JPH0250122B2 - - Google Patents

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JPH0250122B2
JPH0250122B2 JP59225281A JP22528184A JPH0250122B2 JP H0250122 B2 JPH0250122 B2 JP H0250122B2 JP 59225281 A JP59225281 A JP 59225281A JP 22528184 A JP22528184 A JP 22528184A JP H0250122 B2 JPH0250122 B2 JP H0250122B2
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JP
Japan
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emulsion
weight
group
acrylic acid
monomer
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JP59225281A
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English (en)
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JPS61103912A (ja
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Yasuo Kihara
Kenjiro Mori
Takashi Kawasaki
Keiichi Ushama
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Priority to CA000493514A priority patent/CA1286823C/en
Priority to EP85307698A priority patent/EP0182516B1/en
Priority to DE8585307698T priority patent/DE3582118D1/de
Priority to US06/791,273 priority patent/US4666977A/en
Publication of JPS61103912A publication Critical patent/JPS61103912A/ja
Priority to US06/911,536 priority patent/US4735990A/en
Publication of JPH0250122B2 publication Critical patent/JPH0250122B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
    • C08F220/10—Esters
    • C08F220/22—Esters containing halogen

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は樹脂水性エマルジヨンに関し、詳しく
は、その製造時には重合安定性にすぐれると共
に、得られる樹脂粒子が水性媒体中で安定な分散
状態を保持し、特に、例えば、緩衝液、生理食塩
水、高分子溶質等を含む水溶液に分散させた場合
にも、分散安定性にすぐれる樹脂水性エマルジヨ
ンに関する。 従来の代表的な樹脂水性エマルジヨンは、乳化
剤及び水溶性ラジカル重合開始剤の存在下に、例
えばスチレンのような水難溶性ラジカル重合体単
量体を乳化重合させて製造されている。ここに、
上記乳化剤は、一般に、乳化重合時における重合
安定性を確保すると共に、粒径が小さく、分散安
定性のよい樹脂水性エマルジヨンを得るのに効果
がある。乳化剤がこのようにして得られるエマル
ジヨンの分散安定性を高める作用については、必
ずしも明らかではないが、一般には、乳化剤の一
部がエマルジヨン粒子に吸着されており、残余は
エマルジヨン中に遊離の状態で存在し、このよう
にエマルジヨン中において、これら樹脂粒子に吸
着された乳化剤と遊離の乳化剤との間に吸着脱着
平衡が存在し、かかる平衡の結果として、エマル
ジヨンの分散安定化が達成されるとされている。
従つて、このように乳化剤を含む水性エマルジヨ
ンは、これを緩衝液や生理食塩水中に分散させた
とき、樹脂エマルジヨン中の乳化剤の前記したよ
うな吸着脱着平衡がくずれる結果、樹脂エマルジ
ヨンの安定性が損なわれて、樹脂粒子が凝集し、
又は沈降しやすい。更に、ポリスチレンエマルジ
ヨンは、樹脂粒子が疎水性であるために、これを
有機質の溶質を含有する緩衝液や生理食塩水に分
散させた場合に、容易に凝集を生じる。 また、水溶性ラジカル重合開始剤を用いてメタ
クリル酸エステルを親水性のメタクリル酸、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート及び内部架橋用
多官能性単量体と共に、乳化剤の存在下に乳化共
重合させて、樹脂水性エマルジヨンを得る方法も
既に知られているが(Polymer、Vol.19、
August、867−871(1978))、この方法により得ら
れるエマルジヨンも乳化剤を含有するために、上
記と同様の問題を有し、更に、得られる共重合体
粒子が水酸基を有するためであるとみられるが、
特に、緩衝液等に分散させたときに、樹脂粒子が
容易に凝集する傾向がみられる。 そのために、近年、乳化剤の不存在下にアクリ
ル酸エステルエマルジヨンを得る方法が提案され
ているが(化学技術研究所報告第75巻第8号341
頁(1980))、この方法による樹脂エマルジヨンも
分散安定性が十分でなく、特に、機械的な剪断応
力下に容易に凝集する。 本発明は上記した問題を解決するためになされ
たものであつて、その製造において、特に乳化剤
を用いずとも、乳化重合時の重合安定性にすぐれ
ると共に、得られる樹脂粒子がその粒径分布にお
いて狭く、均一であり、且つ、水性媒体中で安定
な分散状態を保持し、従つて、樹脂粒子を水性媒
体中で安定に分散させた状態で好適に用いること
ができる樹脂水性エマルジヨンを提供することを
目的とする。 本発明による樹脂水性エマルジヨンは、 (a) 一般式 R1CH=CR2COOH (但し、R1は水素、低級アルキル基又はカル
ボキシル基をし、R2は水素又は低級アルキル
基を示し、R1が水素又は低級アルキル基のと
きは、R2はカルボ低級アルコキシ基であつて
もよい。) で表わされるアクリル酸誘導体0.1〜20重量%、 (b) スルホン酸基を有するビニル単量体0.001〜
10重量%、 (c) 一般式 CH2=CR3COOR4(CF2)oCFA2 (但し、R3は水素又は低級アルキル基を示し、
R4は −(CH2)n−又は
【式】 (但し、mは0〜12の整数を示し、x+y=m
−1であり、R5は水素又はアセチル基を示
す。)を示し、Aはそれぞれ独立に水素、フツ
素又はCF3を示し、nは0〜12の整数を示す。) で表わされるアクリル酸フルオロアルキルエス
テル誘導体と、上記アクリル酸誘導体及び上記
スルホン酸基を有するビニル単量体を除くラジ
カル共重合性ビニル単量体との混合物であつ
て、この混合物に基づいて上記アクリル酸フル
オロアルキルエステル誘導体が1〜100重量%
である混合物50〜99.799重量%、及び (d) 多官能性内部架橋用単量体0.1〜20重量%、
からなる単量体混合物を水性媒体中で乳化共重
合させてなる粒子径0.03〜2μmの樹脂粒子が水
性媒体中に分散されてなることを特徴とする。 即ち、本発明によれば、乳化共重合時の重合安
定性にすぐれると共に、水性媒体中での分散安定
性にすぐれる樹脂水性エマルジヨンを得るため
に、樹脂粒子の単量体成分として、少なくともカ
ルボキシル基を有するアクリル酸誘導体とスルホ
ン酸基を有するビニル単量体を用いると共に、多
官能性内部架橋用単量体を用い、更に、特に、エ
マルジヨン粒子に反応性官能基を導入したり、或
いはエマルジヨンを高分子溶質を含む溶液に添加
したときにも、水性媒体中で安定な分散性を保つ
ように、アクリル酸フルオロアルキルエステル誘
導体を必須の単量体成分として用いる。 しかも、本発明によれば、かかる単量体成分の
所定の割合の混合物を用いることにより、特に乳
化剤を用いることなく、凝集物の発生なしに安定
に乳化共重合させ得て、粒径が均一であり、且
つ、水性媒体中で分散状態が安定に保持される樹
脂水性エマルジヨンを得ることができるのであ
る。 本発明において用いるアクリル酸誘導体は、一
般式 R1CH=CR2COOH (但し、R1は水素、低級アルキル基又はカルボ
キシル基を示し、好ましくは水素又はメチル基、
R2は水素又は低級アルキル基を示し、好ましく
は水素又はメチル基を示し、R1が水素又は低級
アルキル基のときは、R2はカルボ低級アルコキ
シ基であつてもよい。) で表わされ、例えば、アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマ
ル酸、モノアルキルマレイン酸、モノアルキルフ
マル酸、モノアルキルイタコン酸等を好ましい例
として挙げることができるが、特に、アクリル
酸、メタクリル酸及びイタコン酸の1種又は2種
以上の混合物が好ましく用いられる。 本発明において用いるアクリル酸フルオロアル
キルエステル誘導体は、一般式 CH2=CR3COOR4(CF2)oCFA2 (但し、R3は水素又は低級アルキル基、好まし
くは水素又はメチル基を示し、R4は −(CH2)n−又は
【式】 (但し、mは0〜12の整数を示し、x+y=m−
1であり、R5は水素又はアセチル基を示す。)を
示し、Aはそれぞれ独立に水素、フツ素又はCF3
を示し、nは0〜12の整数を示す。) で表わされる、好ましくは、一般式 CH2=CR3COO(CH2)n(CF2)oCF3 (1) CH2=CR3COO(CH2)n(CF2)oCH2F (2) CH2=CR3COO(CH2)n(CF2)oCF(CF3)2 (3) 又は (但し、R3、R5、m及びnは前記と同じであ
る。) で表わされ、従つて、特に、本発明において好ま
しく用いることができるアクリル酸フルオロアル
キルエステル誘導体の具体例として、例えば、 CH2=C(CH3)COOCH2CF3 (5) CH2=C(CH3)COOCH2(CF2)2H (6) CH2=C(CH3)COOCH2(CF2)4H (7) CH2=C(CH3)COO(CH2)2(CF2)8F (8) 等を例示することができる。 次に、本発明において、スルホン酸基を有する
ビニル単量体としては、エチレンスルホン酸ナト
リウム等のアルキレンスルホン酸やそのアルカリ
金属塩、一般式 CH2=CR6COOR7SO3M (但し、R6は水素又は低級アルキル基、好まし
くは水素又はメチル基を示し、R7は炭素数1〜
6のアルキレン基、好ましくは炭素数1〜3のア
ルキレン基を示し、Mは水素、アルカリ金属又は
アンモニウムを示す。) で表わされるスルホアルキルアクリレート、例え
ば、スルホプロピル(メタ)アクリレートやその
アルカリ金属塩、一般式 (但し、R8は水素又は低級アルキル基、好まし
くは水素又はメチル基を示し、R9は水素又は低
級アルキル基を示し、Mは前記と同じである。) で表わされるスチレンスルホン酸、その誘導体、
これらのアルカリ金属塩、例えば、スチレンスル
ホン酸ナトリウム、一般式 CH2=CR10CONH−R11−SO3M (但し、R10は水素又は低級アルキル基、好まし
くは水素又はメチル基を示し、R11は炭素数1〜
6のアルキレン基、好ましくは炭素数3〜4のア
ルキレン基を示し、Mは前記と同じである。) で表わされる2−アクリルアミドアルカンスルホ
ン酸、その誘導体及びこれらのアルキル金属塩、
例えば、2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸等が用いられる。 内部架橋用多官能性単量体は、特に樹脂粒子を
非膨潤化して、樹脂粒子の水性媒体中での分散安
定性を高めるのに効果があり、かかる多官能性内
部架橋用単量体としては、例えば、脂肪族多価ア
ルコールのポリ(メタ)アクリレートが好ましく
用いられる。具体例として、例えば、エチレング
リコールジメタクリレート、ジエチレングリコー
ルジメタクリレート、トリエチレングリコールジ
メタクリレート、ジプロピレングリコールジメタ
クリレート、1,3−ブチレングリコールジメタ
クリレート、トリエチレングリコールジアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、
テトラメチロールメタンテトラアクリレート等が
好ましく用いられる。また、ジビニルベンゼンや
N,N′−メチレンビスアクリルアミド等も多官
能性内部架橋用単量体として用いることができ
る。 本発明による樹脂水性エマルジヨンを調製する
ための乳化共重合の単量体組成は、前記アクリル
酸誘導体0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜15重量
%、前記スルホン酸基を有するビニル単量体
0.001〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%、
前記アクリル酸フルオロアルキルエステル誘導体
50〜99.799重量%、好ましくは65〜98.99重量%、
前記内部架橋用多官能性単量体0.1〜20重量%、
好ましくは0.5〜15重量%である。 上記アクリル酸誘導体及びスルホン酸基を有す
るビニル単量体は、共に本発明による樹脂水性エ
マルジヨンの調製に際しての乳化共重合時の重合
安定性と、得られるエマルジヨンの安定性に必須
の単量体であり、これらの効果を有効に発現させ
るために、単量体組成において、アクリル酸誘導
体については少なくとも0.1重量%を、また、ス
ルホン酸基を有するビニル単量体については少な
くとも0.001重量%を必要とする。しかし、いず
れも過多に共重合単量体成分として用いるとき
は、却つて重合安定性と、得られるエマルジヨン
の安定性を損なうので、それぞれ20重量%及び10
重量%以下の範囲で用いる。 また、内部架橋用多官能性単量体も、前記した
ように、重合を安定に進行させ、また、得られる
樹脂粒子の安定な分散状態を保持すると共に、樹
脂粒子を非膨潤性とするために必要な単量体であ
り、単量体組成において少なくとも0.1重量%が
必要であるが、しかし、過多に使用するときは、
却つて重合安定性とエマルジヨンの安定性を損な
うので好ましくなく、20重量%以下の範囲で用い
る。 更に、本発明においては、前記アクリル酸フル
オロアルキルエステル誘導体の一部に代えて、前
記アクリル酸誘導体、スルホン酸基を有するビニ
ル単量体及び多官能性内部架橋用単量体を除くラ
ジカル共重合性ビニル単量体を単量体成分として
用いることができる。 かかるラジカル共重合性ビニル単量体として
は、例えば、それ自体の単独重合体が水不溶性で
ある疎水性単量体を挙げることができる、具体例
として、エチレン、プロピレン、塩化ビニル等の
α−オレフイン又はそのハロゲン置換体、スチレ
ン、メチルスチレン、エチルスチレン、ビニルト
ルエン、クロロスチレン等のアルケニルベンゼ
ン、ブタジエン、イソプレン等の共役ジオレフイ
ン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリル
酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)ア
クリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、
(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
オクチル等の(メタ)アクリル酸エステル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル等を挙げることがで
きる。上記したラジカル共重合性ビニル単量体の
うちでは、特に、アルケニルベンゼン及び(メ
タ)アクリル酸エステルが好ましく用いられる。 また、それ自体の単独重合体が水溶性又は水膨
潤性である親水性単量体も用いることができ、か
かる単量体の具体例として、例えば、ヒドロキシ
メチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メ
タ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、グ
リシジル(メタ)アクリレート等を挙げることが
できる。このような親水性単量体は、特に、得ら
れる樹脂粒子に官能基を有せしめるために有効で
あり、上記塑水性単量体と併用するのが好まし
い。 本発明においては、エマルジヨン粒子に反応性
官能基を導入したり、或いはエマルジヨンを高分
子溶質を含む溶液に添加したときにも、水性媒体
中で安定な分散性を保つために、アクリル酸フル
オロアルキルエステル誘導体が樹脂粒子の必須の
単量体成分であり、他方、これらのラジカル共重
合性ビニル単量体は、余りに多量に使用すると、
重合安定性を損じるのみならず、得られる樹脂粒
子が水分散安定性に劣るようになる。従つて、本
発明においては、アクリル酸フルオロアルキルエ
ステル誘導体と上記ラジカル共重合性ビニル単量
体との混合物において、アクリル酸フルオロアル
キルエステル誘導体を少なくとも1重量%用いる
ことが必要である。 即ち、本発明においては、上記ラジカル共重合
性ビニル単量体は、このラジカル共重合性ビニル
単量体とアクリル酸フルオロアルキルエステル誘
導体との混合物の重量に基づいて、99重量%以
下、好ましくは97重量%以下の範囲で用いられる
が、親水性単量体は、混合物の重量に基づいて、
30重量%以下、好ましくは20重量%以下の範囲で
用いられる。 有効量の下限は特に制限されず、目的に応じて
適宜に選ばれるが、通常、アクリル酸フルオロア
ルキルエステル誘導体とこのアクリル酸アルキル
エステル誘導体の混合物の重量に基づいて1重量
%以上である。 更に、得られる樹脂水性エマルジヨンの用途に
もよるが、個々の単量体の具体的な種類は、得ら
れる共重合体のガラス転移点が0℃以上、好まし
くは室温以上となるように選ばれる。樹脂粒子の
ガラス転移点が0℃よりも低いときは、樹脂粒子
の相互の融着や凝集が生じやすく、エマルジヨン
の分散安定性が低下する傾向があるからである。 本発明においては、以上のような各単量体を水
性媒体中にて、水溶性のラジカル重合開始剤を用
いて、通常の方法にて乳化共重合させることによ
り、水不溶性共重合体樹脂水性エマルジヨンを得
ることができるが、得られる水性エマルジヨン中
に乳化剤が遊離の状態で、或いは樹脂粒子に吸着
された状態にて存在するとき、前述したように、
特に、その使用に際して種々の有害な影響が現れ
ることがあるので、乳化共重合に際しては乳化剤
を用いないのが好ましい。本発明による上記単量
体組成によれば、乳化剤を要せずして安定に共重
合させることができると共に、得られる樹脂エマ
ルジヨンの分散状態が安定に保持されるのが大き
い特徴をなす。しかし、前述したように、緩衝液
や生理食塩水に分散させた場合にも、エマルジヨ
ン粒子の凝集や沈降が起こらない範囲において乳
化剤を用いることは何ら妨げられず、また、用途
によつて乳化剤が有害な影響を与えないときは、
必要に応じて、乳化剤を用いてもよい。 また、本発明による乳化共重合において、単量
体成分混合物の水性媒体中での濃度は、得られる
エマルジヨンにおける樹脂粒子の平均粒径とも関
連するが、通常、0.1〜40重量%の範囲である。 重合開始剤としては、水溶性ラジカル重合開始
剤が用いられる。通常、過硫酸カリウム、過硫酸
ナトリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩
や、これら過硫酸塩とチオ硫酸ナトリウム、チオ
硫酸カリウム、チオ硫酸水素ナトリウム等のよう
なチオ硫酸塩、又は亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カ
リウム、亜硫酸水素ナトリウム等のような亜硫酸
塩とのレドツクス系重合開始剤が好ましく用いら
れるが、これらに限定されるものではない。これ
ら重合開始剤の使用量は、単量体混合物に対して
0.01〜1重量%の範囲が好適である。重合の雰囲
気も、特に制限されないが、好ましくは酸素を除
いた不活性ガス雰囲気が用いられる。また、重合
温度は、特に制限されないが、通常、20〜100℃、
好ましくは40〜90℃の範囲である。 本発明による樹脂水性エマルジヨンにおいて、
樹脂粒子の平均粒径は、0.03〜2μmの範囲にある
ことが必要であり、ましくは0.1〜1μmの範囲に
ある。粒径が小さすぎると、これを使用した後、
回収するような場合に困難を生じるようになり、
一方、粒径が大きすぎると、安定な分散状態を保
持させるのが困難となるからである。 また、樹脂粒子の比重は0.9〜1.5の範囲にある
ことが好ましい。比重が0.9よりも小さいときは、
樹脂粒子がエマルジヨン媒体表面に浮遊し、分散
安定性に劣るようになり、一方、1.5よりも大き
いときは、樹脂粒子がエマルジヨン媒体中に沈降
し、同様に凝集を生じやすくなるからである。 以上のように、本発明の方法によれば、特に、
乳化剤を用いることなく、重合安定性を確保しつ
つ、単量体混合物の乳化共重合を行なうことがで
き、且つ、得られる共重合体粒子は粒径分布が狭
く、均一であると共に、非膨潤性であつて、しか
も、安定にその分散状態を保持するのみならず、
緩衝液や生理食塩水に分散させた場合において
も、安定な分散状態を保持し、従つて、樹脂粒子
が水性媒体中で安定に分散された状態を保持する
ことが要求される用途に好適に用いることができ
る。特に、本発明の樹脂水性エマルジヨンによれ
ば、樹脂粒子が前記アクリル酸フルオロアルキル
エステル誘導体を単量体成分として含有するの
で、樹脂粒子に反応性官能基を導入し、或いはエ
マルジヨンを高分子溶質を含む溶液と混合した際
にも、水性媒体中で安定な分散性を保つことがで
きる。 以上に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれら実施例により限定されるものではな
い。 実施例 1 アクリル酸5.0重量%、スチレンスルホン酸ナ
トリウム0.1重量%、前記式(7)で表わされる1H,
1H,5H−オクタフルオロペンチルメタクリレー
ト10.0重量%、メタクリル酸メチル40.0重量%、
メタクリル酸イソブチル40.0重量%及びトリエチ
レングリコールジメタクリレート4.9重量%から
なる単量体混合物60gを蒸留水330gに加え、過
硫酸カリウム0.12gを水10mlに溶解した重合開始
剤水溶液を75℃の温度で窒素気流下に加え、
120rpmで撹拌しつつ7時間重合させて、重合率
99.9%にて平均粒径0.30μmの樹脂粒子の水性エ
マルジヨンを得た。重合は非常に安定に行なわれ
て、凝集物は皆無であつた。尚、凝集物の測定
は、重合終了後、生成した樹脂エマルジヨンを30
℃まで冷却し、濾布で濾過し、濾布上に残された
凝集物を乾燥し、その重量を測定することによつ
て求めた。 第2表にこのエマルジヨンの単分散性、高分子
溶液安定性、熱安定性及び変性安定性を示す。 実施例 2〜10 実施例1と同様にして、第1表に示す組成の単
量体混合物を重合率が95%以上となるように乳化
共重合して、本発明による樹脂水性エマルジヨン
を得た。実施例1と同様にして調べたエマルジヨ
ンの物性を第2表に示す。 比較例 1〜4 第1表に示すように、それぞれアクリル酸誘導
体、ビニル基を有するビニル単量体、内部架橋用
単量体及びアクリル酸フルオロアルキルエステル
誘導体を含有しない単量体混合物を用いて実施例
1と同様にして乳化共重合を行ない、樹脂水性エ
マルジヨンを得た。 これらのエマルジヨンについて、実施例1と同
様にして調べたエマルジヨンの物性を第2表に示
す。 比較例 5〜7 第1表に示すように、それぞれアクリル酸誘導
体、ビニル基を有するビニル単量体及び内部架橋
用単量を過多に含有する単量体混合物を用いて実
施例1と同様にして乳化共重合を行ない、樹脂水
性エマルジヨンを得た。 これらのエマルジヨンについて、実施例1と同
様にして調べたエマルジヨンの物性を第2表に示
す。 第1表において、単量体を表わす略号は以下を
意味する。
【表】
【表】
【表】 AA アクリル酸 MAA メタクリル酸 SSS スチレンスルホン酸ナトリウム SSPA スルホプロピルアクリレートナトリウム
塩 AMPS 2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸 3G トリエチレングリコールジメタクリレート 9G ノナエチレングリコールジメタクリレート 3F 2,2,2−トリフルオロエチルメタクリ
レート 8F 1H,1H,5H−オクタフルオロペンチルメ
タクリレート 17F 1H,1H,2H,2H−ヘプタデカフルオロ
デシルメタクリレート MMA メチルメタクリレート IBMA イソブチルメタクリレート HEMA 2−ヒドロキシエチルメタクリレート St スチレン また、第2表において、エマルジヨンの物性の
評価は次による。 単分散性 (標準偏差/平均粒径)×100(%) 重合安定性 重合終了時に凝集物が痕跡程度であるときを重
合安定性が良好であるとし、それ以外は凝集又は
ゲル化とした。 分散安定性 エマルジヨンを遠心分離し、蒸留水にて洗浄し
た後、蒸留水に再分散させ、0.01N水酸化ナトリ
ウム水溶液にてPH7.0に調整した固形分5重量%
のエマルジヨン1mlを1M塩化カルシウム水溶液
(PH7.0)10mlに分散させ、1日後にも樹脂粒子が
安定に分散しているとき、分散安定性が良好と
し、1日以内に粒子の凝集が認められるときを凝
集とした。 高分子溶液安定性 上記と同様のPH8.0に調整した固型分5重量%
のエマルジヨン1mlを0.25重量%ポリエチレンイ
ミン水溶液(PH8.0)10mlに分散させ、1日後に
も樹脂粒子が安定に分散しているとき、高分子溶
液安定性が良好とし、1時間以内に粒子の凝集が
認められるときを凝集とした。 熱安定性 上記と同様のPH8.0に調整した固型分5重量%
のエマルジヨン1mlを0.1Mトリス緩衝液(PH
8.0)10mlに分散させ、60℃の温度で1か月保持
した後にも樹脂粒子が安定に分散しているとき、
熱安定性が良好とし、1か月以内に粒子が膨潤し
て凝集が認められるときを凝集とした。 変性安定性 水溶性カルボジイミドとヘキサメチレンジアミ
ンとを用いて、エマルジヨン粒子をアミノ化し、
この粒子を0.85%の塩化ナトリウムを含有するホ
ウ酸緩衝液(PH8.2)に分散させ、1か月後にも
樹脂粒子が安定に分散しているとき、変性安定性
が良好とし、1日以内に粒子の凝集が認められる
ときを凝集とした。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 一般式 R1CH=CR2COOH (但し、R1は水素、低級アルキル基又はカル
    ボキシル基を示し、R2は水素又は低級アルキ
    ル基を示し、R1が水素又は低級アルキル基の
    ときは、R2はカルボ低級アルコキシ基であつ
    てもよい。) で表わされるアクリル酸誘導体0.1〜20重量%、 (b) スルホン酸基を有するビニル単量体0.001〜
    10重量%、 (c) 一般式 CH2=CR3COOR4(CF2)oCFA2 (但し、R3は水素又は低級アルキル基を示し、
    R4は −(CH2)n−又は【式】 (但し、mは0〜12の整数を示し、x+y=m
    −1であり、R5は水素又はアセチル基を示
    す。)を示し、Aはそれぞれ独立に水素、フツ
    素又はCF3を示し、nは0〜12の整数を示す。) で表わされるアクリル酸フルオロアルキルエス
    テル誘導体と、上記アクリル酸誘導体及び上記
    スルホン酸基を有するビニル単量体を除くラジ
    カル共重合性ビニル単量体との混合物であつ
    て、この混合物に基づいて上記アクリル酸フル
    オロアルキルエステル誘導体が1〜100重量%
    である混合物50〜99.799重量%、及び (d) 多官能性内部架橋用単量体0.1〜20重量%、 からなる単量体混合物を水性媒体中で乳化共重合
    させてなることを特徴とする粒子径0.03〜2μmの
    樹脂水性エマルジヨン。
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