JPH0257057B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0257057B2 JPH0257057B2 JP18994083A JP18994083A JPH0257057B2 JP H0257057 B2 JPH0257057 B2 JP H0257057B2 JP 18994083 A JP18994083 A JP 18994083A JP 18994083 A JP18994083 A JP 18994083A JP H0257057 B2 JPH0257057 B2 JP H0257057B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aromatic
- polyimide
- acid
- aromatic diamine
- diamine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
Landscapes
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
高機能性の耐熱材料として、近年芳香族ポリイ
ミドが果たす役割は大きい。
ミドが果たす役割は大きい。
芳香環を分子内に一つまたは二つ以上有する芳香
族テトラカルボン酸の二無水物と芳香環を分子内
に一つまたは二つ以上有する芳香族ジアミンとの
重縮合反応によつて製造される芳香族ポリイミド
は一般的には次に示す構造を有し、製膜したフイ
ルムの強度の観点から、例えばP−クロルフエノ
ールを溶媒とし、50℃に於いて測定する対数粘度
が2.0以上特に2.0〜4.0程度にまで重縮合されたポ
リマーが実用に供されている。
族テトラカルボン酸の二無水物と芳香環を分子内
に一つまたは二つ以上有する芳香族ジアミンとの
重縮合反応によつて製造される芳香族ポリイミド
は一般的には次に示す構造を有し、製膜したフイ
ルムの強度の観点から、例えばP−クロルフエノ
ールを溶媒とし、50℃に於いて測定する対数粘度
が2.0以上特に2.0〜4.0程度にまで重縮合されたポ
リマーが実用に供されている。
(但し、R,R′は芳香環を含む残基である。)
しかし、芳香族ポリイミドは、高機能性を要求
される材料であるために、特に耐熱性絶縁フイル
ムなどの分野では、芳香族ポリイミドの性能に対
する要求が厳しく、製膜したフイルム中の小量の
ゲルの存在、或いは、微小ピンホールの存在など
で規格外品として廃棄される量も少なくない。ま
た製膜時には、フイルム両端は機械の把みしろと
なるため、後に切断して廃棄されているが、芳香
族ポリイミドの原料である芳香族テトラカルボン
酸二無水物及び芳香族ジアミンは、ともに非常に
高価な化学品であつて、これら廃棄される部分が
芳香族ポリイミドの製造コストに及ぼす影響は大
きい。
される材料であるために、特に耐熱性絶縁フイル
ムなどの分野では、芳香族ポリイミドの性能に対
する要求が厳しく、製膜したフイルム中の小量の
ゲルの存在、或いは、微小ピンホールの存在など
で規格外品として廃棄される量も少なくない。ま
た製膜時には、フイルム両端は機械の把みしろと
なるため、後に切断して廃棄されているが、芳香
族ポリイミドの原料である芳香族テトラカルボン
酸二無水物及び芳香族ジアミンは、ともに非常に
高価な化学品であつて、これら廃棄される部分が
芳香族ポリイミドの製造コストに及ぼす影響は大
きい。
これらの芳香族ポリイミドは、アルカリ共存下
での加熱によつて分解することは知られている
が、完全に芳香族テトラカルボン酸及び芳香族ジ
アミンの単量体単位にまで分解し、これを再び重
縮合反応に供することの可能な縮合原料とする方
法は知られていない。
での加熱によつて分解することは知られている
が、完全に芳香族テトラカルボン酸及び芳香族ジ
アミンの単量体単位にまで分解し、これを再び重
縮合反応に供することの可能な縮合原料とする方
法は知られていない。
その理由は、加水分解によるイミド結合の解離
の際には、カルボキシル基の脱離反応が伴なうこ
と、またカルボキシル基の脱離を引き起さない程
度の温和な分解条件の下では、イミド結合の解離
が完全に終了せず、ポリイミドのオリゴマーが残
留すること、更には回収される芳香族テトラカル
ボン酸、芳香族ジアミンの着色(褐色)が著るし
いことなどである。ポリイミドオリゴマーの存在
は、回収物のメタノール不溶分として確認するこ
とが出来る。
の際には、カルボキシル基の脱離反応が伴なうこ
と、またカルボキシル基の脱離を引き起さない程
度の温和な分解条件の下では、イミド結合の解離
が完全に終了せず、ポリイミドのオリゴマーが残
留すること、更には回収される芳香族テトラカル
ボン酸、芳香族ジアミンの着色(褐色)が著るし
いことなどである。ポリイミドオリゴマーの存在
は、回収物のメタノール不溶分として確認するこ
とが出来る。
回収原料に混入するカルボキシル基の脱離によ
つて生じた芳香族テトラカルボン酸、芳香族ジカ
ルボン酸等の脱炭酸成分、及びポリイミドオリゴ
マー等は、重縮合反応の阻害物質であつて、これ
らが0.05%以上混入した回収原料を用いると、重
縮合反応で対数粘度が2.0以上の芳香族ポリイミ
ドを製造することは不可能である。
つて生じた芳香族テトラカルボン酸、芳香族ジカ
ルボン酸等の脱炭酸成分、及びポリイミドオリゴ
マー等は、重縮合反応の阻害物質であつて、これ
らが0.05%以上混入した回収原料を用いると、重
縮合反応で対数粘度が2.0以上の芳香族ポリイミ
ドを製造することは不可能である。
本発明者らは、重縮合反応性が高く、芳香族ポ
リイミド原料として再使用可能な芳香族テトラカ
ルボン酸二無水物及び芳香族ジアミンの回収方法
について鋭意研究した結果、本発明を完成した。
リイミド原料として再使用可能な芳香族テトラカ
ルボン酸二無水物及び芳香族ジアミンの回収方法
について鋭意研究した結果、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、成形品として使用不能と
なつた芳香族ポリイミドから加水分解によつて芳
香族テトラカルボン酸二無水物および芳香族ジア
ミンを同時に回収する方法において、芳香族ポリ
イミドのポリイミド単位に対し4.0〜4.8倍モルの
アルカリの共存下150〜230℃の温度でイミド結合
が実質的に残存しない程度にまで芳香族ポリイミ
ドを加水分解し得られた反応物を濾過して芳香族
テトラカルボン酸のアルカリ水溶液(A液)と濾
滓としての芳香族ジアミンとに分離した後、濾滓
にはさらに酸水溶液を加えて芳香族ジアミンの酸
水溶液(B液)とし、該A液およびB液をそれぞ
れ活性炭と接触させ、その後、それぞれ中和当量
以上の酸およびアルカリを投入して芳香族テトラ
カルボン酸および芳香族ジアミンを析出させ、そ
れぞれ濾過分離し、芳香族テトラカルボン酸はさ
らに加熱脱水して二無水物として回収することを
特徴とする芳香族テトラカルボン酸二無水物およ
び芳香族ジアミンの回収方法に関する。
なつた芳香族ポリイミドから加水分解によつて芳
香族テトラカルボン酸二無水物および芳香族ジア
ミンを同時に回収する方法において、芳香族ポリ
イミドのポリイミド単位に対し4.0〜4.8倍モルの
アルカリの共存下150〜230℃の温度でイミド結合
が実質的に残存しない程度にまで芳香族ポリイミ
ドを加水分解し得られた反応物を濾過して芳香族
テトラカルボン酸のアルカリ水溶液(A液)と濾
滓としての芳香族ジアミンとに分離した後、濾滓
にはさらに酸水溶液を加えて芳香族ジアミンの酸
水溶液(B液)とし、該A液およびB液をそれぞ
れ活性炭と接触させ、その後、それぞれ中和当量
以上の酸およびアルカリを投入して芳香族テトラ
カルボン酸および芳香族ジアミンを析出させ、そ
れぞれ濾過分離し、芳香族テトラカルボン酸はさ
らに加熱脱水して二無水物として回収することを
特徴とする芳香族テトラカルボン酸二無水物およ
び芳香族ジアミンの回収方法に関する。
この発明に使用される芳香族ポリイミドについ
ては耐熱性を有するものであれば制限はない。
ては耐熱性を有するものであれば制限はない。
本発明の方法を具体的に説明すると、芳香族ポ
リイミド及びポリイミド単位に対して4.0〜4.8倍
モルの苛性ソーダ、苛性カリ或いは、アンモニア
等のアルカリ、及び水をオートクレーブのような
耐圧反応器に仕込み、気相部を窒素或いは炭酸ガ
ス等の不活性ガスで置換したのち、150〜230℃の
範囲の温度に加熱昇温して実質的にイミド結合が
存在しなくなるまで、該ポリイミドを加水分解す
る。
リイミド及びポリイミド単位に対して4.0〜4.8倍
モルの苛性ソーダ、苛性カリ或いは、アンモニア
等のアルカリ、及び水をオートクレーブのような
耐圧反応器に仕込み、気相部を窒素或いは炭酸ガ
ス等の不活性ガスで置換したのち、150〜230℃の
範囲の温度に加熱昇温して実質的にイミド結合が
存在しなくなるまで、該ポリイミドを加水分解す
る。
加水分解によつて生成した芳香族テトラカルボ
ン酸は、アルカリ塩として水溶液中に存在し、芳
香族ジアミンは、冷却後、オートクレーブ底部に
沈澱しているので濾別する。濾液には活性炭によ
る脱色処理を加えたのち、塩酸、硫酸等の無機酸
やギ酸、酢酸等の有機酸を加えて液を酸性とし芳
香族テトラカルボン酸を析出させ、濾過水洗して
乾燥することによつて回収される。ここで、芳香
族テトラカルボン酸のアルカリ溶液からの析出の
際に、中和当量以上の酸を加えて液を酸性とする
ことは、混入したジアミン成分を除去するために
特に必要である。回収された芳香族テトラカルボ
ン酸は、不活性ガス気流中で加熱脱水し、芳香族
テトラカルボン酸二無水物とした後、芳香族ポリ
イミド原料として使用することが出来るが、無水
化工程の前或いは後で精製操作を加えても良い。
この様にして、規格外の芳香族ポリイミドから、
90%以上の高い収率で、芳香族テトラカルボン酸
二無水物を回収することが出来る。
ン酸は、アルカリ塩として水溶液中に存在し、芳
香族ジアミンは、冷却後、オートクレーブ底部に
沈澱しているので濾別する。濾液には活性炭によ
る脱色処理を加えたのち、塩酸、硫酸等の無機酸
やギ酸、酢酸等の有機酸を加えて液を酸性とし芳
香族テトラカルボン酸を析出させ、濾過水洗して
乾燥することによつて回収される。ここで、芳香
族テトラカルボン酸のアルカリ溶液からの析出の
際に、中和当量以上の酸を加えて液を酸性とする
ことは、混入したジアミン成分を除去するために
特に必要である。回収された芳香族テトラカルボ
ン酸は、不活性ガス気流中で加熱脱水し、芳香族
テトラカルボン酸二無水物とした後、芳香族ポリ
イミド原料として使用することが出来るが、無水
化工程の前或いは後で精製操作を加えても良い。
この様にして、規格外の芳香族ポリイミドから、
90%以上の高い収率で、芳香族テトラカルボン酸
二無水物を回収することが出来る。
一方、加水分解後、濾別された沈澱は、芳香族
ジアミンであるが、異物の除去及び脱色のため次
の処理を行なう。
ジアミンであるが、異物の除去及び脱色のため次
の処理を行なう。
まず沈澱を塩酸、硫酸、ギ酸、酢酸等の酸水溶
液とし、活性炭による脱色処理を加えて濾過す
る。次いで濾液に苛性ソーダ、苛性カリ、アンモ
ニア等のアルカリを加えて、液をアルカリ性とす
る。析出した芳香族ジアミンを濾過、水洗、乾燥
して回収する。ここで、芳香族ジアミンの酸性溶
液からの析出の際に、中和当量以上のアルカリを
加えて液をアルカリ性とすることは、混入したカ
ルボン酸成分を除去するために特に必要である。
この様にして、規格外の芳香族ポリイミドから、
90%以上の収率で芳香族ジアミンを回収すること
が出来る。回収された芳香族ジアミンは、そのま
ま重縮合の原料として用いることが出来るが、も
ちろん昇華精製等の精製操作を加えても良い。
液とし、活性炭による脱色処理を加えて濾過す
る。次いで濾液に苛性ソーダ、苛性カリ、アンモ
ニア等のアルカリを加えて、液をアルカリ性とす
る。析出した芳香族ジアミンを濾過、水洗、乾燥
して回収する。ここで、芳香族ジアミンの酸性溶
液からの析出の際に、中和当量以上のアルカリを
加えて液をアルカリ性とすることは、混入したカ
ルボン酸成分を除去するために特に必要である。
この様にして、規格外の芳香族ポリイミドから、
90%以上の収率で芳香族ジアミンを回収すること
が出来る。回収された芳香族ジアミンは、そのま
ま重縮合の原料として用いることが出来るが、も
ちろん昇華精製等の精製操作を加えても良い。
この発明において加水分解に用いるアルカリ
は、苛性ソーダ、苛性カリ、或いはアンモニアな
どで良いが、使用量はポリイミド単位に対し、
4.0倍モル以上添加することが必要であり、これ
より少ないと分解反応が完全に進行せず、ポリイ
ミド結合を有する低分子量オリゴマーが生成す
る。また、過剰の使用は脱炭酸反応を促進させる
ため好ましくなく、ポリイミド単位に対し4.0〜
4.8倍モル程度が最適である。加水分解の際の水
の量は、生成する芳香族テトラカルボン酸のアル
カリ塩を溶解させるのに必要な量があれば良い
が、一般的には、仕込んまだポリイミドの重量に
対して5〜20倍量程度あれば充分である。
は、苛性ソーダ、苛性カリ、或いはアンモニアな
どで良いが、使用量はポリイミド単位に対し、
4.0倍モル以上添加することが必要であり、これ
より少ないと分解反応が完全に進行せず、ポリイ
ミド結合を有する低分子量オリゴマーが生成す
る。また、過剰の使用は脱炭酸反応を促進させる
ため好ましくなく、ポリイミド単位に対し4.0〜
4.8倍モル程度が最適である。加水分解の際の水
の量は、生成する芳香族テトラカルボン酸のアル
カリ塩を溶解させるのに必要な量があれば良い
が、一般的には、仕込んまだポリイミドの重量に
対して5〜20倍量程度あれば充分である。
また、この発明においてポリイミドを加水分解
する際に実質的にイミド結合が存在しなくなるま
での分解時間は、加水分解の温度によつて異な
り、150℃で7時間、170℃で5時間、200℃で3.5
時間、230℃で2.5時間が適当である。
する際に実質的にイミド結合が存在しなくなるま
での分解時間は、加水分解の温度によつて異な
り、150℃で7時間、170℃で5時間、200℃で3.5
時間、230℃で2.5時間が適当である。
以下に実施例および比較例を示す。
実施例 1
3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物(以下BPDAと略記する)及びジアミ
ノジフエニルエーテル(以下DADEと略記する)
の重縮合によつて製造された芳香族ポリイミド の製膜時の把みしろ部分〔50℃に於ける対数粘度
(ηinh)が3.5である〕を30g、苛性ソーダ11.5g
(ポリイミド単位に対し4.4倍モル)、蒸留水300ml
を内容積430mlのオートクレーブに仕込んだ。気
相部を窒素置換した後昇温て190℃で4時間撹拌
して加水分解し、冷却後オートクレーブ内容物を
濾別した。濾液には粉末活性炭1gを添加して30
分撹拌してから濾過して活性炭を分離し、濾液に
濃塩酸40mlを加えた。析出した沈澱を濾過、水洗
して60℃で一夜減圧乾燥し、一部をメチルエステ
ル化した後、元素分析及びガスクローマス分析し
て、3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン
酸(以下BPTAと略記する)であることを確認
した。更に、エステル化した後のガスクロ分析で
は、脱炭酸成分の濃度は0.014%と微量であつた。
また回収されたBPDAはメタノールに完全に溶
解し、微量の不溶分も含まないことから、ポリイ
ミド結合を有するオリゴマーを全く含まないこと
が確認された。窒素気流中、240℃で16時間
BPTAを加熱脱水して、BPDAとした後の回収
率は、仕込んだ芳香族ポリイミドに対し、92.6%
であつた。
二無水物(以下BPDAと略記する)及びジアミ
ノジフエニルエーテル(以下DADEと略記する)
の重縮合によつて製造された芳香族ポリイミド の製膜時の把みしろ部分〔50℃に於ける対数粘度
(ηinh)が3.5である〕を30g、苛性ソーダ11.5g
(ポリイミド単位に対し4.4倍モル)、蒸留水300ml
を内容積430mlのオートクレーブに仕込んだ。気
相部を窒素置換した後昇温て190℃で4時間撹拌
して加水分解し、冷却後オートクレーブ内容物を
濾別した。濾液には粉末活性炭1gを添加して30
分撹拌してから濾過して活性炭を分離し、濾液に
濃塩酸40mlを加えた。析出した沈澱を濾過、水洗
して60℃で一夜減圧乾燥し、一部をメチルエステ
ル化した後、元素分析及びガスクローマス分析し
て、3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン
酸(以下BPTAと略記する)であることを確認
した。更に、エステル化した後のガスクロ分析で
は、脱炭酸成分の濃度は0.014%と微量であつた。
また回収されたBPDAはメタノールに完全に溶
解し、微量の不溶分も含まないことから、ポリイ
ミド結合を有するオリゴマーを全く含まないこと
が確認された。窒素気流中、240℃で16時間
BPTAを加熱脱水して、BPDAとした後の回収
率は、仕込んだ芳香族ポリイミドに対し、92.6%
であつた。
更に、加水分解後、濾別した固形物に30mlの濃
塩酸及び270mlの蒸留水を加えて溶解し、粉末活
性炭1gを加えて30分撹拌した後、活性炭を濾過
分離した。濾液に苛性ソーダ15gを投入して撹拌
し、析出した沈澱を濾過、水洗して60℃で一夜減
圧乾燥し、白色粉状物を得た。
塩酸及び270mlの蒸留水を加えて溶解し、粉末活
性炭1gを加えて30分撹拌した後、活性炭を濾過
分離した。濾液に苛性ソーダ15gを投入して撹拌
し、析出した沈澱を濾過、水洗して60℃で一夜減
圧乾燥し、白色粉状物を得た。
一部を元素分析及びガスクロ分析して、純枠な
DADEであることを確認した。回収率は91.1%で
あつた。
DADEであることを確認した。回収率は91.1%で
あつた。
以上の様にして回収したBPDA5.88g(20ミリ
モル)DADE4.01g(20ミリモル)を特開昭55−
65227号公報に記載の方法によつて、P−クロル
フエノール91.6gを溶媒として160℃で1時間重
縮合したところ、50℃に於ける対数粘度(ηinh)
が、2.83を示す芳香族ポリイミドが得られた。こ
の値は充分満足出来る程、高縮合したことを示
す。
モル)DADE4.01g(20ミリモル)を特開昭55−
65227号公報に記載の方法によつて、P−クロル
フエノール91.6gを溶媒として160℃で1時間重
縮合したところ、50℃に於ける対数粘度(ηinh)
が、2.83を示す芳香族ポリイミドが得られた。こ
の値は充分満足出来る程、高縮合したことを示
す。
ηinh.=ln(η/η。)/c
ここで η:ポリイミド溶液の粘度
η。:溶媒(P−クロルフエノール)の粘度
C:ポリイミドの濃度(g/100g)
得られたポリイミドから特開昭55−65227号公報
に記載の方法によつて厚さ30μのフイルムを作成
し、引張強度および伸び(破断時)を測定したと
ころ、各々23.9Kg/mm2、83%であつた。
に記載の方法によつて厚さ30μのフイルムを作成
し、引張強度および伸び(破断時)を測定したと
ころ、各々23.9Kg/mm2、83%であつた。
実施例 2
実施例1と同様に、芳香族ポリイミドの規格外
フイルム30gを150℃で7時間加水分解して、
BPDA及びDADEをそれぞれ回収率91.1%、93.3
%で得た。回収したBPDA中の脱炭酸成分の濃
度は0.011%と充分に低く、ポリイミドオリゴマ
ーは全く含有していなかつた。これらの回収原料
を用いて、実施例1と同様に重縮合したところ、
50℃於ける対数粘度は3.02と充分満足出来る値を
示し、ポリイミドフイルムの引張強度および伸び
は24.1Kg/mm2、および85%であつた。
フイルム30gを150℃で7時間加水分解して、
BPDA及びDADEをそれぞれ回収率91.1%、93.3
%で得た。回収したBPDA中の脱炭酸成分の濃
度は0.011%と充分に低く、ポリイミドオリゴマ
ーは全く含有していなかつた。これらの回収原料
を用いて、実施例1と同様に重縮合したところ、
50℃於ける対数粘度は3.02と充分満足出来る値を
示し、ポリイミドフイルムの引張強度および伸び
は24.1Kg/mm2、および85%であつた。
実施例 3
230℃の温度で、2.5時間芳香族ポリイミドの加
水分解を行ない、塩酸の代りにギ酸を用いたほか
は、実施例1と同様にして、BPDA及びDADE
をそれぞれ回収率93.4%、92.6%で得た。
水分解を行ない、塩酸の代りにギ酸を用いたほか
は、実施例1と同様にして、BPDA及びDADE
をそれぞれ回収率93.4%、92.6%で得た。
回収したBPDA中の脱炭酸成分の濃度は0.018
%と低く、ポリイミドオリゴマーは全く含有して
いなかつた。これらの回収原料を用いて、実施例
1と同様に重縮合したところ、50℃に於ける対数
粘度は2.97と充分満足出来る値を示し、ポリイミ
ドフイルムの引張強度は23.6Kg/mm2、伸びは82%
であつた。
%と低く、ポリイミドオリゴマーは全く含有して
いなかつた。これらの回収原料を用いて、実施例
1と同様に重縮合したところ、50℃に於ける対数
粘度は2.97と充分満足出来る値を示し、ポリイミ
ドフイルムの引張強度は23.6Kg/mm2、伸びは82%
であつた。
比較例 1
苛性ソーダ26.2g(ポリイミド単位に対し10倍
モル)を用いたほかは、実施例1と全く同様の実
験を行ない、BPTA及びDADEをそれぞれ回収
率92.4%、92.1%で得た。回収したBPTAの分析
の結果、ポリイミドオリゴマーは存在しなかつた
が、脱炭酸成分の濃度は0.43%と高かつた。更
に、実施例1と同様に重縮合したところ、重縮合
物の対数粘度は1.63と低く、満足出来る値では無
かつた。ポリイミドフイルムの引張強度は13.7
Kg/mm2、伸びは45%であつた。
モル)を用いたほかは、実施例1と全く同様の実
験を行ない、BPTA及びDADEをそれぞれ回収
率92.4%、92.1%で得た。回収したBPTAの分析
の結果、ポリイミドオリゴマーは存在しなかつた
が、脱炭酸成分の濃度は0.43%と高かつた。更
に、実施例1と同様に重縮合したところ、重縮合
物の対数粘度は1.63と低く、満足出来る値では無
かつた。ポリイミドフイルムの引張強度は13.7
Kg/mm2、伸びは45%であつた。
比較例 2
実施例1の方法で、130℃、15時間の加水分解
を行なつて、BPTA67.3%、DADE55.1%を回収
した。BPTAの分析の結果、脱炭酸成分の濃度
は0.00%であつたが、ポリイミドオリゴマーが
7.3%も混入していた。回収したBPTAを無水化
してBPDAとした後、実施例1と同様に重縮合
したが、反応後の粘度は全く上昇しなかつた。
を行なつて、BPTA67.3%、DADE55.1%を回収
した。BPTAの分析の結果、脱炭酸成分の濃度
は0.00%であつたが、ポリイミドオリゴマーが
7.3%も混入していた。回収したBPTAを無水化
してBPDAとした後、実施例1と同様に重縮合
したが、反応後の粘度は全く上昇しなかつた。
比較例 3
実施例1と同様にして250℃、1時間の加水分
解を行ない、BPTA、DADEをそれぞれ94.6%、
94.1%の回収率で得た。BPTAの分析の結果、ポ
リイミドオリゴマーは混入していなかつたが、脱
炭酸成分の濃度が1.65%もあつた。重縮合テスト
の結果、50℃での対数粘度は1.16また、ポリイミ
ドフイルムの引張強度は7.6Kg/mm2、伸びは23%
と低く、満足出来る値ではなかつた。
解を行ない、BPTA、DADEをそれぞれ94.6%、
94.1%の回収率で得た。BPTAの分析の結果、ポ
リイミドオリゴマーは混入していなかつたが、脱
炭酸成分の濃度が1.65%もあつた。重縮合テスト
の結果、50℃での対数粘度は1.16また、ポリイミ
ドフイルムの引張強度は7.6Kg/mm2、伸びは23%
と低く、満足出来る値ではなかつた。
Claims (1)
- 1 成形品として使用不能となつた芳香族ポリイ
ミドから加水分解によつて芳香族テトラカルボン
酸二無水物および芳香族ジアミンを同時に回収す
る方法において、芳香族ポリイミドのポリイミド
単位に対し4.0〜4.8倍モルのアルカリの共存下
150〜230℃の温度でイミド結合が実質的に残存し
ない程度にまで芳香族ポリイミドを加水分解し、
得られた反応物を濾過して芳香族テトラカルボン
酸のアルカリ水溶液(A液)と濾滓としての芳香
族ジアミンとに分離した後、濾滓にはさらに酸水
溶液を加えて芳香族ジアミンの酸水溶液(B液)
とし、該A液およびB液をそれぞれ活性炭と接触
させ、その後、それぞれ中和当量以上の酸および
アルカリを投入して芳香族テトラカルボン酸およ
び芳香族ジアミンを析出させ、それぞれ濾過分離
し、芳香族テトラカルボン酸はさらに加熱脱水し
て二無水物として回収することを特徴とする芳香
族テトラカルボン酸二無水物および芳香族ジアミ
ンの回収方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58189940A JPS6081154A (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | 回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58189940A JPS6081154A (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | 回収方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6081154A JPS6081154A (ja) | 1985-05-09 |
| JPH0257057B2 true JPH0257057B2 (ja) | 1990-12-03 |
Family
ID=16249749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58189940A Granted JPS6081154A (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | 回収方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6081154A (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6450876A (en) * | 1987-08-21 | 1989-02-27 | Ube Industries | Production of high-purity biphenyltetracarboxylic acid dianhydride |
| JP3087993B2 (ja) * | 1988-06-25 | 2000-09-18 | 宇部興産株式会社 | 芳香族ポリアミック酸の製造方法 |
| JP4985085B2 (ja) * | 2007-05-10 | 2012-07-25 | 東洋紡績株式会社 | ポリイミドの分解・回収方法 |
| JP4952441B2 (ja) * | 2007-08-28 | 2012-06-13 | 東洋紡績株式会社 | ポリイミドの分解・回収方法 |
| JP5029222B2 (ja) * | 2007-08-28 | 2012-09-19 | 東洋紡績株式会社 | ポリイミドの分解・回収方法 |
| JP2013087148A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | Toray Ind Inc | ポリイミドのアルカリ加水分解方法およびポリイミド金属積層体からの低分子量体および金属の回収方法 |
| KR101492894B1 (ko) | 2012-06-12 | 2015-02-12 | 가부시키가이샤 나까타 코팅 | 이미도기 함유 화합물, 이미도기 함유 화합물 용액, 및 이미도기 함유 화합물의 제조 방법 |
| US20160060483A1 (en) | 2013-11-27 | 2016-03-03 | Nakata Coating Co., Ltd. | Imide group-containing compound solution and method for producing polyimide film derived from imide group-containing compound solution |
| JP6743323B2 (ja) | 2018-03-20 | 2020-08-19 | 株式会社仲田コーティング | 水性処理剤、水性処理剤の製造方法、及び水性処理剤の使用方法 |
-
1983
- 1983-10-13 JP JP58189940A patent/JPS6081154A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6081154A (ja) | 1985-05-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0257057B2 (ja) | ||
| US5440009A (en) | Recovery of cyclic arylene sulfide oligomers | |
| Hsiao et al. | Synthesis and properties of polyimides, polyamides and poly (amide‐imide) s from ether diamine having the spirobichroman structure | |
| Liou | Synthesis and properties of soluble aromatic polyimides from 2, 2′‐bis (3, 4‐dicarboxyphenoxy)‐1, 1′‐binaphthyl dianhydride and aromatic diamines | |
| CN113717136A (zh) | 一种3,3`,4,4`-联苯四甲酸二酐的高收率绿色安全合成方法 | |
| JPH0248571B2 (ja) | ||
| JPS63215727A (ja) | ポリイミドの製造法 | |
| JPS6152172B2 (ja) | ||
| SU1136748A3 (ru) | Способ получени полиимидов | |
| US4376195A (en) | Method of preparing high purity polyamic acids for use in electronic circuitry | |
| JPH07300524A (ja) | 粒子状ポリイミドの製造法及び粒子状ポリイミド | |
| JP2971324B2 (ja) | 大環状ポリイミドオリゴマーを直鎖状ポリイミドに転化する方法 | |
| US4824932A (en) | Method of manufacturing thermoplastically processible aromatic polyamides and polyamidimides from bisamide | |
| Vygodskii et al. | Novel condensation functional polymers having highly basic groups | |
| RU2793036C1 (ru) | Способ получения ароматических полиимидов | |
| JPS6327527A (ja) | 耐熱性重合体の製造方法 | |
| CN114656356B (zh) | 一种螺环二茚满四酰氯及其制备方法、复合膜及其制备方法 | |
| JP2827198B2 (ja) | 粒子状ポリイミドの製造法 | |
| JPS638418A (ja) | 芳香族ジアミンから誘導される耐熱性重合体の製造方法 | |
| JP2503079B2 (ja) | ビフェニルテトラカルボン酸二無水物の製造法 | |
| RU2092499C1 (ru) | Способ получения полиимидов | |
| JP4570771B2 (ja) | ポリエステルからの2,6−ナフタレンジカルボン酸の回収 | |
| SU410057A1 (ja) | ||
| JPS63110219A (ja) | ポリイミド樹脂の製造方法 | |
| RU2070210C1 (ru) | Способ получения полиимидов |