JPH0250147B2 - - Google Patents
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- JPH0250147B2 JPH0250147B2 JP9078784A JP9078784A JPH0250147B2 JP H0250147 B2 JPH0250147 B2 JP H0250147B2 JP 9078784 A JP9078784 A JP 9078784A JP 9078784 A JP9078784 A JP 9078784A JP H0250147 B2 JPH0250147 B2 JP H0250147B2
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- ethylene
- glycidyl
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- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ホツトメルト接着剤に関する。更に
詳しくは、各種基質との接着性、特に耐水接着性
にすぐれ、かつ保存安定性のきわめて良好なホツ
トメルト接着剤に関する。 各種基質間、例えばガラス同士、金属同士、ガ
ラスと金属、ガラスとプラスチツク、金属とプラ
スチツクなどの間に適用される接着剤として、従
来はエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
アクリル酸エチル共重合体などを主成分とするも
のが、自動車、航空機、建材、通信などの産業分
野で広く使用されてきた。しかしながら、これら
の接着剤は、その接着性が十分ではなく、特に耐
水接着性の点で著しく劣るため、水に浸漬された
り、湿気にさらされたりすると接着力が極端に低
下し、従つて特に耐久接着性が要求される分野で
は、その利用が制限されていた。 一方、エチレン系重合体の接着性を改良する方
法として、そこに極性基を導入する方法も広く用
いられているが、この場合には被着体と接着剤ポ
リマーとの間の接着が水素結合によつているた
め、水分の侵入により結合力が切断され易く、や
はり耐水接着性は十分ではない。 また、エポキシ基を含有するエチレン系共重合
体、例えばエチレン−酢酸ビニル−グリシジルメ
タクリレート3元共重合体よりなる接着剤も知ら
れており、これを十分に高い温度で接着させる
と、かなり改善された耐水接着剤を得ることがで
きるが、多くの利用分野では、被着体の軟化温度
や劣化の制約から、そのような高温での接着を採
用できない場合が多い。 更に、ガラスや金属などの基質に対する接着性
を改良する方法として、ポリエチレンやエチレン
−酢酸ビニル共重合体などのエチレン系重合体に
有機シラン化合物を混合したりあるいはグラフト
共重合させるなどの方法も知られているが、この
場合には、その接着剤を使用する迄の放置期間中
に接着力が経時的に低下する問題、あるいは実用
上要求される比較的低温短時間の接着条件下で十
分な接着力が得られないなどの欠点がみられる。 こうした現状に鑑み、本発明者らは、比較的低
温短時間の条件下で接着させた場合にも、高い接
着力が安定して得られ、かつ十分な耐水接着性を
有し、保存安定性にもすぐれているホツトメルト
接着剤を求めて種々検討の結果、グリシジル基を
有するオレフイン系共重合体のシラングラフト変
性体またはこれとグリシジル基を有しないオレフ
イン共重合体のシラングラフト変性体との混合物
よりなるものが、前記課題を有効に解決し得るも
のであることを見出した。従つて、本発明は、か
かるホツトメルト接着剤に係わる。 シラングラフト変性されるグリシジル基を有す
るオレフイン系共重合体としては、エチレン−酢
酸ビニル−グリシジル(メタ)アクリレート3元
共重合体またはエチレン−(メタ)アクリル酸低
級アルキルエステル−グリシジル(メタ)アクリ
レート3元共重合体が用いられ、好ましくはエチ
レン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート3
元共重合体が用いられる。 また、やはりシラングラフト変性されるグリシ
ジル基を有しないオレフイン系重合体としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エ
チレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体によつて代表されるエチレン−ビニ
ルエステル共重合体、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合
体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体など
のエチレン−不飽和カルボン酸低級アルキルエス
テル共重合体などが例示され、好ましくはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体が用いられる。 これらのオレフイン系(共)重合体の融点は、
約60〜100℃であることが好ましい。融点が高す
ぎると、低温短時間の条件下で接着した場合の接
着性に劣り、反対に融点が低すぎるものは、高温
雰気中での接着強度が低くなるばかりではなく、
フイルムやシート状で使用する場合の支障とな
る。 具体的には、例えばエチレン−酢酸ビニル−グ
リシジルメタクリレート3元共重合体の場合で
は、酢酸ビニルとグリシジルメタクリレートの含
有量の和が共重合体中約10〜30重量%であり、そ
の中グリシジルメタクリレートの含有量が約0.5
〜20重量%であるような共重合体であり、またエ
チレン−酢酸ビニル共重合体の場合では、酢酸ビ
ニル含有量が約10〜30重量%であるような共重合
体である。 これらのオレフイン系(共)重合体をシラング
ラフト変性させる不飽和アルコキシシラン化合物
としては、例えばビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリ(β−メト
キシエトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシ
ランなどのビニルシラン類、アクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロピル
トリメトキシシランなどのアクリル系シラン類な
どが挙げられ、特にアクリル系シラン類は、より
すぐれた耐水接着性および保存安定性を得る上で
望ましいものである。 シラングラフト変性は、ベースポリマーとして
のオレフイン系(共)重合体、不飽和アルコキシ
シラン化合物およびラジカル重合開始剤を、例え
ば押出機、ニーダー、バンバリーミキサーなどを
用いて、ベースポリマーの融点以上でかつラジカ
ル重合開始剤の分解温度以上で溶融混練すること
あるいは溶液中で反応させることにより行われ
る。グラフト量は、一般にベースポリマーに対し
約0.2〜4重量%が適当である。これ以上のグラ
フト量では、グラフト変性体の流動性が低下して
かえつて接着性が低下し、また保存安定性も悪く
なり、経済的にも不利となる。一方、これ以下の
グラフト量では、接着性、特に耐水接着性の改善
効果が十分に得られない。 ホツトメルト接着剤は、これらのオレフイン系
(共)重合体シラングラフト変性体を必須成分と
するが、これらの必須成分は次のような態様で用
いることができる。 (1) グリシジル基を有するオレフイン系共重合体
のシラングラフト変性体単独 (2) 上記シラングラフト変性体とグリシジル基を
有しないオレフイン系共重合体のシラングラフ
ト変性体との混合物 (3) グリシジル基を有するオレフイン系共重合体
とグリシジル基を有しないオレフイン系重合体
との混合物のシラングラフト変性体 混合物の形で用いられる上記態様(2)および(3)に
あつては、グリシジル基含有オレフイン系共重合
体のシラングラフト変性体の混合割合は、グリシ
ジル基の含有量によつても左右されるが、一般に
は約20重量%以上であることが好ましく、これ以
下の混合割合では十分な耐水接着性および保存安
定性が得られ難い。 (4) これらのシラングラフト変性体またはその混
合物に、目的とする接着性、特に耐水接着性を
損わない範囲内で、前記したシラングラフト変
性されるベースポリマー、即ちグリシジル基を
有するオレフイン系共重合体またはグリシジル
基を有しないオレフイン系重合体を未変性のま
ま混合した混合物 これらを必須成分とするホツトメルト接着剤中
には、必要に応じて粘着付与剤、ワツクス、可塑
剤、プロセスオイル、充填剤、安定剤などが適宜
配合されて用いられる。 本発明に係るホツトメルト接着剤が、接着性、
特に耐水接着性と保存安定性とにすぐれている理
由は必ずしも明らかではないが、次のようなこと
が考えられる。即ち、アルコキシシラン基は加熱
接着時にガラス、セラミツク、金属などの基質の
表面の水分により加水分解され、シラノール基と
なつて基質表面と反応し、そこに共有結合が形成
されるので、接着剤ポリマー/基質間界面に大き
な結合力が生じ、接着性が向上することが知られ
ているが、アルコキシシラン基だけでは、例えば
光フアイバ−接続部補強のための接着のように、
比較的低温でかつ短時間の条件下で接着がなされ
る場合、実用上十分な接着性、特に耐水接着性が
得られ難く、また保存安定性も必ずしも十分とは
いえない。 一方、グリシジル基に由来するエポキシ基を有
するオレフイン系共重合体は、高温で接着させる
と基質の表面と反応し、高い接着力が得られる
が、比較的低温、短時間の条件下で接着がなされ
る場合には、基質の表面との間で強固な結合が生
じないため、温水または湿気と接触すると、容易
にその接着力を低下させてしまう。 しかるに、本発明に係るホツトメルト接着剤で
用いられるグラフト変性体にあつては、アルコキ
シシラン基に加えてエポキシ基も同時に存在する
ため、それを用いた場合に十分な接着性、特に耐
水接着性が得られるので、ガラス、セラミツクな
どの基質に対して好適に適用され、また保存安定
性の一層の向上もみられる。 次に、実施例について本発明の効果を説明す
る。 実施例 1 エチレン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレ
ート3元共重合体(酢酸ビニル含有量6重量%、
グリシジルメタクリレート含有量4重量%、メル
トインデツクス6)100部(重量、以下同じ)に、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
2部およびラジカル開始剤としての1,1−ビス
(第3ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン0.4部を添加し、この混合物を
30mm径押出機を用いて樹脂温度180℃で溶融混練
し、グラフト変性体を製造した。 製造されたグラフト変性体を、150℃、100Kg/
cm2G、5分間の条件下で、加熱プレスを用いて厚
さ1mmのシート状に成形し、これから次のように
して接着試験片を作製し、180゜剥離強度を測定し
た。 接着試験片は、平板ガラスの上にグラフト変性
体シートおよびテフロンシートを順次重ね、これ
を140℃の加熱プレスで3分間圧着して、平板ガ
ラス/グラフト変性体シート積層体として形成さ
せた。この接着試験片を、60℃の温水中に5日間
浸漬し、その前後における剥離強度を常態接着力
および耐水接着力としてそれぞれ測定した。ま
た、グラフト変性体シートを、60℃、相対湿度50
%の高温高湿条件下に25日間放置した後、これを
用いて同様に接着試験片を作製し、それの耐水接
着力を保存安定性として評価した。 実施例 2 実施例1において、他のエチレン−酢酸ビニル
−グリシジルメタクリレート3元共重合体(酢酸
ビニル含有量5重量%、グリシジルメタクリレー
ト含有量4重量%、メルトインデツクス6)の50
部とエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル
含有量19重量%、メルトインデツクス15)の50部
との混合物が、グラフト化されるベースポリマー
として用いられ、製造されたグラフト変性体のシ
ート(ただし、加熱プレス温度は160℃)につい
て、同様の評価が行われた。 実施例 3 実施例2において、エチレン−酢酸ビニル共重
合体100部を用いてシラングラフト変性を行ない、
得られたグラフト変性体と実施例1で得られたグ
ラフト変性体との等量混合物を、30mm径の押出機
を用いて樹脂温度140℃で混練し、グリシジル基
を有しない共重合体のグラフト変性体とグリシジ
ル基を有する共重合体のグラフト変性体との混合
物を得た。製造されたグラフト変性体混合物につ
いて、実施例2と同様のシート成形およびシート
の評価が行われた。 実施例 4 実施例2において、エチレン−酢酸ビニル共重
合体の代りに、同量のエチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体(アクリル酸エチル含有量17重量%、
メルトインデツクス25)が用いられ、その等量混
合物についてのグラフト変性が行われた。製造さ
れたグラフト変性体混合物について、やはり実施
例2と同様のシートおよびシートの評価が行われ
た。 実施例 5 エチレン−アクリル酸n−ブチル−グリシジル
メタクリレート3元共重合体(アクリル酸n−ブ
チル含有量7.2重量%、グリシジルメタクリレー
ト含有量10.2重量%、メルトインデツクス6)
100部に、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン2部およびラジカル開始剤としての
2,5−ジメチル−2,5−ビス(第3ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン0.4部を添加し、この混合物
を30mm径押出機を用いて樹脂温度230℃、スクリ
ユー回転数40rpmの条件下で溶融混練し、グラフ
ト変性体を製造した。 製造されたグラフト変性体について、実施例1
と同様のシート成形およびシートの評価が行われ
た。 実施例 6 エチレン−メタクリル酸イソブチル−グリシジ
ルメタクリレート3元共重合体(メタクリル酸イ
ソブチル含有量26重量%、グリシジルアクリレー
ト含有量1.4重量%、メルトインデツクス15)100
部に、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン2部およびラジカル開始剤としての2,5
−ジメチル−2,5−ビス(第3ブチルパーオキ
シ)ヘキサン0.4部を添加し、この混合物を30mm
径押出機を用いて樹脂温度230℃、スクリユー回
転数40rpmの条件下で溶融混練し、グラフト変性
体を製造した。 製造されたグラフト変性体について、実施例1
と同様のシート成形およびシートの評価が行われ
た。 比較例 1 実施例1で用いられたベースポリマーのエチレ
ン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート3元
共重合体について、実施例1と同様のシート成形
およびシートの評価が行われた。 比較例 2 実施例3で得られたエチレン−酢酸ビニル共重
合体のグラフト変性体について、実施例1と同様
のシート成形およびシートの評価が行われた。 以上の各実施例および比較例で得られた結果
は、次の表に示される。 【表】
詳しくは、各種基質との接着性、特に耐水接着性
にすぐれ、かつ保存安定性のきわめて良好なホツ
トメルト接着剤に関する。 各種基質間、例えばガラス同士、金属同士、ガ
ラスと金属、ガラスとプラスチツク、金属とプラ
スチツクなどの間に適用される接着剤として、従
来はエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
アクリル酸エチル共重合体などを主成分とするも
のが、自動車、航空機、建材、通信などの産業分
野で広く使用されてきた。しかしながら、これら
の接着剤は、その接着性が十分ではなく、特に耐
水接着性の点で著しく劣るため、水に浸漬された
り、湿気にさらされたりすると接着力が極端に低
下し、従つて特に耐久接着性が要求される分野で
は、その利用が制限されていた。 一方、エチレン系重合体の接着性を改良する方
法として、そこに極性基を導入する方法も広く用
いられているが、この場合には被着体と接着剤ポ
リマーとの間の接着が水素結合によつているた
め、水分の侵入により結合力が切断され易く、や
はり耐水接着性は十分ではない。 また、エポキシ基を含有するエチレン系共重合
体、例えばエチレン−酢酸ビニル−グリシジルメ
タクリレート3元共重合体よりなる接着剤も知ら
れており、これを十分に高い温度で接着させる
と、かなり改善された耐水接着剤を得ることがで
きるが、多くの利用分野では、被着体の軟化温度
や劣化の制約から、そのような高温での接着を採
用できない場合が多い。 更に、ガラスや金属などの基質に対する接着性
を改良する方法として、ポリエチレンやエチレン
−酢酸ビニル共重合体などのエチレン系重合体に
有機シラン化合物を混合したりあるいはグラフト
共重合させるなどの方法も知られているが、この
場合には、その接着剤を使用する迄の放置期間中
に接着力が経時的に低下する問題、あるいは実用
上要求される比較的低温短時間の接着条件下で十
分な接着力が得られないなどの欠点がみられる。 こうした現状に鑑み、本発明者らは、比較的低
温短時間の条件下で接着させた場合にも、高い接
着力が安定して得られ、かつ十分な耐水接着性を
有し、保存安定性にもすぐれているホツトメルト
接着剤を求めて種々検討の結果、グリシジル基を
有するオレフイン系共重合体のシラングラフト変
性体またはこれとグリシジル基を有しないオレフ
イン共重合体のシラングラフト変性体との混合物
よりなるものが、前記課題を有効に解決し得るも
のであることを見出した。従つて、本発明は、か
かるホツトメルト接着剤に係わる。 シラングラフト変性されるグリシジル基を有す
るオレフイン系共重合体としては、エチレン−酢
酸ビニル−グリシジル(メタ)アクリレート3元
共重合体またはエチレン−(メタ)アクリル酸低
級アルキルエステル−グリシジル(メタ)アクリ
レート3元共重合体が用いられ、好ましくはエチ
レン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート3
元共重合体が用いられる。 また、やはりシラングラフト変性されるグリシ
ジル基を有しないオレフイン系重合体としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エ
チレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体によつて代表されるエチレン−ビニ
ルエステル共重合体、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸ブチル共重合
体、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体など
のエチレン−不飽和カルボン酸低級アルキルエス
テル共重合体などが例示され、好ましくはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体が用いられる。 これらのオレフイン系(共)重合体の融点は、
約60〜100℃であることが好ましい。融点が高す
ぎると、低温短時間の条件下で接着した場合の接
着性に劣り、反対に融点が低すぎるものは、高温
雰気中での接着強度が低くなるばかりではなく、
フイルムやシート状で使用する場合の支障とな
る。 具体的には、例えばエチレン−酢酸ビニル−グ
リシジルメタクリレート3元共重合体の場合で
は、酢酸ビニルとグリシジルメタクリレートの含
有量の和が共重合体中約10〜30重量%であり、そ
の中グリシジルメタクリレートの含有量が約0.5
〜20重量%であるような共重合体であり、またエ
チレン−酢酸ビニル共重合体の場合では、酢酸ビ
ニル含有量が約10〜30重量%であるような共重合
体である。 これらのオレフイン系(共)重合体をシラング
ラフト変性させる不飽和アルコキシシラン化合物
としては、例えばビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、ビニルトリ(β−メト
キシエトキシ)シラン、ビニルトリアセトキシシ
ランなどのビニルシラン類、アクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロピル
トリメトキシシランなどのアクリル系シラン類な
どが挙げられ、特にアクリル系シラン類は、より
すぐれた耐水接着性および保存安定性を得る上で
望ましいものである。 シラングラフト変性は、ベースポリマーとして
のオレフイン系(共)重合体、不飽和アルコキシ
シラン化合物およびラジカル重合開始剤を、例え
ば押出機、ニーダー、バンバリーミキサーなどを
用いて、ベースポリマーの融点以上でかつラジカ
ル重合開始剤の分解温度以上で溶融混練すること
あるいは溶液中で反応させることにより行われ
る。グラフト量は、一般にベースポリマーに対し
約0.2〜4重量%が適当である。これ以上のグラ
フト量では、グラフト変性体の流動性が低下して
かえつて接着性が低下し、また保存安定性も悪く
なり、経済的にも不利となる。一方、これ以下の
グラフト量では、接着性、特に耐水接着性の改善
効果が十分に得られない。 ホツトメルト接着剤は、これらのオレフイン系
(共)重合体シラングラフト変性体を必須成分と
するが、これらの必須成分は次のような態様で用
いることができる。 (1) グリシジル基を有するオレフイン系共重合体
のシラングラフト変性体単独 (2) 上記シラングラフト変性体とグリシジル基を
有しないオレフイン系共重合体のシラングラフ
ト変性体との混合物 (3) グリシジル基を有するオレフイン系共重合体
とグリシジル基を有しないオレフイン系重合体
との混合物のシラングラフト変性体 混合物の形で用いられる上記態様(2)および(3)に
あつては、グリシジル基含有オレフイン系共重合
体のシラングラフト変性体の混合割合は、グリシ
ジル基の含有量によつても左右されるが、一般に
は約20重量%以上であることが好ましく、これ以
下の混合割合では十分な耐水接着性および保存安
定性が得られ難い。 (4) これらのシラングラフト変性体またはその混
合物に、目的とする接着性、特に耐水接着性を
損わない範囲内で、前記したシラングラフト変
性されるベースポリマー、即ちグリシジル基を
有するオレフイン系共重合体またはグリシジル
基を有しないオレフイン系重合体を未変性のま
ま混合した混合物 これらを必須成分とするホツトメルト接着剤中
には、必要に応じて粘着付与剤、ワツクス、可塑
剤、プロセスオイル、充填剤、安定剤などが適宜
配合されて用いられる。 本発明に係るホツトメルト接着剤が、接着性、
特に耐水接着性と保存安定性とにすぐれている理
由は必ずしも明らかではないが、次のようなこと
が考えられる。即ち、アルコキシシラン基は加熱
接着時にガラス、セラミツク、金属などの基質の
表面の水分により加水分解され、シラノール基と
なつて基質表面と反応し、そこに共有結合が形成
されるので、接着剤ポリマー/基質間界面に大き
な結合力が生じ、接着性が向上することが知られ
ているが、アルコキシシラン基だけでは、例えば
光フアイバ−接続部補強のための接着のように、
比較的低温でかつ短時間の条件下で接着がなされ
る場合、実用上十分な接着性、特に耐水接着性が
得られ難く、また保存安定性も必ずしも十分とは
いえない。 一方、グリシジル基に由来するエポキシ基を有
するオレフイン系共重合体は、高温で接着させる
と基質の表面と反応し、高い接着力が得られる
が、比較的低温、短時間の条件下で接着がなされ
る場合には、基質の表面との間で強固な結合が生
じないため、温水または湿気と接触すると、容易
にその接着力を低下させてしまう。 しかるに、本発明に係るホツトメルト接着剤で
用いられるグラフト変性体にあつては、アルコキ
シシラン基に加えてエポキシ基も同時に存在する
ため、それを用いた場合に十分な接着性、特に耐
水接着性が得られるので、ガラス、セラミツクな
どの基質に対して好適に適用され、また保存安定
性の一層の向上もみられる。 次に、実施例について本発明の効果を説明す
る。 実施例 1 エチレン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレ
ート3元共重合体(酢酸ビニル含有量6重量%、
グリシジルメタクリレート含有量4重量%、メル
トインデツクス6)100部(重量、以下同じ)に、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
2部およびラジカル開始剤としての1,1−ビス
(第3ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサン0.4部を添加し、この混合物を
30mm径押出機を用いて樹脂温度180℃で溶融混練
し、グラフト変性体を製造した。 製造されたグラフト変性体を、150℃、100Kg/
cm2G、5分間の条件下で、加熱プレスを用いて厚
さ1mmのシート状に成形し、これから次のように
して接着試験片を作製し、180゜剥離強度を測定し
た。 接着試験片は、平板ガラスの上にグラフト変性
体シートおよびテフロンシートを順次重ね、これ
を140℃の加熱プレスで3分間圧着して、平板ガ
ラス/グラフト変性体シート積層体として形成さ
せた。この接着試験片を、60℃の温水中に5日間
浸漬し、その前後における剥離強度を常態接着力
および耐水接着力としてそれぞれ測定した。ま
た、グラフト変性体シートを、60℃、相対湿度50
%の高温高湿条件下に25日間放置した後、これを
用いて同様に接着試験片を作製し、それの耐水接
着力を保存安定性として評価した。 実施例 2 実施例1において、他のエチレン−酢酸ビニル
−グリシジルメタクリレート3元共重合体(酢酸
ビニル含有量5重量%、グリシジルメタクリレー
ト含有量4重量%、メルトインデツクス6)の50
部とエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル
含有量19重量%、メルトインデツクス15)の50部
との混合物が、グラフト化されるベースポリマー
として用いられ、製造されたグラフト変性体のシ
ート(ただし、加熱プレス温度は160℃)につい
て、同様の評価が行われた。 実施例 3 実施例2において、エチレン−酢酸ビニル共重
合体100部を用いてシラングラフト変性を行ない、
得られたグラフト変性体と実施例1で得られたグ
ラフト変性体との等量混合物を、30mm径の押出機
を用いて樹脂温度140℃で混練し、グリシジル基
を有しない共重合体のグラフト変性体とグリシジ
ル基を有する共重合体のグラフト変性体との混合
物を得た。製造されたグラフト変性体混合物につ
いて、実施例2と同様のシート成形およびシート
の評価が行われた。 実施例 4 実施例2において、エチレン−酢酸ビニル共重
合体の代りに、同量のエチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体(アクリル酸エチル含有量17重量%、
メルトインデツクス25)が用いられ、その等量混
合物についてのグラフト変性が行われた。製造さ
れたグラフト変性体混合物について、やはり実施
例2と同様のシートおよびシートの評価が行われ
た。 実施例 5 エチレン−アクリル酸n−ブチル−グリシジル
メタクリレート3元共重合体(アクリル酸n−ブ
チル含有量7.2重量%、グリシジルメタクリレー
ト含有量10.2重量%、メルトインデツクス6)
100部に、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン2部およびラジカル開始剤としての
2,5−ジメチル−2,5−ビス(第3ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン0.4部を添加し、この混合物
を30mm径押出機を用いて樹脂温度230℃、スクリ
ユー回転数40rpmの条件下で溶融混練し、グラフ
ト変性体を製造した。 製造されたグラフト変性体について、実施例1
と同様のシート成形およびシートの評価が行われ
た。 実施例 6 エチレン−メタクリル酸イソブチル−グリシジ
ルメタクリレート3元共重合体(メタクリル酸イ
ソブチル含有量26重量%、グリシジルアクリレー
ト含有量1.4重量%、メルトインデツクス15)100
部に、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン2部およびラジカル開始剤としての2,5
−ジメチル−2,5−ビス(第3ブチルパーオキ
シ)ヘキサン0.4部を添加し、この混合物を30mm
径押出機を用いて樹脂温度230℃、スクリユー回
転数40rpmの条件下で溶融混練し、グラフト変性
体を製造した。 製造されたグラフト変性体について、実施例1
と同様のシート成形およびシートの評価が行われ
た。 比較例 1 実施例1で用いられたベースポリマーのエチレ
ン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート3元
共重合体について、実施例1と同様のシート成形
およびシートの評価が行われた。 比較例 2 実施例3で得られたエチレン−酢酸ビニル共重
合体のグラフト変性体について、実施例1と同様
のシート成形およびシートの評価が行われた。 以上の各実施例および比較例で得られた結果
は、次の表に示される。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレン−酢酸ビニル−グリシジル(メタ)
アクリレート3元共重合体またはエチレン−(メ
タ)アクリル酸低級アルキルエステル−グリシジ
ル(メタ)アクリレート3元共重合体の不飽和ア
ルコキシシラン化合物グラフト変性体よりなるホ
ツトメルト接着剤。 2 エチレン−酢酸ビニル−グリシジル(メタ)
アクリレート3元共重合体またはエチレン−(メ
タ)アクリル酸低級アルキルエステル−グリシジ
ル(メタ)アクリレート3元共重合体の不飽和ア
ルコキシシラン化合物グラフト変性体およびグリ
シジル基を有しないオレフイン系重合体の不飽和
アルコキシシラン化合物グラフト変性体の混合物
よりなるホツトメルト接着剤。 3 グリシジル基を有しないオレフイン系重合体
としてエチレン−ビニルエステル共重合体が用い
られた特許請求の範囲第2項記載のホツトメルト
接着剤。 4 グリシジル基を有しないオレフイン系重合体
としてエチレン−不飽和カルボン酸低級アルキル
エステル共重合体が用いられた特許請求の範囲第
2項記載のホツトメルト接着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9078784A JPS60260667A (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | ホツトメルト接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9078784A JPS60260667A (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | ホツトメルト接着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60260667A JPS60260667A (ja) | 1985-12-23 |
| JPH0250147B2 true JPH0250147B2 (ja) | 1990-11-01 |
Family
ID=14008306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9078784A Granted JPS60260667A (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | ホツトメルト接着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60260667A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6097505B2 (ja) * | 2012-08-23 | 2017-03-15 | 三井・デュポンポリケミカル株式会社 | 接着性樹脂、積層体、および積層体の製造方法 |
-
1984
- 1984-05-07 JP JP9078784A patent/JPS60260667A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60260667A (ja) | 1985-12-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |