JPH0259029B2 - - Google Patents
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- JPH0259029B2 JPH0259029B2 JP59032515A JP3251584A JPH0259029B2 JP H0259029 B2 JPH0259029 B2 JP H0259029B2 JP 59032515 A JP59032515 A JP 59032515A JP 3251584 A JP3251584 A JP 3251584A JP H0259029 B2 JPH0259029 B2 JP H0259029B2
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- mold
- steel
- bottom plate
- pipes
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D27/00—Treating the metal in the mould while it is molten or ductile ; Pressure or vacuum casting
- B22D27/04—Influencing the temperature of the metal, e.g. by heating or cooling the mould
- B22D27/045—Directionally solidified castings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、製鉄工程の造塊工程における一方向
性凝固鋼塊用定盤に関し、さらに詳しくは、鋼塊
用下注定盤に関する。 〔従来の技術〕 従来、縦長の鋼塊においては、冷却抜熱が定盤
面側および鋳型の両側面側からの三方向から行な
われていたため、ミクロ偏析やザク欠陥等の内部
欠陥の発生が不可避であつた。これに対して、一
方向性凝固鋼塊は、冷却抜熱を定盤底面側からの
一方向からのみ行い、凝固界面を底部から上方へ
進行させ、その進行方向と凝固に伴つて生じる溶
質濃化溶鋼の浮上方向とを一致させることによ
り、従来問題となつていたミクロ偏析、ザク欠陥
等の問題を改善するものであつた。これにより、
鋼板用鋼塊が質的に向上した。しかしながら、こ
の従来の一方向性凝固鋼塊定盤では、本来三方向
からの冷却抜熱を一方向にしたことにより、抜熱
速度が相対的に小さくなり、また定盤と鋼塊下部
の凝固面が直接接するため早期に空隙が生じ、そ
の後は熱伝達係数が激減し抜熱が進まなかつた。
また、鋼塊の上部側の組成において、デンドライ
トが粗大となり、デンドライト樹間の成分偏析
(ミクロ偏析)による擬似模様が鋼板の表面に出
現し、また鋼塊局部に逆V偏析が生じやすかつ
た。このためデンドライトの粗大化に起因するミ
クロ偏析および逆V偏析が造塊段階で顕著に生
じ、これを軽減するため鋼塊の分塊圧延後にスラ
ブの拡散焼鈍処理を十分行う必要があり、多大の
コストを必要とするという欠点が有つた。 一方、定盤を水冷式の構造としたものに実公昭
44−14658号があり、この定盤は、冷却水を通水
する凹溝を有する台板と、該台板の上面に設置さ
れた銅板から成る表板を圧縮スプリングを介在し
てボルトで締付固定して成るものが示されてい
る。 しかしながら、この定盤は上注ぎ用の定盤であ
り、注入溶鋼は表板を直撃することから、表板の
溶損の可能性が高く、かつ、熱膨張を許容すべく
圧縮スプリングを介して締付しているものの、鋳
型搭載時、鋳型下端で拘束され、表板等の変形の
発生はまぬがれない。 従つて、前者の溶損の観点からは、表板直下は
冷却水が流下しており、溶鋼が当該部に達すると
爆発事故を生じる重大な欠陥があり、後者の観点
からは、変形、損耗の都度、表板を交換すること
が必要とされ、作業性及び経済的に大きな負担と
なる欠点がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、上述の欠点を解消するために提案さ
れたもので、定盤を冷却し鋼塊底部からの抜熱を
強化することによりデンドライトを微細化し、造
塊段階でのミクロ偏析と鋼塊局部の逆V偏析を軽
減する一方向性凝固鋼塊用定盤を提供することを
目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は鋼塊用下注定盤に適用され、その要旨
は、定盤部の上面上に抜熱を促進するための冷却
水を通すパイプを配列し、この冷却用パイプの上
面に鋼製の敷板を敷いて、鋼塊下部の凝固面と定
盤面との間に空隙が生じにくくし、冷却抜熱を強
化した点にある。さらに、 冷却通水用のパイプ群は、定盤部の各ノズル
位置に各ノズルが貫入する開孔を有する第1の
下部敷板と、第1の下部敷板と平行する鋳型下
端直下位置の第2の下部敷板間に配列すると共
に、 鋼製の敷板は、熱膨張を吸収する緩衝材を介
して、敷板に載置される鋳型の底部を形成し溶
鋼を下部から抜熱する内部面と、鋳型下端面に
当接する外部面とに、分割した。 〔作用〕 本発明は上述のように構成することによつて、
敷板と鋼塊とのより一層の密着を図ることが可能
となり、従つて、敷板と鋼塊間に空隙ができにく
く、そのため熱伝達係数が高く、かつ、パイプに
通水することにより冷却抜熱がより強化されるこ
とになる。 また、敷板は熱膨張を吸収する緩衝材を介して
外部面と内部面に分割されているので、鋳型の重
量の拘束を受けることはなく、内部面は注入され
る溶鋼の加熱により自由に膨張できる。また、冷
却水はパイプ中を通過して敷板と直接接触するこ
とはなく、従つて、万一敷板に溶損が発生して溶
鋼が上敷板を貫通しても直接冷却水と溶鋼が接す
ることがなく、爆発事故は確実に阻止される。 〔実施例〕 以下、本発明を図面を参照してその実施例に基
づいて説明する。 まず、本実施例の公知な部分から説明すると、
第1図および第2図に示されるように、一方向性
凝固鋼塊の製造に際しては、鋳型1の内壁全周に
わたつて保温用のスリーブ2が貼着される。図示
されない注入管から湯道6およびノズル7,7…
…を介して溶鋼が下注ぎされ造塊が行われる。 次に本実施例の特徴的部分について説明する
と、上定盤部4の上面上に冷却用水が通される角
形パイプ12aが複数配列され角形パイプ群12
(第3図)を構成し、さらにその上に鋼製の敷板
11が敷設される。第4図a,bには冷却水用の
配管の構造が示され、供給側ヘツダ14と排出側
ヘツダ15が各々2個ずつと、それらの間を連結
する角形パイプ12a,12a……からなる冷却
水通水用のパイプ群12から構成されている。ま
た、第2図に示すように角形パイプ群12,12
と同じ高さをもつ鋼製の定盤部上に配設される下
部敷板(第1の下部敷板13a、第2の下部敷板
13,13)が角形パイプ群12,12を挟み込
む形で配設される。この下部敷板は、定盤部4の
ノズル7位置に設けられる第1の下部敷板13a
と、第1の下部敷板13aと平行する鋳型1下端
直下位置に設けられる第2の下部敷板13,13
とから構成され第1の下部敷板13aには、ノズ
ル7,7……が貫入する孔13b,13b……が
貫設される。また、鋳型1の下端直下に設けられ
た第2の下部敷板13,13は、敷板11を介し
て鋳型1の重量を荷なうべく配設されるものであ
る。 さらに、前記角形パイプ群12、下部敷板1
3,13aの上面上に配設される敷板11は、鋼
塊10の鋳造時の昇温に伴う熱膨張を吸収するた
めに、鋳型1の下端開口部に対応する内部面11
aおよび鋳型1の下端に対設する外部面11bの
2つの部分に分割され、それらの間には、熱膨張
を吸収する緩衝材16が充填されている。 第3図は、本発明になる鋳型と上定盤部間の部
品の模式斜視図を示すもので、上定盤部4の上面
部には、ノズル7の位置に第1の下部敷板13a
が配設され、続いてその両端に、角パイプ群1
2,12及び角パイプ群を挟むように第2の下部
敷板13,13が配設される構成となつており、
これ等第1の下部敷板13a、角パイプ群12お
よび第2の下部敷板13の上面上に2つに分割さ
れた敷板内部面11a、敷板外部面11bが敷設
され一方向性凝固鋼塊用定盤が構成される。な
お、第1図、第2図に示す8はノズル7部をシー
ルするモルタルを示し、ノズル7の外周を乾燥砂
9を充填し密封が図られている。 さらに、敷板内部面11aと敷板外部面11b
間の熱膨張を吸収する緩衝材16は、鋳型1との
位置関係において、第1図、第2図に示すように
鋳型の下端開口部と対応し、鋳型1の重量で拘束
を受けないようになつており、従つて、敷板内部
面11aは注入される溶鋼の加熱により自由に膨
張できることになる。 本実施例は、ノズル7,7……の数が鋳型1本
あたり3個貫設されるが3個に限定されるもので
はなく、鋳型1の大きさに応じて変化させてもよ
いことは勿論である。また、角形パイプ12a,
12a……に限定されず、円形パイプを用い、敷
板11との空間を熱伝導率の高い物質で充填して
もよい。 また、角形パイプ12a,12a……相互間に
は第5図bに示されるように熱膨張用としてわず
かの空隙が設けてあり、かつ、鋼塊10の底面か
らの抜熱を均一化するため冷却水の流れる方向を
交互に逆転させる構造となつている。なお、上下
定盤部4,5の上面面積が狭い場合は冷却水の供
給側ヘツダ14と排出側ヘツダ15をそれぞれ1
個ずつとし、冷却水の流れる方向を一方向のみに
してもよい。 なお、本実施例は上定盤部4と、下定盤部5の
2枚の定盤を使用するものであるが、下定盤部5
のみで構成される他の実施例の場合はノズル7が
なく、かつ乾燥砂9とシール用モルタル8の位置
が下方に下がる点で異なるだけである。 本発明者等は本実施例を検討するに際し、予
め、抜熱用の流体の種類として、空気および水の
両方を考え、各々に応じた敷板11の厚みおよび
角形パイプ12a,12a……の寸法を検討し
た。 まず、敷板11の厚みとしては、実験検討の結
果10mm以上あれば、敷板11の溶損による直下の
角形パイプ12a,12a……の損傷が防止でき
ることを確認した。 次に、定盤冷却用流体として水を溶鋼注入前か
ら凝固終了までの間使用する方法および溶鋼注入
後までは、空気を使用し続いて水に切り替える方
法を検討し、併せて角形パイプ12a,12a…
…の適性寸法を伝熱計算により評価した。 第5図aでは、第5図bのA1,B1,C1と
A2,B2,C2間における第1表と下記の条件
の伝熱計算結果が示されるが、溶鋼注入中に空気
を角形パイプ12a,12a……内に注入して
も、冷却能力が小さいため、パイプ自体の温度が
400〜900℃に上昇し、通水開始時の急激な蒸発に
よる圧力抵抗発生で通水困難となり易いことが明
らかとなつた。これを防止するには、多大の水の
流量が必要となり、現実的でない。 一方、溶鋼注入前から、角形パイプ12a,1
2a……内に通水すれば、角形パイプ12a,1
2a……は最高70℃にしか昇温せず、以後の通水
に支障を与えない。
性凝固鋼塊用定盤に関し、さらに詳しくは、鋼塊
用下注定盤に関する。 〔従来の技術〕 従来、縦長の鋼塊においては、冷却抜熱が定盤
面側および鋳型の両側面側からの三方向から行な
われていたため、ミクロ偏析やザク欠陥等の内部
欠陥の発生が不可避であつた。これに対して、一
方向性凝固鋼塊は、冷却抜熱を定盤底面側からの
一方向からのみ行い、凝固界面を底部から上方へ
進行させ、その進行方向と凝固に伴つて生じる溶
質濃化溶鋼の浮上方向とを一致させることによ
り、従来問題となつていたミクロ偏析、ザク欠陥
等の問題を改善するものであつた。これにより、
鋼板用鋼塊が質的に向上した。しかしながら、こ
の従来の一方向性凝固鋼塊定盤では、本来三方向
からの冷却抜熱を一方向にしたことにより、抜熱
速度が相対的に小さくなり、また定盤と鋼塊下部
の凝固面が直接接するため早期に空隙が生じ、そ
の後は熱伝達係数が激減し抜熱が進まなかつた。
また、鋼塊の上部側の組成において、デンドライ
トが粗大となり、デンドライト樹間の成分偏析
(ミクロ偏析)による擬似模様が鋼板の表面に出
現し、また鋼塊局部に逆V偏析が生じやすかつ
た。このためデンドライトの粗大化に起因するミ
クロ偏析および逆V偏析が造塊段階で顕著に生
じ、これを軽減するため鋼塊の分塊圧延後にスラ
ブの拡散焼鈍処理を十分行う必要があり、多大の
コストを必要とするという欠点が有つた。 一方、定盤を水冷式の構造としたものに実公昭
44−14658号があり、この定盤は、冷却水を通水
する凹溝を有する台板と、該台板の上面に設置さ
れた銅板から成る表板を圧縮スプリングを介在し
てボルトで締付固定して成るものが示されてい
る。 しかしながら、この定盤は上注ぎ用の定盤であ
り、注入溶鋼は表板を直撃することから、表板の
溶損の可能性が高く、かつ、熱膨張を許容すべく
圧縮スプリングを介して締付しているものの、鋳
型搭載時、鋳型下端で拘束され、表板等の変形の
発生はまぬがれない。 従つて、前者の溶損の観点からは、表板直下は
冷却水が流下しており、溶鋼が当該部に達すると
爆発事故を生じる重大な欠陥があり、後者の観点
からは、変形、損耗の都度、表板を交換すること
が必要とされ、作業性及び経済的に大きな負担と
なる欠点がある。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、上述の欠点を解消するために提案さ
れたもので、定盤を冷却し鋼塊底部からの抜熱を
強化することによりデンドライトを微細化し、造
塊段階でのミクロ偏析と鋼塊局部の逆V偏析を軽
減する一方向性凝固鋼塊用定盤を提供することを
目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 本発明は鋼塊用下注定盤に適用され、その要旨
は、定盤部の上面上に抜熱を促進するための冷却
水を通すパイプを配列し、この冷却用パイプの上
面に鋼製の敷板を敷いて、鋼塊下部の凝固面と定
盤面との間に空隙が生じにくくし、冷却抜熱を強
化した点にある。さらに、 冷却通水用のパイプ群は、定盤部の各ノズル
位置に各ノズルが貫入する開孔を有する第1の
下部敷板と、第1の下部敷板と平行する鋳型下
端直下位置の第2の下部敷板間に配列すると共
に、 鋼製の敷板は、熱膨張を吸収する緩衝材を介
して、敷板に載置される鋳型の底部を形成し溶
鋼を下部から抜熱する内部面と、鋳型下端面に
当接する外部面とに、分割した。 〔作用〕 本発明は上述のように構成することによつて、
敷板と鋼塊とのより一層の密着を図ることが可能
となり、従つて、敷板と鋼塊間に空隙ができにく
く、そのため熱伝達係数が高く、かつ、パイプに
通水することにより冷却抜熱がより強化されるこ
とになる。 また、敷板は熱膨張を吸収する緩衝材を介して
外部面と内部面に分割されているので、鋳型の重
量の拘束を受けることはなく、内部面は注入され
る溶鋼の加熱により自由に膨張できる。また、冷
却水はパイプ中を通過して敷板と直接接触するこ
とはなく、従つて、万一敷板に溶損が発生して溶
鋼が上敷板を貫通しても直接冷却水と溶鋼が接す
ることがなく、爆発事故は確実に阻止される。 〔実施例〕 以下、本発明を図面を参照してその実施例に基
づいて説明する。 まず、本実施例の公知な部分から説明すると、
第1図および第2図に示されるように、一方向性
凝固鋼塊の製造に際しては、鋳型1の内壁全周に
わたつて保温用のスリーブ2が貼着される。図示
されない注入管から湯道6およびノズル7,7…
…を介して溶鋼が下注ぎされ造塊が行われる。 次に本実施例の特徴的部分について説明する
と、上定盤部4の上面上に冷却用水が通される角
形パイプ12aが複数配列され角形パイプ群12
(第3図)を構成し、さらにその上に鋼製の敷板
11が敷設される。第4図a,bには冷却水用の
配管の構造が示され、供給側ヘツダ14と排出側
ヘツダ15が各々2個ずつと、それらの間を連結
する角形パイプ12a,12a……からなる冷却
水通水用のパイプ群12から構成されている。ま
た、第2図に示すように角形パイプ群12,12
と同じ高さをもつ鋼製の定盤部上に配設される下
部敷板(第1の下部敷板13a、第2の下部敷板
13,13)が角形パイプ群12,12を挟み込
む形で配設される。この下部敷板は、定盤部4の
ノズル7位置に設けられる第1の下部敷板13a
と、第1の下部敷板13aと平行する鋳型1下端
直下位置に設けられる第2の下部敷板13,13
とから構成され第1の下部敷板13aには、ノズ
ル7,7……が貫入する孔13b,13b……が
貫設される。また、鋳型1の下端直下に設けられ
た第2の下部敷板13,13は、敷板11を介し
て鋳型1の重量を荷なうべく配設されるものであ
る。 さらに、前記角形パイプ群12、下部敷板1
3,13aの上面上に配設される敷板11は、鋼
塊10の鋳造時の昇温に伴う熱膨張を吸収するた
めに、鋳型1の下端開口部に対応する内部面11
aおよび鋳型1の下端に対設する外部面11bの
2つの部分に分割され、それらの間には、熱膨張
を吸収する緩衝材16が充填されている。 第3図は、本発明になる鋳型と上定盤部間の部
品の模式斜視図を示すもので、上定盤部4の上面
部には、ノズル7の位置に第1の下部敷板13a
が配設され、続いてその両端に、角パイプ群1
2,12及び角パイプ群を挟むように第2の下部
敷板13,13が配設される構成となつており、
これ等第1の下部敷板13a、角パイプ群12お
よび第2の下部敷板13の上面上に2つに分割さ
れた敷板内部面11a、敷板外部面11bが敷設
され一方向性凝固鋼塊用定盤が構成される。な
お、第1図、第2図に示す8はノズル7部をシー
ルするモルタルを示し、ノズル7の外周を乾燥砂
9を充填し密封が図られている。 さらに、敷板内部面11aと敷板外部面11b
間の熱膨張を吸収する緩衝材16は、鋳型1との
位置関係において、第1図、第2図に示すように
鋳型の下端開口部と対応し、鋳型1の重量で拘束
を受けないようになつており、従つて、敷板内部
面11aは注入される溶鋼の加熱により自由に膨
張できることになる。 本実施例は、ノズル7,7……の数が鋳型1本
あたり3個貫設されるが3個に限定されるもので
はなく、鋳型1の大きさに応じて変化させてもよ
いことは勿論である。また、角形パイプ12a,
12a……に限定されず、円形パイプを用い、敷
板11との空間を熱伝導率の高い物質で充填して
もよい。 また、角形パイプ12a,12a……相互間に
は第5図bに示されるように熱膨張用としてわず
かの空隙が設けてあり、かつ、鋼塊10の底面か
らの抜熱を均一化するため冷却水の流れる方向を
交互に逆転させる構造となつている。なお、上下
定盤部4,5の上面面積が狭い場合は冷却水の供
給側ヘツダ14と排出側ヘツダ15をそれぞれ1
個ずつとし、冷却水の流れる方向を一方向のみに
してもよい。 なお、本実施例は上定盤部4と、下定盤部5の
2枚の定盤を使用するものであるが、下定盤部5
のみで構成される他の実施例の場合はノズル7が
なく、かつ乾燥砂9とシール用モルタル8の位置
が下方に下がる点で異なるだけである。 本発明者等は本実施例を検討するに際し、予
め、抜熱用の流体の種類として、空気および水の
両方を考え、各々に応じた敷板11の厚みおよび
角形パイプ12a,12a……の寸法を検討し
た。 まず、敷板11の厚みとしては、実験検討の結
果10mm以上あれば、敷板11の溶損による直下の
角形パイプ12a,12a……の損傷が防止でき
ることを確認した。 次に、定盤冷却用流体として水を溶鋼注入前か
ら凝固終了までの間使用する方法および溶鋼注入
後までは、空気を使用し続いて水に切り替える方
法を検討し、併せて角形パイプ12a,12a…
…の適性寸法を伝熱計算により評価した。 第5図aでは、第5図bのA1,B1,C1と
A2,B2,C2間における第1表と下記の条件
の伝熱計算結果が示されるが、溶鋼注入中に空気
を角形パイプ12a,12a……内に注入して
も、冷却能力が小さいため、パイプ自体の温度が
400〜900℃に上昇し、通水開始時の急激な蒸発に
よる圧力抵抗発生で通水困難となり易いことが明
らかとなつた。これを防止するには、多大の水の
流量が必要となり、現実的でない。 一方、溶鋼注入前から、角形パイプ12a,1
2a……内に通水すれば、角形パイプ12a,1
2a……は最高70℃にしか昇温せず、以後の通水
に支障を与えない。
以上説明したように、本発明によれば敷板と鋼
塊が密着し空隙ができにくく熱伝達係数が高く、
かつ、パイプに通水することにより冷却抜熱が強
化される。このため一方向性凝固鋼塊の逆V偏析
をさらに軽減させて歩留り向上が図れるととも
に、ミクロ偏析助長という弊害を造塊段階で防止
し、分塊スラブの拡散焼鈍処理が不要となるとい
う効果を奏する。
塊が密着し空隙ができにくく熱伝達係数が高く、
かつ、パイプに通水することにより冷却抜熱が強
化される。このため一方向性凝固鋼塊の逆V偏析
をさらに軽減させて歩留り向上が図れるととも
に、ミクロ偏析助長という弊害を造塊段階で防止
し、分塊スラブの拡散焼鈍処理が不要となるとい
う効果を奏する。
第1図は本発明の一実施例の第2図のB−B断
面図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は
鋳型と上定盤部間の部品の模式斜視図、第4図は
冷却用配管の構造図であり、第4図aは平面図、
第4図bは斜視図、第5図aは第1図の実施例に
よる伝熱状態の説明図、第5図bは第1図の実施
例の部分拡大断面図、第6図は従来装置aと第1
図の実施例bの伝熱解析説明図、第7図は従来装
置と第1図の実施例の凝固速度の説明図、第8図
は従来装置と第1図の実施例のデンドライト2次
アーム間隔の説明図である。 1……鋳型、2……保温スリーブ、3……保温
材、4……上定盤部、5……下定盤部、6……湯
道、7……ノズル、8……モルタル、9……乾燥
砂、10……鋼塊、11……敷板、11a……敷
板内部面、11b……敷板外部面、12……角形
パイプ群、12a……角形パイプ、13……第2
の下部敷板、13a……第1の下部敷板、14…
…供給側ヘツダ、15……排出側ヘツダ、16…
…緩衝材。
面図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は
鋳型と上定盤部間の部品の模式斜視図、第4図は
冷却用配管の構造図であり、第4図aは平面図、
第4図bは斜視図、第5図aは第1図の実施例に
よる伝熱状態の説明図、第5図bは第1図の実施
例の部分拡大断面図、第6図は従来装置aと第1
図の実施例bの伝熱解析説明図、第7図は従来装
置と第1図の実施例の凝固速度の説明図、第8図
は従来装置と第1図の実施例のデンドライト2次
アーム間隔の説明図である。 1……鋳型、2……保温スリーブ、3……保温
材、4……上定盤部、5……下定盤部、6……湯
道、7……ノズル、8……モルタル、9……乾燥
砂、10……鋼塊、11……敷板、11a……敷
板内部面、11b……敷板外部面、12……角形
パイプ群、12a……角形パイプ、13……第2
の下部敷板、13a……第1の下部敷板、14…
…供給側ヘツダ、15……排出側ヘツダ、16…
…緩衝材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鋼塊用下注定盤において、定盤部の上面上に
敷設された複数の冷却水通水用のパイプ群と、該
パイプ群上で鋳型の下面に接して敷設される鋼製
の敷板とを備え、 前記冷却水通水用のパイプ群は前記定盤部の各
ノズル位置に各ノズルが貫入する開孔を有する第
1の下部敷板と、該第1の下部敷板と平行する鋳
型下端直下位置の第2の下部敷板間に配列すると
共に、前記鋼製の敷板は、熱膨張を吸収する緩衝
材を介して、該敷板に載置される鋳型の底部を形
成し溶鋼を下部から抜熱する内部面と、鋳型下端
面に当接する外部面とに、分割したことを特徴と
する一方向性凝固鋼塊用定盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3251584A JPS60177950A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 一方向性凝固鋼塊用定盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3251584A JPS60177950A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 一方向性凝固鋼塊用定盤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60177950A JPS60177950A (ja) | 1985-09-11 |
| JPH0259029B2 true JPH0259029B2 (ja) | 1990-12-11 |
Family
ID=12361104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3251584A Granted JPS60177950A (ja) | 1984-02-24 | 1984-02-24 | 一方向性凝固鋼塊用定盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60177950A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0456528U (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-14 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4414658Y1 (ja) * | 1965-01-21 | 1969-06-23 |
-
1984
- 1984-02-24 JP JP3251584A patent/JPS60177950A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0456528U (ja) * | 1990-09-25 | 1992-05-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60177950A (ja) | 1985-09-11 |
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