JPH0247998B2 - Hatsukinsakutai - Google Patents
HatsukinsakutaiInfo
- Publication number
- JPH0247998B2 JPH0247998B2 JP18965784A JP18965784A JPH0247998B2 JP H0247998 B2 JPH0247998 B2 JP H0247998B2 JP 18965784 A JP18965784 A JP 18965784A JP 18965784 A JP18965784 A JP 18965784A JP H0247998 B2 JPH0247998 B2 JP H0247998B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- platinum
- aminomethylpyrrolidine
- water
- compound
- cddp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明の新規白金錯体は、制癌剤として有用で
ある。 従来の技術 ローゼンベルグらによるシスプラチン
(CDDP)の抗腫瘍活性の発見(Nature、222.
385(1969))以来、抗腫瘍活性を有する白金錯体
の研究が盛んに行われるようになつてきた(特公
昭59−5599、特開昭57−77694等)。 発明が解決しようとする問題点 シスプラチン(CDDP)をはじめとする従来の
白金錯体は、幅広い抗腫瘍スペクトラムを有しな
がら、その致命的な腎毒性を有しており、そのた
め、投与総量、適応症例が制限されている。ま
た、一般に白金錯体は血漿蛋白と結合し、不活性
体になると言われている。 本発明者らはより優れた抗腫瘍活性を有し、し
かも毒性の少ない白金錯体を見い出すべく種々検
討を重ね、次のような手段により本発明化合物を
合成し、問題点を解決した。 問題点を解決するための手段 本発明者らはプラチナム()ポタシウムクロ
ライドと2−アミノメチルピロリジンとを反応さ
せ、ジクロロ(2−アミノメチルピロリジン)プ
ラチナム()とし、次いで、これを硝酸銀と反
応させ、ジニトラト(2−アミノメチルピロリジ
ン)プラチナム()とした後、1,1−シクロ
ブタンジカルボン酸ジナトリウム塩と反応させる
ことにより、1,1−シクロブタンジカルボキシ
ラト(2−アミノメチルピロリジン)プラチナム
()を合成し、前記の問題点を解決した。 作 用 このようにして得られた本発明化合物は、優れ
た抗腫瘍活性を有し、しかも毒性が低く、水溶性
が高いため医薬としてきわめて有用である。 実施例 1 プラチナム()ポタシウムクロライド4.15g
(0.01モル)を水100mlに溶解し、若干の不溶物を
ろ過により除いた後、2−アミノメチルピロリジ
ン、1.00g(0.01モル)を水10mlに溶解した溶液を
加え、室温で1日撹拌する。生成した固体をろ取
し、水洗後60℃で3時間減圧下乾燥し、淡黄色の
ジクロロ(2−アミノメチルピロリジン)プラチ
ナム()3.00g(収率82%)を得た。融点255〜
270℃(分解)。 この3.00g(0.0082モル)を水300mlに懸濁し、
硝酸銀2.78g(0.0164モル)を加え、遮光下、室温
で3日間撹拌する。析出した塩化銀の白色沈殿を
ミリポアフイルター(0.22μm)を用いて除去し、
ろ液に、0.5%の塩化ナトリウム水溶液を加えて
未反応の硝酸銀を塩化銀として沈殿させ除去す
る。得られたろ液を40℃以下で60mlまで減圧下濃
縮し、そこに1,1−シクロブタンジカルボン酸
ジナトリウム塩1.54g(0.0082モル)を加え、室温
で4日間反応させる。析出した白色結晶状固体を
ろ取し、水洗後、60℃3時間減圧下乾燥し、1,
1−シクロブタンジカルボキシラト(2−アミノ
メチルピロリジン)プラチナム()1.86g(収率
52%)を得た。融点235〜255℃(分解)。 元素分析値 分子式C11H18N2O4Ptとして C H N 理論値(%) 30.20 4.15 6.40 実測値(%) 30.00 4.11 6.61 IR νKBr naxcm-1:3080(−NH2)1640,1660(C
=O) なお、上記化合物を水から再結晶し、上記化合
物と融点およびIRスペクトルの異なる1,1−
シクロブタンジカルボキシラト(2−アミノメチ
ルピリジン)プラチナ()1.61g(収率45%)を
得た。 融点215〜220℃(分解) 元素分析値 分子式C11H18N2O4Ptとして C H N 理論値(%) 30.20 4.15 6.40 実測値(%) 30.00 4.13 6.43 IR νKBr nax(cm-1):3100,3190(−NH2)1590,
1635(C=O) 実施例 2 Colon 26 carcinomaに対するin vivo抗腫瘍試
験6週令のCDF1/Crj雄性マウスの側腹部皮下
に、1〜2mm3角のColon 26 carcinoma腫瘍片を
移植し、その4日後にほぼ同サイズの腫瘍を担癌
するマウス(1群、5〜6匹)に、所定の薬物を
腹腔内に投与し、その10日後(腫瘍移植後14日
目)に腫瘍重量を測定して、増殖阻止率(GIR
%)を求めた。 GIR(%)=C−T/C×100(%) ここで、CおよびTは、各々対照群および薬物
投与群の平均腫瘍重量を表わす。 結果を表1に示した。なお、公知化合物CDDP
(シスプラチン)を比較薬物として用いた。
ある。 従来の技術 ローゼンベルグらによるシスプラチン
(CDDP)の抗腫瘍活性の発見(Nature、222.
385(1969))以来、抗腫瘍活性を有する白金錯体
の研究が盛んに行われるようになつてきた(特公
昭59−5599、特開昭57−77694等)。 発明が解決しようとする問題点 シスプラチン(CDDP)をはじめとする従来の
白金錯体は、幅広い抗腫瘍スペクトラムを有しな
がら、その致命的な腎毒性を有しており、そのた
め、投与総量、適応症例が制限されている。ま
た、一般に白金錯体は血漿蛋白と結合し、不活性
体になると言われている。 本発明者らはより優れた抗腫瘍活性を有し、し
かも毒性の少ない白金錯体を見い出すべく種々検
討を重ね、次のような手段により本発明化合物を
合成し、問題点を解決した。 問題点を解決するための手段 本発明者らはプラチナム()ポタシウムクロ
ライドと2−アミノメチルピロリジンとを反応さ
せ、ジクロロ(2−アミノメチルピロリジン)プ
ラチナム()とし、次いで、これを硝酸銀と反
応させ、ジニトラト(2−アミノメチルピロリジ
ン)プラチナム()とした後、1,1−シクロ
ブタンジカルボン酸ジナトリウム塩と反応させる
ことにより、1,1−シクロブタンジカルボキシ
ラト(2−アミノメチルピロリジン)プラチナム
()を合成し、前記の問題点を解決した。 作 用 このようにして得られた本発明化合物は、優れ
た抗腫瘍活性を有し、しかも毒性が低く、水溶性
が高いため医薬としてきわめて有用である。 実施例 1 プラチナム()ポタシウムクロライド4.15g
(0.01モル)を水100mlに溶解し、若干の不溶物を
ろ過により除いた後、2−アミノメチルピロリジ
ン、1.00g(0.01モル)を水10mlに溶解した溶液を
加え、室温で1日撹拌する。生成した固体をろ取
し、水洗後60℃で3時間減圧下乾燥し、淡黄色の
ジクロロ(2−アミノメチルピロリジン)プラチ
ナム()3.00g(収率82%)を得た。融点255〜
270℃(分解)。 この3.00g(0.0082モル)を水300mlに懸濁し、
硝酸銀2.78g(0.0164モル)を加え、遮光下、室温
で3日間撹拌する。析出した塩化銀の白色沈殿を
ミリポアフイルター(0.22μm)を用いて除去し、
ろ液に、0.5%の塩化ナトリウム水溶液を加えて
未反応の硝酸銀を塩化銀として沈殿させ除去す
る。得られたろ液を40℃以下で60mlまで減圧下濃
縮し、そこに1,1−シクロブタンジカルボン酸
ジナトリウム塩1.54g(0.0082モル)を加え、室温
で4日間反応させる。析出した白色結晶状固体を
ろ取し、水洗後、60℃3時間減圧下乾燥し、1,
1−シクロブタンジカルボキシラト(2−アミノ
メチルピロリジン)プラチナム()1.86g(収率
52%)を得た。融点235〜255℃(分解)。 元素分析値 分子式C11H18N2O4Ptとして C H N 理論値(%) 30.20 4.15 6.40 実測値(%) 30.00 4.11 6.61 IR νKBr naxcm-1:3080(−NH2)1640,1660(C
=O) なお、上記化合物を水から再結晶し、上記化合
物と融点およびIRスペクトルの異なる1,1−
シクロブタンジカルボキシラト(2−アミノメチ
ルピリジン)プラチナ()1.61g(収率45%)を
得た。 融点215〜220℃(分解) 元素分析値 分子式C11H18N2O4Ptとして C H N 理論値(%) 30.20 4.15 6.40 実測値(%) 30.00 4.13 6.43 IR νKBr nax(cm-1):3100,3190(−NH2)1590,
1635(C=O) 実施例 2 Colon 26 carcinomaに対するin vivo抗腫瘍試
験6週令のCDF1/Crj雄性マウスの側腹部皮下
に、1〜2mm3角のColon 26 carcinoma腫瘍片を
移植し、その4日後にほぼ同サイズの腫瘍を担癌
するマウス(1群、5〜6匹)に、所定の薬物を
腹腔内に投与し、その10日後(腫瘍移植後14日
目)に腫瘍重量を測定して、増殖阻止率(GIR
%)を求めた。 GIR(%)=C−T/C×100(%) ここで、CおよびTは、各々対照群および薬物
投与群の平均腫瘍重量を表わす。 結果を表1に示した。なお、公知化合物CDDP
(シスプラチン)を比較薬物として用いた。
【表】
実施例 3
式験管内での血漿蛋白との結合性比較SDラツ
トより得た血漿に薬物溶液を容量比19:1の割合
(Pt量5μg/ml)に加え、遮光下37℃のもとでイ
ンキユベーシヨンした。所定時間後に反応液をサ
ンプリングし、分子篩膜(Amicon Centriflow
PMS アミコン社製)で遠心ろ過した。ろ液中
のPt(蛋白非結合Pt)を原子吸光計にて定量し
た。 結果を表2に示した。
トより得た血漿に薬物溶液を容量比19:1の割合
(Pt量5μg/ml)に加え、遮光下37℃のもとでイ
ンキユベーシヨンした。所定時間後に反応液をサ
ンプリングし、分子篩膜(Amicon Centriflow
PMS アミコン社製)で遠心ろ過した。ろ液中
のPt(蛋白非結合Pt)を原子吸光計にて定量し
た。 結果を表2に示した。
【表】
発明の効果
実施例2の表1より本発明化合物は、CDDPよ
りも優れた抗腫瘍活性を有し、かつ、治療域が広
いことが認められる。 また、白金錯体は、血漿蛋白と結合し不活性体
になると言われているが、実施例3の表2より本
発明化合物はCDDPと比べて血漿蛋白との結合が
明らかに弱いことが認められ、制癌剤として有用
である。
りも優れた抗腫瘍活性を有し、かつ、治療域が広
いことが認められる。 また、白金錯体は、血漿蛋白と結合し不活性体
になると言われているが、実施例3の表2より本
発明化合物はCDDPと比べて血漿蛋白との結合が
明らかに弱いことが認められ、制癌剤として有用
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 で表わされる新規白金()錯体。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18965784A JPH0247998B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | Hatsukinsakutai |
| HU853419A HU193809B (en) | 1984-09-12 | 1985-09-10 | Process for producing new platinum complexes |
| DE8585111497T DE3581346D1 (de) | 1984-09-12 | 1985-09-11 | Platinkomplexe. |
| EP85111497A EP0176005B1 (en) | 1984-09-12 | 1985-09-11 | Novel platinum complexes |
| AT85111497T ATE60059T1 (de) | 1984-09-12 | 1985-09-11 | Platinkomplexe. |
| KR1019850006653A KR930005261B1 (ko) | 1984-09-12 | 1985-09-11 | 신규 백금착체의 제조방법 |
| SU853955959A SU1570649A3 (ru) | 1984-09-12 | 1985-09-11 | Способ получени комплексных соединений платины |
| US07/165,404 US4822892A (en) | 1984-09-12 | 1988-02-24 | N-heterocyclic platinum complexes |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18965784A JPH0247998B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | Hatsukinsakutai |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6176497A JPS6176497A (ja) | 1986-04-18 |
| JPH0247998B2 true JPH0247998B2 (ja) | 1990-10-23 |
Family
ID=16244983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18965784A Expired - Lifetime JPH0247998B2 (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | Hatsukinsakutai |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0247998B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63303988A (ja) * | 1987-06-02 | 1988-12-12 | Toray Ind Inc | 新規白金(2)錯体および悪性腫瘍治療剤 |
| JPS63307890A (ja) * | 1987-06-08 | 1988-12-15 | Toray Ind Inc | 新規白金(2)錯体および悪性腫瘍治療剤 |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP18965784A patent/JPH0247998B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6176497A (ja) | 1986-04-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |