JPH0251898B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0251898B2 JPH0251898B2 JP11937687A JP11937687A JPH0251898B2 JP H0251898 B2 JPH0251898 B2 JP H0251898B2 JP 11937687 A JP11937687 A JP 11937687A JP 11937687 A JP11937687 A JP 11937687A JP H0251898 B2 JPH0251898 B2 JP H0251898B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pdta
- reaction
- trivalent
- oxidation
- iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は例えばカラー写真焼付の際の酸化剤等
として使用することができる1,3−ジアミノプ
ロパン4酢酸鉄2アンモニウム塩に関するもので
ある。
として使用することができる1,3−ジアミノプ
ロパン4酢酸鉄2アンモニウム塩に関するもので
ある。
[従来の技術]
カラー写真焼付用酸化剤(以下単に酸化剤とい
うことがある)としては従来EDTA・FeNa(エ
チレンジアミン4酢酸鉄ナトリウム塩)や
EDTA・FeNH4(エチレンジアミン4酢酸鉄2ア
ンモニウム塩)が使用されている。
うことがある)としては従来EDTA・FeNa(エ
チレンジアミン4酢酸鉄ナトリウム塩)や
EDTA・FeNH4(エチレンジアミン4酢酸鉄2ア
ンモニウム塩)が使用されている。
[発明が解決しようとする問題点]
上記化合物を酸化剤として使用するに当つて
は、前記化合物の水溶液にアンモニア水を添加し
てPHを調整することが行なわれており、水溶液中
でEDTA・Fe(NH4)2に変化させることによつて
酸化作用が発揮されるものであると考えられてい
る。即ちEDTA・Fe(NH4)2は溶液状でのみ存在
し、固体としては得られていない。その為
EDTA・Fe(NH4)2については物理的及び化学的
特性が十分に解明されておらず、またその他の酸
化剤応用可能分野への展開ということもなされて
いない。本発明はこの様な事情に鑑みてなされた
ものであつて、EDTA・Fe(NH4)2そのものの結
晶化については断念し、近縁化合物についての結
晶化研究を試みた結果、カラー写真焼付の際の酸
化剤として使用するとができる結晶性の新規化合
物を見出し本発明を完成したものである。
は、前記化合物の水溶液にアンモニア水を添加し
てPHを調整することが行なわれており、水溶液中
でEDTA・Fe(NH4)2に変化させることによつて
酸化作用が発揮されるものであると考えられてい
る。即ちEDTA・Fe(NH4)2は溶液状でのみ存在
し、固体としては得られていない。その為
EDTA・Fe(NH4)2については物理的及び化学的
特性が十分に解明されておらず、またその他の酸
化剤応用可能分野への展開ということもなされて
いない。本発明はこの様な事情に鑑みてなされた
ものであつて、EDTA・Fe(NH4)2そのものの結
晶化については断念し、近縁化合物についての結
晶化研究を試みた結果、カラー写真焼付の際の酸
化剤として使用するとができる結晶性の新規化合
物を見出し本発明を完成したものである。
[発明の構成]
本発明の1,3−ジアミノプロパン4酢酸鉄2
アンモニウム塩[1,3−PDTA・Fe
(NH4)2OH]は下記式で示される。
アンモニウム塩[1,3−PDTA・Fe
(NH4)2OH]は下記式で示される。
この新規化合物の合成方法を例示すれば次の通
りである。
りである。
まず1,3−PDTA(1,3−ジアミノプロパ
ン4酢酸)にアンモニア水とFe3O4を作用させ
る。次式で示す様にFe(2価)NH4塩とFe(3
価)・NH4塩の混合物を製造する。
ン4酢酸)にアンモニア水とFe3O4を作用させ
る。次式で示す様にFe(2価)NH4塩とFe(3
価)・NH4塩の混合物を製造する。
1,3−PDTA+NH4OH+Fe3O4→
1,3−PDTA・Fe(2価)(NH4)
+1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)
この反応はPH:3〜6、より好ましくは3〜5
で行なわれる。PHが3未満の場合1,3−
PDTA・Fe・Hが析出して反応が進行しなくな
るおそれがあり、またPHが6を超えると反応速度
が遅くなる。各原料を等モル量ずつ混合し反応さ
せることによつてPHは上記の好ましい範囲に調整
することができる。
で行なわれる。PHが3未満の場合1,3−
PDTA・Fe・Hが析出して反応が進行しなくな
るおそれがあり、またPHが6を超えると反応速度
が遅くなる。各原料を等モル量ずつ混合し反応さ
せることによつてPHは上記の好ましい範囲に調整
することができる。
反応速度は50〜100℃が好ましい。50℃未満で
は反応速度が遅くなり、一方100℃を超えると分
解反応が起るおそれがあり、より好ましくは60〜
80℃である。
は反応速度が遅くなり、一方100℃を超えると分
解反応が起るおそれがあり、より好ましくは60〜
80℃である。
反応時間は特に限定されるものではないが通常
は5〜20時間の範囲で行なわれる。
は5〜20時間の範囲で行なわれる。
この反応で生成するFe錯化合物は前記反応式
で示した様に、2価と3価の鉄が混在する為反応
液を更に酸化処理に付して2価鉄を3価鉄にする
ことが必要である。酸化時間は酸化条件により異
なるが、収率を向上させる為には、2価鉄をチエ
ツクしてその存在量が0.1%以下になる迄酸化を
行なうことが好ましく、この工程によつてFe錯
化合物の全てが で示される1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)
になる。
で示した様に、2価と3価の鉄が混在する為反応
液を更に酸化処理に付して2価鉄を3価鉄にする
ことが必要である。酸化時間は酸化条件により異
なるが、収率を向上させる為には、2価鉄をチエ
ツクしてその存在量が0.1%以下になる迄酸化を
行なうことが好ましく、この工程によつてFe錯
化合物の全てが で示される1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)
になる。
この酸化方法は特に限定されないが副反応が起
りにくいO2或か空気による酸化が好ましい。酸
化温度は40〜80℃、より好ましくは40〜60℃であ
る。80℃を超えると分解反応を生じる傾向が強
く、40%未満では酸化速度が遅くなる。酸化時の
反応液のPHは4〜7、より好ましくは4〜6に調
整することが必要でありPHが高すぎると酸化速度
が遅くなる。次に反応液を濾過して未反応酸化鉄
を除去するが、酸化工程の前に濾過を行なつても
よい。
りにくいO2或か空気による酸化が好ましい。酸
化温度は40〜80℃、より好ましくは40〜60℃であ
る。80℃を超えると分解反応を生じる傾向が強
く、40%未満では酸化速度が遅くなる。酸化時の
反応液のPHは4〜7、より好ましくは4〜6に調
整することが必要でありPHが高すぎると酸化速度
が遅くなる。次に反応液を濾過して未反応酸化鉄
を除去するが、酸化工程の前に濾過を行なつても
よい。
次に反応液にアンモニア水を作用させて1,3
−PDTA・Fe(3価)OH(NH4)2を得る。即ち 1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)NH4OH ― ― ― ― ― ― ― → 1,3−PDTA・Fe(3価)・OH(NH4)2 この場合PHを8〜8.5とすることが好ましく、
1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)と等モルの
アンモニア水を添加すればPHを上記の範囲に保つ
ことができる。この場合反応温度は反応速度の保
持、分解反応抑制の観点から40〜60℃とすること
が好ましい。
−PDTA・Fe(3価)OH(NH4)2を得る。即ち 1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)NH4OH ― ― ― ― ― ― ― → 1,3−PDTA・Fe(3価)・OH(NH4)2 この場合PHを8〜8.5とすることが好ましく、
1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)と等モルの
アンモニア水を添加すればPHを上記の範囲に保つ
ことができる。この場合反応温度は反応速度の保
持、分解反応抑制の観点から40〜60℃とすること
が好ましい。
反応終了後、減圧下で反応液の濃縮を行ない、
蒸発水分を除去して結晶を析出させ、濾過して得
られた結晶体をメタノール等で洗浄し乾燥させる
と、1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)2OHの結
晶が得られる。尚減圧時の圧力は分解反応の抑制
及び濃縮効率保持の見地から50〜150mmHgとする
ことが好ましい。
蒸発水分を除去して結晶を析出させ、濾過して得
られた結晶体をメタノール等で洗浄し乾燥させる
と、1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)2OHの結
晶が得られる。尚減圧時の圧力は分解反応の抑制
及び濃縮効率保持の見地から50〜150mmHgとする
ことが好ましい。
以上本発明における合成方法の例を述べたが、
他の例として、1,3−PDTA・(NH4)3・Hに
FeCl3を反応させ、更にNH4OHを添加する方法、
つまり 1,3−PDTA・(NH4)3・H+FeCl3→ 1,3−PDTA・Fe(3価)・H+3NH4Cl 1,3−PDTA・Fe(3価)・H+2NH4OH→ 1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)2OH+H2O の反応を経る方法もある。
他の例として、1,3−PDTA・(NH4)3・Hに
FeCl3を反応させ、更にNH4OHを添加する方法、
つまり 1,3−PDTA・(NH4)3・H+FeCl3→ 1,3−PDTA・Fe(3価)・H+3NH4Cl 1,3−PDTA・Fe(3価)・H+2NH4OH→ 1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)2OH+H2O の反応を経る方法もある。
以下実施例について説明するが本発明は下記実
施例に限定されるものではなく、前・後記の趣旨
に徴して適宜設計変更することは本発明の技術的
範囲に含まれる。
施例に限定されるものではなく、前・後記の趣旨
に徴して適宜設計変更することは本発明の技術的
範囲に含まれる。
[実施例]
1,3−PDTA:1000g
25%アンモニア:218g
水:1300g
Fe3O4(Fe含量71重量%):238g
の各原料を混合し反応させた後、反応液を冷却し
てから空気酸化に付した。この工程における反応
条件は 反応温度:70℃ PH:3.5 反応時間:16時間 冷却温度:40〜50℃ 空気酸化時間:10時間 であつた。
てから空気酸化に付した。この工程における反応
条件は 反応温度:70℃ PH:3.5 反応時間:16時間 冷却温度:40〜50℃ 空気酸化時間:10時間 であつた。
次に反応液を濾過して未反応物を除去した。反
応率は95%であつた。
応率は95%であつた。
更にこの反応液に25%アンモニア水210gを添
加してPHを8.2に調整し100mmHgの減圧下で濃縮
を行ない、約1100gの蒸発水を抜き出し、析出し
た結晶を濾過した後メタノールで洗浄すると、
1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)2・OHの暗赤
色結晶526gが得られた。収率は39%であり物性
は次の通りであつた。
加してPHを8.2に調整し100mmHgの減圧下で濃縮
を行ない、約1100gの蒸発水を抜き出し、析出し
た結晶を濾過した後メタノールで洗浄すると、
1,3−PDTA・Fe(3価)(NH4)2・OHの暗赤
色結晶526gが得られた。収率は39%であり物性
は次の通りであつた。
分子量:411
5%溶液PH:8.16
溶解度(25℃):52重量%
融点:178℃(分解)
特性赤外線吸収(KBr):第1図
鉄含有量:13.8%
尚上記鉄含有量は理論値の分子量から算出され
る値に対して101.51%であり更にZn−XO含量も
理論値に対して101.8%であり、誤差は実験誤差
の範囲内であつた。
る値に対して101.51%であり更にZn−XO含量も
理論値に対して101.8%であり、誤差は実験誤差
の範囲内であつた。
[発明の効果]
本発明は以上の様に構成されているから、カラ
ー写真焼付の際の酸化剤等として使用することが
できる結晶性の新規化合物、1,3−ジアミノプ
ロパン4酢酸鉄2アンモニウム塩を得ることがで
きる。
ー写真焼付の際の酸化剤等として使用することが
できる結晶性の新規化合物、1,3−ジアミノプ
ロパン4酢酸鉄2アンモニウム塩を得ることがで
きる。
第1図は本発明に係る新規物質の赤外線吸収ス
ペクトルを示す図である。
ペクトルを示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 で示されることを特徴とする1,3−ジアミノプ
ロパン4酢酸鉄2アンモニウム塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11937687A JPS63284154A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 1,3―ジアミノプロパン4酢酸鉄2アンモニウム塩結晶 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11937687A JPS63284154A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 1,3―ジアミノプロパン4酢酸鉄2アンモニウム塩結晶 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63284154A JPS63284154A (ja) | 1988-11-21 |
| JPH0251898B2 true JPH0251898B2 (ja) | 1990-11-08 |
Family
ID=14759978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11937687A Granted JPS63284154A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 1,3―ジアミノプロパン4酢酸鉄2アンモニウム塩結晶 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63284154A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6471842A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-16 | Nitto Chemical Industry Co Ltd | Production of aminopolycarboxylic acid iron (ii) complex ammonium salt |
| US5900499A (en) * | 1997-07-08 | 1999-05-04 | The Dow Chemical Company | Preparation of aminopolycarboxylate-ferric solutions with improved long-term stability |
| US7034172B1 (en) | 2005-06-07 | 2006-04-25 | Basf Corporation | Ferric and acid complex |
-
1987
- 1987-05-15 JP JP11937687A patent/JPS63284154A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63284154A (ja) | 1988-11-21 |
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