JPH0243738Y2 - - Google Patents

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JPH0243738Y2
JPH0243738Y2 JP1983124508U JP12450883U JPH0243738Y2 JP H0243738 Y2 JPH0243738 Y2 JP H0243738Y2 JP 1983124508 U JP1983124508 U JP 1983124508U JP 12450883 U JP12450883 U JP 12450883U JP H0243738 Y2 JPH0243738 Y2 JP H0243738Y2
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spring
gear
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coil spring
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はプリンタに係り、特にシリアルプリン
タに関するものである。
最近の電卓は多機能化、高級機化すると共に、
小型・軽量化しており、計算結果を印字データと
して保存できるプリンタ付電卓も小型・軽量化す
ることが望まれている。従つて、これに内蔵する
プリンタは小型、軽量であると共に、低消費電力
であることが望まれる。又、この種一般家庭で使
用される電子機器に内蔵されるプリンタとして
は、容易に入手可能で安価な38mm幅或いは58mm幅
の普通紙よりなるロール紙が使用でき、且つ印字
データが鮮明であることから、母形印字式である
ことが望まれる上、駆動源が少なく安価であるこ
とも期待される。
次に本考案の実施例に係るシリアルプリンタを
各項目に分けて図とともに説明する。最初、プリ
ンタの概略構成について述べる。
〔概略構成〕
第1図は、プリンタの概略構成図である。駆動
側プーリ1と従動側プーリ2とが所定の間隔をお
いて配置され、その間にエンドレス状の活字ベル
ト3が掛け渡されている。駆動源となる1つの直
流モータ4の回転軸にはウオーム5が取り付けら
れ、モータ4の駆動力は第1アイドルギア6およ
び第2アイドルギア7を介してメインギア8に伝
達される。メインギア8からの回転力はスプリン
グクラツチ(図示せず)を介して前記駆動側プー
リ1に伝達されるようになつており、またメイン
ギア8には印字・桁上げギア9が噛合できるよう
になつている。
印字・桁上げギア9には印字・桁上げ軸10の
一端が連結され、この印字・桁上げ軸10は駆動
側プーリ1と従動側プーリ2との間に配置され
て、活字ベルト3と平行に延びている。印字・桁
上げ軸10にはハンマホルダ11が軸方向に摺動
自在に取り付けられ、それには後述するようにハ
ンマと桁上げカムとが内蔵・支持されている。ハ
ンマホルダ11にはホルダリターンバネ12の一
端が連結され、バネ12の他端はベースに固定さ
れており、従つてハンマホルダ11はホルダリタ
ーンバネ12の引張力により従動側プーリ2寄り
のホームポジシヨン側に常に弾性付勢されてい
る。
印字・桁上げ軸10の近傍にはそれと平行にラ
ツク13が配置され、後述のようにハンマホルダ
11に内蔵されている桁上げカムとラツク13の
ラツク歯とが噛合できるようになつている。ラツ
ク13の後方には紙送りローラ14とプラテンを
兼ねた平板状のガイド板15が配置され、用紙1
6は紙送りローラ14とガイド板15の下方から
送り出されて、前記活字ベルト3の外側近傍に案
内される。17は所定のタイミングになつたとき
にメインギア8の回転力を駆動側プーリ1から印
字・桁上げギア9に切り替えて伝達するための選
択レバーで、電磁ソレノイド18によつて動作さ
れる。20はインクローラで、活字ベルト3の外
周側にある活字部と接触して活字面にインクを塗
布する。
このプリンタの一連の基本的動作は、活字選択
動作と、印字・桁上げ動作と、ハンマホルダリタ
ーン・紙送り動作とからなつており、これらの各
動作がシーケンシヤルに繰り返されることにより
多数行のプリントがなされる。前述の各動作なら
びにそれに関連した機構については順次説明して
いくが、その前に活字ベルト3の構成について説
明する。
〔活字ベルトの構成〕
活字ベルト3は第3図に示すようにエンドレス
状になつており、外周側に所定のピツチで多数の
活字部21が周方向に沿つて個々に設けられ、内
周側には周方向に沿つて所定のピツチで多数のベ
ルト歯部22が設けられている。個々の活字部2
1とベルト歯車22は互に対になるように、すな
わち両者とも同一のビツチで設けられており、活
字部21(ベルト歯部22)と隣の活字部21
(ベルト歯部22)との間は薄肉の連結部23で
互に連結されている。これら活字部21、ベルト
歯部22、連結部23は例えば合成ゴムや低重合
度の合成樹脂などで成形されて、活字ベルト3全
体として適度の可撓性、伸縮性ならびに弾性を有
している。
第3図に示すように活字ベルト3は同一の活字
配列をもつ2組の活字群からなり、1組の活字群
は記号群(MG)と数字群(FG)と数字群
(FG)とから構成されている。記号群(MG)に
は第14図に示すように「+」,「−」,「×」など
13種類の記号活字部が設けられている。数字群
(FG)にはそれぞれ「0」から「9」までの10種
類の数字活字部が同一配列で設けられている。従
つて1組の活字群には合計33文字の活字部21が
あり、活字ベルト全体としては66個の活字部21
が設けられている。このように使用頻度の高い数
字群(FG)を複数設けることにより、活字選択
のロスタイムを可及的に短縮することができる。
先に説明したように活字ベルト3は駆動側プー
リ1と従動側プーリ2との間に掛け渡され、活字
ベルト3の内周側に設けられたベルト歯部22が
駆動側プーリ1ならびに従動側プーリ2のプーリ
歯部24(第2図参照)とそれぞれ噛合して、ス
リツプがなく確実に活字ベルト3の回転が行なわ
れる。第1図に示すように駆動側プーリ1は同図
において反時計回り方向に回転され、活字ベルト
3は矢印A方向に回転して用紙16と対向する側
の従動側プーリ2と駆動側プーリ1との間が張り
側となる。このようなことから、活字ベルト3の
用紙16と対向する側はたるみがなく、多少振動
しても用紙16の送り方向に沿つて大きく振れる
ことがない。そのため印字したときの印字位置の
精度が高く、しかもプリンタの小型化にともなつ
て活字ベルト3と用紙16との間隔が狭くなつて
も不意に活字部21が用紙16に接触することが
ない。次に活字選択機構について説明する。
〔活字選択機構〕
最初、活字ベルト3の駆動機構について説明す
る。前述のようにモータ4の駆動力はウオーム
5、第1アイドルギア6ならびに第2アイドルギ
ア7を介してメインギア8に伝達される。さらに
メインギア8の駆動力を駆動側プーリ1に伝達し
たり、あるいはその駆動伝達を遮断したりするた
め、メインギア8と駆動側プーリ1との間には後
述のスプリングクラツチが介在されている。メイ
ンギア8の下にはコード円板25(第2図参照)
が同軸上に、配置され、結局駆動側プーリ1と同
期回転するようになつている。メインギア8はか
さ歯車の形状をしており、印字・桁上げギア9と
噛合できるようになつている。
前記スプリングクラツチを動力伝達可能な状態
(ON)にして、メインギア8から駆動側プーリ
1へ動力伝達を行なつたり、あるいはスプリング
クラツチを動力伝達不可能な状態(OFF)にし
て、駆動側プーリ1の回転を停止し、その代りメ
インギア8の駆動力を印字・桁上げギア9に伝達
してそれを回転するなどの動力達の切換えを行な
うのが選択レバー17である。この選択レバー1
7の操作でスプリングクラツチをONにして、駆
動側プーリ1を第1図に示すように矢印B向に回
転すれば、それに従つて活字ベルト3が矢印A方
向に移送される。
前記コード円板25の下面には図示してないが
駆動側プーリ1の回転角、換言すれば活字ベルト
3の移動量を検知するための所定の形状を有する
導電パターンが形成されている。さらにこの導電
パターンには、セツト接片とリセツト接片とコモ
ン接片とから構成される複数本の接片群が弾接さ
れている。これら接片群は、リード線により制御
部(図示せず)に接続されている。
コード円板25の上部にはコード板歯部26が
設けられ、それとセンサ歯車27の平歯車部28
とが噛合している。この平歯車部28の上には、
第4図に示すようにそれの歯先円直径と等しい直
径の円板部29が設けられ、平歯車部28から円
板部29にかけてそれら円周上の一個所にトリガ
ー溝部30が形成されている。平歯車部28の下
には、外周部の一個所にカム突起31を有するカ
ム円板部32が設けられている。
前記コード円板25におけるコード板歯部26
の歯数は、駆動側プーリ1におけるプーリ歯部2
4の歯数と等しくなつている。また、センサ歯車
27における平歯車部28の歯数は、活字ベルト
3における1組の活字群(記号群+数字群+数字
群)の活字総数と等しくなつている。従つてセン
サ歯車27が1回転する間に活字ベルト3が丁度
半回転することになる。
センサ歯車27の隣には制御歯車33が配置さ
れており、これの形状について第5図とともに説
明する。制御歯車33の最上部には周方向に一つ
の歯部34を有する一歯車部35が設けてあり、
それの中央部には嵌入孔36が穿設されている。
一歯車部35の下には、前記歯部34と対向する
個所の近くに欠歯部37を有する平歯車部38が
設けられ、この平歯車部38は前記センサ歯部2
7の平歯車部28と噛合できるようになつてい
る。平歯車部28の下には、前記欠歯部37とほ
ぼ反対側の外周部に一つの係止溝39を有する係
止部40が設けられている。係止部40の下に
は、それよりも若干径大の紙送りカム部41が設
けられ、それの外周には半周毎に2つの螺旋状歯
部42aと42bがクロスした状態で対向するよ
うに形成されている。これら一歯車部35、平歯
車部38、係止部40ならびに紙送りカム部41
を備えた制御歯車33は合成樹脂の成形により一
体に形成される。
制御歯車33の上方にはリセツト板43が配置
され、それの下面中央から垂下した軸44を制御
歯車33の前記嵌入孔36に圧入することによ
り、リセツト板43は制御歯車33と一諸に回転
する。リセツト板43の上面には、外周部近くに
一つの突部45が設けられている。
制御歯車33における前記係止部40の係止溝
39には、回動レバー46の爪部47が嵌入でき
るようになつている。回動レバー46には爪部4
7の他にカム面当接部48が突設され、それの先
端部は第6図に示すようにセンサ歯車27のカム
円板部32に常に弾接されている。
活字選択するために、最初、活字ベルト3の基
準位置を検出する必要がある。この実施例の場
合、センサ歯車27の回転にともなつてそれのカ
ム突起31で回動レバー46を回動した直後、換
言すれば回動レバー46の爪部47が制御歯車3
3の係止溝39から外れた直後に、活字ベルト3
における第2番目の数字群(FG)の「6」の活
字部21がホームポジシヨンにあるハンマ(後
述)と対応した位置が、活字ベルト3の基準位置
となるように構成されている。このように活字ベ
ルト3が基準位置にあるとき、ハンマと対応して
いる活字部21からの各活字部21の距離が予め
分かつているから、基準位置検出後に活字ベルト
3の移動量、換言すれば駆動側プーリの回転角を
コード円板25からのパルス信号をカウントする
ことにより、制御部から指令された活字部21が
ハンマと対応する位置まで活字ベルト3を回動さ
せることができる。なお、桁上げによつてハンマ
の位置が順次変化するから、そのハンマの移動量
を加味して前述のパルス信号をカウントすること
により、所望の活字選択がなされる。次に印字・
桁上げ機構についてて説明する。
〔印字・桁上げ機構〕
印字・桁上げ軸10にはハンマホルダ11がそ
れの軸方向に摺動自在に保持され、このハンマホ
ルダ11は第7図に示すような形状をしている。
すなわち、両側板の所定位置に印字・桁上げ軸1
0自由に回転できる挿通穴49,49が形成さ
れ、それの上方内側にはハンマ載置部50が後方
から前方に向けて水平に延びている。一方の側板
の後方にはバネ掛けピン51が突設され、それの
前方には長溝52がバネ掛けピン51の方向を向
いて水平に切り込まれている。ハンマホルダ11
の前方両側には隔壁部53が垂下され、それらの
間には1つの活字部21が突出可能な大きさの突
出口54が設けられている。前記ハンマ載置部5
0の上にはハンマ55が、それの先端に設けられ
た押出部56が前記突出口54と対向するように
載置される。ハンマ55の後端上面には凸部57
が突設され、ハンマホルダ11の上面に形成され
たガイド溝58にスライド可能に嵌入されてい
る。ハンマ55の一方の側面にはバネ掛けピン5
9が突設され、このピン59はハンマホルダ11
の長溝52から外側へ突出される。このバネ掛け
ピン59とハンマホルダ11のバネ掛けピン51
との間に引張りバネ(図示せず)が掛け渡され、
それの引張力によりハンマ55は活字ベルト3か
ら離れる方向(後方)に弾性付勢されている。な
お、活字ベルト3はハンマホルダ11の隔壁部5
3の内側を通るようになつている。
ハンマホルダ11のハンマ載置部50の下方に
は、印字・桁上げ軸10とスプライン結合される
桁上げカム60が内蔵されている。このカム60
は、中心部から外周に向けて一方向に延びたハン
マ駆動部61と、外周部に1条の突条62を有す
る桁上げカム部63と、楕円形をしたラツク復帰
用のラツク回動部64とから構成されている。前
記ハンマ駆動部61は、回転によりハンマ55に
設けられた受部65と当接するようになつてい
る。第8図は、前記桁上げカム部63のカム面展
開図である。前記突条62は、周方向の約半分の
部分にわたつて設けられた周方向に延びる円周状
突条62aと、周方向の残りの約半分の部分にわ
たつて設けられた螺旋状に延びる螺旋状突条62
bとからなり、これら突条62a,62bは連続
している。この突条62は、ラツク13の一方の
側面に等間隔に設けられたラツク歯66(第2図
参照)と噛み合うようになつている。
前記ラツク回動部64は、第9図に示すように
回転によりラツク13の端部(ホームポジシヨン
側)に設けられた復帰レバー部67に突き当たる
ようになつている。
ラツク13は印字・桁上げ軸10の近傍にそれ
と平行にかつ所定角度回動可能に配置され、これ
の回動によりラツク歯66が桁上げカム60の突
条62と噛合したり、あるいは噛合が解除された
りする。ラツク13の復帰レバー部67設けられ
ていない側の端部には、回転止め爪部68と倒し
用切欠部69とが形成されている。回転止め爪部
68ならびに倒し用切欠部69は、第10図なら
びに第11図に示すようにリセツト板43の突部
45と係合するようになつている。
第2図に示すように印字・桁上げギア9の一方
の側面には楕円形をしたレバー押出しカム部70
が設けられ、これはギアクラツチレバー71の立
壁部72の先端面と常に弾接されている。従つて
印字・桁上げギア9(レバー押出しカム部70)
が矢印C方向に1回転することにより、ギアクラ
ツチレバー71は矢印D方向に1回往復する。ま
たギアクラツチレバー71にはリセツト部73が
設けられ、これは第12図に示すようにリセツト
板43の突起45と当接するようになつている。
ハンマホルダ11がホルダリターンバネ12
(第1図参照)によつて引つ張られてホームポジ
シヨンにあるとき、前項の〔活字選択機構〕の項
で説明したように活字ベルト3の基準位置検出が
行なわれる、このときラツク13は第9図イに示
すように倒れており、ラツク歯66は桁上げカム
60の突条62とは噛み合つていない。また、制
御歯車33に付設されたバネ(図示せず)により
リセツト板43は矢印E方向に回動付勢されてい
るが、第10図イに示すようにラツク13が倒れ
て、それの回転止め爪部68がリセツト板43の
突起45を係止しているから、リセツト板43な
らびにそれと連結されている制御歯車33の回転
止めがなされている。
また基準位置を検出しているとき、第6図イに
示すように制御歯車33の欠歯部37がセンサ歯
車27の平歯車部28と対向して、両者は噛み合
つていない状態になつている。さらにこのとき回
動レバー46のカム面当接部48はセンサ歯車2
7におけるカム円板部32のカム底74に接して
おり、そのため回動レバー46の爪部47は制御
歯車33の係止溝39に入り込んでいる。
引き続きセンサ歯車27が矢印F方向に回転し
て、第6図ロに示すように回動レバー46のカム
面当接部48がカム突起31上に乗り上げると、
それにともなつて回動レバー46が矢印G方向に
回動して、それの爪部47が制御歯車33の係止
溝39から出る。しかし、第10図イに示すよう
に回転止め爪部68によつて回転止めされている
から、制御歯車33ならびにリセツト板43は回
転しないでそのままの状態にある。従つて第12
図イに示す如くリセツト板43は停止したままの
状態でギアクラツチレバー71だけが矢印D方向
に往復動する。センサ歯車27が回転して回動レ
バー46のカム面当接部48がカム突起31から
落ちた直後が活字ベルト3の基準位置に設定され
ているから、その基準位置の検出後に今度は活字
選択がなされる。なお、活字選択については前項
の〔活字選択機構〕の項で説明したので、ここで
は説明を省略する。前述のカム面当接部48の落
ち込みにより、回動レバー46は矢印G方向と反
対の方向に回動し、爪部47が再び制御歯車33
の係止溝39に入り込む。
最下行(ホームポジシヨン)での活字選択がな
されると、引き続き活字動作が行なわれる。
第13図イ,ロは印字動作を説明するための図
で、第13図イは印字前の状態を、同図ロは印字
した状態をそれぞれ示す図である。印字前の状態
では第13図イに示すように、引張りバネによつ
てハンマ55は後方へ引き寄せられており、図示
しないストツパーによつて位置決めされている。
従つて活字ベルト3(活字部21)はハンマホル
ダ11の隔壁部53とハンマ55の押出部56と
の間にあつて、押出部56とは若干離れている。
またハンマ駆動部61は下方に向いており、ハン
マ55の受部65とは接していない。
印字・桁上げ軸10はメインギア8からの駆動
伝達で矢印C方向に1回転する訳であるが、前の
半周でラツク13の復帰動作と印字動作が後の半
周で桁上げ動作が連続して行なわれるようになつ
ている。すなわち印字・桁上げ軸10矢印C方向
に回転すると、それにスプライン結合されている
桁上げカム60も一体回転する。第9図イ,ロに
示すようにこの桁上げカム60の矢印H方向の回
転初期に、ラツク回動部64で復帰レバー部67
を矢印I方向にけり上げ、それによつてラツク1
3が復帰して、同図ロに示すようにラツク歯66
と突条62とが噛合する。この最初の半周では円
周状突条62a(第8図参照)がラツク歯66と
噛み合つているから、桁上げカム60(ハンマホ
ルダ11やハンマ55なども一緒)の移送はな
く、その場で半周しているだけである。この桁上
げカム60の半周でハンマ駆動部61は第13図
ロに示すようにハンマ55の受部65に当接し、
引き続くハンマ駆動部61の回動でハンマ55は
引張りバネの弾性に抗して前方に押し出される。
選択されて用紙16と対向している活字部21
は、ハンマ55の押し出しによりそれの突出口5
4(第7図参照)から前方へ突出して用紙16に
押し付けられて所望の印字がなされる。なお、第
7図に示すように突出口54の両側には隔壁部5
3がそれぞれ設けられているから、サイドプリン
トなどの不要なプリントはなされない。桁上げカ
ム60の回転にともないハンマ駆動部61が第1
3図ロに示すように真横の位置から上側に移動す
ることにより、ハンマ55は引張りバネにより後
方へ引き寄せられ、ハンマ55は活字ベルト3か
ら離れる。このハンマ55の往復動の際、ハンマ
載置部50、凸部57とガイド溝58の係合なら
びにバネ掛けピン59と長溝58の係合によりハ
ンマ55は適正にガイドされる。
引き続いて桁上げカム60が回転すると、今度
は螺旋状突条62b(第8図参照)がラツク歯6
6と噛み合い、回転にともないハンマリターンバ
ネ12の弾性に抗してハンマホルダ11、ハンマ
55、桁上げカム60などが1桁相当分だけ上桁
方向(第1図において左側)へ移動してて桁上げ
がなされる。
説明が前後するが、前述のようにラツク13が
復帰することにより、第10図ロに示すようにラ
ツク13の回転止め爪部68が突起45から離れ
る。そのため制御歯車33ならびにリセツト板4
3の回転を阻止しているのは回動レバー46のみ
となる。そして第6図ロに示すようにカム面当接
部48がカム突起31により爪部47と係止溝3
9との係合が外れると、第6図ハに示すように制
御歯車33はバネ付勢力により矢印J方向に若干
回動して、一歯車部35の歯部34がセンサ歯車
27における円板部29の外周面に摺接する。こ
の第6図ハの状態を紙送りセツトの状態と呼ぶ。
このときリセツト板43の突起45は、第12図
ロに示す位置にある。
ここでセンサ歯車27のトリガー溝部34は、
カム突起31がカム面当接部48を押し出した後
30番目の活字部21が来たときに制御歯車33の
一歯歯部34と噛合する位置にあるように設計さ
れている。従つて紙送りセツト後、30文字分の活
字ベルト3の移送中に1度でも印字動作が行なわ
れれば、第12図ロに示すようにギアクラツチレ
バー11のD方向の往動でリセツト板43は矢印
K方向に回動して、突起45は同図イの位置まで
押し戻される。回動レバー46の爪部47は制御
歯車33における係止部40〔第5図ハ参照〕の
外周面に弾接されているから、前述のリセツト板
43の押し戻しにより第6図ニに示すように回動
レバー46の爪部47が制御歯車33の係止溝3
9に再び入り込み、センサ歯車27のトリガー溝
部30が歯部34の下を通過しても噛み合わず、
紙送り動作は行なわれない。このように活字選
択、印字動作、桁上げ動作、紙送りセツト動作な
らびにそれのリセツト動作が順次繰り返されて一
行分のプリントがなされる。次にハンマホルダリ
ターン・紙送り機構について説明する。
〔ハンマホルダリターン・紙送り機構〕
前述のように一行分のプリントが終了すると、
ハンマホルダ11を再びホームポジシヨンに帰す
とともに、一行分に相当する量だけ紙送りを行な
つて次の行のプリントに備える必要がある。
第2図に示すように前記制御歯車33における
紙送りカム部41の螺旋状歯部42は、中間歯車
75と噛合している。この中間歯車75の連結軸
76は紙送りローラ14の中心軸穴77に圧入さ
れ、紙送りローラ14と一体回転されるようにな
つている。
前述の紙送りセツト後、30文字分の活字ベルト
3の移送中に1度も印字動作が行なわれなければ
その行のプリントが終了したと見做される。従つ
て紙送りセツトがなされ、それから30番目の活字
が来たとき第6図ホに示すようにセンサ歯車27
のトリガー溝部34に制御歯車33の一歯歯部3
4が嵌入される。引き続いてセンサ歯車27の回
転で今度はセンサ歯車27の平歯車部26と制御
歯車33の平歯車部26が噛み合い、制御歯車3
3とリセツト板43が一回転される。
この制御歯車33の回転力はさらに中間歯車7
5を介して紙送りローラ14に伝達され、それの
回転で用紙16が一行分に相当する量だけ送られ
る。この紙送り動作中、すなわち第12図ハに示
すようにリセツト板43の突起45が約半周回転
したところで、第11図イに示すようにその突起
45がラツク13に設けられたテーパ状の倒し用
切欠部70の下に入り込む。さらにリセツト板4
3が矢印E方向に回転すると、ラツク13のラツ
ク歯66と反対側の方が突起45の入り込みによ
つて押し上げられ、ラツク13が矢印L方向に倒
される。このようにしてラツク13が倒される
と、ラツク歯車66と紙送りカム60の突条62
との係合が外れ、ハンマ55ならびに紙送りカム
60を内蔵したハンマホルダ11はホルダリター
ンバネ12の引張力によつてホームポジシヨンま
でリターンされる。
制御歯車33が一回転すると第6図に示すよう
にそれの係止溝39に爪部47が入り込み、欠歯
部37がセンサ歯車27と対向し、また第10図
イに示すようにリセツト板43の突起45は倒さ
れたラツク13の回転止め爪部68に係止され
て、次の行のプリントに備えられる。
第14図は各桁毎の活字の配列状態を示す図
で、紙送りセツト後、紙送り動作が開始されるま
での30文字分の活字には、どの桁においても全文
字種類が含まれている。従つて活字ベルト3が紙
送りセツト後に30文字分移送される間に印字動作
が行なわれないことは、その行のプリントが終了
したことを意味し、次の桁戻し、紙送り動作に入
る。
第15図は、メインギア8と駆動側プーリ1と
の間に介在されたスプリングクラツチ78の分解
斜視図である。
スプリングクラツチ78は図に示すように、円
筒状の駆動アーバ79と、スプリング固定管80
と、活字位置選択用ラチエツト81と、コイルス
プリング82とから構成されている。
コイルスプリング82の下側の一端82aがス
プリング固定管80の内周部に挿入・係止され、
一方、上側の他端82bが駆動側プーリ2の内周
部に挿入・係止される。そして駆動アーバ79の
外周部にコイルスプリング82を緊密に巻回した
状態で、この駆動アーバ79をスプリング固定管
80の中央孔、ラチエツト81の中央孔を通して
駆動側プーリ1の中央凹部(図示せず)に挿入
し、メインギア8の中央円筒部83が駆動アーバ
79の内周部に一体回転するように圧入される。
また、ラチエツト81の内周部に形成された扇形
突部84が駆動側プーリ1の中央凹部に設けられ
た扇形の窪み部(図示せず)と係合し(ただし、
前記扇形突部84と扇形窪み部との間には回転方
向に所謂コイルスプリング82のゆるみ角に見合
う微小間隙が設けてある)、ラチエツト81の中
央孔にスプリング固定管80の上側管状部85が
強嵌合されて、スプリング固定管80とラチエツ
ト81とプーリ1とが一体に回転するようになつ
ている。従つてこれら三者とメインギア8との間
が、コイルスプリング82を介して連結されたこ
とになる。
そしてラチエツト81の歯部に後述する選択レ
バー17の爪部が嵌入していない状態では、コイ
ルスプリング82が締つてメインギア8と駆動側
プーリ1とが一体回転する。選択レバー17の爪
部がラチエツト81の歯部に嵌入されてそれの回
転が阻止されると、直ちにコイルスプリング82
が緩み、メインギア8の回転力が駆動側プーリ1
には伝達されなくなる。
なお、同図に示すように駆動プーリ1は、プー
リ歯部24ならびに上部フランジ86を有する上
フランジ部87と、下部フランジ88を有する下
フランジ部89とから構成され、両者は嵌合によ
つて一体になつている。
このように構成されたプリンタの紙送り時は、
前述のようにメインギア8と一体回転するコード
円板25、センサ歯車27、制御歯車33、中間
歯車75のそれぞれの噛合により、直流モータ4
からの動力伝達で紙送りがなされる。ところで、
用紙16がロール紙で、その終端部がロール芯に
のり付けされていたり、用紙16が二重に巻かれ
ていたりして、用紙16が送れないようになつた
時、モータ4の駆動力がスプリングクラツチ78
におけるコイルスプリング82の他端82bにか
かる。このように急激な負荷変動がコイルスプリ
ング82の他端82bに集中すると、他端82b
が曲がつたり折れたりすることがあり、曲がると
タイミングがずれて誤印字などを生じ、また折れ
るとプリンタとして機能しなくなる。
そこで本考案では、前述のような紙送りモード
中でのコイルスプリング82への過大負荷を軽減
するため、用紙16が送れないような場合には、
コイルスプリング82と駆動アーバ79との間が
スリツプできるように構成されている。
このように過大な負荷がコイルスプリング82
に掛かるときに、駆動アーバ79との間にスリツ
プを生じさせる具体的な手段としては、例えばコ
イルスプリング82の巻数を少なくしたり、ある
いは摩耗係数の比較的低い材質で駆動アーバ79
を形成したり、また駆動アーバ79の外径とコイ
ルスプリング82の内径との寸法差を小さくする
などの方法がある。
本考案は前述のように、駆動源と、その駆動源
からの動力伝達によつて回転するメインギアと、
そのメインギアの回転力を活字回転体に選択的に
伝達するスプリングクラツチと、前記メインギア
の前記活字回転体への回転力の伝達がなされた状
態で前記スプリングクラツチを介して前記メイン
ギアから動力伝達がなされ活字用紙を所定方向に
送る紙送り機構とを備えたプリンタにおいて、前
記スプリングクラツチが、前記メインギアと一体
回転する駆動アーバと、その駆動アーバの外周に
所定の〓間を介して配置されるとともに前記活字
回転体と一体回転するスプリング固定管と、その
スプリング固定管の内周面と前記駆動アーバの外
周面との間に配置されて一端が前記スプリング固
定管に他端が前記活字回転体にそれぞれ係止され
たコイルスプリングと、前記スプリング固定管に
固定されたラチエツトと、そのラチエツトに嵌入
する選択レバーとを有するとともに前記活字体と
前記スプリング固定管との管には回転方向に前記
コイルスプリングのゆるみ角にほぼ見合う微小間
〓が形成され、前記選択レバーを前記ラチエツト
に嵌入していない時には、前記コイルスプリング
が締つて前記メインギアの回転力を活字回転体及
び紙送り機構に伝達し、一方、前記選択レバーを
前記ラチエツトに嵌入させた時には、前記コイル
スプリングが緩んで前記メインギアの回転力を活
字回転体に伝達させないように構成されており、
前記メインギアから紙送り機構へ動力伝達がなさ
れている状態で用紙が送れないような過大負荷が
生じた場合には、前記コイルスプリングの過大負
荷を軽減するため前記コイルスプリングと駆動ア
ーバとの間がスリツプするようになつていること
を特徴とするものである。
前述のような構成をとることにより、紙送りモ
ード中、つまりスプリングクラツチのコイルスプ
リングが駆動アーバを締めた状態の時に、何らか
の原因で用紙が遅れなくなつてモータの駆動力が
直接スプリングクラツチに掛つても、この負荷は
駆動アーバとコイルスプリングとの間のスリツプ
で吸収される。従つてコイルスプリング端部の変
形や折損がなくなり、印字品質が良好で信頼性の
高いプリンタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図はすべて本考案の実施例に係るプリンタを説
明するためのもので、第1図はプリンタの概略構
成図、第2図は本考案の要部分解斜視図、第3図
は活字ベルトの平面から視た説明図、第4図はセ
ンサ歯車の底面図、第5図は制御歯車を説明する
ための図で同図イは一歯車部の平面図、同図ロは
平歯車部の平面図、同図ハは係止部の平面図、同
図ニおよび同図ホは紙送りカム部の平面図および
側面図、第6図イ,ロ,ハ,ニ,ホは各状態にお
けるセンサ歯車と制御歯車と回動レバーとの係合
関係を示す説明図、第7図はハンマホルダとハン
マと桁上げカムの斜視図、第8図は桁上げカム部
のカム面展開図、第9図イ,ロはラツク復帰動作
を説明するための説明図、第10図イ,ロはラツ
クによるリセツト板の回転止め動作を説明するた
めの説明図、第11図イ,ロはラツクの倒し動作
を説明するための説明図、第12図イ,ロ,ハは
ギアクラツチレバーとリセツト板の係合関係を説
明するための説明図、第13図イ,ロは印字動作
を説明するための要部断面図、第14図は各桁毎
の活字の配列状態を示す説明図、第15図はスプ
リングクラツチの分解斜視図である。 1……駆動側プーリ、3……活字ベルト、4…
…直流モータ、8……メインギア、14……紙送
りローラ、16……用紙、33……制御歯車、4
1……紙送りカム部、75……中間歯車、78…
…スプリングクラツチ、79……駆動アーバ、8
0……スプリング固定管、82……コイルスプリ
ンバ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動源と、その駆動源からの動力伝達によつて
    回転するメインギアと、そのメインギアの回転力
    を活字回転体に選択的に伝達するスプリングクラ
    ツチと、前記メインギアの前記活字回転体への回
    転力の伝達がなされた状態で前記スプリングクラ
    ツチを介して前記メインギアから動力伝達がなさ
    れ活字用紙を所定方向に送る紙送り機構とを備え
    たプリンタにおいて、前記スプリングクラツチ
    が、前記メインギアと一体回転する駆動アーバ
    と、その駆動アーバの外周に所定の〓間を介して
    配置されるとともに前記活字回転体と一体回転す
    るスプリング固定管と、そのスプリング固定管の
    内周面と前記駆動アーバの外周面との間に配置さ
    れて一端が前記スプリング固定管に他端が前記活
    字回転体にそれぞれ係止されたコイルスプリング
    と、前記スプリング固定管に固定されたラチエツ
    トと、そのラチエツトに嵌入する選択レバーとを
    有するとともに前記活字体と前記スプリング固定
    管との管には回転方向に前記コイルスプリングの
    ゆるみ角にほぼ見合う微小間〓が形成され、前記
    選択レバーを前記ラチエツトに嵌入していない時
    には、前記コイルスプリングが締つて前記メイン
    ギアの回転力を活字回転体及び紙送り機構に伝達
    し、一方、前記選択レバーを前記ラチエツトに嵌
    入させた時には、前記コイルスプリングが緩んで
    前記メインギアの回転力を活字回転体に伝達させ
    ないように構成されており、前記メインギアから
    紙送り機構へ動力伝達がなされている状態で用紙
    が送れないような過大負荷が生じた場合には、前
    記コイルスプリングの過大負荷を軽減するため前
    記コイルスプリングと駆動アーバとの間がスリツ
    プするようになつていることを特徴とするプリン
    タ。
JP12450883U 1983-08-12 1983-08-12 プリンタ Granted JPS6032049U (ja)

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