JPH0261848B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0261848B2 JPH0261848B2 JP60161141A JP16114185A JPH0261848B2 JP H0261848 B2 JPH0261848 B2 JP H0261848B2 JP 60161141 A JP60161141 A JP 60161141A JP 16114185 A JP16114185 A JP 16114185A JP H0261848 B2 JPH0261848 B2 JP H0261848B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- difference
- rolling
- reaction force
- gap
- drive side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/68—Camber or steering control for strip, sheets or plates, e.g. preventing meandering
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は圧延鋼板製造におけるキヤンバー防止
制御方法に関するものである。 (従来の技術) 一般に鋼板のキヤンバーを防止するために従来
の技術は以下の2つに代表される。 (a) ワークサイドおよびドライブサイド各々独立
に板厚を制御し、少なくともパス間あるいはパ
ス中にギヤツプ差を変更することにより、ワー
クサイドとドライブサイドの板厚偏差(ウエツ
ジ)をコントロールする技術があり、特開昭57
−109509、特開昭54−155961、特公昭60−
3882、特公昭60−11570等が提案されている。
一方 (b) 鋼板の蛇行を防止する制御方法としてワーク
サイドとドライブサイドの圧延荷重差等を検出
し、それを基に蛇行量を推定し、ギヤツプ差変
更によつて板道をセンターに戻す制御技術があ
り、特公昭58−51771、特開昭58−11107等に提
案されている。更に蛇行量を横方向位置検出装
置等から検出し、解析モデルと組み合わせてギ
ヤツプ差変更を行う制御技術も、特開昭56−
19917、特公昭59−26367等に提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) 上記技術により鋼板のキヤンバーはそれなりの
改善がなされたが、前記(a)はワークサイドとドラ
イブサイドのミル剛性差および被圧延材の温度差
等を考慮した左右非対称が前提条件であり、モデ
ル計算式は、被圧延材がロールセンターを通るも
のとして考えられていた。従つて圧延中に被圧延
材がミルセンターから外れ蛇行を生じた場合に
は、制御精度が悪化し蛇行によつて、検出される
圧力差から、ワークサイドおよびドライブサイド
を独立に板厚制御を行い、目標とされるギヤツプ
差を圧延パス間あるいはパス中に維持することが
困難となり、所定の効果を得られない場合が生ず
る。 また前記(b)は(a)の前提条件とは逆にワークサイ
ドとドライブサイドのミル剛性差および被圧延材
の温度差等は考慮しない左右対称が前提条件であ
り、モデル計算式は、被圧延材がロールセンター
を通らないものとして考えていた。従つて、ワー
クサイドとドライブサイドのミル剛性差および被
圧延材の温度差等の左右非対称から圧延中に被圧
延材がロールセンターにあるにも拘らず反力差を
生じた場合には、本制御では板道のずれ、すなわ
ち蛇行と検知しギヤツプ差変更を行うため、被圧
材をロールセンターから外すので不本意な結果を
招いていた。又、上記のことがない場合でも被圧
材がロールセンターから大きく外れた時には、す
でに蛇行してから圧延中の反力差、ギヤツプ差、
反力和等から蛇行量を演算しギヤツプ差変更を行
うフイードバツク制御であるがゆえに応答性に劣
り、圧延長の比較的短い厚板圧延ではキヤンバー
防止として十分な効果を発揮できない欠点を有し
ていた。更に蛇行量あるいはキヤンバー量を横方
向位置検出装置等から直接検知し、ギヤツプ差コ
ントロールする技術では、位置検出器自体の測定
精度が非常に大きな問題となり、圧延長手方向の
幅偏差が比較的大きい厚板圧延では実用化が困難
であつた。また、パス回数の多い圧延材において
は、キヤンバー、蛇行量を迅速に検知し、T/
H、作業率等の生産能率を落とさずかつ制御の応
答性の向上を図るためには、可能な限りミル直近
に数台設置することが必須であり、設備費が高騰
するという欠点を有していた。 (問題点を解決するための手段) 本発明は以上の如き種々の問題点を有利に解決
するため、鋼板の製造に際しキヤンバー減少を大
巾に図る制御方法について、本発明者等が繰返す
実験および考察から創出したもので、下記の方法
を手段とするものである。すなわち、 鋼板の圧延においてワークサイドおよびドライ
ブサイドの板厚を圧延パス間およびパス中に、
各々ワークサイドとドライブサイドを独立に目標
値に達成すべく制御(Dual−AGC)をすると共
に、圧延パス中にワークサイドとドライブサイド
の各実績圧延反力、ギヤツプ値から蛇行量を検出
し、荷重差率(反力差/反力和)の変化が、所定
の値を超えた場合に、ギヤツプ差変更によつて板
道をセンターに戻す制御(ACC)とを併有する
ことを特徴とする圧延鋼板のキヤンバー防止制御
方法 である。 (作用) 本発明者等は鋼板の製造においていかなる圧延
サイズにおいてもキヤンバー量の少ない安定製造
を課題として種々実験検討を繰返した結果、圧延
パス間でワークサイドおよびドライブサイド各々
独立にギヤツプ設定を行い、圧延パス中で目標と
すべく板厚を各々独立にAGC制御を行う(以下
DAGCと呼ぶ)と更に圧延パス中で圧延反力差、
反力和、ギヤツプ差等のデータから蛇行を検知し
ギヤツプ差変更により蛇行を防止する(以下
ACCと呼ぶ)技術の組み合わせによつて、最も
キヤンバー量の少ない厚板鋼板の製造が可能とな
ることを知見した。以下本発明者等が上記知見を
得た代表的な実験の作用をもとに説明する。 まずDAGCの機能について説明すると、圧延
パス間ではワークサイドおよびドライブサイドの
目標板厚hD、hWを個々に求めて又は該hD、
hWの平均と差を求めて、あるいはの2つの
ゲージメータ式の連立によつて、各サイドの目標
ロールギヤツプSW0とSD0を定め、また圧延パス中
にはワークサイドおよびドライブサイドにおいて
圧延反力の変動に応じてそれぞれ目標とすべき
hD、hWを実現するために、各々AGC制御を行い
ロールギヤツプを調整する。以下に上記、の
場合のゲージメータ式およびロールギヤツプの動
作量ΔSW、ΔSDを示す。 上記の場合 hD=(L+B)SD0+(L−B)SW0/2L+fDD(FD、B
…)+fDW(FW、B…)+αD……(1) hW=(L−B)SD0+(L+B)SW0/2L+fWD(FD、B
…)+fWW(FW、B…)+αW……(2) 又上記の場合 hA=SD0+SW0/2+fAT(FT、B…)+fAD(Fd
、B…)+αA……(3) hd=(SD0−SW0)B/L+fdT(FT、B…)+f
dd(Fd、B…)+αd……(4) なお、文字は以下の内容を有する。 FD:DS(ドライブサイド)反力 FW:WS(ワークサイド)反力 SD0:DSロールギヤツプダイヤル値 SW0:WSロールギヤツプダイヤル値 hD:DS出側板厚 hW:WS出側板厚 L:圧下スクリユー間距離 B:板幅 hA:(hD+hW)/2 hd:hD−hW FT:FD+FW Fd:FD−FW fDD:DSによる板DSエツジ部のミルスプリング fDW:WS 〃 DS 〃 fWD:DS 〃 WS 〃 fWW:WS 〃 WS 〃 fAT:反力和によるミルスプリング左右平均 fAD:反力差 〃 〃 fdT:反力和によるミルスプリング左右差 fdd:反力差 〃 〃 左右差 αD:DS項学習項 αW:WS項 〃 αA:平均学習項(αD+αW)/2 αd:左右差学習項αD−αW 更に圧延パス中のワークサイドおよびドライブ
サイドのロールギヤツプ動作ΔSW、ΔSDは、実績
圧延反力と予定反力が近接していれば和、差は
FTnFT0、FdnFd0と見なすと、(3)、(4)式に対応
したAGC式を用いて表わすと、 ΔSD=(∂fAT/∂FTn+L/2B∂fAT/∂FTn)(FTn−F
T0)+(∂fAd/∂Fdn+L/2B∂fdd/∂Fdn)(Fdn−F
d0)……(5) ΔSW=(∂fAT/∂FTn−L/2B・∂fdT/∂FTn)(FTn
−FT0)+(∂fAd/∂Fdn−L/2B∂fdd/∂Fdn)(Fdn
−Fd0)……(6) となる。 次にACCの機能について説明すると、今、蛇
行量を1/cとすると力およびモーメントの釣り
合いより反力差Fdは Fd=2/LFT・Yc ……(7) となる。又(7)式から蛇行量は一定であつても反力
和によつて反力差は変化するので、反力差のみで
制御を行うことは非常に難かしい。そこでFdを
FTで割つた荷重差率rdfで考えてみると(1)式より rdf=Fd/FT=2/LYc ……(8) となる。さらに系の安定を図るため、ワークサイ
ドとドライブサイドのロールギヤツプ差、ΔSの
反力差の影響を考慮し、その推定影響係数をKp^
とすれば、真の反力差Fd′は(9)式となる。 Fd′=Fd−ΔSKp^ ……(9) (9)式を(8)式に代入すると(10)式が求まる。 rdf=Fd′+ΔS・Kp/^/ET=2/L・Yc ……(10) この(10)式によれば圧延反力和およびロールギヤ
ツプ差が変化する時にも荷重差率を検出すること
により、これらの変化の影響を受けることなく蛇
行量を検出できる。実際の制御においては制御開
始時に検出された荷重差率rdf0と、以後検出され
た荷重差率との差すなわち制御開始時点からの荷
重差率の偏差 Δrdf=rdf−rdf0 ……(11) を用いてロール開度の制御に適用することによ
り、蛇行を防止することができる。 これら両制御を組み合わせる事により、被圧延
材がロールセンターにあるときにはDAGCの制
御により圧延パス間では(1)、(2)式あるいは(3)、(4)
式を連立することにより、ワークサイドおよびド
ライブサイドのギヤツプ設定値SD0、SW0によつて
ウエツジをなくすべき初期ロールギヤツプ差を与
え、圧延パス中ではワークサイドおよびドライブ
サイド各々独立に目標とすべき板厚を(5)、(6)式に
よつて圧延反力の変動に応じてAGC制御をリア
ルタイム的に行なうので、AGCの欠点とする応
答性に優れかつウエツジコントロールをすること
によりキヤンバー減少が達成できる。さらにひと
たび被圧延材がロールセンターから外れた場合に
は、蛇行検知によつてロールギヤツプ差を変更す
るACC制御が行なわれるので、圧延中、蛇行起
因による大きなキヤンバーを防止することもで
き、いかなる圧延サイズにおいてもキヤンバー量
の少ない安定製造が実現できる知見を得た。 (実施例) 本発明の実施例を以下に説明する。表1に本発
明例を比較例と共に示す。 この実施例におけるスラブサイズは厚み230mm
×幅1700mm×長さ2600mm、成品サイズは厚み6.5
mm×幅2853mm×長さ54820mmであり、比較的キヤ
ンバーの発生し易いサイズを選び最終パスでの実
績を示した。又、本例で用いた制御系のブロツク
線図を第1図に示す。1は被圧延材、2,3がワ
ークロール、4,5がバツクアツプロール、6
W,6Dがそれぞれワークサイドおよびドライブサ
イドのロールギヤツプ設定用の油圧シリンダ、7
W,7Dがそれぞれワークサイドおよびドライブサ
イドの反力検出用のロードセルである。圧延パス
中においてはロードセル7W,7Dで検出した反力
FW,FDは演算増幅器OP1で加算されOP2で減算さ
れ、反力和FTnおよびFdnが求められ、一方は
DAGC制御のためにあらかじめプロセスコンピ
ユーターPC内の11,12によつて計算された、
圧延反力和、差およびミル定数を与えることによ
り予定と実績の差を前記(5)、(6)式により求め、ワ
ークサイドおよびドライブサイド各々のロールギ
ヤツプ変更量ΔSW1、ΔSD1を演算増幅器OP3,
OP4に出力する。他方、ACC制御のためにFTn、
Fdnおよびあらかじめ付与されたロールギヤツプ
差ΔS0をプロセスコンピユーター内に取り込むこ
とにより、9,10によつて(10)、(11)式を基に計算
されたワークサイドあるいはドライブサイドのギ
ヤツプ変更量、ΔSW2、ΔSD2をOP3,OP4へ出力
し前述したΔW1、ΔSD1に加算することによつて
ΔSW、ΔSDが出力される。 尚、圧延パス間では(3)、(4)のゲージーメータ式
を連立させることによりワークサイドおよびドラ
イブサイドの初期ギヤツプ設定値SW0、SD0を与え
る。また14は不感帯設定器であり、サーボバル
ブ8に出力されるOP5とOP6の差を示す信号が、
差動増幅器OP7に加算されることによつて急激な
ロールギヤツプシフトを防止する不感帯が構成さ
れる。 表1に明らかな通りDAGCとACCの単体制御
では、制御なしの場合に比べウエツジ量およびキ
ヤンバー量は減少しているが、更にその内訳を分
析した結果DAGC単体ではウエツジ量こそ減少
しているものの、被圧延材がロールセンターから
外れて蛇行し始めた時には防止する手段がなくキ
ヤンバーを発生し、逆にACC単体では蛇行を検
知しギヤツプ差変更を行うためキヤンバー量の減
少は見られるが、ワークサイドおよびドライブサ
イドの左右非対称を考えていないため、ますます
ウエツジ量を増加させるということが判明した。
これに対し本発明例では両者を統合的に制御する
ので、ウエツジ量、キヤンバー量、何れにおいて
も比較的より格段も優れ、高い実用性が判明し
た。
制御方法に関するものである。 (従来の技術) 一般に鋼板のキヤンバーを防止するために従来
の技術は以下の2つに代表される。 (a) ワークサイドおよびドライブサイド各々独立
に板厚を制御し、少なくともパス間あるいはパ
ス中にギヤツプ差を変更することにより、ワー
クサイドとドライブサイドの板厚偏差(ウエツ
ジ)をコントロールする技術があり、特開昭57
−109509、特開昭54−155961、特公昭60−
3882、特公昭60−11570等が提案されている。
一方 (b) 鋼板の蛇行を防止する制御方法としてワーク
サイドとドライブサイドの圧延荷重差等を検出
し、それを基に蛇行量を推定し、ギヤツプ差変
更によつて板道をセンターに戻す制御技術があ
り、特公昭58−51771、特開昭58−11107等に提
案されている。更に蛇行量を横方向位置検出装
置等から検出し、解析モデルと組み合わせてギ
ヤツプ差変更を行う制御技術も、特開昭56−
19917、特公昭59−26367等に提案されている。 (発明が解決しようとする問題点) 上記技術により鋼板のキヤンバーはそれなりの
改善がなされたが、前記(a)はワークサイドとドラ
イブサイドのミル剛性差および被圧延材の温度差
等を考慮した左右非対称が前提条件であり、モデ
ル計算式は、被圧延材がロールセンターを通るも
のとして考えられていた。従つて圧延中に被圧延
材がミルセンターから外れ蛇行を生じた場合に
は、制御精度が悪化し蛇行によつて、検出される
圧力差から、ワークサイドおよびドライブサイド
を独立に板厚制御を行い、目標とされるギヤツプ
差を圧延パス間あるいはパス中に維持することが
困難となり、所定の効果を得られない場合が生ず
る。 また前記(b)は(a)の前提条件とは逆にワークサイ
ドとドライブサイドのミル剛性差および被圧延材
の温度差等は考慮しない左右対称が前提条件であ
り、モデル計算式は、被圧延材がロールセンター
を通らないものとして考えていた。従つて、ワー
クサイドとドライブサイドのミル剛性差および被
圧延材の温度差等の左右非対称から圧延中に被圧
延材がロールセンターにあるにも拘らず反力差を
生じた場合には、本制御では板道のずれ、すなわ
ち蛇行と検知しギヤツプ差変更を行うため、被圧
材をロールセンターから外すので不本意な結果を
招いていた。又、上記のことがない場合でも被圧
材がロールセンターから大きく外れた時には、す
でに蛇行してから圧延中の反力差、ギヤツプ差、
反力和等から蛇行量を演算しギヤツプ差変更を行
うフイードバツク制御であるがゆえに応答性に劣
り、圧延長の比較的短い厚板圧延ではキヤンバー
防止として十分な効果を発揮できない欠点を有し
ていた。更に蛇行量あるいはキヤンバー量を横方
向位置検出装置等から直接検知し、ギヤツプ差コ
ントロールする技術では、位置検出器自体の測定
精度が非常に大きな問題となり、圧延長手方向の
幅偏差が比較的大きい厚板圧延では実用化が困難
であつた。また、パス回数の多い圧延材において
は、キヤンバー、蛇行量を迅速に検知し、T/
H、作業率等の生産能率を落とさずかつ制御の応
答性の向上を図るためには、可能な限りミル直近
に数台設置することが必須であり、設備費が高騰
するという欠点を有していた。 (問題点を解決するための手段) 本発明は以上の如き種々の問題点を有利に解決
するため、鋼板の製造に際しキヤンバー減少を大
巾に図る制御方法について、本発明者等が繰返す
実験および考察から創出したもので、下記の方法
を手段とするものである。すなわち、 鋼板の圧延においてワークサイドおよびドライ
ブサイドの板厚を圧延パス間およびパス中に、
各々ワークサイドとドライブサイドを独立に目標
値に達成すべく制御(Dual−AGC)をすると共
に、圧延パス中にワークサイドとドライブサイド
の各実績圧延反力、ギヤツプ値から蛇行量を検出
し、荷重差率(反力差/反力和)の変化が、所定
の値を超えた場合に、ギヤツプ差変更によつて板
道をセンターに戻す制御(ACC)とを併有する
ことを特徴とする圧延鋼板のキヤンバー防止制御
方法 である。 (作用) 本発明者等は鋼板の製造においていかなる圧延
サイズにおいてもキヤンバー量の少ない安定製造
を課題として種々実験検討を繰返した結果、圧延
パス間でワークサイドおよびドライブサイド各々
独立にギヤツプ設定を行い、圧延パス中で目標と
すべく板厚を各々独立にAGC制御を行う(以下
DAGCと呼ぶ)と更に圧延パス中で圧延反力差、
反力和、ギヤツプ差等のデータから蛇行を検知し
ギヤツプ差変更により蛇行を防止する(以下
ACCと呼ぶ)技術の組み合わせによつて、最も
キヤンバー量の少ない厚板鋼板の製造が可能とな
ることを知見した。以下本発明者等が上記知見を
得た代表的な実験の作用をもとに説明する。 まずDAGCの機能について説明すると、圧延
パス間ではワークサイドおよびドライブサイドの
目標板厚hD、hWを個々に求めて又は該hD、
hWの平均と差を求めて、あるいはの2つの
ゲージメータ式の連立によつて、各サイドの目標
ロールギヤツプSW0とSD0を定め、また圧延パス中
にはワークサイドおよびドライブサイドにおいて
圧延反力の変動に応じてそれぞれ目標とすべき
hD、hWを実現するために、各々AGC制御を行い
ロールギヤツプを調整する。以下に上記、の
場合のゲージメータ式およびロールギヤツプの動
作量ΔSW、ΔSDを示す。 上記の場合 hD=(L+B)SD0+(L−B)SW0/2L+fDD(FD、B
…)+fDW(FW、B…)+αD……(1) hW=(L−B)SD0+(L+B)SW0/2L+fWD(FD、B
…)+fWW(FW、B…)+αW……(2) 又上記の場合 hA=SD0+SW0/2+fAT(FT、B…)+fAD(Fd
、B…)+αA……(3) hd=(SD0−SW0)B/L+fdT(FT、B…)+f
dd(Fd、B…)+αd……(4) なお、文字は以下の内容を有する。 FD:DS(ドライブサイド)反力 FW:WS(ワークサイド)反力 SD0:DSロールギヤツプダイヤル値 SW0:WSロールギヤツプダイヤル値 hD:DS出側板厚 hW:WS出側板厚 L:圧下スクリユー間距離 B:板幅 hA:(hD+hW)/2 hd:hD−hW FT:FD+FW Fd:FD−FW fDD:DSによる板DSエツジ部のミルスプリング fDW:WS 〃 DS 〃 fWD:DS 〃 WS 〃 fWW:WS 〃 WS 〃 fAT:反力和によるミルスプリング左右平均 fAD:反力差 〃 〃 fdT:反力和によるミルスプリング左右差 fdd:反力差 〃 〃 左右差 αD:DS項学習項 αW:WS項 〃 αA:平均学習項(αD+αW)/2 αd:左右差学習項αD−αW 更に圧延パス中のワークサイドおよびドライブ
サイドのロールギヤツプ動作ΔSW、ΔSDは、実績
圧延反力と予定反力が近接していれば和、差は
FTnFT0、FdnFd0と見なすと、(3)、(4)式に対応
したAGC式を用いて表わすと、 ΔSD=(∂fAT/∂FTn+L/2B∂fAT/∂FTn)(FTn−F
T0)+(∂fAd/∂Fdn+L/2B∂fdd/∂Fdn)(Fdn−F
d0)……(5) ΔSW=(∂fAT/∂FTn−L/2B・∂fdT/∂FTn)(FTn
−FT0)+(∂fAd/∂Fdn−L/2B∂fdd/∂Fdn)(Fdn
−Fd0)……(6) となる。 次にACCの機能について説明すると、今、蛇
行量を1/cとすると力およびモーメントの釣り
合いより反力差Fdは Fd=2/LFT・Yc ……(7) となる。又(7)式から蛇行量は一定であつても反力
和によつて反力差は変化するので、反力差のみで
制御を行うことは非常に難かしい。そこでFdを
FTで割つた荷重差率rdfで考えてみると(1)式より rdf=Fd/FT=2/LYc ……(8) となる。さらに系の安定を図るため、ワークサイ
ドとドライブサイドのロールギヤツプ差、ΔSの
反力差の影響を考慮し、その推定影響係数をKp^
とすれば、真の反力差Fd′は(9)式となる。 Fd′=Fd−ΔSKp^ ……(9) (9)式を(8)式に代入すると(10)式が求まる。 rdf=Fd′+ΔS・Kp/^/ET=2/L・Yc ……(10) この(10)式によれば圧延反力和およびロールギヤ
ツプ差が変化する時にも荷重差率を検出すること
により、これらの変化の影響を受けることなく蛇
行量を検出できる。実際の制御においては制御開
始時に検出された荷重差率rdf0と、以後検出され
た荷重差率との差すなわち制御開始時点からの荷
重差率の偏差 Δrdf=rdf−rdf0 ……(11) を用いてロール開度の制御に適用することによ
り、蛇行を防止することができる。 これら両制御を組み合わせる事により、被圧延
材がロールセンターにあるときにはDAGCの制
御により圧延パス間では(1)、(2)式あるいは(3)、(4)
式を連立することにより、ワークサイドおよびド
ライブサイドのギヤツプ設定値SD0、SW0によつて
ウエツジをなくすべき初期ロールギヤツプ差を与
え、圧延パス中ではワークサイドおよびドライブ
サイド各々独立に目標とすべき板厚を(5)、(6)式に
よつて圧延反力の変動に応じてAGC制御をリア
ルタイム的に行なうので、AGCの欠点とする応
答性に優れかつウエツジコントロールをすること
によりキヤンバー減少が達成できる。さらにひと
たび被圧延材がロールセンターから外れた場合に
は、蛇行検知によつてロールギヤツプ差を変更す
るACC制御が行なわれるので、圧延中、蛇行起
因による大きなキヤンバーを防止することもで
き、いかなる圧延サイズにおいてもキヤンバー量
の少ない安定製造が実現できる知見を得た。 (実施例) 本発明の実施例を以下に説明する。表1に本発
明例を比較例と共に示す。 この実施例におけるスラブサイズは厚み230mm
×幅1700mm×長さ2600mm、成品サイズは厚み6.5
mm×幅2853mm×長さ54820mmであり、比較的キヤ
ンバーの発生し易いサイズを選び最終パスでの実
績を示した。又、本例で用いた制御系のブロツク
線図を第1図に示す。1は被圧延材、2,3がワ
ークロール、4,5がバツクアツプロール、6
W,6Dがそれぞれワークサイドおよびドライブサ
イドのロールギヤツプ設定用の油圧シリンダ、7
W,7Dがそれぞれワークサイドおよびドライブサ
イドの反力検出用のロードセルである。圧延パス
中においてはロードセル7W,7Dで検出した反力
FW,FDは演算増幅器OP1で加算されOP2で減算さ
れ、反力和FTnおよびFdnが求められ、一方は
DAGC制御のためにあらかじめプロセスコンピ
ユーターPC内の11,12によつて計算された、
圧延反力和、差およびミル定数を与えることによ
り予定と実績の差を前記(5)、(6)式により求め、ワ
ークサイドおよびドライブサイド各々のロールギ
ヤツプ変更量ΔSW1、ΔSD1を演算増幅器OP3,
OP4に出力する。他方、ACC制御のためにFTn、
Fdnおよびあらかじめ付与されたロールギヤツプ
差ΔS0をプロセスコンピユーター内に取り込むこ
とにより、9,10によつて(10)、(11)式を基に計算
されたワークサイドあるいはドライブサイドのギ
ヤツプ変更量、ΔSW2、ΔSD2をOP3,OP4へ出力
し前述したΔW1、ΔSD1に加算することによつて
ΔSW、ΔSDが出力される。 尚、圧延パス間では(3)、(4)のゲージーメータ式
を連立させることによりワークサイドおよびドラ
イブサイドの初期ギヤツプ設定値SW0、SD0を与え
る。また14は不感帯設定器であり、サーボバル
ブ8に出力されるOP5とOP6の差を示す信号が、
差動増幅器OP7に加算されることによつて急激な
ロールギヤツプシフトを防止する不感帯が構成さ
れる。 表1に明らかな通りDAGCとACCの単体制御
では、制御なしの場合に比べウエツジ量およびキ
ヤンバー量は減少しているが、更にその内訳を分
析した結果DAGC単体ではウエツジ量こそ減少
しているものの、被圧延材がロールセンターから
外れて蛇行し始めた時には防止する手段がなくキ
ヤンバーを発生し、逆にACC単体では蛇行を検
知しギヤツプ差変更を行うためキヤンバー量の減
少は見られるが、ワークサイドおよびドライブサ
イドの左右非対称を考えていないため、ますます
ウエツジ量を増加させるということが判明した。
これに対し本発明例では両者を統合的に制御する
ので、ウエツジ量、キヤンバー量、何れにおいて
も比較的より格段も優れ、高い実用性が判明し
た。
【表】
○a:比較例 ○良好 ×悪い
○b:本発明例 △稍良好
(発明の効果) 本発明はDAGCにて圧延パス間でウエツジを
消すべくロールギヤツプ差を設定し、また圧延パ
ス中ではワークサイドおよびドライブサイドのロ
ールギヤツプを目標とされる板厚にコントロール
することによつてウエツジの減少が達成でき、さ
らにはACCによつて被圧延材がロールセンター
から外れた場合には圧延中ロールギヤツプ変更を
行い、キヤンバーを防止することを可能にしたの
で、形状不良および長さ発生不良等を大巾に低減
でき歩留を格段に向上する。
○b:本発明例 △稍良好
(発明の効果) 本発明はDAGCにて圧延パス間でウエツジを
消すべくロールギヤツプ差を設定し、また圧延パ
ス中ではワークサイドおよびドライブサイドのロ
ールギヤツプを目標とされる板厚にコントロール
することによつてウエツジの減少が達成でき、さ
らにはACCによつて被圧延材がロールセンター
から外れた場合には圧延中ロールギヤツプ変更を
行い、キヤンバーを防止することを可能にしたの
で、形状不良および長さ発生不良等を大巾に低減
でき歩留を格段に向上する。
第1図は本発明に係る制御ブロツク系である。
1……被圧延材、2,3……ワークロール、
4,5……バツクアツプロール、6……油圧位置
検出器、7……ロードセル、8……サーボバル
ブ、9……蛇行量推定演算モデル、10……蛇行
量修正ギヤツプ差演算モデル、11……圧延予測
反力和・差設定モデル、12……DAGC用ミル
定数設定モデル、13……ギヤツプ変更量演算
器、14……不感帯設定器。
4,5……バツクアツプロール、6……油圧位置
検出器、7……ロードセル、8……サーボバル
ブ、9……蛇行量推定演算モデル、10……蛇行
量修正ギヤツプ差演算モデル、11……圧延予測
反力和・差設定モデル、12……DAGC用ミル
定数設定モデル、13……ギヤツプ変更量演算
器、14……不感帯設定器。
Claims (1)
- 1 鋼板の圧延においてワークサイドおよびドラ
イブサイドの板厚を圧延パス間およびパス中に、
各々ワークサイドとドライブサイドを独立に目標
値に達成すべく制御(Dual−AGC)をすると共
に、圧延パス中にワークサイドとドライブサイド
の各実績圧延反力、ギヤツプ値から蛇行量を検出
し、荷重差率(反力差/反力和)の変化が、所定
の値を超えた場合に、ギヤツプ差変更によつて板
道をセンターに戻す制御(ACC)とを併有する
ことを特徴とする圧延鋼板のキヤンバー防止制御
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60161141A JPS6221411A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | キヤンバ−防止制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60161141A JPS6221411A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | キヤンバ−防止制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6221411A JPS6221411A (ja) | 1987-01-29 |
| JPH0261848B2 true JPH0261848B2 (ja) | 1990-12-21 |
Family
ID=15729371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60161141A Granted JPS6221411A (ja) | 1985-07-23 | 1985-07-23 | キヤンバ−防止制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6221411A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3394837B2 (ja) * | 1995-03-28 | 2003-04-07 | 新日本製鐵株式会社 | 圧延機の制御方法 |
| US5904058A (en) * | 1997-04-11 | 1999-05-18 | Barnes; Austen | Decamberer |
| JP5734112B2 (ja) * | 2011-06-24 | 2015-06-10 | 株式会社神戸製鋼所 | 圧延機での板厚制御方法 |
| WO2018020967A1 (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 田岡化学工業株式会社 | ゴム配合用ノボラック型共縮合物及び該共縮合物の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57109509A (en) * | 1980-12-26 | 1982-07-08 | Nippon Steel Corp | Rolling method |
| JPS595366A (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-12 | Hitachi Ltd | マイクロプロセツサの動作状態監視装置 |
-
1985
- 1985-07-23 JP JP60161141A patent/JPS6221411A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6221411A (ja) | 1987-01-29 |
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