JPH0256958B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0256958B2
JPH0256958B2 JP3285385A JP3285385A JPH0256958B2 JP H0256958 B2 JPH0256958 B2 JP H0256958B2 JP 3285385 A JP3285385 A JP 3285385A JP 3285385 A JP3285385 A JP 3285385A JP H0256958 B2 JPH0256958 B2 JP H0256958B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluorine
adsorbent
ions
eluent
calcium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3285385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61192385A (ja
Inventor
Hideaki Imai
Yuzuru Ishibashi
Junji Nomura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP60032853A priority Critical patent/JPS61192385A/ja
Priority to AU44552/85A priority patent/AU579647B2/en
Priority to EP85109041A priority patent/EP0191893B1/en
Priority to DE8585109041T priority patent/DE3584627D1/de
Priority to CN85105637A priority patent/CN85105637B/zh
Priority to US06/758,805 priority patent/US4717554A/en
Priority to KR1019850005342A priority patent/KR890003882B1/ko
Publication of JPS61192385A publication Critical patent/JPS61192385A/ja
Publication of JPH0256958B2 publication Critical patent/JPH0256958B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Removal Of Specific Substances (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、フツ素およびフツ素化合物を含有し
た廃液の除去処理方法に関し、特に吸着剤を用い
て吸着・再生を行なうに際し、再生液を回収、リ
サイクルすることによりクローズド化された吸
着・再生システムを提供することを目的とする。 (従来の技術) 近年、フツ素およびその化合物の使用量は増大
しており、半導体製造やブラウン管の内面洗浄等
の電子工業、アルミニウム製造等の金属工業、化
学工業や窯業等で広く用いられており、その排水
中にはフツ素はフツ素イオン、あるいはフツ素錯
イオン等の化合物として残存しており、時として
排水中のフツ素濃度は数百ppmにも達することが
ある。 現在、環境保全、公害防止の観点から公共水域
に放出される排水中のフツ素濃度は15ppm以下に
規制されており、一方では排水基準をさらに厳し
く規制しようとする自治体もあり、さらに効率的
な高度処理技術の確立が望まれている。 廃液中のフツ素およびフツ素化合物を除去する
方法としては、消石灰や塩化カルシウム等のカル
シウム塩を用い、溶解度の小さなフツ化カルシウ
ムとして沈でん分離させる方法が一般的に行なわ
れている。しかし、フツ化カルシウムは水に若干
の溶解性をもち、また、フツ素が廃水中のケイ
素、鉄やアルミニウム等と錯イオンを形成しやす
く、沈でん分離が非常に難しいこともあり、フツ
素濃度を排水基準値以下に保つことが困難であ
り、処理工程を工夫することにより規制値以下を
保つているのが現状である。 また、活性アルミナによりフツ素イオンを吸着
したり、フツ素イオンをケイ素、アルミニウム、
鉄やジルコニウムと反応させ錯イオンを形成させ
た後に、陰イオン交換樹脂を用いて吸着除去する
方法も提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) これらの吸着剤を用いる場合には、吸着剤の再
生時に生ずるフツ素濃度の高い溶離液をどう処理
するのかの問題があり、その点に関する検討はま
だなされていない。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、このような問題を解決するた
め、廃液中のフツ素、および/またはフツ素化合
物を効率的に除去する吸着・再生システムについ
て鋭意検討した結果、本発明に到達したのであ
る。 本発明について説明すると、本発明は、廃液中
のフツ素および/またはフツ素化合物を、希土類
元素あるいはThの金属水和酸化物あるいは金属
水和弗化物を用いて除去処理する場合において、
廃液のPHを7以下に調整して吸着処理、次いでア
ルカリ液を用いて吸着剤を再生した後、溶離液中
にカルシウム塩を添加することにより、該溶離液
中のフツ素および/またはフツ素化合物をカルシ
ウム化合物として沈でん分離することを特徴とす
るフツ素含有廃液の処理方法に関する。 本発明について、さらに詳細に説明すると、本
発明においては、希土類元素あるいはThの金属
水和酸化物あるいは金属水和フツ素化物からなる
吸着剤を用いて、廃液中のフツ素およびフツ素化
合物の除去処理を行なう。ここで、希土類元素と
はY、La、Oe、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、
Tb、Dy、Ho、Er、Tm、YbおよびLuである。
本発明においては、さらにThが用いられるが、
これらの金属は一種類でもよいし、二種類以上の
混合物でもよい。それらの含水酸化物はケーキ
状、あるいは数十μ以下の粒子状であることが多
く、このままでは工学的な取り扱いが困難であ
る。したがつて、これらの含水酸化物は、適当な
多孔質担体に担持させて取り扱うことが好まし
く、無機物、有機物の種々の材料が使用できる
が、特に担持体強度、化学的耐久性、機械的耐久
性等の点において有機高分子材料が好ましい。 有機高分子材料としては、フツ素系樹脂、塩化
ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリスルホン系樹脂、
ポリイミド系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリアク
リロニトリル、オレフイン―ビニルアルコール共
重合体等がある。 上記の含水酸化物を有機高分子材料に担持する
方法は、公知の種々の方法が適用できる。例え
ば、適当な高分子材料を溶解した溶液に、該含水
酸化物の粒子を懸濁分散させ、水を凝固浴として
粒状に成形する方法や、適当な単量体を該含水酸
化物の粒子の存在下で、乳化または懸濁重合させ
て粒状にする方法等があるが、該含水酸化物が多
孔性の構造体中に担持され、かつ漏出し難い構造
であればよく、このような目的が達成できる方法
であれば、どのような方法であつてもよい。 上記のような粒状吸着剤を、フツ素およびフツ
素化合物を含有した廃液と接触させる方法として
は、従来公知の方法を用いることができ、特に固
定床法、流動床法が移動床法のような手法が、吸
着・脱着再生操作を行なうのに好適である。 本発明において使用する金属水和酸化物あるい
は金属水和弗化物は、両性イオン交換体であり、
酸性側ではアニオンを、アルカリ側ではカチオン
を吸着する傾向を示す。例えば、本発明の含水酸
化セリウムを用いると、各種イオンの吸着性能と
PHの関係は第1図のようになり、特に酸性側にお
けるフツ素イオンやヘキサフルオロケイ酸イオン
の吸着性能の大きいことがわかる。したがつて、
本発明に用いられる吸着剤は、廃液中において、
フツ素がフツ素イオンあるいはフツ素錯イオンと
いう形で存在していても、優れた吸着性能を有す
るものである。 ここで、廃液中に存在する弗素錯イオンとして
は、ヘキサフルオロケイ酸イオン、ホウフツ化イ
オン、ヘキサフルオロアルミニウムイオン、ヘキ
サフルオロ鉄イオン、ヘキサフルオロチタニウム
イオンやヘキサフルオロジルコニウムイオン等が
あり、これらが単独あるいは2種以上が水中に溶
存していてもよい。なかでも、弗素はヘキサフル
オロケイ酸イオンとして存在する場合が多いが、
例えば、本発明の含水酸化セリウムを用いれば、
弗素イオンに対するのと同様PH7以下において優
れた吸着性能を示す。 しかし、ヘキサフルオロアルミニウムイオンや
ヘキサフルオロチタニウムイオン等は、PHの変化
によつて解離したり、場合によつては沈でんが生
じたりするため、各錯イオンの正確な吸着量を求
めることは困難である。本発明の吸着剤は、弗素
イオンおよび弗素錯イオンが共存していても優れ
た吸着性能を有するため、上記のような弗素錯イ
オンの吸着処理に対しても優れた有効性を発揮す
ることができる。 本発明における吸着工程は、廃液のPHを該含水
酸化物のフツ素およびフツ素化合物吸着の好適条
件である7以下にした後に、該含水酸化物と接触
せしめ、廃液中のフツ素および/またはフツ素化
合物を吸着せしめる。 上記の吸着操作の温度は、吸着速度に影響を与
え、加温することは効果がある。しかし、常温で
も実用上十分な速度を有しており、5〜90℃、実
用的には20〜60℃の範囲が好ましい。また、接触
時間は、接触時の方法、該吸着剤の種類によつて
左右されるが、通常吸着量が飽和に達するには1
分〜3日程度であるが、実用的には1分〜60分で
よい。これらの温度、時間条件は、後述する脱
着、再生操作にも適応できる。 また、フツ素および/またはフツ素化合物を吸
着した本発明に用いられる吸着剤は、アルカリ溶
液と接触せしめることにより、フツ素および/ま
たはフツ素化合物が脱着され、繰り返し吸着操作
に供することができる。脱着率は、吸着剤に吸着
しているフツ素および/またはフツ素化合物の濃
度、アルカリ溶液のPHおよび温度に依存する。特
に、アルカリ溶液のPHの影響が大きく、第1図か
らわかるように、アルカリ溶液のPHが10以上であ
れば脱着できるが、好ましくは12以上、より好ま
しくは13以上である。 上記脱着操作では、アルカリ水溶液として水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニ
ウム等の無機アルカリおよび有機アミン類等が使
用できる。水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウ
ムは脱着効率が大きく特に好ましい。 フツ素および/またはフツ素化合物の脱着に要
するアルカリ量は、フツ素イオンで当量の1.3倍、
フツ素化合物(MFm- o)においては当量の1.3×m
倍程度でよく、100%の脱着率を達成することが
できる。したがつて、アルカリ溶液のPHが大きい
ほど溶離液中のフツ素および/またはフツ素化合
物の濃度を大きくすることができ、溶離液中から
アルカリ溶液を回収することが容易となる。 また、これらのアルカリ溶液とフツ素および/
またはフツ素化合物を吸着した吸着剤と接触させ
ると、フツ素および/またはフツ素化合物がイオ
ン交換反応により脱着され、脱着後の溶離液は中
和されてPHは低下する。 本発明においては、上記溶離液中のフツ素およ
び/またはフツ素化合物を難溶性のカルシウム化
合物の沈でんとして除去することにより、廃液処
理システム内から高濃度のフツ素および/または
フツ素化合物を含有した廃液を出すことのないク
ローズドな処理システムを提供できることが大き
な特長である。 溶離液中のフツ素および/またはフツ素化合物
を難溶性のカルシウム化合物の沈でんとして分離
除去するためには、カルシウムとしてフツ素の2
倍当量以上添加すればよく、好ましくは2〜4倍
当量である。添加量が2倍当量未満では、カルシ
ウム化合物として沈でん除去効率が低くなるし、
4倍当量を超えると、除去効率はほとんど変らな
いので経済的に不利となる。沈でん除去する場合
の溶離液のPHは6以上であることが好ましく、さ
らに後述するように、溶離液中からアルカリ溶液
を回収する場合はPH12以上、好ましくは13以上に
保持することである。沈でん処理時のPHが6より
小さい場合は、該カルシウム化合物の溶解度が大
きくなり、沈でん分離効率が低下するし、アルカ
リ溶液の回収時のPHが12より小さい場合は、アル
カリ回収の効率が低くなるので好ましくない。さ
らに、溶離液中のフツ素および/またはフツ素化
合物をカルシウム化合物として沈でん除去する場
合に、カルシウムイオンの他に硫酸アルミニウム
やリン酸塩を共存させることもでき、これによつ
て溶離液中のフツ素および/またはフツ素化合物
の沈でん分離効率を高めることができる。 ここで、沈でん分離する条件としては、反応時
間は10分以上とすればよく、反応温度は常温付近
で十分早く、特に加温する必要はない。また、沈
でん分離の効率を高めるために、公知の高分子凝
集剤を添加することも好ましいものである。 沈でん処理された溶離液中には、フツ素およ
び/またはフツ素化合物が、フツ素濃度として
8ppm程度、場合によつては数十ppmも含有され
ることがあり、そのまま排水として流すことはで
きない。したがつて、この沈でん処理された溶離
液は、量の少ない場合は、吸着工程に戻したり、
稀釈して排水として放出したり、あるいは脱着用
のアルカリ溶液のメークアツプ用水として用いる
ことができるが、最も好ましい方法は、溶離液中
のフツ素および/またはフツ素化合物を沈でん分
離する場合に、吸着剤の脱着再生用にアルカリ溶
液を回収することである。 アルカリ溶液を回収するためには、溶離液のPH
を12以上、好ましくは13以上に保ち、水酸化カル
シウムを溶離液中フツ素の2〜4倍当量添加すれ
ばよい。溶離液のPHが12より小さい場合は、アル
カリ溶液の回収効率が低くなる。水酸化カルシウ
ムの溶解度分で溶離液のPHは12以上に保持するこ
とができるが、PHを13以上にしたい場合は、水酸
化ナトリウムが水酸化カリウム等の無機アルカリ
を添加すればよい。溶離液のPHを13以上に保つた
めのこれらの無機アルカリは、最初に1度だけ添
加すればよく、以後はすべて回収することできる
ので、水酸化カルシウムはカルシウム源としての
みでなく、吸着剤再生用のアルカリ源としても用
いることができ、経済的にも有利なものとなる。 例えば、溶離液中にフツ素がフツ化ナトリウム
として存在する場合に、次に反応しにしたがつて
高濃度のアルカリ溶液を回収することができる。 2NaF+Ca(OH)2→2NaOH+CaFe↓ この反応はPH12以上で効率的に進み、好ましく
はPH13以上である。 ここで回収されるアルカリ溶液は、沈でん分離
されるフツ化物の溶解度分のフツ素を含有してお
り、通常フツ素濃度として20ppm程度であるが、
溶離液中のフツ素濃度は数千ppmもの高濃度にす
ることができるので、脱着再生の効率に関しては
何ら悪影響を及ぼさないのである。このように、
本発明の吸着、脱着再生システムにおいては、高
濃度のフツ素含有廃液は生ずることなく、すべて
カルシウム化合物として系外に取り出すことがで
きることが特徴で、そのカルシウム化合物は、フ
ツ素製造の原料として用いることも可能である。 回収されたアルカリ液は、フツ化カルシウムの
溶解度分のカルシウムイオンを含有しているの
で、そのままフツ素を吸着した吸着剤に接触させ
ると、その時点で金属フツ化物の沈でんが生じて
しまうので、操作上好ましくない。したがつて、
リサイクルされるアルカリ液中のカルシウムイオ
ン濃度を、前もつてフツ化カルシウムの溶解度以
下の濃度になるように処理することが必要とな
る。その方法は、公知の方法が適用できるが、ア
ルカリ液を陽イオン交換体と接触させるのが一つ
の好ましい例である。さらに、ここでフツ素の吸
着剤として用いられる希土類元素あるいはThの
金属水和酸化物あるいは金属弗化物は、両性イオ
ン交換体であつて、アルカリ性領域ではカルシウ
ムイオンを吸着することができるので、フツ素吸
着に用いたものと同じ吸着剤を使用することがで
きる。 次いで、アルカリ液と接触させて脱着再生され
た吸着剤はPHが高く、そのまま吸着工程に入つて
も、本来の吸着性能を十分発揮することができな
い。水洗あるいは希酸洗浄することにより、吸着
剤のPHを酸性〜中性領域にすればよく、一般的に
は0.001N〜1Nの塩酸、硫酸や硝酸等の酸と接触
させるという方法がとられる。 上述のような方法を用いれば、繰り返し吸着、
脱着再生を行なうことが可能で、クローズドで効
率的なフツ素含有廃液の処理システムとなる。 次に、本発明方法の一実施例を図面に基づいて
説明する。第5図は本発明を実施するためのシス
テムの一例であるが、特にこれによつて本発明の
方法が限定されるものではない。第5図におい
て、フツ素含有廃液aは貯槽1においてPH5に調
整した後、吸着剤が充填された吸着塔2へ送ら
れ、フツ素は吸着されて処理水bが得られる。処
理水bのフツ素濃度がある設定値に達した時(破
過点)、吸着工程から脱着再生工程に移りPH10以
上のアルカリ液cを吸着塔2に送り、吸着したフ
ツ素を脱着して溶離液dとする。溶離液dのPHは
6〜7で、フツ素濃度は2000〜3000ppmとなる。
溶離液dは、PH12以上に保持された沈でん槽3へ
と送られ、水酸化カルシウムが添加されて、フツ
化カルシウムの沈でんが生成する。生成した沈で
んは、沈でん分離槽4へと送られ、フツ化カルシ
ウムが系外へ取り出される。ここで、沈でん分離
槽4の上澄液eは、PHが12以上のアルカリ液で、
カルシウムイオンを含有しているので、吸着塔2
に充填したものと同じ吸着剤を吸着塔5に充填し
てアルカリ液を通液し、カルシウムイオン濃度を
数ppm以下とした後に回収する。 なお、本発明において、フツ素含有廃液の処理
を連続して行ないたい場合は、フツ素吸着塔を2
塔あるいは3塔以上として、吸着、脱着再生工程
を切り替えて運転することができる。場合によつ
ては、多段流動床法、移動床法がバツチ吸着法に
よつても、本発明の方法を実施することができ
る。 (発明の効果) 次に、本発明のフツ素含有廃液の処理方法の特
徴を述べると、次のようなことが挙げられる。 (1) 廃液中のフツ素イオンおよびフツ素錯イオン
を効率的に除去することができる。 (2) 吸着剤の再生工程において生ずる高濃度のフ
ツ素を含有する廃液から、吸着剤を再生するた
めのアルカリを回収するため経済的であるし、
かつフツ素は固形分として除去するため取扱い
は容易であり、フツ素の原料として再利用する
こともできる。 (実施例) 実施例 1 本発明の含水酸化セリウム(市販品、熱減量
15.2%、一次粒子の平均粒径0.08μ、凝集粒子の
平均粒径0.4μ、X線回折第3a図、赤外吸収スペ
クトル第3b図)の弗素イオンおよびヘキサフル
オロケイ酸イオンに対する吸着性能のPH依存性に
ついて例を示す。 弗化水素酸(試薬特級)あるいはケイフツ化水
素酸(試薬特級)の2mmol/の水溶液を調製
し、該水溶液に該吸着体を1g―吸着体/1の
割合で混合し、撹拌した。該混合液に0.1N水酸
化ナトリウム水溶液を加え、所定のPHにした。2
時間後、混合液中に溶存する弗素イオンの濃度を
イオンクロマトグラフイー(装置Dionex社製
2020I型)により測定した。この結果を、溶液の
PHと弗素イオンあるいはヘキサフルオロケイ酸イ
オンの除去率との関係として第1図に示す。 なお、参考例として塩素イオン、硝酸イオン、
カルシウムイオン、硫酸イオンについて、同様の
実験を行なつた結果を第1図に示す。 実施例 2 エチレン含有量38モル%のエチレン―ビニルア
ルコール共重合体のマトリツクスに、0.3g/ml
―吸着剤の水和酸化セリウムを担持したフツ素吸
着剤を作成し、これを用いてフツ素吸着操作を行
つた例を説明する。 上記の吸着剤15mlを直径10mmφのカラムに充て
んし、フツ化水素酸(試薬特級)をフツ素として
100mg/含有した液を、水酸化ナトリウム水溶
液によつてPHを種々に調整し、20℃で空塔速度
10hr-1の条件でカラムに通水した。処理水中のフ
ツ素濃度が1ppmになるまでの吸着剤1ml当りの
通液量を求め、その結果を表1に示す。
【表】 吸着剤製法 1 エチレン―ビニルアルコール共重合体(エチレ
ン38モル%)をジメチルスルホキシドに11重量%
の濃度で溶解し、該溶液に含水酸化セリウム(市
販品、熱減量15.2%、一次粒子の平均粒径0.08μ、
凝集粒子の平均粒径0.4μ)を重合体量の4重量倍
添加し、十分撹拌分散させスラリー状とした。該
スラリーを水を凝固浴として用い、粒状に成形し
た。 実施例 3 アルカリ溶液による脱着操作における脱着率の
PH依存性について例を示す。 あらかじめ、フツ素イオンおよびヘキサフルオ
ロケイ酸イオンを全フツ素吸着量として
1.65mmol/g―吸着剤を吸着した含水酸化トリ
ウム(熱減量19%、凝集粒子の平均粒径0.9μ)を
担持したポリフツ化ビニリデン系吸着剤に吸着さ
せる。次いで、該吸着剤を0.01N〜1.0Nの水酸化
ナトリウム水溶液と10g―吸着剤/1の割合で
混合し、20℃において2時間撹拌し、2時間後、
混合液のPHとフツ素濃度を測定した。その結果を
表2に示す。
【表】 また、該吸着剤15mlを直径10mmφのカラムに充
填し、20℃において0.1N水酸化ナトリウムを空
塔速度3hr-1で通水した例を示す。結果は第2図
に示すように、溶離液の平均PHは6.7で、フツ素
濃度は2900ppmという高濃度となり、フツ素の脱
着率は100%とすることができた。 吸着剤の製法 2 酸化トリウム(99%、試薬)を濃硫酸と白煙が
でるまで加熱した後、蒸留水を加えて溶解、6N
アンモニア水を加えて沈でんを生成せしめる。一
晩熟成後、硫酸イオンおよびアンモニウムイオン
が認められなくなるまで洗浄し、50℃で乾燥す
る。 吸着剤製法 3 ポリフツ化ビニリデンをジメチルホルムアミド
に10重量%の濃度で溶解し、該溶液に上記の含水
酸化トリウムを重合体量の4重量倍添加し、十分
撹拌分散させた。該混合物を凝固浴として水を用
い、粒状に成形した。 実施例 4〜5 実施例3のカラム法脱着によつて得られた、PH
6.7でフツ素濃度が2900ppmの溶離液を用いて、
カルシウムイオン添加による沈でん分離を行つた
例を示す。 上記の溶離液中に塩化カルシウムあるいは水酸
化カルシウムの添加量を変えて20℃で30分間撹拌
し、フツ素の沈でん分離を行ない、その結果は表
3に示す。
【表】 実施例 6 実施例3のカラム法脱着によつて得られた、PH
6.7でフツ素濃度が2900ppmの溶離液を用いて、
アルカリ溶液の回収を行つた例を示す。 上記の溶離液中に水酸化カルシウムの添加量を
変え、種々のPHにおいて20℃で30分間撹拌し、回
収されるアルカリ溶液の組成を測定し、結果は表
4に示す。
【表】 実施例 7〜8 実施例6―bで得られた回収アルカリ溶液中の
カルシウムイオンを除去するために、市販の陽イ
オン交換樹脂(ダウエツクス50W×2)および実
施例2で用いたのと同じ吸着剤を用いて、1ml―
吸着剤/10ml―回収アルカリ溶液の割合で混合
し、室温で10分間混合し、液中のカルシウムイオ
ンを測定した。その結果は表5に示す。なお、水
酸基とフツ素濃度の変化は見られなかつた。
【表】 実施例 9 ポリアクリロニトリルのマトリツクスに0.3
g/ml―吸着剤のフツ化イツトリウム水和物を担
持した吸着剤を作成し、これを用いてフツ素吸
着、再生操作、溶離液中フツ素の沈でん分離、ア
ルカリ溶液の回収を行つた例を示す。 上記の吸着剤15mlを直径10mmφのカラムに充填
し、フツ化ナトリウムをフツ素イオンとして
100ppm含有し、PHを3に調整された原液を、空
塔速度30hr-1の条件でカラムに通水した。その結
果、カラム出口の処理水中フツ素イオン濃度が
1ppmになるまでの処理液量は、吸着剤1ml当り
の120倍であり、その時のフツ素吸着量は12mg/
ml―吸着剤であつた。 次いで、上記のフツ素を吸着している吸着剤
を、後述のようにして回収されるアルカリ溶液を
用いて脱着再生を行つた。そのアルカリ溶液は、
水酸イオンとして130mmol/、カルシウムイ
オンとして0.1mmol/、およびフツ素イオンと
して1mmol/含有するものであつた。該回収
アルカリ液を空塔速度2hr-1の条件で、吸着剤体
積の6.7倍量を前述のと同じカラムに通水した結
果、平均フツ素イオン濃度として95mmol/で
PH6.8のフツ化ナトリウムを主成分とする溶離液
となり、フツ素の脱着率は100%となる。 該溶離液中からアルカリ溶液を回収するため
に、水酸化カルシウムを47.5mmol/(Ca2+
F-=2当量比)添加し、20℃において30分間撹
拌した。その結果、溶離液中フツ化ナトリウムの
フツ素イオンはフツ化カルシウムとして沈でん
し、ナトリウムは水酸化ナトリウムとして回収さ
れる。回収されるアルカリ溶液の組成は、水酸化
ナトリウムとして130mmol/、カルシウムイ
オンとして3.7mmol/、フツ素イオンとして
1mmol/である。 次に、上記のアルカリ溶液を、フツ素吸着に用
いたのと同じ吸着剤を10ml、直径10mmφのカラム
に充填し、空塔速度30hr-1の条件で通液すること
によつて、カルシウムイオン濃度が0.1mmol/
のアルカリ溶液が、吸着剤体積の80倍量得られ、
フツ素吸着後の吸着剤の脱着再生用アルカリ溶液
として回収することができる。なお、水酸化ナト
リウムとフツ素の濃度は、この操作によつては変
化しなかつた。 吸着剤製法 4 フツ化イツトリウムの水和物:塩化イツトリウ
ム(試薬)を蒸留水に溶解し、アンモニア水を添
加し溶液のPHを9に調製した。生成した沈殿物
に、イツトリウムの3倍当量以上のフツ酸を添加
した。1晩熟成後、沈殿物を蒸留水により十分洗
浄した後、過し60℃で乾燥した。該沈殿物1g
を0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液100c.c.に懸濁さ
せた後、水洗、過し、60℃で乾燥した。 吸着剤製法 5 ポリアクリロニトリルをジメチルホルムアミド
に10重量%の濃度で溶解し、該溶液に上記のフツ
化イツトリウム水和物を重合体量の4重量倍添加
し、十分撹拌分散させた。該混合物を凝固浴とし
て水を用い、粒状に成形した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる含水酸化セリウムによ
るフツ素イオン、ヘキサフルオロケイ酸イオン、
塩素イオン、硝酸イオン、硫酸イオンおよびカル
シウムイオンの除去率のPH依存性を示す図表、第
2図は含水酸化トリウム/エチレン―ビニルアル
コール共重合体の吸着剤を用いて、フツ素吸着後
に0.1N水酸化ナトリウムを用いて固定床脱着を
行つた時のフツ素の溶離曲線を示す図表、第3a
図は金属水和酸化物の代表として含水酸化セリウ
ムのCukα線によるX線回折図、第3b図はその
赤外吸収スペクトル、第4a図は金属水和フツ化
物の代表としてフツ化イツトリウム水和物の
CuKα線によるX線回折図、第4b図はその赤外
吸収スペクトルを示し、第5図は本発明の実施の
一例を示すフローシートである。 1…PH調整槽、2…固定床カラム、3…沈でん
生成槽、4…沈でん分離槽、5…固定床カラム、
a…フツ素含有廃液、b…処理廃液、c…アルカ
リ再生液、d…溶離液、e…回収アルカリ溶液。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 廃液中のフツ素および/またはフツ素化合物
    を、希土類元素あるいはThの金属水和酸化物、
    あるいは金属水和弗化物を用いて除去処理する場
    合において、廃液のPHを7以下に調整して吸着処
    理、次いでPH10以上のアルカリ溶液を用いて吸着
    剤を再生し、フツ素および/またはフツ素化合物
    の高濃度溶離液とした後、溶離液中にカルシウム
    塩を添加することにより、該溶離液中のフツ素お
    よび/またはフツ素化合物をカルシウム化合物と
    して沈でん分離することを特徴とするフツ素含有
    廃液の処理方法。 2 溶離液をアルカリ溶液として回収しリサイク
    ルする特許請求の範囲第1項記載のフツ素含有廃
    液の処理方法。
JP60032853A 1985-02-21 1985-02-22 フツ素含有廃液の処理方法 Granted JPS61192385A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60032853A JPS61192385A (ja) 1985-02-22 1985-02-22 フツ素含有廃液の処理方法
AU44552/85A AU579647B2 (en) 1985-02-21 1985-07-03 Process for adsorption treatment of dissolved fluorine
EP85109041A EP0191893B1 (en) 1985-02-21 1985-07-19 Process for adsorption treatment of dissolved fluorine
DE8585109041T DE3584627D1 (de) 1985-02-21 1985-07-19 Verfahren zur adsorption geloesten fluors.
CN85105637A CN85105637B (zh) 1985-02-21 1985-07-24 用于溶解氟吸附处理的吸附剂
US06/758,805 US4717554A (en) 1985-02-21 1985-07-25 Process for adsorption treatment of dissolved fluorine
KR1019850005342A KR890003882B1 (ko) 1985-02-21 1985-07-25 용해된 불소의 흡착 처리방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60032853A JPS61192385A (ja) 1985-02-22 1985-02-22 フツ素含有廃液の処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61192385A JPS61192385A (ja) 1986-08-26
JPH0256958B2 true JPH0256958B2 (ja) 1990-12-03

Family

ID=12370391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60032853A Granted JPS61192385A (ja) 1985-02-21 1985-02-22 フツ素含有廃液の処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61192385A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62298490A (ja) * 1986-06-16 1987-12-25 Asahi Eng Kk 含フツ素水処理における希土類吸着剤の再生利用方法
KR950013314B1 (ko) * 1993-05-07 1995-11-02 주식회사엘지금속 폐수중 불소처리 잔사의 재처리방법
KR950013315B1 (ko) * 1993-05-07 1995-11-02 주식회사엘지금속 폐수중 불소처리 잔사의 재처리방법
JP3319053B2 (ja) * 1993-08-04 2002-08-26 栗田工業株式会社 フッ化物含有水の処理方法
TW406028B (en) 1994-05-26 2000-09-21 Toshiba Corp Process for treating acidic exhaust gas
CN100435931C (zh) * 2005-10-28 2008-11-26 中国科学院生态环境研究中心 一种复合金属氧化物除氟吸附剂
JP2007222817A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Sumitomo Metal Mining Co Ltd フッ化ホウ素含有排水の処理方法
JP6853061B2 (ja) * 2017-02-15 2021-03-31 株式会社クボタ 水処理方法および水処理システム
JP7620400B2 (ja) * 2020-08-03 2025-01-23 株式会社クボタ フッ素回収方法
JP7675507B2 (ja) * 2020-08-03 2025-05-13 株式会社クボタ フッ素回収方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61192385A (ja) 1986-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0191893B1 (en) Process for adsorption treatment of dissolved fluorine
AU724141B2 (en) Apparatus and method for ammonia removal from waste streams
CN108144576A (zh) 一种氟吸附剂以及从含氟水中脱除回收氟的方法
JPH0256958B2 (ja)
US20240300830A1 (en) Method of processing hydro-mineral lithium-containing feedstock
US4596659A (en) Selective separation of borate ions in water
US5895796A (en) Ion adsorbent
JP4657680B2 (ja) リン成分の回収方法
JPS60153940A (ja) 溶存フッ素イオンの吸着剤
US20120107215A1 (en) Method of removing and recovering silica using modified ion exchange materials
US4744825A (en) Removal and recovery of silver from waste stream
JP4014276B2 (ja) ホウ素含有排水の処理方法
JPH0217220B2 (ja)
JPS5815193B2 (ja) ホウ素含有水の処理方法
JPH0143594B2 (ja)
JP2004298738A (ja) ホウ素含有水の処理方法
JP2002126543A (ja) イオン含有水の処理方法
JP4393616B2 (ja) ホウ素固定剤およびホウ素含有排水の処理方法
JPS6036831B2 (ja) ヒ素及びシリカ含有水の処理方法
JP4637737B2 (ja) ホウ素吸着剤の再生方法
JPS63287547A (ja) 弗化物イオンの吸着剤
JPH0218906B2 (ja)
KR102485386B1 (ko) 하수슬러지 소각재의 성분을 제어하는 방법
JP3364308B2 (ja) 排水処理方法及びその装置
JP2001079564A (ja) ホウ素含有水の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees