JPH0254835B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0254835B2 JPH0254835B2 JP22595582A JP22595582A JPH0254835B2 JP H0254835 B2 JPH0254835 B2 JP H0254835B2 JP 22595582 A JP22595582 A JP 22595582A JP 22595582 A JP22595582 A JP 22595582A JP H0254835 B2 JPH0254835 B2 JP H0254835B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cells
- present
- compound
- differentiation
- hydroxyvitamin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は()で示される24,24−ジフルオロ
−25−ヒドロキシ6,19−エピジオキシビタミン
D3に関する。 式()で示されるビタミンD3誘導体はヒト
の骨髄性白血病細胞に対し強い分化誘導体を有し
医薬、例えば白血病等の治療薬として有用であ
る。 ビタミンD3は生体内で最初肝臓において、25
位が水酸化されて25−ヒドロキシビタミンD3と
なり次いで腎臓においては1α位あるいは24位が
水酸化されて1α−25−ジヒドロキシビタミンD3
と24R、25−ジヒドロキシビタミンD3となる。こ
れら天然の代謝産物の中で1α、25−ジヒドロキ
シビタミンD3およびその合成アナローグである
1α−ヒドロキシビタミンD3等が強い小腸からの
カルシウム吸収作用および骨塩動員作用を有し
種々のカルシウム代謝異常に基づく疾患の治療薬
として有用であることはよく知られている。また
最近になつてこれらのビタミンD3誘導体、殊に
1α,25−ジヒドロキシビタミンD3および1α−ヒ
ドロキシビタミンD3が骨髄性白血病細胞の分化
誘導能を有し、しかもその活性が従来最も活性が
強いことから知られているデキサメタゾンの約
100倍またはそれ以上であることがSLマウスから
得られた骨髄性白血病細胞MI株を用いた実験に
より確められ報告されている〔Proc.Natl.Acad.
Sci.USA.78、4990(1981)〕。強い分化導活性を有
するこれらのビタミンD3は医薬、例えば骨髄性
白血病細胞の白血病の疾患の治療薬として用いる
ことができる。しかしながらこれらのビタミン
D3類はまた生体内のカルシウム代謝に及ぼす影
響も強く投与量如何によつては高カルシウム血症
を引き起こし場合によつて大量かつ連続的な投与
が必要となる白血病等の治療薬としては難点を有
している。本発明者らはこれらの事情を鑑み鋭意
研究した結果、17位に結合している側鎖の特定部
位の水素がフツ素置換しているビタミンD類の
6,19−エピジオキシ体、中でも本発明の式
()で示される24,24−ジフルオロ−25−ヒド
ロキシ−6,19−エピジオキシビタミンD3が強
い骨髄性白血病細胞に対する分化誘導能を有し、
しかも生体内カルシウムの代謝に及ぼす影響が少
ないことを見い出し、更に検討を加え本発明を完
成した。 本発明の〔〕で示される化合物は新規化合物
であり、例えば特開昭55−111460号公報の記載に
従つて得られる24,24−ジフルオロ−25−ヒドロ
キシビタミンD3を酸素存在下光増感酸化するこ
とによつて製造される。 光増感酸化は、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ベベンゼン等の不活性溶媒
中、ローズベンガル、エオシン、メチレンブルー
等の増感剤の存在下、通常は酸素気流中ハロゲン
ランプ、タングステンランプ等の可視光線を発光
する光源を用いて照射することにより行なわれ
る。照射時間は光源の強さ、酸素通気通路、温
度、溶媒等により違いがあるが、好ましくは原料
化合物が消失する時点を適当な手段例えば薄層ク
ロマトグラフイーまた高速液体クロマトグラフイ
ーにより求める方法により行う。反応混合物から
本発明の化合物の単離は常法により例えば溶媒を
留去した後、カラムクロマトグラフイー等の分
離、精製手段に付すことにより行なわれる。 このようにして得られる本発明の化合物にはそ
の6位の不斉炭素原子による2種の異性体が存在
し両者の混合物または分離された各々の異性体い
ずれの形でも本発明の目的に供し得る。 次に本発明の化合物の生物活性試験を示す。な
お実験では本発明の化合物は全て2種の異性体を
分離することなく混合物を用いた。分化誘導体は
ヒト骨髄性白血病細胞の貧食能の増加とC3リセ
プターの出現を指標とした。 〔実験方法・結果〕 (1) 分化の誘導能 本発明の化合物 本発明の化合物をエタノールに溶解し、培養
液中のエタノールが0.1%となるように調整し
て添加した。 細胞培養 ヒト骨髄性白血病細胞(HL−60株)は
RPMI−1640(Roscoell Park Memorial
Institute Media)の培地に、56℃、30分間熱
処理を行なつて不活性化した牛胎児血清を10%
となるように混合し、5%二酸化炭素/95%空
気の気相下で培養し2〜3日毎に培地交換を行
つた。 貧食能とC3リセプターの測定 HL−60細胞の分化誘導の指標としてカンジ
ダ アルビカンス(Candida Albicans)の細
胞内への取り込み(貧食能)と補体C3リセプ
ターの細胞表面への出現度を検索した。 貧食能はHL−60細胞の培地にヒトAB血清
を10%になるように添加した溶液に、HL−60
細胞を1×106cell/mlとカシジダ アルビカ
ンス4×106/mlを添加し37℃で30分間インキ
ユベートした。その後、顕微鏡下でカンジダ
アルビカンス1個以上取り込んだ細胞を数え全
細胞数に対する割合を求めた。 C3リセプターの出現はヒツジ赤血球5×
107/mlおよびその抗体と新鮮マウス血清(補
体)を含む溶液にHL−60細胞1×166cell/ml
を添加し500gで3分間遠心後、そのまま室温
で1時間インキユベートした。その後顕微鏡下
で表面に赤血球の付着した細胞を数え、全細胞
数に対する割合を求めた。 結 果 HL−60細胞に本発明の化合物を添加すると
顆粒球への分化が形態学的に観察され、それに
伴つて貧食能とC3リセプターが出現した。本
発明の化合物の分化誘導に対する作用は添加後
3日目に調べた。その結果を次表に示す。
−25−ヒドロキシ6,19−エピジオキシビタミン
D3に関する。 式()で示されるビタミンD3誘導体はヒト
の骨髄性白血病細胞に対し強い分化誘導体を有し
医薬、例えば白血病等の治療薬として有用であ
る。 ビタミンD3は生体内で最初肝臓において、25
位が水酸化されて25−ヒドロキシビタミンD3と
なり次いで腎臓においては1α位あるいは24位が
水酸化されて1α−25−ジヒドロキシビタミンD3
と24R、25−ジヒドロキシビタミンD3となる。こ
れら天然の代謝産物の中で1α、25−ジヒドロキ
シビタミンD3およびその合成アナローグである
1α−ヒドロキシビタミンD3等が強い小腸からの
カルシウム吸収作用および骨塩動員作用を有し
種々のカルシウム代謝異常に基づく疾患の治療薬
として有用であることはよく知られている。また
最近になつてこれらのビタミンD3誘導体、殊に
1α,25−ジヒドロキシビタミンD3および1α−ヒ
ドロキシビタミンD3が骨髄性白血病細胞の分化
誘導能を有し、しかもその活性が従来最も活性が
強いことから知られているデキサメタゾンの約
100倍またはそれ以上であることがSLマウスから
得られた骨髄性白血病細胞MI株を用いた実験に
より確められ報告されている〔Proc.Natl.Acad.
Sci.USA.78、4990(1981)〕。強い分化導活性を有
するこれらのビタミンD3は医薬、例えば骨髄性
白血病細胞の白血病の疾患の治療薬として用いる
ことができる。しかしながらこれらのビタミン
D3類はまた生体内のカルシウム代謝に及ぼす影
響も強く投与量如何によつては高カルシウム血症
を引き起こし場合によつて大量かつ連続的な投与
が必要となる白血病等の治療薬としては難点を有
している。本発明者らはこれらの事情を鑑み鋭意
研究した結果、17位に結合している側鎖の特定部
位の水素がフツ素置換しているビタミンD類の
6,19−エピジオキシ体、中でも本発明の式
()で示される24,24−ジフルオロ−25−ヒド
ロキシ−6,19−エピジオキシビタミンD3が強
い骨髄性白血病細胞に対する分化誘導能を有し、
しかも生体内カルシウムの代謝に及ぼす影響が少
ないことを見い出し、更に検討を加え本発明を完
成した。 本発明の〔〕で示される化合物は新規化合物
であり、例えば特開昭55−111460号公報の記載に
従つて得られる24,24−ジフルオロ−25−ヒドロ
キシビタミンD3を酸素存在下光増感酸化するこ
とによつて製造される。 光増感酸化は、例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ベベンゼン等の不活性溶媒
中、ローズベンガル、エオシン、メチレンブルー
等の増感剤の存在下、通常は酸素気流中ハロゲン
ランプ、タングステンランプ等の可視光線を発光
する光源を用いて照射することにより行なわれ
る。照射時間は光源の強さ、酸素通気通路、温
度、溶媒等により違いがあるが、好ましくは原料
化合物が消失する時点を適当な手段例えば薄層ク
ロマトグラフイーまた高速液体クロマトグラフイ
ーにより求める方法により行う。反応混合物から
本発明の化合物の単離は常法により例えば溶媒を
留去した後、カラムクロマトグラフイー等の分
離、精製手段に付すことにより行なわれる。 このようにして得られる本発明の化合物にはそ
の6位の不斉炭素原子による2種の異性体が存在
し両者の混合物または分離された各々の異性体い
ずれの形でも本発明の目的に供し得る。 次に本発明の化合物の生物活性試験を示す。な
お実験では本発明の化合物は全て2種の異性体を
分離することなく混合物を用いた。分化誘導体は
ヒト骨髄性白血病細胞の貧食能の増加とC3リセ
プターの出現を指標とした。 〔実験方法・結果〕 (1) 分化の誘導能 本発明の化合物 本発明の化合物をエタノールに溶解し、培養
液中のエタノールが0.1%となるように調整し
て添加した。 細胞培養 ヒト骨髄性白血病細胞(HL−60株)は
RPMI−1640(Roscoell Park Memorial
Institute Media)の培地に、56℃、30分間熱
処理を行なつて不活性化した牛胎児血清を10%
となるように混合し、5%二酸化炭素/95%空
気の気相下で培養し2〜3日毎に培地交換を行
つた。 貧食能とC3リセプターの測定 HL−60細胞の分化誘導の指標としてカンジ
ダ アルビカンス(Candida Albicans)の細
胞内への取り込み(貧食能)と補体C3リセプ
ターの細胞表面への出現度を検索した。 貧食能はHL−60細胞の培地にヒトAB血清
を10%になるように添加した溶液に、HL−60
細胞を1×106cell/mlとカシジダ アルビカ
ンス4×106/mlを添加し37℃で30分間インキ
ユベートした。その後、顕微鏡下でカンジダ
アルビカンス1個以上取り込んだ細胞を数え全
細胞数に対する割合を求めた。 C3リセプターの出現はヒツジ赤血球5×
107/mlおよびその抗体と新鮮マウス血清(補
体)を含む溶液にHL−60細胞1×166cell/ml
を添加し500gで3分間遠心後、そのまま室温
で1時間インキユベートした。その後顕微鏡下
で表面に赤血球の付着した細胞を数え、全細胞
数に対する割合を求めた。 結 果 HL−60細胞に本発明の化合物を添加すると
顆粒球への分化が形態学的に観察され、それに
伴つて貧食能とC3リセプターが出現した。本
発明の化合物の分化誘導に対する作用は添加後
3日目に調べた。その結果を次表に示す。
【表】
(2) カルシウム代謝に及ぼす影響
離乳直後のスプラーク ドーレイ(Spraque
Dawley)系雄性ラツト(体重45〜50g)をダ
イエツト11と脱イオン水で6週間白熱灯下飼育
した。本発明の化合物および対照として用いた
1α−ヒドロキシビタミンD3および1α,25−ジ
ヒドロキシビタミンD3はMCT(medium hain
tri−glyceride、日清製油社製)に溶解し、こ
に毎日1回経口的に投与した。各検体を連日投
与した動物は絶食後、断頭して採血した。また
同個体より十二腸をとり反転腸管法にて 45Ca
の吸収を調べた〔Amer.J.Physi.216、1351
(1969)参照〕。一方、採取した血液から血漿を
分離しこのカルシウムと無機リンをそれぞれ
OCPC法〔Am.J.Clin.Path.、45、290(1966)〕
および〔Bichem.J.65、709(1957)〕にて測定
した。測定の結果、本発明の化合物は腸管から
のカルシウム輸送能において対照として用いた
1α−ヒドロキシビタミンD3および1α、25−ジ
ヒドロキシビタミンD3と比較して弱く、また
血漿中のリンおよびカルシウム濃度に及ぼす影
響も少ないことが明らかとなつた。 実施例 24,24−ジフルオロ−25−ヒドロキシビタミン
D32.0mgをベンゼン−エタノール(31.5ml+3.5ml)
に溶かし、ローズベンガル10mgを加える。激しく
撹拌しながら酸素ガスを5分間吹込んだ後氷水冷
却下パイレツクスフイルターを通して200Wハロ
ゲンランプで40分間照射する。次いでアルゴンを
吹込んだ後ベンゼン10mlを加え、水洗3回、硫酸
ナトリウムで乾燥し溶媒を留去する。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ(シリカゲル3
g、溶媒:40%酢酸エチル−ヘキサン)に付し目
的化合物を得る。更に精製するために再度シリカ
ゲルカラムクロマトグラフイ−(シリカゲル1.5
g、溶媒15%酢酸エチル−ベンゼン)に付し本発
明の化合物24,24−ジフルオロ−25−ヒドロキシ
−6,19−エビジオキシビタミンD3670μg(収
率31%)を得た。 マススペクトルm/e:468(M+)、450(M−18)、
330、312、299、285、258 UVスペクトル(局方エタノール):210nm以上
に極大吸収なし
Dawley)系雄性ラツト(体重45〜50g)をダ
イエツト11と脱イオン水で6週間白熱灯下飼育
した。本発明の化合物および対照として用いた
1α−ヒドロキシビタミンD3および1α,25−ジ
ヒドロキシビタミンD3はMCT(medium hain
tri−glyceride、日清製油社製)に溶解し、こ
に毎日1回経口的に投与した。各検体を連日投
与した動物は絶食後、断頭して採血した。また
同個体より十二腸をとり反転腸管法にて 45Ca
の吸収を調べた〔Amer.J.Physi.216、1351
(1969)参照〕。一方、採取した血液から血漿を
分離しこのカルシウムと無機リンをそれぞれ
OCPC法〔Am.J.Clin.Path.、45、290(1966)〕
および〔Bichem.J.65、709(1957)〕にて測定
した。測定の結果、本発明の化合物は腸管から
のカルシウム輸送能において対照として用いた
1α−ヒドロキシビタミンD3および1α、25−ジ
ヒドロキシビタミンD3と比較して弱く、また
血漿中のリンおよびカルシウム濃度に及ぼす影
響も少ないことが明らかとなつた。 実施例 24,24−ジフルオロ−25−ヒドロキシビタミン
D32.0mgをベンゼン−エタノール(31.5ml+3.5ml)
に溶かし、ローズベンガル10mgを加える。激しく
撹拌しながら酸素ガスを5分間吹込んだ後氷水冷
却下パイレツクスフイルターを通して200Wハロ
ゲンランプで40分間照射する。次いでアルゴンを
吹込んだ後ベンゼン10mlを加え、水洗3回、硫酸
ナトリウムで乾燥し溶媒を留去する。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ(シリカゲル3
g、溶媒:40%酢酸エチル−ヘキサン)に付し目
的化合物を得る。更に精製するために再度シリカ
ゲルカラムクロマトグラフイ−(シリカゲル1.5
g、溶媒15%酢酸エチル−ベンゼン)に付し本発
明の化合物24,24−ジフルオロ−25−ヒドロキシ
−6,19−エビジオキシビタミンD3670μg(収
率31%)を得た。 マススペクトルm/e:468(M+)、450(M−18)、
330、312、299、285、258 UVスペクトル(局方エタノール):210nm以上
に極大吸収なし
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 で示される24,24−ジフルオロ−25−ヒドロキシ
−6,19−エピジオキシビタミンD3。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22595582A JPS59116284A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 24,24−ジフルオロ−25−ヒドロキシビタミンd↓3誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22595582A JPS59116284A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 24,24−ジフルオロ−25−ヒドロキシビタミンd↓3誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59116284A JPS59116284A (ja) | 1984-07-05 |
| JPH0254835B2 true JPH0254835B2 (ja) | 1990-11-22 |
Family
ID=16837503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22595582A Granted JPS59116284A (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 24,24−ジフルオロ−25−ヒドロキシビタミンd↓3誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59116284A (ja) |
-
1982
- 1982-12-24 JP JP22595582A patent/JPS59116284A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59116284A (ja) | 1984-07-05 |
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