JPH0258499B2 - - Google Patents
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- JPH0258499B2 JPH0258499B2 JP22876582A JP22876582A JPH0258499B2 JP H0258499 B2 JPH0258499 B2 JP H0258499B2 JP 22876582 A JP22876582 A JP 22876582A JP 22876582 A JP22876582 A JP 22876582A JP H0258499 B2 JPH0258499 B2 JP H0258499B2
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- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、車両用自動変速機の油圧制御装置に
関し、特に、該油圧制御装置におけるスロツトル
モジユレータ圧の制御装置に関する。 〔従来の技術〕 車両用自動変速機は、油圧サーボにより作動さ
れる摩擦係合要素の選択的な係合および解放によ
り変速制御がなされるもので、油圧サーボへの作
動油の給排は、電子制御装置の指令による油圧制
御装置のバルブの動作で行われる。このような油
圧制御装置の作動油の圧力は、ライン圧制御弁と
してのプライマリレギユレータ弁により調圧した
ライン圧として各部に供給されるが、このライン
圧は、車両におけるエンジンの出力トルクに対応
した圧力となるよう調圧される。そのため、油圧
制御装置には、ライン圧を受けてスロツトル開度
に応じたスロツトル圧をライン圧制御弁に印加さ
せるスロツトル弁が設けられている。 ところで、車両のエンジンの出力トルクは、低
スロツトル開度域ではスロツトル開度の増加につ
れて急激に増加し、その後スロツトル開度の増加
につれて次第に増加率が低くなる特性を示すもの
であるため、前記のようにスロツトル圧をライン
圧制御弁に印加させるだけでは、高スロツトル開
度域のライン圧が高くなり過ぎ、エンジンの出力
トルク特性と合致しなくなる。 そこで、ライン圧制御弁とスロツトル弁との間
にスロツトルモジユレータ弁を介装して、スロツ
トルモジユレータ圧のライン圧制御弁への印加に
よつて、高スロツトル開度域におけるライン圧の
上昇率を押さえ、エンジンの出力トルクに近似さ
せる処理がなされている。(例えば特開昭54−
141950号公報参照) 一方、スロツトル弁のような圧力制御弁にはバ
ルブステツクの問題がある。これは、圧油のドレ
ン時に、バルブのスプールとドレインポートとの
間の絞られた油路に加工時の切削屑などの固形物
が挟まることによりスプールが動かなくなる現象
であつて、これがスロツトル弁に発生すると、必
要なときにライン圧を昇圧することができなくな
るため変速不能や変速不良などの不具合が発生す
る。 このようなバルブステツクに対する対策として
従来、スロツトル弁のスプールにおけるドレイン
ポートを開閉するランドを、該ポートを解放する
ことなく常時重なり合つた(ラツプ)状態とし、
ランドと弁本体との間の〓間から油をドレインポ
ートに漏洩させる、いわゆるドレインポートラツ
プタイプとするとともに、ドレインポートからの
ドレイン油量の不足を補うため、スロツトル圧油
路にドレインオリフイスを設けた油圧制御装置が
実用化されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、前述のような従来の油圧制御装
置では、スロツトル圧の制御は良好に行われるも
のの、スロツトルモジユレータ弁については、格
別の対策がなされていない。そして、このスロツ
トルモジユレータ弁にバルブステツクが生じる
と、スロツトル圧の低減が行われなくなるため
に、特に、車両の運転者が高スロツトル開度で変
速操作を行つた場合に、ライン圧が低減されない
ままに油圧サーボに印加され、強い変速シヨツク
が生じることとなる。 上記の観点から、本発明は、ドレインポートラ
ツプタイプのスプールをスロツトル弁とスロツト
ルモジユレータ弁双方に適用することによつて、
それらのバルブステイツクを防止し、併せてドレ
インオリフイスの付設に伴うドレイン油量の増加
を防いだ、より一層作動の確実な自動変速機の油
圧制御装置を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上述の事情に鑑みなされたものであ
つて、ライン圧を調圧するライン圧制御弁と、該
ライン圧制御弁にスロツトル圧を印加させるスロ
ツトル弁と、該スロツトル弁と前記ライン圧制御
弁との間に介装されたスロツトルモジユレータ弁
とを備えた自動変速機の油圧制御装置において、
前記スロツトル弁のスプールに設けられたランド
と、該ランドと協働してスロツトル圧を調圧すべ
く圧油を排出するドレインポートとを前記スプー
ルの全作動域においてオーバーラツプさせるとと
もに、前記スロツトルモジユレータ弁のスプール
に設けられたランドと、該ランドと協働してスロ
ツトルモジユレータ弁を調圧すべく圧油を排出す
るドレインポートとを前記スプールの全作動域に
おいてオーバーラツプさせ、更に、前記スロツト
ルモジユレータ弁の調圧するスロツトルモジユレ
ータ圧をライン圧制御弁に印加させる油路に前記
スロツトル弁と前記スロツトルモジユレータ弁か
らの圧油の排出を補う共通のドレインオリフイス
を設けたことを特徴とするものである。 〔作用及び発明の効果〕 上述の本発明の自動変速機の油圧制御装置にお
いては、車両の運転者が高スロツトル開度で変速
操作を行つた場合に、ライン圧が低減されないま
まに油圧サーボに印加されるようなことがなくな
るため、バルブステツクによる変速シヨツクを生
じることのない自動変速機を提供することができ
るようになるばかりでなく、本来それぞれの弁に
組み合わせて設けられるべきドレインオリフイス
よりも両者をあわせて排出量の少ないオリフイス
とすることができるため、油圧制御装置のこの部
分での圧油の排出による消費を減少させて、油圧
源から供給される限られた圧油を他の部分での有
効活用にまわすことができる効果も得られる。 〔実施例〕 以下、図面に沿い、本発明の実施例について説
明する。 第1図はフロントエンジン、フロントドライブ
式の自動車用自動変速機を示す。この自動変速機
は、流体継手100と、該流体継手100の出力
軸101に同軸的に連結され前進3段後進1段の
変速を行うための第1のアンダードライブ変速機
210、該第1のアンダードライブ変速機210
に並列して連結され前進2段の変速を行うための
第2のアンダードライブ変速機250、および該
第2のアンダードライブ変速機250の出力軸に
連結されたデイフアレンシヤルギア270とから
なるギアトレーン200とで構成されている。 流体継手100は、エンジンの出力軸に連結さ
れたポンプインペラ102、出力軸101に連結
されたタービンランナ103、一方向クラツチ1
04を介して自動変速機ケースに固定されたステ
ータ105からなるトルクコンバータであり、直
結クラツチ106を備える。 前記流体継手100の出力軸101を入力軸と
し、該入力軸と該入力軸の左方(図示左方、以下
同じ)に同軸的に配された出力軸211との間に
第1のアンダードライブ変速機は、第1のプラネ
タリギアセツト220、第2のプラネタリギアセ
ツト230およびこれらプラネタリギアセツトの
構成要素を係合、解放または固定する多板クラツ
チC1,C2、バンドブレーキB1、多板ブレー
キB2,B3、一方向クラツチF1,F2など摩
擦係合装置を配置してなる。 第1のプラネタリギアセツト220は、前記流
体継手の出力軸101に連結されたシリンダ22
1に多板クラツチC1を介して連結されたリング
ギア222、第1のアンダードライブ変速機の出
力軸211に外嵌されるとともに回転自在に支持
されたサンギア軸212の右端(図示右端、以下
同じ)に形成されたサンギア223、前記出力軸
の右端に連結されたキヤリヤ224、前記リング
ギア222とサンギア223との間に噛合される
とともに前記キヤリヤ224に回転自在に保持さ
れたプラネタリギア225からなる。前記サンギ
ア軸212には前記第1のプラネタリギアセツト
220を収納する状態でドラム226がその左端
(図示左端)側壁において取付けられ、該ドラム
226は開口した右端が多板クラツチC2を介し
て前記シリンダ221に連結されるとともに外周
がバンドブレーキB1を介して自動変速機ケース
に固定されるようになつている。またサンギア軸
212は、中間部が一方向クラツチF1および該
一方向クラツチF1と直列された多板ブレーキB
2を介して自動変速機ケースに固定されている。 第2のプラネタリギアセツト230は、前記第
1のアンダードライブ変速機の出力軸211の左
側部に連結されたリングギア231、前記サンギ
ア軸212の左端に形成されたサンギア232、
一方向クラツチF2および該一方向クラツチF2
と並列された多板ブレーキB3を介して自動変速
機ケースに固定されるキヤリヤ233、前記リン
グギア231およびサンギア232の間に噛合さ
れるとともに前記キヤリヤ233に回転自在に支
持されたプラネタリギア234からなる。 第1のアンダードライブ装置の出力軸211の
左端には第1のアンダードライブ装置210の出
力ギア213が固着されており、該出力ギア21
3は第2のアンダードライブ装置250の入力軸
251の左端に固着された入力ギア252と歯合
している。 第2のアンダードライブ装置250は、前記第
1のアンダードライブ装置の入出力軸と並列され
た入力軸251と該入力軸251の右端に外嵌さ
れ回転自在に支持され外周に出力ギア255に形
成された中空出力軸254との間に第3のプラネ
タリギアセツト260と、その構成要素を係合、
解放または固定する多板クラツチC3、多板ブレ
ーキB4および一方向クラツチF3など摩擦係合
装置を配してなる。 第3のプラネタリギアセツト260は、第2の
アンダードライブ装置の入力軸251の右側部に
連結されたリングギア261、入力軸251に回
転自在に外嵌されるとともに左側部がブレーキB
4および該ブレーキB4と並列された一方向クラ
ツチF3を介して自動変速機ケースに固定される
サンギア軸253の右端部に形成されたサンギア
262、前記第3のプラネタリギアセツト260
を収納するとともに、右端は前記出力軸254に
連結され左端は多板クラツチC3を介して前記サ
ンギア軸253の左側部に連結され、外周にガバ
ナドライブギア256およびパーキングギア25
7が形成されているドラム258に連結されたキ
ヤリヤ263、および前記リングギア261とサ
ンギア262との間に噛合されるとともに前記キ
ヤリヤ263に回転自在に支持されたプラネタリ
ギア264とからなる。 デフアレンシヤルギア270は、前記第2のア
ンダードライブ装置の出力ギア255と噛合する
駆動大歯車271、デフアレンシヤルギアボツク
ス272、差動ギア273、駆動車輪に連結され
る出力軸274および275からなる。 第2図は第1図に示したギアトレーン200の
摩擦係合装置であるクラツチC1〜C3、ブレー
キB1〜B4を作動させるそれぞれの油圧サーボ
C−1〜C−3,B−1〜B−4に作動油を選択
的に給排し、該ギアトレーンの減速比を変更する
油圧制御装置を示す。 この油圧制御装置は、油溜め10、オイルポン
プ11、プライマリレギユレータ弁12、セカン
ダリレギユレータ弁13、スロツトル弁14、キ
ツクダウン弁15、カツトバツク弁17、スロツ
トルモジユレータ弁18、アキユムレータコント
ロール弁19、マニユアル弁30、2−3シフト
弁31、1−2シフト弁33、3−4シフト弁3
5、ローコーストモジユレータ弁37、2ndコー
ストモジユレータ弁39、ロツクアツプシグナル
弁91、ロツクアツプ制御弁93、アキユムレー
タ51,52,53,54,55、排油圧リリー
フ弁61、クーラーバイパス弁62、バイパスリ
リーフ弁63、連絡油路チエツク弁64、第1の
電磁ソレノイド弁71、第2の電磁ソレノイド弁
72、第3の電磁ソレノイド弁73、チエツク弁
付オリフイスとオリフイスとを組み合せてなる流
量制御弁、チエツク弁および油路の各所に挿入さ
れたオリフイス、オイルストレーナ、からなる。 オイルポンプ11はエンジンにより駆動され、
該油溜め10からオイルストレーナ700を介し
て作動油を吸引し油路1に圧油を吐出する。 プライマリレギユレータ弁12は、一方にスプ
リング121が背設されたスプール120と、該
スプール120のスプリング121側に直列され
たレギユレータプランジヤ110を有する。スプ
ール120は、オリフイス801を介して、出力
油圧のフイードバツクを受ける上端(図示上端、
以下同じ)ランド125と、油路1と油路6との
連通面積を調整するランド127と共にポンプ流
量が過大となり油路6への連通のみではライン圧
を調整しきれない場合にドレインポート124へ
排出するランド128とを備え、レギユレータプ
ランジヤ110は油路5から入力するライン圧を
受ける大径の上側ランド115と、油路9Bから
スロツトルモジユレータ圧が印加される小径の下
側ランド117とを備える。レギユレータプラン
ジヤ110は入力油圧である前記ライン圧とスロ
ツトルモジユレータ圧とにより上方向(図示上方
向、以下同じ)の圧力を受けスプール120を上
方に押圧し、これによりスプール120は一方か
らスプリング121のばね荷重、および前記プラ
ンジヤ110による押圧力を受け、他方からフイ
ードバツクされた出力油圧(油路1のライン圧)
を受け変位され、油路1と油路6の連通面積を調
整して油路1のオイルポンプ吐出圧を入力油圧に
応じたライン圧に調圧するとともに余剰油を油路
6に供給し、さらに不用な余剰油をドレインポー
ト124および126からドレインさせる。ドレ
インされた油は油路8を介して油溜め10に帰還
する。したがつて、このプライマリレギユレータ
弁は、油圧制御装置におけるライン圧制御弁を構
成している。 セカンダリレギユレータ弁13は、一方にスプ
リング131が背設されたスプール130を備え
る。該スプール130は、一方から図示下端の小
径ランド135に油路9Bを介して印加されるス
ロツトルモジユレータ圧と前記スプリング131
によるばね荷重とを受け他方からオリフイス80
2を介して上端ランド133に出力油圧(油路6
の油圧)のフイードバツクを受けて変位され、こ
れら入力油圧に応じて油路6と潤滑油供給油路6
Eおよびドレイン油路6Dとの連通面積を調整
し、油路6のセカンダリ圧を所定流体継手作動油
圧に調圧するとともに油路6Eの潤滑油圧を調圧
し、余剰油を油路6Dに排出する。油路6Dに排
出された油はオリフイス803を介して油溜め1
0に連絡する帰還油路8に流出し、油路6Dの油
圧が高いときはオリフイス803と並設された排
油圧リリーフ弁61を介して油路6Dから油路8
に流出する。また油路6Eに供給された潤滑油は
それぞれオリフイス811〜813を介して潤滑
必要部81〜83に供給される。 スロツトル弁14は一方にスプリング141が
背設され、大径のランド142、中径のランド1
43、小径のランド144を有するスプール14
0を備える。該スプール140は、一方から前記
スプリング141によるばね荷重と、ランド14
2とランド143との面積差を受圧面積としオリ
フイス715を介して入力する出力油圧(油路9
のスロツトル圧)のフイードバツク油圧と、油路
9Aを介して入力されランド143とランド14
4との面積差を受圧面積とするカツトバツク弁1
7からのカツトバツク圧とを受け他方から該スプ
ール140とスプリング151を介して直列され
たキツクダウン弁15のスプール150を介して
伝達されるスロツトルペダルの踏み込み量などに
対応した押圧力を受けて変位し、油路1に連絡す
るインポート145から流入する圧油量とドレイ
ンポート146から排出される圧油量とを増減さ
せ、アウトポート147を介して出力油路9と連
絡する油室148の油圧を調圧し、前記入力油圧
およびスロツトルペダルの踏み込み量により、油
路1から供給されたライン圧をスロツトル開度等
に応じたスロツトル圧として油路9に出力する。
このスロツトル弁のスプール140は、従来より
ランド148がドレインポート146は常時覆
う、いわゆるドレインポートラツプタイプのスプ
ールとなつており、ラツプ量の増減に応じドレイ
ンポート146からの油の排出量が増減される。 従来はドレインポート146からのドレイン油
量の不足を補うために出力油路である油路9にド
レインオリフイス149を設けていたが、本発明
の要旨はこのドレインオリフイス149を廃止
し、後記するスロツトルモジユレータ弁18の出
力油路9Bにドレイオリフイス189を設けて、
2つのドレインオリフイスを1つに減らし、ドレ
イン油量が過多になることを防止するとともにバ
ルブボデイの構造の簡略化を図つたことにある。 キツクダウン弁15はスプール150を有し、
該スプール150はスロツトルペダルにリンクさ
れ、該ペダルの踏み込み量に応じて回転するスロ
ツトルカム152により押圧されて移動し、スプ
リング151を介してペダル踏込量に応じた押圧
力をスプール140に伝えてスロツトル圧を発生
させる。また油路9Aから大径の上端ランド15
3と小径の下端ランド155との間に入力するカ
ツトバツク圧とによりスプール150がスロツト
ル開度およびカツトバツク圧に応じた押圧力で図
示上方に押圧され、ペダル踏込み時の荷重を軽減
する役割をもつている。 カツトバツク弁17は、一方にスプリング17
1が背設されたスプール170を備え、該スプー
ル170は他方からランドに油路2Aを介してラ
イン圧が印加されたとき下方に設定され油路9と
油路9Aとを連絡し油路9Aからカツトバツク圧
を出力する。 スロツトルモジユレータ18は一方にスプリン
グ181が背設されたスプール180を有し、該
スプール180は一方から前記スプリング181
のばね荷重と油路9から中間ランド183と下端
ランド185との面積差を有効受圧面積として印
加されるスロツトル圧を受け、他方からオリフイ
ス804を介して大径のランド187に印加され
る出力油圧(油路9Bのスロツトルモジユレータ
圧)のフイードバツクを受けて変位され、オイル
ストレーナ603を介して油路9から供給された
スロツトル圧を油路9に連絡するインポート82
からの圧油の流入量とドレインポート184から
の油の排出量とを増減させランド183とランド
187との中間の油室186の油圧を調整し、ア
ウトポート188からドレインオリフイス189
が設けられた油路9Bにスロツトルモジユレータ
圧として出力する。スプール180の中間ランド
183は第3図に示す如く、スプール180が図
示上方に設定された場合においても図示下方に設
定された場合もドレインポート184を覆う、い
わゆるラツプまたはオーバーラツプタイプのスプ
ールとなつており、ドレインポート184からの
油の排出量はランド183の外周と弁壁18Aと
の重なり量(ラツプ量)の大小により決定され
る。このようなラツプタイプスプールを用いる場
合、ドレイン油量の不足を補う手段として油路9
Bにドレインオリフイス189を設けている。 アキユムレータコントロール弁19は、一方に
スプリング191が背設されたスプール190
と、該スプールのスプリング191側に直列され
た小径のプランジヤ192を有し、前記スプール
関し、特に、該油圧制御装置におけるスロツトル
モジユレータ圧の制御装置に関する。 〔従来の技術〕 車両用自動変速機は、油圧サーボにより作動さ
れる摩擦係合要素の選択的な係合および解放によ
り変速制御がなされるもので、油圧サーボへの作
動油の給排は、電子制御装置の指令による油圧制
御装置のバルブの動作で行われる。このような油
圧制御装置の作動油の圧力は、ライン圧制御弁と
してのプライマリレギユレータ弁により調圧した
ライン圧として各部に供給されるが、このライン
圧は、車両におけるエンジンの出力トルクに対応
した圧力となるよう調圧される。そのため、油圧
制御装置には、ライン圧を受けてスロツトル開度
に応じたスロツトル圧をライン圧制御弁に印加さ
せるスロツトル弁が設けられている。 ところで、車両のエンジンの出力トルクは、低
スロツトル開度域ではスロツトル開度の増加につ
れて急激に増加し、その後スロツトル開度の増加
につれて次第に増加率が低くなる特性を示すもの
であるため、前記のようにスロツトル圧をライン
圧制御弁に印加させるだけでは、高スロツトル開
度域のライン圧が高くなり過ぎ、エンジンの出力
トルク特性と合致しなくなる。 そこで、ライン圧制御弁とスロツトル弁との間
にスロツトルモジユレータ弁を介装して、スロツ
トルモジユレータ圧のライン圧制御弁への印加に
よつて、高スロツトル開度域におけるライン圧の
上昇率を押さえ、エンジンの出力トルクに近似さ
せる処理がなされている。(例えば特開昭54−
141950号公報参照) 一方、スロツトル弁のような圧力制御弁にはバ
ルブステツクの問題がある。これは、圧油のドレ
ン時に、バルブのスプールとドレインポートとの
間の絞られた油路に加工時の切削屑などの固形物
が挟まることによりスプールが動かなくなる現象
であつて、これがスロツトル弁に発生すると、必
要なときにライン圧を昇圧することができなくな
るため変速不能や変速不良などの不具合が発生す
る。 このようなバルブステツクに対する対策として
従来、スロツトル弁のスプールにおけるドレイン
ポートを開閉するランドを、該ポートを解放する
ことなく常時重なり合つた(ラツプ)状態とし、
ランドと弁本体との間の〓間から油をドレインポ
ートに漏洩させる、いわゆるドレインポートラツ
プタイプとするとともに、ドレインポートからの
ドレイン油量の不足を補うため、スロツトル圧油
路にドレインオリフイスを設けた油圧制御装置が
実用化されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、前述のような従来の油圧制御装
置では、スロツトル圧の制御は良好に行われるも
のの、スロツトルモジユレータ弁については、格
別の対策がなされていない。そして、このスロツ
トルモジユレータ弁にバルブステツクが生じる
と、スロツトル圧の低減が行われなくなるため
に、特に、車両の運転者が高スロツトル開度で変
速操作を行つた場合に、ライン圧が低減されない
ままに油圧サーボに印加され、強い変速シヨツク
が生じることとなる。 上記の観点から、本発明は、ドレインポートラ
ツプタイプのスプールをスロツトル弁とスロツト
ルモジユレータ弁双方に適用することによつて、
それらのバルブステイツクを防止し、併せてドレ
インオリフイスの付設に伴うドレイン油量の増加
を防いだ、より一層作動の確実な自動変速機の油
圧制御装置を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上述の事情に鑑みなされたものであ
つて、ライン圧を調圧するライン圧制御弁と、該
ライン圧制御弁にスロツトル圧を印加させるスロ
ツトル弁と、該スロツトル弁と前記ライン圧制御
弁との間に介装されたスロツトルモジユレータ弁
とを備えた自動変速機の油圧制御装置において、
前記スロツトル弁のスプールに設けられたランド
と、該ランドと協働してスロツトル圧を調圧すべ
く圧油を排出するドレインポートとを前記スプー
ルの全作動域においてオーバーラツプさせるとと
もに、前記スロツトルモジユレータ弁のスプール
に設けられたランドと、該ランドと協働してスロ
ツトルモジユレータ弁を調圧すべく圧油を排出す
るドレインポートとを前記スプールの全作動域に
おいてオーバーラツプさせ、更に、前記スロツト
ルモジユレータ弁の調圧するスロツトルモジユレ
ータ圧をライン圧制御弁に印加させる油路に前記
スロツトル弁と前記スロツトルモジユレータ弁か
らの圧油の排出を補う共通のドレインオリフイス
を設けたことを特徴とするものである。 〔作用及び発明の効果〕 上述の本発明の自動変速機の油圧制御装置にお
いては、車両の運転者が高スロツトル開度で変速
操作を行つた場合に、ライン圧が低減されないま
まに油圧サーボに印加されるようなことがなくな
るため、バルブステツクによる変速シヨツクを生
じることのない自動変速機を提供することができ
るようになるばかりでなく、本来それぞれの弁に
組み合わせて設けられるべきドレインオリフイス
よりも両者をあわせて排出量の少ないオリフイス
とすることができるため、油圧制御装置のこの部
分での圧油の排出による消費を減少させて、油圧
源から供給される限られた圧油を他の部分での有
効活用にまわすことができる効果も得られる。 〔実施例〕 以下、図面に沿い、本発明の実施例について説
明する。 第1図はフロントエンジン、フロントドライブ
式の自動車用自動変速機を示す。この自動変速機
は、流体継手100と、該流体継手100の出力
軸101に同軸的に連結され前進3段後進1段の
変速を行うための第1のアンダードライブ変速機
210、該第1のアンダードライブ変速機210
に並列して連結され前進2段の変速を行うための
第2のアンダードライブ変速機250、および該
第2のアンダードライブ変速機250の出力軸に
連結されたデイフアレンシヤルギア270とから
なるギアトレーン200とで構成されている。 流体継手100は、エンジンの出力軸に連結さ
れたポンプインペラ102、出力軸101に連結
されたタービンランナ103、一方向クラツチ1
04を介して自動変速機ケースに固定されたステ
ータ105からなるトルクコンバータであり、直
結クラツチ106を備える。 前記流体継手100の出力軸101を入力軸と
し、該入力軸と該入力軸の左方(図示左方、以下
同じ)に同軸的に配された出力軸211との間に
第1のアンダードライブ変速機は、第1のプラネ
タリギアセツト220、第2のプラネタリギアセ
ツト230およびこれらプラネタリギアセツトの
構成要素を係合、解放または固定する多板クラツ
チC1,C2、バンドブレーキB1、多板ブレー
キB2,B3、一方向クラツチF1,F2など摩
擦係合装置を配置してなる。 第1のプラネタリギアセツト220は、前記流
体継手の出力軸101に連結されたシリンダ22
1に多板クラツチC1を介して連結されたリング
ギア222、第1のアンダードライブ変速機の出
力軸211に外嵌されるとともに回転自在に支持
されたサンギア軸212の右端(図示右端、以下
同じ)に形成されたサンギア223、前記出力軸
の右端に連結されたキヤリヤ224、前記リング
ギア222とサンギア223との間に噛合される
とともに前記キヤリヤ224に回転自在に保持さ
れたプラネタリギア225からなる。前記サンギ
ア軸212には前記第1のプラネタリギアセツト
220を収納する状態でドラム226がその左端
(図示左端)側壁において取付けられ、該ドラム
226は開口した右端が多板クラツチC2を介し
て前記シリンダ221に連結されるとともに外周
がバンドブレーキB1を介して自動変速機ケース
に固定されるようになつている。またサンギア軸
212は、中間部が一方向クラツチF1および該
一方向クラツチF1と直列された多板ブレーキB
2を介して自動変速機ケースに固定されている。 第2のプラネタリギアセツト230は、前記第
1のアンダードライブ変速機の出力軸211の左
側部に連結されたリングギア231、前記サンギ
ア軸212の左端に形成されたサンギア232、
一方向クラツチF2および該一方向クラツチF2
と並列された多板ブレーキB3を介して自動変速
機ケースに固定されるキヤリヤ233、前記リン
グギア231およびサンギア232の間に噛合さ
れるとともに前記キヤリヤ233に回転自在に支
持されたプラネタリギア234からなる。 第1のアンダードライブ装置の出力軸211の
左端には第1のアンダードライブ装置210の出
力ギア213が固着されており、該出力ギア21
3は第2のアンダードライブ装置250の入力軸
251の左端に固着された入力ギア252と歯合
している。 第2のアンダードライブ装置250は、前記第
1のアンダードライブ装置の入出力軸と並列され
た入力軸251と該入力軸251の右端に外嵌さ
れ回転自在に支持され外周に出力ギア255に形
成された中空出力軸254との間に第3のプラネ
タリギアセツト260と、その構成要素を係合、
解放または固定する多板クラツチC3、多板ブレ
ーキB4および一方向クラツチF3など摩擦係合
装置を配してなる。 第3のプラネタリギアセツト260は、第2の
アンダードライブ装置の入力軸251の右側部に
連結されたリングギア261、入力軸251に回
転自在に外嵌されるとともに左側部がブレーキB
4および該ブレーキB4と並列された一方向クラ
ツチF3を介して自動変速機ケースに固定される
サンギア軸253の右端部に形成されたサンギア
262、前記第3のプラネタリギアセツト260
を収納するとともに、右端は前記出力軸254に
連結され左端は多板クラツチC3を介して前記サ
ンギア軸253の左側部に連結され、外周にガバ
ナドライブギア256およびパーキングギア25
7が形成されているドラム258に連結されたキ
ヤリヤ263、および前記リングギア261とサ
ンギア262との間に噛合されるとともに前記キ
ヤリヤ263に回転自在に支持されたプラネタリ
ギア264とからなる。 デフアレンシヤルギア270は、前記第2のア
ンダードライブ装置の出力ギア255と噛合する
駆動大歯車271、デフアレンシヤルギアボツク
ス272、差動ギア273、駆動車輪に連結され
る出力軸274および275からなる。 第2図は第1図に示したギアトレーン200の
摩擦係合装置であるクラツチC1〜C3、ブレー
キB1〜B4を作動させるそれぞれの油圧サーボ
C−1〜C−3,B−1〜B−4に作動油を選択
的に給排し、該ギアトレーンの減速比を変更する
油圧制御装置を示す。 この油圧制御装置は、油溜め10、オイルポン
プ11、プライマリレギユレータ弁12、セカン
ダリレギユレータ弁13、スロツトル弁14、キ
ツクダウン弁15、カツトバツク弁17、スロツ
トルモジユレータ弁18、アキユムレータコント
ロール弁19、マニユアル弁30、2−3シフト
弁31、1−2シフト弁33、3−4シフト弁3
5、ローコーストモジユレータ弁37、2ndコー
ストモジユレータ弁39、ロツクアツプシグナル
弁91、ロツクアツプ制御弁93、アキユムレー
タ51,52,53,54,55、排油圧リリー
フ弁61、クーラーバイパス弁62、バイパスリ
リーフ弁63、連絡油路チエツク弁64、第1の
電磁ソレノイド弁71、第2の電磁ソレノイド弁
72、第3の電磁ソレノイド弁73、チエツク弁
付オリフイスとオリフイスとを組み合せてなる流
量制御弁、チエツク弁および油路の各所に挿入さ
れたオリフイス、オイルストレーナ、からなる。 オイルポンプ11はエンジンにより駆動され、
該油溜め10からオイルストレーナ700を介し
て作動油を吸引し油路1に圧油を吐出する。 プライマリレギユレータ弁12は、一方にスプ
リング121が背設されたスプール120と、該
スプール120のスプリング121側に直列され
たレギユレータプランジヤ110を有する。スプ
ール120は、オリフイス801を介して、出力
油圧のフイードバツクを受ける上端(図示上端、
以下同じ)ランド125と、油路1と油路6との
連通面積を調整するランド127と共にポンプ流
量が過大となり油路6への連通のみではライン圧
を調整しきれない場合にドレインポート124へ
排出するランド128とを備え、レギユレータプ
ランジヤ110は油路5から入力するライン圧を
受ける大径の上側ランド115と、油路9Bから
スロツトルモジユレータ圧が印加される小径の下
側ランド117とを備える。レギユレータプラン
ジヤ110は入力油圧である前記ライン圧とスロ
ツトルモジユレータ圧とにより上方向(図示上方
向、以下同じ)の圧力を受けスプール120を上
方に押圧し、これによりスプール120は一方か
らスプリング121のばね荷重、および前記プラ
ンジヤ110による押圧力を受け、他方からフイ
ードバツクされた出力油圧(油路1のライン圧)
を受け変位され、油路1と油路6の連通面積を調
整して油路1のオイルポンプ吐出圧を入力油圧に
応じたライン圧に調圧するとともに余剰油を油路
6に供給し、さらに不用な余剰油をドレインポー
ト124および126からドレインさせる。ドレ
インされた油は油路8を介して油溜め10に帰還
する。したがつて、このプライマリレギユレータ
弁は、油圧制御装置におけるライン圧制御弁を構
成している。 セカンダリレギユレータ弁13は、一方にスプ
リング131が背設されたスプール130を備え
る。該スプール130は、一方から図示下端の小
径ランド135に油路9Bを介して印加されるス
ロツトルモジユレータ圧と前記スプリング131
によるばね荷重とを受け他方からオリフイス80
2を介して上端ランド133に出力油圧(油路6
の油圧)のフイードバツクを受けて変位され、こ
れら入力油圧に応じて油路6と潤滑油供給油路6
Eおよびドレイン油路6Dとの連通面積を調整
し、油路6のセカンダリ圧を所定流体継手作動油
圧に調圧するとともに油路6Eの潤滑油圧を調圧
し、余剰油を油路6Dに排出する。油路6Dに排
出された油はオリフイス803を介して油溜め1
0に連絡する帰還油路8に流出し、油路6Dの油
圧が高いときはオリフイス803と並設された排
油圧リリーフ弁61を介して油路6Dから油路8
に流出する。また油路6Eに供給された潤滑油は
それぞれオリフイス811〜813を介して潤滑
必要部81〜83に供給される。 スロツトル弁14は一方にスプリング141が
背設され、大径のランド142、中径のランド1
43、小径のランド144を有するスプール14
0を備える。該スプール140は、一方から前記
スプリング141によるばね荷重と、ランド14
2とランド143との面積差を受圧面積としオリ
フイス715を介して入力する出力油圧(油路9
のスロツトル圧)のフイードバツク油圧と、油路
9Aを介して入力されランド143とランド14
4との面積差を受圧面積とするカツトバツク弁1
7からのカツトバツク圧とを受け他方から該スプ
ール140とスプリング151を介して直列され
たキツクダウン弁15のスプール150を介して
伝達されるスロツトルペダルの踏み込み量などに
対応した押圧力を受けて変位し、油路1に連絡す
るインポート145から流入する圧油量とドレイ
ンポート146から排出される圧油量とを増減さ
せ、アウトポート147を介して出力油路9と連
絡する油室148の油圧を調圧し、前記入力油圧
およびスロツトルペダルの踏み込み量により、油
路1から供給されたライン圧をスロツトル開度等
に応じたスロツトル圧として油路9に出力する。
このスロツトル弁のスプール140は、従来より
ランド148がドレインポート146は常時覆
う、いわゆるドレインポートラツプタイプのスプ
ールとなつており、ラツプ量の増減に応じドレイ
ンポート146からの油の排出量が増減される。 従来はドレインポート146からのドレイン油
量の不足を補うために出力油路である油路9にド
レインオリフイス149を設けていたが、本発明
の要旨はこのドレインオリフイス149を廃止
し、後記するスロツトルモジユレータ弁18の出
力油路9Bにドレイオリフイス189を設けて、
2つのドレインオリフイスを1つに減らし、ドレ
イン油量が過多になることを防止するとともにバ
ルブボデイの構造の簡略化を図つたことにある。 キツクダウン弁15はスプール150を有し、
該スプール150はスロツトルペダルにリンクさ
れ、該ペダルの踏み込み量に応じて回転するスロ
ツトルカム152により押圧されて移動し、スプ
リング151を介してペダル踏込量に応じた押圧
力をスプール140に伝えてスロツトル圧を発生
させる。また油路9Aから大径の上端ランド15
3と小径の下端ランド155との間に入力するカ
ツトバツク圧とによりスプール150がスロツト
ル開度およびカツトバツク圧に応じた押圧力で図
示上方に押圧され、ペダル踏込み時の荷重を軽減
する役割をもつている。 カツトバツク弁17は、一方にスプリング17
1が背設されたスプール170を備え、該スプー
ル170は他方からランドに油路2Aを介してラ
イン圧が印加されたとき下方に設定され油路9と
油路9Aとを連絡し油路9Aからカツトバツク圧
を出力する。 スロツトルモジユレータ18は一方にスプリン
グ181が背設されたスプール180を有し、該
スプール180は一方から前記スプリング181
のばね荷重と油路9から中間ランド183と下端
ランド185との面積差を有効受圧面積として印
加されるスロツトル圧を受け、他方からオリフイ
ス804を介して大径のランド187に印加され
る出力油圧(油路9Bのスロツトルモジユレータ
圧)のフイードバツクを受けて変位され、オイル
ストレーナ603を介して油路9から供給された
スロツトル圧を油路9に連絡するインポート82
からの圧油の流入量とドレインポート184から
の油の排出量とを増減させランド183とランド
187との中間の油室186の油圧を調整し、ア
ウトポート188からドレインオリフイス189
が設けられた油路9Bにスロツトルモジユレータ
圧として出力する。スプール180の中間ランド
183は第3図に示す如く、スプール180が図
示上方に設定された場合においても図示下方に設
定された場合もドレインポート184を覆う、い
わゆるラツプまたはオーバーラツプタイプのスプ
ールとなつており、ドレインポート184からの
油の排出量はランド183の外周と弁壁18Aと
の重なり量(ラツプ量)の大小により決定され
る。このようなラツプタイプスプールを用いる場
合、ドレイン油量の不足を補う手段として油路9
Bにドレインオリフイス189を設けている。 アキユムレータコントロール弁19は、一方に
スプリング191が背設されたスプール190
と、該スプールのスプリング191側に直列され
た小径のプランジヤ192を有し、前記スプール
【表】
2−3シフト弁31は一方にスプリング311
が背設されたスプール310を備え、該スプール
310は一方から前記スプリング311のばね荷
重および油路4を介してスプール310の左端ラ
ンド313に印加されるライン圧を受け、他方か
ら第1の電磁ソレノイド弁71により制御されス
プールの右端ランド315に印加される油路2E
のソレノイド圧が印加されて変位される。 (a) 油路4がマニユアル弁30のドレインポート
304に連絡して排圧され、該油路4にライン
圧が生じていないとき。 ソレノイド弁71がONされ油路2Eのソレ
ノイド圧がローレベルにあるときスプール31
0は右側に設定され、油路1と油路1A、油路
3と油路3A、油路5と油路1B、油路4と油
路4Aとをそれぞれ連絡し、第3速、第4速の
油路の連絡状態となる。ソレノイド弁71が
OFFされ油路2Eのソレノイド圧がハイレベ
ルにあるときスプール310は左側に設定さ
れ、油路1と油路1B、油路3と油路1A、油
路5と油路4A、油路3Aとドレインポート3
12とをそれぞれ連絡し、第1速、第2速の油
路の連絡状態となる。 (b) 油路4からスプール310の左端ランド31
3にライン圧が印加されているときスプール3
10はソレノイド弁71のON・OFFにかかわ
らず右側に固定される。 1−2シフト弁33は一方にスプリング33
1が背設されたスプール330を有し、該スプ
ール330は、一方から前記スプリング331
のばね荷重および油路1Bから左端ランド33
3に印加されるライン圧を受け、他方から第2
の電磁ソレノイド弁72により制御され、スプ
ール330の右端ランド335に印加される油
路1Hのソレノイド圧を受けて変位される。 (c) 油路1Bが2−3シフト弁31、油路5、マ
ニユアル弁30、およびマニユアル弁30のド
レインポート302を介して排出されていると
き。 ソレノイド弁72がONされると油路1Hの
ソレノイド圧がロウレベルにあるためスプール
330は右側に設定されて、油路5と油路5
C、油路2と油路2A、油路3Cと油圧サーボ
B−1に連絡する油路3Dとをそれぞれ連絡
し、第2速、第3速、第4速の油路の連絡状態
となる。ソレノイド弁72がOFFされると油
路1Hのソレノイド圧がハイレベルとなるため
スプール330は左側に設定され油路4Cと油
路5C、油路2Aとドレインポート335、油
路3Dとドレインポート337をそれぞれ連絡
し、第1速の油路の連絡パターンとなる。 (d) 油路1Bに油圧(ライン圧)が供給されてい
るときスプール330はソレノイド弁72の
ON・OFFにかかわらず右方に固定される。 3−4シフト弁35は、一方にスプリング3
51が背設されたスプール350を有し、該ス
プール350は一方から前記スプリング351
のばね荷重および油路1Aを介して図示左端ラ
ンド353に印加されるライン圧を受け、他方
からは図示右端ランド355に油路1Hのソレ
ノイド圧を受けて変位される。 (e) 油路1Aが2−3シフト弁31、油路3、マ
ニユアル弁30およびマニユアル弁30に設け
られたドレインポート304を介して排圧され
ているとき 第2のソレノイド弁72がONし、油路1H
のソレノイド圧がロウレベルにあるとスプール
350は右側に設定され、油路1と油圧サーボ
B−4に連絡する油路1Dとが連絡されるとと
もに油路1Rはドレインポート354に連絡さ
れ第4速の油路の連絡パターンが得られる。ソ
レノイド弁73がOFFし、油路1Hのソレノ
イド圧がハイレベルとなるとスプール350は
左側に設定され油路1と油路1Rとが連絡され
るとともに油路1Dはドレインポートに連絡さ
れて第3速の油路の連絡パターンとなる。 (f) 油路1Aに油圧(ライン圧)が供給されてい
るときはスプール350はソレノイド弁72の
ON・OFFにかかわらず図示右方に固定され
る。 ローコーストモジユレータ弁37は、前記2−
3シフト弁31と1−2シフト弁33との間に設
けられ、シフトレバーがL位置に設定されたとき
に係合される摩擦係合要素(ブレーキB3)の油
圧サーボへの供給油圧をライン圧から所定圧だけ
レベルダウンさせる。 2ndコーストモジユレータ弁39は、前記2−
3シフト弁31と1−2シフト弁33との間に設
けられシフトレバーS位置にシフトされたときに
係合される摩擦係合要素(ブレーキB1)の油圧
サーボへの供給油圧をライン圧から所定圧だけレ
ベルダウンさせる。 アキユムレータ51は、流量制御弁801aを
介して油路2と連絡するとともにクラツチC1の
油圧サーボC−1に連絡する油路2Cに取付けら
れ、アキユムレータ52は2−3シフト弁31を
介して油路1に連絡する油路1B、流量制御弁8
02aを介して該油路1Bに連絡するとともにク
ラツチC2の油圧サーボC−2に連絡する油路1
Cに取付けられ、アキユムレータ53は1−2シ
フト弁33を介して油路2に連絡する油路2Aに
流量制御弁803aを介して連絡するとともにブ
レーキB2の油圧サーボB−2に連絡する油路2
Bに取付けられ、アキユムレータ54は3−4シ
フト弁35を介して油路1に連絡する油路1Dに
流量制御弁804aを介して連絡するとともにブ
レーキB4の油圧サーボB−4に連絡する油路1
Eに取付けられて、アキユムレータ55は3−4
シフト弁35を介して油路1に連絡する油路1R
に流量制御弁805aを介して連絡するとともに
クラツチC3の油圧サーボC−3に連絡する油路
1Gに取付けられている。これらアキユムレータ
は流量制御弁とともに各油に生ずる油圧の昇圧速
度を調整し、これにより各油圧サーボに供給され
る油圧はその昇圧特性が適切にコントロールされ
クラツチまたはブレーキの係合をなめらかに行わ
しめるとともに係合のタイミングを調整してい
る。またアキユムレータ52,53および55の
スプールは油路1Kからアキユムレータコントロ
ール弁19の出力油圧であるアキユムレータコン
トロール圧を背圧として入力している。 ロツクアツプシグナル弁91は、一方にスプリ
ング911が背設されたスプール910を有し、
該スプールは一方から前記スプリング911のば
ね荷重を受け、他方からオリフイス805を介し
て油路1に連絡し第3の電磁ソレノイド弁73に
より制御される油路1Jのソレノイド圧を受けて
作動される。ソレノイド弁73がOFFのとき油
路1Jのソレノイド圧がハイレベルにあるため下
側に設定されて油路2Dはドレインポート915
に連絡して排圧され、ソレノイド弁73がONの
とき油路1Jのソレノイド圧がロウレベルに反転
するためスプール910は上側に設定されて油路
2Aと油路2Dとを連絡する。 ロツクアツプクラツチ制御弁93は、一方にス
プリング931が背設され小径のプランジヤ93
2と該プランジヤ932に直列して挿入されたス
プール930を有し、該スプール930は一方か
ら前記プランジヤ932を介してスプリング93
1のばね荷重と、前記プランジヤ932に油路1
から常時印加されているライン圧とを受け、他方
から図示上端ランド937に前記油路2Dからの
入力油圧(ライン圧)を受けて変位される。ソレ
ノイド弁73がONし、油路2Dに油圧が生じて
いるときスプール930は図示下方向に設定され
て油路6と油路6Bが連絡されるとともに油路6
Aとドレインポート933とが連絡し、直結クラ
ツチ106は係合され、またソレノイド弁73が
OFFし油路2Dが排圧されたときスプール93
0は上側に設定されて、油路6と油路6Aとが連
絡し、油路6Bはクーラー回路6Cと連絡する。 クーラーバイパス弁62はクーラー回路6Cに
設けられ、該クーラー回路6Cの油圧が設定値以
上となつたときオイルクーラーの保護のため圧油
を連絡油路65へ漏らす。 連絡油路65は、クーラーバイパス弁62のド
レーンポートと潤滑油路6Eを逆流防止用チエツ
ク弁64を介して連絡し、ドレーンポートから排
出されるクーラー回路6Cの余剰油をチエツク弁
64を介して潤滑油路6Eに供給し、潤滑に利用
する。 またバイパスリリーフ弁63は、上記連絡油路
65のクーラバイパス弁62とチエツク弁64の
間に装着され、潤滑油低温時等に潤滑圧が上昇す
る場合、潤滑圧上昇に伴い、連絡油路65圧、ク
ーラー回路6C圧が上昇し、クーラ圧の上昇によ
りオイルクーラが損傷することを防止するため、
連絡油路65圧が設定値以上に上昇する場合に余
剰油を漏らす。 この油圧制御装置は、車両運転者の行うマニユ
アル弁の設定位置と後記する電子制御回路の出力
により電磁ソレノイド弁71〜73がON、OFF
され、第1図に示す自動変速機を表1に示す如く
前進4段後進1段に自動変速させる。
が背設されたスプール310を備え、該スプール
310は一方から前記スプリング311のばね荷
重および油路4を介してスプール310の左端ラ
ンド313に印加されるライン圧を受け、他方か
ら第1の電磁ソレノイド弁71により制御されス
プールの右端ランド315に印加される油路2E
のソレノイド圧が印加されて変位される。 (a) 油路4がマニユアル弁30のドレインポート
304に連絡して排圧され、該油路4にライン
圧が生じていないとき。 ソレノイド弁71がONされ油路2Eのソレ
ノイド圧がローレベルにあるときスプール31
0は右側に設定され、油路1と油路1A、油路
3と油路3A、油路5と油路1B、油路4と油
路4Aとをそれぞれ連絡し、第3速、第4速の
油路の連絡状態となる。ソレノイド弁71が
OFFされ油路2Eのソレノイド圧がハイレベ
ルにあるときスプール310は左側に設定さ
れ、油路1と油路1B、油路3と油路1A、油
路5と油路4A、油路3Aとドレインポート3
12とをそれぞれ連絡し、第1速、第2速の油
路の連絡状態となる。 (b) 油路4からスプール310の左端ランド31
3にライン圧が印加されているときスプール3
10はソレノイド弁71のON・OFFにかかわ
らず右側に固定される。 1−2シフト弁33は一方にスプリング33
1が背設されたスプール330を有し、該スプ
ール330は、一方から前記スプリング331
のばね荷重および油路1Bから左端ランド33
3に印加されるライン圧を受け、他方から第2
の電磁ソレノイド弁72により制御され、スプ
ール330の右端ランド335に印加される油
路1Hのソレノイド圧を受けて変位される。 (c) 油路1Bが2−3シフト弁31、油路5、マ
ニユアル弁30、およびマニユアル弁30のド
レインポート302を介して排出されていると
き。 ソレノイド弁72がONされると油路1Hの
ソレノイド圧がロウレベルにあるためスプール
330は右側に設定されて、油路5と油路5
C、油路2と油路2A、油路3Cと油圧サーボ
B−1に連絡する油路3Dとをそれぞれ連絡
し、第2速、第3速、第4速の油路の連絡状態
となる。ソレノイド弁72がOFFされると油
路1Hのソレノイド圧がハイレベルとなるため
スプール330は左側に設定され油路4Cと油
路5C、油路2Aとドレインポート335、油
路3Dとドレインポート337をそれぞれ連絡
し、第1速の油路の連絡パターンとなる。 (d) 油路1Bに油圧(ライン圧)が供給されてい
るときスプール330はソレノイド弁72の
ON・OFFにかかわらず右方に固定される。 3−4シフト弁35は、一方にスプリング3
51が背設されたスプール350を有し、該ス
プール350は一方から前記スプリング351
のばね荷重および油路1Aを介して図示左端ラ
ンド353に印加されるライン圧を受け、他方
からは図示右端ランド355に油路1Hのソレ
ノイド圧を受けて変位される。 (e) 油路1Aが2−3シフト弁31、油路3、マ
ニユアル弁30およびマニユアル弁30に設け
られたドレインポート304を介して排圧され
ているとき 第2のソレノイド弁72がONし、油路1H
のソレノイド圧がロウレベルにあるとスプール
350は右側に設定され、油路1と油圧サーボ
B−4に連絡する油路1Dとが連絡されるとと
もに油路1Rはドレインポート354に連絡さ
れ第4速の油路の連絡パターンが得られる。ソ
レノイド弁73がOFFし、油路1Hのソレノ
イド圧がハイレベルとなるとスプール350は
左側に設定され油路1と油路1Rとが連絡され
るとともに油路1Dはドレインポートに連絡さ
れて第3速の油路の連絡パターンとなる。 (f) 油路1Aに油圧(ライン圧)が供給されてい
るときはスプール350はソレノイド弁72の
ON・OFFにかかわらず図示右方に固定され
る。 ローコーストモジユレータ弁37は、前記2−
3シフト弁31と1−2シフト弁33との間に設
けられ、シフトレバーがL位置に設定されたとき
に係合される摩擦係合要素(ブレーキB3)の油
圧サーボへの供給油圧をライン圧から所定圧だけ
レベルダウンさせる。 2ndコーストモジユレータ弁39は、前記2−
3シフト弁31と1−2シフト弁33との間に設
けられシフトレバーS位置にシフトされたときに
係合される摩擦係合要素(ブレーキB1)の油圧
サーボへの供給油圧をライン圧から所定圧だけレ
ベルダウンさせる。 アキユムレータ51は、流量制御弁801aを
介して油路2と連絡するとともにクラツチC1の
油圧サーボC−1に連絡する油路2Cに取付けら
れ、アキユムレータ52は2−3シフト弁31を
介して油路1に連絡する油路1B、流量制御弁8
02aを介して該油路1Bに連絡するとともにク
ラツチC2の油圧サーボC−2に連絡する油路1
Cに取付けられ、アキユムレータ53は1−2シ
フト弁33を介して油路2に連絡する油路2Aに
流量制御弁803aを介して連絡するとともにブ
レーキB2の油圧サーボB−2に連絡する油路2
Bに取付けられ、アキユムレータ54は3−4シ
フト弁35を介して油路1に連絡する油路1Dに
流量制御弁804aを介して連絡するとともにブ
レーキB4の油圧サーボB−4に連絡する油路1
Eに取付けられて、アキユムレータ55は3−4
シフト弁35を介して油路1に連絡する油路1R
に流量制御弁805aを介して連絡するとともに
クラツチC3の油圧サーボC−3に連絡する油路
1Gに取付けられている。これらアキユムレータ
は流量制御弁とともに各油に生ずる油圧の昇圧速
度を調整し、これにより各油圧サーボに供給され
る油圧はその昇圧特性が適切にコントロールされ
クラツチまたはブレーキの係合をなめらかに行わ
しめるとともに係合のタイミングを調整してい
る。またアキユムレータ52,53および55の
スプールは油路1Kからアキユムレータコントロ
ール弁19の出力油圧であるアキユムレータコン
トロール圧を背圧として入力している。 ロツクアツプシグナル弁91は、一方にスプリ
ング911が背設されたスプール910を有し、
該スプールは一方から前記スプリング911のば
ね荷重を受け、他方からオリフイス805を介し
て油路1に連絡し第3の電磁ソレノイド弁73に
より制御される油路1Jのソレノイド圧を受けて
作動される。ソレノイド弁73がOFFのとき油
路1Jのソレノイド圧がハイレベルにあるため下
側に設定されて油路2Dはドレインポート915
に連絡して排圧され、ソレノイド弁73がONの
とき油路1Jのソレノイド圧がロウレベルに反転
するためスプール910は上側に設定されて油路
2Aと油路2Dとを連絡する。 ロツクアツプクラツチ制御弁93は、一方にス
プリング931が背設され小径のプランジヤ93
2と該プランジヤ932に直列して挿入されたス
プール930を有し、該スプール930は一方か
ら前記プランジヤ932を介してスプリング93
1のばね荷重と、前記プランジヤ932に油路1
から常時印加されているライン圧とを受け、他方
から図示上端ランド937に前記油路2Dからの
入力油圧(ライン圧)を受けて変位される。ソレ
ノイド弁73がONし、油路2Dに油圧が生じて
いるときスプール930は図示下方向に設定され
て油路6と油路6Bが連絡されるとともに油路6
Aとドレインポート933とが連絡し、直結クラ
ツチ106は係合され、またソレノイド弁73が
OFFし油路2Dが排圧されたときスプール93
0は上側に設定されて、油路6と油路6Aとが連
絡し、油路6Bはクーラー回路6Cと連絡する。 クーラーバイパス弁62はクーラー回路6Cに
設けられ、該クーラー回路6Cの油圧が設定値以
上となつたときオイルクーラーの保護のため圧油
を連絡油路65へ漏らす。 連絡油路65は、クーラーバイパス弁62のド
レーンポートと潤滑油路6Eを逆流防止用チエツ
ク弁64を介して連絡し、ドレーンポートから排
出されるクーラー回路6Cの余剰油をチエツク弁
64を介して潤滑油路6Eに供給し、潤滑に利用
する。 またバイパスリリーフ弁63は、上記連絡油路
65のクーラバイパス弁62とチエツク弁64の
間に装着され、潤滑油低温時等に潤滑圧が上昇す
る場合、潤滑圧上昇に伴い、連絡油路65圧、ク
ーラー回路6C圧が上昇し、クーラ圧の上昇によ
りオイルクーラが損傷することを防止するため、
連絡油路65圧が設定値以上に上昇する場合に余
剰油を漏らす。 この油圧制御装置は、車両運転者の行うマニユ
アル弁の設定位置と後記する電子制御回路の出力
により電磁ソレノイド弁71〜73がON、OFF
され、第1図に示す自動変速機を表1に示す如く
前進4段後進1段に自動変速させる。
【表】
表2において〇は電磁ソレノイド弁のON、ク
ラツチまたはブレーキの係合、一方向クラツチの
ロツクの各状態を示し、×は電磁ソレノイド弁の
OFF、クラツチまたはブレーキの解放、一方向
クラツチのフリーの各状態を示し、◎は直結クラ
ツチ可能の係合状態を示し、ソレノイド73が
ONにて係合OFFにて解放する。△は一方向クラ
ツチがコースト時にフリー、エンジンドライブ走
行時にロツク状態であることを示す。 つぎに各マニユアル弁の設定(シフト)位置に
おける本実施例の電子制御式自動変速機の制御装
置の作用を説明する。 (イ) マニユアル弁30をDレンジにシフトしたと
き。 表1に示す如く油路2に油圧が供給され、こ
れにより流量制御弁801a、油路2Cを介し
てライン圧が供給されてクラツチC1が係合さ
れる。第1速の走行は表2に示す如くソレノイ
ド弁71が通電、(ON)、ソレノイド弁72が
非通電(OFF)され1−2シフト弁33のス
プール330は左側にあり、ブレーキB1,B
2に連絡する油路3D,2Aは排圧され、ブレ
ーキB3に連絡する油路5Cにも油圧が供給さ
れていないのでブレーキB1,B2,B3は解
放されている。車速が予め設定した大きさにな
つたときコンピユータの出力でソレノイド弁7
2が通電され1−2シフト弁の制御油圧である
油路1Hのソレノイド圧はロウレベルに反転す
るので、1−2シフト弁のスプール330は右
側に移動し、油路2、1−2シフト弁33、油
路2A、流量制御弁803a、油路2Bを経て
油圧が供給されブレーキB2は係合して第2速
へのシフトが生ずる。このとき3−4シフト弁
35のスプール350は油路1Aの油圧により
右がわに固定されているためソレノイド弁72
が通電されても3速状態のままである。第3速
へのアツプシフトは、車速、スロツトル開度等
が所定値に達したときコンピユータの出力でソ
レノイド弁71が非通電され、2−3シフト弁
31のスプール310は左側に移動し、油路
1、2−3シフト弁31、油路1B、流量制御
弁802a、油路1Cを経て油圧が供給されて
クラツチC2が係合し、同時に1−2シフト弁
33のスプール330は油路1Bから左端ラン
ド333に供給されたライン圧により右側(第
2速、第3速および第4速側)に固定されてな
る。このとき油路1Aの油圧が排圧されるため
3−4シフト弁35はソレノイド弁72により
制御可能な状態となる。第4速へのアツプシフ
トは上記と同様コンピユータの出力でソレノイ
ド弁72が非通電され油路1Hから3−4シフ
ト弁35の右端ランド355に供給されていた
3−4シフト弁の制御油圧であるソレノイド圧
がハイレベルに反転し、3−4シフト弁のスプ
ール350が左側に移動し、油路1Dが排圧さ
れるとともに油路1Rに油圧が供給され、ブレ
ーキB4が解放されるとともにクラツチC3が
係合してなされる。 (ロ) マニユアル弁30がSレンジにあるとき。 表1に示す如く油路2に加えて油路3にライ
ン圧が供給される。第1、2、3速は上記Dレ
ンジのときと同様のシフトがなされるが、油路
1、2−3シフト弁31、油路1Aを経て3−
4シフト弁のスプールの左側ランド353にラ
イン圧が印加されスプール350は右側に固定
されるので、第4速へのシフトは生じない。ま
たマニユアル弁30がD位置で第4速の走行中
に手動でD−Sシフトを行つた場合前記の如く
スプールの左側ランド353へのライン圧の導
入によりただちに第3速にダウンシフトがなさ
れ、また、予定した速度まで減速した時点でコ
ンピユータの出力がソレノイド弁71を通電さ
せ、3−2ダウンシフトを生じさせる。この3
−2ダウンシフトが生じた場合油路3、2−3
シフト弁31、油路3A、ローコーストモジユ
レータ弁39、オリフイス807、1−2シフ
ト弁33、油路3Dを介してブレーキB1の油
圧サーボB−1にローコーストモジユレータ圧
が供給され、ブレーキB1はゆるく係合してエ
ンジンブレーキの効く第2速が得られる。 (ハ) マニユアル弁30がL位置に設定されている
とき。 油路2、油路3に加えて油路4にもライン圧
が供給される。第2速はマニユアル弁がDレン
ジにあるときと同じであり、2−3シフト弁3
1のスプール310は右側に固定される。また
第1速では油路4、2−3シフト弁31、油路
4A、ローコーストモジユレータ弁37、油路
4B、油路4C、1−2シフト弁33、油路5
Cを経てブレーキB3の油圧サーボB−3にロ
ーコーストモジユレータ圧が供給されブレーキ
B3を係合させエンジンブレーキが効く第1速
が得られるようになされている。また第3速状
態で走行中Lレンジに手動シフトしたときは、
前記の如くスプールの左端ランド313へ油路
4からライン圧が印加されるとともにソレノイ
ド弁71がONして、ただちに第2速にダウン
シフトがなされ、また、予定した速度まで減速
した時点でコンピユータの出力がソレノイド弁
72を通電させ、2−1ダウンシフトを生じさ
せ、前記エンジンブレーキが効く第1速が得ら
れる。 (ニ) マニユアル弁がNまたはP位置に設定されて
いるとき。 油路2〜5にはいずれもライン圧が供給され
ておらず、第1のソレノイド弁71がON、第
2のソレノイド弁72がOFFされる。1−2
シフト弁33および3−4シフト弁35の右端
ランド335および355には油路1からオリ
フイス806を介して連絡する油路1Hのライ
ン圧が印加され、スプール330は左側(1st
側)に設定されスプール350は油路1、2−
3シフト弁31、油路1Aから左側ランド35
3にライン圧が供給されているため右側(第1
速、第3速側)に設定され油路1、3−4シフ
ト弁35、油路1D、流量制御弁804a、油
路1Eからライン圧油が供給されブレーキB4
のみが係合しており、中立状態にある。 (ホ) マニユアル弁がR位置に設定されていると
き。 油路1と油路5が連絡し、油路3〜4は排圧
され第1のソレノイド弁71はON、第2のソ
レノイド弁72はOFFとなつている。2−3
シフト弁31のスプールは右側に設定され油路
1Bおよび1Aにいずれもライン圧が生じるた
め1−2シフト弁33および3−4シフト弁3
5のスプール330および350はいずれも右
側に固定され、クラツチC2、ブレーキB3お
よびブレーキB4が係合されて後進状態が得ら
れる。 マニユアル弁30はD、S、Lの各レンジにシ
フトされ、油路2にライン圧が生じ、且つ1−2
シフト弁33が第2速側に設定されている場合
は、油路2Aにライン圧が生じ、ロツクアツプシ
グナル弁91の中間油室912にライン圧が供給
される。このライン圧により第3のソレノイド弁
73が通電され油路1Jの油圧がロウレベルとな
つているとき、ロツクアツプシグナル弁のスプー
ル910は上側に設定され、油路2Dを介してロ
ツクアツプ制御弁93のスプールの上端ランド9
37にライン圧が供給される。これによりロツク
アツプ制御弁93のスプール930は下側に動か
され油路6と油路6Bとが連絡し、トルクコンバ
ータ100内に設けられたロツクアツプクラツチ
106は係合し、トルクコンバータ100は直結
状態となる。油路2Aにライン圧が生じないかま
たは油路2Aにライン圧が生じてもソレノイド弁
73は非通電され油路2Jにハイレベルのソレノ
イド圧が生じ油路2Dの油圧がドレインポート9
15を介して排圧されているときは、スプリング
931およびプランジヤ932に加わるライン圧
の作用でスプール930は図示上方に位置する。
スプール930が図示上方に位置している間は油
路6は油路6Aに連絡しており、トルクコンバー
タ直結クラツチ106は解放されている。ソレノ
イド弁73への通電は後記するコンピユータによ
り車速とスロツトル開度が設定値以上のときなさ
れる。車両走行状態に応じて第1および第2のソ
レノイド弁71,72および73を表2に示す如
く開閉作動する電気制御回路(コンピユータ)を
第4図に基づき説明する。 電子制御回路は電源装置420と、車速および
スロツトル開度検出装置よりソレノイド弁71,
72の駆動へ至るコンピユータ回路400とから
なる。電源装置420はスイツチ421を介して
バツテリーに接続し、マニユアルレバーに装着さ
れたポジシヨンスイツチ422より結線520を
通してD、S、L位置設定および結線521より
パワーサプライ(定電圧電源供給装置)423と
電通され、該サワーサプライ423より結線52
3を通してコンピユータ400の各構成要素へ定
電圧を供給する。コンピユータ回路400は車速
検出装置401、波形増幅整形回路402、D−
A(デイジタルアナログ)変換回路403、スロ
ツトルポジシヨンスイツチ413、スロツトル開
度電圧発生回路414、1−2シフト判別回路4
04、2−3シフト判別回路406、3−4シフ
ト判別回路408、ヒステリシス回路405,4
07,409、ソレノイド弁71開閉決定回路4
10、ソレノイド弁72開閉決定回路412、ソ
レノイド弁73開閉決定回路424、N−Dシフ
ト信号発生器415、タイマー411、増幅器4
16,417,425、ソレノイド弁71,7
2,73からなる。車速検出装置401にて検出
した車速は正弦波形信号となり、波形増幅整形回
路402により正の矩形波信号に波形増幅され、
D−A変換回路403により車速に応じた直流電
圧信号に変換され、機関負荷状態を検出するスロ
ツトルポジシヨンスイツチ413はスロツトル開
度に応じた可変抵抗により構成され、スロツトル
開度に応じた信号はスロツトル開度電圧発生回路
414により直流電圧にされ、それぞれ1−2シ
フト判別回路404、2−3シフト判別回路40
6、3−4シフト判別回路408に入る。各判別
回路は車速電圧信号とスロツトル開度電圧信号と
を、たとえば差動増幅回路にてその大小を比較
し、1−2シフト、2−3シフト、3−4シフト
のいずれかの条件を設定する。ヒステリシス回路
405,407,409はそれぞれ2−1シフ
ト、3−2シフト、4−3シフトの各ダウンシフ
トの条件を与えるためのもので、それぞれシフト
アツプ時における変速点より幾分車速の低い側で
ダウンシフトがなされるようにし、変速域でのハ
ンチングを防止する。ソレノイド弁71開閉決定
回路410は2−3シフト判別回路の出力により
0(OFF)または1(ON)の出力を発し、増幅器
416を介してソレノイド弁71を開閉作動せし
める。ソレノイド弁72開閉決定回路412は、
1−2シフト判別回路404、3−4シフト判別
回路408の出力、およびタイマー411を介し
たN−Dシフト信号発生器の出力により0または
1の出力を発し、増幅器417を介してソレノイ
ド弁72を開閉作動させる。ソレノイド弁73開
閉決定回路424は、1−2シフト判別回路40
4、2−3シフト判別回路406、3−4シフト
判別回路408の出力を入力して、第2速以上で
走行中、予めプログラムした各変速段での車速お
よびスロツトル開度となつたとき増幅器425を
介してソレノイド弁73を開閉作動させる。 以上述べた如くこの実施例の油圧制御装置で
は、ドレインポートラツプタイプのスプールをス
ロツトル弁に加えてスロツトルモジユレータ弁に
も適用することによつて、そのバルブステイツク
を防止しているので、油圧制御装置の作動がより
一層確実なものとなり、車両の運転者が高スロツ
トル開度で変速操作を行つた場合に、ライン圧が
低減されないままに油圧サーボに印加されるよう
なことがなくなるため、バルブステツクによる変
速シヨツクを生じることのない円滑な変速動作が
可能となる効果が得られる。しかも、ドレインオ
リフイスの付設については、本来それぞれの弁に
組み合わせて設けられるべきドレインオリフイス
よりも両者をあわせて排出量の少ないオリフイス
とすることができるため、装置の油圧源たるオイ
ルポンプのロスを低減させることができる効果も
得られる。 以上、本発明を一実施例に基づき詳述したが、
本発明は上述の実施例のみに限定されることな
く、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々
に具体的構成を変更して実施可能なものであるこ
とは言うまでもない。
ラツチまたはブレーキの係合、一方向クラツチの
ロツクの各状態を示し、×は電磁ソレノイド弁の
OFF、クラツチまたはブレーキの解放、一方向
クラツチのフリーの各状態を示し、◎は直結クラ
ツチ可能の係合状態を示し、ソレノイド73が
ONにて係合OFFにて解放する。△は一方向クラ
ツチがコースト時にフリー、エンジンドライブ走
行時にロツク状態であることを示す。 つぎに各マニユアル弁の設定(シフト)位置に
おける本実施例の電子制御式自動変速機の制御装
置の作用を説明する。 (イ) マニユアル弁30をDレンジにシフトしたと
き。 表1に示す如く油路2に油圧が供給され、こ
れにより流量制御弁801a、油路2Cを介し
てライン圧が供給されてクラツチC1が係合さ
れる。第1速の走行は表2に示す如くソレノイ
ド弁71が通電、(ON)、ソレノイド弁72が
非通電(OFF)され1−2シフト弁33のス
プール330は左側にあり、ブレーキB1,B
2に連絡する油路3D,2Aは排圧され、ブレ
ーキB3に連絡する油路5Cにも油圧が供給さ
れていないのでブレーキB1,B2,B3は解
放されている。車速が予め設定した大きさにな
つたときコンピユータの出力でソレノイド弁7
2が通電され1−2シフト弁の制御油圧である
油路1Hのソレノイド圧はロウレベルに反転す
るので、1−2シフト弁のスプール330は右
側に移動し、油路2、1−2シフト弁33、油
路2A、流量制御弁803a、油路2Bを経て
油圧が供給されブレーキB2は係合して第2速
へのシフトが生ずる。このとき3−4シフト弁
35のスプール350は油路1Aの油圧により
右がわに固定されているためソレノイド弁72
が通電されても3速状態のままである。第3速
へのアツプシフトは、車速、スロツトル開度等
が所定値に達したときコンピユータの出力でソ
レノイド弁71が非通電され、2−3シフト弁
31のスプール310は左側に移動し、油路
1、2−3シフト弁31、油路1B、流量制御
弁802a、油路1Cを経て油圧が供給されて
クラツチC2が係合し、同時に1−2シフト弁
33のスプール330は油路1Bから左端ラン
ド333に供給されたライン圧により右側(第
2速、第3速および第4速側)に固定されてな
る。このとき油路1Aの油圧が排圧されるため
3−4シフト弁35はソレノイド弁72により
制御可能な状態となる。第4速へのアツプシフ
トは上記と同様コンピユータの出力でソレノイ
ド弁72が非通電され油路1Hから3−4シフ
ト弁35の右端ランド355に供給されていた
3−4シフト弁の制御油圧であるソレノイド圧
がハイレベルに反転し、3−4シフト弁のスプ
ール350が左側に移動し、油路1Dが排圧さ
れるとともに油路1Rに油圧が供給され、ブレ
ーキB4が解放されるとともにクラツチC3が
係合してなされる。 (ロ) マニユアル弁30がSレンジにあるとき。 表1に示す如く油路2に加えて油路3にライ
ン圧が供給される。第1、2、3速は上記Dレ
ンジのときと同様のシフトがなされるが、油路
1、2−3シフト弁31、油路1Aを経て3−
4シフト弁のスプールの左側ランド353にラ
イン圧が印加されスプール350は右側に固定
されるので、第4速へのシフトは生じない。ま
たマニユアル弁30がD位置で第4速の走行中
に手動でD−Sシフトを行つた場合前記の如く
スプールの左側ランド353へのライン圧の導
入によりただちに第3速にダウンシフトがなさ
れ、また、予定した速度まで減速した時点でコ
ンピユータの出力がソレノイド弁71を通電さ
せ、3−2ダウンシフトを生じさせる。この3
−2ダウンシフトが生じた場合油路3、2−3
シフト弁31、油路3A、ローコーストモジユ
レータ弁39、オリフイス807、1−2シフ
ト弁33、油路3Dを介してブレーキB1の油
圧サーボB−1にローコーストモジユレータ圧
が供給され、ブレーキB1はゆるく係合してエ
ンジンブレーキの効く第2速が得られる。 (ハ) マニユアル弁30がL位置に設定されている
とき。 油路2、油路3に加えて油路4にもライン圧
が供給される。第2速はマニユアル弁がDレン
ジにあるときと同じであり、2−3シフト弁3
1のスプール310は右側に固定される。また
第1速では油路4、2−3シフト弁31、油路
4A、ローコーストモジユレータ弁37、油路
4B、油路4C、1−2シフト弁33、油路5
Cを経てブレーキB3の油圧サーボB−3にロ
ーコーストモジユレータ圧が供給されブレーキ
B3を係合させエンジンブレーキが効く第1速
が得られるようになされている。また第3速状
態で走行中Lレンジに手動シフトしたときは、
前記の如くスプールの左端ランド313へ油路
4からライン圧が印加されるとともにソレノイ
ド弁71がONして、ただちに第2速にダウン
シフトがなされ、また、予定した速度まで減速
した時点でコンピユータの出力がソレノイド弁
72を通電させ、2−1ダウンシフトを生じさ
せ、前記エンジンブレーキが効く第1速が得ら
れる。 (ニ) マニユアル弁がNまたはP位置に設定されて
いるとき。 油路2〜5にはいずれもライン圧が供給され
ておらず、第1のソレノイド弁71がON、第
2のソレノイド弁72がOFFされる。1−2
シフト弁33および3−4シフト弁35の右端
ランド335および355には油路1からオリ
フイス806を介して連絡する油路1Hのライ
ン圧が印加され、スプール330は左側(1st
側)に設定されスプール350は油路1、2−
3シフト弁31、油路1Aから左側ランド35
3にライン圧が供給されているため右側(第1
速、第3速側)に設定され油路1、3−4シフ
ト弁35、油路1D、流量制御弁804a、油
路1Eからライン圧油が供給されブレーキB4
のみが係合しており、中立状態にある。 (ホ) マニユアル弁がR位置に設定されていると
き。 油路1と油路5が連絡し、油路3〜4は排圧
され第1のソレノイド弁71はON、第2のソ
レノイド弁72はOFFとなつている。2−3
シフト弁31のスプールは右側に設定され油路
1Bおよび1Aにいずれもライン圧が生じるた
め1−2シフト弁33および3−4シフト弁3
5のスプール330および350はいずれも右
側に固定され、クラツチC2、ブレーキB3お
よびブレーキB4が係合されて後進状態が得ら
れる。 マニユアル弁30はD、S、Lの各レンジにシ
フトされ、油路2にライン圧が生じ、且つ1−2
シフト弁33が第2速側に設定されている場合
は、油路2Aにライン圧が生じ、ロツクアツプシ
グナル弁91の中間油室912にライン圧が供給
される。このライン圧により第3のソレノイド弁
73が通電され油路1Jの油圧がロウレベルとな
つているとき、ロツクアツプシグナル弁のスプー
ル910は上側に設定され、油路2Dを介してロ
ツクアツプ制御弁93のスプールの上端ランド9
37にライン圧が供給される。これによりロツク
アツプ制御弁93のスプール930は下側に動か
され油路6と油路6Bとが連絡し、トルクコンバ
ータ100内に設けられたロツクアツプクラツチ
106は係合し、トルクコンバータ100は直結
状態となる。油路2Aにライン圧が生じないかま
たは油路2Aにライン圧が生じてもソレノイド弁
73は非通電され油路2Jにハイレベルのソレノ
イド圧が生じ油路2Dの油圧がドレインポート9
15を介して排圧されているときは、スプリング
931およびプランジヤ932に加わるライン圧
の作用でスプール930は図示上方に位置する。
スプール930が図示上方に位置している間は油
路6は油路6Aに連絡しており、トルクコンバー
タ直結クラツチ106は解放されている。ソレノ
イド弁73への通電は後記するコンピユータによ
り車速とスロツトル開度が設定値以上のときなさ
れる。車両走行状態に応じて第1および第2のソ
レノイド弁71,72および73を表2に示す如
く開閉作動する電気制御回路(コンピユータ)を
第4図に基づき説明する。 電子制御回路は電源装置420と、車速および
スロツトル開度検出装置よりソレノイド弁71,
72の駆動へ至るコンピユータ回路400とから
なる。電源装置420はスイツチ421を介して
バツテリーに接続し、マニユアルレバーに装着さ
れたポジシヨンスイツチ422より結線520を
通してD、S、L位置設定および結線521より
パワーサプライ(定電圧電源供給装置)423と
電通され、該サワーサプライ423より結線52
3を通してコンピユータ400の各構成要素へ定
電圧を供給する。コンピユータ回路400は車速
検出装置401、波形増幅整形回路402、D−
A(デイジタルアナログ)変換回路403、スロ
ツトルポジシヨンスイツチ413、スロツトル開
度電圧発生回路414、1−2シフト判別回路4
04、2−3シフト判別回路406、3−4シフ
ト判別回路408、ヒステリシス回路405,4
07,409、ソレノイド弁71開閉決定回路4
10、ソレノイド弁72開閉決定回路412、ソ
レノイド弁73開閉決定回路424、N−Dシフ
ト信号発生器415、タイマー411、増幅器4
16,417,425、ソレノイド弁71,7
2,73からなる。車速検出装置401にて検出
した車速は正弦波形信号となり、波形増幅整形回
路402により正の矩形波信号に波形増幅され、
D−A変換回路403により車速に応じた直流電
圧信号に変換され、機関負荷状態を検出するスロ
ツトルポジシヨンスイツチ413はスロツトル開
度に応じた可変抵抗により構成され、スロツトル
開度に応じた信号はスロツトル開度電圧発生回路
414により直流電圧にされ、それぞれ1−2シ
フト判別回路404、2−3シフト判別回路40
6、3−4シフト判別回路408に入る。各判別
回路は車速電圧信号とスロツトル開度電圧信号と
を、たとえば差動増幅回路にてその大小を比較
し、1−2シフト、2−3シフト、3−4シフト
のいずれかの条件を設定する。ヒステリシス回路
405,407,409はそれぞれ2−1シフ
ト、3−2シフト、4−3シフトの各ダウンシフ
トの条件を与えるためのもので、それぞれシフト
アツプ時における変速点より幾分車速の低い側で
ダウンシフトがなされるようにし、変速域でのハ
ンチングを防止する。ソレノイド弁71開閉決定
回路410は2−3シフト判別回路の出力により
0(OFF)または1(ON)の出力を発し、増幅器
416を介してソレノイド弁71を開閉作動せし
める。ソレノイド弁72開閉決定回路412は、
1−2シフト判別回路404、3−4シフト判別
回路408の出力、およびタイマー411を介し
たN−Dシフト信号発生器の出力により0または
1の出力を発し、増幅器417を介してソレノイ
ド弁72を開閉作動させる。ソレノイド弁73開
閉決定回路424は、1−2シフト判別回路40
4、2−3シフト判別回路406、3−4シフト
判別回路408の出力を入力して、第2速以上で
走行中、予めプログラムした各変速段での車速お
よびスロツトル開度となつたとき増幅器425を
介してソレノイド弁73を開閉作動させる。 以上述べた如くこの実施例の油圧制御装置で
は、ドレインポートラツプタイプのスプールをス
ロツトル弁に加えてスロツトルモジユレータ弁に
も適用することによつて、そのバルブステイツク
を防止しているので、油圧制御装置の作動がより
一層確実なものとなり、車両の運転者が高スロツ
トル開度で変速操作を行つた場合に、ライン圧が
低減されないままに油圧サーボに印加されるよう
なことがなくなるため、バルブステツクによる変
速シヨツクを生じることのない円滑な変速動作が
可能となる効果が得られる。しかも、ドレインオ
リフイスの付設については、本来それぞれの弁に
組み合わせて設けられるべきドレインオリフイス
よりも両者をあわせて排出量の少ないオリフイス
とすることができるため、装置の油圧源たるオイ
ルポンプのロスを低減させることができる効果も
得られる。 以上、本発明を一実施例に基づき詳述したが、
本発明は上述の実施例のみに限定されることな
く、特許請求の範囲に記載の事項の範囲内で種々
に具体的構成を変更して実施可能なものであるこ
とは言うまでもない。
第1図は本発明に関係するフロントエンジン、
フロントドライブ式自動車用自動変速機の骨格
図、第2図は本発明にかかる自動変速機の油圧制
御装置の回路図、第3図はスロツトルモジユレー
タ弁の拡大図、第4図は電子制御回路の回路図で
ある。 12……プライマリレギユレータ弁(ライン圧
制御弁)、14……スロツトル弁、18……スロ
ツトルモジユレータ弁、19……アキユムレータ
コントロール弁、52〜55……アキユムレー
タ、140……スプール、146……ドレインポ
ート、148……ランド、149……ドレインオ
リフイス、180……スプール、183……ラン
ド、184……ドレインポート、189……ドレ
インオリフイス。
フロントドライブ式自動車用自動変速機の骨格
図、第2図は本発明にかかる自動変速機の油圧制
御装置の回路図、第3図はスロツトルモジユレー
タ弁の拡大図、第4図は電子制御回路の回路図で
ある。 12……プライマリレギユレータ弁(ライン圧
制御弁)、14……スロツトル弁、18……スロ
ツトルモジユレータ弁、19……アキユムレータ
コントロール弁、52〜55……アキユムレー
タ、140……スプール、146……ドレインポ
ート、148……ランド、149……ドレインオ
リフイス、180……スプール、183……ラン
ド、184……ドレインポート、189……ドレ
インオリフイス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ライン圧を調圧するライン圧制御弁と、該ラ
イン圧制御弁にスロツトル圧を印加させるスロツ
トル弁と、該スロツトル弁と前記ライン圧制御弁
との間に介装されたスロツトルモジユレータ弁と
を備えた自動変速機の油圧制御装置において、前
記スロツトル弁のスプールに設けられたランド
と、該ランドと協働してスロツトル圧を調圧すべ
く圧油を排出するドレインポートとを前記スプー
ルの全作動域においてオーバーラツプさせるとと
もに、前記スロツトルモジユレータ弁のスプール
に設けられたランドと、該ランドと協働してスロ
ツトルモジユレータ圧を調圧すべく圧油を排出す
るドレインポートとを前記スプールの全作動域に
おいてオーバーラツプさせ、更に、前記スロツト
ルモジユレータ弁の調圧するスロツトルモジユレ
ータ圧をライン圧制御弁に印加させる油路に前記
スロツトル弁と前記スロツトルモジユレータ弁か
らの圧油の排出を補う共通のドレインオリフイス
を設けたことを特徴とする自動変速機の油圧制御
装置。 2 前記スロツトルモジユレータ弁の調圧するス
ロツトルモジユレータ圧をライン圧制御弁に印加
させる油路は、前記ライン圧を調圧してアキユム
レータに背圧を印加するアキユムレータコントロ
ール弁に接続された油路であることを特徴とする
特許請求の範囲第1項に記載の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22876582A JPS59121239A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22876582A JPS59121239A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59121239A JPS59121239A (ja) | 1984-07-13 |
| JPH0258499B2 true JPH0258499B2 (ja) | 1990-12-07 |
Family
ID=16881480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22876582A Granted JPS59121239A (ja) | 1982-12-28 | 1982-12-28 | 自動変速機の油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59121239A (ja) |
-
1982
- 1982-12-28 JP JP22876582A patent/JPS59121239A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59121239A (ja) | 1984-07-13 |
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