JPH023836B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH023836B2 JPH023836B2 JP57024218A JP2421882A JPH023836B2 JP H023836 B2 JPH023836 B2 JP H023836B2 JP 57024218 A JP57024218 A JP 57024218A JP 2421882 A JP2421882 A JP 2421882A JP H023836 B2 JPH023836 B2 JP H023836B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- emulsion
- composition
- present
- isocyanate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は耐水性、貯蔵時の経時粘度安定性、お
よび被着体に塗布したのちの皮膜化防止効果にす
ぐれた接着剤組成物に関し、さらに詳細には、特
定のけん化度の範囲にある部分けん化酢酸ビニル
−エチレン共重合体の水性エマルジヨンとイソシ
アネート系化合物とを主成分とする接着剤組成物
に関するものである。 ポリビニルアルコールの水性エマルジヨンとイ
ソシアネート系化合物とを主成分とする接着剤
が、耐水性接着剤としてすぐれた性質を有するも
のであることは既に知られている。 しかしながら、この種の水性エマルジヨン−イ
ソシアネート系接着剤では特開昭50−69140号公
報にも述べられているように、被着体に塗布さ
れ、数十分間放置されたのち接着される場合に
は、接着力が大幅に低下するものであり、また特
公昭51−16080号公報にも述べられているように、
ポリビニルアルコール水溶液にイソシアネート化
合物を配合すると、イソシアネートと水との反応
により2〜3時間で著しく発泡したり、粘度が増
大したりする上に、耐水性も急激に低下するとい
つた欠点がある。 また、この種のポリビニルアルコール−イソシ
アネート系接着剤は、耐水性の観点から、該ポリ
ビニルアルコールのけん化度および重合度をそれ
ぞれ80〜100モル%および300〜4000なる範囲とす
るのが好ましい旨、特開昭50−69140号公報には
記述されているが、十分な耐水性を得るには重合
度が1000以上で、けん化度が98モル%以上でか
つ、ポリビニルアルコール水溶液中のポリマー濃
度が10重量%以上であることが必要である。この
際、ポリビニルアルコールの濃度が増大するにつ
れてその水溶液は高粘度化するために、この実用
的な水溶液の濃度は10〜20重量%程度という低濃
度部分に制約され、結局は水の割合が多いため
に、使用範囲が限定されるという欠点がある。た
とえば、その一例として、15〜25重量%という合
板の製造における一般的な含水率をもつた単板を
熱圧接着させる場合にはパンク発生のおそれがあ
ることである。 また、この特開昭50−69140号公報に記載され
た如き接着剤を用いるときは、熱圧接着の解圧直
後に接着剤自体が軟らかいために被着体に厚みむ
らが生じ易く、とくにナラ、カバ、イタヤ、カエ
デなどの硬い材では剥離し接着不良となり易いと
いう欠点もある。 さらに、貯蔵時の粘度変化が大きく、とくに低
温時(0〜15℃)にチクソ状となり易いために、
接着作業上著しく支障をきたすという欠点もあ
る。 しかるに、本発明者らは酢酸ビニルモノマー40
〜90モル%とエチレン10〜60モル%を水媒体中で
乳化共重合せしめ、得られた水性エマルジヨンを
水溶液中で一部けん化せしめることにより該酢酸
ビニル−エチレン共重合体のエマルジヨン自体が
高重合度高樹脂固形分のものであるにも拘わら
ず、低粘度であつて、貯蔵時における粘度も安定
しており、しかも該エマルジヨンにイソシアネー
ト系化合物を加えたものは、被着体に塗布したの
ち数十分間放置させてから接着を行つた場合で
も、接着力の低下もなく、十分なる耐水性を有す
ることを見出して、本発明を完成させるに至つ
た。 すなわち、本発明は(A)酢酸ビニルモノマー40〜
90モル%とエチレン10〜60モル%を水媒体中で乳
化重合させて酢酸ビニル−オレフイン共重合体の
水性エマルジヨンとなし、次いでこれをけん化率
1〜40モル%にけん化させて得られる部分けん化
水性エマルジヨン、および(B)イソシアネート系化
合物を主成分として含有して成る接着剤組成物を
提供するものである。 ここにおいて、本発明組成物を構成する一の成
分である上記部分けん化酢酸ビニル−エチレン共
重合体の水性エマルジヨン(A)を得るのに用いられ
る酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨンと
しては、酢酸ビニルモノマー及びエチレンモノマ
ーを水媒体中で公知慣用の方法により乳化重合せ
しめて得られるものであればよく特に制限はない
が、ポリビニルアルコール(一般に保護コロイド
と呼ばれているものである)および/または乳化
剤の存在下に水媒体中で乳化重合したものが一般
的である。 次いで、この部分けん化酢酸ビニル−エチレン
共重合体水性エマルジヨン(A)を得るにさいして行
われるけん化の方法としては特に限定されるもの
ではなく、公知慣用のいずれの方法によつてもよ
いが、水分散液中でアルカリ触媒を用いてけん化
するのが一般的である。該アルカリ触媒としては
けん化能のあるものならばすべて使用可能であ
り、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属
の水酸化物が好ましい。そして、そのけん化割合
は1〜40モル%の範囲が適当であり、40モル%を
超えてけん化されたものでは貯蔵時の粘度変化が
大きくなり、逆に1モル%未満のものでは被着体
に塗布したのち数十分間してから接着を行うよう
な場合、接着力が低下することになるので好まし
くない。 また、本発明組成物を構成する他の成分である
前記イソシアネート系化合物(B)とは、分子中に少
なくとも2個のイソシアネート基を有する化合
物、あるいは熱作用によりイソシアネート基を遊
離する化合物を指称するものであり、それらのう
ちで代表的なものを例示すれば、4,4′−ジフエ
ニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレン
ジイソシアネート(TDI)、キシレンジイソシア
ネート、水素化MDI、水素化TDI、もしくは、
4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、ポリメチレンポリフエニルポリイソシアネー
ト(クルードMDI)の如きイソシアネート化合
物;トリメチロールプロパン(TMP)−TDIアダ
クトもしくは水−ヘキサメチレンジイソシアネー
ト付加縮合物の如きイソシアネート変性体;ポリ
イソシアネートとポリオールとの混合方式、つま
り含水酸基ポリエステルおよび/またはポリエー
テルの如きポリオールにポリイソシアネートを過
剰に加えて反応させて得られるもの;予め該ポリ
オールと過剰のポリイソシアネートとをポリマー
化して得られるイソシアネート末端プレポリマ
ー、もしくは予め過剰のポリオールでポリマー化
されたヒドロキシル基末端プレポリマーに対して
ポリイソシアネートを過剰に添加して得られるも
のの如きイソシアネート系重合物であり、あるい
は上記した各種のイソシアネート化合物またはそ
れらの変性物もしくは重合物に含まれる遊離イソ
シアネート基をメタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、ブタノール、乳酸エチルもしくはε
−カプロラクタムなどの如きいわゆるブロツク化
剤でブロツク化したもののように、熱作用により
イソシアネート基を遊離する化合物である。 そして、このイソシアネート系化合物(B)の配合
割合は、通常、前記の部分けん化酢酸ビニル−エ
チレン共重合体エマルジヨン(A)の固形分を基準に
して1〜100重量%が適当であり、合板用接着剤
として用いるときは、10〜50重量%の範囲が好ま
しい。 これら上記したイソシアネート系化合物(B)には
疎水性溶剤あるいは界面活性剤を添加しても差支
えない。 かくして得られた本発明の組成物を用いる場合
に、さらに増量剤や充填剤を配合させて用いるこ
とができるのは勿論であり、かかる増量剤や充填
剤として代表的なものを例示すれば、小麦粉、木
粉、クルミ粉、殿粉類、脱脂大豆粉、血粉などの
有機物またはクレー、カオリン、タルク、炭酸カ
ルシウムなどの無機物であり、これらはそれぞれ
単独であるいは二種以上を混合して使用すること
ができる。このほかにも、本発明組成物にはピロ
リン酸ソーダもしくはエチレングリコールなどの
公知慣用の分散剤、増粘剤、可塑剤、消泡剤、防
腐剤あるいは界面活性剤などを適宜添加すること
ができるのは勿論である。 これら上記した各種添加剤の配合割合は、接着
剤としての使用目的により異なるが、通常は前記
部分けん化酢酸ビニル−エチレン共重合体エマル
ジヨン(固形物)に対して0〜300重量%、就中、
合板用接着剤として使用するときには20〜200重
量%の範囲が適当である。 また、本発明組成物を接着剤として用いる場合
には、常温接着(コールドプレス)のみでも十分
に接着しうるが、さらにこれを熱圧することによ
り耐水性および接着力が向上する。 さらに、本発明組成物はポリビニルアルコー
ル、カルボキシルメチルセルローズ、メチルセル
ローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、アルギン
酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダなど公知慣用の
増粘剤で希望の粘度にして使用することも一向に
差支えない。 本発明組成物は樹脂固形分が高いために、含水
率15〜25重量%という単板を接着する場合にもパ
ンク発生が極めて少なく、熱圧接着の解圧直後に
おける接着力がすぐれており、硬い材でも剥離な
どの接着不良の事態は頗る起りずらいという特長
を有するものであり、また高重合度高樹脂固形分
であるにも拘わらず、低粘度であつて貯蔵時も粘
度的に安定であるばかりでなく、被着体に塗布し
たのち数十分間放置してから接着を行つても接着
力が低下することもなく、しかもこうした場合で
も十分な耐水性が得られるという特長をも有する
ものである。 さらに又、本発明組成物の(A)成分は部分けん化
酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨンであ
ることから、プラスチツクフイルムおよびシート
類、具体的にはポリ塩化ビニルフイルムおよび
(又は)シート、ポリエチレンフイルムおよび
(又は)シート、ポリ塩化ビニリデンフイルムお
よびシート類を一方の被着体とする接着加工に用
いるに際し優れた密着性および耐水性を示す特長
を有するものである。 かかる種々の特長を兼ね備えているゆえに、本
発明組成物は接着材として広範な用途を有するも
のであり、合板用接着剤としてはもとより、木工
用、パーテイクルボード用、ハードボード用、段
ボール用、紙用、布用、不織布加工用、繊維加工
用;陶器用、石綿スレート板、パルプ・セメント
板もしくはコンクリート板の如き無機板用、アス
ベストもしくはロツクウール又はガラスウールの
如き鉱物質用、アスフアルトタイル、ポリ塩化ビ
ニルタイルの如きプラスチツク・シート用の接着
剤としても使用できる。就中、本発明組成物は合
板用接着剤として好適である。そのほか、本発明
組成物は塗料用被覆剤としても使用可能である。 次に、本発明を実施例に従つて具体的に説明す
る。 以下、部および%は特に断らない限り、すべて
重量基準であるものとする。 実施例 酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨン
(大日本インキ化学工業製エバデイツクEP−1;
固形分50%、エチレン含量約20%)の100部に対
し49%水酸化ナトリウム水溶液の5部を添加して
均一に撹拌させつつPH低下を測定して、けん化の
終了を確認したのち、蟻酸でPH4〜5に調整した
(共重合体のけん化率5モル%)。 次いで、これにクルードMDI(化成アツプジヨ
ン製、PAPI−135)10部をよく混合し、さらに
炭酸カルシウムの30部を添加して混合し、ここに
目的組成物を得た。しかるのち、この組成物を接
着剤として用いて合板を作製し、JAS規格Type
の接着力の試験を行つた。 そのさいの接着条件は下記のとおりであり、試
験の結果は第1表に示した。 単板構成0.7mmカバ+2.8mmラワン+0.7mmカバ 接着剤塗布量 30g/900cm2 なお、第1表は被着体に接着剤を塗布したのち
の、冷圧までの放置時間(堆積時間)と接着力と
の関係を示すものである。
よび被着体に塗布したのちの皮膜化防止効果にす
ぐれた接着剤組成物に関し、さらに詳細には、特
定のけん化度の範囲にある部分けん化酢酸ビニル
−エチレン共重合体の水性エマルジヨンとイソシ
アネート系化合物とを主成分とする接着剤組成物
に関するものである。 ポリビニルアルコールの水性エマルジヨンとイ
ソシアネート系化合物とを主成分とする接着剤
が、耐水性接着剤としてすぐれた性質を有するも
のであることは既に知られている。 しかしながら、この種の水性エマルジヨン−イ
ソシアネート系接着剤では特開昭50−69140号公
報にも述べられているように、被着体に塗布さ
れ、数十分間放置されたのち接着される場合に
は、接着力が大幅に低下するものであり、また特
公昭51−16080号公報にも述べられているように、
ポリビニルアルコール水溶液にイソシアネート化
合物を配合すると、イソシアネートと水との反応
により2〜3時間で著しく発泡したり、粘度が増
大したりする上に、耐水性も急激に低下するとい
つた欠点がある。 また、この種のポリビニルアルコール−イソシ
アネート系接着剤は、耐水性の観点から、該ポリ
ビニルアルコールのけん化度および重合度をそれ
ぞれ80〜100モル%および300〜4000なる範囲とす
るのが好ましい旨、特開昭50−69140号公報には
記述されているが、十分な耐水性を得るには重合
度が1000以上で、けん化度が98モル%以上でか
つ、ポリビニルアルコール水溶液中のポリマー濃
度が10重量%以上であることが必要である。この
際、ポリビニルアルコールの濃度が増大するにつ
れてその水溶液は高粘度化するために、この実用
的な水溶液の濃度は10〜20重量%程度という低濃
度部分に制約され、結局は水の割合が多いため
に、使用範囲が限定されるという欠点がある。た
とえば、その一例として、15〜25重量%という合
板の製造における一般的な含水率をもつた単板を
熱圧接着させる場合にはパンク発生のおそれがあ
ることである。 また、この特開昭50−69140号公報に記載され
た如き接着剤を用いるときは、熱圧接着の解圧直
後に接着剤自体が軟らかいために被着体に厚みむ
らが生じ易く、とくにナラ、カバ、イタヤ、カエ
デなどの硬い材では剥離し接着不良となり易いと
いう欠点もある。 さらに、貯蔵時の粘度変化が大きく、とくに低
温時(0〜15℃)にチクソ状となり易いために、
接着作業上著しく支障をきたすという欠点もあ
る。 しかるに、本発明者らは酢酸ビニルモノマー40
〜90モル%とエチレン10〜60モル%を水媒体中で
乳化共重合せしめ、得られた水性エマルジヨンを
水溶液中で一部けん化せしめることにより該酢酸
ビニル−エチレン共重合体のエマルジヨン自体が
高重合度高樹脂固形分のものであるにも拘わら
ず、低粘度であつて、貯蔵時における粘度も安定
しており、しかも該エマルジヨンにイソシアネー
ト系化合物を加えたものは、被着体に塗布したの
ち数十分間放置させてから接着を行つた場合で
も、接着力の低下もなく、十分なる耐水性を有す
ることを見出して、本発明を完成させるに至つ
た。 すなわち、本発明は(A)酢酸ビニルモノマー40〜
90モル%とエチレン10〜60モル%を水媒体中で乳
化重合させて酢酸ビニル−オレフイン共重合体の
水性エマルジヨンとなし、次いでこれをけん化率
1〜40モル%にけん化させて得られる部分けん化
水性エマルジヨン、および(B)イソシアネート系化
合物を主成分として含有して成る接着剤組成物を
提供するものである。 ここにおいて、本発明組成物を構成する一の成
分である上記部分けん化酢酸ビニル−エチレン共
重合体の水性エマルジヨン(A)を得るのに用いられ
る酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨンと
しては、酢酸ビニルモノマー及びエチレンモノマ
ーを水媒体中で公知慣用の方法により乳化重合せ
しめて得られるものであればよく特に制限はない
が、ポリビニルアルコール(一般に保護コロイド
と呼ばれているものである)および/または乳化
剤の存在下に水媒体中で乳化重合したものが一般
的である。 次いで、この部分けん化酢酸ビニル−エチレン
共重合体水性エマルジヨン(A)を得るにさいして行
われるけん化の方法としては特に限定されるもの
ではなく、公知慣用のいずれの方法によつてもよ
いが、水分散液中でアルカリ触媒を用いてけん化
するのが一般的である。該アルカリ触媒としては
けん化能のあるものならばすべて使用可能であ
り、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属
の水酸化物が好ましい。そして、そのけん化割合
は1〜40モル%の範囲が適当であり、40モル%を
超えてけん化されたものでは貯蔵時の粘度変化が
大きくなり、逆に1モル%未満のものでは被着体
に塗布したのち数十分間してから接着を行うよう
な場合、接着力が低下することになるので好まし
くない。 また、本発明組成物を構成する他の成分である
前記イソシアネート系化合物(B)とは、分子中に少
なくとも2個のイソシアネート基を有する化合
物、あるいは熱作用によりイソシアネート基を遊
離する化合物を指称するものであり、それらのう
ちで代表的なものを例示すれば、4,4′−ジフエ
ニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレン
ジイソシアネート(TDI)、キシレンジイソシア
ネート、水素化MDI、水素化TDI、もしくは、
4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、ポリメチレンポリフエニルポリイソシアネー
ト(クルードMDI)の如きイソシアネート化合
物;トリメチロールプロパン(TMP)−TDIアダ
クトもしくは水−ヘキサメチレンジイソシアネー
ト付加縮合物の如きイソシアネート変性体;ポリ
イソシアネートとポリオールとの混合方式、つま
り含水酸基ポリエステルおよび/またはポリエー
テルの如きポリオールにポリイソシアネートを過
剰に加えて反応させて得られるもの;予め該ポリ
オールと過剰のポリイソシアネートとをポリマー
化して得られるイソシアネート末端プレポリマ
ー、もしくは予め過剰のポリオールでポリマー化
されたヒドロキシル基末端プレポリマーに対して
ポリイソシアネートを過剰に添加して得られるも
のの如きイソシアネート系重合物であり、あるい
は上記した各種のイソシアネート化合物またはそ
れらの変性物もしくは重合物に含まれる遊離イソ
シアネート基をメタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、ブタノール、乳酸エチルもしくはε
−カプロラクタムなどの如きいわゆるブロツク化
剤でブロツク化したもののように、熱作用により
イソシアネート基を遊離する化合物である。 そして、このイソシアネート系化合物(B)の配合
割合は、通常、前記の部分けん化酢酸ビニル−エ
チレン共重合体エマルジヨン(A)の固形分を基準に
して1〜100重量%が適当であり、合板用接着剤
として用いるときは、10〜50重量%の範囲が好ま
しい。 これら上記したイソシアネート系化合物(B)には
疎水性溶剤あるいは界面活性剤を添加しても差支
えない。 かくして得られた本発明の組成物を用いる場合
に、さらに増量剤や充填剤を配合させて用いるこ
とができるのは勿論であり、かかる増量剤や充填
剤として代表的なものを例示すれば、小麦粉、木
粉、クルミ粉、殿粉類、脱脂大豆粉、血粉などの
有機物またはクレー、カオリン、タルク、炭酸カ
ルシウムなどの無機物であり、これらはそれぞれ
単独であるいは二種以上を混合して使用すること
ができる。このほかにも、本発明組成物にはピロ
リン酸ソーダもしくはエチレングリコールなどの
公知慣用の分散剤、増粘剤、可塑剤、消泡剤、防
腐剤あるいは界面活性剤などを適宜添加すること
ができるのは勿論である。 これら上記した各種添加剤の配合割合は、接着
剤としての使用目的により異なるが、通常は前記
部分けん化酢酸ビニル−エチレン共重合体エマル
ジヨン(固形物)に対して0〜300重量%、就中、
合板用接着剤として使用するときには20〜200重
量%の範囲が適当である。 また、本発明組成物を接着剤として用いる場合
には、常温接着(コールドプレス)のみでも十分
に接着しうるが、さらにこれを熱圧することによ
り耐水性および接着力が向上する。 さらに、本発明組成物はポリビニルアルコー
ル、カルボキシルメチルセルローズ、メチルセル
ローズ、ヒドロキシエチルセルローズ、アルギン
酸ソーダ、ポリアクリル酸ソーダなど公知慣用の
増粘剤で希望の粘度にして使用することも一向に
差支えない。 本発明組成物は樹脂固形分が高いために、含水
率15〜25重量%という単板を接着する場合にもパ
ンク発生が極めて少なく、熱圧接着の解圧直後に
おける接着力がすぐれており、硬い材でも剥離な
どの接着不良の事態は頗る起りずらいという特長
を有するものであり、また高重合度高樹脂固形分
であるにも拘わらず、低粘度であつて貯蔵時も粘
度的に安定であるばかりでなく、被着体に塗布し
たのち数十分間放置してから接着を行つても接着
力が低下することもなく、しかもこうした場合で
も十分な耐水性が得られるという特長をも有する
ものである。 さらに又、本発明組成物の(A)成分は部分けん化
酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨンであ
ることから、プラスチツクフイルムおよびシート
類、具体的にはポリ塩化ビニルフイルムおよび
(又は)シート、ポリエチレンフイルムおよび
(又は)シート、ポリ塩化ビニリデンフイルムお
よびシート類を一方の被着体とする接着加工に用
いるに際し優れた密着性および耐水性を示す特長
を有するものである。 かかる種々の特長を兼ね備えているゆえに、本
発明組成物は接着材として広範な用途を有するも
のであり、合板用接着剤としてはもとより、木工
用、パーテイクルボード用、ハードボード用、段
ボール用、紙用、布用、不織布加工用、繊維加工
用;陶器用、石綿スレート板、パルプ・セメント
板もしくはコンクリート板の如き無機板用、アス
ベストもしくはロツクウール又はガラスウールの
如き鉱物質用、アスフアルトタイル、ポリ塩化ビ
ニルタイルの如きプラスチツク・シート用の接着
剤としても使用できる。就中、本発明組成物は合
板用接着剤として好適である。そのほか、本発明
組成物は塗料用被覆剤としても使用可能である。 次に、本発明を実施例に従つて具体的に説明す
る。 以下、部および%は特に断らない限り、すべて
重量基準であるものとする。 実施例 酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジヨン
(大日本インキ化学工業製エバデイツクEP−1;
固形分50%、エチレン含量約20%)の100部に対
し49%水酸化ナトリウム水溶液の5部を添加して
均一に撹拌させつつPH低下を測定して、けん化の
終了を確認したのち、蟻酸でPH4〜5に調整した
(共重合体のけん化率5モル%)。 次いで、これにクルードMDI(化成アツプジヨ
ン製、PAPI−135)10部をよく混合し、さらに
炭酸カルシウムの30部を添加して混合し、ここに
目的組成物を得た。しかるのち、この組成物を接
着剤として用いて合板を作製し、JAS規格Type
の接着力の試験を行つた。 そのさいの接着条件は下記のとおりであり、試
験の結果は第1表に示した。 単板構成0.7mmカバ+2.8mmラワン+0.7mmカバ 接着剤塗布量 30g/900cm2 なお、第1表は被着体に接着剤を塗布したのち
の、冷圧までの放置時間(堆積時間)と接着力と
の関係を示すものである。
【表】
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57024218A JPS58141274A (ja) | 1982-02-17 | 1982-02-17 | 接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57024218A JPS58141274A (ja) | 1982-02-17 | 1982-02-17 | 接着剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58141274A JPS58141274A (ja) | 1983-08-22 |
| JPH023836B2 true JPH023836B2 (ja) | 1990-01-25 |
Family
ID=12132144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57024218A Granted JPS58141274A (ja) | 1982-02-17 | 1982-02-17 | 接着剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58141274A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2641791B1 (fr) * | 1989-01-19 | 1991-04-19 | Atochem | Composition adhesive thermofusible reticulable a l'humidite, son procede de fabrication |
| JPH0717726B2 (ja) * | 1989-12-14 | 1995-03-01 | 日本製紙株式会社 | 接着性樹脂組成物 |
| US6156840A (en) * | 1998-01-26 | 2000-12-05 | Kuraray Co., Ltd. | Method for producing aqueous emulsion of polyurethane |
| ES2453475T3 (es) * | 2009-03-30 | 2014-04-07 | Kuraray Co., Ltd. | Composición de resina y estructura multicapa |
-
1982
- 1982-02-17 JP JP57024218A patent/JPS58141274A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58141274A (ja) | 1983-08-22 |
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