JPH0252622B2 - - Google Patents

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JPH0252622B2
JPH0252622B2 JP59043262A JP4326284A JPH0252622B2 JP H0252622 B2 JPH0252622 B2 JP H0252622B2 JP 59043262 A JP59043262 A JP 59043262A JP 4326284 A JP4326284 A JP 4326284A JP H0252622 B2 JPH0252622 B2 JP H0252622B2
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JP
Japan
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core
antistatic
sheath
polymer
tip
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JP59043262A
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English (en)
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JPS60187542A (ja
Inventor
Masao Matsui
Taneo Okamoto
Tsutomu Naruse
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP59043262A priority Critical patent/JPS60187542A/ja
Publication of JPS60187542A publication Critical patent/JPS60187542A/ja
Publication of JPH0252622B2 publication Critical patent/JPH0252622B2/ja
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、高度な色彩を有し、且つ優れた制電
性を有する立毛製品に関する。 編織物又は不織布などから基布及び比較的長い
カツトパイルからなる毛皮様の製品は、独特の外
観及び触感を有し広く使用されている。しかしな
がら、従来の人工の毛皮様製品は天然の毛皮に較
べると精巧さ、複雑微妙さにおいて大幅に劣つて
いる。本発明者等は、高度の外観、形態、色彩及
び触感等を有する立毛製品及びその製造法を特開
昭56−15486号、同56−37334号で既に提案した。
本発明は優れた外観、形態、色彩及び触感を有
し、且つ優れた制電性を有する毛皮様製品及びそ
の製造法を提供するものである。 合成繊維からなる立毛を有する毛皮様製品は、
帯電し易く、埃の付着、火花放電、不快感(弱い
感電)等が起り、又帯電により立毛同志が付着或
いは反発し毛ならびの乱れが生じる等の欠点があ
る。この欠点を改良するために、通常の制電性繊
維製品に行なわれている方法、例えば制電剤を練
込んだ繊維を立毛に用いる方法では、立毛の先端
を分解又は溶解法によつて細化(先鋭化)する際
に制電剤が抽出又は分解或いは劣化し、制電性が
低下又は失なわれることが多い。 一方、制電性の樹脂を繊維(パイル)の表面に
皮膜状等に付着させる後加工法、例えば一端又は
両末端にアクリル酸又はメタクリル酸などのよう
な重合可能な基を有するポリアルキレンエーテル
又はその誘導体を繊維の表面に付着させる重合す
る方法も有効であるが、長い立毛や高密度に植毛
された立毛を有する製品に高能率で均一に後加工
することは相当困難、又はコスト高であり、触感
も粗硬で、しかも多くの場合耐久性に劣る等の欠
点を有する。 本発明の目的は容易且つ高能率で製造し得、且
つ高度な色彩並びに恒久的な優れた制電性を有す
る毛皮様立毛製品及びその製造方法を提供するに
ある。 本発明の制電性立毛製品は、長さ5mm以上、繊
度5dを越える立毛(以下刺毛と記す)を有する
繊維構造物に於いて、該刺毛の少なくとも0.05重
量%が、(a)導電性粒子を含有する制電性ポリマー
からなる芯と、非制電性の鞘からなる芯鞘複合繊
維からなり、且つ(b)先端が細化され、芯が長さ
0.1mm以上に亘つて露出していることを特徴とす
る。 本発明の制電性立毛製品の製造方法は、長さ5
mm以上、繊度5dを越える立毛(刺毛)を有し、
該刺毛に対して少なくとも0.05重量%が、芯が制
電層、鞘が非制電層である芯鞘型複合繊維からな
る立毛繊維構造物を回転体に取付け回転させ、立
毛が起立する方向に遠心力を加えつゝ処理液とそ
の接触長さを変えつゝ接触させ、先端に向つて立
毛を除々に細化し、先端部に於いて該鞘層を完全
に分解又は溶解除去し、芯層を少なくとも長さ
0.1mm以上に亘つて露出させることを特徴とする。 本発明の製品の刺毛の少なくとも一部は芯鞘型
の制電性複合繊維からなる。制電性複合繊維とは
導電性粒子を含有する制電性ポリマーからなる芯
と、非制電性ポリマーの鞘からなり、制電性ポリ
マーの比抵抗(直流100〜1000V程度印加して測
定)が1010Ω・cm程度以下、好ましくは108Ω・
cm以下、特に好ましくは106Ω・cm程度以下のも
のを云う。導電性粒子としては、カーボンブラツ
ク、金属粒子、酸化亜鉛、酸化錫、硫化銅などの
ような金属化合物粒子、或いは酸化チタン粒子な
どの無機化合物粒子の表面に酸化亜鉛、酸化錫、
酸化インジウムなどの金属化合物や金属の皮膜を
形成したもの、更に必要に応じ酸化アンチモン、
酸化アルミニウム等のドーピング剤(導電性改良
剤)を配合したもの或いはこれらを混合したもの
が挙げられる。かゝる導電性粒子を含有する制電
性ポリマーは通常、熱可塑性ポリマーとこれら導
電性粒子とを混練することにより容易に得ること
ができる。 上記制電性ポリマーとするに必要な導電性粒子
の含有量は、使用する導電性粒子の種類により異
なるが通常5〜85重量%、好ましくは10〜80重量
%、特に好ましくは20〜77重量%である。導電粒
子により必要含有量が大幅に異なることが多い。
例えばカーボンブラツク(=1.78)の場合は5
〜30重量%で性能を発揮できるが、酸化チタン粒
子に酸化錫10〜20%程度コーテイング処理した粒
子(=4.57)の場合は13〜77重量%が必要であ
る。又、該導電性粒子を配合する熱可塑性ポリマ
ーの種類によつても若干の差異を生ずることがあ
るが、これらは目的、用途により適宜選べばよ
い。これらの導電性粒子は黒、白、淡灰色、暗灰
色、褐色、黄色等に着色されているためこれらを
含有する制電性ポリマーも着色する。この着色は
立毛に独得の色彩を与え、製品の外観を高度複雑
にするが、更に後処理によつて芯を露出させる
と、その着色が強調され高度の色調の製品(例え
ば先端が黒、白、黄等)が得られ好ましい。更に
必要に応じ顔料、染料を配合し、着色させること
も出来る。 本発明の製品に使用する制電性複合繊維は上記
制電性ポリマーを芯成分とし、非制電性の熱可塑
性ポリマーを鞘成分として複合紡糸し、必要に応
じ1.1倍以上の延伸、熱処理を施して得られる。
紡糸法としては湿式、乾式、溶融溶糸のいずれで
もよく目的、用途により選べばよいが、中でも溶
融紡糸法が容易であり、最も好ましい。 本発明の制電性立毛製品には、長さ5mm、繊度
5dを越える刺毛を有する繊維構造物であり、該
刺毛の少なくとも0.05重量%が上記芯鞘型の制電
性複合繊維でなければならない。制電性の観点か
らは0.05〜5%程度で充分であるが、意匠性又は
色彩、外観の点からは1〜100%、特に10〜90%
が効果的な場合が多い。 本発明の繊維構造物は刺毛のみからなるもので
もよいが、刺毛と該刺毛よりも少なくとも2mm短
かく、繊度5d以下の綿毛とを有するものが更に
好ましい。 第2図は本発明の立毛製品の具体例を示すパイ
ル織物の断面模式図である。図に於いて、3,4
は刺毛であり、3は制電性複合繊維、4は通常の
非制電性繊維である。5は繊度5d以下の通常繊
維からなる綿毛であり、6は刺毛用繊維と綿毛用
繊維とが集束されたパイル糸であり、7及び8は
地糸である。図の織物が経パイルであれば6,7
が経糸で8が緯糸である。緯パイルであれば6,
7が緯糸であり、8が経糸である。立毛以外の部
分は毛皮の皮に相当するもので人工品では基布と
いう。第2図では基布は糸6,7,8からなる布
であるが、勿論該基布は編物や不織布でもよい。
又基布はポリウレタン、ゴム、ABS等の弾性体
やアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、それらの繊維
及びその他の樹脂を含んでいてもよい。むしろ基
布とパイル6は相互に強固に接着固定されている
方が好ましいことが多い。 第2図では刺毛5本のうち1本が制電性複合繊
維の例である。この場合、5本の刺毛が同一繊維
で且つ、該集束パイルが均一に植毛されたとすれ
ば、制電性複合繊維は刺毛に対して20重量%含有
する。該集束パイルを意匠的に、例えば植毛個所
5個に1個の割で飛び飛びに植毛し、他は非制電
性繊維からなる集束パイルとすれば、全刺毛に対
し制電性複合繊維は0.4重量%混在したものとな
る。そのような交織(交編)品は例えばジヤカー
ド編織機で適宜な模様で製造することが出来、意
匠性に富み且つ、制電性も優れたものが得られ
る。非制電性繊維からなる刺毛は単一繊維でもよ
く、複合繊維でもよい。該刺毛は円形断面、異形
断面いずれであつてもよいが、扁平異形断面がよ
り好ましいことが多い。 本発明の立毛製品の刺毛の少なくとも1部に使
用する制電性複合繊維の立毛は、非細化部、細化
部及び芯成分が露出している先端からなり、更に
先端と非細化部の間が徐々に細化していることが
好ましい。先端は高い均一性が要求され、非細化
部及びテーパー部とのバランスのとれた即ち天然
毛皮の滑らかな尖鋭状の如き先端の太さが必要で
ある。先端の太さは平均直径が3〜30μmが好ま
しく、5〜25μmが更に好ましく、8〜20μmが
最も好ましい。 上記バランスのとれた細化状態にするには、先
端の太さに対し非細化部の繊度は5dを越え、そ
の平均直径が少なくとも2倍、中でも5倍以上が
好ましく、10〜30倍が特に好ましい。平均直径と
は断面が円形の場合はその直径であり、非円形の
場合は同じ面積の円の直径とする。先端の太さは
長さ方向にほゞ一様であり、実質的に一定とみな
される範囲(例えば、平均直径の変化が40%以
内、特に30%以内)である。この先端は鞘成分や
完全に消失し芯成分が露出しており、その長さは
少なくとも0.1mmである必要がある。露出長さは
0.5〜15mmが好ましく、1〜10mmが特に好ましい。
先端が短かすぎては外観、触感及び制電性が劣
り、長すぎると折れたり曲つたり或いは先端同志
が交絡し易い。同様に先端が細すぎると折れ曲つ
たり交絡し易く、太すぎると外観、触感が粗雑、
粗硬となる。この先端は芯鞘複合繊維の鞘を完全
に除去し、芯を露出させることにより得られる。 細化部(テーパー部)は先端と非細化部とを結
合する部分で、徐々に(連続的又は多段的に)、
好ましくは滑らかに、先端に向つて細くなつてい
る。細化部の長さは美観及び触感にとつて極めて
重要であり、0.5〜30mmが好ましく、2〜20mmが
更に好ましく、5〜15mmが特に好ましい。この長
さが短かいと先端と非細化部とが不自然に接合さ
れているように見え、美観と柔軟性が失なわれ
る。又細化部が余りに長すぎると立毛の腰、嵩高
性、被覆力、光沢などが劣り、外観的にもやせた
感じを受け、低級化する。 第1図は本発明製品の刺毛の先端部の縦断面説
明図である。図に於いて、1は制電性ポリマーか
らなる芯であり、2は非制電性ポリマーからなる
鞘を示す。Aは先端の長さ、Bは細化部の長さ、
Cは非細化部の長さであり、Dは先端の直径、E
は非細化部の直径である。芯の制電性ポリマーは
鞘の非制電性ポリマーよりも、分解剤又は溶剤に
対する分解又は溶解速度が小さいことが望まし
い。例えばアルカリ水溶液によるポリエチレンテ
レフタレート繊維の分解速度は、細化処理する条
件下で該繊維を処理して、その重量減少曲線(時
間変化)を求め、重量減少率が50%時点での曲線
の勾配(単位時間当りの重量減少率)をもつて表
わすことができる。芯ポリマーの分解又は溶解速
度が小さい程、先端は余り損傷することなく芯部
を露出できる。従つて芯ポリマーの分解又は溶解
速度は鞘ポリマーのそれの1/2以下が望ましく、
特に1/5以下が好ましく、1/10以下が最も好まし
い。 上記複合繊維からなる立毛の非細化部の形状も
極めて重要である。刺毛は一般に毛皮の表面を形
成するので、その外観(嵩高性、腰、被覆能、光
沢、色彩、視認太さなど)、触感(剛軟性、弾力
性、滑り易さ、復元力など)、毛さばき性、断熱
性及び軽量性などに優れていなくてはならない。
更に、刺毛の断面形状は、細化処理が円滑に進行
するようなものではなくてはならない。 本発明の製品の最大の特徴は、刺毛の1部又は
全部において制電性ポリマーからなる芯が長さ
0.1mm以上に亘つて先端部に露出していることで
ある。同一複合繊維であつても、驚くべきことに
芯を露出することにより著るしく制電性能が向上
する。従つて、同じ性能を得るためには芯が露出
していないものに比べ、芯の導電性物質の含有量
が少なくてよい。更に、露出部は処理剤により或
る程度、実質的に太さが損傷を受けない範囲内で
はあるが、導電性物質を含有するポリマーの1部
が分解又は溶解除去され、導電性物質の含有率が
見掛上増加し制電性能が一層向上するという場合
もある。又芯が着色しているため刺毛長さ方向に
色彩、色調の変化したものが得られる。例えば、
導電性物質としてカーボンブラツクを用いた芯ポ
リマー(黒色)を酸化チタン粒子1.7重量%含有
した鞘ポリマーで包んだ複合繊維とすれば、刺毛
の非細緩部は淡灰色又は白色、テーパー部は灰色
から細る方向に向つて徐々に黒さが増し、先端の
露出部は濃黒色と変化する。この色彩変化は特に
扁平異形断面系の場合は更に強調され好ましい。
このように立毛の長さ方向に色調変化した製品は
深味のある色彩、複雑な高度な外観を呈し、極め
て高級なものである。 第3図〜第9図は、本発明製品の刺毛(非細化
部)に好適な制電性繊維の横断面の例である。図
に於いて、芯を1、鞘を2で示す。第3図は丸断
面で芯1も円形のものである。第4図〜第9図は
異形断面であり、第4図は1個の翼状突起(以下
翼と記す)を有し、芯1は非円形で中心にある例
であるが、芯1は扁心していてもかまわない。該
図は鞘2の最外層に最外皮9を有する例である。
この最外皮9は、鞘2を分解剤又は溶剤から1時
的に保護したり、染色性を変化させる場合に用い
るが、勿論最外皮9の有無は目的、用途により自
由に選択すればよい。第6図は3個の翼を有し、
中心に円形の芯1がある例である。こゝで最径を
Eで示し、短径(Eと直角方向で最大内接円Gの
中心を通る径)をFで示す。扁平率は長径/短径
の比、即ちE/Fである。 翼とは、最大の内接円Gの外側の部分で末端に
向つて徐々に幅が小さくなる部分をいう。末端の
内接円、例えばHの直径は最大の内接円Gの直径
よりも小さい必要がある。翼の幅は単調に末端に
向つて小さくなる必要があり、くびれ(極小部)
があるのは好ましくない。これは薬剤処理によつ
て立毛の細化部が滑らかに細化されるために必要
である。 翼端内接円の直径は30μm以下が好ましく、
20μm以下が特に好ましく、3〜10μmが最も好
ましい。同様に翼端内接円直径は短径Eの1/2以
下が好ましく、1/3以下が特に好ましい。第6図
では翼101,102のなす角度が100度、翼1
02,103のなす角度が85度、翼103,10
1のなす角度が175度である。翼の長さ及び角度
は扁平率を1.2〜5にするように、任意に選ぶこ
とが出来る。 第7図は3個の翼の交る角度が第6図とは異な
る例である。芯1は第6図のように円形でもよ
く、第7図のように非円形でもよい。芯は立毛の
先端を形成する重要な成分である。芯の平均直径
は3〜30μmが好ましく、5〜25μmが更に好ま
しく、8〜20μmが最も好ましい。第8〜9図は
4つの翼を有する例である。この翼は対称性の低
い形のものであつてもよい。刺毛(非細化部)の
繊度は5dを越える太さが必要である。余り太す
ぎると粗硬となり細すぎると嵩高性、腰及び光沢
が劣る。刺毛繊度は10〜50dが特に好ましい。刺
毛(非細化部)の横断面は円形でもよいが、扁平
な異形がより好ましい。刺毛(非細化部)の扁平
率は1.2〜5が好ましく、特に1.5〜4が好まし
い。扁平率が大きすぎると、立毛が過度に柔軟と
なり且つフイブリル化し易くなる。他方扁平率が
小さすぎると、立毛の柔軟性、光沢、被覆能、保
温力や劣る。このように断面において適度の扁平
率及び1〜4個の翼をもつ立毛は視認的太さ、嵩
高性、腰、柔軟性、光沢などの点で刺毛としてす
ぐれているだけでなく、更に毛さばき性、ブラシ
ング性にもすぐれ、しかも容易に美しく、滑らか
且つ均一に細化可能であるという優れた特長を有
する。 鞘の熱可塑性ポリマーは、強アルカリ
(NaOH、KOH等)水溶液や溶剤で容易に分解
又は溶解されるものでなければならない。好適な
ポリマーとして、例えばポリチレンフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンオキ
シベンゾエート、ポリジメチルシクロヘキサンテ
レフタレートなどの繊維形成性ポリエステル及び
それらを主成分(50%以上)とし、第3成分を共
重合又は混合した変性ポリエステル等のポリエス
テル系、6ナイロン、66ナイロン、610ナイロン、
12ナイロン等及びそれらを主成分とする第3成分
を共重合した脂肪族ポリアミド、ポリオレフイ
ン、ポリビニル系ポリマー、ポリスチレン、等が
挙げられる。 芯に用いられる熱可塑性ポリマーは上記鞘に使
用するポリマー全てが使用可能であるが、芯の露
出を美しく且つ均一にするためには、鞘に使用す
るポリマーより、処理剤に対する抵抗性の大きい
例えば末変性又は変性度の小さいポリマーを選択
することが好ましい。 芯と鞘とは溶融複合紡糸可能なものが好まし
く、更に相互接着性であることが好ましい、未変
性又は変性度の低いポリブチレンテレフタレート
(以下PBTと記す)は芯ポリマーとして最適のも
のの例である。すなわちアルカリ水溶液に対して
抵抗性が大きく、且つ他のポリエステル、例えば
ポリエチレンテレフタレート(以下PETと記す)
に対して接着性があり、しかも曲げ歪などに対す
る弾性回復率が高いために、立毛先端の形を正し
く保持し交換しにくいという特長がある。PBT
の芯と組合せる鞘用のポリエステルの例として
は、1〜30%の第3成分を共重合又は混合した変
性PBT、PET、変性率(共重合又は混合率)1
〜30%のPET、同様に変性率1〜30%の他の繊
維形成性ポリエステルなどがあげられる。ポリエ
ステルの共重合による変性の例としては、アジピ
ン酸、セバチン酸などの直鎖ジカルボン酸、イソ
フタル酸、スルホイソフタル酸、ナフタレンジカ
ルボン酸などの芳香族ジカルボン酸、エチレング
リコール、ブチレングリコール、ヘキサンジオー
ルなどの直鎖グリコール、ポリエチレングリコー
ルポリプロピレングリコール、ポリブチレングリ
コールなどのポリアルキレングリコール類などを
1〜30%(重量)程度共重合したものがあげられ
る。また、混合による変性の例としては、ポリア
ルキレングリコール類、脂肪族ポリエステル類
(ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペ
ート、ポリカプロラクトン等)ポリアルキレング
リコール/ポリエステルブロツク共重合体、脂肪
族/芳香族共重合ポリエステルなどを1〜30%程
度溶融混合したものがあげられる。特にスルホン
基やエーテル結合を有する化合物を共重合又は混
合した場合はアルカリに対する抵抗が減少し変性
効果が大きい。 未変性のPETその他のホモポリエステルも
PBTに次いで芯ポリマーとして好適で、それに
組合せる鞘ポリマーは変性PETで、変性PBTそ
の他の変性ポリエステルが好ましい。鞘と芯とを
同種のポリエステルとするときは、鞘の変性率
(共重合又は混合率)の芯のそれよりも1〜30%、
特に5〜20%大きいものが多くの場合好適であ
る。鞘ポリマーへの酸化チタンなどの艷消剤、着
色剤、染料などの添加は任意であるが、良好な光
沢を得るためには艷消剤の添加率は0.5%以下、
特に0.2%以下が好ましい。 上記芯鞘複合繊維は、周知の溶融複合紡糸によ
つて製品し得る。延伸後の芯の太さが3〜30μm
になるよう設計し、両成分を別々に溶融計量し、
例えば芯鞘複合比1/2〜1/50、特に1/5〜
1/20で複合した後、扁平な紡糸オリフイスから
紡出し、冷却、オイリングし巻取る。必要に応じ
延伸、熱処理した後連続フイラメント又は紡績糸
の形でパイル糸等として使用する。高速(2000
m/分以上、特に4000m/分以上)紡糸した場合
は延伸が不要な場合もある。またパイル糸として
使用するとき綿毛用の糸と合糸、合撚、混紡など
して用いてもよい。 立毛製品の製造法は、周知のパイル編織機、ス
ライバー編機、タフテイング法、静電植毛法、起
毛法等も利用出来るが、パイル編織機が均一性が
高く最適である。これらの方法で、刺毛のカツト
長を所望(5mm以上)のカツトパイル製品とした
後、必要に応じ綿毛の切断、又は熱収縮、刺毛先
端細化、染色、脱色、仕上加工、バツキング、ブ
ラシングなどを行ない人工毛皮を得ることが出来
る。 綿毛の繊度は5d以下、特に3d以下が好ましく、
0.5〜2dが最も好ましい。綿毛は適度に巻縮して
いることが好ましく、断面は円形でも非円形でも
よい(例えばヒヨウタン形や亜鈴形が好ましい)。
第10図〜第14図に綿毛に好適な例の横断面図
を示す。素材ポリマーはポリアミド、ポリエステ
ル、ポリビニル系など自由であるが、アルカリ水
溶液で切断可能なポリエステルが好適である。処
理剤で切断せず熱で高収縮(30%以上、好ましく
は40%以上)する素材を使用することも好適であ
る。綿毛の密度は最終製品において3000〜30000
本/cm2程度、特に5000〜20000本/cm2が好ましい。
刺毛の密度は200〜2000本/cm2程度、特に300〜
1200本/cm2程度が好ましく、立毛がそのような範
囲になるよう植毛することは容易である。また加
工工程で基布を収縮させて立毛密度を高めること
も出来る。 本発明者は、遠心力を利用した立毛品の高度な
加工法及びそれによつて得られる製品を前述の特
開昭で開示した。この遠心加工法を本発明に適用
し、綿毛切断、刺毛細化、染色、脱色などを行な
うことができる。 綿毛切断方法は、刺毛よりも分解又は溶解速度
の大きい綿毛繊維を遠心力で起立させ、基布から
所定の距離以遠の部分を例えばアルカリ水溶液等
に浸漬して切断する方法を好ましく適用し得る。
綿毛切断工程での刺毛の細化又は損傷を最小限に
するためには、綿毛のアルカリ水溶液による分解
速度が刺毛のそれよりも大きいことが望まれる。
実際は綿毛を刺毛よりも充分細くすることによ
り、刺毛と同じポリマーであつても早く切断さ
れ、そのときの刺毛の損傷をほとんど無視し得る
程度(直径減少20%以下、特に10%以下)とする
ことが出来る。勿論綿毛ポリマーとして、刺毛ポ
リマーよりもアルカリ水溶液による分解速度の大
きいもの、例えばその速度化1.5以上、特に3以
上のものを用いることにより、綿毛切断による刺
毛の細化、損傷を実質的に無視(重量減少10%以
下、特に5%以下)することが出来る。 刺毛先端の細化は、同様に遠心力で刺毛を起立
させ、基布から所望の距離(起点)から他の所望
の距離(終点)まで処理液の浸漬深さを徐々に変
えつつ(液面を移動させつつ)複合繊維の鞘を部
分的に溶解除去する方法が好適である。勿論立毛
の先端は、所望の長さだけ鞘を完全除去する。こ
のような立毛細化処理により、前記翼を有し、処
理液に対し抵抗力の大きい芯を有する複合繊維は
美しく滑らか且つ均一に先端に向つて徐々に細化
される。処理液としては、ポリエステル系にはア
ルカリ水溶液、ポリアミド系には強酸(ギ酸、硫
酸)、ポリスチレン等は芳香族炭化水素(ベンゼ
ン、トルエン)等のような熱可塑性ポリマーの分
解剤又は溶剤があり、目的、用途により選択でき
る。中でもアルカリ水溶液が取扱い易く好適であ
る。 立毛の染色、脱色等にも遠心加工法が応用可能
であるが前記特開に詳述したので省略する。 本発明により、均一な先端及び滑らかな細化部
を有する美観にすぐれた立毛を有し、優れた制電
性、更に嵩高性、腰、柔軟性、光沢、被覆能、触
感及び軽量法に優れ、且つ高度な深味のある色彩
を有し、天然の毛皮に匹敵する高度の人工毛皮を
容易に製造し得る。 制電性の効果を高めるために基布に導電性繊維
を混用したり、基布に含浸させる樹脂(例えばポ
リウレタン弾性体)などに導電性粒子(例えばカ
ーボンブラツクや酸化錫粒子など)や制電性物質
(例えば、ポリアルキレンオキシド及びその誘導
体、界面活性剤、有機電解質など)を混合するこ
とも出来る。このときは導電性繊維の導電層が表
面に露出しているものが好ましい。 本発明によつて毛皮の摩擦等による帯電を効果
的に抑制することが出来る。例えば動物毛(ブタ
毛など)、合成樹脂毛(塩化ビニル、ナイロン12
など)などからなるヘアブラシ又は洋服ブラシで
毛皮を摩擦したとき(20℃、40%RH)の帯電圧
を±3000V以内、特に±2000V以内、最も望まし
くは±1000V以内に抑制することが出来、帯電に
よる障害を充分に防ぐことが出来る。 以下の実施例において部及び%は特記しない限
り重量比率である。 実施例 1 固有粘度0.64(フエノール/テトラクロルエタ
ン=1/1vol混合溶媒、1%濃度、20℃で測定)
のPBT粉末77部、カーボンブラツク(バルカン
XC−72:キヤボツト社製)23部を275℃に加熱し
た2軸混練機で溶融混合し、ポリマーP1を得た。 固有粘度0.62、酸化チタン粒子1.7%含有した
PETをポリマーP2とし、ナトリウムスルホイソ
フタル酸を4.8%共重合した変性PETで酸化チタ
ン粒子の含有率0.1%、固有粘度0.63のものをポ
リマーP3とする。 ポリマーP1を芯、ポリマーP2を鞘とした第5
図に示した、但し最外皮9を有さない翼2個の扁
平な横断面を有する芯鞘複合繊維を製造した。即
ち、2つのエクストルーダーでポリマーP1,P2
を各々単独に295℃、285℃で溶融し、接合比率が
P1/P2=1/9(容量比)になるよう各々ギヤー
ポンプで計量して、292℃の紡糸口金より吐出し
紡速700m/分で巻き取つた。 得られた未延伸糸をローラーヒーター84℃、プ
レートヒーター150℃で3.89倍に延伸して、20d/
fの複合繊維Y1を得た。Y1は長径98μm、短径
39μm、扁平率2.5、芯の平均直径が12.5μmであ
り、1.8×103Ω・cmの比抵抗を有していた。 同様にして但しP1の代わりにカーボンブラツ
クを含有しないPBTを用い、同一横断面を有す
る20d/fの芯鞘複合繊維Y2を得た。Y2は扁平率
2.5、芯の平均直径が1.2.8μmであり、比抵抗は
1014Ω・cm以上であつた。 一方ポリマーP3を295℃で溶融紡糸し、延伸し
て150d/144fの横断面が第12図に示した如き単
独繊維Y3を得た。Y3はまゆ型扁平で扁平率1.8で
ある。このY3を糸速320m/分、予熱温度120℃、
スタフインボツクス温度187℃でバンロン加工し、
巻縮数20.7ケ/25mmの加工糸YF3を得た。 Y1を1本、Y2を6本、YF3を1本をエアジエ
ツトノズルで均一に湿繊した後、80T/mの撚り
をかけパイル糸PY1を得た。 通常のPET紡績糸(単糸1.5d、40番手双糸≒
266d相当)を経及び緯糸の地糸に用い、PY1をパ
イル糸に用いてカツトパイル織物CP1を得た。
CP1の植毛密度は75個所/cm2、カツト長36mmのW
型植毛である。 CP1を特開昭56−15486号に開示した方法で遠
心加工する。即ち、CP1を直径1mの円筒(内
筒)に取付け、直径1.1mの円筒状の加工液容器
(外筒)と共に600rpmの速度(遠心力約200G)
で回転し立毛(パイル)を起立させ、外筒の外部
より赤外線ヒーターで加熱し内筒温度(パイル雰
囲気温度)約170℃とし15分間熱処理する。次に
外筒にNaOH15%水溶液をかなり急激に注入し、
内側液面がCP1の基布より17mmの点まで満し、98
℃で10分間処理した後、アルカリ液を排出し、パ
イルを充分水洗し乾燥した。この処理で綿毛に相
当するYF3は、基布から17mmの点で切断されたが
刺毛に相当するY1及びY2の損傷は僅か(直径減
少率約5.9%)であつた。 次にNaOH20%水溶液を外筒に徐々に注入し、
先ず液面が基布から34mmの位置に保ち、100℃で
15分間処理し、次いで液面を34mmから28mmまで40
分間かゝり徐々に移動(加工液の注入)させたの
ち10分間で34mmまで移動(加工液の排出)させた
のちすばやく排液し、水洗、乾燥した。この処理
で刺毛(Y1及びY2共)の先端部はテーパー状に
細化され、先端は2mmの長さに亘り芯ポリマー
(P1及びPBT)が完全に露出していた。先端露出
部の太さは平均直径がY1が12.4μm、Y2が12.6μ
mと殆んど損傷なかつた。又、テーパー部は長さ
6mmに亘り先端に向つて滑らかに細化していた。 次に回転速度を300rpm(約50G)に変え、蛍光
染料(日本化学工業製ニツカブライトATN2%
ows)とキヤリヤー2g/、及び青味がかつた
灰色のカチオン染料(0.05g/)の混合液を基
布から1mmの点まで満し、98℃で40分間染色し、
排液、水洗、乾燥後、ハイドロサルフアイト2
g/、アミラジンD2g/、ソーダ灰2g/
の混合液を基布から1mmの点まで満し、70℃15
分間還元洗浄を行い、水洗、乾燥した。次いで遠
心機を止めパイル織物を取外し、基布の裏面に暗
青色の顔料を配合したポリウレタン樹脂を塗布、
乾燥し、刺毛密度525本/cm2、綿毛密度10800本/
cm2の人工毛皮AF1を得た。 AF1は綿毛が青味がかつた薄い灰色、Y1即ち
制電性複合繊維からなる刺毛は根元から非細化部
は白色〜淡灰色、テーパー部は灰色〜黒色、先端
は真黒色と立毛長さ方向に色調が変化しており、
それがY2からなる白の刺毛の中に点在し、高級
なブルーフオツクス酷似の色相を有していた。 AF1と同様に、但しY1の含有率を変えるため
にY2との合糸率の変化、Y1含有パイル糸植毛個
数を変化(例えばAF1ではY1含有パイル糸は均
一植毛に対し、Y1含有パイル糸とY1を含有しな
いパイル糸を交互植毛すればAF1の1/2の含有
率となる)させて各々人工毛皮AF2〜AF7を得
た。又比較としてY1を全く含まないAF8を得た。 得られた人工毛皮AF1〜AF8を20℃、40%RH
恒温恒湿中24時間調湿したのち、塩化ビニル製洋
服ブラシで20回摩擦後の帯電圧を測定した結果、
第1表に示す。
【表】 第1表で明らかなようにAF1及びAF3〜AF7の
本発明製品は優れた制電性を有している。 実施例 2 実施例1と同様CP1を用い細化処理の際、芯露
出長及びテーパー長さが種々異なるようにした以
外はAF1と全く同様に処理し夫々人工毛皮AF9〜
AF16を得た。 比較例として同じCP1を用い、綿毛切断のみで
刺毛細化処理を除いた以外はAF1と同様後加工
し、人工毛皮様製品AF17を得た。 又、同じく比較例としてY1の代わりに芯は同
じP1を、鞘は固有粘度0.78(溶剤:濃硫酸、濃
度:0.5%、20℃で測定)、酸化チタン粒子1.7%
含有した6ナイロンとした芯鞘複合繊維Y4
(20d/f、比抵抗1.6×103Ω・cm)を用いた以外
は実施例1のAF1と全く同様に処理して人工毛皮
AF18を得た。このAF18は刺毛Y2は細化されたが
Y4の鞘が6ナイロンのため細化されずなかつた。 得られたAF9〜AF18の製品につき外観、風合、
摩擦帯電圧を測定した結果、第2表に示す。
【表】
【表】 第2表で判るように、同じ制電性複合繊維
(Y1)を用いても、比較例のAF17の如き細化処理
しないものは粗硬であるのに比べ細化処理したも
の(AF9〜16)は風合、外観共に改善され、制電
性能も向上する。特に本発明製品(AF11〜16)の
芯を0.1mm以上露出させたものは、風合、外観、
制電性能が著るしく向上する。比較例AF18はY2
刺毛は細化されているためAF17に比べると著る
しく風合は改善されているが、非細化のY4が混
在する為、外観はかなり劣り、且つ制電性芯が露
出していない為制電性もやゝ劣る。しかし該
AF18を更に遠心機にかけ90%ギ酸で鞘成分の6
ナイロンを溶解し細化して芯を露出(2mm)した
AF18は風合、外観、制電性共に著るしく向上し
た。 実施例 3 実施例2に於いてY1の芯/鞘の複合比率のみ
を変化させて芯の平均直径の異なる種々の複合繊
維を得、これをAF12及びAF15と同様にして合
撚、カツトパイル織物、綿毛切断、刺毛細化処
理、染色加工を施し、各々人工毛皮AF19〜AF27
を得た。 得られた人工毛皮AF19〜AF27を風合、外観、
先端交絡性、先端の折れ曲り易さ(洋服ブラシで
200回ブラツシング後観察)及び制電性を評価し
た結果を第3表に示す。但し先端の交絡性、折れ
曲り易さの評価は交絡しない、折れ曲り難いのを
優れている(〇)として表示した。
【表】
【表】 芯の平均直径が余りに細すぎると、先端の直立
性がやゝ劣り、逆に余りに太いと風合がやゝ粗硬
となる。しかしいずれの製品も優れた制電性を有
する。 実施例 4 実施例1と同様に、但しポリマーP1の代わり
にカーボンブラツク含有率の異なる種々のポリマ
ーを作成し、Y1と同様に但し、比抵抗の各種異
なる芯鞘複合繊維を得た。これらを用いAF1と同
様に製織次いで処理してAF28〜AF33を得た。得
られた製品の摩擦帯電圧を測定し、第4表に示し
た。
【表】
【表】 得られた人工毛皮AF28〜AF33はいずれも風
合、外観共に極めて良好であつた。しかし制電性
能の観点から複合繊維の比抵抗は1010Ω・cm以下
が好ましく、108Ω・cm以下がより好ましく、特
に106Ω・cm以下が好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明製品の細化された複合繊維から
なる立毛の先端部の縦断面の例であり、第2図は
本発明立毛製品の例を示す模式図である。第3図
〜第9図は本発明立毛製品の刺毛に好適な制電性
複合繊維の例を示す横断面図であり、第10図〜
第14図は本発明立毛製品の綿毛に用いることが
できる横断面の例である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長さ5mm以上、繊度5dを越える立毛(以下
    刺毛と記す)を有する繊維構造物に於いて、該刺
    毛の少なくとも0.05重量%が、 (a) 導電性粒子を含有する制電性ポリマーからな
    る芯と、非制電性の鞘からなる芯鞘型複合繊維
    からなり、且つ (b) 先端が細化され、芯が長さ0.1mm以上に亘つ
    て露出している ことを特徴とする制電性立毛製品。 2 制電性ポリマーからなる芯が0.5〜15mm露出
    した特許請求の範囲第1項記載の製品。 3 制電性ポリマーからなる芯の露出部の平均直
    径が5〜25μmである特許請求の範囲第1項記載
    の製品。 4 制電性ポリマーからなる芯が金属粒子、金属
    化合物粒子、又はカーボンブラツク等を含有する
    熱可塑性重合体からなる特許請求の範囲第1項記
    載の製品。 5 制電性ポリマーからなる芯が、比抵抗1×
    106Ω・cm以下である特許請求の範囲第1項記載
    の製品。 6 複合繊維が少なくとも2個の翼状突起を有
    し、扁平率1.5〜4.0の扁平な横断面を有する特許
    請求の範囲第1項記載の製品。 7 翼状突起が3〜4個である特許請求の範囲第
    7項記載の製品。 8 複合繊維の混繊率が、刺毛の0.1重量%以上
    である特許請求の範囲第1項記載の製品。 9 複合繊維の立毛が、芯の露出した部分(先
    端)と非細化部との間に、長さ2〜20mmに亘つて
    太さがテーパー状又は多都的に変化する部分(テ
    ーパー部)を有する特許請求の範囲第1項記載の
    製品。 10 刺毛と、刺毛より少なくとも長さ2mm短か
    く、繊度5d以下の立毛(以下綿毛と記す)から
    なる特許請求の範囲第1項記載の製品。 11 長さ5mm以上、繊度5dを越える立毛(刺
    毛)を有し、該刺毛に対して少なくとも0.05重量
    %が芯が制電層、鞘が非制電層である芯鞘型複合
    繊維からなる立毛繊維構造物を回転体に取付け回
    転させ、立毛が起立する方向に遠心力を加えつゝ
    処理液とその接触長さを変えつゝ接触させ、先端
    に向つて立毛を除々に細化し、先端部に於いて該
    鞘層を完全に分解又は溶解除去し、芯層を少なく
    とも長さ0.1mm以上に亘つて露出させることを特
    徴とする制電性立毛製品の製造方法。 12 芯層の制電性物質を含有する熱可塑性ポリ
    マーの処理液に対する分解又は溶解速度が鞘を形
    成する熱可塑性ポリマーのそれの1/3以下である
    特許請求の範囲第10項記載の方法。 13 芯及び鞘を形成する熱可塑性ポリマーが、
    ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレ
    フタレート並びにこれらを主成分とする第3物質
    との共重合体、脂肪族系ポリアミド、ポリスチレ
    ン、ポリオレフイン、又はビニル系ポリマーであ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
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