JPH0244346B2 - Setsuchakuzaisoseibutsu - Google Patents

Setsuchakuzaisoseibutsu

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JPH0244346B2
JPH0244346B2 JP289783A JP289783A JPH0244346B2 JP H0244346 B2 JPH0244346 B2 JP H0244346B2 JP 289783 A JP289783 A JP 289783A JP 289783 A JP289783 A JP 289783A JP H0244346 B2 JPH0244346 B2 JP H0244346B2
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polymerizable
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JP289783A
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Kyuichi Mori
Takanori Okamoto
Hideaki Matsuda
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Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
Okura Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は金属の接着において室温で極めて短時
間に接着し、面接着強度及び油面接着性に優れた
一液性の構造用接着剤組成物に関するものであ
る。すなわち本発明は、金属と金属の面接着等に
おいてほぼ10分以内に固着し、数時間以内に実用
強度に達する速硬性と、引張、割裂、衝撃等の面
接着強度及び油で汚れた部品に対する接着性に優
れた一液性の接着剤組成物を提供するものであ
る。 構造用の無溶剤型接着剤としては従来よりエポ
キシ樹脂が一般的であり優れた面接着強度により
大量に使用されているが、欠点として二液タイプ
のものは使用直前に計量して充分に混合する必要
があり、混合後は一定時間内に使い切る必要があ
り、更に硬化剤による皮膚障害の問題がある。一
方、一液タイプは混合の必要がなく作業性良好で
あるが、硬化に120℃以上の高温を要することと
棚寿命に問題があるとされている。これに対し
て、近年アクリル系の構造用接着剤が一部用いら
れるようになつてきた。これは非混合の二液型
で、接着直前に一方の被着体表面に硬化促進剤を
含有するプライマーを塗布し、その後他方の表面
に有機過酸化物を含有する主剤を塗布した後、両
者をこすり合わせるようにして固定するもので混
合の必要がなく作業性が良好であること、室温短
時間で固着すると及びエポキシ樹脂に匹敵する接
着強度を有していることが特徴となつている。こ
のタイプの欠点としては、混合の必要はなくなつ
たがやはり二液系であり接着作業が二行程になる
こと、及び有機過酸化物や硬化促進剤による刺激
性が強いことがあげられる。 一方、本発明者等は特公昭47−29490号公報に
おいて、一般式(2) (但し、式中R2は水素またはメチル基、R3
炭素数2〜4個のアルキレン基またはハロゲン化
アルキレン基、mは1〜8の整数、nは1または
2を示す。) で表わされる重合性リン酸エステルを含有する硬
化性組成物を提案し、接着剤に対しても有用であ
ることを示唆し、また特公昭53−39480、同53−
47266、同54−28176および同55−1958号公報にお
いては、o−ベンゾイツクスルフイミドと一般式
(3) (但し、式中R4,R5は水素またはメチル基を
示す。) で表わされるアミンとの混合物またはその塩を用
いて刺激性の原因となる有機過酸化物を含有せ
ず、しかも一液性の接着剤としてはかなり速硬性
の組成物を見出した。しかしながら、後者の発明
においてはネジ部等の嵌合部の接着やシールには
優秀な性能を示すが、平面同士の構造用の接着に
用いた場合には接着強度が不充分であつた。そこ
で更に検討の結果、後者の発明の組成に前者の発
明の成分である一般式(2)で示される重合性リン酸
エステルまたはその塩を極く少量添加し、更に少
量の有機過酸化物と適当量の水を添加したところ
一液性でありながら室温速硬性であり、平面接着
強度と油面接着性に優れた構造用の接着剤が得ら
れることを見出し本発明に至つたものである。重
合性リン酸エステルを接着剤に利用した例は多数
みられるが、一液性のアクリル系接着剤に添加し
た例としては特開昭51−132234号及び特開昭57−
83572号がある。これらは両者共、本発明と組成
が異なる上に、接着剤としての性能も本発明の方
が著しく良好である。即ち、特開昭51−132234号
の組成に於ては接着に100℃以上の高温を要し、
最終強度も本発明と比較すると特に衝撃強度に於
て劣つている。また、これを室温で接着した場合
には接着速度が非常に遅く実用的なものとは言え
ない。特開昭57−83572の組成の場合は室温接着
可能となつているが、本発明の組成と比較すると
やはり接着速度、接着強度共著しく劣るものであ
る。以下、本発明の組成上の特徴及び性能につい
て詳述する。 本発明は一般式(1) (但し、式中R1は炭素数2〜4個のアルキレ
ン基、lは1〜8の整数を示す。) で表わされる水酸基含有重合性メタクリル酸エス
テル90〜20重量%と分子中にメタクリル基を2個
以上有する重合性メタクリル酸エステル10〜80重
量%の混合物100重量部と下記a〜d及び必要に
応じて重合禁止剤を添加してなる接着剤組成物に
関するものである。 a 一般式(2) (但し、式中R2は水素またはメチル基、R3
炭素数2〜4個のアルキレン基またはハロゲン
化アルキレン基、mは1〜8の整数、nは1ま
たは2を示す。) で表わされる重合性リン酸エステルまたはその塩
0.005〜0.5重量部。 b o−ベンゾイツクスルフイミドと一般式(3) (但し、式中R4,R5は水素またはメチル基を
示す。) で表わされるアミンまたはインドリンとの等モル
混合物、またはその塩0.5〜5.0重量部。 c 有機過酸化物 0.005〜1.0重量部。 d 水 0.2〜2.5重量部。 一般式(1)で表わされる単量体はアルキレングリ
コールまたはポリアルキレングリコールのモノメ
タクリレートであり、本発明の組成において強力
な面接着強度と油面接着性を得るために不可欠の
単量体である。また、水を均一に溶解させるため
にも単量体組成物の20重量%以上が必要である。
例としては、ヒドロキシエチルメタクリレート、
ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシ
ブチルメタクリレート、ポリエチレングリコール
モノメタクリレート、ポリプロピレングリコール
モノメタクリレート等があげられる。 分子中にメタクリル基を2個以上有する重合性
メタクリル酸エステルは本発明に於て、耐水性、
耐熱性及び接着性をより高めるために用いられ
る。例としては、ポリアルキレングリコールのジ
メタクリレート、多価アルコールのポリメタクリ
レート、ビスフエノールAのアルキレンオキサイ
ド付加物のジメタクリレート、二塩基酸とグリコ
ール及びメタクリル酸をエステル化して得られる
ポリエステルメタクリレート、液状ゴムの末端メ
タクリレート化物及び一般式(1)の化合物とグリコ
ール及びポリイソシアネート化合物を水酸基と
NCO基がほぼ当量になるように付加反応させて
得られるウレタンポリメタクリレート等があげら
れる。中でもビスフエノールAのアルキレンオキ
サイド付加物のジメタクリレートでアルキレンオ
キサイドの付加量がビスフエノールA1モルに対
して3モル以下のもの及びウレタンポリメタクリ
レートが総合的に優れた接着性能を示す。また、
これらの単量体の代りにアクリレートを使用する
こともできるが、皮膚刺激性、悪臭などの点で好
ましくない。 一般式(2)で表わされる重合性リン酸エステルま
たはその塩は本発明に於て面接着強度、油面接着
性を大巾に改善する目的で少量添加される。この
重合性リン酸エステルまたはその塩は、前述の如
き特定の組成の重合性メタクリル酸エステルに対
して、o−ベンゾイツクスルフイミドと一般式(3)
で示されるアミンまたインドリンとの等モル混合
物、またはその塩(以下S−アミン塩と略記)、
有機過酸化物及び水の共存下において接着強度を
高めるのに著しい効果を示すものである。即ち、
重合性リン酸エステルまたはその塩の添加によつ
て、添加しない場合と比較して衝撃強度等が数倍
となり、油面接着性も良好になつて一液速硬性で
ありながらエポキシ樹脂に匹敵する接着強度のも
のが得られる。一般式(2)の重合性リン酸エステル
としては、メタクリロイルオキシエチルアシツド
フオスフエート、ビス(メタクリロイルオキシエ
チル)アシツドフオスフエート、メタクリロイル
オキシプロピルアシツドフオスフエート、ビス
(メタクリロイルオキシプロピル)アシツドフオ
スフエート、メタクリロイルオキシクロルプロピ
ルアシツドフオスフエート、ビス(メタクリロイ
ルオキシクロルプロピル)アシツドフオスフエー
ト及びこれらのアクリロイルオキシタイプがあげ
られ、単独または混合系で使用される。これらは
種々の合成方法によつて得られるが、一般にヒド
ロキシアルキルメタクリレートと五酸化リンの付
加反応によつて得るのが有利である。例えば、ヒ
ドロキシクロルプロピルメタクリレートと五酸化
リンを無溶媒下、室温〜90℃で3対1モル比で付
加反応させることによつて、一般式(2)に示すn=
1と2の当モル混合物が容易に得られる。この混
合物は分離することなくそのまま添加することが
できる。また、これらの塩は一般式(2)で示される
重合性メタクリル酸エステルと中和剤を用いて常
法により製造することができる。中和剤として
は、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属の水
酸化物、炭酸塩、マグネシウム、カルシウム、バ
リウム等のアルカリ土類金属の酸化物、水酸化
物、炭酸塩、アンモニア、トリメチルアミン、ト
リエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチ
ルアミン、メチルアミン、エチルアミン、プロピ
ルアミン、ブチルアミン、エチレンジアミン、ト
リメチレンジアミン、ジエチレンジアミン、ヘキ
サメチレンジアミン等のアミンがあげられる。
尚、その他の金属化合物も中和剤として使用可能
であるが、毒性、保存安定性等の点でやや問題が
ある。以上のうち本発明においては重合性リン酸
エステルのNa塩、k塩及びアンモニウム塩が接
着強度の点で特に良好である。また、アンモニウ
ム塩とアミン塩は接着強度への寄与の他に組成物
の保存安定性を著しく向上させることが本発明で
見出された。従つて、アンモニウム塩とアミン塩
を用いた場合には他の重合禁止剤を用いることな
く長期間保存することができ有利である。これら
の重合性リン酸エステルまたはその塩の添加量
は、重合性メタクリル酸エステル単量体100重量
物に対して0.005〜0.5重量部、好ましくは0.1〜
0.3重量部である。この範囲を越えて多くなれば、
むしろ接着強度の低下を招き、逆に少なくなれば
本発明の目的にかなつた接着強度のものを得るこ
とはできない。 S−アミン塩はo−ベンゾイツクスルフイミド
と前記一般式(3)で示されるアミンまたはインドリ
ンを不活性溶媒中で付加反応させることによつて
容易に得られる。添加量は重合性メタクリル酸エ
ステル単量体100重量部に対して0.5〜5.0重量部
であり、5重量部をこえても性能の向上は認めら
れず0.5重量部より少ないと接着性能が低下する。
S−アミン塩は本発明において強力な硬化促進作
用を有し、このため硬化剤である有機過酸化物の
添加量を極く少量にすることができるものであ
る。また、塩の形にせずo−ベンゾイツクスルフ
イミドと一般式(3)のアミンまたはインドリンとを
ほぼ等モル量上記組成物に添加することによつて
も優秀な性能のものが得られるが、接着強度とア
ミン臭の点でやや塩の形の方が有利である。尚、
一般式(3)で示されるアミンとしては、1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、6・メチル・
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1,
2,3,4−テトラヒドロキナルジン等があげら
れる。 有機過酸化物としては、ハイドロパーオキサイ
ド類、ケトンパーオキサイド類、ジアルキルパー
オキサイド類、ジアシルパーオキサイド類及びパ
ーオキシエステル類等があげられるが、特に接着
速度、安定性等の点でハイドロパーオキサイド類
が最適である。ハイドロパーオキサイドとしては
t−ブチルハイドロパーオキサイド、p−メンタ
ンハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパー
オキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパ
ーオキサイド等があげられる。添加量は重合性メ
タクリル酸エステル単量体100重量部に対して
0.005〜1.0重量部、好ましくは0.01〜0.5重量部で
ある。本発明においては、このように極く少量の
添加で充分であり従来のアクリル系接着剤にみら
れるように2%以上の多量に添加する必要は全く
ない。有機過酸化物の添加量が2%をこえると臭
気が強くなるだけでなく、人体の皮膚に対して強
い刺激性を有するので労働衛生上からもできるだ
け少量、特に1%以下にすることが望ましい。し
かしながら、有機過酸化物の添加量を減少すると
従来の組成においては接着速度、接着強度が悪く
なり、本発明のように0.1%以下の少量でも良好
な接着性を有するものはみられなかつた。 水は本発明において接着速度を著しく速くする
ためと、面接着強度をあげるために不可欠の成分
であり、重合性メタクリル酸エステル単量体100
重量部に対して0.2〜2.5重量部、好ましくは0.5〜
2.0重量部添加される。水の添加によつて著しく
接着速度が速くなり、一液であるにもかかわらず
分単位の固着が可能となり、数時間で最終強度に
達するもので、従来のアクリル系構造用接着剤の
ように刺激性の強いアミン系の硬化促進剤をプラ
イマーとして塗布する必要はない。 本発明において必要に応じて添加される重合禁
止剤としては、公知のラジカル重合の禁止剤であ
るハイドロキノン、ベンゾキノン、ハイドロキノ
ンモノメチルエーテル等があげられるが、長期の
保存安定化の為には有機酸のアミン塩が特に好ま
しい。有機酸のアミン塩類を嫌気硬化性組成物に
使用した例としては、本発明者等による特公昭52
−47492があるが本発明の組成物に添加した場合
には著しいゲル化安定化作用を示すことが見出さ
れた。好ましい有機酸のアミン塩としては、メタ
クリル酸または酢酸のジエチルアミン塩、エレン
ジアミン塩及び2・エチルヘキシルアミン塩等が
あげられ、添加量は重合性メタクリル酸エステル
単量体100重量部に対して0.001〜10部、好ましく
は0.01〜5部である。また、前述の如く一般式(2)
で示される重合性リン酸エステルのアンモニウム
塩またはアミン塩を用いた場合にはそれ自体が強
力なゲル化安定剤として作用するため、あらため
て他の重合禁止剤を添加する必要はない。 尚、本発明の組成に対して更に、着色剤、増粘
剤、チクソトロピツク剤、可塑剤及び有機、無機
の充填剤等を適量添加することも可能である。以
上述べた如く、本発明で得られた接着剤は一液
性、無溶剤型でありながら非常に速硬性でプライ
マーの必要がなく、しかもエポキシ樹脂に匹敵す
るほどの面接着強度を有し、更に油面接着性にも
優れているもので、従来の接着剤の欠点を大巾に
改良したものと言える。次に本発明を実施例、比
較例及び参考例によつて更に詳しく説明する。但
し部は全て重量部を示す。 実施例 1 2−ヒドロキシプロピルメタクリレート50部と
ビスフエノールAのエチレンオキサイド2.6モル
付加物(平均付加量)のジメタクリレート(新中
村化学工業(株)製NKエステルBPE−2.6…以下
BPE2.6と略記する)50部に増粘剤としてアクリ
ルポリマー(三菱レイヨン製ダイヤナールBR−
75)を7.5部加え、80℃で2時間加熱溶解した。
次いでS−アミン塩としてo−ベンゾイツクスル
フイミドと1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ンとの塩(エタノール中40℃で、o−ベンゾイツ
クスルフイミドと1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリンを等モル付加反応することによつて得
た。……以下STQ塩と略記する。)1.5部を添加し
て10分間加熱溶解し、室温に冷却した後、クメン
ハイドロパーオキサイド0.5部及び水1.5部を添加
して撹拌溶解した。この系に各種の重合性リン酸
エステルを0.1部添加し、物性を測定した結果を
表に示す。但し物性の測定は以下の方法で実施
した。 Γ接着強度の測定 引張剪断強度:ASTM、D1002−64 被着体1.6mm厚みの冷間圧延軟鋼板使用 割裂強度:ASTM D1062−51 被着体SS−41一般構造用圧延鋼材使用 衝撃強度:ASTM D950−54 被着体SS−41一般構造用圧延鋼材使用 被着体の表面処理:240番サンドペーパで研
磨後トリクレン脱脂 測定温度湿度:23℃、50%RH 接着時間:24時間 Γ セツトタイムの測定 表面積3cm2(接着部)のSS−41鋼材ブロツク
を240番サンドペーパーで研磨後、トリクレン脱
脂したもの2枚を接着剤で貼り合せ、接着の開始
によつて手ではがすことができなくなるまでの時
間を測定してセツトタイムとした。尚、最終強度
の1/2である実用強度に達する時間も測定したが、
本発明の組成物はいずれも1時間以内であつた。
また100mlのポリエチレン容器に接着剤を50g入
れ50℃の乾燥器中で、接着剤が増粘またはゲル化
するまでの日数を測定し10日以上異常がなけれ
ば、その接着剤は室温で半年〜1年以上安定であ
ることを本発明者等は確認しているが、いずれの
接着剤も50℃で10日以上安定であつた。しかし
1000mlのポリエチレン容器に800g充填して同上
の安定性試験を行つた結果10日以内に増粘もしく
はゲル化が認められた。そこで重合禁止剤として
メタクリル酸のエチレンジアミン塩を0.05部添加
して安定性試験を行つた結果、いずれも50℃で10
日以上安定であつた。
【表】 実施例 2 実施例1の接着剤組成において、水の添加量を
1.0部、重合性リン酸エステルを表に示す2−
ヒドロキシエチルメタクリレートと五酸化燐を3
対1モル比で反応させて得られた重合性リン酸エ
ステル(以下HEM−P2O5と略記する。)の各種
塩にかえて添加し接着剤を調製して、実施例1と
同様に物性の測定を行つた。その結果、10分以内
の速いセツトタイムと優秀な接着強度を示した。 また、ゲル化安定性試験の結果、50g容量の場
合はいずれも50℃、10日以上安定であつたが、
800g容量の場合はアンモニウム塩とアミン塩の
系のみが10日以上安定であつた。
【表】 実施例3、比較例1〜11 実施例1の製造条件で、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレート50部、BPE部2.6,50部、アク
リルポリマー7部、STQ塩1.5部、クメンハイド
ロパーオキサイド0.3部、水2.0部、及び重合性リ
ン酸エステルHEM−P2O5 0.1部の組成の接着剤
を製造し、23℃における接着時間と引張剪断強度
の関係及びセツトタイム、割裂強度と衝撃強度を
実施例1と同様に測定した。尚、比較の為、重合
性リン酸エステルを接着剤に利用した一液性のア
クリル系接着剤として、特開昭51−132234号実施
例3〜5の試料No.3C,4C,5C及び特開昭57−
83572号実施例の組成番号4,8,12を実施例に
従つて製造し、本発明者等の方法で物性測定を行
つた結果を表及びに示す。表及び表から
明らかなように、比較例1〜5の接着強度は非常
に遅く、接着強度においても比較例6〜11の23℃
の接着条件では接着強度が低い。比較例6〜8に
おいては120℃で加熱硬化を行えば、接着強度が
高くなつているものもあるが面接着としては低
い。一方本発明の組成物からなる接着剤は、セツ
トタイム及び接着速度が非常に速く3〜4分です
でに硬化が開始しており、5時間でほとんど平衡
強度に達している。接着強度においても、面接着
に要求される引張剪断、割裂及び衝撃強度とも良
好でありバランスのとれた接着剤であることがわ
かる。
【表】
【表】 実施例 4 2−ヒドロキシプロピルメタクリレート50部と
BPE2.6 50部にアクリルポリマー7部を加え80℃
で2時間加熱溶解した。次いで、o−ベンゾイツ
クスルフイミド0.868部(0.0047モル)、1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン0.632部(0.0047
モル)、またはその塩、即ちSTQ塩を1.5部添加し
て、10分間溶解し室温に冷却した後、重合性リン
酸エステルHEM−P2O5 0.05部、水2.0部及びク
ンハイドロパーオキサイド0.3部を添加して撹拌
溶解して調製した接着剤について実施例1と同様
に物性測定を行つた結果を表に示す。 いずれも良好な接着性を示しているが、塩の系
がやや接着強度が良好でありアミン臭も少ない傾
向が認られる。
【表】 実施例5、比較例12〜14 2−ヒドロキシプロピルメタクリレート50部と
BPE2.6 50部にアクリルポリマー7部を添加して
80℃で2時間加熱溶解した。次いで、表に示す
S−アミン塩を1.5部添加して10分間加熱溶解し
室温に冷却した後、重合性リン酸エステルHEM
−P2O50.05部、クメンハイドロパーオキサイド
0.3部及び水2.0部を添加し撹拌溶解して製造した
接着剤の物性を実施例1と同様に測定した。尚比
較例として水を添加しない系でも同様に接着剤を
製造し物性の測定を行つた。いずれのS−アミン
塩も速いセツトタイムと高い接着強度を示してい
る。接着剤組成に水が無い場合はセツトタイムが
非常に遅く、衝撃強度も低いことが明らかであり
本接着剤には水が不可欠であることを示してい
る。
【表】 実施例 6 BPE2.6 50部、表の水酸基含有重合性メタク
リル酸エステル50部、アクリルポリマー7.5部、
STQ塩1.5部、クメンハイドロパーオキサイド0.5
部、水1.0部及び重合性リン酸エステルHEM−
P2O5 0.1部からなる接着剤を実施例1と同様に調
製し、物性測定した結果を表に示す。特に2−
ヒドロキシプロピルメタクリレートからの接着剤
が優秀であつた。
【表】 実施例7、比較例15〜17 2−ヒドロキシプロピルメタクリレート50部と
表の重合性メタクリル酸エステル50部、アクリ
ルポリマー7部、STQ塩1.5部、クメンハイドロ
パーオキサイド0.5部、水1.0部及び重合性リン酸
エステルHEM−P2O5 0.1部からなる接着剤を実
施例1と同様に調製し、物性を測定した結果を表
に示す。尚、比較の為に市販エポキシ樹脂、市
販嫌気性接着剤についても物性を測定した。本発
明の組成からなる接着剤が従来の組成の嫌気性接
着剤と比較して極めて優秀であり、市販常温硬化
用エポキシ樹脂に匹敵する強度を有していること
がわかる。
【表】 実施例8、比較例18〜19 2−ヒドロキシプロピルメタクリレート50部、
BPE2.6 50部、液状ゴムの末端メタクリレート化
物(宇部興産ハイカーCTBNXの末端カルボキシ
ル基に当量のグリシジルメタクリレートを付加さ
せたもの)5部、STQ塩1.5部、クメンハイドロ
パーオキサイド0.5部、重合性リン酸エステル
HEM−P2O50.1部及び水0〜3部よりなる接着
剤を実施例1と同様に調製し物性測定を行つた結
果、表の如くなつた。水が添加されると、特に
衝撃強度の増加が著しく、またセツトタイムも水
がない場合に比べて著しく速くなつている。 添加量が3部になると、セツトタイムに問題は
ないが、特に割裂強度が低下する傾向が見られ
る。
【表】 実施例9、比較例20〜21 2−ヒドロキシプロピルメタクリレート50部、
BPE2.6 50部、アクリルポリマー7部、STQ塩
1.5部、クメンハイドロパーオキサイド0.5部、水
1.0部及び重合性リン酸エステルHEM−P2O50〜
0.7部よりなる接着剤を実施例1と同様に調製し
物性測定した結果を表に示す。表で明らかなよ
うに、HEM−P2O5が微量存在することにより著
しく接着強度が増大している。 しかしながら、0.5部をこえると強度の低下が
みられ、セツトタイムも遅くなる傾向がある。
【表】 実施例10、比較例22〜23 2−ヒドロキシプロピルメタクリレート50部、
BPE2.6 50部、アクリルポリマー7部、STQ塩
1.5部、水1.0部、重合性リン酸エステル(HEM
−P2O50.1部及びクメンハイドロパーオキサイド
0〜2.0部よりなる接着剤を実施例1と同様に調
製し、物性測定した結果を表XIに示す。表で明ら
かなように、クメンハイドロパーオキサイドを添
加しない場合は、全く接着しないが、極く少量添
加しただけで優秀な物性を示している。また添加
量が1.0部をこえると、逆にやや強度の低下がみ
られた。
【表】 比較例 24 実施例1において、重合性リン酸エステルが
HEM−P2O5である接着剤組成からSTQ塩を除い
た系で接着試験を行つた結果、24時間後も全く接
着していなかつた。従つて本発明において、
STQ塩は不可欠の成分であることが明らかであ
る。 実施例11、比較例25〜27 2−ヒドロキシプロピルメタクリレートと
BPE2.6の混合組成比及び粘度をほぼ一定にする
ためのアクリルポリマーの添加量を表XIIの如く変
化させて調製した接着剤について、実施例1と同
様に物性は測定した結果を表に示す。尚その
他の添加物はSTQ塩1.5部、クメンハイドロパー
オキサイド0.5部、水1.0部、重合性リン酸エステ
ルHEM−P2O50.1部である。表から明らかなよ
うに、単量体組成における2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレートは90〜20重量%が必要である。
【表】
【表】 参考例 1 実施例7における重合性メタクリル酸エステル
がウレタンポリメタクリレートである接着剤につ
いて油面接着性を測定した結果が表である。
油は切削油を被着体の表面に0.12×10-3g/cm2
一に塗布したものを使用し、他の条件は実施例1
と同じである。表で明らかな如く、油の付着によ
つても面接着としては良好な値を保持している。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(1) (但し、式中R1は炭素数2〜4個のアルキレ
    ン基、lは1〜8の整数を示す。) で表わされる水酸基含有重合性メタクリル酸エス
    テル90〜20重量%と分子中にメタクリル基を2個
    以上有する重合性メタクリル酸エステル10〜80重
    量%の混合物100重量部と下記a〜d及び必要に
    応じて重合禁止剤を添加してなる接着剤組成物 a 一般式(2) (但し、式中R2は水素またはメチル基、R3
    は炭素数2〜4個のアルキレン基またはハロゲ
    ン化アルキレン基、mは1〜8の整数、nは1
    または2を示す。) で表わされる重合性リン酸エステルまたはその
    塩0.005〜0.5重量部。 b O−ベンゾイツクスルフイミドと一般式(3) (但し、式中R4,R5は水素またはメチル基
    を示す。)で表わされるアミンまたはインドリ
    ンとの等モル混合物、またはその塩0.5〜5.0重
    量部。 c 有機過酸化物0.005〜1.0重量部。 d 水0.2〜2.5重量部。 2 分子中にメタクリル基を2個以上有する重合
    性メタクリル酸エステルが一般式(4) (但し、式中R6,R7は炭素数2〜4個のアル
    キレン基、o,pは1または2でo+p≦3を示
    す。) で表わされる単量体であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の接着剤組成物。 3 分子中にメタクリル基を2個以上有する重合
    性メタクリル酸エステルが一般式(1)の化合物とポ
    リアルキレングリコール及びジイソシアネートを
    2対1対2のモル比で付加反応させることによつ
    て得られるウレタンジメタクリレートであること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の接着剤
    組成物。 4 一般式(2)で表わされる重合性リン酸エステル
    の塩が、アルカリ金属、アルカリ土類金属よりな
    る金属塩、アンモニウム塩またはアミン塩である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第3項
    のいずれか1項記載の接着剤組成物。 5 重合禁止剤が有機酸のアンモニウム塩または
    アミン塩である特許請求の範囲第1項〜第4項の
    いずれか1項記載の接着剤組成物。 6 有機過酸化物がハイドロパーオキサイドであ
    る特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1項
    記載の接着剤組成物。
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