JPH0246249B2 - Fuirutaaoyobisonoseizohoho - Google Patents
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- JPH0246249B2 JPH0246249B2 JP14727486A JP14727486A JPH0246249B2 JP H0246249 B2 JPH0246249 B2 JP H0246249B2 JP 14727486 A JP14727486 A JP 14727486A JP 14727486 A JP14727486 A JP 14727486A JP H0246249 B2 JPH0246249 B2 JP H0246249B2
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D39/00—Filtering material for liquid or gaseous fluids
- B01D39/14—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
- B01D39/16—Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of organic material, e.g. synthetic fibres
- B01D39/1669—Cellular material
- B01D39/1676—Cellular material of synthetic origin
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明はフイルターの構造及びその製造方法に
関するものであつて、特に集塵用バグフイルター
として適したものである。 バグフイルターとしては、従来から織布や不織
布が広く使用されている。これらのフイルター
は、主としてフイルターに付着したダストの一次
層により濾過をするものであり、また不織布フイ
ルターは、フイルター内部での濾過機能をも併せ
有しており、集塵効率が高い。 またこれらのフイルターについて、表面を毛焼
きして毛羽を無くしたり、不織布の表面部分に、
低融点繊維又は、低融点表皮部分と高融点骨格部
分とからなる芯鞘型複合繊維を使用し、表面を熔
融して鏡面加工を施し、ダストの剥離性を向上さ
せることも行われている。 しかしながらこれらのフイルターにおいては、
使用開始時やダストを払い落とした直後において
は、ダストの一次層が形成されていないため、こ
れが形成されるまでの間は濾過効率が低く、充分
な濾過ができない。 近年バグフイルターの高性能化に伴い、圧力損
失が小さく、集塵効率が高く、且つダストの良好
な剥離性を有するフイルターの要求が高まつてき
ている。 かかる要求に対し、織布又は不織布等からなる
補強材の表面に、通気性を有する多孔質樹脂層を
形成した構造のフイルターが提案されている。こ
の構造のフイルターは、ダストの一次層が形成さ
れるのを待たず、多孔質樹脂層の表面で大部分の
ダストが濾過されるので、使用開始時やダストを
払い落とした直後における性能が優れており、集
塵効果が大きい。 従来の技術 前記構造のフイルターとしては、補強材の表面
に、連続気孔組織を有する多孔質四フツ化エチレ
ン重合体層を形成したもの(特開昭52−80579
号)、補強材としてのフエルトの表面に、一部に
気泡の残存した発泡樹脂層を形成したもの(実開
昭54−164179号)、補強材の表面に、導電性フイ
ラー入りの微小孔を無数に有する発泡樹脂層を形
成したもの(特開昭60−64612号)等が知られて
いる。 発明が解決しようとする問題点 この種のフイルターにおいては、多孔質樹脂層
の表面においてダストを濾過するものであるた
め、空気抵抗を小さくし、圧力損失を少なくし、
またダストによる目詰まりが少ないものとするた
めに、その多孔質樹脂層の厚みはできるだけ薄い
ものであることが好ましい。ところが一方、多孔
質樹脂層の厚みが薄いと、ダストによる表面の摩
耗により、多孔質樹脂層が摩滅したり、破れたり
剥がれたりし易く、また不織布表面の毛羽が多孔
質樹脂層の表面から突出し、ダストの剥離性に劣
るものとなる。 前記特開昭52−80579号公報に示されたものに
あつては、多孔質樹脂層に使用される四フツ化エ
チレン重合体は、それ自体接着性に乏しく、補強
材との接着性に欠け、耐摩耗性が低いものであつ
た。 また、実開昭54−164179号公報や特開昭60−
64612号公報に示された構造のものは、多孔質樹
脂層の厚みの設定が際めて困難である。すなわち
前述のように、多孔質樹脂層の厚みが厚いと、空
気抵抗が大きく、圧力損失が大きくなり、ダスト
による目詰まりを生じ易いものとなる。また逆に
これが薄いと、多孔質樹脂層の表面から毛羽が突
出してダストの剥離性に劣り、また多孔質樹脂層
が摩耗により補強材表面から剥離したり破れたり
し易く、耐久性に劣るものとなるのである。 本発明はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、圧力損失が小さくて目詰まりを生じ難く、且
つ多孔質樹脂層の耐摩耗性に優れ、耐久性に優れ
たフイルターを提供することを目的とするもので
ある。 問題点を解決する手段 而して本発明のフイルターは、織布の片面に目
付重量10g/m2以上の第一の不織布を、他面に目
付重量150g/m2以上の第二の不織布を、それぞ
れ重ねて、両面からニードルパンチを施してなる
補強材の、前記第一の不織布上に固形分重量10〜
50g/m2の第一の発泡樹脂層を形成し、該第一の
発泡樹脂層上に該第一の発泡樹脂層を形成する樹
脂よりも表面離型性の良好な樹脂による固形分重
量20〜100g/m2の第二の発泡樹脂層を形成し、
前記第一の発泡樹脂層と第二の発泡樹脂層との厚
さの和が0.2mm以下であることを特徴とするもの
である。 以下本発明のフイルターの構造を、図面に従つ
て説明する。図面は本発明のフイルターを示すも
のである。1は補強材であつて、織布2の片面に
第一の不織布3が、他面には第二の不織布4がそ
れぞれ重ねられ、その両面からニードルパンチが
施されている。 織布2は、ポリエステル、ポリエチレン、、ポ
リプロピレン、ナイロン、ポリアクリロニトリ
ル、芳香族ポリアミド等の合成繊維よりなる織物
であつて、その組織としては、平織り、綾織り、
朱子織り、その他の適宜の組織を使用することが
できる。 第一の不織布3及び第二の不織布4も織布2と
同様に、ポリエステル、ポリエチレン、、ポリプ
ロピレン、ナイロン、ポリアクリロニトリル、芳
香族ポリアミド等の合成繊維よりなり、短繊維又
は長繊維の不織布を使用することができる。これ
らの不織布の目付重量は、第一の不織布3が10
g/m2以上、第二の不織布4が150g/m2以上と
するべきである。 補強材1の通気度、引張り強さ、引裂き強度、
寸法安定性等の機械的性能については、ダストの
種類やフイルターを使用する条件等によつて、最
適値は異なるが、一般的なバグフイルターとして
は、通気度は10c.c./cm2/sec以上(JIS−L−
1096、フラジール形法、以下同じ。)、引張り強さ
は50kgf/5cm幅以上(同、ストリツプ法)、引
裂き強度は20kgf以上(同、トラペゾイド法)、
寸法安定性については、5%伸長時の引張り荷重
が15kgf/5cm幅以上であるのが望ましい。 この補強材1における、前記第一の不織布3の
上には表面濾過層5が形成されている。該表面濾
過層5は、第一の不織布3の上に形成された第一
の発泡樹脂層6と、該第一の発泡樹脂層6の上に
形成された第二の発泡樹脂層7との二層よりなつ
ている。 前記表面濾過層5を構成する樹脂としては、耐
熱性や発泡性の点から、アクリル系の、比較的ゴ
ム弾性が大きく、エマルジヨンを形成することの
できる合成樹脂若しくはゴム、又はそれらの共重
合体が適している。その最適の例としては、メチ
ルメタアクリレート−アクリル酸エステル共重合
体が挙げられる。またその他のスチレンブタジエ
ン系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリア
ミド系の樹脂若しくはゴム又はこれらの共重合体
であつても、エマルジヨンを形成し得るものであ
れば使用可能である。 前記第一の発泡樹脂層6と第二の発泡樹脂層7
とは、互いに異なる樹脂を使用することもできる
が、接着性の点から同一系統の樹脂を主体とする
ものが好ましい。第一の発泡樹脂層6としては、
ガラス転移温度が常温よりも低く粘着性を有する
樹脂が望ましい。また第二の発泡樹脂層7は、第
一の発泡樹脂層6よりも表面離型性の良好な樹脂
を使用する。かかる樹脂としては、粘着性を有す
る第一の発泡樹脂層6を構成する樹脂に、粘着防
止剤として、前記樹脂と同系統の樹脂であつてガ
ラス転移温度が常温よりも高い樹脂を添加し、粘
着性を低下させたものが好ましい。 例えば発泡樹脂として前記メチルメタアクリレ
ート−アクリル酸エステル共重合体を使用する場
合においては、第一の発泡樹脂層6としては、ガ
ラス転移温度が−17℃程度のものを使用し、第二
の発泡樹脂層7としては、ガラス転移温度が−17
℃程度の樹脂70〜95重量%に、ガラス転移温度が
50℃程度の樹脂を5〜30重量%添加したものを使
用する。またガラス転移温度の高い樹脂に代え
て、粘着防止剤として、シリカ、タルク等の無機
添加物や、フツ素系又はシリコン系樹脂のエマル
ジヨン、オイル、粉末等を添加することもでき
る。 また前記第一の発泡樹脂層6の塗布量は、固形
分重量として10〜50g/m2とするのが良く、前記
第二の発泡樹脂層7の樹脂量としては20〜100
g/m2とするのが適当である。また表面濾過層5
の厚みは、全体で0.2mm以下とするのが好ましい。
表面濾過層5の樹脂量が過度に少ないと、その表
面から補強材1の毛羽が突出して平滑な表面が得
られ難く、ダストの離型性に劣る。また樹脂量が
過度に多いと、空気抵抗が大きくなり、圧力損失
が大きく好ましくない。 表面濾過層5中の第二の発泡樹脂層7の孔径
は、対象となるダストの粒子径に応じて設定すべ
きであるが、一般にバグフイルター用としては、
10〜20μm程度が適当である。第一の発泡樹脂層
6の孔径は第二の発泡樹脂層7の孔径と同じかま
たはそれ以上であるのが好ましい。第一の発泡樹
脂層6の孔径が小さいと、第一の発泡樹脂層6と
第二の発泡樹脂層7との境界においてダストの目
詰まりが生じ、ダストの離型も困難となるので好
ましくない。本発明のフイルターにおける表面濾
過層5の通気度は、10〜25c.c./cm2/sec程度が適
当である。 次に本発明のフイルターの製造方法は、織布の
片面に目付重量10g/m2以上の第一の不織布を、
他面に目付重量150g/m2以上の第二の不織布を
それぞれ重ね、両面からニードルパンチを施して
補強材を形成し、該補強材における前記第一の不
織布上に、発泡性樹脂液を固形分重量10〜50g/
m2となるように塗布し、該発泡性樹脂液を固化せ
しめた後熱ロールで圧着して第一の不織布の表面
の毛羽を寝かせて第一の発泡樹脂層を形成し、次
いで前記発泡性樹脂液よりも離型性の良好な発泡
性樹脂液を固形分重量20〜100g/m2となるよう
に離型紙に塗布し、未だ固化しない状態で前記第
一の発泡樹脂層上に圧着し、これを固化せしめて
第二の発泡樹脂層を形成した後離型紙を除去する
ことを特徴とするものである。 本発明を工程を追つて説明すると、先ず第一工
程として、織布2の片面に目付重量10g/m2以
上の第一の不織布3を、他面に目付重量150g/
m2以上の第二の不織布4をそれぞれ重ね合わせ、
両面からニードルパンチを施し、一体の補強材1
を形成する。 次に第二工程として、機械発泡の可能なエマル
ジヨン状態の樹脂に、硬化剤、硬化触媒、整泡剤
及び増粘剤を配合し、オークスミキサー等により
機械発泡を行い、得られた発泡組成物を、前記補
強材1の第一の不織布3上に、固形分重量10〜50
g/m2となるように塗布し、乾燥する。発泡組成
物の発泡倍率は、孔径や樹脂層の強度等から、3
〜5倍程度が適当である。乾燥後、発泡樹脂の表
面を適当な熱ロールで圧着し、第一の不織布3の
表面の毛羽を寝かせ、第一の発泡樹脂層6を形成
する。 次に第三工程として、機械発泡の可能なエマル
ジヨン状態の樹脂に硬化剤、硬化触媒、整泡剤及
び増粘剤を配合し、さらに粘着防止剤を添加して
機械発泡を行う。発泡倍率は、3〜5倍程度が適
当である。得られた発泡組成物を、離型紙上に固
形分重量20〜100g/m2となるように塗布し、未
乾燥状態で、前記第一の発泡樹脂層6の表面に圧
着する。圧着力の大きさは、発泡組成物の泡が押
し潰されない程度が好ましく、1kgf/cm以下と
するのが好ましい。圧着後、徐々に昇温して乾燥
し、硬化させて、離型紙を除去する。これによ
り、第一の発泡樹脂層6の表面に第二の発泡樹脂
層7が形成される。 作 用 本発明のフイルターは、表面濾過層5が第一の
発泡樹脂層6と第二の発泡樹脂層7との二層より
なるので、補強材1の表面の毛羽は第一の発泡樹
脂層6内に埋入され、第二の発泡樹脂層7を貫い
て突出することがない。従つてフイルターの表面
が平滑となり、ダストの離型性に優れ、また表面
濾過層5が多少摩耗された場合においても、毛羽
が突出することがない。また第二の発泡樹脂層7
は第一の発泡樹脂層6よりも離型性に富んでいる
ので、第一の発泡樹脂層6において補強材1に対
して強固に接着することができると共に、第二の
発泡樹脂層7はダストに対する剥離性に優れた表
面を形成する。 而して本発明のフイルターでダストを濾過する
場合には、ダストの大部分は表面濾過層5におい
て捕捉され、該表面濾過層5を通過した僅かのダ
ストは第一の不織布3内部で捕捉される。表面濾
過層5の厚さが0.2mm以下と極めて薄いので、ダ
ストにより表面濾過層5内部で目詰まりを生じる
ことはない。また第一の不織布3の目付重量が10
g/m2以上であるので、表面濾過層5を通過した
ダストは第一の不織布3内で確実に捕捉すること
ができ、そのダストが織布2と第一の不織布3と
の境界にまで到達することはなく、織布2に目詰
まりを生じさせることもない。 また表面濾過層5の表面が離型性に優れた第二
の発泡樹脂層7より成つているので、フイルター
表面にダストが蓄積された場合には、これを容易
に払い落とすことができる。 また補強材1における第二の不織布4は、フイ
ルターの厚みを確保すると共に、機械的強度を確
保し、本発明のフイルターを取付けた場合におい
て、そのフランジやリテナー等による損傷を防止
する作用をする。 また本発明の方法においては、補強材1の上に
第一の発泡樹脂層6を形成し、その上を熱ロール
で圧着して毛羽を寝かせるので、補強材1におけ
る第一の不織布3の表面の毛羽は、前述のように
第一の発泡樹脂6内に埋入され、第二の発泡樹脂
層7にはほとんど侵入することがない。さらに第
二の発泡樹脂層7を離型紙に塗布し、これを未乾
燥状態で第一の発泡樹脂層6の表面に重ねて圧着
するので、表面濾過層5の樹脂量が少なく厚みが
小さくても、極めて平滑な表面を形成することが
できる。 発明の効果 本発明のフイルターによれば、フイルターの表
面に表面濾過層5が形成されており、該表面濾過
層5によつてダストを濾過するので、ダストの一
次層が形成されるのを待つことなく、使用開始時
及びダスト払い落とし直後においても、有効にダ
ストを捕捉することが可能であり、集塵効率が高
い。 また前述のように、補強材1の毛羽が第一の発
泡樹脂6内に埋入され、その上に第二の発泡樹脂
層7が形成されているので、表面濾過層5が充分
に薄いものであつても、該表面濾過層5が摩耗す
ることにより毛羽が突出することがなく、ダスト
の剥離性を妨げることがない。 従つて本発明のフイルターは、表面濾過層5の
厚さが0.2mm以下と充分に薄く、圧力損失が少な
いものであつて、しかも表面が平滑であつて、ダ
ストの剥離性に優れ、耐久性に優れたものであ
る。 また本発明の方法によれば、補強材1に第一の
発泡樹脂層6を塗布して乾燥した後熱ロールで圧
着し、その上に離型紙に塗布した第二の発泡樹脂
層7を未乾燥状態で圧着するので、薄く且つ平滑
で、耐摩耗性に優れた表面濾過層5を形成するこ
とができる。 実施例 以下本発明の実施例を述べ、比較例と比較検討
する。 実施例 第一の不織布3としての目付重量84g/m2のポ
リエステルスパンボンド不織布の上に、250dの
ポリエステルフイラメント糸を30.5×31.5本/
inchで平織りに織成した織布2を重ね、さらにそ
の上に、第二の不織布4としての目付重量210
g/m2のポリエステルスパンボンド不織布を重ね
合わせ、その上下両側から合計250本/cm2の密度
でニードルパンチを施して、補強材1を形成し
た。 メチルメタアクリレート−アクリル酸エステル
共重合体エマルジヨン(大日精化工業株式会社製
レザミンAEX−320、ガラス転移温度約−17℃、
固形分濃度55重量%)100重量部に、硬化剤とし
てメラミンを10重量部、硬化触媒として有機酸ア
ミンを1重量部加え、さらに製泡剤としてステア
リン酸アンモニウムを7重量部及び増粘剤として
ポリアクリル酸ナトリウムを2重量部添加し、こ
れを混合して固形分濃度54重量%の混合液Aを調
製した。 また前記混合液Aにさらに粘着防止剤として、
メチルメタアクリレート−アクリル酸エステル共
重合体エマルジヨン(中央理化工業株式会社製
ES−251、ガラス転移温度約50℃、固形分濃度48
重量%)を10重量部添加して、固形分濃度54重量
%の混合液Bを調製した。 次に前記混合液Aを、オークスミキサーで機械
発泡を行い、発泡倍率約3倍の発泡組成物を形成
し、これを前記補強材1の第一の発泡樹脂層6の
上に60g/m2(固形分32g/m2)塗布した。次い
でこれを120℃で2分間加熱して乾燥した後、さ
らに110℃の熱ロールにかけて、塗布面を平滑に
した。 次に、前記混合液Bを同様にして3倍に発泡さ
せ、この発泡組成物を離型紙に100g/m2(固形
分54g/m2)塗布し、未乾燥状態で前記補強材1
における第一の発泡樹脂層6の塗布面に重ねた。
これをカレンダーロールで0.5Kg/cmで圧着し、
70℃で1分間、100℃で1分間、120℃で1分間の
三段階に加熱して乾燥し、さらに150℃で2分間
加熱して樹脂を硬化させ、然る後離型紙を除去し
た。 得られたフイルターの表面濾過層5の厚さは、
約0.1mmであり、平均孔径は約20μ、通気度は、フ
イルター全体として20c.c./cm2/secであつた。 比較例 1 実施例において述べたと同じ補強材1の第一の
不織布3上に、混合液Bから調製した発泡組成物
を160g/m2(固形分86g/m2)塗布し、乾燥、
硬化させてフイルターを得た。 比較例 2 実施例において述べたと同じ補強材1の第一の
不織布3上に、混合液Bから調製した発泡組成物
を300g/m2(固形分162g/m2)塗布し、乾燥、
硬化させてフイルターを得た。 比較例 3 実施例と同じ織布2の両面に、それぞれ目付重
量150g/m2のポリエステル短繊維不織布を重ね
合わせ、その両側から合計250本/cm2の密度でニ
ードルパンチを施して補強材を形成した。この補
強材の片面に、ポリウレタン系接着剤を点状に塗
布し、その上に厚さ0.1mm、孔径約5μの多孔質四
フツ化エチレン重合体のフイルムを重ね合わせ、
カレンダー加工によりラミネートしてフイルター
を得た。 試験方法 圧力損失 直径90mmのフイルターを、濾過内径60mm、濾過
面積28.3cm2のガラス製フランジに取付けて、フイ
ルターの側面を目止めする。ミキサーでJIS−Z
−8901の第11種ダストを粉砕しつつ、濾過風速3
m/minで前記粉砕したダストを吸引し、含塵空
気側及び清浄空気側の圧力差をもつて圧力損失と
し、圧力損失が80mmaq.、120mmaq.及び150mmaq.
になつたときの、フイルター表面に堆積している
ダストの量を測定した。 表面摩耗性 JIS−L−1084のA−2フラツト法により、
AA−180研磨紙を使用して200gの荷重で研磨
し、表面濾過層5が破れるまでの回数を測定し
た。 またJIS−L−1096のユニバーサル法の平面法
により、CC−400CW研磨紙を使用し、1lbの荷重
で研磨して、表面濾過層5が破れるまでの回数を
測定した。 引張り強さ JIS−L−1096のストリツプ法により測定した。 5%伸長時の荷重 JIS−L−1096のストリツプ法に準じて試験片
を引張り、試験片が5%伸長したときの荷重を測
定した。 引裂き強さ JIS−L−1096のトラペゾイド法により測定し
た。 試験結果 試験の結果は表に示す通りである。
関するものであつて、特に集塵用バグフイルター
として適したものである。 バグフイルターとしては、従来から織布や不織
布が広く使用されている。これらのフイルター
は、主としてフイルターに付着したダストの一次
層により濾過をするものであり、また不織布フイ
ルターは、フイルター内部での濾過機能をも併せ
有しており、集塵効率が高い。 またこれらのフイルターについて、表面を毛焼
きして毛羽を無くしたり、不織布の表面部分に、
低融点繊維又は、低融点表皮部分と高融点骨格部
分とからなる芯鞘型複合繊維を使用し、表面を熔
融して鏡面加工を施し、ダストの剥離性を向上さ
せることも行われている。 しかしながらこれらのフイルターにおいては、
使用開始時やダストを払い落とした直後において
は、ダストの一次層が形成されていないため、こ
れが形成されるまでの間は濾過効率が低く、充分
な濾過ができない。 近年バグフイルターの高性能化に伴い、圧力損
失が小さく、集塵効率が高く、且つダストの良好
な剥離性を有するフイルターの要求が高まつてき
ている。 かかる要求に対し、織布又は不織布等からなる
補強材の表面に、通気性を有する多孔質樹脂層を
形成した構造のフイルターが提案されている。こ
の構造のフイルターは、ダストの一次層が形成さ
れるのを待たず、多孔質樹脂層の表面で大部分の
ダストが濾過されるので、使用開始時やダストを
払い落とした直後における性能が優れており、集
塵効果が大きい。 従来の技術 前記構造のフイルターとしては、補強材の表面
に、連続気孔組織を有する多孔質四フツ化エチレ
ン重合体層を形成したもの(特開昭52−80579
号)、補強材としてのフエルトの表面に、一部に
気泡の残存した発泡樹脂層を形成したもの(実開
昭54−164179号)、補強材の表面に、導電性フイ
ラー入りの微小孔を無数に有する発泡樹脂層を形
成したもの(特開昭60−64612号)等が知られて
いる。 発明が解決しようとする問題点 この種のフイルターにおいては、多孔質樹脂層
の表面においてダストを濾過するものであるた
め、空気抵抗を小さくし、圧力損失を少なくし、
またダストによる目詰まりが少ないものとするた
めに、その多孔質樹脂層の厚みはできるだけ薄い
ものであることが好ましい。ところが一方、多孔
質樹脂層の厚みが薄いと、ダストによる表面の摩
耗により、多孔質樹脂層が摩滅したり、破れたり
剥がれたりし易く、また不織布表面の毛羽が多孔
質樹脂層の表面から突出し、ダストの剥離性に劣
るものとなる。 前記特開昭52−80579号公報に示されたものに
あつては、多孔質樹脂層に使用される四フツ化エ
チレン重合体は、それ自体接着性に乏しく、補強
材との接着性に欠け、耐摩耗性が低いものであつ
た。 また、実開昭54−164179号公報や特開昭60−
64612号公報に示された構造のものは、多孔質樹
脂層の厚みの設定が際めて困難である。すなわち
前述のように、多孔質樹脂層の厚みが厚いと、空
気抵抗が大きく、圧力損失が大きくなり、ダスト
による目詰まりを生じ易いものとなる。また逆に
これが薄いと、多孔質樹脂層の表面から毛羽が突
出してダストの剥離性に劣り、また多孔質樹脂層
が摩耗により補強材表面から剥離したり破れたり
し易く、耐久性に劣るものとなるのである。 本発明はかかる事情に鑑みなされたものであつ
て、圧力損失が小さくて目詰まりを生じ難く、且
つ多孔質樹脂層の耐摩耗性に優れ、耐久性に優れ
たフイルターを提供することを目的とするもので
ある。 問題点を解決する手段 而して本発明のフイルターは、織布の片面に目
付重量10g/m2以上の第一の不織布を、他面に目
付重量150g/m2以上の第二の不織布を、それぞ
れ重ねて、両面からニードルパンチを施してなる
補強材の、前記第一の不織布上に固形分重量10〜
50g/m2の第一の発泡樹脂層を形成し、該第一の
発泡樹脂層上に該第一の発泡樹脂層を形成する樹
脂よりも表面離型性の良好な樹脂による固形分重
量20〜100g/m2の第二の発泡樹脂層を形成し、
前記第一の発泡樹脂層と第二の発泡樹脂層との厚
さの和が0.2mm以下であることを特徴とするもの
である。 以下本発明のフイルターの構造を、図面に従つ
て説明する。図面は本発明のフイルターを示すも
のである。1は補強材であつて、織布2の片面に
第一の不織布3が、他面には第二の不織布4がそ
れぞれ重ねられ、その両面からニードルパンチが
施されている。 織布2は、ポリエステル、ポリエチレン、、ポ
リプロピレン、ナイロン、ポリアクリロニトリ
ル、芳香族ポリアミド等の合成繊維よりなる織物
であつて、その組織としては、平織り、綾織り、
朱子織り、その他の適宜の組織を使用することが
できる。 第一の不織布3及び第二の不織布4も織布2と
同様に、ポリエステル、ポリエチレン、、ポリプ
ロピレン、ナイロン、ポリアクリロニトリル、芳
香族ポリアミド等の合成繊維よりなり、短繊維又
は長繊維の不織布を使用することができる。これ
らの不織布の目付重量は、第一の不織布3が10
g/m2以上、第二の不織布4が150g/m2以上と
するべきである。 補強材1の通気度、引張り強さ、引裂き強度、
寸法安定性等の機械的性能については、ダストの
種類やフイルターを使用する条件等によつて、最
適値は異なるが、一般的なバグフイルターとして
は、通気度は10c.c./cm2/sec以上(JIS−L−
1096、フラジール形法、以下同じ。)、引張り強さ
は50kgf/5cm幅以上(同、ストリツプ法)、引
裂き強度は20kgf以上(同、トラペゾイド法)、
寸法安定性については、5%伸長時の引張り荷重
が15kgf/5cm幅以上であるのが望ましい。 この補強材1における、前記第一の不織布3の
上には表面濾過層5が形成されている。該表面濾
過層5は、第一の不織布3の上に形成された第一
の発泡樹脂層6と、該第一の発泡樹脂層6の上に
形成された第二の発泡樹脂層7との二層よりなつ
ている。 前記表面濾過層5を構成する樹脂としては、耐
熱性や発泡性の点から、アクリル系の、比較的ゴ
ム弾性が大きく、エマルジヨンを形成することの
できる合成樹脂若しくはゴム、又はそれらの共重
合体が適している。その最適の例としては、メチ
ルメタアクリレート−アクリル酸エステル共重合
体が挙げられる。またその他のスチレンブタジエ
ン系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリア
ミド系の樹脂若しくはゴム又はこれらの共重合体
であつても、エマルジヨンを形成し得るものであ
れば使用可能である。 前記第一の発泡樹脂層6と第二の発泡樹脂層7
とは、互いに異なる樹脂を使用することもできる
が、接着性の点から同一系統の樹脂を主体とする
ものが好ましい。第一の発泡樹脂層6としては、
ガラス転移温度が常温よりも低く粘着性を有する
樹脂が望ましい。また第二の発泡樹脂層7は、第
一の発泡樹脂層6よりも表面離型性の良好な樹脂
を使用する。かかる樹脂としては、粘着性を有す
る第一の発泡樹脂層6を構成する樹脂に、粘着防
止剤として、前記樹脂と同系統の樹脂であつてガ
ラス転移温度が常温よりも高い樹脂を添加し、粘
着性を低下させたものが好ましい。 例えば発泡樹脂として前記メチルメタアクリレ
ート−アクリル酸エステル共重合体を使用する場
合においては、第一の発泡樹脂層6としては、ガ
ラス転移温度が−17℃程度のものを使用し、第二
の発泡樹脂層7としては、ガラス転移温度が−17
℃程度の樹脂70〜95重量%に、ガラス転移温度が
50℃程度の樹脂を5〜30重量%添加したものを使
用する。またガラス転移温度の高い樹脂に代え
て、粘着防止剤として、シリカ、タルク等の無機
添加物や、フツ素系又はシリコン系樹脂のエマル
ジヨン、オイル、粉末等を添加することもでき
る。 また前記第一の発泡樹脂層6の塗布量は、固形
分重量として10〜50g/m2とするのが良く、前記
第二の発泡樹脂層7の樹脂量としては20〜100
g/m2とするのが適当である。また表面濾過層5
の厚みは、全体で0.2mm以下とするのが好ましい。
表面濾過層5の樹脂量が過度に少ないと、その表
面から補強材1の毛羽が突出して平滑な表面が得
られ難く、ダストの離型性に劣る。また樹脂量が
過度に多いと、空気抵抗が大きくなり、圧力損失
が大きく好ましくない。 表面濾過層5中の第二の発泡樹脂層7の孔径
は、対象となるダストの粒子径に応じて設定すべ
きであるが、一般にバグフイルター用としては、
10〜20μm程度が適当である。第一の発泡樹脂層
6の孔径は第二の発泡樹脂層7の孔径と同じかま
たはそれ以上であるのが好ましい。第一の発泡樹
脂層6の孔径が小さいと、第一の発泡樹脂層6と
第二の発泡樹脂層7との境界においてダストの目
詰まりが生じ、ダストの離型も困難となるので好
ましくない。本発明のフイルターにおける表面濾
過層5の通気度は、10〜25c.c./cm2/sec程度が適
当である。 次に本発明のフイルターの製造方法は、織布の
片面に目付重量10g/m2以上の第一の不織布を、
他面に目付重量150g/m2以上の第二の不織布を
それぞれ重ね、両面からニードルパンチを施して
補強材を形成し、該補強材における前記第一の不
織布上に、発泡性樹脂液を固形分重量10〜50g/
m2となるように塗布し、該発泡性樹脂液を固化せ
しめた後熱ロールで圧着して第一の不織布の表面
の毛羽を寝かせて第一の発泡樹脂層を形成し、次
いで前記発泡性樹脂液よりも離型性の良好な発泡
性樹脂液を固形分重量20〜100g/m2となるよう
に離型紙に塗布し、未だ固化しない状態で前記第
一の発泡樹脂層上に圧着し、これを固化せしめて
第二の発泡樹脂層を形成した後離型紙を除去する
ことを特徴とするものである。 本発明を工程を追つて説明すると、先ず第一工
程として、織布2の片面に目付重量10g/m2以
上の第一の不織布3を、他面に目付重量150g/
m2以上の第二の不織布4をそれぞれ重ね合わせ、
両面からニードルパンチを施し、一体の補強材1
を形成する。 次に第二工程として、機械発泡の可能なエマル
ジヨン状態の樹脂に、硬化剤、硬化触媒、整泡剤
及び増粘剤を配合し、オークスミキサー等により
機械発泡を行い、得られた発泡組成物を、前記補
強材1の第一の不織布3上に、固形分重量10〜50
g/m2となるように塗布し、乾燥する。発泡組成
物の発泡倍率は、孔径や樹脂層の強度等から、3
〜5倍程度が適当である。乾燥後、発泡樹脂の表
面を適当な熱ロールで圧着し、第一の不織布3の
表面の毛羽を寝かせ、第一の発泡樹脂層6を形成
する。 次に第三工程として、機械発泡の可能なエマル
ジヨン状態の樹脂に硬化剤、硬化触媒、整泡剤及
び増粘剤を配合し、さらに粘着防止剤を添加して
機械発泡を行う。発泡倍率は、3〜5倍程度が適
当である。得られた発泡組成物を、離型紙上に固
形分重量20〜100g/m2となるように塗布し、未
乾燥状態で、前記第一の発泡樹脂層6の表面に圧
着する。圧着力の大きさは、発泡組成物の泡が押
し潰されない程度が好ましく、1kgf/cm以下と
するのが好ましい。圧着後、徐々に昇温して乾燥
し、硬化させて、離型紙を除去する。これによ
り、第一の発泡樹脂層6の表面に第二の発泡樹脂
層7が形成される。 作 用 本発明のフイルターは、表面濾過層5が第一の
発泡樹脂層6と第二の発泡樹脂層7との二層より
なるので、補強材1の表面の毛羽は第一の発泡樹
脂層6内に埋入され、第二の発泡樹脂層7を貫い
て突出することがない。従つてフイルターの表面
が平滑となり、ダストの離型性に優れ、また表面
濾過層5が多少摩耗された場合においても、毛羽
が突出することがない。また第二の発泡樹脂層7
は第一の発泡樹脂層6よりも離型性に富んでいる
ので、第一の発泡樹脂層6において補強材1に対
して強固に接着することができると共に、第二の
発泡樹脂層7はダストに対する剥離性に優れた表
面を形成する。 而して本発明のフイルターでダストを濾過する
場合には、ダストの大部分は表面濾過層5におい
て捕捉され、該表面濾過層5を通過した僅かのダ
ストは第一の不織布3内部で捕捉される。表面濾
過層5の厚さが0.2mm以下と極めて薄いので、ダ
ストにより表面濾過層5内部で目詰まりを生じる
ことはない。また第一の不織布3の目付重量が10
g/m2以上であるので、表面濾過層5を通過した
ダストは第一の不織布3内で確実に捕捉すること
ができ、そのダストが織布2と第一の不織布3と
の境界にまで到達することはなく、織布2に目詰
まりを生じさせることもない。 また表面濾過層5の表面が離型性に優れた第二
の発泡樹脂層7より成つているので、フイルター
表面にダストが蓄積された場合には、これを容易
に払い落とすことができる。 また補強材1における第二の不織布4は、フイ
ルターの厚みを確保すると共に、機械的強度を確
保し、本発明のフイルターを取付けた場合におい
て、そのフランジやリテナー等による損傷を防止
する作用をする。 また本発明の方法においては、補強材1の上に
第一の発泡樹脂層6を形成し、その上を熱ロール
で圧着して毛羽を寝かせるので、補強材1におけ
る第一の不織布3の表面の毛羽は、前述のように
第一の発泡樹脂6内に埋入され、第二の発泡樹脂
層7にはほとんど侵入することがない。さらに第
二の発泡樹脂層7を離型紙に塗布し、これを未乾
燥状態で第一の発泡樹脂層6の表面に重ねて圧着
するので、表面濾過層5の樹脂量が少なく厚みが
小さくても、極めて平滑な表面を形成することが
できる。 発明の効果 本発明のフイルターによれば、フイルターの表
面に表面濾過層5が形成されており、該表面濾過
層5によつてダストを濾過するので、ダストの一
次層が形成されるのを待つことなく、使用開始時
及びダスト払い落とし直後においても、有効にダ
ストを捕捉することが可能であり、集塵効率が高
い。 また前述のように、補強材1の毛羽が第一の発
泡樹脂6内に埋入され、その上に第二の発泡樹脂
層7が形成されているので、表面濾過層5が充分
に薄いものであつても、該表面濾過層5が摩耗す
ることにより毛羽が突出することがなく、ダスト
の剥離性を妨げることがない。 従つて本発明のフイルターは、表面濾過層5の
厚さが0.2mm以下と充分に薄く、圧力損失が少な
いものであつて、しかも表面が平滑であつて、ダ
ストの剥離性に優れ、耐久性に優れたものであ
る。 また本発明の方法によれば、補強材1に第一の
発泡樹脂層6を塗布して乾燥した後熱ロールで圧
着し、その上に離型紙に塗布した第二の発泡樹脂
層7を未乾燥状態で圧着するので、薄く且つ平滑
で、耐摩耗性に優れた表面濾過層5を形成するこ
とができる。 実施例 以下本発明の実施例を述べ、比較例と比較検討
する。 実施例 第一の不織布3としての目付重量84g/m2のポ
リエステルスパンボンド不織布の上に、250dの
ポリエステルフイラメント糸を30.5×31.5本/
inchで平織りに織成した織布2を重ね、さらにそ
の上に、第二の不織布4としての目付重量210
g/m2のポリエステルスパンボンド不織布を重ね
合わせ、その上下両側から合計250本/cm2の密度
でニードルパンチを施して、補強材1を形成し
た。 メチルメタアクリレート−アクリル酸エステル
共重合体エマルジヨン(大日精化工業株式会社製
レザミンAEX−320、ガラス転移温度約−17℃、
固形分濃度55重量%)100重量部に、硬化剤とし
てメラミンを10重量部、硬化触媒として有機酸ア
ミンを1重量部加え、さらに製泡剤としてステア
リン酸アンモニウムを7重量部及び増粘剤として
ポリアクリル酸ナトリウムを2重量部添加し、こ
れを混合して固形分濃度54重量%の混合液Aを調
製した。 また前記混合液Aにさらに粘着防止剤として、
メチルメタアクリレート−アクリル酸エステル共
重合体エマルジヨン(中央理化工業株式会社製
ES−251、ガラス転移温度約50℃、固形分濃度48
重量%)を10重量部添加して、固形分濃度54重量
%の混合液Bを調製した。 次に前記混合液Aを、オークスミキサーで機械
発泡を行い、発泡倍率約3倍の発泡組成物を形成
し、これを前記補強材1の第一の発泡樹脂層6の
上に60g/m2(固形分32g/m2)塗布した。次い
でこれを120℃で2分間加熱して乾燥した後、さ
らに110℃の熱ロールにかけて、塗布面を平滑に
した。 次に、前記混合液Bを同様にして3倍に発泡さ
せ、この発泡組成物を離型紙に100g/m2(固形
分54g/m2)塗布し、未乾燥状態で前記補強材1
における第一の発泡樹脂層6の塗布面に重ねた。
これをカレンダーロールで0.5Kg/cmで圧着し、
70℃で1分間、100℃で1分間、120℃で1分間の
三段階に加熱して乾燥し、さらに150℃で2分間
加熱して樹脂を硬化させ、然る後離型紙を除去し
た。 得られたフイルターの表面濾過層5の厚さは、
約0.1mmであり、平均孔径は約20μ、通気度は、フ
イルター全体として20c.c./cm2/secであつた。 比較例 1 実施例において述べたと同じ補強材1の第一の
不織布3上に、混合液Bから調製した発泡組成物
を160g/m2(固形分86g/m2)塗布し、乾燥、
硬化させてフイルターを得た。 比較例 2 実施例において述べたと同じ補強材1の第一の
不織布3上に、混合液Bから調製した発泡組成物
を300g/m2(固形分162g/m2)塗布し、乾燥、
硬化させてフイルターを得た。 比較例 3 実施例と同じ織布2の両面に、それぞれ目付重
量150g/m2のポリエステル短繊維不織布を重ね
合わせ、その両側から合計250本/cm2の密度でニ
ードルパンチを施して補強材を形成した。この補
強材の片面に、ポリウレタン系接着剤を点状に塗
布し、その上に厚さ0.1mm、孔径約5μの多孔質四
フツ化エチレン重合体のフイルムを重ね合わせ、
カレンダー加工によりラミネートしてフイルター
を得た。 試験方法 圧力損失 直径90mmのフイルターを、濾過内径60mm、濾過
面積28.3cm2のガラス製フランジに取付けて、フイ
ルターの側面を目止めする。ミキサーでJIS−Z
−8901の第11種ダストを粉砕しつつ、濾過風速3
m/minで前記粉砕したダストを吸引し、含塵空
気側及び清浄空気側の圧力差をもつて圧力損失と
し、圧力損失が80mmaq.、120mmaq.及び150mmaq.
になつたときの、フイルター表面に堆積している
ダストの量を測定した。 表面摩耗性 JIS−L−1084のA−2フラツト法により、
AA−180研磨紙を使用して200gの荷重で研磨
し、表面濾過層5が破れるまでの回数を測定し
た。 またJIS−L−1096のユニバーサル法の平面法
により、CC−400CW研磨紙を使用し、1lbの荷重
で研磨して、表面濾過層5が破れるまでの回数を
測定した。 引張り強さ JIS−L−1096のストリツプ法により測定した。 5%伸長時の荷重 JIS−L−1096のストリツプ法に準じて試験片
を引張り、試験片が5%伸長したときの荷重を測
定した。 引裂き強さ JIS−L−1096のトラペゾイド法により測定し
た。 試験結果 試験の結果は表に示す通りである。
【表】
この結果から明らかなように、第一の発泡樹脂
層6による接着層のない比較例1及び、四フツ化
エチレン重合体層を形成した比較例3は、実施例
に比べて耐摩耗性が大幅に劣つていることが理解
できる。 また厚い表面濾過層5を形成した比較例2は、
実施例のものに比べて圧力損失およびダストの堆
積によるその上昇が大きいことが分る。長時間の
濾過後における実施例と比較例2のものとのフイ
ルター断面を観察すると、実施例においては薄い
表面濾過層5を通過したダストは第一の不織布3
内に分散にて捕捉されており、織布2には目詰ま
りは生じていないのに対し、比較例2のフイルタ
ーにあつては厚い表面濾過層5の内部で目詰まり
を生じている。 また引張り強さ、5%伸長時の荷重、引裂き強
度等においても、本発明の実施例のものは充分な
機械的強度及び寸法安定性を有していることが理
解できる。
層6による接着層のない比較例1及び、四フツ化
エチレン重合体層を形成した比較例3は、実施例
に比べて耐摩耗性が大幅に劣つていることが理解
できる。 また厚い表面濾過層5を形成した比較例2は、
実施例のものに比べて圧力損失およびダストの堆
積によるその上昇が大きいことが分る。長時間の
濾過後における実施例と比較例2のものとのフイ
ルター断面を観察すると、実施例においては薄い
表面濾過層5を通過したダストは第一の不織布3
内に分散にて捕捉されており、織布2には目詰ま
りは生じていないのに対し、比較例2のフイルタ
ーにあつては厚い表面濾過層5の内部で目詰まり
を生じている。 また引張り強さ、5%伸長時の荷重、引裂き強
度等においても、本発明の実施例のものは充分な
機械的強度及び寸法安定性を有していることが理
解できる。
図面は本発明のフイルターの断面図である。
1……補強材、2……織布、3……第一の不織
布、4……第二の不織布、5……表面濾過層、6
……第一の発泡樹脂層、7……第二の発泡樹脂
層。
布、4……第二の不織布、5……表面濾過層、6
……第一の発泡樹脂層、7……第二の発泡樹脂
層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 織布2の片面に目付重量10g/m2以上の第一
の不織布3を、他面に目付重量150g/m2以上の
第二の不織布4を、それぞれ重ねて、両面からニ
ードルパンチを施してなる補強材1の、前記第一
の不織布3上に固形分重量10〜50g/m2の第一の
発泡樹脂層6を形成し、該第一の発泡樹脂層6上
に該第一の発泡樹脂層6を形成する樹脂よりも表
面離型性の良好な樹脂による固形分重量20〜100
g/m2の第二の発泡樹脂層7を形成し、前記第一
の発泡樹脂層6と第二の発泡樹脂層7との厚さの
和が0.2mm以下であることを特徴とする、フイル
ター。 2 前記第一の発泡樹脂層6を形成する樹脂が、
ガラス転移点が常温より低いメチルメタアクリレ
ート−アクリル酸エステル共重合体を主成分と
し、前記第二の発泡樹脂層7を形成する樹脂が、
ガラス転移温度が常温より低いメチルメタアクリ
レート−アクリル酸エステル共重合体70〜95重量
%と、ガラス転移温度が常温より高いメチルメタ
アクリレート−アクリル酸エステル共重合体5〜
30%重量との、混合物を主成分とすることを特徴
とする、特許請求の範囲第1項記載のフイルタ
ー。 3 織布2の片面に目付重量10g/m2以上の第一
の不織布3を、他面に目付重量150g/m2以上の
第二の不織布4をそれぞれ重ね、両面からニード
ルパンチを施して補強材1を形成し、該補強材1
における前記第一の不織布3上に、発泡性樹脂液
を固形分重量10〜50g/m2となるように塗布し、
該発泡性樹脂液を固化せしめた後熱ロールで圧着
して第一の不織布3の表面の毛羽を寝かせて第一
の発泡樹脂層6を形成し、次いで前記発泡性樹脂
液よりも離型性の良好な発泡性樹脂液を固形分重
量20〜100g/m2となるように離型紙に塗布し、
未だ固化しない状態で前記第一の発泡樹脂層6上
に圧着し、これを固化せしめて第二の発泡樹脂層
7を形成した後離型紙を除去することを特徴とす
る、フイルターの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14727486A JPH0246249B2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 | Fuirutaaoyobisonoseizohoho |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14727486A JPH0246249B2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 | Fuirutaaoyobisonoseizohoho |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS634821A JPS634821A (ja) | 1988-01-09 |
| JPH0246249B2 true JPH0246249B2 (ja) | 1990-10-15 |
Family
ID=15426504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14727486A Expired - Lifetime JPH0246249B2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 | Fuirutaaoyobisonoseizohoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0246249B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04315228A (ja) * | 1991-04-12 | 1992-11-06 | Mitsubishi Electric Corp | マイクロコンピュータ |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0441802U (ja) * | 1990-08-03 | 1992-04-09 | ||
| JP2003080016A (ja) * | 2001-09-13 | 2003-03-18 | Nicca Chemical Co Ltd | 塵埃捕集材用処理剤及び塵埃捕集材 |
| JP4699825B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2011-06-15 | 株式会社マキタ | 集塵機 |
| KR100900818B1 (ko) * | 2006-05-11 | 2009-06-04 | 주식회사 신창테크 | 3차원 미세기공을 갖는 공조용 프리필터 |
| EP2097153B1 (en) * | 2006-12-28 | 2017-02-22 | Korea Institute of Industrial Technology | Manufacturing method of filter media for medium and high temperature exhaust gas using foam coating technology |
| JP5465605B2 (ja) * | 2010-05-27 | 2014-04-09 | 呉羽テック株式会社 | フィルタ用濾材の製造方法ならびに該濾材を使用したフィルタ |
| CN109289323B (zh) * | 2018-10-30 | 2019-09-24 | 江苏臻中滤料科技有限公司 | 一种烟气处理用双层滤袋 |
-
1986
- 1986-06-23 JP JP14727486A patent/JPH0246249B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04315228A (ja) * | 1991-04-12 | 1992-11-06 | Mitsubishi Electric Corp | マイクロコンピュータ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS634821A (ja) | 1988-01-09 |
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