JPH0259832B2 - - Google Patents

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JPH0259832B2
JPH0259832B2 JP57063959A JP6395982A JPH0259832B2 JP H0259832 B2 JPH0259832 B2 JP H0259832B2 JP 57063959 A JP57063959 A JP 57063959A JP 6395982 A JP6395982 A JP 6395982A JP H0259832 B2 JPH0259832 B2 JP H0259832B2
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JP
Japan
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sorbitol
polyhydric alcohol
formula
weight
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JP57063959A
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Hiroshi Uchama
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IISHII KAGAKU KOGYO KK
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IISHII KAGAKU KOGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH0259832B2 publication Critical patent/JPH0259832B2/ja
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な多価アルコール誘導体及びその
製法に関する。詳しくは、式 (式中、R及びR′は互に異なり、水素原子、塩
素原子、カルボキシル基、炭素数1〜3のアルキ
ル基及びアルキル部分の炭素数が1〜3のアルコ
キシ基から選ばれた原子又は基、nは1又は2の
整数を表わす) のベンジリデン−多価アルコール及びその製法に
関する。 上記式で表わされるベンジリデン−多価アル
コールは、本発明の製法によれば、 (イ) 多価アルコール1モル当り0.8〜1.2モルの
【式】(式中、水素原子、塩素 原子、カルボキシル基、炭素数1〜3のアルキ
ル基及びアルキル部分の炭素数が1〜3のアル
コキシ基から選ばれた原子又は基を表す)を酸
触媒の存在下、10〜50℃の温度でモノベンジリ
デン多価アルコールへの転化率が少くとも40%
に達する迄反応させ、 (ロ) 次いで、仕込み多価アルコール1重量部当り
2.5重量部以上の水性反応媒体及び仕込み多価
アルコール1モル当り0.8〜1.2モルの
【式】(式中R′は、Rと異な り、水素原子、塩素原子、カルボキシル基、炭
素数1〜3のアルキル基及びアルキル部分の炭
素数が1〜3のアルコキシ基から選ばれた原子
又は基を表す)を添加し、酸触媒の存在下、常
温で懸濁状態で反応を行ない、必要に応じ生成
した懸濁液を熟成することによつて製造され
る。 尚、本明細書で「多価アルコール」とは、ソル
ビトール及びキシリトールを表す意味で用いるも
のである。 本発明の式 の新規なベンジリデン−多価アルコール誘導体に
おける置換基R及びR′は互に異なり、それ等が
表わす炭素数が1〜3のアルキル基としては、例
えばメチル基、イソプロピル基、ブチル基、エチ
ル基等があるが、メチル基及びエチル基が好まし
く、アルキル部分の炭素数が1〜3のアルコキシ
基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、ブ
トキシ基等があるが、メトキシ基及びエトキシ基
が好ましい。又R及びR′の置換位置はパラ、オ
ルト、メタ位置の何れであつてもよいが、製造上
パラ位置が好ましい。置換基R及びR′の特に好
ましい例は、メチル基及びエチル基である。又n
=2の多価アルコール誘導体がより好ましい。 このような式の化合物の例としては、1,3
−pメチルベンジリデン−2,4−pクロルベン
ジリデン−ソルビトール、1,3−ベンジリデン
−2,4−pクロルベンジリデン−ソルビトー
ル、1,3−pメチルベンジリデン−2,4−p
イソプロピルベンジリデン−ソルビトール、1,
3−ベンジリデン−2,4−pイソプロピルベン
ジリデン−ソルビトール、1,3−pメチルベン
ジリデン−2,4−pエチルベンジリデン−ソル
ビトール、1,3−pクロルベンジリデン−2,
4−pメチルベンジリデン−ソルビトール、1,
3−pメトキシベンジリデン−2,4−pメチル
ベンジリデン−ソルビトール、1,3−pメチル
ベンジリデン−2,4−ベンジリデン−ソルビト
ール、1,3−ベンジリデン−2,4−pエチル
ベンジリデン−ソルビトール、1,3−pベンジ
リデン−2,4−pカルボキシベンジリデン−ソ
ルビトール、1,3−pメチルベンジリデン−
2,4−pカルボキシベンジリデンソルビトー
ル、1,3−pエチルベンジリデン−2,4−p
カルボキシベンジリデンソルビトール、1,3−
pメチルベンジリデン−2,4−pクロルベンジ
リデン−キシリトール、1,3−ベンジリデン−
2,4−pクロルベンジリデン−キシリトール、
1,3−pメチルベンジリデン−2,4−pイソ
プロピルベンジリデン−キシリトール、1,3−
ベンジリデン−2,4−pイソプロピルベンジリ
デン−キシリトール、1,3−pメチルベンジリ
デン−2,4−pエチルベンジリデン−キシリト
ール、1,3−pクロルベンジリデン−2,4−
pメチルベンジリデン−キシリトール、1,3−
pメトキシベンジリデン−2,4−pメチルベン
ジリデン−キシリトール、1,3−pメチルベン
ジリデン−2,4−ベンジリデン−キシリトー
ル、1,3−ベンジリデン−2,4−pエチルベ
ンジリデン−キシリトール、1,3−ベンジリデ
ン−2,4−pカルボキシベンジリデン−キシリ
トール、1,3−pメチルベンジリデン−2,4
−pカルボキシベンジリデンキシリトール、1,
3−pエチルベンジリデン−2,4−pカルボキ
シベンジリデンキシリトール等がある。 これ等多価アルコール誘導体の中でも1,3−
pメチルベンジリデン−2,4−pクロルベンジ
リデン−ソルビトール、1,3−pクロルベンジ
リデン−2,4−pメチルベンジリデン−ソルビ
トール、1,3−pメチルベンジリデン−2,4
−pエチルベンジリデン−ソルビトール、1,3
−p−エチルベンジリデン−2,4−pメチルベ
ンジリデン−ソルビトール、1,3−ベンジリデ
ン−2,4−pメチルベンジリデン−ソルビトー
ル、1,3−pメチルベンジリデン−2,4−ベ
ンジリデンソルビトール等が、合成樹脂の添加剤
として極めて有用である。 本発明の式のジベンジリデン多価アルコール
は、式においてR=R′である従来公知のジベ
ンジリデン多価アルコールの製法では製造するこ
とは困難である。即ちソルビトール又はキシリト
ール、
【式】及び
【式】の混合物に酸触媒を添加し てアルコール溶液中で加熱する方法が、シクロヘ
キサンを溶媒に用い反応によつて生成する水をシ
クロヘキサンとの共沸混合物として除去する従来
法によつても式のジベンジリデンソルビトール
又はジベンジリデンキシリトールは全く合成する
ことができなかつた。 本発明者は式のジベンジリデン多価アルコー
ルの製造法について研究を重ねた結果、工業的に
も十分実施可能な程度に高収率で式のジベンジ
リデン多価アルコールを得る製法を発見した。即
ち酸触媒の存在下ソルビトール又はキシリトール
【式】との反応を、Rがクロル等 の場合を除いて有機溶媒の不存在下、10〜50℃の
温度で行ない〔(イ)段階〕、ソルビトール又はキシ
リトールのモノ(R置換)ベンジリデン・ソルビ
トール又は(R置換)ベンジリデン・キシリトー
ルへの転化率が40%以上に達した時、
【式】多量の水性反応媒体及び 追加の酸触媒を添加し、以後常温下でスラリー状
で反応を行う〔(ロ)段階〕ことにより、式のジベ
ンジリデン多価アルコールが高収率で製造できる
こととなつた。式以外のジベンジリデン多価ア
ルコール及びモノベンジリデン多価アルコールは
全く副生しないことも、本発明の特徴の一つであ
る。 本発明の式のベンジリデン・多価アルコール
の製法は、記の化学反応によつて表わされる: 本発明の(イ)段階の反応はソルビトール又はキシ
リトールの濃厚水溶液(70重量%以上)とベンツ
アルデヒドとを温で且つ酸触媒の存在で反応さ
せ、モノベンジリデンソルビトール又はモノベン
ジリデン・キシリトールを合成するものである。
ソルビトール又はキシリトールのモノ(R置換)
ベンジリデン・誘導体への転換率が40%以上に達
した時点で多量の水性反応媒体等を添加して(ロ)段
の反応に移行するのは、そのまま(イ)段階の反応を
継続してゆくと生成するモノベンジリデンソルビ
トール又はモノベンジリデンキシリトールの結晶
の為反応は著しく粘稠化し、以後の反応の進行が
阻害されるためである。 かくて本発明の製造において(イ)段階の反応が進
行して著しく粘稠化に至る前に、反応系に多量の
水性反応媒体を添加し、以後の反応を多量の水性
反応媒体中に微細な分散した懸濁状態で反応を進
行させ完結させるものである。 従つて(イ)段階でのソルビトールのモノ(R置
換)ベンジリデンソルビトール又はモノ(R置
換)ベンジリデンキシリトールへの転換率が70%
を越えて進みすぎると反応系は著しく粘稠となり
甚しい場合には固化して(ロ)段階への移行が困難と
なるし、一方転換率が40%未満で(ロ)段階へ移行し
ては(ロ)段階の反応に著しく長時間を要し収率を低
下する。それ故、(イ)段階より(ロ)段階へ移行する時
点は、上記転換率が40%上、好ましくは40〜70%
であることが必要である。 一方(イ)段階の反応では、使用される
【式】が液状である場合が多いので 特に溶媒その他の反応媒体を添加する事を要しな
い点に、本発明の製法の一つの特徴を有するもの
であるが、クロルベンヅアルデヒド等の固体のベ
ンツアルデヒドを用いる時は、アルコール等の溶
媒を使用するのが好ましく、その他必要に応じ不
活性な有機溶媒等の添加があつても差し支えな
い。(イ)段階の反応温度は10〜50℃、好ましくは10
〜40℃の範囲で行なわれるが、反応温度が50℃を
越えて高すぎてはジ(R置換)ベンジリデン・ソ
ルビトール又はジ(R置換)ベンジリデン・キシ
リトールが(イ)段階で生成して好ましくなく、又10
℃未満と低すぎては化合物の収率が低下するの
で好ましくない。また
【式】の仕込 量は、仕込みソルビトール又はキシリトール1モ
ル当り0.8〜1.3モル、好ましくは0.9〜1.2モル特
に好ましくは約1.1モルの
【式】が用 いられる。1.3モルを超えて多すぎては未反応の
【式】が残つて目的化合物の精製が 困難となるので好ましくなく、0.8モル未満と少
なすぎては目的化合物の収率が低下するので好ま
しくない。 他方(ロ)段階の反応で用いられる水性反応媒体と
は、水を50重量%以上含有する不活性な反応媒体
をいうもので、例えば水、水及びアルコール類の
混合媒体、水及びエチルセルソルブの混合媒体、
水及びN−メチル−ピロリドンの混合媒体及び水
及びジメチルホルムアミドの混合媒体等が用いら
れるが、水に特に好ましい。之等水性反応媒体
は、塩酸中の水のように用いられる酸触媒の溶媒
として添加されてもよい。水性反応媒体の使用量
は仕込みソルビトール又はキシリトール1重量部
当り2.5重量部以上が必要である。水性反応媒体
が2.5重量部未満と少なくては、反応時粘度上昇
が甚しく撹拌困難となるので好ましくない。好ま
しくは(ロ)段階の反応中の水分量(反応によつて生
成する縮合水を含めて)が、(ロ)段階の始まりにお
いて仕込みD−ソルビトール又はキシリトール1
重量部当り1〜3重量部、特に好ましくは1.5〜
2.5重量部に調整される。水分量が3重量部を越
えて多過ぎては目的化合物の収率低下を来たすの
で好ましくなく、また1重量部未満と少な過ぎて
は粘度が高いため撹拌困難となるので好ましくな
い。 (ロ)段階の反応温度は常温、好ましくは15〜25℃
が採用される。常温を超えて反応温度が高くなる
と式のベンジリデン・ソルビトール又はベンジ
リデン・キシリトールの収率が低下して好ましく
なく、一方常温より低くても反応時間が長くなる
ので好ましくない。また
【式】の 仕込量は、仕込みソルビトール又はキシリトール
1モル当り0.8〜1.3モル、好ましくは0.9〜1.2モ
ル、特に好ましくは約1.1モルである。1.3モルを
超えて多すぎては未反応のアルデハイトが残り目
的化合物の精製困難となるので好ましくなく、
0.8モル未満と少なくぎては収率が低下するので
好ましくない。 (ロ)段階の反応は、仕込量によつても異なるが一
般に約6〜8時間である。(ロ)段階の反応の進行に
伴い生成した式のベンジリデン・ソルビトール
又はベンジリデン・キシリトールが水性反応媒体
中に微粉末状で析出懸濁してくる。この懸濁物が
次第に増加し安定な懸濁状態に達した時点で反応
を終らせる。その後、中和、別、洗浄、転換に
より容易に式のベンジリデン・ソルビトール又
はベンジリデン・キシリトールの微粉末結晶が取
得される。収率は通常ソルビトール又はキシリト
ール当り約60〜65%である。 (イ)段階の反応終了した懸濁液をそのまゝ約12時
間常温で放置して熟成させた後、中和、別、水
洗及び乾燥を行うことが好ましく、この熟成によ
つて式のベンジリデン・ソルビトール又はベン
ジリデン・キシリトールの収率は約65〜75%に向
上する。 (イ)段階及び(ロ)段階で使用される酸触媒は、特に
制限されるものではなく、有機及び無機の任意の
酸が触媒として使用される。無機酸としては例え
ば塩酸、硫酸等有機酸としてはp−トルエンスル
ホン酸、ヘキサヒドロ無水フタール酸が使用され
るか、p−トルエンスルホン酸、硫酸又は塩酸が
好適に使用される。酸触媒の使用量は(イ)段階では
仕込みソルビトール又はキシリトール1重量部当
り0.01〜0.5重量部、好ましくは0.03〜01重量部で
あり、(ロ)段階では更に0.02〜0.5重量部、好まし
くは0.05〜0.3重量部が追加添加される。(ロ)段階
で追加添加される触媒を(イ)段階の触媒と共に反応
当初に全量添加すると、反応が進行しすぎてジ
(R置換)ベンジリデンソルビトール又はジ(R
置換)ベンジリデンキシリトールが生成して来る
ので好ましくない。また(イ)段階と(ロ)段階の酸触媒
は必しも同一種類である必要はなく、異なる種類
の酸を(イ)及び(ロ)段階で用いてもよい。 本発明の反応は窒素のような活性ガス雰囲気中
で行うと、アルデヒドの酸化が防止されるので好
ましいが、空気中で行うことも出来、又常圧及び
加圧下で適宜行なわれる。また原料ソルビトール
及びキシリトールは通常70重量%以上の濃厚水溶
液の形で反応に供されるが、固体粉末状のものを
使用する場合は、適宜少量の水を添加溶解して液
状として用いる。 本発明の反応は各段階を通じ撹拌下に行なわ
れ、(イ)段階の反応では反応の進行と共に粘度が増
大するので、撹拌機の回転に要するトルクの増大
をもつて(イ)段階の終点の目安とするのが好まし
く、実施例1等の本発明の好適な態様ではトルク
が反応開始時の約3倍に増大した時点がソルビト
ールのモノR置換ベンジリデン・ソルビトールへ
の転換率約40〜45%に相当する。通常反応開始後
約30〜90分でこの状態に到達する。 斯くて、本発明の製法によれば、殆んど有機溶
媒を使用することなく、モノ−及び式以外のジ
−ベンジリデン・ソルビトール(又はキシリトー
ル)を殆んど副生せず、高収率で式のジベンジ
リデン・ソルビトール又は式のジベンジリデ
ン・キシリトールを取扱い容易なスラリー状で取
得することが可能となつた。 本発明の新規な式のジベンジリデン・ソルビ
トール又は式のジベンジリデン・キシリトール
は有機液体のゲル化剤及びポリオレフイン樹脂の
添加剤として有用であり、特に式のジベンジリ
デン・ソルビトールはポリオレフイン樹脂に添加
した場合、成型品又はシートの透明性と寸法安定
性を大巾に改良する。ポリオレフイン樹脂のこの
様な添加剤として本発明者は特開昭55−160041号
で式化合物でR=R′に相当するジベンジリデ
ン・ソルビトールに少量のトリベンジリデン・ソ
ルビトールを併用することを提案したが、成形品
に若干汚れがつき易いという欠点があることがそ
の後判明した。本発明の式のジベンジリデン・
ソルビトールはこの様な欠点をも克服した優れた
添加剤であり、本発明の製法によつて得られた式
のジベンジリデン・ソルビトールは何等の精製
を施すことなくそのまゝこの様な用途に使用する
ことができるものである。 以下に実施例をあげて本発明を一層具体的に説
明する。なお、本明細書中における部数、%等
は、特記しない限り重量に基づくものである。 実施例 1 (A) pメチルベンズアルデヒド120g(1モル)と
Dソルビトールの70%水溶液270g(1モル)お
よびpトルエンスルホン酸10gを反応容器に入
れ35℃の温度で撹拌しながら反応させる。暫時
にして反応器内の混合物中に白色の微結晶が多
量に析出し45分後にクリーム状となり撹拌機の
トルクが反応開始時の約3倍に達したこの時点
のモノpメチルベンジリデンソルビトールの生
成量は理論値の43%であつた。 上記1段階の反応によつて得られた白色クリ
ーム状反応生成物にpエチルベンズアルデヒド
134g(1モル)を加え追加触媒として塩酸の10
%水溶液400gを加え第2段階に移行させた。 温度を25℃に低下させこの温度で6時間撹拌
を続け得られた白色懸濁液を苛性ソーダの10%
水溶液で処理し触媒を中和し遠心分離機で別
水洗し乾燥して97%純度の1,3pメチルベン
ジリデン2,4pエチルベンジリデンソルビト
ール223gを得たこれは理論収量の約56%であ
る。このものゝ 13CNMRスペクトル(日本電
子FX−100高分解能核磁気共鳴装置による)を
第1図に示す。このものゝ融点は200〜204であ
つた。 (B) 上記(A)の第1段階及び第2段反応と同様にし
て懸濁液を作りこれを更に12時間常温で放置し
熟成させ(A)で得たものと同様の純度97%の1,
3pメチルベンジリデン2,4pエチルベンジリ
デンソルビトール279g(理論量の約70%)を得
た。 実施例 2 ベンズアルデヒド106g(1モル)とDソルビト
ールの70%水溶液270g(1モル)および50%硫酸
20gを反応容器に入れ15℃の温度で撹拌しながら
反応させる。反応器中の混合物に微結晶が生成し
30分後撹拌機のトルクが最初の約3倍に達した。 この時点でのモノベンジリデンソルビトールの
生成量は理論値の24%であつた。 第1段階の反応によつて得られた白色クリーム
状反応生成物にpメチルベンツアルデヒド120g
(1モル)を加え追加触媒として塩酸の10%水溶
液400gを加え第2段階に移行させた。以後は実
施例1のBと全く同様の方法にて純度95%の1,
3ベンジリデン2,4pメチルベンジリデンソル
ビトール258g(理論量の約70%)を得た。この融
点は190〜193℃であつた。 13CNMRスペクトル
を第2図に示す。 実施例 3 ベンズアルデヒド106g(1モル)とDソルビト
ールの70%水溶液270g(1モル)およびヘキサヒ
ドロ無水フタール酸15gを反応容器に入れ20℃の
温度で撹拌しながら反応させる。反応器中の混合
物に微結晶が生成し45分後撹拌機のトルクが最初
の約3倍になつた。この時点でのモノベンジリデ
ンソルビトールの生成量は理論値の40%であつ
た。 第1段階の反応によつて得られた白色クリーム
状反応生成物にpエチルベンズアルデヒド134g
(1モル)を加え追加触媒として塩酸の10%水溶
液400gを加え第2段階に移行させた。以後は実
施例1のBと全く同様の方法にて純度96%の1,
3ベンジリデン2,4pエチルベンジリデンソル
ビトール302g(理論量の約72%)を得た。融点は
192〜195℃であつた。 13CNMRスペクトルを第
3図に示す。 実施例 4 pクロルベンズアルデヒド140g(1モル)にメ
チルアルコールを170g加えて加温し溶解し全量
反応容器に入れる。 次にキシリトールの70%水溶液220g(1モル)
およびpトルエンスルホン酸13gを入れ35℃の温
度で反応させる。 反応器内の混合物中に微結晶が生成し30分後ク
リーム状となり撹拌機のトルクが最初の約3倍に
達した。この時点でのモノpクロルベンジリデン
キシリトールの生成量は理論値の43%であつた。 上記第1段階の反応によつて得られたクリーム
状反応生成物にpメチルベンズアルデヒド120g
(1モル)を加え追加触媒として塩酸の10水溶液
400gを加え第2段階に移行させた。以後は実施
例1のBと全く同様の方法にて純度93%の1,
3pクロルベンジリデン2,4pメチルベンジリデ
ンキシリトール284g(理論量の約70%)H−
NMRスペクトルを第4図に示す。 実施例 5 pメトキシベンズアルデヒド136g(1モル)と
Dソルビトール70%水溶液((1モル)及び50%
硫酸20gを反応容器にいれ40℃の温度で撹拌しな
がら反応する。暫くすると白色の微結晶が析出し
2時間後に薄い桃色クリーム状となり更に撹拌を
つづけると2.5時間で撹拌機のトルクが反応開始
時の3倍に達した。この時点でのモノpメトキシ
ベンジリデンソルビトールの生成量は理論値の39
%であつた。 上記第1段階の反応によつて得られた桃色クリ
ーム状の反応生成物にpメチルベンズアルデヒド
120g(1モル)を加え更に追加の触媒として塩酸
の10%水溶液400gを加え第二段階に移行させた。
温度を25℃に低下させこの温度で8時間撹拌をつ
づけ得られた桃色懸濁液を苛性ソーダの10水溶液
で処理して酸触媒を中和し遠心分離機で水洗別
し乾燥する。86%純度の1,3−pメトキシベン
ジリデン2,4pメチルベンジリデンソルビトー
ル200gを得た。理論量の約50%である。これは
更に常温で反応生成物を24時間放置し熟成すると
収率は62%に上昇した。よく水洗し乾燥した物は
融点218℃の白色粉末である。 13C−NMRスペ
クトルを第5図に示す。 実施例 6 4カルボキシベンズアルデヒド(pカルボキシ
ベンズアルデヒド)150g(1モル)をあらかじめ
イソプロピルアルコール50部とエチルセロソルブ
50部の混合溶媒300gに加熱溶解する。冷却後こ
の中にDソルビトールの70%水溶液及びpトルエ
ンスルホン酸を入れ反応容器中で実施例5と同じ
ように反応させる。次にベンズアルデヒド106g
(1モル)を加え追加触媒として塩酸10%水溶液
400gを加え第二段階に移行させた。温度30℃で
8時間撹拌後24時間放置して熟成し其後水洗のみ
で触媒を取り除く。乾燥すれば76%純度の1,3
−pカルボキシベンジリデン2,4−ベンジリデ
ンソルビトールが183g得られた。理論量の46%
であつた。やや収率は悪いが熟成時間を延ばす事
によつて更に良くなると思われる。生成物の融点
は198℃である。 13C−NMRスペクトルを第6
図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図及び
第6図は本発明によるジベンジリデン多価アルコ
ールのNMRスペクトル図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (式中、R及びR′は互に異なり、水素原子、塩
    素原子、カルボキシル基、炭素数1〜3のアルキ
    ル基及びアルキル部分の炭素数が1〜3のアルコ
    キシ基から選ばれた原子又は基を表わし、nは1
    又は2の整数を表す) で表わされる多価アルコール誘導体。 2 (イ) 多価アルコール1モル当り0.8〜1.3モル
    の【式】(式中Rは、水素原 子、塩素原子、カルボキシル基、炭素数1〜3
    のアルキル基及びアルキル部分の炭素数が1〜
    3のアルコキシ基から選ばれた原子又は基を表
    す)を酸触媒の存在下、10〜50℃の温度でモノ
    ベンジリデン多価アルコールへの転化率が少く
    とも40%に達する迄反応させ、 (ロ) 次いで、仕込み多価アルコール1重量部当り
    2.5重量部以上の水性反応媒体及び仕込み多価
    アルコール1モル当り0.8〜1.3モルの
    【式】(式中R′は前記Rと異な り、且つ水素原子、塩素原子、カルボキシル
    基、炭素数1〜3のアルキル基及びアルキル部
    分の炭素数が1〜3のアルコキシ基から選ばれ
    る原子又は基を表す)を添加して、酸触媒の存
    在下、常温で懸濁状態で反応を行ない、必要に
    応じ生成した懸濁液を熟成する、 ことを特徴とする式 (式中、R、R′及びnは上記の意味を有する)
    の多価アルコール誘導体の製法。 3 (イ)段階の反応がモノベンジリデン−多価アル
    コールへの転化率40〜70%の範囲迄行なわれる特
    許請求の範囲第2項記載の製法。 4 (イ)段階の反応がモノベンジリデン−多価アル
    コールへの転化率45〜60%の範囲迄行なわれる特
    許請求の範囲第3項記載の製法。 5 (ロ)段階で、酸触媒が追加添加される特許請求
    の範囲第1〜第4項の何れかに記載の製法。 6 酸触媒が塩酸である特許請求の範囲第1〜5
    項の何れかに記載の製法。 7 (ロ)段階の反応の結果得られた水性懸濁液を熟
    成する特許請求の範囲第1〜第6項記載の製法。 8 (ロ)段階の反応系の水分量が、(ロ)段階の始まり
    で、仕込みD−ソルビトール1重量部当り1〜3
    重量部である特許請求の範囲第1〜7項記載の製
    法。 9 (ロ)段階の反応系の水分量が、(ロ)段階の始まり
    で、仕込みD−ソルビトール1重量部当り1.5〜
    2.5重量部である特許請求の範囲第1〜8項の何
    れかに記載の製法。 10 (イ)段階の反応温度が10〜40℃である特許請
    求の範囲第1〜9項の何れかに記載の製法。 11 (イ)段階の反応において、モノベンジリデン
    多価アルコールへの転化率を撹拌機のトルクの増
    大により測定する特許請求の範囲第1〜10項の
    何れかに記載の製法。 12 1,3−pエチルベンジリデン−2,4−
    パラメチルベンジリデンソルビトールである特許
    請求の範囲第1項記載の多価アルコール誘導体。 13 1,3−ベンジリデン−2,4−pメチル
    ベンジリデン−ソルビトールである、特許請求の
    範囲第1項記載の多価アルコール誘導体。 14 1,3−ベンジリデン−2,4−pエチル
    ベンジリデン−キシリトールである特許請求の範
    囲第1項記載の多価アルコール誘導体。
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