JPH0247486Y2 - - Google Patents

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JPH0247486Y2
JPH0247486Y2 JP19088585U JP19088585U JPH0247486Y2 JP H0247486 Y2 JPH0247486 Y2 JP H0247486Y2 JP 19088585 U JP19088585 U JP 19088585U JP 19088585 U JP19088585 U JP 19088585U JP H0247486 Y2 JPH0247486 Y2 JP H0247486Y2
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、水分を含むサンプルや高温多湿で養
生するサンプルの赤外吸収スペクトル分析を可能
にする測定治具に関するものである。
「従来の技術」 赤外線領域に現れる吸収スペクトルを検出する
ことによりサンプルの成分分析を行う赤外吸収ス
ペクトル分析装置として従来、第3図に概略構成
を示す装置が知られるとともに、このスペクトル
分析装置に用いられる測定治具として従来、第4
図に示す測定治具Bが知られている。
第3図に示す従来の赤外吸収スペクトル分析装
置は、サンプル1を塗布した窓板2を通過させた
赤外線を分光光度計4と検出器5を用いて測定
し、レコーダ6に記録するものであり、このレコ
ーダ6に記録されたデータを基に、サンプル1の
成分分析をなしうるものである。
第4図に示す従来の測定治具Bは、中央部に透
孔7aを形成し透孔7aの周囲の対角位置にねじ
軸7b…を形成した基板7と、窓板2と、中央部
に透孔8aを形成し、透孔8aの周囲のコーナ部
側に挿通孔8b…を形成した固定板8と、ナツト
9…からなつている。そして、このサンプル治具
Bを使用するには、サンプル1を塗布した窓板2
を基板7の上に重ね、その上に、ねじ軸7bを挿
通孔8bに通した固定板8を重ね、ねじ軸7bに
ナツト9を螺入して窓板2を固定して測定治具B
を組み立て、この測定治具Bを前記赤外吸収スペ
クトル分析装置にセツトして分析操作を行うので
ある。
ところで、第4図に示す従来の測定治具Bに用
いられる窓板2に要求されるのは、赤外線領域に
吸収を持たないことである。このため従来の窓板
2は赤外線領域に吸収を持たない臭化カリウム
(KBr)によつて形成されていた。
「考案が解決しようとする問題点」 ところが、前記従来の窓板2を備えた赤外吸収
スペクトル装置にあつては、窓板2が臭化カリウ
ムからなるために、臭化カリウムが吸収しやすい
成分を含有したサンプル、即ち水分を含有したサ
ンプルの分析ができない欠点があつた。また、こ
の臭化カリウムからなる窓板2を使用している従
来の赤外吸収スペクトル装置にあつては、温湿度
を可変したサンプルの連続的な経時変化を捕らえ
るような計測は困難な欠点があつた。
本考案は前記事情に鑑みてなされたもので、水
分を含有したサンプルは勿論、連続的に温湿度を
可変したサンプルの経時変化を赤外吸収スペクト
ル分析装置で捕らえるようにできる測定治具の提
供を目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案は、サンプルを装着した窓板を透過した
赤外線とサンプルを装着していない補償側の窓板
を透過した赤外線とを分光して各々の赤外吸収ス
ペクトルをとり、比較してサンプルの分析を行う
赤外吸収スペクトル分析装置に使用される測定治
具であつて、赤外線透過用の透孔を形成した支持
基板と、ポリエチレンからなる窓板と、サンプル
を収納して赤外線を透過させる透孔を形成した薄
板状のスペーサと、透孔を形成した固定板と、前
記支持基板と窓板とスペーサと固定板とを重ねた
状態で係止する固定具とから構成したものであ
る。
「作用」 水とほとんど反応しないポリエチレン製の窓板
とサンプルにより得られた赤外吸収スペクトルを
補償側のポリエチレン製の窓板の赤外吸収スペク
トルで消去し、サンプルのみの赤外吸収スペクト
ルを検出すると、水分を含むサンプルの分析、お
よび温湿度を可変して経時変化させたサンプルの
分析が可能となり、ポリエチレンからなる窓板を
用いるために安価に作製でき、スペーサに沿つて
サンプルを薄切りすることによりサンプルを均一
な厚さにできてサンプルの定量分析も実現可能と
なる。
「実施例」 第1図は、本考案の一実施例の測定治具Aを示
すもので、測定治具Aは、支持基板10と、窓板
11と、薄板状のスペーサ12と、固定板13
と、ナツト14とからなつている。
前記支持基板10は、中央部に透孔15が形成
され、透孔15の周囲の対角位置に透孔15を囲
んで4つの接続用ねじ軸16が立設されたもので
あり、支持基板10の厚さは例えば1mm程度であ
る。
窓板11は、ポリエチレン膜からなるもので、
透孔15の直径より大きな幅と奥行を有し、4つ
のねじ軸16の間に支持基板10に重ねて設置で
きる大きさに形成されている。なお、窓板11の
厚さは、例えば0.2±0.001mm程度のものである。
スペーサ12は、Ni箔からなり、中央部に透
孔17が形成され、前記窓板11と同じ幅と奥行
のもので、その厚さは0.05〜0.2mm程度に形成さ
れている。なお、このスペーサ12の透孔17
は、その内部に後述するようにサンプル18が盛
り込まれるもので、スペーサ12の厚さに合わせ
てサンプル18を薄切りすることによりサンプル
18の厚さを均一にできるものである。従つてス
ペーサ12は、前記した厚さ程度に形成すること
が必要であり、このため本実施例ではNi箔によ
つて形成したが、Ni箔以外の材料で形成するこ
とも自由である。ただし本願考案の考案者が、
種々の材料でスペーサ12を作製してみたとこ
ろ、前記の厚さのスペーサを形成できる材料は少
なく、Ni箔以外では貴金属箔やアルミ箔や純鉄
箔あるいはステンレス箔等でスペーサを作製でき
るが、アルミ箔のスペーサは後述するように支持
基板10と固定板13で挟んだ場合にしわがよつ
て使用できない欠点があり、貴金属や純鉄のスペ
ーサは極めて高価なために使用にはふさわしくな
い。
固定板13は前記支持基板10と同じ厚さを有
する矩形状のもので、前記ねじ軸16…を挿通可
能な挿通孔20が各コーナ部に形成され、中央部
には前記透孔17と同じ直径の透孔21が形成さ
れている。
ナツト14…は、前記ねじ軸16に螺入できる
ものであり、これらナツト14とねじ軸16によ
つて固定具が構成される。なお、この固定具は前
述した構成に限らずに公知のクリツプやクランプ
状の構成でも良い。
前述の構成の測定治具Aを組み立てるには、分
析するサンプル(例えば塗料、接着剤、防水材
等)18をスペーサ12の透孔17に塗り込め、
スペーサ12の厚さに合わせてサンプル18を薄
切りし、窓板11と前記スペーサ12を支持基板
10の上に重ね、それらに上に、挿通孔20にね
じ軸16…を通して固定板13を重ね、ナツト1
4…をねじ軸16に螺入して固定板13と支持基
板10により窓板11とスペーサ12を挾んで組
み立てる。
この測定治具Aを所定の赤外スペクトル分析装
置にセツトして装置を作動させることによりサン
プルの分析ができる。
前記構成の測定治具Aがセツトされる赤外吸収
スペクトル分析装置は、例えば第2図に概略構成
を示すものである。
第2図に示す赤外スペクトル分析装置は、第3
図に示す従来の赤外スペクトル分析装置に補償回
路を付設した構成であり、補償回路は測定治具A
の窓板11と同じ材料(即ちポリエチレン)で構
成された窓板11と同じ厚さの窓板25に赤外線
を透過させ、この赤外線を分光器4に送り、サン
プル18を透過した赤外線と比較して窓板11に
おける赤外吸収スペクトルを消去してサンプル1
8の赤外吸収スペクトルのみを検出できるもので
ある。
このような構成の赤外吸収スペクトル分析装置
にサンプル18を装着した測定治具Aをセツトし
て分析を行うならば、サンプル18の赤外吸収ス
ペクトルのみを検出することができてサンプル1
8の分析を行うことができる。この際、測定治具
Aの窓板11がポリエチレン製であり、水分を含
有したサンプル18を使用しても水分とポリエチ
レンとの反応は無視できるほど小さいために、水
分を含むサンプル18も支障なく分析することが
できる。従つて、高温多湿状態で養生するサンプ
ルの経時変化の計測、例えば、屋根用塗膜防水材
や接着材等の紫外線による経時劣化の解析等が赤
外吸収スペクトル分析を用いて実現できる効果が
ある。なお、ポリエチレンは炭素と水素からなる
エチレンの重合体であり、ケトンたエステル等を
含んでいないために、ポリエチレンからなる窓板
11を用いて前述の如く分析を行うならば、ケト
ンやエステル等の化合物に見られる赤外線域での
吸収を生じない関係から、これらの化合物を含有
した接着材や防水材の赤外スペクトル分析が可能
である。この点において、窓板11をポリエチレ
ン以外の高分子化合物で構成すると、ケトンやエ
ステル等における赤外吸収がなされてサンプルの
分析に支障を来すことになり、このため本願考案
では、特に窓板11をポリエチレンで構成してあ
る。
なお、同様な理由から前記測定治具Aを用いて
行う分析によつて、尿素結合を有する化合物、イ
ミド、ウレタン結合を有する化合物、アゾ化合物
等の高分子化合物の分析も可能であり、更に、大
腸菌類群数の測定等も実施できる。
また、サンプル18をスペーサ12の厚さと同
じ厚さに薄切りすることによりその厚さを均一に
するならば、サンプル18の定量分析が可能にな
る効果もある。更に、窓板11はポリエチレン製
であり、臭化カリウムからなる従来の窓板よりも
安価なために、測定治具Aは従来治具よりも低コ
ストとなる。
「考案の効果」 以上説明したように本考案は、サンプルを装着
する窓板を水との反応性の小さいポリエチレンか
ら構成したものであるために、補償側のポリエチ
レンの窓板を通過させた赤外吸収スペクトルとサ
ンプルを装着した窓板を通過させた赤外吸収スペ
クトルとを比較して窓板での赤外吸収スペクトル
を消去する能力を有する赤外吸収スペクトル分析
装着にセツトすることによりサンプルのみの赤外
吸収スペクトルを求めてサンプルの分析を行うこ
とができる。即ち、従来では実現しえなかつた水
分を含むサンプルの赤外吸収スペクトル分析をな
しうることができ、従来は不可能であつた温湿度
を経時的に可変したサンプルの経時的分析を実施
できる効果がある。したがつて本考案の測定治具
を赤外吸収スペクトル分析装置にセツトして赤外
吸収スペクトル分析を行うことにより、例えば、
塗料、接着材、防水材等の高分子化合物の紫外線
による経時変化を赤外吸収スペクトル分析で解析
できるようになる効果がある。またポリエチレン
からなる窓板は臭化カリウムからなる従来の窓板
に比較してはるかに安いために、本考案の測定治
具は低コストな特長がある。更に、スペーサの透
孔にサンプルを塗り込めてスペーサに沿つてサン
プルを薄切りすることによりサンプルを均一の厚
さにすることができ、赤外吸収スペクトル分析に
よつて定量分析も実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の測定治具を示す分
解斜視図、第2図は本考案の一実施例の測定治具
を使用する赤外吸収スペクトル分析装置の概略構
成図、第3図は従来の測定治具を使用する赤外吸
収スペクトル分析装置の概略構成図、第4図は従
来の測定治具を示す分解斜視図である。 A……測定治具、10……支持基板、11……
窓板、12……スペーサ、13……固定板、14
……ナツト、15,17,21……透孔、18…
…サンプル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サンプルを装着した窓板を透過した赤外線とサ
    ンプルを装着していない補償側の窓板を透過した
    赤外線とを分光して各々の赤外吸収スペクトルを
    とり、比較してサンプルの分析を行う赤外吸収ス
    ペクトル分析装置に使用される測定治具であつ
    て、赤外線透過用の透孔が形成された支持基板
    と、ポリエチレンからなる窓板と、サンプル収納
    用および赤外線透過用の透孔が形成された薄板状
    のスペーサと、赤外線透過用の透孔が形成された
    固定板と、前記支持基板と窓板とスペーサと固定
    板とを相互に重ねた状態で係止する固定具とから
    なることを特徴とする赤外吸収スペクトル分析装
    置用測定治具。
JP19088585U 1985-12-11 1985-12-11 Expired JPH0247486Y2 (ja)

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JP19088585U JPH0247486Y2 (ja) 1985-12-11 1985-12-11

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JP19088585U JPH0247486Y2 (ja) 1985-12-11 1985-12-11

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JPS6297944U JPS6297944U (ja) 1987-06-22
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JPH0524204Y2 (ja) * 1987-08-10 1993-06-21
JPH0612533Y2 (ja) * 1988-11-30 1994-03-30 日本分光株式会社 分光分析用細胞ホルダ

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JPS6297944U (ja) 1987-06-22

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