JPH0255470B2 - - Google Patents
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- JPH0255470B2 JPH0255470B2 JP54010361A JP1036179A JPH0255470B2 JP H0255470 B2 JPH0255470 B2 JP H0255470B2 JP 54010361 A JP54010361 A JP 54010361A JP 1036179 A JP1036179 A JP 1036179A JP H0255470 B2 JPH0255470 B2 JP H0255470B2
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- Japan
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- foam
- polyol
- polyurethane foam
- air permeability
- water
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Sealing Material Composition (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、防水性の優れたシーリング材、更に
詳しくは通気性を有し、しかも、防水性の優れた
軟質乃至半硬質連続気泡性ポリウレタンフオーム
シーリング材の製造方法に関する。 (従来の技術) 従来、防水性のフオームシーリング材として
は、ポリウレタンフオームにアスフアルト等の防
水材を含浸させたものは知られている。該ポリウ
レタンシーリング材は、(1)連続気泡性ポリウレタ
ンフオームを適当な厚さに切断し、これにアスフ
アルトの揮発性溶液を含浸させた後、乾燥する方
法、(2)前記(1)の方法におけるアスフアルトの揮発
性溶液に代え、アスフアルト懸濁水を使用する方
法で製造されていた。 前記(1)、(2)の何れの方法も含浸、乾燥の工程が
あるため、操作も面倒で生産性も悪いばかりでな
く、連続気泡性ポリウレタンフオームのフオーム
セルサイズ及び通気度を充分大きくしなければ、
アスフアルトを均一に内部まで含浸し得られず、
又フオーム自体が大きい場合には、内部までアス
フアルトを含浸させることが困難である欠点を有
する。更に(1)の方法では、アスフアルトを溶解す
る多量の揮発性溶剤を必要とし、溶媒による大気
汚染、人体への害及び火災の危険性があること、
溶剤乾燥に長時間を要し生産性も悪いこと、使用
に当つて相手基材を汚したり、或いは取扱い時に
べたつくこと、又感温性が高く、夏期には硬度が
低下し、圧縮後の復元速度が遅い等の多くの問題
点があつた。 又、前記(2)の方法は前記(1)の方法における揮発
性溶剤を使用するための欠点は解消し得られる
が、乾燥に長時間を要し、生産性が悪いこと、ア
スフアルトを懸濁させるために界面活性剤の使用
を必要とし、この界面活性剤もシーリング材中に
残留し、水と接触すると活性化され、防水性を低
下させる欠点を有する。 本発明者等は、先に上記の欠点をなくすべく研
究の結果、(1)常圧における沸点が220℃以上、融
点或いは軟化点が150℃である実質的に炭化水素
からなる物質をポリウレタン原料中に混和し、特
定通気度以下にするときは、防水性のシーリング
材となし得ること、(2)ポリオールとして特にポリ
ジエン系ポリオール、ダイマー酸系ポリオール、
ヒマシ油系ポリオールの単独又はそれらの混合物
を使用するときは、防水性を向上し得られること
を究明した。 これにより、後処理によりアスフアルト等の充
填剤を必ずしも含浸させる欠点をなくし得、且つ
優れた防水性のシーリング材を得ることに一応の
成果を見た。 (解決すべき課題) 本発明者等は、更に防水性の良好にして、通気
性を有するポリウレタンフオームによりなるシー
リング材の製造方法について、種々検討した結
果、ポリウレタンフオームを製造する際、使用す
る整泡剤とポリオールの組み合わせが、ポリウレ
タンフオームの防水性(耐漏水性)に多大な影響
を及ぼすことを見出し、本発明を完成したもの
で、本発明の目的は、通気性を有し、しかも、防
水性の優れた軟質乃至半硬質連続気泡性ポリウレ
タンフオームシーリング材の製造方法を提供する
にある。 (課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、ポリオール、ポリイソシアナ
ートを、整泡剤及び発泡剤の存在下で反応させ
て、連続気泡性ポリウレタンフオームシーリング
材を製造する方法において、前記ポリオール成分
として、ポリジエン系ポリオール、ダイマ−酸系
ポリオール、ヒマシ油系ポリオール、及び、炭素
数が3以上のアルキレンオキサイドを90モル%以
上付加重合したポリエ−テルポリオールからなる
群から選ばれた少なくとも一種を、また、前記整
泡剤として、水酸基含有オルガノシリコン化合物
を使用し、且つ、10mm厚さの通気度が20c.c./cm2/
sec以下とすることを特徴とする、軟質又は半硬
質の連続気泡性ポリウレタンフオームシーリング
材の製造方法である。 すなわち、本発明は、ポリウレタンフオームシ
ーリング材の製造方法において、特定のポリオー
ル成分と、整泡剤として、水酸基を含有するシリ
コン化合物とを組合せることによつて、10mm厚さ
の通気度が20c.c./cm2/sec以下の通気性を有しな
がら、良好な防水性を有するポリウレタンフオー
ムシーリング材を製造することができるのであ
る。 本発明について、詳細に説明する。 本発明において、整泡剤として使用する水酸基
含有オルガノシリコン化合物の代表的化合物とし
ては、次の如き化合物が挙げられる。 (但し、Rは二価の有機基を表わす) (但し、Rは二価の有機基を表わす) (但し、R、R′は1〜4個の炭素原子を持つア
ルキル基、nは2〜4の整数を表わす。) (但し、Rは1〜4個の炭素原子を持つアルキル
基、R′は二価の有機基、nは2〜4の整数を表
わす。) 各式中x、y、z、p、q、rは0〜100また
はそれ以上の整数を表わす。具体的代表化合物と
しては次の化合物が挙げられる。 ただし、 p+q+r=30、a+a′+a″=7、b+b′+b″=
13 b+b′+b″=13 本発明の方法において使用するポリオールは、
ポリジエン系ポリオール、ダイマ−酸系ポリオー
ル、ヒマシ油ポリオール、及び、炭素数が3以上
のアルキレンオキサイドを90モル%以上付加重合
したポリエーテルポリオール(以下、これを単に
ポリエーテルポリオールという)である。 ポリエーテルポリオールとしては、炭素数が3
以上のアルキレンオキサイドを90モル%以上付加
重合したもので、この例として、エチレングリコ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の
多価アルコール、これらの多価アルコールにプロ
ピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレ
ンオキサイド等のアルキレンオキサイド或いはア
リルオキサイドを付加重合したものが挙げられ
る。但し、これに限定されるものではなく、ま
た、このポリエーテルポリオールは単独又は混合
物として使用でき、又エチレンオキサイドを付加
重合する場合は、この付加量は10モル%未満であ
ることが好ましく、これを越えると防水性が低下
し、好ましくない。 ポリジエン系ポリオールとしては、ブタジエ
ン、イソプレン、クロロプレンなどのジエン化合
物の単独重合物又は共重合物、もしくはこれらの
モノマーとスチレン、アクリロニトリルなどの共
重合可能なビニル化合物とのラジカル的又はアニ
オン的共重合体の水素酸基、ジエン成分含有の固
形ゴムの分解物などが挙げられる。しかしこれに
限定されるものではなく、これらは単独又は混合
物として使用できる。 ダイマー酸とは、二塩基性酸で、二つの一塩基
性脂肪鎖(通常は炭素数18)が、炭素−炭素の共
有結合により、二分し結合して得られる分子量が
2倍の二塩基性酸を云う。その代表的な化合物と
しては、リノール酸、オレイン酸を加熱すること
によつて得られ、その構造式を示すと次のとおり
である。 ダイマー酸の工業的製法では、ダイマー酸のほ
かに、モノマー酸、三塩基性酸及び重合酸が含ま
れる。本発明においては、これらの混合物も使用
して得られる。 ダイマー酸誘導体ポリオールとしては、ダイマ
ー酸と短鎖のジオール、トリオール、又はポリオ
ールとの反応生成物であるがダイマー酸ポリエス
テル;ダイマー酸とポリアルキレングリコール、
ポリアルキレントリオールまたは長鎖のポリオー
ルとの反応生成物;ダイマー酸にその他のポリカ
ルボン酸例えばアジピン酸を混合したものに前記
各種のジオール、トリオール又はポリオールを反
応させた反応生成物;ダイマー酸とアルキレンオ
キサイドとの反応生成物又はそれらの混合物が挙
げられる。しかしこれに限定されるものではな
い。 ひまし油誘導体ポリオールとしては、例えば、
ひまし油ポリエステル;ひまし油とアジピン酸等
の他の酸との混合ポリカルボン酸より得られるポ
リエステル;ひまし油と、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、グリセリン等の短鎖ポ
リオール混合物とのポリカルボン酸との反応生成
物;ひまし油とアルキレンオキサイド、例えばプ
ロピレンオキサイド、エチレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド等との反応生成物;ひまし油ポリ
エステルのアルキレンオキサイド付加重合物又は
それらの混合物が挙げられる。しかしこれに限定
されるものではない。 これらのダイマー酸系、又はひまし油誘導体系
ポリオールにおいて、ひまし油の数平均分子量は
約600〜10000、好ましくは700〜5000である。ダ
イマー酸と短鎖のジオール、トリオールとの反応
生成物である場合は、数平均分子量が600〜5000、
特に800〜5000であることが好ましい。 又、ダイマー酸又はひまし油とアルキレンオキ
サイドとの反応生成物の場合は、数平均分子量が
1000〜5000であることが好ましい。 そして、これらの平均官能基は1.6〜4.5好まし
くは1.8〜3.0のものである。 上述のポリオール成分は、単独又は混合して使
用しても良く、又他の汎用ポリエーテル又はポリ
エステルを加えても良い。汎用ポリオールのしめ
る割合が全ポリオール100重量部当り80重量部以
下であることが必要である。 汎用ポリオールのポリエステルポリオールとし
ては、アジピン酸、フタル酸、コハク酸などの多
価カルボン酸とエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリメチロ
ールプロパンなどの多価アルコール類から合成さ
れる化合物が挙げられる。 ポリイソシアナート化合物としては、例えば、
トリレンジイソシアナート、ポリメチレンポリエ
チレンポリイソシアナート、ヘキサメチレンジイ
ソシアナート、1,5−ナフタレンジイソシアナ
ート、キシリレンジイソシアナートおよび水添ポ
リメチレンポリフエニレンジイソシアナート等が
挙げられる。これらは単独又は混合物として使用
される。しかし、これに限定されるものではな
い。その中でも特にポリメチレンポリフエニレン
ポリイソシアナートを使用する場合が防水性が向
上する。しかしこれに限定されるものではない。 発泡剤としては、例えば、水;モノ弗化トリ塩
化メタン、ジ塩化メタンなどのハロゲンかアルカ
ン;ブタン、ペンタンなどの低沸点アルカン;分
解窒素ガス等を発生するアゾビスイソブチロニト
リル等が挙げられる。これらは単独又は混合物と
して使用される。しかしこれに限定されるもので
はない。 触媒としては、例えば3級アミン、有機スズ化
合物が挙げられ、この代表的化合物として、トリ
エチレンジアミン、トリエチルアミン、n−メチ
ルモノホリン、n−エチルモルホリン、N,N,
N′,N′−テトラメチルブタンジアミン、オクテ
ン酸第1スズ、ジブチルラウリン酸第2スズが挙
げられる。しかしこれに限定されるものではな
い。 更に、本発明においては、常圧における沸点が
200℃以上、融点或いは軟化点が150℃以下である
実質的に炭化水素よりなる物質等の充填剤、或は
二塩基性カルボン酸エステル等の可塑剤、又は動
植物油を原料に混合してポリウレタンフオームを
製造すると、得られるシーリング材の防水性が一
層向上するので、優れた防水性のシーリング材を
得るためには、これを混和することが好ましい。 充填剤として添加する常圧における沸点が200
℃以上融点或いは軟化点が150℃以下である実質
的に炭化水素よりなる物質としては、例えば、パ
ラフイン、ワツクス類、コールタール、アスフア
ルト、ナフサクラツキング時に副生するC4〜C9
溜分を重合させた石油樹脂と呼ばれるもの、ポリ
ブテン伸展油などの石油系オイル等が挙げられ
る。 これら充填剤の添加により、軟質性の改善、接
触面との密着性の増加、コストダウン等に効果も
ある。 前記のものの外、一般にはポリウレタン発泡体
において使用される架橋剤;カーボンブラツク、
炭酸カルシウム等のフイラー;紫外線吸収剤;酸
化防止剤等を適宜混和使用し得られることはもち
ろんである。 本発明のポリウレタンフオームシーリング材の
製造方法は、前記のような諸原料並びに触媒、発
泡剤等を使用し、10mm厚さの通気度が20c.c./cm2/
sec以下とするように調整する。この通気度の調
整方法としては、触媒の量、種類(例えば、スズ
系触媒を使用し、その使用量を多くすると、通気
度が低くなる。)、撹拌条件(撹拌器の羽根の形
状、回転数で大きく変化する。)、溶存エアーの量
(少ないと、通気度は低く、多いと、高くなる。)、
その他、発泡剤の種類や量、反応温度により変化
するので、これらを調整することによつて、行な
う。 また、本発明のポリウレタンフオームシーリン
グ材の製造方法は、従来の連続気泡性のポリウレ
タンフオームの製造方法を適用することができ
る。その製造方法は、従来知られている(1)プレポ
リマー法、(2)ワンシヨット法、(3)部分プレポリマ
ー法等の何れの方法によつても製造し得られる。 ポリウレタンフオームの耐漏水性は、前記のご
とく、ポリウレタン原料の種類、防水性の添加の
有無及び整泡剤の種類によつて影響されるが、そ
の通気度の程度によつても影響される。ポリウレ
タンフオームシーリング材の10mm厚さにおける通
気度(以下通気度という)と漏水しはじめるのに
要する時間との関係を示すと第1図のとおりであ
る。第1図より、明らかなように、20c.c./cm2/
secのところで急変して漏水しはじめるのに要す
る時間が、急に長くなる。 ポリウレタンフオームの防水性は水との接触角
を測定することによつて分かり、その接触角が少
なくとも75度以上、好ましくは、約90度以上ある
ことが好ましい。 本発明の方法によつて得られるシーリング材
は、使用に当つては、圧縮率が20%以上とするこ
とが好ましい。その理由は、特に発泡体において
は圧縮面における圧縮表面の状態が大きく影響さ
れ均一圧縮されることが困難であるからである。
20%圧縮すると圧縮面の状態の影響による漏水が
防止し得られる。 (作用) 従来よりポリウレタンフオームの製造に際し、
オルガノシリコン化合物が、整泡剤として有効で
あることは知られている。そして、整泡剤として
好適なオルガノシリコン化合物は、例えば、ポリ
ジメチルシロキサン−ポリアルキレングリコール
ブロツク、共重合体のポリアルキレングリコール
の末端をアセチル基、メトキシ基、エトキシ基、
ブトキシ基などでキヤツプした化合物などであ
る。 ところが、前記のような基で末端をキヤツプし
たオルガノシリコン化合物を使用するときは、得
られるポリウレタンフオームは、整泡効果が良い
ため、良好なクツシヨンフオーム体が得られる
が、ポリマーの疎水性度を表わす水との接触角が
低下し、自ら水を吸い上げる程、親水性となり、
低水圧下においても、全く漏水を防止し得ないこ
とが判明した。 これに対し、水酸基を含有するオルガノシリコ
ン化合物を整泡剤として使用するときは、得られ
るポリウレタンフオームは、撥水性となり、一定
水圧下で漏水を防止し得られることが分かつた。 その一例として、ポリオール成分として、グリ
セリンにプロピレンオキサイドを付加した分子量
3000のポリエーテルポリオールを使用し、整泡剤
として、水酸基を有するオルガノシリコン化合物
を使用した場合と、アセチル基含有オルガノシリ
コン化合物を使用した場合、得られたポリウレタ
ンフオームの防水性を示すと次のとおりである。 整泡剤 接触角(度) 防水性 水酸基含有シリコン 89.9 良 アセチル基含有整泡剤 61.7 不可 但し、水酸基含有シリコン整泡剤は次の通り: このような差異を生ずる理由については明白で
はないが、次のように下記のように考えられる。 ポリウレタンフオームはウレタン結合、エステ
ル結合、尿素結合されたものであり、それ自身極
性が高いため親水性である。例えば、トリレンジ
イソシアナートとエチルアルコールとのポリウレ
タンは水溶性であり、ポリエーテルポリオール例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、エーテルも
親水性である。 ポリウレタンフオームの製造に際し、末端をア
セチル基、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基
などでキヤツプしたオルガノシリコン化合物を使
用するときは、整泡時に有している界面活性効果
がフオーム製造後も同時にそのまま界面作用を有
するため水との親和性が大きく、これらの化合物
を加えないで製造したフオームよりも更に親水性
が増大する。 これに対し、水酸基を有するオルガノシリコン
化合物及び前記一般式で示されるオルガノシリコ
ン化合物を使用するときは、フオーム製造時にポ
リイソシアナートと反応してポリウレタンポリマ
ー鎖中に共重合するために疎水性を向上させるも
のと考えられる。 しかしながら、シリコン化合物中の水酸基また
はアセチル基等の量は、使用するポリオール原料
中の水酸基数に比べると、極めて少なく、添加量
が、ポリオール100重量部当り1重量部程度であ
ることを考えると、整泡剤によつて親水性が増大
したり、疎水性が向上したりする理由は、充分に
は説明できなが、本発明においては、特定のポリ
オール成分と整泡剤とを組合せることによつて、
上述の作用を呈するものである。 (効果) 以上述べたように、本発明に係る製造方法によ
つて得られたシーリング材は、通気性を有しなが
ら、良好な防水性を有するため、高圧縮して使用
しても目地よりはみ出ることが少ない。例えば、
通気度0.1c.c./cm2/secの低通気性のシーリング材
を90%圧縮すると、はみ出しは、材料巾の約20%
以上となる。これに対し、本発明に係るシーリン
グ材(例えば約20c.c./cm2/sec)では、はみ出し
は2〜6%程度である。このことは外観を重視す
る用途に対し長所である。 更に、従来の汎用のポリウレタンフオームはい
くら圧縮しても、又通気度を0に近づけても、或
は、水圧を小さくしても、漏水を防止し得なかつ
たが、本発明の方法によつて得られるシーリング
材は通気性を有しながら漏水を防止し得られるの
で、自動車のフエンダーシーラー、フロントピラ
ーシーラー、ペンチレーターシーラー等のシーリ
ング材、船舶、冷蔵庫等のシーリング材として有
効に使用し得られる。 (実施例) 次に、実施例をもつて、更に本発明を具体的に
説明する。 なお、本発明において、通気度とは、織布通気
度試験のフランジール型法によるもので、JIS−
L−1004に準じてフオームの厚さを10mmとして測
定したものである。装置は東洋精機社製の通気性
試験機No.869を使用した。 前記の接触角とは、厚さ約10mmのフオームをア
ルミニウム箔にはさみ、温度180〜200℃、圧力40
〜50Kg/cm2でプレスしてフイルム状となしたもの
を接触角計としては共和接触角計CA−A型(協
和科学社製)を使用した。 防水性についての試験は、第2図及び第3図に
示す外径縦横共に98mm、内径縦横共に68mm厚さ10
mmの角形状の試料1を2枚のアクリル板2,3に
はさみ、中央部に設けた注水管5から水を注水
し、水圧(水柱の高さ)を変化させ、また2枚の
アクリル板2,3間で試料1をはさむとき、スペ
ーサー4の厚さを変え圧縮率を変化させて、水を
注入してから、何分後に漏水しはじめたかを計つ
たものである。実験時間は原則として60分とし、
場合によつてはそれ以上とした。 実施例 1(部は重量部を示す。以下同じ) グリセリンにプロピレンオキサイドを付加重合
した分子量3000のポリエーテルポリオール100部、
水2.5部、トリエチレンジアミン(Dabco−
33LV)0.4部、スタナスオクテート0.25部、トリ
レンジイソシアナート(T−80)33.5部、整泡剤
として下記のオルガノシリコン化合物1部を急速
に混合しポリウレタンフオームを製造した。 (式1) (CH3)3SiO[Si(CH3)2O]150[Si(CH3)O]15Si(
CH3)3C3H6O(C2H6O)20(C2H4O)5H 得られたフオームの比重は0.0348、通気度は
2.1c.c./cm2/secであつた。このフオームの防水性
は第1表に示す。 比較例 1 整泡剤として末端にアセチル基を有するポリシ
ロキサン−オキシアルキレン共重合体SHI90(東
レシリコン社製)を1部使用し、他は実施例1と
同様な方法でフオームを製造した。フオームの比
重は0.1356、通気度は2.4c.c./cm2/secであつた。
このフオームの防水性は第1表に示す。
詳しくは通気性を有し、しかも、防水性の優れた
軟質乃至半硬質連続気泡性ポリウレタンフオーム
シーリング材の製造方法に関する。 (従来の技術) 従来、防水性のフオームシーリング材として
は、ポリウレタンフオームにアスフアルト等の防
水材を含浸させたものは知られている。該ポリウ
レタンシーリング材は、(1)連続気泡性ポリウレタ
ンフオームを適当な厚さに切断し、これにアスフ
アルトの揮発性溶液を含浸させた後、乾燥する方
法、(2)前記(1)の方法におけるアスフアルトの揮発
性溶液に代え、アスフアルト懸濁水を使用する方
法で製造されていた。 前記(1)、(2)の何れの方法も含浸、乾燥の工程が
あるため、操作も面倒で生産性も悪いばかりでな
く、連続気泡性ポリウレタンフオームのフオーム
セルサイズ及び通気度を充分大きくしなければ、
アスフアルトを均一に内部まで含浸し得られず、
又フオーム自体が大きい場合には、内部までアス
フアルトを含浸させることが困難である欠点を有
する。更に(1)の方法では、アスフアルトを溶解す
る多量の揮発性溶剤を必要とし、溶媒による大気
汚染、人体への害及び火災の危険性があること、
溶剤乾燥に長時間を要し生産性も悪いこと、使用
に当つて相手基材を汚したり、或いは取扱い時に
べたつくこと、又感温性が高く、夏期には硬度が
低下し、圧縮後の復元速度が遅い等の多くの問題
点があつた。 又、前記(2)の方法は前記(1)の方法における揮発
性溶剤を使用するための欠点は解消し得られる
が、乾燥に長時間を要し、生産性が悪いこと、ア
スフアルトを懸濁させるために界面活性剤の使用
を必要とし、この界面活性剤もシーリング材中に
残留し、水と接触すると活性化され、防水性を低
下させる欠点を有する。 本発明者等は、先に上記の欠点をなくすべく研
究の結果、(1)常圧における沸点が220℃以上、融
点或いは軟化点が150℃である実質的に炭化水素
からなる物質をポリウレタン原料中に混和し、特
定通気度以下にするときは、防水性のシーリング
材となし得ること、(2)ポリオールとして特にポリ
ジエン系ポリオール、ダイマー酸系ポリオール、
ヒマシ油系ポリオールの単独又はそれらの混合物
を使用するときは、防水性を向上し得られること
を究明した。 これにより、後処理によりアスフアルト等の充
填剤を必ずしも含浸させる欠点をなくし得、且つ
優れた防水性のシーリング材を得ることに一応の
成果を見た。 (解決すべき課題) 本発明者等は、更に防水性の良好にして、通気
性を有するポリウレタンフオームによりなるシー
リング材の製造方法について、種々検討した結
果、ポリウレタンフオームを製造する際、使用す
る整泡剤とポリオールの組み合わせが、ポリウレ
タンフオームの防水性(耐漏水性)に多大な影響
を及ぼすことを見出し、本発明を完成したもの
で、本発明の目的は、通気性を有し、しかも、防
水性の優れた軟質乃至半硬質連続気泡性ポリウレ
タンフオームシーリング材の製造方法を提供する
にある。 (課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、ポリオール、ポリイソシアナ
ートを、整泡剤及び発泡剤の存在下で反応させ
て、連続気泡性ポリウレタンフオームシーリング
材を製造する方法において、前記ポリオール成分
として、ポリジエン系ポリオール、ダイマ−酸系
ポリオール、ヒマシ油系ポリオール、及び、炭素
数が3以上のアルキレンオキサイドを90モル%以
上付加重合したポリエ−テルポリオールからなる
群から選ばれた少なくとも一種を、また、前記整
泡剤として、水酸基含有オルガノシリコン化合物
を使用し、且つ、10mm厚さの通気度が20c.c./cm2/
sec以下とすることを特徴とする、軟質又は半硬
質の連続気泡性ポリウレタンフオームシーリング
材の製造方法である。 すなわち、本発明は、ポリウレタンフオームシ
ーリング材の製造方法において、特定のポリオー
ル成分と、整泡剤として、水酸基を含有するシリ
コン化合物とを組合せることによつて、10mm厚さ
の通気度が20c.c./cm2/sec以下の通気性を有しな
がら、良好な防水性を有するポリウレタンフオー
ムシーリング材を製造することができるのであ
る。 本発明について、詳細に説明する。 本発明において、整泡剤として使用する水酸基
含有オルガノシリコン化合物の代表的化合物とし
ては、次の如き化合物が挙げられる。 (但し、Rは二価の有機基を表わす) (但し、Rは二価の有機基を表わす) (但し、R、R′は1〜4個の炭素原子を持つア
ルキル基、nは2〜4の整数を表わす。) (但し、Rは1〜4個の炭素原子を持つアルキル
基、R′は二価の有機基、nは2〜4の整数を表
わす。) 各式中x、y、z、p、q、rは0〜100また
はそれ以上の整数を表わす。具体的代表化合物と
しては次の化合物が挙げられる。 ただし、 p+q+r=30、a+a′+a″=7、b+b′+b″=
13 b+b′+b″=13 本発明の方法において使用するポリオールは、
ポリジエン系ポリオール、ダイマ−酸系ポリオー
ル、ヒマシ油ポリオール、及び、炭素数が3以上
のアルキレンオキサイドを90モル%以上付加重合
したポリエーテルポリオール(以下、これを単に
ポリエーテルポリオールという)である。 ポリエーテルポリオールとしては、炭素数が3
以上のアルキレンオキサイドを90モル%以上付加
重合したもので、この例として、エチレングリコ
ール、グリセリン、トリメチロールプロパン等の
多価アルコール、これらの多価アルコールにプロ
ピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレ
ンオキサイド等のアルキレンオキサイド或いはア
リルオキサイドを付加重合したものが挙げられ
る。但し、これに限定されるものではなく、ま
た、このポリエーテルポリオールは単独又は混合
物として使用でき、又エチレンオキサイドを付加
重合する場合は、この付加量は10モル%未満であ
ることが好ましく、これを越えると防水性が低下
し、好ましくない。 ポリジエン系ポリオールとしては、ブタジエ
ン、イソプレン、クロロプレンなどのジエン化合
物の単独重合物又は共重合物、もしくはこれらの
モノマーとスチレン、アクリロニトリルなどの共
重合可能なビニル化合物とのラジカル的又はアニ
オン的共重合体の水素酸基、ジエン成分含有の固
形ゴムの分解物などが挙げられる。しかしこれに
限定されるものではなく、これらは単独又は混合
物として使用できる。 ダイマー酸とは、二塩基性酸で、二つの一塩基
性脂肪鎖(通常は炭素数18)が、炭素−炭素の共
有結合により、二分し結合して得られる分子量が
2倍の二塩基性酸を云う。その代表的な化合物と
しては、リノール酸、オレイン酸を加熱すること
によつて得られ、その構造式を示すと次のとおり
である。 ダイマー酸の工業的製法では、ダイマー酸のほ
かに、モノマー酸、三塩基性酸及び重合酸が含ま
れる。本発明においては、これらの混合物も使用
して得られる。 ダイマー酸誘導体ポリオールとしては、ダイマ
ー酸と短鎖のジオール、トリオール、又はポリオ
ールとの反応生成物であるがダイマー酸ポリエス
テル;ダイマー酸とポリアルキレングリコール、
ポリアルキレントリオールまたは長鎖のポリオー
ルとの反応生成物;ダイマー酸にその他のポリカ
ルボン酸例えばアジピン酸を混合したものに前記
各種のジオール、トリオール又はポリオールを反
応させた反応生成物;ダイマー酸とアルキレンオ
キサイドとの反応生成物又はそれらの混合物が挙
げられる。しかしこれに限定されるものではな
い。 ひまし油誘導体ポリオールとしては、例えば、
ひまし油ポリエステル;ひまし油とアジピン酸等
の他の酸との混合ポリカルボン酸より得られるポ
リエステル;ひまし油と、エチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、グリセリン等の短鎖ポ
リオール混合物とのポリカルボン酸との反応生成
物;ひまし油とアルキレンオキサイド、例えばプ
ロピレンオキサイド、エチレンオキサイド、ブチ
レンオキサイド等との反応生成物;ひまし油ポリ
エステルのアルキレンオキサイド付加重合物又は
それらの混合物が挙げられる。しかしこれに限定
されるものではない。 これらのダイマー酸系、又はひまし油誘導体系
ポリオールにおいて、ひまし油の数平均分子量は
約600〜10000、好ましくは700〜5000である。ダ
イマー酸と短鎖のジオール、トリオールとの反応
生成物である場合は、数平均分子量が600〜5000、
特に800〜5000であることが好ましい。 又、ダイマー酸又はひまし油とアルキレンオキ
サイドとの反応生成物の場合は、数平均分子量が
1000〜5000であることが好ましい。 そして、これらの平均官能基は1.6〜4.5好まし
くは1.8〜3.0のものである。 上述のポリオール成分は、単独又は混合して使
用しても良く、又他の汎用ポリエーテル又はポリ
エステルを加えても良い。汎用ポリオールのしめ
る割合が全ポリオール100重量部当り80重量部以
下であることが必要である。 汎用ポリオールのポリエステルポリオールとし
ては、アジピン酸、フタル酸、コハク酸などの多
価カルボン酸とエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリメチロ
ールプロパンなどの多価アルコール類から合成さ
れる化合物が挙げられる。 ポリイソシアナート化合物としては、例えば、
トリレンジイソシアナート、ポリメチレンポリエ
チレンポリイソシアナート、ヘキサメチレンジイ
ソシアナート、1,5−ナフタレンジイソシアナ
ート、キシリレンジイソシアナートおよび水添ポ
リメチレンポリフエニレンジイソシアナート等が
挙げられる。これらは単独又は混合物として使用
される。しかし、これに限定されるものではな
い。その中でも特にポリメチレンポリフエニレン
ポリイソシアナートを使用する場合が防水性が向
上する。しかしこれに限定されるものではない。 発泡剤としては、例えば、水;モノ弗化トリ塩
化メタン、ジ塩化メタンなどのハロゲンかアルカ
ン;ブタン、ペンタンなどの低沸点アルカン;分
解窒素ガス等を発生するアゾビスイソブチロニト
リル等が挙げられる。これらは単独又は混合物と
して使用される。しかしこれに限定されるもので
はない。 触媒としては、例えば3級アミン、有機スズ化
合物が挙げられ、この代表的化合物として、トリ
エチレンジアミン、トリエチルアミン、n−メチ
ルモノホリン、n−エチルモルホリン、N,N,
N′,N′−テトラメチルブタンジアミン、オクテ
ン酸第1スズ、ジブチルラウリン酸第2スズが挙
げられる。しかしこれに限定されるものではな
い。 更に、本発明においては、常圧における沸点が
200℃以上、融点或いは軟化点が150℃以下である
実質的に炭化水素よりなる物質等の充填剤、或は
二塩基性カルボン酸エステル等の可塑剤、又は動
植物油を原料に混合してポリウレタンフオームを
製造すると、得られるシーリング材の防水性が一
層向上するので、優れた防水性のシーリング材を
得るためには、これを混和することが好ましい。 充填剤として添加する常圧における沸点が200
℃以上融点或いは軟化点が150℃以下である実質
的に炭化水素よりなる物質としては、例えば、パ
ラフイン、ワツクス類、コールタール、アスフア
ルト、ナフサクラツキング時に副生するC4〜C9
溜分を重合させた石油樹脂と呼ばれるもの、ポリ
ブテン伸展油などの石油系オイル等が挙げられ
る。 これら充填剤の添加により、軟質性の改善、接
触面との密着性の増加、コストダウン等に効果も
ある。 前記のものの外、一般にはポリウレタン発泡体
において使用される架橋剤;カーボンブラツク、
炭酸カルシウム等のフイラー;紫外線吸収剤;酸
化防止剤等を適宜混和使用し得られることはもち
ろんである。 本発明のポリウレタンフオームシーリング材の
製造方法は、前記のような諸原料並びに触媒、発
泡剤等を使用し、10mm厚さの通気度が20c.c./cm2/
sec以下とするように調整する。この通気度の調
整方法としては、触媒の量、種類(例えば、スズ
系触媒を使用し、その使用量を多くすると、通気
度が低くなる。)、撹拌条件(撹拌器の羽根の形
状、回転数で大きく変化する。)、溶存エアーの量
(少ないと、通気度は低く、多いと、高くなる。)、
その他、発泡剤の種類や量、反応温度により変化
するので、これらを調整することによつて、行な
う。 また、本発明のポリウレタンフオームシーリン
グ材の製造方法は、従来の連続気泡性のポリウレ
タンフオームの製造方法を適用することができ
る。その製造方法は、従来知られている(1)プレポ
リマー法、(2)ワンシヨット法、(3)部分プレポリマ
ー法等の何れの方法によつても製造し得られる。 ポリウレタンフオームの耐漏水性は、前記のご
とく、ポリウレタン原料の種類、防水性の添加の
有無及び整泡剤の種類によつて影響されるが、そ
の通気度の程度によつても影響される。ポリウレ
タンフオームシーリング材の10mm厚さにおける通
気度(以下通気度という)と漏水しはじめるのに
要する時間との関係を示すと第1図のとおりであ
る。第1図より、明らかなように、20c.c./cm2/
secのところで急変して漏水しはじめるのに要す
る時間が、急に長くなる。 ポリウレタンフオームの防水性は水との接触角
を測定することによつて分かり、その接触角が少
なくとも75度以上、好ましくは、約90度以上ある
ことが好ましい。 本発明の方法によつて得られるシーリング材
は、使用に当つては、圧縮率が20%以上とするこ
とが好ましい。その理由は、特に発泡体において
は圧縮面における圧縮表面の状態が大きく影響さ
れ均一圧縮されることが困難であるからである。
20%圧縮すると圧縮面の状態の影響による漏水が
防止し得られる。 (作用) 従来よりポリウレタンフオームの製造に際し、
オルガノシリコン化合物が、整泡剤として有効で
あることは知られている。そして、整泡剤として
好適なオルガノシリコン化合物は、例えば、ポリ
ジメチルシロキサン−ポリアルキレングリコール
ブロツク、共重合体のポリアルキレングリコール
の末端をアセチル基、メトキシ基、エトキシ基、
ブトキシ基などでキヤツプした化合物などであ
る。 ところが、前記のような基で末端をキヤツプし
たオルガノシリコン化合物を使用するときは、得
られるポリウレタンフオームは、整泡効果が良い
ため、良好なクツシヨンフオーム体が得られる
が、ポリマーの疎水性度を表わす水との接触角が
低下し、自ら水を吸い上げる程、親水性となり、
低水圧下においても、全く漏水を防止し得ないこ
とが判明した。 これに対し、水酸基を含有するオルガノシリコ
ン化合物を整泡剤として使用するときは、得られ
るポリウレタンフオームは、撥水性となり、一定
水圧下で漏水を防止し得られることが分かつた。 その一例として、ポリオール成分として、グリ
セリンにプロピレンオキサイドを付加した分子量
3000のポリエーテルポリオールを使用し、整泡剤
として、水酸基を有するオルガノシリコン化合物
を使用した場合と、アセチル基含有オルガノシリ
コン化合物を使用した場合、得られたポリウレタ
ンフオームの防水性を示すと次のとおりである。 整泡剤 接触角(度) 防水性 水酸基含有シリコン 89.9 良 アセチル基含有整泡剤 61.7 不可 但し、水酸基含有シリコン整泡剤は次の通り: このような差異を生ずる理由については明白で
はないが、次のように下記のように考えられる。 ポリウレタンフオームはウレタン結合、エステ
ル結合、尿素結合されたものであり、それ自身極
性が高いため親水性である。例えば、トリレンジ
イソシアナートとエチルアルコールとのポリウレ
タンは水溶性であり、ポリエーテルポリオール例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、エーテルも
親水性である。 ポリウレタンフオームの製造に際し、末端をア
セチル基、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基
などでキヤツプしたオルガノシリコン化合物を使
用するときは、整泡時に有している界面活性効果
がフオーム製造後も同時にそのまま界面作用を有
するため水との親和性が大きく、これらの化合物
を加えないで製造したフオームよりも更に親水性
が増大する。 これに対し、水酸基を有するオルガノシリコン
化合物及び前記一般式で示されるオルガノシリコ
ン化合物を使用するときは、フオーム製造時にポ
リイソシアナートと反応してポリウレタンポリマ
ー鎖中に共重合するために疎水性を向上させるも
のと考えられる。 しかしながら、シリコン化合物中の水酸基また
はアセチル基等の量は、使用するポリオール原料
中の水酸基数に比べると、極めて少なく、添加量
が、ポリオール100重量部当り1重量部程度であ
ることを考えると、整泡剤によつて親水性が増大
したり、疎水性が向上したりする理由は、充分に
は説明できなが、本発明においては、特定のポリ
オール成分と整泡剤とを組合せることによつて、
上述の作用を呈するものである。 (効果) 以上述べたように、本発明に係る製造方法によ
つて得られたシーリング材は、通気性を有しなが
ら、良好な防水性を有するため、高圧縮して使用
しても目地よりはみ出ることが少ない。例えば、
通気度0.1c.c./cm2/secの低通気性のシーリング材
を90%圧縮すると、はみ出しは、材料巾の約20%
以上となる。これに対し、本発明に係るシーリン
グ材(例えば約20c.c./cm2/sec)では、はみ出し
は2〜6%程度である。このことは外観を重視す
る用途に対し長所である。 更に、従来の汎用のポリウレタンフオームはい
くら圧縮しても、又通気度を0に近づけても、或
は、水圧を小さくしても、漏水を防止し得なかつ
たが、本発明の方法によつて得られるシーリング
材は通気性を有しながら漏水を防止し得られるの
で、自動車のフエンダーシーラー、フロントピラ
ーシーラー、ペンチレーターシーラー等のシーリ
ング材、船舶、冷蔵庫等のシーリング材として有
効に使用し得られる。 (実施例) 次に、実施例をもつて、更に本発明を具体的に
説明する。 なお、本発明において、通気度とは、織布通気
度試験のフランジール型法によるもので、JIS−
L−1004に準じてフオームの厚さを10mmとして測
定したものである。装置は東洋精機社製の通気性
試験機No.869を使用した。 前記の接触角とは、厚さ約10mmのフオームをア
ルミニウム箔にはさみ、温度180〜200℃、圧力40
〜50Kg/cm2でプレスしてフイルム状となしたもの
を接触角計としては共和接触角計CA−A型(協
和科学社製)を使用した。 防水性についての試験は、第2図及び第3図に
示す外径縦横共に98mm、内径縦横共に68mm厚さ10
mmの角形状の試料1を2枚のアクリル板2,3に
はさみ、中央部に設けた注水管5から水を注水
し、水圧(水柱の高さ)を変化させ、また2枚の
アクリル板2,3間で試料1をはさむとき、スペ
ーサー4の厚さを変え圧縮率を変化させて、水を
注入してから、何分後に漏水しはじめたかを計つ
たものである。実験時間は原則として60分とし、
場合によつてはそれ以上とした。 実施例 1(部は重量部を示す。以下同じ) グリセリンにプロピレンオキサイドを付加重合
した分子量3000のポリエーテルポリオール100部、
水2.5部、トリエチレンジアミン(Dabco−
33LV)0.4部、スタナスオクテート0.25部、トリ
レンジイソシアナート(T−80)33.5部、整泡剤
として下記のオルガノシリコン化合物1部を急速
に混合しポリウレタンフオームを製造した。 (式1) (CH3)3SiO[Si(CH3)2O]150[Si(CH3)O]15Si(
CH3)3C3H6O(C2H6O)20(C2H4O)5H 得られたフオームの比重は0.0348、通気度は
2.1c.c./cm2/secであつた。このフオームの防水性
は第1表に示す。 比較例 1 整泡剤として末端にアセチル基を有するポリシ
ロキサン−オキシアルキレン共重合体SHI90(東
レシリコン社製)を1部使用し、他は実施例1と
同様な方法でフオームを製造した。フオームの比
重は0.1356、通気度は2.4c.c./cm2/secであつた。
このフオームの防水性は第1表に示す。
【表】
第1表の結果から明らかなごとく、本発明の方
法で得られたフオームの防水性が顕著に優れてい
る。 実施例 2〜3 ダイマー酸と短鎖のジオールより得られたダイ
マー酸系ポリエステルポリオール(水酸基価60、
酸価1.2)100部、水2.0部、トリエチレンジアミ
ン(Dabco−33LV)適量、スタナスオクテート
適量、トリレンジイソシアナート(T−80)29.0
部、整泡剤として下記式3のもの1部を使用して
フオームを製造した。 (式3) (CH3)3SiO[(CH3)2SiO]n[(CH3)SiO]oSi(CH3
)3C3H6O(C3H6O)a(C2H4O)bR 比較例 2〜5 整泡剤を下記表2に示すものを使用し、他は実
施例2〜3と同様にしてフオームを製造した。
法で得られたフオームの防水性が顕著に優れてい
る。 実施例 2〜3 ダイマー酸と短鎖のジオールより得られたダイ
マー酸系ポリエステルポリオール(水酸基価60、
酸価1.2)100部、水2.0部、トリエチレンジアミ
ン(Dabco−33LV)適量、スタナスオクテート
適量、トリレンジイソシアナート(T−80)29.0
部、整泡剤として下記式3のもの1部を使用して
フオームを製造した。 (式3) (CH3)3SiO[(CH3)2SiO]n[(CH3)SiO]oSi(CH3
)3C3H6O(C3H6O)a(C2H4O)bR 比較例 2〜5 整泡剤を下記表2に示すものを使用し、他は実
施例2〜3と同様にしてフオームを製造した。
【表】
これらのフオームの比重及び防水性を示すと次
のとおりであつた。
のとおりであつた。
【表】
第3表の結果から明らかなごとく、通気性(比
重)が同程度であつても、本発明の方法でえられ
たフオームの防水性はその他のフオームに比較し
て防水性が顕著に高くなる。 実施例 4 末端に水酸基を有する水酸基含有量が
0.88meg/gの1.4結合を主結合とするポリブタジ
エンホモポリマー(アルコケミカル社製、poly
BDR−45HT)100部、水2.0部、トリエチレンジ
アミン(Dabco−33LV)0.5部、スタナスオクテ
ート2.0部、トリレンジイソシアネート(T−80)
27.5部、整泡剤として実施例1で使用した式1で
示した水酸基含有オルガノシリコン化合物1部よ
りフオームを製造した。比重は0.0403、通気度は
1.7c.c./cm2/secであつた。 比較例 6 整泡剤としてSHI90(比較例5に示す東レシリ
コン社製)を使用した以外は実施例2と同様にし
てフオームを製造した。比重は0.041、通気度2.3
c.c./cm2/secである。 実施例4及び比較例6で製造したフオームを圧
縮率、水圧を変え防水性を試験した結果は次の第
4表のとおりであつた。
重)が同程度であつても、本発明の方法でえられ
たフオームの防水性はその他のフオームに比較し
て防水性が顕著に高くなる。 実施例 4 末端に水酸基を有する水酸基含有量が
0.88meg/gの1.4結合を主結合とするポリブタジ
エンホモポリマー(アルコケミカル社製、poly
BDR−45HT)100部、水2.0部、トリエチレンジ
アミン(Dabco−33LV)0.5部、スタナスオクテ
ート2.0部、トリレンジイソシアネート(T−80)
27.5部、整泡剤として実施例1で使用した式1で
示した水酸基含有オルガノシリコン化合物1部よ
りフオームを製造した。比重は0.0403、通気度は
1.7c.c./cm2/secであつた。 比較例 6 整泡剤としてSHI90(比較例5に示す東レシリ
コン社製)を使用した以外は実施例2と同様にし
てフオームを製造した。比重は0.041、通気度2.3
c.c./cm2/secである。 実施例4及び比較例6で製造したフオームを圧
縮率、水圧を変え防水性を試験した結果は次の第
4表のとおりであつた。
【表】
【表】
第4表の結果から明らかなごとく、本発明の方
法で製造されたフオームは圧縮率、水圧を変えて
も優れた防水性を示すが、比較例のものは圧縮率
を殆ど関係なく水圧が高くなると急激に漏水して
しまう。 実施例 5 実施例2の配合処法に対して更に石油樹脂(主
溜分C8、C9)15部、ストレートアスフアルト
(80タイプ)15部を加え、触媒量を適正レベルに
変化させてフオームを得た。得られたフオームの
物性は比重0.060、通気度1.2c.c./cm2/sec(厚さ10
mm)本フオームを50%圧縮し、水圧10cmにて漏水
試験を行なつたところ24時間であつても全く漏水
はみられなかつた。 実施例 6 実施例4に使用したポリブタジエンホモポリマ
ー100部、水3.0部、ポリメチレンポリフエニレン
ポリイソシアネート(三井日曹ウレタン社製
MDI−CR)58部、トリエチレンジアミン
(Dabco−33VL)0.2部、スタナスオクテート1.0
部、整泡剤として実施例2、3の式3でa/b=
20/80分子量1500、m=100、n=15を1.0部使用
した。得られたフオームは比重0.0405、通気度
0.5c.c./cm2/sec(厚さ10mm)であり、50%圧縮に
て水圧10cmでは漏水はみられなかつた。 実施例 7 実施例6の配合処方に対しストレートアスフア
ルト(針入度80/100)250部を加えてフオームを
得た。このものは比重0.114、通気度0.8c.c./cm2/
sec(厚さ10mm)であり、50%圧縮にて水圧14cmで
の漏水テストでは漏水はみられなかつた。 実施例 8 精製ヒマシ油(水酸基価164)100部、水2.0部、
N−エチルモロフオリン0.5部、トリレンジイソ
シアナート(T−80)45部、整泡剤として実施例
1のもの1部よりウレタンフオームを製造した。
フオームが硬化後、クラツシングして通気度12.3
c.c./cm2/sec、密度0.043g/cm3のフオームを得
た。75%圧縮時の防水性は、水圧4cmで24時間漏
水しなかつた。
法で製造されたフオームは圧縮率、水圧を変えて
も優れた防水性を示すが、比較例のものは圧縮率
を殆ど関係なく水圧が高くなると急激に漏水して
しまう。 実施例 5 実施例2の配合処法に対して更に石油樹脂(主
溜分C8、C9)15部、ストレートアスフアルト
(80タイプ)15部を加え、触媒量を適正レベルに
変化させてフオームを得た。得られたフオームの
物性は比重0.060、通気度1.2c.c./cm2/sec(厚さ10
mm)本フオームを50%圧縮し、水圧10cmにて漏水
試験を行なつたところ24時間であつても全く漏水
はみられなかつた。 実施例 6 実施例4に使用したポリブタジエンホモポリマ
ー100部、水3.0部、ポリメチレンポリフエニレン
ポリイソシアネート(三井日曹ウレタン社製
MDI−CR)58部、トリエチレンジアミン
(Dabco−33VL)0.2部、スタナスオクテート1.0
部、整泡剤として実施例2、3の式3でa/b=
20/80分子量1500、m=100、n=15を1.0部使用
した。得られたフオームは比重0.0405、通気度
0.5c.c./cm2/sec(厚さ10mm)であり、50%圧縮に
て水圧10cmでは漏水はみられなかつた。 実施例 7 実施例6の配合処方に対しストレートアスフア
ルト(針入度80/100)250部を加えてフオームを
得た。このものは比重0.114、通気度0.8c.c./cm2/
sec(厚さ10mm)であり、50%圧縮にて水圧14cmで
の漏水テストでは漏水はみられなかつた。 実施例 8 精製ヒマシ油(水酸基価164)100部、水2.0部、
N−エチルモロフオリン0.5部、トリレンジイソ
シアナート(T−80)45部、整泡剤として実施例
1のもの1部よりウレタンフオームを製造した。
フオームが硬化後、クラツシングして通気度12.3
c.c./cm2/sec、密度0.043g/cm3のフオームを得
た。75%圧縮時の防水性は、水圧4cmで24時間漏
水しなかつた。
第1図は、防水性と通気性の関係図、第2図及
び第3図は漏水試験に使用する試験片並びに試験
方法を示すもので、第2図は試験片の平面図、第
3図は試験方法を示す斜視図である。 1……試験片、2,3……アクリル樹脂板、4
……スペーサ、5……注水管。
び第3図は漏水試験に使用する試験片並びに試験
方法を示すもので、第2図は試験片の平面図、第
3図は試験方法を示す斜視図である。 1……試験片、2,3……アクリル樹脂板、4
……スペーサ、5……注水管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリオール、ポリイソシアナートを、整泡剤
及び発泡剤の存在下で反応させて、連続気泡性ポ
リウレタンフオームシーリング材を製造する方法
において、前記ポリオール成分として、ポリジエ
ン系ポリオール、ダイマ−酸系ポリオール、ヒマ
シ油系ポリオール及び炭素数が3以上のアルキレ
ンオキサイドを90モル%以上付加重合したポリエ
−テルポリオールからなる群から選ばれた少なく
とも一種を、また、前記整泡剤として、水酸基含
有オルガノシリコン化合物を、それぞれ使用し、
且つ、10mm厚さの通気度が20c.c./cm2/sec以下と
することを特徴とする、軟質又は半硬質の連続気
泡性ポリウレタンフオームシーリング材の製造方
法。 2 常圧における沸点が200℃以上、融点或いは
軟化点が150℃以下である実質的に炭化水素より
なる物質、二塩基性カルボン酸エステル等の可塑
剤又は動植物油を原料に混合して使用する、特許
請求の範囲第1項記載の軟質又は半硬質の連続気
泡性ポリウレタンフオームシーリング材の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1036179A JPS55104330A (en) | 1979-02-02 | 1979-02-02 | Production of polyurethane foam sealing material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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1979
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