JPH023880Y2 - - Google Patents

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JPH023880Y2
JPH023880Y2 JP1537883U JP1537883U JPH023880Y2 JP H023880 Y2 JPH023880 Y2 JP H023880Y2 JP 1537883 U JP1537883 U JP 1537883U JP 1537883 U JP1537883 U JP 1537883U JP H023880 Y2 JPH023880 Y2 JP H023880Y2
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shift
gear
cam
hammer
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシリアルプリンタに係り、特に印字用
紙の紙送り方向に沿つて活字部が複数段に配列さ
れた活字体を備えた多段式プリンタに関するもの
である。
次に本考案の実施例に係る多段式プリンタを図
とともに説明する。第1図は、そのプリンタの概
略構成図である。
〔概略構成〕
駆動プーリ1と従動プーリ2とが所定の間隔を
おいて配置され、その間に第2図および第3図に
示すようなエンドレス状の2つの活字ベルト3
a,3bが上下2段になつて掛け渡されている。
駆動源となる1つの直流モータ4の回転軸にはウ
オーム5が取り付けられ、モータ4の駆動力は第
1アイドルギア6および第2アイドルギア7を介
してメインギア8に伝達される。メインギア8か
らの回転力はスプリングクラツチ(図示せず)を
介して前記駆動側プーリ1に伝達されるようにな
つており、またメインギア8には印字・桁上げギ
ア9が噛合できるようになつている。
印字・桁上げギア9には印字・桁上げ軸10の
一端が連結され、印字・桁上げ軸10にはハンマ
ホルダ11が軸方向に摺動自在に取り付けられ、
それにはハンマ19と桁上げカム22とが内蔵・
支持されている。ハンマホルダ11にリターンバ
ネ12の一端が連結され、リターンバネ12の他
端はベース(図示せず)に固定されており、従つ
てハンマホルダ11はリターンバネ112の引張
力により従動側プーリ2寄りのホームポジシヨン
側に常に弾性付勢されている。
印字・桁上げ軸10の近傍にはそれと平行にラ
ツク13が配置され、前述の桁上げカム22とラ
ツク13のラツク歯とが噛合できるようになつて
いる。ラツク13の後方には紙送りローラ14と
プラテンを兼ねた平板状のガイド板15が配置さ
れ、用紙16は紙送りローラ14とガイド板15
の下方から送り出され、活字ベルト3の外側近傍
に案内される。17は所定のタイミングになつた
ときにメインギア8の回転力を駆動側プーリ1か
ら印字・桁上げギア9に切り替えて伝達するため
の選択レバーで、第1電磁ソレノイド18によつ
てその動作が制御される。20a,20bは前記
活字ベルト3a,3bと対向するように上下2段
に設けられたインクローラで、各活字ベルト3
a,3bの外周面にある活字部21(第2図参
照)と弾接して活字面にインクを塗布する。上段
のインクローラ20aには例えば黒インクが、ま
た下段のインクローラ20bには例えば赤インク
がそれぞれ含浸・保持されて、2色印字が可能に
なつている。
23はシフトギアで、第3アイドルギア24を
介してメインギア8からの回転力が伝達されるよ
うになつているが、ハンマ19のシフト動作以外
のときにはシフトギア23は第3アイドルギア2
4と非噛合状態にある。このシフトギア23の回
転・停止の制御を行なうのが回動レバー25で、
これは第2電磁ソレノイド26によつて回動され
る。
27は制御ギアで、回動レバー25のオン、オ
フ動作とギアクラツチレバー28のオン、オフ動
作との関連で回転制御される。この制御ギア27
の紙送りカム部29(第2図参照)が前記紙送り
ローラ14と一体回転する中間ギア30と噛合可
能になつており、制御ギア27の回転で中間ギア
30を介して紙送りローラ14を回転することに
より、所定量の紙送り動作がなされる。
第3図に示すように、「0」から「9」までの
10種類の数字活字部を有する数字活字グループ
と、「+」、「−」、「×」などの記号活字グループ
とが所定の順序で配列され、上側活字ベルト3a
と下側活字ベルト3bの活字配列は同じになつて
いる。
第4図は、直流モータ4からの動力伝達系を示
すフローチヤートである。図に示すように活字ベ
ルト3の駆動は、第1電磁ソレノイド18のオ
ン、オフ制御によつて駆動プーリ1などを介して
行なわれる。桁上げカム22の回転は、第1電磁
ソレノイド18のオン、オフ制御によつて印字・
桁上げギア9などを介して行なわれる。紙送りロ
ーラ14の回転は、第1電磁ソレノイド18なら
びに第2電磁ソレノイド26のオン、オフ制御に
よつて制御ギア27などを介して行なわれる。ま
たハンマ19のシフト動作は、第2電磁ソレノイ
ド26のオン、オフ制御によりシフトギア23な
どを介して行なわれるようになつている。
このプリンタの一連の基本的動作は、活字選択
動作と、ハンマシフト動作と、印字・桁上げ動作
と、紙送り動作と、ハンマホルダリターン動作と
からなつており、これらの各動作がシーケンシヤ
ルに繰り返されることにより、2色で多数行のプ
リントがなされる。
活字選択機構は、第2図に示すようにメインギ
ア8に連結されてそれと一体回転するコード板3
1と、それと噛合するセンサギア32と、コード
板31ならびにセンサギア32に弾接する複数本
の接片(図示せず)とから構成されている。これ
ら活字選択機構によつて最初活字ベルト3の基準
位置を検出し、その基準位置検出パルスから後の
活字部対応パルスをカウントすることにより、所
望の活字選択がなされ、その活字部21がハンマ
19と対向する位置まで移送されて活字ベルト3
の回転が停止される。
〔ハンマシフト機構〕
次にハンマ19のシフト機構について説明す
る。第1図に示すようにシフトギア23は、第3
アイドルギア24を介してメインギア8からの動
力伝達が可能な状態になつている。
第5図はシフトギア23を示す図で、同図イは
シフトギア23の平面図、同図ロは第5図イのロ
−ロ線上縦断面図、同図ハは第5図イのハ−ハ線
上横断面図、同図ニは第5図イのニ−ニ線上横断
面図、同図ホは第5図イのホ−ホ線上横断面図、
同図ヘはシフトギアカム溝の展開図である。
同図イ,ロに示すようにシフトギア23の上面
にはバネ掛け突起33が偏心位置に突設され、こ
れに引張バネの一端が引つ掛けられることによ
り、シフトギア23が所定方向に弾性付勢され
る。シフトギア23の上部周面には全周にわたつ
て環状のカム溝34が形成され、上位置フラツト
カム溝34aと、降下傾斜カム溝34bと、下位
置フラツトカム溝34cと、上昇傾斜カム溝34
dとからなり、これら各カム溝34a〜34dが
周方向に連続して形成されている。
カム溝34の下方には、第5図ハに示すように
所定の間隔をおいて第1欠歯部35aと第2欠歯
部35bを有する平歯車部36が設けられ、さら
にその下方には第5図ニに示すように所定の間隔
をおいて第1一歯車部37aと第2一歯車部37
bが形成されている。一歯車部37の下方には第
5図ホに示すように周方向に所定間隔をおいて2
つの係止突部38a,38bが設けられ、これら
は回動レバー25の左側爪部39と係合可能にな
つている。
このシフトギア23の回転により、第1シフト
カムギア40ならびに第2シフトカムギア41
(ともに第2図参照)が所定角度回動するように
なつている。第1シフトカムギア40は扇形をし
ており、基部に支軸42が突設され、外周に弧状
歯部43が形成され、さらに支軸42と弧状歯部
43の中間位置にピン44が側面からシフトギア
23に向けて突設されている。前記ピン44は、
回転するシフトギア23のカム溝34a〜34d
に摺動可能に挿入されている。
前記第2シフトカムギア41も扇形をしてお
り、基部には小判形の貫通穴45が穿設され、外
周部には前記第1シフトカムギア40の弧状歯部
43と噛合する弧状歯部46が形成されている。
前記貫通穴45にはシフトカム47の回動中心線
上にある一端48が強嵌合され、第シフトカムギ
ア41とシフトカム47は一体回転するようにな
つている。シフトカム47はそれの長手方向に沿
つて側面形状がほぼ半円状のシフトカム部49が
設けられ、その長さはプリントされる1行分の幅
と同寸かあるいはそれより若干長く設計されてい
る。
第6図および第7図に示すように、シフトカム
部49の外周カム面にハンマ19のベルト押圧体
50の下端が当接し、図示していないがベルト押
圧体50は引張バネで常に下方へ弾性付勢されて
おり、従つてベルト押圧体50の下端は常にシフ
トカム部49に弾接されている。ハンマ19はベ
ルト押圧体50と押出体51とから構成され、図
示していないが押出体51の前面には上下方向に
貫通したアリ溝が形成され、一方、ベルト押圧体
50の押出体51と接合する側にはアリ溝に嵌入
される突条が設けられている。従つてこの突条と
アリ溝との係合により、ベルト押圧体50は押出
体51と一緒に前後進するとともに、押出体51
に対して上下動することができる。ハンマ19は
ハンマホルダ11内に収容され、ハンマ19とハ
ンマホルダ11との間に張架された引張バネによ
つてハンマ19はハンマホルダ11側、すなわち
用紙16から離れる方向に弾性付勢されている。
第6図は、下側活字ベルト3bが選択されてベ
ルト押圧体50がその下側活字ベルト3bと対向
している状態を示している。このとき、第5図ホ
に示すように回動レバー25の左側爪部39が第
1係止突部38aと係合しており、第1欠歯部3
5a〔第5図ホ参照〕が第3アイドルギア24
(第1図参照)と対向している。従つてシフトギ
ア23は停止状態にあり、ベルト押圧体50は下
側活字ベルト3bと対向した状態で保持され、こ
のときピン44は下位置フラツトカム溝34cに
位置している。
上側活字ベルト3aが選択され、それを用いて
印字を行なう場合、印字動作に先立つてハンマ1
9のシフト動作がなされる。すなわち、制御部か
らのシフト信号に基いて第2電磁ソレノイド26
が励磁され、そらによつて回動レバー25が回動
し、それの左側爪部39が第1係止突部38aか
ら外れる。この係止解除でシフトギア23がバネ
の引張力で少し回動し、第5図ハに示す第1欠歯
部35aと第2欠歯部35bの間にある平歯車部
36が第3アイドルギア24と噛合する。第3ア
イドルギア24はメインギア8からの動力伝達に
よつて回転しているから、それと噛み合うことに
よりシフトギア23が回転する。
第1シフトカムギア40は引張バネによつて下
方へ手つ張られ、それによつてピン44がシフト
ギア23のカム溝34に挿入されているから、シ
フトギア23の回転にともないピン44はカム溝
34に案内され第7図に示すように上昇傾斜カム
溝34d上を通過して上位置フラツトカム溝34
aに至る。このようにピン44の係合相手が下位
置フラツトカム溝34cから上位置フラツトカム
溝34aに変わることにより、下位置フラツトカ
ム溝34cと上位置フラツトカム溝34aの落差
分だけ、第1シフトカムギア40は支軸42を中
心にして時計回り方向に回動する。この回動にと
もない第2シフトカムギア41はシフトカム47
と一緒に反時計回り方向に回動し、その動作で第
7図に示すようにベルト押圧体50は押し上げら
れて上側活字ベルト3aと対向する。このように
ベルト押圧体50が上側活字ベルト3aと対向し
たところで、回動レバー25の左側爪部39が第
2係止突部38b〔第5図ホ参照〕と係合すると
ともに、第5図ハに示す第2欠歯部35bが第3
アイドルギア24と対向して、シフトギア23の
回転が停止する。
このようにハンマシフト機構は、第2電磁ソレ
ノイド26をオンしてシフトギア23を回転さ
せ、第1シフトカムギア40、第シフトカムギア
41ならびにシフトカム47を介してベルト押圧
体50を上側あるいは下側へシフトさせるように
なつている。
〔印字・桁上げ機構〕
次に印字・桁上げ動作について説明する。ハン
マ19と桁上げカム22はハンマホルダ11に収
容され、しかも桁上げカム22は印字・桁上げ軸
10にスプライン結合されている。
桁上げカム22は第2図に示すように、中心部
から外周部に向けて一方向に延びたハンマ駆動部
52と、外周部に沿つて設けられた桁上げ突条5
3と、惰円形をしたラツク復帰用のラツク回動部
54とを備えている。桁上げ突条53は、周方向
の約半分の部分にわたつて形成された周方向に延
びる円周状突条と、周方向の残りの約半分の部分
にわたつて形成された螺旋状に延びる螺旋状突条
とから構成され、これら両突条は連続している。
この桁上げ突条53は、ラツク13のラツク歯5
5と噛み合うようになつている。前記ラツク回動
部54は、ラツク13の端部に設けられた復帰レ
バー部56に突き当たるようになつている。
ラツク13は印字・桁上げ軸10の近傍にそれ
と平行にかつ所定角度回動可能に配置され、これ
の回動によりラツク歯55が桁上げカム22の桁
上げ突条53と噛合したり、あるいは噛合が解除
されたりする。
第8図イ,ロは印字動作を説明するための図
で、同図イは印字前の状態を、同図ロは印字中の
状態をそれぞれ示す図である。印字前の状態では
同図イに示すように、引張りバネによつてハンマ
19は後方へ引き寄せられており、図示しないス
トツパーによつて位置決めされている。従つて活
字ベルト3は用紙16とベルト押圧体50との間
にあつて両者とは若干離れており、また、ハンマ
駆動部52は下方を向いてハンマ19の受部57
とは接していない。
印字・桁上げ軸10はメインギア8からの駆動
伝達で矢印方向に回転する訳であるが、前の半周
でラツク13の復帰動作と印字動作が後の半周で
桁上げ動作が連続して行なわれるようになつてい
る。すなわち印字・桁上げ軸10が矢印方向に回
転すると、桁上げカム22も一体回転し、その回
転初期に、ラツク回動部54で復帰レバー部56
をけり上げ、それによつてラツク13が復帰し
て、ラツク歯55と桁上げ突条53が噛合する。
この最初の半周では桁上げ突条53のうちの前記
円周状突条がラツク歯55と噛み合つているか
ら、桁上げカム22(ハンマホルダ11やハンマ
19も一緒)の移送はなく、その場で半周してい
るだけである。この桁上げカム22の半周で第8
図に示すようにハンマ駆動部52はハンマ19の
受部57に当接し、引き続くハンマ駆動部52の
回動でハンマ19は引張バネの弾性に抗して前方
に押し出される。選択されて用紙16と対向して
いる上側活字ベルト3aの印字部21は、ハンマ
19の押し出しにより用紙16に押し付けられて
所望の印字がなされる。桁上げカム22の回転に
ともないハンマ駆動部52が上側に移動すること
により、ハンマ19は引張バネにより後方へ引き
寄せられ、ハンマ19は活字ベルト3から離れ
る。
引き続いて桁上げカム22が回転すると、今度
は桁上げ突条53のうちの螺旋状突条がラツク歯
55と噛み合い、回転にともないハンマリターン
バネ12の弾性に抗してハンマホルダ11、ハン
マ19ならびに桁上げカム22が1桁相当分だけ
上桁方向に移動して桁上げされる。このように印
字動作と桁上げ動作が順次繰り返されることによ
り、一行分のプリントがなされる。
〔紙送り機構〕
次に紙送り動作について説明する。前述のよう
に一行分のプリントが終了すると、ハンマホルダ
11を再びホームポジシヨンに帰すとともに、紙
送りを行なつて次の行のプリントに備える必要が
ある。制御ギア27の形状を第9図とともに説明
する。同図イは制御ギア27の要部を切断した正
面図、同図ロは制御ギア27の底面図、同図ハは
第9図イのハ−ハ線上断面図、同図ニは第9図イ
のニ−ニ線上断面図、同図ホは第9図イのホ−ホ
線上断面図、同図ヘは第9図イのヘ−ヘ線上断面
図である。
制御ギア27の最上部には周方向に一つの歯部
を有する一歯車部58が設けてあり、その下方に
欠歯部59を有する平歯車部60が形成され、こ
の平歯車部60は前記センサギア32と噛合でき
るようになつている。平歯車部60の下には円筒
部61があり、さらにその下には周方向外側に突
出した係止突部62が設けられている。この係止
突部62は、回動レバー25の右側爪部63と係
合するようになつている。係止突部62の下方に
は、周方向に沿つて螺旋状に延びた紙送りカム部
29が形成され、それの始端29aと終端29b
との間には切除部29cが設けられている。制御
ギア27の中央部には非円形の嵌入穴64が穿設
され、また下面で中央より若干ずれた位置にバネ
掛けピン65が突設されている。バネ掛けピン6
5に引張バネ(図示せず)の一端が掛けられ、こ
のバネにより制御ギア27は一方向に回動付勢さ
れている。
第2図に示すように制御ギア27の上方には、
リセツト板66が配置される。リセツト板66の
下面中央には前記制御ギア27の嵌入穴64と同
形状の連結軸67が重設されており、これを嵌入
穴64に強嵌合することによつてリセツト板66
は制御ギア27と一体回転する。リセツト板66
の上面には外周部近くに一つの突部67が設けら
れ、また外周部には係止部68が形成されてい
る。この係止部68は、ギアクラツチレバー28
の係止端69と係合するようになつている。
第10図イ,ロは紙送り動作を説明するための
図で、同図イは紙送り動作前の状態を、同図ロは
紙送り動作中の状態をそれぞれ示す。紙送り前の
状態では第2電磁ソレノイド26には通電されて
おらず、従つて回動レバー25は引張バネによつ
て一方向に回動付勢されて、それの右側爪部63
が制御ギア27の係止突部62と係合している。
この係合により制御ギア27は回転止めされて、
第9図ニに示す欠歯部59がセンサギア32の歯
部と対向している。従つてセンサギア32からの
回転駆動力は制御ギア27には伝達されず、制御
ギア27、中間ギア30ならびに紙送りローラ1
4は静止状態にあり、紙送りはなされない。
紙送りを行なうときには、第2電磁ソレノイド
26に通電される訳であるが、それに先立つてギ
アクラツチレバー28が印字・桁上げ軸10の回
転にともなつて移動し、それの係止端69がリセ
ツト板66の係止部68から離れて係合が解除さ
れている。この状態で第2電磁ソレノイド26に
通電され、回動レバー25は引張バネの弾性に抗
して回動し、右側爪部63が係止突部62から外
れる。すると制御ギア27は引張バネによつて少
し回転し、第9図ニに示す平歯車部60がセンサ
ギア32と噛合して制御ギア27が回転する。こ
の回転で紙送りカム部29が中間ギア30の歯部
と噛み合い、中間ギア30ならびに紙送りローラ
14を所定の方向に回転して紙送り動作がなされ
る。
なお前記実施例では、シフトギア23、第1シ
フトカムギア40、第2シフトカムギア41なら
びにシフトカム47などを介してハンマ19を上
下方向にシフトする場合について説明したが、本
考案はこれらに限られるものではない。すなわ
ち、シフトレバー部材の基端部を回動可能に支持
し、それの先端部に複数段に活字部を配列した活
字体を支持して、そのシフトレバー部材の中間部
に例えばピン状の挿入端を設ける。一方、シフト
ギアなどのシフト回動体の周面に前記挿入端が摺
動可能に挿入されるシフトカム溝を形成し、その
シフト回動体の回動でシフトレバー部材を介して
活字体のシフト動作を行なうこともできる。
第11図は、シフトギア70の比較例を示す動
作説明図である。この例の場合、シフトギア70
の上面に上位置フラツトカム面71a、降下傾斜
カム面71b、下位置フラツトカム面71c、上
昇傾斜カム面71dが順次周方向に連続して形成
されている。
第1シフトカムギア72の側面にはピン73が
突設され、それが前記シフトギア70のカム面7
1上を摺動するようになつている。カム面71に
対するピン73の追述性を図るため、第1シフト
カムギア72の先端部側は引張バネ74で引張ら
れており、ピン73はカム面71に弾接してい
る。シフトギア70の回転にともなつてピン73
の摺接カム面が変化することにより、第1シフト
カムギア72が支軸75を中心に回動して、ハン
マのシフト動作が行なわれる。
ところでこの構造では、引張バネ74の引張力
によつてピン73が常にカム面71に弾接してい
るから、ピン73とカム面71との間の摩擦力が
大きい。そのため、シフトギア70の回転速度が
遅くなり、ハンマのシフト動作に時間がかかると
いう難点がある。
本考案は前述のように、所定の方向に送られる
印字用紙と、その印字用紙を送るための紙送り手
段と、印字用紙の紙送り方向に沿つて活字部が複
数段に配列された活字体と、その活字体のうちか
ら選択された一つの活字部を前記印字用紙に押し
付けて所望の印字を行なうハンマ体と、該ハンマ
体を紙送り方向にシフトするシフト手段とを備え
た多段式プリンタにおいて、前記シフト手段が、
回動可能に支持されて一部に例えばピン状の挿入
端を設けたシフトカムギアなどのシフトレバー部
材と、外周にシフトカム溝を形成したシフトギア
などのシフト回動体とを有し、前記シフトカム溝
にシフトレバー部材の挿入端が摺動可能に挿入さ
れ、シフト回動体を回動することにより、挿入端
とシフトカム溝の係合位置を変えて、シフトレバ
ー部材を所望方向に回動せしめてハンマ体のシフ
ト動作を行なうことを特徴とするものである。
このようにシフトレバー部材の挿入端がシフト
回動体のシフトカム溝に単に挿入されているだけ
であるから、挿入端とシフトカム溝との摩擦力が
比較例のものより小さく、従つてシフト回動体な
らびにシフトレバー部材の回動がスムーズで、ハ
ンマ体のシフト動作性が良好である。
なお、挿入端とシフトカム溝との摩擦力をさら
に軽減するため、シフト回動体あるいは(およ
び)シフトレバー部材を例えばフツ素樹脂、二硫
化モリブデン、リン状黒鉛などを混入したポリア
セタール樹脂あるいはフツ素樹脂など滑性の良好
な材料で成形するとよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るプリンタの概略
構成図、第2図はそのプリンタの要部分解斜視
図、第3図はそのプリンタに用いる活字ベルトの
概略的な斜視図、第4図は直流モータからの動力
伝達系統を示すフローチヤート、第5図イはシフ
トギアの平面図、同図ロは第5図イのロ−ロ線上
縦断面図、同図ハは第5図イのハ−ハ線上横断面
図、同図ニは第5図イのニ−ニ線上横断面図、同
図ホは第5図ホ−ホ線上横断面図、同図ヘはシフ
トギアのカム面展開図、第6図および第7図はハ
ンマのシフト動作を説明するための動作説明図、
第8図イ,ロは印字動作を説明するための動作説
明図、第9図イは制御ギアの要部を切断した正面
図、同図ロは制御ギアの底面図、同図ハは第9図
イのハ−ハ線上断面図、同図ニは第9図イのニ−
ニ線上断面図、同図ホは第9図イのホ−ホ線上断
面図、同図ヘは第9図イのヘ−ヘ線上断面図、第
10図イ,ロは紙送り動作を説明するための動作
説明図、第11図はシフトギア70の比較例を示
す動作説明図である。 3a,3b……活字ベルト、14……紙送りロ
ーラ、16……用紙、19……ハンマ、21……
活字部、23……シフトギア、27……制御ギ
ア、29……紙送りカム部、34,34a〜34
d……カム溝、40,41……シフトカムギア、
47……シフトカム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の方向に送られる印字用紙と、その印字用
    紙を送るための紙送り手段と、印字用紙の紙送り
    方向に沿つて活字部が複数段に配列された活字体
    と、その活字体のうちから選択された一つの活字
    部を前記印字用紙に押し付けて所望の印字を行な
    うハンマ体と、該ハンマ体を紙送り方向にシフト
    するシフト手段とを備えた多段式プリンタにおい
    て、前記シフト手段が、回動可能に支持されて一
    部に挿入端を設けたシフトレバー部材と、外周に
    シフトカム溝を形成したシフト回動体とを有し、
    前記シフトカム溝にシフトレバー部材の挿入端が
    摺動可能に挿入され、シフト回動体を回動するこ
    とにより、挿入端とシフトカム溝の係合位置を変
    えて、シフトレバー部材を所望方向に回動せしめ
    てシフト動作を行なう構成になつていることを特
    徴とする多段式プリンタ。
JP1537883U 1983-02-07 1983-02-07 多段式プリンタ Granted JPS59122238U (ja)

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JP1537883U JPS59122238U (ja) 1983-02-07 1983-02-07 多段式プリンタ

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JP1537883U JPS59122238U (ja) 1983-02-07 1983-02-07 多段式プリンタ

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Publication Number Publication Date
JPS59122238U JPS59122238U (ja) 1984-08-17
JPH023880Y2 true JPH023880Y2 (ja) 1990-01-30

Family

ID=30146715

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JP1537883U Granted JPS59122238U (ja) 1983-02-07 1983-02-07 多段式プリンタ

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JPS59122238U (ja) 1984-08-17

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