をし、塗装を行つて耐食性が付与
される。 従来、深絞り性の優れた冷延鋼板として、低炭
Alキルド鋼板が使用されて来た。これらの鋼板
では塗装によつて耐食性が付与されるが、耐食耐
久性が十分でなかつた。一方、耐食性の点ではオ
ーステナイト系ステンレス鋼板が最も優れている
が、コストが普通鋼に比べ著しく高い。このた
め、コストが低く耐食性が優れている鋼板とし
て、従来からステンレスクラツド鋼板が開発され
て来た。 普通鋼とステンレスのクラツド鋼板ではCrと
炭素の親和性が高く、普通鋼層からステンレス鋼
層への炭素の拡散が起こり、耐食性が低下する問
題があつた。これを防止するため普通鋼側に炭化
物形成元素を添加して、Cの拡散を防止する技術
が開示されている(特公昭58−15310号公報、特
公昭58−19381号公報、米国特許第3693242号公
報)。 しかし、これらの開示技術ではC、N量が多
く、かつ、Ti、Nb量も多く使用するため十分な
加工性が得られず、コストも高い。また、Cの拡
散を防止する別の方法として、界面層にNiメツ
キしたり、Ni箔を挿入する方法も提案されてい
るが、コストが著しく高くなる問題があつた。か
つ製造方法もサンドイツチ状に溶接組立後熱間圧
着する方法にのみ依存していたため、歩留が低
く、コストが高かつた。 発明者らは、すでに少なくとも片側表層部に
2.5〜15%のオーステナイト系ステンレス層を有
するクラツド鋼板を発明した。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、最高度の延性と耐食性を兼備した熱
伝導性にも優れた鋼板の安価な製造法に関するも
ので、また熱間圧延後、通常必要とされる焼鈍工
程を省略でき、より安価に製造できる延性および
耐食性の優れたステンレスクラツド鋼板の製造法
を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明の目的は、内層部が極低炭素鋼で、該内
層部の少くとも片面の表層部が、オーステナイト
系ステンレス鋼からなるステンレスクラツド鋼板
の提供にあり、その要旨とするところは、下記の
とおりである。 1 重量比で、C≦0.0045%、Al≦0.080%、Mn
≦1.0%、N≦0.0050%およびTi、Nbのうちの
1種または2種を含み残部Feおよび不可避的
不純物からなる極低炭素鋼板(不可避的不純物
としてSi≦0.03%を含む)であつて、(Ti+
Nb)量が0.15%以下でかつ、下記式を満足す
る極低炭素鋼からなる内層部と、オーステナイ
ト系ステンレス鋼からなる表層部を少なくとも
片面に有し、前記表層部の厚さが片面でクラツ
ド率:2.5〜30%となるようにした材料を、900
℃以上の温度域で最終板厚まで熱間圧延し、
600℃以下の温度域で巻き取ることを特徴とす
る。 〔Nb/7.74C+Ti/(4C+3.43N)〕≧0.8 および 2 重量比で、C≦0.0045%、Al≦0.080%、Mn
≦1.0%、N≦0.0050%およびTi、Nbのうちの
1種または2種を含み残部Feおよび不可避的
不純物からなる極低炭素鋼板(不可避的不純物
としてSi≦0.03%を含む)であつて、(Ti+
Nb)量が0.15%以下でかつ、下記式を満足す
る極低炭素鋼からなる内層部と、オーステナイ
ト系ステンレス鋼からなる表層部を少なくとも
片面に有し、前記表層部の厚さが片面でクラツ
ド率:2.5〜30%となるようにした材料を、900
℃以上の温度域で所望の板厚まで熱間圧延し、
600℃以下の温度域で巻き取り、次いで、該ホ
ツトストリツプを焼鈍することなく10%以上の
冷間加工を加えて最終板厚とした後、950℃以
上の温度域で焼鈍することを特徴とする。 〔Nb/7.74C+Ti/(4C+3.43N)〕≧0.8 以下、本発明を詳細に説明する。 まず、本発明鋼板における極低炭素鋼からなる
内層部のC、Al、N、Mnの限定理由について述
べる。 Cは0.0045%を超えると延性が低下するばかり
でなく、優れた深絞り性を確保するための(Ti
+Nb)量を多くする必要がある。 また、Cが0.0045%を超えると、内層部と表層
部の境界面にクロム炭化物が析出しやすくなり、
耐食性が劣化する。 C量は少ない方が良いが、製鋼での溶製コスト
の点から自ずと下限が決まるので特に限定しない
が、コストの点から10ppm未満にすることは得策
でなく、好ましい範囲は0.0010〜0.0040%であ
る。 Alは脱酸のためおよびNb、Tiの添加による時
効性・加工性向上効果を最大限に発揮するため
に、0.005%以上必要であるが、0.080%超では効
果が飽和しコストも上昇する。好ましい範囲は
0.015〜0.060%である。 NはNb、Tiの加工性向上効果を減ずるので
50ppm以下とするが、40ppm以下可及的に少なく
することが加工性の点から好ましい。しかし現状
の製鋼技術から見て5ppm未満とすることはコス
トの点から得策ではない。 Mnは1.0%を超えると強度が増加し、加工性が
低下するので1.0%以下とする。高い強度を意図
しない場合は、優れた加工性を確保する点から、
0.50%以下とすることが好ましく、0.35%以下に
することによつて最高度の加工性が発揮される。
また下限については、優れた熱間加工性を確保す
るため0.05%以上とすることが好ましい。 次に、本発明では内層部にTi、Nbを添加して
いるが、そのTi、Nb量は、優れた加工性と時効
による加工性劣化を防ぐため、および内層部から
表層部のステンレス部へのCの拡散を抑えるた
め、C、N量の限定に加えて1式、すなわちC、
Nとの化学当量比を0.8以上とする必要がある。 Nb/7.74C+Ti/4C+3.43N≧0.8 ……1式 (ここでNb、Ti、C、Nは各元素の重量%) この化学当量比を1.0以上にすることによつて、
本発明の効果は最大限に発揮される。また、(Ti
+Nb)量は多くなると延性が低下するので0.15
%以下に制限する。表層部はオーステナイト系ス
テンレスを用いるが、その成分はJIS G 4303に
規制される成分範囲であればよい。例えばSUS
304ではC量は0.08%以下である。 次にクラツド率(クラツド鋼の厚みに占めるク
ラツド材(オーステナイトステンレス鋼)の厚み
の比率)の限定理由について述べる。クラツド率
が2.5%以下になると、表層のSUS層が破れて内
層部が露出しやすく、耐食性が損なわれるので、
表層部のSUS層の下限を片側2.5%以上、両側に
ステンレスを有する場合は両側の計で5%以上と
する。また、クラツド率が片側30%超、両側で60
%超になると、クラツド化によるコストメリツト
が少なくなるので、クラツド率の上限は片側30%
以下(両側のときは60%以下)とする。クラツド
化は片側のみでも差支ないが、両側にSUS層を
設けることが圧延性から望ましい。 熱延後そのまま使用する場合は仕上温度を900
℃以上とする。熱延仕上温度が900℃未満では、
表層ステンレス部分が十分に圧延中に再結晶せ
ず、高い延性が得られない。熱延後は600℃以下
で巻き取るか、または600℃以下で熱処理する。
巻き取りまたは熱処理温度が高くなると、先ず境
界部にCr炭化物が析出し、次いで表層部である
ステンレス層全体に炭化物が析出し、耐食性が劣
化する。 また、熱延後巻き取りまたは熱処理温度まで、
冷却中のCr炭化物の析出も避けねばならぬ。こ
のため、熱延後の冷却に応じて、ステンレス層の
C含有量をコントロールすることが望ましい。例
えば、冷速が10℃/S以上(例えば、ホツトスト
リツプミル)では、0.08%程度のC量でも差支え
ないが、冷速が10℃/S未満では、C量を0.02〜
0.03%程度まで低下させることが望ましい。 熱延後冷延するときは、熱延後焼鈍を省略して
10%以上の圧下率の冷延をし、950℃以上で焼鈍
する。冷延率10%以下では冷延の効果がなく、30
%以上にすることが望ましい。圧下率の上限は特
に設けないが、作業性の点から通常90%以下程度
が望ましい。冷延後の焼鈍温度は、950℃未満で
はステンレス層の再結晶後の粒成長が十分でな
く、高い延性が得られない。 本発明における普通鋼へのSUS層肉盛は鋳込
法により行うことがコストの点から望ましい。こ
の例を次に説明する。 普通鋼スラブを芯材とし、これを垂直に直立さ
せる。このスラブ周囲にモールドを配し、モール
ド上部には耐火枠を配置する。この耐火枠の外周
には高周波加熱コイルを設置し、耐火枠中に流入
せしめたSUS溶湯を加熱し、スラブ外周にSUS
を肉盛する。 このとき内層となる普通鋼のスラブ表面にはフ
ラツクスを塗布し、酸化を防止しつつ700〜1000
℃に予熱し、界面の溶着を完全にする。この他、
その他の方法、例えば圧延圧着でも、本発明方法
ではNi箔を境界にそう入する必要がなく、低コ
スト化が可能と云う優れた効果を発揮する。 第1図はC0.04%、Si0.02%、Mn0.3%、N:
0.0025%、Al:0.050%、残部:Feおよび不可避
的不純物からなる内層部と、SUS304の表層部か
らなる3層ステンレスクラツド鋼と、本発明成分
(C0.0035%、Si0.02%、Mn0.3%、N0.0030%、
Al0.036%、Ti0.07%、残部:Feおよび不可避的
不純物からなる内層部と、SUS304鋼の表層部か
らなる本発明鋼を、仕上温度910℃で4mmに熱延
後、600℃以下で巻取り、その後熱延板焼鈍を省
略し、板厚0.5〜0.8mmに冷延後、1100℃で焼鈍し
たクラツド率2.5〜60%の3層ステンレスクラツ
ド鋼板の強度〜延性バランスを示す。 本発明鋼は比較鋼に比べ、同一引張強さで比較
して高い延性が得られる。 (実施例) 第1表は本発明および比較の3層ステンレスク
ラツド鋼の内層部および表層部の成分および各ク
ラツド率を示す。 鋼板は先述の鋳込法で、本発明の250mm厚クラ
ツドスラブを製造し、4.0mmに熱延し、600℃で巻
き取つた。この後比較鋼A−1は1100℃で焼鈍
し、本発明成分鋼は熱延後の焼鈍を行なわなかつ
た(B−1、C−1、D−1)。その後0.8mmに冷
延し、1100℃で焼鈍した。また、B鋼のみは熱延
まま材の性質をB−2で示す。この鋼板の引張試
験値と耐食性を第2表に示す。本発明鋼は比較ク
ラツド鋼より引張強さに比し高い延性を示す。
【表】
【表】
【表】
(発明の効果)
本発明は以上詳述したように、延性、耐食性の
優れたステンレスクラツド鋼を提供するもので、
その経済的効果は大きい。
優れたステンレスクラツド鋼を提供するもので、
その経済的効果は大きい。
第1図は本発明鋼と比較鋼の引張強さと延性
(全伸び)の関係の図表である。
(全伸び)の関係の図表である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量比で、 C≦0.0045%、 Al≦0.080%、 Mn≦1.0%、 N≦0.0050% および Ti、Nbのうちの1種または2種 残部Feおよび不可避的不純物からなる極低炭
素鋼板(不可避的不純物としてSi≦0.03%を含
む)であつて、(Ti+Nb)量が0.15%以下でか
つ、下記式を満足する極低炭素鋼からなる内層部
と、オーステナイト系ステンレス鋼からなる表層
部を少なくとも片面に有し、前記表層部の厚さが
片面でクラツド率:2.5〜30%となるようにした
材料を、900℃以上の温度域で最終板厚まで熱間
圧延し、600℃以下の温度域で巻き取ることを特
徴とする延性および耐食性の優れたステンレスク
ラツド鋼板の製造法。 〔Nb/7.74C+Ti/(4C+3.43N)〕≧0.8 2 重量比で、 C≦0.0045%、 Al≦0.080%、 Mn≦1.0%、 N≦0.0050% および Ti、Nbのうちの1種または2種 残部Feおよび不可避的不純物からなる極低炭
素鋼板(不可避的不純物としてSi≦0.03%を含
む)であつて、(Ti+Nb)量が0.15%以下でか
つ、下記式を満足する極低炭素鋼からなる内層部
と、オーステナイト系ステンレス鋼からなる表層
部を少なくとも片面に有し、前記表層部の厚さが
片面でクラツド率:2.5〜30%となるようにした
材料を、900℃以上の温度域で所望の板厚まで熱
間圧延し、600℃以下の温度域で巻き取り、次い
で、該ホツトストリツプを焼鈍することなく10%
以上の冷間加工を加えて最終板厚とした後、950
℃以上の温度域で焼鈍することを特徴とする延性
および耐食性の優れたステンレスクラツド鋼板の
製造法。 〔Nb/7.74C+Ti/(4C+3.43N)〕≧0.8
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/150,496 US4861682A (en) | 1985-05-29 | 1988-02-01 | Clad steel materials having excellent ductility and corrosion resistance |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60-137820 | 1985-06-26 | ||
| JP13782085 | 1985-06-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6297783A JPS6297783A (ja) | 1987-05-07 |
| JPH0238075B2 true JPH0238075B2 (ja) | 1990-08-28 |
Family
ID=15207610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1188886A Expired - Lifetime JPH0238075B2 (ja) | 1985-05-29 | 1986-01-24 | Enseioyobitaishokuseinosuguretasutenresukuratsudokohannoseizoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0238075B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007022453B4 (de) * | 2007-05-10 | 2020-02-06 | Thyssenkrupp Steel Europe Ag | Mehrschichtiges Verbundteil und aus diesem hergestelltes Bauteil |
| DE102008022709A1 (de) * | 2008-05-07 | 2009-11-19 | Thyssenkrupp Steel Ag | Verwendung eines metallischen Verbundwerkstoffs in einer Fahrzeugstruktur |
-
1986
- 1986-01-24 JP JP1188886A patent/JPH0238075B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6297783A (ja) | 1987-05-07 |
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