JPH023871Y2 - - Google Patents
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- JPH023871Y2 JPH023871Y2 JP11987180U JP11987180U JPH023871Y2 JP H023871 Y2 JPH023871 Y2 JP H023871Y2 JP 11987180 U JP11987180 U JP 11987180U JP 11987180 U JP11987180 U JP 11987180U JP H023871 Y2 JPH023871 Y2 JP H023871Y2
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- film
- opaque
- melting point
- polyolefin
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Description
本考案は、包装材として具備すべき機能、即
ち、印刷適性機械適性ヒートシール適性
保護機能を満足させながらも、包装材の総厚さを
より少なくし、かつ、紫外線カツト性を有する積
層包装材に関するものである。 従来より、包装材として具備すべき上記のよう
な機能を満足させた積層包装材として、セロハン
にポリエチレンをエクストル−ジヨンラミネート
したものが知られている。これはセロハンのもつ
印刷適性と機械適性とを生かし、かつ、ポリエチ
レンのすぐれたヒートシール適性とセロハンの耐
熱性とを組合せることによつて、その機能を最大
限に引出したもので、包装材として優れたもので
あつた。 しかしながら、近年、包装材に要求される機能
は、益々多様化し、且つ、それに加えてフイル
ム、樹脂などの各種素材や、ドライラミネートな
どの各種積層技術が開発され、素材、積層数、積
層技術などを組合せることによつて、数多くの積
層包装材が実用に供されている。しかし、これら
の包装材は、印刷適性および機械適性のすぐれた
ベース層と、ヒートシール適性のすぐれたシール
層とを組合せたものに、要求される機能を付与す
るものである。 昨今、省資源、省エネルギーが望まれ、積層包
装材の分野でも薄膜化、積層数の減少が特に要求
されてきている。また、食品衛生上、食品の酸化
による包装材の劣化の防止が強く要求されてきて
いる。 本考案者は、印刷適性、機械適性、ヒートシー
ル適性がすぐれているとともに、紫外線カツト性
にすぐれ、また、保護機能のすぐれた薄膜である
積層包装材を見い出した。 即ち、ポリエステル系もしくはナイロン系二軸
延伸フイルムあるいはセロハンからなるベース層
(以下ベース層という)と、ヒートシール性を有
する不透明な二軸延伸ポリオレフイン系インライ
ン複合フイルムよりなるヒートシール層(以下、
ヒートシール層という)とが、接着剤を用いて積
層されており、かつ後述の式で示される範囲の厚
み比を有する積層包装材であり、また、該積層包
装材において、ベース層の内面側に印刷がなされ
ている積層包装材であり、また、前記ヒートシー
ル層の少なくとも一軸に延伸したポリオレフイン
層が積層包装材の外面に配されている積層包装材
である。 以下、本考案の不透明な積層包装材を図面に記
載した実施例にもとづいて詳細に説明する。第1
図において、ベース層Aを構成するフイルムとし
ては、強度および耐熱性にすぐれたフイルムであ
つて、ポリエステル系二軸延伸フイルム、ナイロ
ン系二軸延伸フイルムあるいはセロハンを配す
る。 ここで、ポリエステル系二軸延伸フイルムは、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリエチレン2,6−ナフタレート
などあるいはこれらを主成分とする共重合体ある
いは重合体混合物から形成された二軸延伸フイル
ムであり、ポリアミド系二軸延伸フイルムは、ナ
イロン6、ナイロン6,6、ナイロン系6,1
0、ポリキシリレンアジパミドなどあるいはこれ
らを主成分とする共重合体あるいは重合体混合物
から形成された二軸延伸フイルムである。セロフ
アンとは通常のセロフアンまたは防湿セロフアン
である。 ヒートシール層Cは、高融点ポリオレフイン系
フイルム層C1の少なくとも片面に、低融点ポリ
オレフイン系フイルム層C2を積層後、少なくと
も一方向に延伸されたものであつて、かつ、高融
点ポリオレフイン系フイルム層あるいは低融点ポ
リオレフイン系フイルム層は不透明性を有するも
のである。 例えば、フイルム層C1とフイルム層C2とを
溶融積層押出し後、2軸延伸することにより、
フイルム層C1の未延伸フイルム層上にフイルム
層C2を溶融押出しし、次いで二軸延伸すること
により、フイルム層C1を一軸延伸したフイル
ム層上にフイルム層C2を溶融押出しし、次いで、
フイルム層C1の一軸延伸フイルム層の延伸方向
と直角方向に延伸することにより得ることができ
る。このように高融点ポリオレフイン系フイルム
は二軸延伸されていることが必要であり、低融点
ポリオレフイン系フイルムは少なくとも一軸延伸
されている。 本発明の不透明な積層包装材においては、高融
点ポリオレフイン系フイルム層C1と低融点ポリ
オレフイン系フイルム層C2とを少なくともヒー
トシール性に大きく関与する低融点ポリオレフイ
ン系フイルム層C2を外面に配するよう位置させ
ることが必要であり、且つ、高融点ポリオレフイ
ン系フイルム層として、不透明な二軸延伸ポリオ
レフイン系フイルムを配することが好ましいが、
低融点ポリオレフイン系フイルム層が不透明な層
であつてもよい。 例えば、第2図に示すように、ベース層1側に
接着剤層3を介して不透明な二軸延伸ポリオレフ
イン層2を配し、外面に少なくとも一軸に延伸し
たポリオレフイン層4を配してもよいし、また、
第3図に示すように、ベース層1側に接着剤層3
を介して不透明な二軸延伸ポリオレフイン層2の
上下に少なくとも一軸に延伸したポリオレフイン
層4,4を配してもよいし、また、第4図に示す
ように、ベース層1側に接着剤層3を介して少な
くとも一軸に延伸した接着性にすぐれた層5を配
し、不透明な二軸延伸ポリオレフイン層2、少な
くとも一軸に延伸したポリオレフイン層4の順に
配してもよいし、また、第5図に示すように、ベ
ース層1側に少なくとも一軸に延伸した接着性に
すぐれた層5を配し、以下順に、不透明な二軸延
伸ポリオレフイン層2、少なくとも一軸に延伸し
た接着性にすぐれた層5、少なくとも一軸延伸さ
れたポリオレフイン層4を配してもよい。図中、
6は印刷インクである。 ここで、上記第2図〜第5図の説明において、
不透明な二軸延伸ポリオレフイン層2は、単一の
層として表わしたが、詳細に説明すれば、次の如
くである。 (1) フイルム全層が不透明フイルム層21である
場合(第6図) (2) 透明フイルム層と不透明フイルム層とを積層
する場合、ベース層側に不透明フイルム層21
を配する。(第7図) (3) 透明フイルム層と不透明フイルム層とを積層
する場合、ベース層側に透明フイルム層22を
配する。(第8図) (4) 透明フイルム層22、不透明フイルム層2
1、透明フイルム層22の順に積層する。(第
9図) (5) 不透明フイルム層21、透明フイルム層2
2,不透明フイルム層21の順に積層する。
(第10図) 不透明フイルムは、炭酸カルシウムのごとき無
機物や顔料を添加して得られるが、不透明度合
は、要望に合せて設定すればよい。 尚、少なくとも一軸に延伸した接着性にすぐれ
た層を接着剤層側に配すると、ベース層との積層
において、使用する接着剤との接着を良好にする
ので好ましい。また、該層は、インラインのコー
ト層であつてもよい。接着性にすぐれた層は、接
着性を向上する任意の樹脂を使用することができ
る。例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体、サー
リン(デユポン社製)、アドマー(三井石油化学
社製)などがある。 ヒートシール層の不透明な高融点ポリオレフイ
ン系フイルムは、主にアイソタクチツク・ポリプ
ロピレンを二軸延伸した層であり、通常厚み10−
100ミクロンの範囲のものが使用される。フイル
ムの物性を大きく損わない範囲で、各種の改質を
施したアイソタクチツク・ポリプロピレンを用い
てもよいのは当然である。例えば、ポリプロピレ
ンホモポリマのかわりに、プロピレンと少量の他
のオレフインとの共重合体を用いてもよく、ある
いはアイソタクチツク・ポリプロピレンに少量の
他種ポリマー(プロピレン・エチレン共重合体や
プロピレン・ブテン−1共重合体などのオレフイ
ン共重合体、ポリエチレン、ポリブテン−1な
ど)を混合してもよい。 また、アイソタクチツク・プロピレンに添加す
ることが知られている各種添加剤を添加してもよ
い。そして、前記(1)〜(5)(第6図〜第10図)の
不透明フイルム層を構成する成分には重合体に無
機微粒子あるいは顔料を配合してなるものが好ま
しい。 また、ヒートシール層の低融点ポリオレフイン
系フイルムは、ヒートシール性を有するオレフイ
ン系重合体または共重合体で構成されているが、
オレフイン系重合体としては、ポリエチレン、ポ
リブテン−1などがあり、オレフイン系共重合体
としては、プロピレン・エチレン共重合体、プロ
ピレン・ブテン−1共重合体、エチレン・ブテン
−1共重合体、エチレン・プロピレン・ブテン−
1三元共重合体、エチレン・アクリル酸系共重合
体、エチレン・アクリル酸系共重合体を金属化し
たアイオノマーあるいはポリエチレンに上記共重
合体の1種または2種以上を混合したものなどを
意味する。この層を不透明層とする場合は、さら
に無機微粒子あるいは顔料などを配合する。 ベース層と、インライン複合フイルム層とを接
着剤を介して積層するが、その積層方法は、熱可
塑性樹脂のエクストル−ジヨンサンド・ラミネー
ト法、各種接着剤を用いたドライ・ラミネート法
あるいはノンソルベントラミネート法などが適当
である。また、積層工程において、ヒートシール
層に接着層をコートした場合、印刷寸法精度の良
い積層包装材が得られ易い。 また、積層包装材の厚みは、ベース層Aの厚み
をa、接着剤層Bの厚みをb、ヒートシール層の
高融点ポリオレフイン系フイルム層C1の厚みを
c1、同じく低融点ポリオレフイン系フイルム層C2
の厚みをc2とする時、低融点ポリオレフイン系フ
イルム層の厚みc2は a+b+c1/15≦C2≦a+b+c1 を満足する範囲にあることが必要である。 また、必要に応じて、ベース層とヒートシール
層との間に異種のフイルム(例えば、ポリ塩化ビ
ニリデン層、エチレン酢酸ビニルけん化物層、ビ
ニロン層など)を挾んでもよい。 また、ベース層の内面側、即ち、接着剤層側
に、印刷インク6によつて印刷がなされている方
が実用上有用である。 以上の構造よりなる不透明な積層包装材は、ベ
ース層に強度および耐熱性にすぐれたポリエステ
ル、ナイロンの二軸延伸フイルムやセロハンを用
い、ヒートシール層に不透明な二軸延伸ポリオレ
フイン系インライン複合フイルムを用いたので、
同じ厚さのシール層を形成した場合、従来のポリ
エチレン系ヒートシール層に比べ、本考案の積層
包装材は、腰、透明性、強度および防湿性が向上
し、その結果、従来のシール層と同一の機能性を
発揮させようとした場合、従来のシール層に比べ
て一段と薄層化しても強度および保護機能を維持
することができるし、また、それに加えて、シー
ル層が延伸されていることによつて、一層薄層化
が可能となる。また、本考案の積層包装材は、総
厚み中において、延伸フイルム部が大部分を占め
るので、引裂開封性のすぐれたものである。ま
た、本考案の積層包装材は、不透明なフイルム層
を有するので、紫外線がカツトされ、食品衛性上
問題となる食品の酸化による劣化が防止される。
また、従来、紫外線のカツトは、白ベタ印刷を行
なつて紫外線をカツトしていたが、本考案による
と、そのような工程を通さずに、同じ効果を奏す
ることができる。 また、特に、ヒートシール層の高融点ポリオレ
フイン系フイルム層をも溶融する温度でヒートシ
ールする場合には、二軸延伸ポリオレフイン系イ
ンライン複合フイルム全体がヒートシールに関与
するため、ヒートシール強度を著しく大なるもの
とすることができるという特徴を合わせ有するこ
とになる。 実施例 1 ベース層としてポリエチレンテレフタレート二
軸延伸フイルム(PET)12μを、ヒートシール層
としてポリプロピレンポリエチレンと炭酸カルシ
ウムとからなる不透明二軸延伸フイルム30μとポ
リエチレン一軸延伸フイルムとの複合フイルムを
用い、ヒートシール層の不透明二軸延伸フイルム
層とベース層とをイソシアネート系ドライラミネ
ート接着剤により積層(接着剤層1.5μ)した積層
包装材を用い、横ピロー包装機により速度180
ケ/分で箱体を包装した。カツトシール部のシー
ル強度とシールバー温度との関係は次の通りであ
つた。
ち、印刷適性機械適性ヒートシール適性
保護機能を満足させながらも、包装材の総厚さを
より少なくし、かつ、紫外線カツト性を有する積
層包装材に関するものである。 従来より、包装材として具備すべき上記のよう
な機能を満足させた積層包装材として、セロハン
にポリエチレンをエクストル−ジヨンラミネート
したものが知られている。これはセロハンのもつ
印刷適性と機械適性とを生かし、かつ、ポリエチ
レンのすぐれたヒートシール適性とセロハンの耐
熱性とを組合せることによつて、その機能を最大
限に引出したもので、包装材として優れたもので
あつた。 しかしながら、近年、包装材に要求される機能
は、益々多様化し、且つ、それに加えてフイル
ム、樹脂などの各種素材や、ドライラミネートな
どの各種積層技術が開発され、素材、積層数、積
層技術などを組合せることによつて、数多くの積
層包装材が実用に供されている。しかし、これら
の包装材は、印刷適性および機械適性のすぐれた
ベース層と、ヒートシール適性のすぐれたシール
層とを組合せたものに、要求される機能を付与す
るものである。 昨今、省資源、省エネルギーが望まれ、積層包
装材の分野でも薄膜化、積層数の減少が特に要求
されてきている。また、食品衛生上、食品の酸化
による包装材の劣化の防止が強く要求されてきて
いる。 本考案者は、印刷適性、機械適性、ヒートシー
ル適性がすぐれているとともに、紫外線カツト性
にすぐれ、また、保護機能のすぐれた薄膜である
積層包装材を見い出した。 即ち、ポリエステル系もしくはナイロン系二軸
延伸フイルムあるいはセロハンからなるベース層
(以下ベース層という)と、ヒートシール性を有
する不透明な二軸延伸ポリオレフイン系インライ
ン複合フイルムよりなるヒートシール層(以下、
ヒートシール層という)とが、接着剤を用いて積
層されており、かつ後述の式で示される範囲の厚
み比を有する積層包装材であり、また、該積層包
装材において、ベース層の内面側に印刷がなされ
ている積層包装材であり、また、前記ヒートシー
ル層の少なくとも一軸に延伸したポリオレフイン
層が積層包装材の外面に配されている積層包装材
である。 以下、本考案の不透明な積層包装材を図面に記
載した実施例にもとづいて詳細に説明する。第1
図において、ベース層Aを構成するフイルムとし
ては、強度および耐熱性にすぐれたフイルムであ
つて、ポリエステル系二軸延伸フイルム、ナイロ
ン系二軸延伸フイルムあるいはセロハンを配す
る。 ここで、ポリエステル系二軸延伸フイルムは、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリエチレン2,6−ナフタレート
などあるいはこれらを主成分とする共重合体ある
いは重合体混合物から形成された二軸延伸フイル
ムであり、ポリアミド系二軸延伸フイルムは、ナ
イロン6、ナイロン6,6、ナイロン系6,1
0、ポリキシリレンアジパミドなどあるいはこれ
らを主成分とする共重合体あるいは重合体混合物
から形成された二軸延伸フイルムである。セロフ
アンとは通常のセロフアンまたは防湿セロフアン
である。 ヒートシール層Cは、高融点ポリオレフイン系
フイルム層C1の少なくとも片面に、低融点ポリ
オレフイン系フイルム層C2を積層後、少なくと
も一方向に延伸されたものであつて、かつ、高融
点ポリオレフイン系フイルム層あるいは低融点ポ
リオレフイン系フイルム層は不透明性を有するも
のである。 例えば、フイルム層C1とフイルム層C2とを
溶融積層押出し後、2軸延伸することにより、
フイルム層C1の未延伸フイルム層上にフイルム
層C2を溶融押出しし、次いで二軸延伸すること
により、フイルム層C1を一軸延伸したフイル
ム層上にフイルム層C2を溶融押出しし、次いで、
フイルム層C1の一軸延伸フイルム層の延伸方向
と直角方向に延伸することにより得ることができ
る。このように高融点ポリオレフイン系フイルム
は二軸延伸されていることが必要であり、低融点
ポリオレフイン系フイルムは少なくとも一軸延伸
されている。 本発明の不透明な積層包装材においては、高融
点ポリオレフイン系フイルム層C1と低融点ポリ
オレフイン系フイルム層C2とを少なくともヒー
トシール性に大きく関与する低融点ポリオレフイ
ン系フイルム層C2を外面に配するよう位置させ
ることが必要であり、且つ、高融点ポリオレフイ
ン系フイルム層として、不透明な二軸延伸ポリオ
レフイン系フイルムを配することが好ましいが、
低融点ポリオレフイン系フイルム層が不透明な層
であつてもよい。 例えば、第2図に示すように、ベース層1側に
接着剤層3を介して不透明な二軸延伸ポリオレフ
イン層2を配し、外面に少なくとも一軸に延伸し
たポリオレフイン層4を配してもよいし、また、
第3図に示すように、ベース層1側に接着剤層3
を介して不透明な二軸延伸ポリオレフイン層2の
上下に少なくとも一軸に延伸したポリオレフイン
層4,4を配してもよいし、また、第4図に示す
ように、ベース層1側に接着剤層3を介して少な
くとも一軸に延伸した接着性にすぐれた層5を配
し、不透明な二軸延伸ポリオレフイン層2、少な
くとも一軸に延伸したポリオレフイン層4の順に
配してもよいし、また、第5図に示すように、ベ
ース層1側に少なくとも一軸に延伸した接着性に
すぐれた層5を配し、以下順に、不透明な二軸延
伸ポリオレフイン層2、少なくとも一軸に延伸し
た接着性にすぐれた層5、少なくとも一軸延伸さ
れたポリオレフイン層4を配してもよい。図中、
6は印刷インクである。 ここで、上記第2図〜第5図の説明において、
不透明な二軸延伸ポリオレフイン層2は、単一の
層として表わしたが、詳細に説明すれば、次の如
くである。 (1) フイルム全層が不透明フイルム層21である
場合(第6図) (2) 透明フイルム層と不透明フイルム層とを積層
する場合、ベース層側に不透明フイルム層21
を配する。(第7図) (3) 透明フイルム層と不透明フイルム層とを積層
する場合、ベース層側に透明フイルム層22を
配する。(第8図) (4) 透明フイルム層22、不透明フイルム層2
1、透明フイルム層22の順に積層する。(第
9図) (5) 不透明フイルム層21、透明フイルム層2
2,不透明フイルム層21の順に積層する。
(第10図) 不透明フイルムは、炭酸カルシウムのごとき無
機物や顔料を添加して得られるが、不透明度合
は、要望に合せて設定すればよい。 尚、少なくとも一軸に延伸した接着性にすぐれ
た層を接着剤層側に配すると、ベース層との積層
において、使用する接着剤との接着を良好にする
ので好ましい。また、該層は、インラインのコー
ト層であつてもよい。接着性にすぐれた層は、接
着性を向上する任意の樹脂を使用することができ
る。例えば、エチレン酢酸ビニル共重合体、サー
リン(デユポン社製)、アドマー(三井石油化学
社製)などがある。 ヒートシール層の不透明な高融点ポリオレフイ
ン系フイルムは、主にアイソタクチツク・ポリプ
ロピレンを二軸延伸した層であり、通常厚み10−
100ミクロンの範囲のものが使用される。フイル
ムの物性を大きく損わない範囲で、各種の改質を
施したアイソタクチツク・ポリプロピレンを用い
てもよいのは当然である。例えば、ポリプロピレ
ンホモポリマのかわりに、プロピレンと少量の他
のオレフインとの共重合体を用いてもよく、ある
いはアイソタクチツク・ポリプロピレンに少量の
他種ポリマー(プロピレン・エチレン共重合体や
プロピレン・ブテン−1共重合体などのオレフイ
ン共重合体、ポリエチレン、ポリブテン−1な
ど)を混合してもよい。 また、アイソタクチツク・プロピレンに添加す
ることが知られている各種添加剤を添加してもよ
い。そして、前記(1)〜(5)(第6図〜第10図)の
不透明フイルム層を構成する成分には重合体に無
機微粒子あるいは顔料を配合してなるものが好ま
しい。 また、ヒートシール層の低融点ポリオレフイン
系フイルムは、ヒートシール性を有するオレフイ
ン系重合体または共重合体で構成されているが、
オレフイン系重合体としては、ポリエチレン、ポ
リブテン−1などがあり、オレフイン系共重合体
としては、プロピレン・エチレン共重合体、プロ
ピレン・ブテン−1共重合体、エチレン・ブテン
−1共重合体、エチレン・プロピレン・ブテン−
1三元共重合体、エチレン・アクリル酸系共重合
体、エチレン・アクリル酸系共重合体を金属化し
たアイオノマーあるいはポリエチレンに上記共重
合体の1種または2種以上を混合したものなどを
意味する。この層を不透明層とする場合は、さら
に無機微粒子あるいは顔料などを配合する。 ベース層と、インライン複合フイルム層とを接
着剤を介して積層するが、その積層方法は、熱可
塑性樹脂のエクストル−ジヨンサンド・ラミネー
ト法、各種接着剤を用いたドライ・ラミネート法
あるいはノンソルベントラミネート法などが適当
である。また、積層工程において、ヒートシール
層に接着層をコートした場合、印刷寸法精度の良
い積層包装材が得られ易い。 また、積層包装材の厚みは、ベース層Aの厚み
をa、接着剤層Bの厚みをb、ヒートシール層の
高融点ポリオレフイン系フイルム層C1の厚みを
c1、同じく低融点ポリオレフイン系フイルム層C2
の厚みをc2とする時、低融点ポリオレフイン系フ
イルム層の厚みc2は a+b+c1/15≦C2≦a+b+c1 を満足する範囲にあることが必要である。 また、必要に応じて、ベース層とヒートシール
層との間に異種のフイルム(例えば、ポリ塩化ビ
ニリデン層、エチレン酢酸ビニルけん化物層、ビ
ニロン層など)を挾んでもよい。 また、ベース層の内面側、即ち、接着剤層側
に、印刷インク6によつて印刷がなされている方
が実用上有用である。 以上の構造よりなる不透明な積層包装材は、ベ
ース層に強度および耐熱性にすぐれたポリエステ
ル、ナイロンの二軸延伸フイルムやセロハンを用
い、ヒートシール層に不透明な二軸延伸ポリオレ
フイン系インライン複合フイルムを用いたので、
同じ厚さのシール層を形成した場合、従来のポリ
エチレン系ヒートシール層に比べ、本考案の積層
包装材は、腰、透明性、強度および防湿性が向上
し、その結果、従来のシール層と同一の機能性を
発揮させようとした場合、従来のシール層に比べ
て一段と薄層化しても強度および保護機能を維持
することができるし、また、それに加えて、シー
ル層が延伸されていることによつて、一層薄層化
が可能となる。また、本考案の積層包装材は、総
厚み中において、延伸フイルム部が大部分を占め
るので、引裂開封性のすぐれたものである。ま
た、本考案の積層包装材は、不透明なフイルム層
を有するので、紫外線がカツトされ、食品衛性上
問題となる食品の酸化による劣化が防止される。
また、従来、紫外線のカツトは、白ベタ印刷を行
なつて紫外線をカツトしていたが、本考案による
と、そのような工程を通さずに、同じ効果を奏す
ることができる。 また、特に、ヒートシール層の高融点ポリオレ
フイン系フイルム層をも溶融する温度でヒートシ
ールする場合には、二軸延伸ポリオレフイン系イ
ンライン複合フイルム全体がヒートシールに関与
するため、ヒートシール強度を著しく大なるもの
とすることができるという特徴を合わせ有するこ
とになる。 実施例 1 ベース層としてポリエチレンテレフタレート二
軸延伸フイルム(PET)12μを、ヒートシール層
としてポリプロピレンポリエチレンと炭酸カルシ
ウムとからなる不透明二軸延伸フイルム30μとポ
リエチレン一軸延伸フイルムとの複合フイルムを
用い、ヒートシール層の不透明二軸延伸フイルム
層とベース層とをイソシアネート系ドライラミネ
ート接着剤により積層(接着剤層1.5μ)した積層
包装材を用い、横ピロー包装機により速度180
ケ/分で箱体を包装した。カツトシール部のシー
ル強度とシールバー温度との関係は次の通りであ
つた。
【表】
240℃以上では、不透明二軸延伸層もヒートシ
ール強度に寄与している。 実施例 2 下記第2表に示された複合フイルムを作成し、
その特性を比較した(接着剤層の厚み1.5μ)。そ
の結果は第2表のとおりである。 なお、表中の記号の意味は次のとおりである。 OPP:二軸延伸ポリプロピレンフイルム CPP:白ベタ印刷の付与された未延伸ポリプ
ロピレンフイルム EP :一軸延伸エチレン・プロピレン共重合
体フイルム HP :ヒートシール性を有する不透明2軸延
伸ポリプロピレン系インライン複合フ
イルム(ポリプロピレン、ポリエチレ
ンおよび炭酸カルシウムから得られた
2軸延伸フイルムとEPとの積層フイ
ルム)。 OES:二軸延伸ポリエステルフイルム
ール強度に寄与している。 実施例 2 下記第2表に示された複合フイルムを作成し、
その特性を比較した(接着剤層の厚み1.5μ)。そ
の結果は第2表のとおりである。 なお、表中の記号の意味は次のとおりである。 OPP:二軸延伸ポリプロピレンフイルム CPP:白ベタ印刷の付与された未延伸ポリプ
ロピレンフイルム EP :一軸延伸エチレン・プロピレン共重合
体フイルム HP :ヒートシール性を有する不透明2軸延
伸ポリプロピレン系インライン複合フ
イルム(ポリプロピレン、ポリエチレ
ンおよび炭酸カルシウムから得られた
2軸延伸フイルムとEPとの積層フイ
ルム)。 OES:二軸延伸ポリエステルフイルム
【表】
【表】
上表のように、本考案の包装材は不透明性に優
れかつ厚みが薄いにもかかわらず包装速度、ヒー
トシール強度、腰ともに優れている。これに対し
て比較例のシート(2−1)は腰がなく、包装速
度が上がない。比較例(2−2)はOPPの耐熱
性不足により包装速度が上がらない。比較例(2
−3)はヒートシール層が薄く、ヒートシール強
度が弱く実用性に劣る。 実施例 3 第1図に示した様な構成からなる積層フイルム
を、C1とC2の厚みを夫々変更して作製した。同
図中のA,B,C1,C2は次の様に構成し、A,
Bの厚みは夫々一定とした。 A:二軸延伸ポリエステルフイルム(OES) B:接着剤層 C1:二軸延伸ポリプロピレンフイルム(OPP) C2:酸化チタンを配合して不透明化した一軸
延伸エチレン・ポリプロピレン共重合体フ
イルム(EP)
れかつ厚みが薄いにもかかわらず包装速度、ヒー
トシール強度、腰ともに優れている。これに対し
て比較例のシート(2−1)は腰がなく、包装速
度が上がない。比較例(2−2)はOPPの耐熱
性不足により包装速度が上がらない。比較例(2
−3)はヒートシール層が薄く、ヒートシール強
度が弱く実用性に劣る。 実施例 3 第1図に示した様な構成からなる積層フイルム
を、C1とC2の厚みを夫々変更して作製した。同
図中のA,B,C1,C2は次の様に構成し、A,
Bの厚みは夫々一定とした。 A:二軸延伸ポリエステルフイルム(OES) B:接着剤層 C1:二軸延伸ポリプロピレンフイルム(OPP) C2:酸化チタンを配合して不透明化した一軸
延伸エチレン・ポリプロピレン共重合体フ
イルム(EP)
【表】
結果を第3表に示す。
第3表から分かる様に
a+b+c1/15≦C2≦a+b+c1
の条件を満足するものはシール強度および腰の両
面において良好な結果を与えたが、条件式を満足
しないもの、特に a+b+c1/15≦c2 を満足しないものはシール強度が低下し、 c2≦a+b+c1 を満足しないものは腰の強さが低下している。
面において良好な結果を与えたが、条件式を満足
しないもの、特に a+b+c1/15≦c2 を満足しないものはシール強度が低下し、 c2≦a+b+c1 を満足しないものは腰の強さが低下している。
第1図は、本考案の不透明な積層包装材の一例
を模式的に示す横断面図であり、第2図〜第5図
は実施例を示す横断面図であり、第6図〜第10
図は、第2図〜第5図における二軸延伸ポリオレ
フイン層の詳細図である。 A……ベース層、B……接着剤層、C……ヒー
トシール層、C1……高融点ポリオレフイン系フ
イルム層、C2……低融点ポリオレフイン系フイ
ルム層、1……ベース層、2……二軸延伸ポリオ
レフイン層、3……接着剤層、4……少なくとも
一軸に延伸したポリオレフイン層、5……少なく
とも一軸に延伸した接着性にすぐれた層、21…
…不透明フイルム層、22……透明フイルム層。
を模式的に示す横断面図であり、第2図〜第5図
は実施例を示す横断面図であり、第6図〜第10
図は、第2図〜第5図における二軸延伸ポリオレ
フイン層の詳細図である。 A……ベース層、B……接着剤層、C……ヒー
トシール層、C1……高融点ポリオレフイン系フ
イルム層、C2……低融点ポリオレフイン系フイ
ルム層、1……ベース層、2……二軸延伸ポリオ
レフイン層、3……接着剤層、4……少なくとも
一軸に延伸したポリオレフイン層、5……少なく
とも一軸に延伸した接着性にすぐれた層、21…
…不透明フイルム層、22……透明フイルム層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ポリエステル系もしくはナイロン系二軸延伸
フイルムあるいはセロハンからなるベース層と
ヒートシール性を有する不透明な二軸延伸ポリ
オレフイン系インライン複合フイルム(低融点
ポリオレフイン系フイルム層または高融点ポリ
オフイン系フイルム層の少なくとも一方には無
機物や顔料が添加されて不透明化されている)
よりなるヒートシール層とが接着剤を用いて積
層されており、かつ上記二軸延伸ポリオレフイ
ン系インライン複合フイルムの高融点ポリオレ
フイン系フイルム層C1の厚みをc1、同じく低融
点ポリオレフイン系フイルム層C2の厚みをc2、
ベース層Aの厚みをa、接着剤層Bの厚みをb
とする時、各層の厚みの間に次の関係式が成立
し、かつ上記低融点ポリオレフイン系フイルム
層C2が外面に配置されていることを特徴とす
る積層包装材。 a+b+c1/15≦C2≦a+b+c1 (2) ベース層の内面側に印刷がなされている実用
新案登録請求の範囲第1項に記載した不透明な
積層包装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11987180U JPH023871Y2 (ja) | 1980-08-22 | 1980-08-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11987180U JPH023871Y2 (ja) | 1980-08-22 | 1980-08-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5741739U JPS5741739U (ja) | 1982-03-06 |
| JPH023871Y2 true JPH023871Y2 (ja) | 1990-01-30 |
Family
ID=29480527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11987180U Expired JPH023871Y2 (ja) | 1980-08-22 | 1980-08-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH023871Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-08-22 JP JP11987180U patent/JPH023871Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5741739U (ja) | 1982-03-06 |
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