JPH0255547B2 - - Google Patents
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- JPH0255547B2 JPH0255547B2 JP60191375A JP19137585A JPH0255547B2 JP H0255547 B2 JPH0255547 B2 JP H0255547B2 JP 60191375 A JP60191375 A JP 60191375A JP 19137585 A JP19137585 A JP 19137585A JP H0255547 B2 JPH0255547 B2 JP H0255547B2
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- D06M15/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M15/19—Treating fibres, threads, yarns, fabrics, or fibrous goods made from such materials, with macromolecular compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with synthetic macromolecular compounds
- D06M15/21—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D06M15/244—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds of halogenated hydrocarbons
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- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
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- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は紡績に供する防炎性合成繊維に関し、
更に詳しくは、ハロゲン化シクロアルカン化合物
と特定のホスフエート化合物とを主成分とする防
炎処理剤で処理した紡績に供する防炎性合成繊維
に関する。 (従来の技術) 従来から、合成繊維に防炎剤を付与して、防炎
性合成繊維とすることが種々提案されている。な
かでも、環構成炭素原子7〜12個と、この環構成
炭素原子に結合している臭素原子4〜6個とをも
つ臭素化されているシクロアルカンと、リグニン
スルホン酸塩などの分散剤と、場合により保護コ
ロイド、水を含む防炎加工剤で処理して得た防炎
性合成繊維は、優れた防炎性を有していることが
知られている(特公昭53−8840号公報)。 また、防炎効果を更に高め、染色堅牢度の低
下、高温処理時の変色、金属の腐蝕などを防止す
るために、臭素化シクロアルカン類などの多臭素
化有機化合物を、分散剤を使用することなく水中
に分散させた防炎加工剤も知られている(特公昭
59−36032号公報)。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、かかるハロゲン化シクロアルカ
ン化合物(以下、HCAという)は、ハロゲン化
合物であるため、合成繊維製造工程のHCA付与
装置や、HCAが付与された繊維を後加工装置、
例えば熱処理機、カツター、梱包機、紡績機械等
の金属を腐蝕してしまうという重大な欠点を有し
ている。更にHCAの水分散体は合成繊維製造工
程において、捲縮処理を施す前に付与すると、繊
維―金属間の摩擦係数を高める作用を有するた
め、捲縮付与装置、例えば押込クリンパーにおけ
る通過性が極めて悪くなるという欠点がある。こ
のように摩擦係数を高める作用は合成繊維を紡績
糸とする紡績工程においてもカード通過性不良、
コイラーチユーブ詰り発生等のトラブルの原因と
なる。更には、HCA水分散浴での発泡が著しく、
作業性が悪化し、また紡績工程で白粉が多量に発
生するという問題もある。 本発明の目的は、かかる従来技術の問題点を解
消し、合成繊維製造工程での作業性、加工性が改
良され、紡績性も向上し、更には防錆性を有する
と共に、風合、防炎性に優れた防炎性合成繊維を
提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明はHCA〔A〕と一般式 〔ここで、Rは平均炭素数6〜30のアルキル
基、M、M′はそれぞれ水素又はアルカリ金属で
あつて、同一であつても異なつたものでもよく、
nは0〜30の整数である。〕 で表されたホスフエート化合物〔B〕とを含有す
ることを特徴とする防炎性合成繊維である。 本発明の合成繊維としては、ポリエステル繊
維、ポリアミド繊維、ポリアクリロニトリル繊
維、ポリオレフイン繊維、ポリ塩化ビニル繊維等
従来公知の合成繊維を挙げることができるが、特
に、ポリエステル繊維の場合に、防炎耐久性、風
合等の点で好ましい結果が得られる。繊維の形状
は長繊維、短繊維のいずれでもよいが、特に短繊
維の場合の効果が顕著である。また、繊維の横断
面形状は、丸中実に限らず、丸中空、異型中実、
異型中空等任意の形状とすることができる。 本発明の合成繊維が含有するHCA〔A〕の例と
しては、1,2,3,4,5,6―ヘキサブロモ
シクロヘプタン、1,2,3,4―テトラブロモ
シクロオクタン、1,2,4,6―テトラブロモ
シクロオクタン、1,2,5,6,9,10―ヘキ
サブロモシクロドデカンなどを挙げることができ
る。特に、ポリエステル繊維の場合には、1,
2,5,6,9,10―ヘキサブロモシクロドデカ
ンを用いるのが、防炎剤の付着堅牢性、防炎性、
風合等の点で望ましい。 HCAは水不溶性の固体であるため、パークレ
ン、トルエン等の溶剤に溶解するか、又は水分散
体として使用する。HCAの水分散体を作成する
に際しては、HCAを平均粒子径1ミクロンより
小さく微粒子化したのち、水と保護コロイドとを
混合しボールミルなどで数時間撹拌混合すること
により分散安定性の良好な水分散体を得ることが
できる。なお、HCAの粒子は水分散体の分散安
定性、防炎剤の繊維への付着効率および付着堅牢
度の点から1ミクロン未満の微粒子であることが
望ましい。 保護コロイドの例としては例えば、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセ
ルロース、ゼラチン、酸カゼイン、でんぷんの
り、アクリル酸系モノマーのポリマー例えばポリ
アクリル酸、アクリル酸エチルまたはメタクリル
酸メチルのコポリマーである。とりわけポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、お
よび特にカルボキシメチルセルロースにより良好
な結果が得られる。 また保護コロイドの使用量は、防炎性、風合、
紡績性などの点で、できるだけ少ない方が良好で
あり、HCAに対し1%以下が望ましい。 また、本発明の合成繊維を含有するホスフエー
ト化合物〔B〕は、一般式 で表される。 ここで、Rは平均炭素数6〜30のアルキル基で
側鎖を含んでいてもよく、また、M、M′はそれ
ぞれ水素又はアルカリ金属であつて、同一であつ
ても異なつたものでもよく、nは0〜30の整数で
ある。Rの平均炭素数が6よりも小さい場合は耐
熱性が悪くなり、また熱セツト後の繊維―繊維間
摩擦が高くなり過ぎるので不適当である。一方、
平均炭素数が30を越えると、処理浴での発泡を抑
制することができず、発泡による作業性の悪化が
生ずる。特にRの平均炭素数は、8〜20の範囲内
にあることが好ましい。また、エチレンオキサイ
ドの付加モル数nが30を越えると、耐熱性が悪く
なり、また熱セツト後の繊維―繊維間摩擦が高く
なり過ぎるので不適当である。エチレンオキサイ
ドを付加しない場合、即ちn=0の場合でも本発
明の効果を奏することが可能であるが、エチレン
オキサイドを付加した方が液安定性良好で、運転
中の処理浴の発泡も少なくなり、好適である。エ
チレンオキサイドの付加モル数は、特に1〜20の
範囲内にあることが望ましい。 かかるホスフエート化合物〔B〕は、アルキル
基の平均炭素数が6〜30の高級アルキルアルコー
ル、又は、30モル以下のエチレンオキサイドを付
加すると共に、アルキル基の平均炭素数が6〜30
であるアルキルエーテルと無水燐酸とを反応させ
ることによつて得ることができる。この場合、燐
酸化度(アルコール1モルに結合する燐原子のグ
ラム原子数)が0.2〜2.0の酸性燐酸エステルとな
し、それを無機アルカリ水酸化物で中和して、酸
価が0〜70、好ましくは0〜50の燐酸エステル又
はその塩としたものが好適に用いられる。アルキ
ル基の平均炭素数が6〜30の高級アルキルアルコ
ールとしては、例えばオクチルアルコール、デシ
ルアルコール、ドデシルアルコール、テトラデシ
ルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクタ
デシルアルコール、ドコサアルコール等がある
が、これらを単独で用いても、またブレンドして
用いてもよい。あるいはまた、直鎖および/また
は側鎖を有するアルコールでもよく、更に、飽和
および/または不飽和アルコールでもよい。エチ
レンオキサイド付加アルキルエーテルの例を挙げ
ると、POE(2モル)オクチルエーテル、POE
(7モル)オクチルエーテル、POE(2モル)ノ
ニル(またはイソノニル)エーテル、POE(7モ
ル)ノニル(またはイソノニル)エーテル、
POE(10モル)ノニル(またはイソノニル)エー
テル、POE(7モル)ドデシルエーテル、POE
(12モル)ドデシルエーテル、POE(5モル)ヘ
キサデシルエーテル、POE(10モル)ヘキサデシ
ルエーテル等がある。 ホスフエート化合物〔B〕の酸価が大きくなり
過ぎると、制電性、耐熱性が低下する傾向が認め
られる。また、燐酸化度が大きくなり過ぎると、
無機燐酸塩が多くなる結果、繊維―繊維間摩擦が
高くなつてくる。一方、燐酸化度が低くなり過ぎ
ると未反応のアルコール、エチレンオキサイド付
加アルキルエーテルが反応物中に多く残存するよ
うになる。 又、中和に用いるアルカリ水酸化物としてはリ
チウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属
の水酸化物があるが、制電性の点から、水酸化カ
リウムが特に好ましい。 本発明の防炎性合成繊維は、HCA〔A〕とホス
フエート化合物〔B〕を、両方で繊維重量に対し
て0.5〜7.0重量%、特に1.5〜4.0重量%含有して
いることが好ましい。含有量が少な過ぎると防炎
性が不足し多過ぎると白粉が発生して、紡績性を
低下させる傾向が認められる。また、HCA〔A〕
とホスフエート化合物〔B〕の含有量比は、70〜
98:30〜2であることが望ましい。ホスフエート
化合物〔B〕の割合が少な過ぎると防錆効果が低
下し、押込クリンパーの通過性、紡績性が悪くな
る傾向があり、逆に多過ぎると、処理浴の発泡が
著しくなり、ホスフエート化合物〔B〕自体は
HCA〔A〕の分散剤として作用しないので、
HCA分散液との相溶性が悪くなる恐れが生じて
くる。 本発明の防炎性合成繊維は、紡績性のうえか
ら、捲縮繊維であることが望ましく、その捲縮性
能は、捲縮数10〜18個/25mm、特に12〜15個/25
mm、捲縮率8〜38%、特に10〜20%であることが
好ましい。捲縮形態は平面捲縮のみでなく、複合
紡糸や非対称冷却紡糸等によつて得られる立体捲
縮であつてもよい。 本発明の防炎性合成繊維を得るには、前記
HCA〔A〕とホスフエート化合物〔B〕を含む処
理液を、合成繊維製造工程において捲縮処理を施
す前に合成繊維に付与すればよい。この処理液を
合成繊維に付与する時期は、捲縮処理を施す前で
あれば、溶融紡糸直後の未延伸の段階または延伸
後の段階いずれでも良いが、好ましくは未延伸状
態にある時に付与する方がHCAが繊維内部迄十
分に浸透するため、紡績、染色、製織工程で脱落
することがなく有利である。 合成繊維にHCA処理液を付与せしめる方法は、
従来公知のいかなる方法を用いてもよいが、例え
ばデイツプ法、パツデング法、スプレー法、溶融
紡糸における紡糸用油剤付与に用いられるオイル
ローラー方式などを用いることができる。 なお本発明の目的を損なわない範囲でベンゾト
リアゾール系などの紫外線吸収剤などを併用して
もよい。またHCA以外に紡績性、風合等を阻害
しない程度に他種の防炎剤を併用することも可能
である。また、処理浴が発泡し易い場合には、防
炎性を損なわない範囲で微量の消泡剤を併用する
こともできる。更に、必要ならば、HCA処理液
を合成繊維に付与せしめ、乾燥、熱固着させた後
で、スプレー法、パツデイング法などによつて紡
績性を向上させるための他の油剤を付与せしめる
こともできる。 合成繊維表面にHCA〔A〕とホスフエート化合
物〔B〕を含む処理液を付与した後、130℃以上、
好ましくは155℃以上で30秒以上、好ましくは10
分以上熱処理して、HCA〔A〕を繊維内部へ浸透
させる。この熱処理は、捲縮を付与した後で行う
捲縮固定のための熱処理と兼用させることができ
る。 (実施例) 以下実施例により本発明を具体的に説明する。 なお、処理剤の付着率、防炎性、HCAの付着
堅牢度、紡績性、風合、処理液安定性、運転中の
発泡、押込クリンパー通過性、防錆性、捲縮性能
は、以下の方法により評価した。 (1) 処理剤の付着率 処理剤の付着率=(処理剤/繊維)×100
(重量%) (2) 防炎性 消防法の防炎試験法における水洗濯を5回繰返
した後(水の硬度は塩化カルシウムで75ppmに調
整)、JISL1091D法により接炎回数(5個のサン
プルの平均値)を求めた。接炎回数が多い程、防
炎性は良好であり、実用上許容できる接炎回数は
2回以上であり、特に好ましくは、3回以上であ
る。 (3) HCAの付着堅牢度 ドライクリーニング処理の際の付着堅牢=ドライクリー
ニング後のHCA付着量/原綿のHCA付着量×100(%) 上記の値について、50%以上を良(〇印)、50
%未満を不良(×印)とした。 (4) 紡績性 原綿10Kgをカードにかけカードコイラーチユー
ブ詰りの有無により紡績性を評価した。 詰り無しを良好(〇印)、詰りによりコイリン
グが不能となつた場合を不良(×印)、両者の中
間でぎりぎり紡績可能な場合をほぼ良好(△印)
とした。 (5) 風合 触感判定により良(〇印)、不良(×印)を判
断した。 (6) 処理液安定性 液を1のビーカーに入れ、15分間静置したと
きに層分離を生じない場合を良(〇印)、完全に
生じる場合を不良(×印)、わずかに層分離の傾
向を示すものを普通(△印)と判断した。 (7) 運転中の発泡 循環タンク、浸漬処理浴等において発泡がひど
い場合を不良(×印)、問題ない場合を良(〇
印)、両者の中間を普通(△印)とした。 (8) 押込クリンパー通過性 押込クリンパーががたついて正常に運転できな
い場合を不良(×印)、ほぼ問題なく運転可能な
場合を良(〇印)、両者の中間を普通(△印)と
した。 (9) 防錆性 処理剤を適当量試験管に入れ、その中に鉄の釘
を浸して1昼夜放置したときに釘の表面に錆が発
生する場合を不良(×印)、発生しない場合を良
(〇印)、両者の中間を普通(△印)とした。 (10) 捲縮性能 防炎性合成繊維の捲縮数、捲縮率はJIS―L―
1015の方法により測定した。 実施例 1〜8 平均粒子数0.5μの1,2,5,6,9,10―ヘ
キサブロモシクロドデカン(以下HBCDという)
45部、保護コロイドとして平均分子量400000のカ
ルボキシメチルセルロース0.5部及び水54.5部を
ボールミル中で5時間粉砕混合して製造した
HBCDの水分散体(有効分45wt%、粘度:4500
センチポイズ、、回転B型粘度計で測定)44部に、
第1表に示すような各種ホスフエート化合物の水
溶液を加えて、全体で100部となるようにした各
種処理浴を作成した。 一方、45万デニールのポリエチレンテレフタレ
ートトウを90℃の温水浴中で3.5倍に延伸して単
糸織度が2デニールの延伸トウとし、この延伸ト
ウを上記各種処理浴中に浸漬通過させた後、押込
クリンパーで第1表に示す処理剤付着率となるよ
うに処理液を絞ると共に、捲縮数12個/25mm、捲
縮率12%となるように捲縮を付与し、次いで連続
乾燥機にて170℃で15分間地緩熱処理後、カツタ
ーで51mmに切断して原綿を作成した。 得られた原綿を紡績し、30/2の紡績糸を作成
し、パツケージ染色機を用い下記染色条件にて糸
染を実施した。得られた2種類の染色糸を用いジ
ヤガード織機にて目付400g/m2のジヤガード織
物を作成し、非イオン活性剤(スコアロール400
#)0.5g/の浴で温度80℃、処理時間10分間、
浴比1:20の条件で精練後、防炎性、HBCDの
付着堅牢度、紡績性及び風合、について評価し
た。また、各種処理浴の処理液安定性、防錆性、
運転中の発泡、押込クリンパー通過性についても
評価した。得られた結果は第2表に示す通りであ
つた。 染色条件 (イ) 染料組成:Resolin Blue FBL 0.5%owf Disper VG 0.2g/ 酢 酸 0.2g/ 処理条件:浴 比 1:20 温 度 130℃ 時 間 30分 (ロ) 染料組成:ダイアニツクスRed BN―SE
0.5%owf Disper VG 0.2g/ 酢 酸 0.2g/ 処理条件:(イ)と同じ 比較例 1〜4 実施例1において、ホスフエート化合物〔B〕
を使用しない以外は実施例1と全く同様に処理を
行つた(比較例1)。 更に、実施例1において、防炎剤として
HBCDを使用する代わりに、比較例2とてアン
チブレーズ19(モービル・ケミカル社製・環状リ
ン酸エステル、有効分100%)、比較例3としてト
リス2.3ジクロルブロピルホスフエートの乳化体
(有効分45%)、比較例4としてテトラブロムビス
フエノールAの乳化体(有効分45%)を加えた以
外は比較例1と全く同様に処理した。結果をあわ
せて第2表に示す。第2表からも明らかなよう
に、HCA〔A〕とホスフエート化合物〔B〕とを
含有する本発明の合成繊維(実施例1〜8)は防
炎性、HBCDの付着堅牢度、紡績性、風合が良
好で、処理液安定性、防錆性に優れ、運転中の処
理浴の発泡が少なく、押込クリンパー通過性も良
好であつた。これに対して、ホスフエート化合物
〔B〕を含有しない場合(比較例1)は、紡績性、
防錆性、押込クリンパー通過性が低下する。ま
た、防炎剤として、HBCDの代わりに、従来使
用されている他の防炎剤を使用すると(比較例2
〜4)防炎性が劣るばかりでなく、防炎剤の付着
堅牢度、紡績性、風合も悪くなる。
更に詳しくは、ハロゲン化シクロアルカン化合物
と特定のホスフエート化合物とを主成分とする防
炎処理剤で処理した紡績に供する防炎性合成繊維
に関する。 (従来の技術) 従来から、合成繊維に防炎剤を付与して、防炎
性合成繊維とすることが種々提案されている。な
かでも、環構成炭素原子7〜12個と、この環構成
炭素原子に結合している臭素原子4〜6個とをも
つ臭素化されているシクロアルカンと、リグニン
スルホン酸塩などの分散剤と、場合により保護コ
ロイド、水を含む防炎加工剤で処理して得た防炎
性合成繊維は、優れた防炎性を有していることが
知られている(特公昭53−8840号公報)。 また、防炎効果を更に高め、染色堅牢度の低
下、高温処理時の変色、金属の腐蝕などを防止す
るために、臭素化シクロアルカン類などの多臭素
化有機化合物を、分散剤を使用することなく水中
に分散させた防炎加工剤も知られている(特公昭
59−36032号公報)。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、かかるハロゲン化シクロアルカ
ン化合物(以下、HCAという)は、ハロゲン化
合物であるため、合成繊維製造工程のHCA付与
装置や、HCAが付与された繊維を後加工装置、
例えば熱処理機、カツター、梱包機、紡績機械等
の金属を腐蝕してしまうという重大な欠点を有し
ている。更にHCAの水分散体は合成繊維製造工
程において、捲縮処理を施す前に付与すると、繊
維―金属間の摩擦係数を高める作用を有するた
め、捲縮付与装置、例えば押込クリンパーにおけ
る通過性が極めて悪くなるという欠点がある。こ
のように摩擦係数を高める作用は合成繊維を紡績
糸とする紡績工程においてもカード通過性不良、
コイラーチユーブ詰り発生等のトラブルの原因と
なる。更には、HCA水分散浴での発泡が著しく、
作業性が悪化し、また紡績工程で白粉が多量に発
生するという問題もある。 本発明の目的は、かかる従来技術の問題点を解
消し、合成繊維製造工程での作業性、加工性が改
良され、紡績性も向上し、更には防錆性を有する
と共に、風合、防炎性に優れた防炎性合成繊維を
提供するにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明はHCA〔A〕と一般式 〔ここで、Rは平均炭素数6〜30のアルキル
基、M、M′はそれぞれ水素又はアルカリ金属で
あつて、同一であつても異なつたものでもよく、
nは0〜30の整数である。〕 で表されたホスフエート化合物〔B〕とを含有す
ることを特徴とする防炎性合成繊維である。 本発明の合成繊維としては、ポリエステル繊
維、ポリアミド繊維、ポリアクリロニトリル繊
維、ポリオレフイン繊維、ポリ塩化ビニル繊維等
従来公知の合成繊維を挙げることができるが、特
に、ポリエステル繊維の場合に、防炎耐久性、風
合等の点で好ましい結果が得られる。繊維の形状
は長繊維、短繊維のいずれでもよいが、特に短繊
維の場合の効果が顕著である。また、繊維の横断
面形状は、丸中実に限らず、丸中空、異型中実、
異型中空等任意の形状とすることができる。 本発明の合成繊維が含有するHCA〔A〕の例と
しては、1,2,3,4,5,6―ヘキサブロモ
シクロヘプタン、1,2,3,4―テトラブロモ
シクロオクタン、1,2,4,6―テトラブロモ
シクロオクタン、1,2,5,6,9,10―ヘキ
サブロモシクロドデカンなどを挙げることができ
る。特に、ポリエステル繊維の場合には、1,
2,5,6,9,10―ヘキサブロモシクロドデカ
ンを用いるのが、防炎剤の付着堅牢性、防炎性、
風合等の点で望ましい。 HCAは水不溶性の固体であるため、パークレ
ン、トルエン等の溶剤に溶解するか、又は水分散
体として使用する。HCAの水分散体を作成する
に際しては、HCAを平均粒子径1ミクロンより
小さく微粒子化したのち、水と保護コロイドとを
混合しボールミルなどで数時間撹拌混合すること
により分散安定性の良好な水分散体を得ることが
できる。なお、HCAの粒子は水分散体の分散安
定性、防炎剤の繊維への付着効率および付着堅牢
度の点から1ミクロン未満の微粒子であることが
望ましい。 保護コロイドの例としては例えば、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセ
ルロース、ゼラチン、酸カゼイン、でんぷんの
り、アクリル酸系モノマーのポリマー例えばポリ
アクリル酸、アクリル酸エチルまたはメタクリル
酸メチルのコポリマーである。とりわけポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、お
よび特にカルボキシメチルセルロースにより良好
な結果が得られる。 また保護コロイドの使用量は、防炎性、風合、
紡績性などの点で、できるだけ少ない方が良好で
あり、HCAに対し1%以下が望ましい。 また、本発明の合成繊維を含有するホスフエー
ト化合物〔B〕は、一般式 で表される。 ここで、Rは平均炭素数6〜30のアルキル基で
側鎖を含んでいてもよく、また、M、M′はそれ
ぞれ水素又はアルカリ金属であつて、同一であつ
ても異なつたものでもよく、nは0〜30の整数で
ある。Rの平均炭素数が6よりも小さい場合は耐
熱性が悪くなり、また熱セツト後の繊維―繊維間
摩擦が高くなり過ぎるので不適当である。一方、
平均炭素数が30を越えると、処理浴での発泡を抑
制することができず、発泡による作業性の悪化が
生ずる。特にRの平均炭素数は、8〜20の範囲内
にあることが好ましい。また、エチレンオキサイ
ドの付加モル数nが30を越えると、耐熱性が悪く
なり、また熱セツト後の繊維―繊維間摩擦が高く
なり過ぎるので不適当である。エチレンオキサイ
ドを付加しない場合、即ちn=0の場合でも本発
明の効果を奏することが可能であるが、エチレン
オキサイドを付加した方が液安定性良好で、運転
中の処理浴の発泡も少なくなり、好適である。エ
チレンオキサイドの付加モル数は、特に1〜20の
範囲内にあることが望ましい。 かかるホスフエート化合物〔B〕は、アルキル
基の平均炭素数が6〜30の高級アルキルアルコー
ル、又は、30モル以下のエチレンオキサイドを付
加すると共に、アルキル基の平均炭素数が6〜30
であるアルキルエーテルと無水燐酸とを反応させ
ることによつて得ることができる。この場合、燐
酸化度(アルコール1モルに結合する燐原子のグ
ラム原子数)が0.2〜2.0の酸性燐酸エステルとな
し、それを無機アルカリ水酸化物で中和して、酸
価が0〜70、好ましくは0〜50の燐酸エステル又
はその塩としたものが好適に用いられる。アルキ
ル基の平均炭素数が6〜30の高級アルキルアルコ
ールとしては、例えばオクチルアルコール、デシ
ルアルコール、ドデシルアルコール、テトラデシ
ルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクタ
デシルアルコール、ドコサアルコール等がある
が、これらを単独で用いても、またブレンドして
用いてもよい。あるいはまた、直鎖および/また
は側鎖を有するアルコールでもよく、更に、飽和
および/または不飽和アルコールでもよい。エチ
レンオキサイド付加アルキルエーテルの例を挙げ
ると、POE(2モル)オクチルエーテル、POE
(7モル)オクチルエーテル、POE(2モル)ノ
ニル(またはイソノニル)エーテル、POE(7モ
ル)ノニル(またはイソノニル)エーテル、
POE(10モル)ノニル(またはイソノニル)エー
テル、POE(7モル)ドデシルエーテル、POE
(12モル)ドデシルエーテル、POE(5モル)ヘ
キサデシルエーテル、POE(10モル)ヘキサデシ
ルエーテル等がある。 ホスフエート化合物〔B〕の酸価が大きくなり
過ぎると、制電性、耐熱性が低下する傾向が認め
られる。また、燐酸化度が大きくなり過ぎると、
無機燐酸塩が多くなる結果、繊維―繊維間摩擦が
高くなつてくる。一方、燐酸化度が低くなり過ぎ
ると未反応のアルコール、エチレンオキサイド付
加アルキルエーテルが反応物中に多く残存するよ
うになる。 又、中和に用いるアルカリ水酸化物としてはリ
チウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属
の水酸化物があるが、制電性の点から、水酸化カ
リウムが特に好ましい。 本発明の防炎性合成繊維は、HCA〔A〕とホス
フエート化合物〔B〕を、両方で繊維重量に対し
て0.5〜7.0重量%、特に1.5〜4.0重量%含有して
いることが好ましい。含有量が少な過ぎると防炎
性が不足し多過ぎると白粉が発生して、紡績性を
低下させる傾向が認められる。また、HCA〔A〕
とホスフエート化合物〔B〕の含有量比は、70〜
98:30〜2であることが望ましい。ホスフエート
化合物〔B〕の割合が少な過ぎると防錆効果が低
下し、押込クリンパーの通過性、紡績性が悪くな
る傾向があり、逆に多過ぎると、処理浴の発泡が
著しくなり、ホスフエート化合物〔B〕自体は
HCA〔A〕の分散剤として作用しないので、
HCA分散液との相溶性が悪くなる恐れが生じて
くる。 本発明の防炎性合成繊維は、紡績性のうえか
ら、捲縮繊維であることが望ましく、その捲縮性
能は、捲縮数10〜18個/25mm、特に12〜15個/25
mm、捲縮率8〜38%、特に10〜20%であることが
好ましい。捲縮形態は平面捲縮のみでなく、複合
紡糸や非対称冷却紡糸等によつて得られる立体捲
縮であつてもよい。 本発明の防炎性合成繊維を得るには、前記
HCA〔A〕とホスフエート化合物〔B〕を含む処
理液を、合成繊維製造工程において捲縮処理を施
す前に合成繊維に付与すればよい。この処理液を
合成繊維に付与する時期は、捲縮処理を施す前で
あれば、溶融紡糸直後の未延伸の段階または延伸
後の段階いずれでも良いが、好ましくは未延伸状
態にある時に付与する方がHCAが繊維内部迄十
分に浸透するため、紡績、染色、製織工程で脱落
することがなく有利である。 合成繊維にHCA処理液を付与せしめる方法は、
従来公知のいかなる方法を用いてもよいが、例え
ばデイツプ法、パツデング法、スプレー法、溶融
紡糸における紡糸用油剤付与に用いられるオイル
ローラー方式などを用いることができる。 なお本発明の目的を損なわない範囲でベンゾト
リアゾール系などの紫外線吸収剤などを併用して
もよい。またHCA以外に紡績性、風合等を阻害
しない程度に他種の防炎剤を併用することも可能
である。また、処理浴が発泡し易い場合には、防
炎性を損なわない範囲で微量の消泡剤を併用する
こともできる。更に、必要ならば、HCA処理液
を合成繊維に付与せしめ、乾燥、熱固着させた後
で、スプレー法、パツデイング法などによつて紡
績性を向上させるための他の油剤を付与せしめる
こともできる。 合成繊維表面にHCA〔A〕とホスフエート化合
物〔B〕を含む処理液を付与した後、130℃以上、
好ましくは155℃以上で30秒以上、好ましくは10
分以上熱処理して、HCA〔A〕を繊維内部へ浸透
させる。この熱処理は、捲縮を付与した後で行う
捲縮固定のための熱処理と兼用させることができ
る。 (実施例) 以下実施例により本発明を具体的に説明する。 なお、処理剤の付着率、防炎性、HCAの付着
堅牢度、紡績性、風合、処理液安定性、運転中の
発泡、押込クリンパー通過性、防錆性、捲縮性能
は、以下の方法により評価した。 (1) 処理剤の付着率 処理剤の付着率=(処理剤/繊維)×100
(重量%) (2) 防炎性 消防法の防炎試験法における水洗濯を5回繰返
した後(水の硬度は塩化カルシウムで75ppmに調
整)、JISL1091D法により接炎回数(5個のサン
プルの平均値)を求めた。接炎回数が多い程、防
炎性は良好であり、実用上許容できる接炎回数は
2回以上であり、特に好ましくは、3回以上であ
る。 (3) HCAの付着堅牢度 ドライクリーニング処理の際の付着堅牢=ドライクリー
ニング後のHCA付着量/原綿のHCA付着量×100(%) 上記の値について、50%以上を良(〇印)、50
%未満を不良(×印)とした。 (4) 紡績性 原綿10Kgをカードにかけカードコイラーチユー
ブ詰りの有無により紡績性を評価した。 詰り無しを良好(〇印)、詰りによりコイリン
グが不能となつた場合を不良(×印)、両者の中
間でぎりぎり紡績可能な場合をほぼ良好(△印)
とした。 (5) 風合 触感判定により良(〇印)、不良(×印)を判
断した。 (6) 処理液安定性 液を1のビーカーに入れ、15分間静置したと
きに層分離を生じない場合を良(〇印)、完全に
生じる場合を不良(×印)、わずかに層分離の傾
向を示すものを普通(△印)と判断した。 (7) 運転中の発泡 循環タンク、浸漬処理浴等において発泡がひど
い場合を不良(×印)、問題ない場合を良(〇
印)、両者の中間を普通(△印)とした。 (8) 押込クリンパー通過性 押込クリンパーががたついて正常に運転できな
い場合を不良(×印)、ほぼ問題なく運転可能な
場合を良(〇印)、両者の中間を普通(△印)と
した。 (9) 防錆性 処理剤を適当量試験管に入れ、その中に鉄の釘
を浸して1昼夜放置したときに釘の表面に錆が発
生する場合を不良(×印)、発生しない場合を良
(〇印)、両者の中間を普通(△印)とした。 (10) 捲縮性能 防炎性合成繊維の捲縮数、捲縮率はJIS―L―
1015の方法により測定した。 実施例 1〜8 平均粒子数0.5μの1,2,5,6,9,10―ヘ
キサブロモシクロドデカン(以下HBCDという)
45部、保護コロイドとして平均分子量400000のカ
ルボキシメチルセルロース0.5部及び水54.5部を
ボールミル中で5時間粉砕混合して製造した
HBCDの水分散体(有効分45wt%、粘度:4500
センチポイズ、、回転B型粘度計で測定)44部に、
第1表に示すような各種ホスフエート化合物の水
溶液を加えて、全体で100部となるようにした各
種処理浴を作成した。 一方、45万デニールのポリエチレンテレフタレ
ートトウを90℃の温水浴中で3.5倍に延伸して単
糸織度が2デニールの延伸トウとし、この延伸ト
ウを上記各種処理浴中に浸漬通過させた後、押込
クリンパーで第1表に示す処理剤付着率となるよ
うに処理液を絞ると共に、捲縮数12個/25mm、捲
縮率12%となるように捲縮を付与し、次いで連続
乾燥機にて170℃で15分間地緩熱処理後、カツタ
ーで51mmに切断して原綿を作成した。 得られた原綿を紡績し、30/2の紡績糸を作成
し、パツケージ染色機を用い下記染色条件にて糸
染を実施した。得られた2種類の染色糸を用いジ
ヤガード織機にて目付400g/m2のジヤガード織
物を作成し、非イオン活性剤(スコアロール400
#)0.5g/の浴で温度80℃、処理時間10分間、
浴比1:20の条件で精練後、防炎性、HBCDの
付着堅牢度、紡績性及び風合、について評価し
た。また、各種処理浴の処理液安定性、防錆性、
運転中の発泡、押込クリンパー通過性についても
評価した。得られた結果は第2表に示す通りであ
つた。 染色条件 (イ) 染料組成:Resolin Blue FBL 0.5%owf Disper VG 0.2g/ 酢 酸 0.2g/ 処理条件:浴 比 1:20 温 度 130℃ 時 間 30分 (ロ) 染料組成:ダイアニツクスRed BN―SE
0.5%owf Disper VG 0.2g/ 酢 酸 0.2g/ 処理条件:(イ)と同じ 比較例 1〜4 実施例1において、ホスフエート化合物〔B〕
を使用しない以外は実施例1と全く同様に処理を
行つた(比較例1)。 更に、実施例1において、防炎剤として
HBCDを使用する代わりに、比較例2とてアン
チブレーズ19(モービル・ケミカル社製・環状リ
ン酸エステル、有効分100%)、比較例3としてト
リス2.3ジクロルブロピルホスフエートの乳化体
(有効分45%)、比較例4としてテトラブロムビス
フエノールAの乳化体(有効分45%)を加えた以
外は比較例1と全く同様に処理した。結果をあわ
せて第2表に示す。第2表からも明らかなよう
に、HCA〔A〕とホスフエート化合物〔B〕とを
含有する本発明の合成繊維(実施例1〜8)は防
炎性、HBCDの付着堅牢度、紡績性、風合が良
好で、処理液安定性、防錆性に優れ、運転中の処
理浴の発泡が少なく、押込クリンパー通過性も良
好であつた。これに対して、ホスフエート化合物
〔B〕を含有しない場合(比較例1)は、紡績性、
防錆性、押込クリンパー通過性が低下する。ま
た、防炎剤として、HBCDの代わりに、従来使
用されている他の防炎剤を使用すると(比較例2
〜4)防炎性が劣るばかりでなく、防炎剤の付着
堅牢度、紡績性、風合も悪くなる。
【表】
【表】
実施例 9、10
実施例4において、HBCDの代わりに、1,
2,3,4―テトラブロモシクロオクタン(実施
例9)及び1,2,3,4,5,6―ヘキサブロ
モシクロヘプタン(実施例10)を用い、その他の
条件は実施例4と同一にして処理を行つた。結果
は第3表に示す通りであり、いずれも良好な性能
を示すものであつた。
2,3,4―テトラブロモシクロオクタン(実施
例9)及び1,2,3,4,5,6―ヘキサブロ
モシクロヘプタン(実施例10)を用い、その他の
条件は実施例4と同一にして処理を行つた。結果
は第3表に示す通りであり、いずれも良好な性能
を示すものであつた。
【表】
実施例7において、処理浴のHCA〔A〕及びホ
スフエート化合物〔B〕の混合比率を変更し、更
に押込クリンパーでの絞りの程度を変更して、第
4表に示すように合成繊維のHCA〔A〕とホスフ
エート化合物〔B〕の含有量及び含有量比を種々
異ならしめたサンプルを作成した。結果は第4、
5表に示す通りであつた。 第4、5表からも明らかなように、HCA〔A〕
とホスフエート化合物〔B〕の合計含有量は、防
炎性、紡績性のうえから、0.5〜7.0重量%である
ことが望ましい。特に1.5〜4.0重量%であると良
好な結果が得られる。またHCA〔A〕とホスフエ
ート化合物〔B〕の含有量比は、紡績性、防錆
性、押込クリンパー通過性、処理浴の運転中の発
泡、処理液安定性の点で、70〜98:30〜2である
ことが好ましい。
スフエート化合物〔B〕の混合比率を変更し、更
に押込クリンパーでの絞りの程度を変更して、第
4表に示すように合成繊維のHCA〔A〕とホスフ
エート化合物〔B〕の含有量及び含有量比を種々
異ならしめたサンプルを作成した。結果は第4、
5表に示す通りであつた。 第4、5表からも明らかなように、HCA〔A〕
とホスフエート化合物〔B〕の合計含有量は、防
炎性、紡績性のうえから、0.5〜7.0重量%である
ことが望ましい。特に1.5〜4.0重量%であると良
好な結果が得られる。またHCA〔A〕とホスフエ
ート化合物〔B〕の含有量比は、紡績性、防錆
性、押込クリンパー通過性、処理浴の運転中の発
泡、処理液安定性の点で、70〜98:30〜2である
ことが好ましい。
【表】
【表】
【表】
実施例 22〜28
実施例7において捲縮性能を種々変更した繊維
を作成し、その紡績性を評価した。その結果は第
6表に示す通りであり、捲縮数10〜18個/25mm、
捲縮率8〜38%の捲縮性能を持つた繊維が良好な
紡績性を示すことがわかる。
を作成し、その紡績性を評価した。その結果は第
6表に示す通りであり、捲縮数10〜18個/25mm、
捲縮率8〜38%の捲縮性能を持つた繊維が良好な
紡績性を示すことがわかる。
【表】
(発明の効果)
以上説明した如く、本発明によればハロゲン化
シクロアルカン化合物に加えて、特定のホスフエ
ート化合物を合成繊維に含有させることにより、
防炎性、風合に優れ、紡績性、防錆性が著しく改
良された防炎性合成繊維を提供することができ
る。更に、本発明の防炎性合成繊維を製造する工
程における処理液安定性、運転中の発泡、押込み
クリンパー通過性も大幅に改良される。 かかる本発明の防炎性合成繊維は、衣料用、詰
綿用、インテリア用、不織布用、人工皮革用、人
工フアー用等の各分野に用いるのに極めて有用で
ある。
シクロアルカン化合物に加えて、特定のホスフエ
ート化合物を合成繊維に含有させることにより、
防炎性、風合に優れ、紡績性、防錆性が著しく改
良された防炎性合成繊維を提供することができ
る。更に、本発明の防炎性合成繊維を製造する工
程における処理液安定性、運転中の発泡、押込み
クリンパー通過性も大幅に改良される。 かかる本発明の防炎性合成繊維は、衣料用、詰
綿用、インテリア用、不織布用、人工皮革用、人
工フアー用等の各分野に用いるのに極めて有用で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ハロゲン化シクロアルカン化合物[A]と下
記一般式で表わされるホスフエート化合物[B]
とを含有することを特徴とする紡績に供する防炎
性合成繊維。 〔ここで、Rは平均炭素数6〜30のアルキル
基、M,M′はそれぞれ水素又はアルカリ金属で
あつて、同一であつても異なつたものでもよく、
nは0〜30の整数である。〕 2 ハロゲン化シクロアルカン化合物[A]とホ
スフエート化合物[B]の含有量が、繊維重量に
対して0.5〜7重量%である特許請求の範囲第1
項記載の防炎性合成繊維。 3 ハロゲン化シクロアルカン化合物[A]とホ
スフエート化合物[B]の含有量が、繊維重量に
対して1.5〜4.0重量%である特許請求の範囲第1
項記載の防炎性合成繊維。 4 ハロゲン化シクロアルカン化合物[A]とホ
スフエート化合物[B]との含有量比が、70〜
98:30〜2である特許請求の範囲第1項〜第3項
のうちのいずれか1項記載の防炎性合成繊維。 5 ハロゲン化シクロアルカン化合物[A]がヘ
キサブロモシクロドデカンである特許請求の範囲
第1項〜第4項のうちのいずれか1項記載の防炎
性合成繊維。 6 ホスフエート化合物[B]が下記一般式で表
される化合物である特許請求の範囲第1項〜第5
項のうちいずれか1項記載の防炎性合成繊維。 〔ここで、Rは平均炭素数8〜20のアルキル
基、M,M′はそれぞれ水素又はアルカリ金属で
あつて、同一であつても異なつたものでもよく、
nは0〜20の整数である。〕 7 合成繊維がポリエステルである特許請求の範
囲第1項〜第6項のうちのいずれか1項記載の防
炎性合成繊維。 8 合成繊維が、10〜18個/25mmの捲縮数および
8〜38%の捲縮率を有する捲縮繊維である特許請
求の範囲第1項〜第7項のうちのいずれか1項記
載の防炎性合成繊維。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60191375A JPS6257984A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 防炎性合成繊維 |
| DE8686111460T DE3682146D1 (de) | 1985-08-29 | 1986-08-19 | Flammfeste synthetische fasern. |
| EP86111460A EP0212622B1 (en) | 1985-08-29 | 1986-08-19 | Flameproofing synthetic fiber |
| US06/899,144 US4721746A (en) | 1985-08-29 | 1986-08-22 | Flameproofing synthetic fiber |
| KR1019860007217A KR890005017B1 (ko) | 1985-08-29 | 1986-08-29 | 방염성 합성섬유 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60191375A JPS6257984A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 防炎性合成繊維 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6257984A JPS6257984A (ja) | 1987-03-13 |
| JPH0255547B2 true JPH0255547B2 (ja) | 1990-11-27 |
Family
ID=16273542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60191375A Granted JPS6257984A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 防炎性合成繊維 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4721746A (ja) |
| EP (1) | EP0212622B1 (ja) |
| JP (1) | JPS6257984A (ja) |
| KR (1) | KR890005017B1 (ja) |
| DE (1) | DE3682146D1 (ja) |
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- 1986-08-19 EP EP86111460A patent/EP0212622B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1986-08-22 US US06/899,144 patent/US4721746A/en not_active Expired - Fee Related
- 1986-08-29 KR KR1019860007217A patent/KR890005017B1/ko not_active Expired
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| EP0212622B1 (en) | 1991-10-23 |
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