JPH0252388B2 - - Google Patents
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- JPH0252388B2 JPH0252388B2 JP56161549A JP16154981A JPH0252388B2 JP H0252388 B2 JPH0252388 B2 JP H0252388B2 JP 56161549 A JP56161549 A JP 56161549A JP 16154981 A JP16154981 A JP 16154981A JP H0252388 B2 JPH0252388 B2 JP H0252388B2
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- Japan
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- carbon
- coke
- calcined
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- fluorinated
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/58—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic compounds other than oxides or hydroxides, e.g. sulfides, selenides, tellurides, halogenides or LiCoFy; of polyanionic structures, e.g. phosphates, silicates or borates
- H01M4/583—Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx
- H01M4/5835—Comprising fluorine or fluoride salts
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/36—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
- H01M4/58—Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic compounds other than oxides or hydroxides, e.g. sulfides, selenides, tellurides, halogenides or LiCoFy; of polyanionic structures, e.g. phosphates, silicates or borates
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
本発明は、電池、特に非水系電池の正極活物質
に用いられるフツ化炭素の製造法に関するもの
で、放電特性の良好な電池を与えるフツ化炭素正
極活物質を提供することを目的とする。 フツ化炭素は、リチウムなどの軽金属負極と組
み合わせた非水系電池に用いられ、良好な放電特
性と保存特性が得られることが知られている。こ
のフツ化炭素は、天然黒鉛、人造黒鉛などの結晶
質なもの、カーボンブラツク、石油コークス、木
炭などの非晶質なものを問わず、炭素材料を直接
フツ素化して結晶性のものが得られるが、もとの
炭素材料により電池の放電特性が異なつてくる。
電池の正極活物質用フツ化炭素の原料炭素とし
て、今まで有用とされてきているのは、黒鉛、石
油コークス、カーボンブラツクなどである。しか
し、おのおのの炭素材料に関しての、詳細な検討
はなされていなかつた。 従来例としては、炭素材料の(002)面の格子
定数に関しての検討が行われているのみであつ
た。また、製造条件、放電特性などから、工業的
に最も重要なものは、石油コークスを炭素材料と
するフツ化炭素である。 一般に、石油コークスは次の3種類に分類され
る。 1 デイレードコークス(Delayed Coke) 2 フルードコークス(Fluid Coke) 3 カルサインドコークス(Calcined Coke) 1と2は生コークス又はグリーンコークスと呼
ばれるもので、揮発分が多く、炭素含有量も90%
前後と少ないため、フツ化炭素の原料としては適
さない。3のカルサインドコークスは、1の生コ
ークスをか(〓)焼して、ガス分を分離して得ら
れるもので、か焼石油コークスとも呼ばれる。 本発明者らは、主にカルサインドコークスに関
して詳細な検討をした結果、カルサインドコーク
スの場合、そのか焼条件により、コークスの結晶
性が異なり、また、これをフツ素化して得られる
フツ化炭素を正極活物質とした電池の放電特性も
異なること、及びか焼温度が950〜1200℃で、か
つ賦活剤のない無酸素雰囲気でか焼した石油コー
クスをフツ素化したフツ化炭素が最良の放電特性
を与えることを見出した。 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。 (1) 原料か焼コークス 950℃以下のか焼温度では揮発分が多く残存す
るため、フツ素化の際に異常反応が生じる危険性
が大きく、また、伊藤らによれば、石油コークス
では、1400℃以上ではフツ素化が困難となる。そ
こで、950℃〜1300℃の温度範囲でかつ賦活剤の
ない無酸素雰囲気でか焼したコークスの結晶性と
物性を表に示した。 これらのコークスの炭素含有量は99%以上であ
つた。格子定数d(002)とc軸方向の結晶子の大
きさLcの測定は、粉末法X線回折より求めた。
結晶子の大きさLcは、(002)面の回折ピークの
半値巾より、次式により計算した。 Lc=Kλ/β 1/2 cosθ λは銅のKα線の波長、θは(002)面の回折
角、β1/2は回折ピークの半値巾(ラジアン)、K
は形状因子で、K=1として計算した。
に用いられるフツ化炭素の製造法に関するもの
で、放電特性の良好な電池を与えるフツ化炭素正
極活物質を提供することを目的とする。 フツ化炭素は、リチウムなどの軽金属負極と組
み合わせた非水系電池に用いられ、良好な放電特
性と保存特性が得られることが知られている。こ
のフツ化炭素は、天然黒鉛、人造黒鉛などの結晶
質なもの、カーボンブラツク、石油コークス、木
炭などの非晶質なものを問わず、炭素材料を直接
フツ素化して結晶性のものが得られるが、もとの
炭素材料により電池の放電特性が異なつてくる。
電池の正極活物質用フツ化炭素の原料炭素とし
て、今まで有用とされてきているのは、黒鉛、石
油コークス、カーボンブラツクなどである。しか
し、おのおのの炭素材料に関しての、詳細な検討
はなされていなかつた。 従来例としては、炭素材料の(002)面の格子
定数に関しての検討が行われているのみであつ
た。また、製造条件、放電特性などから、工業的
に最も重要なものは、石油コークスを炭素材料と
するフツ化炭素である。 一般に、石油コークスは次の3種類に分類され
る。 1 デイレードコークス(Delayed Coke) 2 フルードコークス(Fluid Coke) 3 カルサインドコークス(Calcined Coke) 1と2は生コークス又はグリーンコークスと呼
ばれるもので、揮発分が多く、炭素含有量も90%
前後と少ないため、フツ化炭素の原料としては適
さない。3のカルサインドコークスは、1の生コ
ークスをか(〓)焼して、ガス分を分離して得ら
れるもので、か焼石油コークスとも呼ばれる。 本発明者らは、主にカルサインドコークスに関
して詳細な検討をした結果、カルサインドコーク
スの場合、そのか焼条件により、コークスの結晶
性が異なり、また、これをフツ素化して得られる
フツ化炭素を正極活物質とした電池の放電特性も
異なること、及びか焼温度が950〜1200℃で、か
つ賦活剤のない無酸素雰囲気でか焼した石油コー
クスをフツ素化したフツ化炭素が最良の放電特性
を与えることを見出した。 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。 (1) 原料か焼コークス 950℃以下のか焼温度では揮発分が多く残存す
るため、フツ素化の際に異常反応が生じる危険性
が大きく、また、伊藤らによれば、石油コークス
では、1400℃以上ではフツ素化が困難となる。そ
こで、950℃〜1300℃の温度範囲でかつ賦活剤の
ない無酸素雰囲気でか焼したコークスの結晶性と
物性を表に示した。 これらのコークスの炭素含有量は99%以上であ
つた。格子定数d(002)とc軸方向の結晶子の大
きさLcの測定は、粉末法X線回折より求めた。
結晶子の大きさLcは、(002)面の回折ピークの
半値巾より、次式により計算した。 Lc=Kλ/β 1/2 cosθ λは銅のKα線の波長、θは(002)面の回折
角、β1/2は回折ピークの半値巾(ラジアン)、K
は形状因子で、K=1として計算した。
【表】
E,Fは結晶性、物性ともほぼ同一のもので、
Dは結晶性がやや悪くなつてはいるが、大きな違
いは認められない。これは、酸素残存雰囲気では
コークス自身の燃焼と発生ガスの燃焼とにより、
制御温度とはあまり関係なく、燃焼熱による影響
を強く受けているためと考えられる。一方、無酸
素雰囲気でか焼したA,Bは格子定数d(00)は
D〜Fと差がないが、結晶子の大きさLcが小さ
くなり、回折ピークの拡がりも大きくなつている
ことから、結晶性が悪くなつていることが分か
る。CはE,Fのコークスとほぼ同じ結晶性、物
性を有していることから、1250℃以上では雰囲気
の影響をあまり受けていないと考えられる。ま
た、比重は無酸素雰囲気でか焼したものが、やや
大きくなる傾向にあり、特に1200℃以下でか焼し
たものが大きくなつているので、コークスの脱ガ
ス化及び燃焼の仕方が異なつているのではないか
と考えられる。 (2) フツ化炭素の製造 上記コークスを、フツ素分圧200torr、温度400
℃で4〜12時間反応させてフツ化炭素を製造し
た。フツ素化の速度は、D>C,E,F>A,B
の順で、フツ素化速度が大であつた。生成したフ
ツ化炭素A′〜F′は、いずれも結晶性、物性にお
いて顕著な差は認められなかつた。 (3) 電池の構成 特性比較には、以下のように構成した扁平形電
池を用いた。 正極は以下のようにして作つた。まず、フツ化
炭素100gに対して、導電材としてアセチレンブ
ラツクを10gの割合で加えて混合し、これに、湿
潤材のメタノールと結着材のポリ四フツ化エチレ
ンデイスパージヨンを加えよく混練した。これを
110℃で乾燥後、粉砕し、この粉末0.12gをとり、
5トン/cm2の圧力で、直径14mm、厚み0.60mmの正
極ペレツトに成形した。このペレツトは真空・85
℃で1日真空乾燥して用いた。負極は金属リチウ
ムを直径14mm、厚み0.22mmに打ち抜き、封口板に
圧着したものを用いた。電解液はホウフツ化リチ
ウムを、プロピレンカーボネイト:ジメトキシエ
タン1:1混合溶媒に1モル/の割合で溶解さ
せたものを用いた。この扁平形電池は外径20mm、
総高1.6mmのものである。 (4) 電池の特性比較 上記扁平形電池を20℃において、1KΩの抵抗
を負荷として放電したときの放電曲線を第1図に
示す。図中、A′〜F′はそれぞれフツ化炭素A′〜
F′を正極活物質に用いた電池の放電曲線である。
フツ化炭素A′を用いた正極の放電電圧特性は電
圧の平坦性はやや悪くなるが、電圧はC′,E′,
F′に対して約50mV高くなり、最初の電圧降下も
小さい。フツ化炭素B′を用いた正極の放電電圧
特性は、放電の平坦性も良く、かつ電圧もC′,
E′,F′に比べて約20mV高くなつた。一方、フツ
化炭素D′を用いた正極の放電電圧特性は、初期
は最も高いが、平坦性が悪く、かつ利用率も悪く
なつている。フツ化炭素C′,E′,F′を用いた正極
の放電電圧特性は、コークスのか焼条件が異なつ
ているが、ほぼ同一のものになる。電圧の平坦性
は良いが、電圧・利用率ともにB′に対しては劣
つている。このことから、フツ化炭素の放電特性
は、原料炭素の結晶性、物性に大きく起因してい
ると考えられ、か焼条件が異なつても、コークス
C,E,Fのように結晶性、物性に大差なけれ
ば、放電特性もほぼ同一になる。 以上の結果より、低温(950℃〜1200℃)で、
かつ無酸素雰囲気でか焼したコークスから得られ
るフツ化炭素の放電特性は、電池の特性のポイン
トである電圧平坦性、保存性などの総合的な面に
おいて、高温(1250〜1300℃)無酸素雰囲気ある
いは酸素存在下、低温及び高温でか焼したコーク
スから得られるフツ化炭素の放電特性より優れて
いることが分かる。また、このか焼条件の違い
は、結晶子の大きさLcで代表される結晶性の違
いとしても表れ、従つて放電特性の相違にも、こ
の結晶性の差異が反映されてくる。これは、以下
のように考察される。 フツ化炭素は、カーボンブラツク、石油コーク
スなどの非晶質炭素からも、黒鉛などの結晶質か
らのものと同等に、結晶性の高いものが得られる
が、その結晶化度は、原料炭素の結晶性に影響さ
れる。本発明のように、カルサインドコークスを
用いた場合、フツ素含有量が同じであれば、粉末
法X線回折によつて観察される結晶性は同一の程
度であるが、フツ素化によつてフツ化炭素は粒径
1〜3μmの微粒子になるため、X線回折のピーク
はブロードラインになり、詳細な情報は得られて
いない。か焼条件の異なるカルサインドコークス
をフツ素化したものは、X線回折から得られた情
報では、同一の結晶性であるが、これを微視的に
観察すれば、もとの炭素の結晶性が反映されてい
ると考えられる。即ち、低温無酸素雰囲気でか焼
したカルサインドコークスA,Bは、C軸方向の
結晶子Lcがあまり発達していないにもかかわら
ず、真比重が大きいことから、結晶質部分の密度
が、1300℃前後でか焼したカルサインドコークス
C,Fよりも大きいと考えられる。 予測される炭素の構造の模式図を第2図に示
す。図中aがカルサインドコークスA,Bに相当
し、bがコークスC,Fに相当すると考えられ
る。bは非晶質分部1が多いが、結晶質部分2は
大きく、また配向性がある。一方、aは、結晶質
部分は緻密であるが、配向性は弱くなつてきてい
る。aのような炭素をフツ素化してC/F=1.0
のフツ化炭素を製造する場合、フツ素分子が、炭
素の層間に拡散して反応が起こり、かつ、フツ化
炭素の層が強く配向していくため、炭素の結晶格
子にひずみや欠陥を生じさせる。この格子ひずみ
や欠陥は、結晶子の境界部分に最も生じやすいと
考えられ、炭素bでは、結晶子部分の密度が小さ
いので、格子欠陥の割合はaに比べて小さいと考
えられる。フツ素化はこれらの格子欠陥を通して
も行われる。この考え方は、フツ化炭素の製造に
おいて、コークスA,Bの方が、C,Fよりもフ
ツ素化の時間を要した実験事実と一致する。 結晶子の大きさLcは、この実験結果より、32
Å以下が好ましいと考えられる。Lcが32Å以上
では、結晶性がかなり発達してくるため、第2図
のb型に近い構造となつていると考えられ、コー
クスCから得られたフツ化炭素C′のように放電電
圧は低下すると予測される。 以上より、炭素a即ち、賦活剤のない低温無酸
素雰囲気か焼コークスA,Bから得られるフツ化
炭素は、格子欠陥、格子ひずみを多数有している
ので、リチウムイオンの層間への拡散、浸透が容
易となり、相対的に反応表面積が大きくなつてい
るため、放電特性の良好なものが得られると考え
られる。
Dは結晶性がやや悪くなつてはいるが、大きな違
いは認められない。これは、酸素残存雰囲気では
コークス自身の燃焼と発生ガスの燃焼とにより、
制御温度とはあまり関係なく、燃焼熱による影響
を強く受けているためと考えられる。一方、無酸
素雰囲気でか焼したA,Bは格子定数d(00)は
D〜Fと差がないが、結晶子の大きさLcが小さ
くなり、回折ピークの拡がりも大きくなつている
ことから、結晶性が悪くなつていることが分か
る。CはE,Fのコークスとほぼ同じ結晶性、物
性を有していることから、1250℃以上では雰囲気
の影響をあまり受けていないと考えられる。ま
た、比重は無酸素雰囲気でか焼したものが、やや
大きくなる傾向にあり、特に1200℃以下でか焼し
たものが大きくなつているので、コークスの脱ガ
ス化及び燃焼の仕方が異なつているのではないか
と考えられる。 (2) フツ化炭素の製造 上記コークスを、フツ素分圧200torr、温度400
℃で4〜12時間反応させてフツ化炭素を製造し
た。フツ素化の速度は、D>C,E,F>A,B
の順で、フツ素化速度が大であつた。生成したフ
ツ化炭素A′〜F′は、いずれも結晶性、物性にお
いて顕著な差は認められなかつた。 (3) 電池の構成 特性比較には、以下のように構成した扁平形電
池を用いた。 正極は以下のようにして作つた。まず、フツ化
炭素100gに対して、導電材としてアセチレンブ
ラツクを10gの割合で加えて混合し、これに、湿
潤材のメタノールと結着材のポリ四フツ化エチレ
ンデイスパージヨンを加えよく混練した。これを
110℃で乾燥後、粉砕し、この粉末0.12gをとり、
5トン/cm2の圧力で、直径14mm、厚み0.60mmの正
極ペレツトに成形した。このペレツトは真空・85
℃で1日真空乾燥して用いた。負極は金属リチウ
ムを直径14mm、厚み0.22mmに打ち抜き、封口板に
圧着したものを用いた。電解液はホウフツ化リチ
ウムを、プロピレンカーボネイト:ジメトキシエ
タン1:1混合溶媒に1モル/の割合で溶解さ
せたものを用いた。この扁平形電池は外径20mm、
総高1.6mmのものである。 (4) 電池の特性比較 上記扁平形電池を20℃において、1KΩの抵抗
を負荷として放電したときの放電曲線を第1図に
示す。図中、A′〜F′はそれぞれフツ化炭素A′〜
F′を正極活物質に用いた電池の放電曲線である。
フツ化炭素A′を用いた正極の放電電圧特性は電
圧の平坦性はやや悪くなるが、電圧はC′,E′,
F′に対して約50mV高くなり、最初の電圧降下も
小さい。フツ化炭素B′を用いた正極の放電電圧
特性は、放電の平坦性も良く、かつ電圧もC′,
E′,F′に比べて約20mV高くなつた。一方、フツ
化炭素D′を用いた正極の放電電圧特性は、初期
は最も高いが、平坦性が悪く、かつ利用率も悪く
なつている。フツ化炭素C′,E′,F′を用いた正極
の放電電圧特性は、コークスのか焼条件が異なつ
ているが、ほぼ同一のものになる。電圧の平坦性
は良いが、電圧・利用率ともにB′に対しては劣
つている。このことから、フツ化炭素の放電特性
は、原料炭素の結晶性、物性に大きく起因してい
ると考えられ、か焼条件が異なつても、コークス
C,E,Fのように結晶性、物性に大差なけれ
ば、放電特性もほぼ同一になる。 以上の結果より、低温(950℃〜1200℃)で、
かつ無酸素雰囲気でか焼したコークスから得られ
るフツ化炭素の放電特性は、電池の特性のポイン
トである電圧平坦性、保存性などの総合的な面に
おいて、高温(1250〜1300℃)無酸素雰囲気ある
いは酸素存在下、低温及び高温でか焼したコーク
スから得られるフツ化炭素の放電特性より優れて
いることが分かる。また、このか焼条件の違い
は、結晶子の大きさLcで代表される結晶性の違
いとしても表れ、従つて放電特性の相違にも、こ
の結晶性の差異が反映されてくる。これは、以下
のように考察される。 フツ化炭素は、カーボンブラツク、石油コーク
スなどの非晶質炭素からも、黒鉛などの結晶質か
らのものと同等に、結晶性の高いものが得られる
が、その結晶化度は、原料炭素の結晶性に影響さ
れる。本発明のように、カルサインドコークスを
用いた場合、フツ素含有量が同じであれば、粉末
法X線回折によつて観察される結晶性は同一の程
度であるが、フツ素化によつてフツ化炭素は粒径
1〜3μmの微粒子になるため、X線回折のピーク
はブロードラインになり、詳細な情報は得られて
いない。か焼条件の異なるカルサインドコークス
をフツ素化したものは、X線回折から得られた情
報では、同一の結晶性であるが、これを微視的に
観察すれば、もとの炭素の結晶性が反映されてい
ると考えられる。即ち、低温無酸素雰囲気でか焼
したカルサインドコークスA,Bは、C軸方向の
結晶子Lcがあまり発達していないにもかかわら
ず、真比重が大きいことから、結晶質部分の密度
が、1300℃前後でか焼したカルサインドコークス
C,Fよりも大きいと考えられる。 予測される炭素の構造の模式図を第2図に示
す。図中aがカルサインドコークスA,Bに相当
し、bがコークスC,Fに相当すると考えられ
る。bは非晶質分部1が多いが、結晶質部分2は
大きく、また配向性がある。一方、aは、結晶質
部分は緻密であるが、配向性は弱くなつてきてい
る。aのような炭素をフツ素化してC/F=1.0
のフツ化炭素を製造する場合、フツ素分子が、炭
素の層間に拡散して反応が起こり、かつ、フツ化
炭素の層が強く配向していくため、炭素の結晶格
子にひずみや欠陥を生じさせる。この格子ひずみ
や欠陥は、結晶子の境界部分に最も生じやすいと
考えられ、炭素bでは、結晶子部分の密度が小さ
いので、格子欠陥の割合はaに比べて小さいと考
えられる。フツ素化はこれらの格子欠陥を通して
も行われる。この考え方は、フツ化炭素の製造に
おいて、コークスA,Bの方が、C,Fよりもフ
ツ素化の時間を要した実験事実と一致する。 結晶子の大きさLcは、この実験結果より、32
Å以下が好ましいと考えられる。Lcが32Å以上
では、結晶性がかなり発達してくるため、第2図
のb型に近い構造となつていると考えられ、コー
クスCから得られたフツ化炭素C′のように放電電
圧は低下すると予測される。 以上より、炭素a即ち、賦活剤のない低温無酸
素雰囲気か焼コークスA,Bから得られるフツ化
炭素は、格子欠陥、格子ひずみを多数有している
ので、リチウムイオンの層間への拡散、浸透が容
易となり、相対的に反応表面積が大きくなつてい
るため、放電特性の良好なものが得られると考え
られる。
第1図はか焼条件の異なるコークスから得られ
たフツ化炭素を用いた電池の放電特性を比較した
図、第2図はコークスの結晶構造の模式図であ
る。
たフツ化炭素を用いた電池の放電特性を比較した
図、第2図はコークスの結晶構造の模式図であ
る。
Claims (1)
- 1 賦活剤のない無酸素雰囲気において950〜
1200℃の温度でか焼したか焼石油コークスをフツ
素化してフツ化炭素を得る電池用正極活物質の製
造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56161549A JPS5861562A (ja) | 1981-10-08 | 1981-10-08 | 電池用正極活物質の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56161549A JPS5861562A (ja) | 1981-10-08 | 1981-10-08 | 電池用正極活物質の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5861562A JPS5861562A (ja) | 1983-04-12 |
| JPH0252388B2 true JPH0252388B2 (ja) | 1990-11-13 |
Family
ID=15737216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56161549A Granted JPS5861562A (ja) | 1981-10-08 | 1981-10-08 | 電池用正極活物質の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5861562A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0481118U (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-15 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3577776B2 (ja) * | 1995-04-18 | 2004-10-13 | 三菱化学株式会社 | 非水系二次電池 |
| CN103165867A (zh) * | 2011-12-12 | 2013-06-19 | 鹤岗市赛欧新材料有限责任公司 | 利用石油焦生产锂离子电池负极材料的方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5235860B2 (ja) * | 1974-07-18 | 1977-09-12 |
-
1981
- 1981-10-08 JP JP56161549A patent/JPS5861562A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0481118U (ja) * | 1990-11-28 | 1992-07-15 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5861562A (ja) | 1983-04-12 |
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