JPH0262877B2 - - Google Patents
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- JPH0262877B2 JPH0262877B2 JP60147974A JP14797485A JPH0262877B2 JP H0262877 B2 JPH0262877 B2 JP H0262877B2 JP 60147974 A JP60147974 A JP 60147974A JP 14797485 A JP14797485 A JP 14797485A JP H0262877 B2 JPH0262877 B2 JP H0262877B2
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Description
〔産業上の利用分野〕
この考案は、インパルス応答を係数パラメータ
として用いて作成した入力信号(音楽信号等)の
複数の遅延信号を重ね合せて、入力信号の残響音
を作成する装置に関し、残響音の周波数特性を制
御して帯域制限すると同時に、残響音の1つのサ
ンプルを作成するための周期を長くして演算点数
を増加させ、より理想的な残響音を作成するよう
にしたものである。 〔従来の技術〕 音楽信号等に人工的に残響を付加する場合、電
子的な方法として最も直接的なものは、仮想する
ホール等の音響空間におけるインパルス応答に対
応して、直接音から種々の時間遅れをもつ信号の
重ね合せとして表現する方法である。すなわち、
仮想する音響空間のインパルス応答が、第2図に
示すように、直接音に対して遅延時間τiとレベル
gi(i=1〜n)で構成される複数の反射音の列
であるとすると、この遅延時間τiとレベルgiを係
数パラメータ(反射音パラメータ)として、入力
信号の各サンプルについて反射音列をそれぞれ作
成し、各サンプルの反射音を同時刻ごとに重ね合
せていくことにより(このように遅延信号に、ゲ
インをかけて加算する演算をたたみ込み演算とい
う。)残響音が作成される。 このたたみ込み演算は、概念的には第3図に示
すように、マルチタツプを持つシフトレジスタ1
に入力信号の各サンプル値をサンプリング周期τ0
ごとに順次シフトしながら入力し、1サンプリン
グ周期τ0内において遅延時間τ1〜τoに対応する各
タツプから各サンプルの遅延信号X1〜Xoをそれ
ぞれ出力し、これらを乗算器2−1,2−nをそ
れぞれ係数(ゲイン)g1〜goを付与し、加算器3
で加算するもので、 Xout=o 〓i=1 xi・gi なる残響信号の1つのサンプルが得られる。 具体的には、第4図に示すように、入力信号の
各サンプルをデータメモリ10に記憶し、パラメ
ータメモリ12から遅延時間データτ1〜τoを順次
読み出し、これらをアドレスとして、各遅延時間
τ1〜τoに対応する遅延信号X1〜Xoをデータメモ
リ12から順次読み出し、乗算器14でこれら遅
延信号X1〜Xoに係数g1〜goをそれぞれ付与して、
個々の反射音信号X1・g1〜Xo・goを順次作成し、
これらを加算器18とレジスタ20で構成される
アキユームレータ16で順次累算することによ
り、残響信号の1つのサンプルが作成される。そ
して、データメモリ10に新たな入力信号サンプ
ルが書き込まれるごとに、この一連の動作を繰り
返せば、一連の残響信号が作成される。 前記の直列逐次処理によるたたみ込み演算は、
入力信号の1サンプリング周期τ0中に前記一連の
動作を行なつて、1つの残響信号のサンプルを作
成しなければならないが、演算速度の制約から、
周期τ0中にたたみ込み演算できる点数アキユーム
レータ16で周期τ0中にデータ係数を付して累算
する回数)は制限されていた。しかし、より多く
のたたみ込みが行なえば、より自然な残響信号を
再現できることはあきらかである。 そこで、従来、周期τ0中で反射音パラメータの
領域を選択使用して、実質的にたたみ込み点数を
増加させるものがあつた。第5図はこの様子を示
したもので、入力信号の各時点a〜kにおいて使
用される反射音パラメータの領域を示したもので
ある。これによれば、入力信号が持続している場
合(a〜d)は、残響音の後半部分(小レベル)
は入力信号にマスキングされて聴こえなくなる性
質があるので、初期部分の反射音パラメータのみ
を使用(以下これを固定形動作という。)し、入
力信号が途絶した場合(e〜)には、使用する反
射音パラメータの領域を順次下位に移行させ、自
然でかつ長い残響音を確保している(以下これを
適応形動作という。)。 ところで、自然界における残響は、時間ととも
に変化し、高域成分ほど早く減衰する性質があ
る。そこで、前記の人工的な残響付加において
も、例えば第6図に示すように、残響付加回路2
2の出力側に周波数特性制御回路24を設けて、
前記適応形動作時に周波数特性制御回路24のフ
イルタ特性(ローパスフイルタ)を第7図に示す
ようにf1〜fo(第8図)と順次カツトオフ周波数
の低い特性に切替えていけば、この現象をシミユ
レートできる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この発明は、前記周波数特性制御を伴う残響付
加装置において、より自然に近い残響音を得よう
とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、周波数特性制御による帯域制限に
合せて、残響付加回路において残響信号を作成す
るためのサンプリング周期を長くして、たたみ込
み点数を増やしたものである。 〔作用〕 この発明の前記解決手段によれば、残響信号の
1つのサンプルを作るためのたたみ込み点数が増
えるので、残響信号を構成する情報量が増え、よ
り自然に近い残響音を得ることができる。 〔発明の原理〕 標本化定理によれば、信号の最高周波数の2倍
以上のサンプリング周波数でサンプリングを行な
えば、元の波形は完全に再現できる。したがつ
て、前記周波数特性制御回路24により帯域制限
を行なう場合、帯域が狭くなるのに合せて残響付
加回路22から出力する残響信号のサンプリング
周波数を低くしても、その帯域内の残響信号を再
現できる。そして、サンプリング周期を低くすれ
ば、1サンプリング周期は長くなり、この周期内
にたたみ込み可能な点数が増え、これにより残響
音の情報情が増え、より自然に近い残響音を得る
ことができる。 すなわち、周波数帯域が前記第8図のように変
化する際、帯域変化に合せてサンプリング周期を
第9図のように変化させれば、これに応じてたた
み込み点数を変化させることができる。すなわ
ち、 たたみ込み点数≒サンプリング周期/1回の動
作(係数付および加算に要する時間) となる。 第10図は、この発明によりサンプリング周期
を変化させた場合にたたみ込み点数が変化する様
子を示したものである。また、第11図は、入力
が途絶して適応形動作に移行した時に、フイルタ
特性の変化とともにたたみ込みに使用する反射音
パラメータの領域および個数が変化する様子を示
したものである。残響信号の減衰とともにフイル
タ特性の帯域を狭めていくので(第7図,第8
図)、使用する反射音パラメータの個数がしだい
に増加していき、たたみ込み点数が増えていく。 〔実施例〕 この発明の一実施例を第1図に示す。この残響
付加装置は、入力信号の残響信号を作成する残響
付加回路22と、作成された残響信号にフイルタ
特性を付与する周波数特性制御回路24とを具え
ている。残響付加回路22は、入力が途絶した場
合に、使用する反射音パラメータの領域を下位に
順次ずらしていく適応形動作をするように構成さ
れている。 ところで、適応形の残響付加装置では、入力信
号がゼロレベルになつたことを検出して、固定形
動作すなわちパラメータの使用区間を上位に固定
して残響音を作成する動作から適応形動作すなわ
ちパラメータの使用区間を順次下位にずらしてい
く動作に切替えるが、検出されるゼロレベルが単
に信号波形のゼロクロスによるものか、あるい
は、本当に入力信号が途絶えたことによるものか
を判断するため、数10ミリ秒程度の長い時間にわ
たつて入力信号のレベルを検出する必要がある。
また、入力信号途絶と判断した場合、その検出区
間の最初の入力信号部分にさかのぼつて適応形動
作を実行していかなければならない。このため従
来の適応形においては、入力信号を一時蓄えてお
くためのメモリ(プリメモリ)を用いてその検出
時間分入力信号を常に遅延させており、このた
め、入出力間に遅延時間が生じる欠点があつた。 そこで、第1図の実施例の残響付加回路22で
は、これを改善して、プリメモリ32のデータに
ついて反射音パラメータの初期部分を適用して固
定形のたたみ込み演算を行ない、プリメモリから
の遅延データが入力されるデータメモリ34につ
いては反射音パラメータの残りの部分を適用して
適応形のたたみ込み演算を行ない、最終的にこれ
ら出力を加算するようにして、入出力間の遅延を
なくしている。 なお、この実施例においては、全部でn個のパ
ラメータ(τ1,g1)〜(τo,go)を使用するもの
とし、そのうち固定形たたみ込みに上位h個のパ
ラメータ(τ1〜g1)〜(τh,gh)を使用し、適応
形たたみ込みに残りのパラメータ(τh+1,gh+1)
〜(τo,go)のうちの適宜の領域を使用する場合
について説明する。 第1図において、入力信号サンプルはゼロ検出
部25のゼロ検出用のプリメモリ32に一旦蓄え
られ、ゼロ検出を行なう数10ミリ秒遅延されて順
次適応形たたみ込み演算部36のデータメモリ3
4に転送されていく。 固定形たたみ込み演算部27は、プリメモリ3
2のデータから初期部分の残響信号を作成する。
すなわち、インパルスレスポンスデイレイメモリ
40は、遅延時間のパラメータτi(i=1,2…
n)のうちプリメモリ32に保持される遅延デー
タ分のパラメータ(すなわち数10ミリ秒までのパ
ラメータ)τ1〜τhを記憶している。また、インパ
ルスレスポンスレベルメモリ42は、これらに対
応するレベルパラメータg1〜ghを記憶している。 カウンタ44は、メモリ40,42から入力信
号の1サンプリング周期ごとに全パラメータ
(τ1,g1)〜(τh,gh)を読出走査するとともに、
プリメモリ32に書込アドレスと読出アドレスを
与えるためのものである。読出アドレスは書込ア
ドレスを基準としてτ1〜τh遅延した位置にあるの
で、加算器46で書込アドレスに遅延時間パラメ
ータτ1〜τhを加算した形で与えられる。 プリメモリ32から読み出された各遅延時間τ1
〜τhに対応した入力サンプル値X1〜Xhは、たた
み込み演算回路48において、メモリ42からの
対応レベルパラメータg1〜ghとそれぞれ掛け合さ
れて累算され、たたみ込み演算が行なわれる。こ
のようにして、入力信号のサンプリング周期ごと
に一連のたたみ込み演算が行なわれて、固定形た
たみ込み演算部27からは、初期部分の残響信号
が出力される。 適応形たたみ込み演算部36において、データ
メモリ34はプリメモリ32か出力される遅延デ
ータを最古サンプルが書き込まれているアドレス
から順に書き込込んで、順次更新していく。 インパルスレスポンスデイレイメモリ50は、
前記固定形たたみ込み演算部27で用いられる初
期反射音部分の遅延時間パラメータτ1〜τhより後
の遅延時間パラメータτh+1〜τoを記憶し、インパ
ルスレスポンスレベルメモリ52は、これらの対
応ゲインパラメータgh+1〜goを記憶している。こ
れらパラメータ(τh+1,gh+1)〜(τo,go)の内
容については後に述べる。 カウンタ48は、メモリ50,52から入力信
号1のサンプリング周期ごとに全パラメータ
(τh+1,gh+1)〜(τo,gh)のうち所定領域のパラ
メータを読出走査するためのものである。 順列コントロール54は、カウンタ48が読み
出すべき前記所定領域を決めるものである。すな
わち、入力信号が連続しているときは、先頭から
所定数のパラメータ(τh+1,gh+1),(τh+2,gh+2)
…、カウンタ48のカウントに従つて順次読み出
し、ゼロ検出部25がゼロ検出すると、それ以後
の時間tを計測し、これとプリメモリ32での遅
延時間t0(τh≦t0≦τh+1)を足して、t+t0≦τiの
関係にあるパラメータを上位から使用する。例え
ば、はじめはt=0なので(τh+1,gh+1)からt
+t0>τh+1となると(τh+2,gh+2)から更にt+t0
>τh+2となると(τh+3,gh+3)から所定数のパラ
メータが利用される。この場合、帯域制御回路5
5の指令により、使用されるパラメータの個数は
順次増加してくる。 アドレスコントローラ56は、データメモリ3
4の書込および読出アドレスを指令するものであ
る。書込アドレスは、前述のように、最古サンプ
ルが入つているアドレスが順次指定され、新しい
サンプルに更新されていく。読出アドレスは、書
込アドレスを基準として、インパルスレスポンス
デイレイメモリ50から読み出された遅延時間パ
ラメータτiに対応すべきデータアドレスが指令さ
れ、その遅延時間データXiを読み出す。なお、デ
ータメモリ34からのデータ読出しに関する具体
的内容は後に述べる。 なお、ゼロ検出がなされたとき、データメモリ
34は書込停止となり、、ゼロ検出が解除された
とき(信号入力が再開されたとき)、その停止し
たアドレスから書込を再開させるようになつてい
る。 たたみ込み演算回路38は、データメモリ34
から読み出された遅延信号データXiにインパルス
レスポンスレベルメモリ52からの対応レベルパ
ラメータgiを順次掛け合せて累算し、1つの残響
信号サンプルを出力する。このようにして、所定
の周期(入力信号が持続して固定形動作をしてい
るときは入力信号のサンプリング周期の入力信号
が途絶して適応形動作をしているときはそれより
も順次長くなつていく周期)ごとに初期部分以後
の残響信号のサンプルが作成されていく。 適応形たたみ込み演算部36の出力は周波数特
性制御回路24に入力されてフイルタ特性が付与
される。この回路24は、デジタルフイルタで構
成され、入力信号をフイルタ演算回路70内に設
けられたメモリで順次遅延するとともに、係数メ
モリ66に記憶されているフイルタ係数を専用カ
ウンタ68で読出走査して、遅延データに乗算し
て累算(すなわちこのフイルタ演算もたたみ込み
演算。)し、フイルタ特性を付与する。 係数メモリ66には様々なフイルタ特性を示す
係数が記憶されており、ゼロ検出部25でゼロ検
出されると、順次カツトオフ周波数が低くなるロ
ーパスフイルタの特性が選択される。このとき、
適応形たたみ込み演算部36の帯域制御回路55
は、選択されたフイルタ特性に応じて残響信号を
作成するためのサンプリング周期を順次長くすべ
く、順列コントローラ54,アドレスコントロー
ラ56,カウンタ68に指令を出す。 固定形たたみ込み演算部27で作成された初期
部分の残響信号と、適応形たたみ込み演算部36
で作成されたサンプリング周期が元に戻され、さ
らに周波数特性制御回路24でフイルタ特性が付
与された初期以後の残響信号は、加算器60で加
算されて一体化されて出力される。 〔残響付加回路22の具体例〕 第1図の実施例における残響付加回路22の具
体例を第12図に示す。 具体例を説明する前に、サンプリング周期の可
変状況と、周期を可変した場合のたたみ込み演算
内容およびそのためのパラメータ記憶について簡
単に述べる。 サンプリング周期の変化比は、原理的には、出
力側での帯域制限内容と合致していさえすれば、
任意の比とすることが可能であるが、ここでは、
動作簡略化のため、サンプリング周期を2倍づつ
長くさせていく(すなわち、周波数特性制御回路
の帯域制限を1/2倍づつ変化させていくものとな
る。 また、サンプリング周期が変ると、当然出力サ
ンプルが得られる間隔も変わる。ここで、たたみ
込み演算の原理を再び思いおこしてみるに、ある
出力サンプル列を得るために用いるデータ列は、
必ず同じタイミングで得られたものでなければな
らない。すなわちサンプリング周期が2倍になつ
たら、用いるデータ間隔も2倍、つまり同じデー
タ列を用いるならば1個おきのデータを用いなけ
ればならない。サンプリング周期が4倍になつた
ら用いるデータ間隔も4倍、つまり3個おきのデ
ータを用いなければならない。さらに前述した適
応形演算の場合には順次シフトされていく先頭デ
ータ位置についても正確に把握しておかなければ
ならない。 上述した内容を実現するには、データ読出アド
レス回路にてハード的にそのような動作となるよ
うに制御する方法も考えられるが、ここでは、よ
り簡単かつ効果的な方法として、たたみ込み演算
に用いるパラメータの付与方法に工夫をこらした
ものとしている。 第12図で示す具体例のパラメータメモリの記
憶内容について、第13図a,bを参照しつつ説
明する。同図aは一般的なインパルスレスポンス
を、横軸を実時間として、模式的に表わしたもの
である。これを係数パラメータとしてメモリに記
憶する際、メモリアドレスと時間とを1対1に対
応させていけば、最も直接的であるが、その場合
膨大なメモリを要することになつてしまう。そこ
で従来はレスポンスが存在し、かつ初期部分のも
ののみのデータを、遅延時間およびゲインの形で
メモリに記憶していたわけであるが、ここでは、
時間経過につれて、サンプリング周期が長くなり
同時に前述したように適用データ間隔も間引きさ
れることに鑑みて、第13図bに示すように、必
要なレスポンスのパラメータ以外は記憶しないよ
うにしている。その結果、記憶されるパラメータ
は、該当する時間におけるたたみ込み動作形態お
よびサンプリング周期に応じ、概略、後期部分ほ
ど間引かれたものとなり、総数としては間引きな
しの場合に比べ相当に少なくなつている。ところ
で、具体的にパラメータの記憶内容を決定するに
は、さらに帯域制限の変化条件等を決めておく必
要がある。ここでは、固定形動作による初期遅延
をt0とし、適応形に移行した後、t0,4t0,16t0ご
とに帯域制限値(フイルタのカツトオフ周波数値
が該当)が1/2づつ小さくなつていくものとして、
第13図aから同図bへのパラメータ選択がなさ
れている。すなわち、これによれば、同一のハー
ドによつても、帯域制限が1/2小さくなるごとに、
たたみ込み点数は2倍になり、また、第13図a
の横軸に相当する実時間で言えば4倍の時間分の
残響が得られることになる。 実際の回路では第13図bにおける部分aのパ
ラメータが固定形動作用パラメータ(τ1,g1)〜
(τh,gh)として、部分bのパラメータが適応形
動作用パラメータ(τh+1,gh+1)〜(τo,go)と
して、パラメータメモリ72に記憶されている。
これにより、サンプリング周期可変かつ適応形動
作で必要とされるところの、周期変化に伴なうデ
ータの所定数飛ばし読みについても、単にパラメ
ータメモリ72アドレスを順次変化させていくだ
けで極めて簡単に実現させることができる。 第12図において、タイミングコントローラ1
24からは各部を動作させるための制御クロツク
C1,C1′,C2′,C3,C3′,C4′,C
5,C6が出力される(第14図参照)。クロツ
クC1は入力信号のサンプリング周期τ0に同期し
た信号である。クロツクC1′は入力信号が持続
して固定動作をしているときは入力信号のサンプ
リング周期τ0に同期し、入力信号が途絶して適応
形動作に移行すると周期が2倍、4倍、8倍…と
しだいに長くなつていく信号である。(以下、こ
のクロツクC1′の周期をクロツクC1の周期τ0
と一致しているときも含めてサンプリング周期
τ0′という。)。クロツクC2′,C3′,C4′は
ク
ロツクC1′と同じ周期τ0′の信号で、クロツクC
1′とともに周期を可変する。クロツクC5はク
ロツクC1よりも周期の短い信号で周期は固定で
あり、クロツクC3,C6はクロツクC1と同じ
周期τ0の信号である。 なお、クロツクC1′,C2′,C3′,C4′
は、前記周波数特性制御回路24のフイルタ特性
に応じて可変制御される。 カウンタ80は、プリメモリ32に書込アドレ
スを与えるもので、周期τ0ごとにクロツクC1に
よつてインクリメントされていく。 カウンタ81は、パラメータメモリ72の固定
形動作用パラメータの読出アドレスを与えるもの
で、周期τ0の始めにリセツトされ、以後クロツク
C5をカウントする引算器82はカウンタ80か
らの書込アドレスと、パラメータメモリ72から
の遅延時間パラメータτ1〜τhをそれぞれ引算し
て、現在の書込アドレスに対する遅延時間τ1〜τh
のアドレスを求め、これをプリメモリ32に読出
アドレスとして与える。プリメモリ32は、クロ
ツクC6によつて周期τ0に1度書込モードに切替
えられる。このとき、パラメータメモリ72への
カウンタ81のアドレス指令は0であるので、同
メモリ72からは遅延時間パラメータとして0が
読み出され、引算器82からはカウンタ80の値
がそのまま出力され、その値が示すプリメモリ3
2のアドレスに入力信号のサンプルが出き込まれ
る。クロツクC6以外のタイミングでは、プリメ
モリ32は読出モードにあり、カウンタ81から
のアドレス指令によりパラメータメモリ72から
周期τ0内に順次出力される遅延時間パラメータτ1
〜τhにより書込アドレスを基準としてτ1〜τhの遅
延時間にある入力サンプルが順次読み出される。 カウンタ74は、データメモリ34に書込アド
レス(もしくは書込禁止時には基準アドレス)を
与えるもので、周期τ0′ごとにクロツクC1′によ
つて別途入力されるサンプリング周期τ0′/τ0に
応じた数づつインクリメントされていく(すなわ
ち適応形動作を行なつていない時には通常の1づ
つカウントするカウンタとなる。)。引算器76は
カウンタ74からの書込アドレスと、後述するカ
ウンタ116からのアドレス指令によりパラメー
タメモリ72からの遅延時間パラメータτi(τiは
τh+1〜τoから選択された可変数のパラメータ)と
をそれぞれ引算して、現在の書込アドレスに対す
る遅延時間τiの各アドレスを求め、これをデータ
メモリ34に読出アドレスとして与える。データ
メモリ34は、クロツクC2′によつて周期τ0′に
1度書込モードに切替えられる。このとき、パラ
メータメモリ72からは遅延時間パラメータとし
て0が読み出されるので、引算器46からはカウ
ンタ74の値がそのまま出力され、その値が示す
データメモリ34のアドレスにプリメモリ32の
出力が書き込まれる。このとき、プリメモリ32
はカウンタ80によつて次に書込が行なわれるア
ドレス(すなわち最古データが入つているアドレ
ス)が指定されているので、データメモリ34に
書込まれるデータはプリメモリ32の容量分遅延
されたデータとなる。 クロツクC2′以外のタイミングでは、データ
メモリ34は読出モードにあり、パラメータメモ
リ72から周期τ0′内に順次出力される遅延時間
パラメータτiにより、書込アドレスを基準として
τiの遅延時間にあるデータが順次読み出される。 プリメモリ32から順次読み出されるデータ
X1〜Xhは、乗算器84において、パラメータメ
モリ72から順次出力されるレベルパラメータg1
〜ghがそれぞれ乗算されて、g1・X1〜gh・Xhが
順次出力される。 アミユームレータ87は、乗算器84からの乗
算値を、加算器89とレジスタ91とで加算して
いくもので、これにより、最終的に周期τ0内の全
乗算値の累算値、すなわち、固定形動作での残響
信号の1サンプルが得られる。したがつて、順次
繰返すことによつて得られるサンプル列の周期
は、固定周期τ0となる。なお、アンド回路93
は、前記サンプルが得られた後、次なる周期τ0内
の累算に備えてクロツクC3のタイミングでレジ
スタ91をゼロクリアするものである。 データメモリ34から順次読み出されるデータ
Xiは乗算器86において、パラメータメモリ72
から順次出力されるレベルパラメータgiがそれぞ
れ乗算されてgi・xi(iはh+1〜nから選択さ
れる可変の所定数)が順次出力される。 アキユームレータ88は、乗算器86からの乗
算値を加算値90とレジスタ92とで加算してい
くもので、これにより、最終的に周期τ0′内の全
乗算値の累算値、すなわち、適応形動作での残響
信号の1サンプルが得られる。したがつて、順次
繰返すことによつて得られるサンプル列の周期
は、可変周期τ0′である。 サンプリング周期変換回路95は、適応形動作
で得られる可変周期τ0′の残響信号のサンプル列
を、クロツクC1,C1′に基づき、周期τ0のサ
ンプル列に戻すものである。 加算器60は、サンプリング周期変換回路95
で、周期τ0に戻された適応形残響サンプル列を周
波数特性制御回路24を介して帯域制限した形の
サンプル列と、アキユームレータ87からの固定
形残響サンプル列とを加算して、最終的な残響信
号サンプル列を出力するためのものである。 ゼロ検出回路37は、プリメモリ32の出力
X1〜Xhを乗算器96でそれぞれ自乗してX1 2〜
Xh 2を求め、これらをクロツクC5ごとに加算器
90とレジスタ100で累算して、周期τ0内の累
算値をクロツクC1でレジスタ102に転送す
る。またレジスタ100はクロツクC1によつて
周期τ0ごとにリセツトされる。 適応形たたみ込みで使用されるパラメータデー
タのアドレスの一例を下記第1表に示す。これは
前述した第13図bの部分bのパラメータ内容に
加え、入力データの書込動作のためにアドレス0
として0データが付加されたものとなつている。
として用いて作成した入力信号(音楽信号等)の
複数の遅延信号を重ね合せて、入力信号の残響音
を作成する装置に関し、残響音の周波数特性を制
御して帯域制限すると同時に、残響音の1つのサ
ンプルを作成するための周期を長くして演算点数
を増加させ、より理想的な残響音を作成するよう
にしたものである。 〔従来の技術〕 音楽信号等に人工的に残響を付加する場合、電
子的な方法として最も直接的なものは、仮想する
ホール等の音響空間におけるインパルス応答に対
応して、直接音から種々の時間遅れをもつ信号の
重ね合せとして表現する方法である。すなわち、
仮想する音響空間のインパルス応答が、第2図に
示すように、直接音に対して遅延時間τiとレベル
gi(i=1〜n)で構成される複数の反射音の列
であるとすると、この遅延時間τiとレベルgiを係
数パラメータ(反射音パラメータ)として、入力
信号の各サンプルについて反射音列をそれぞれ作
成し、各サンプルの反射音を同時刻ごとに重ね合
せていくことにより(このように遅延信号に、ゲ
インをかけて加算する演算をたたみ込み演算とい
う。)残響音が作成される。 このたたみ込み演算は、概念的には第3図に示
すように、マルチタツプを持つシフトレジスタ1
に入力信号の各サンプル値をサンプリング周期τ0
ごとに順次シフトしながら入力し、1サンプリン
グ周期τ0内において遅延時間τ1〜τoに対応する各
タツプから各サンプルの遅延信号X1〜Xoをそれ
ぞれ出力し、これらを乗算器2−1,2−nをそ
れぞれ係数(ゲイン)g1〜goを付与し、加算器3
で加算するもので、 Xout=o 〓i=1 xi・gi なる残響信号の1つのサンプルが得られる。 具体的には、第4図に示すように、入力信号の
各サンプルをデータメモリ10に記憶し、パラメ
ータメモリ12から遅延時間データτ1〜τoを順次
読み出し、これらをアドレスとして、各遅延時間
τ1〜τoに対応する遅延信号X1〜Xoをデータメモ
リ12から順次読み出し、乗算器14でこれら遅
延信号X1〜Xoに係数g1〜goをそれぞれ付与して、
個々の反射音信号X1・g1〜Xo・goを順次作成し、
これらを加算器18とレジスタ20で構成される
アキユームレータ16で順次累算することによ
り、残響信号の1つのサンプルが作成される。そ
して、データメモリ10に新たな入力信号サンプ
ルが書き込まれるごとに、この一連の動作を繰り
返せば、一連の残響信号が作成される。 前記の直列逐次処理によるたたみ込み演算は、
入力信号の1サンプリング周期τ0中に前記一連の
動作を行なつて、1つの残響信号のサンプルを作
成しなければならないが、演算速度の制約から、
周期τ0中にたたみ込み演算できる点数アキユーム
レータ16で周期τ0中にデータ係数を付して累算
する回数)は制限されていた。しかし、より多く
のたたみ込みが行なえば、より自然な残響信号を
再現できることはあきらかである。 そこで、従来、周期τ0中で反射音パラメータの
領域を選択使用して、実質的にたたみ込み点数を
増加させるものがあつた。第5図はこの様子を示
したもので、入力信号の各時点a〜kにおいて使
用される反射音パラメータの領域を示したもので
ある。これによれば、入力信号が持続している場
合(a〜d)は、残響音の後半部分(小レベル)
は入力信号にマスキングされて聴こえなくなる性
質があるので、初期部分の反射音パラメータのみ
を使用(以下これを固定形動作という。)し、入
力信号が途絶した場合(e〜)には、使用する反
射音パラメータの領域を順次下位に移行させ、自
然でかつ長い残響音を確保している(以下これを
適応形動作という。)。 ところで、自然界における残響は、時間ととも
に変化し、高域成分ほど早く減衰する性質があ
る。そこで、前記の人工的な残響付加において
も、例えば第6図に示すように、残響付加回路2
2の出力側に周波数特性制御回路24を設けて、
前記適応形動作時に周波数特性制御回路24のフ
イルタ特性(ローパスフイルタ)を第7図に示す
ようにf1〜fo(第8図)と順次カツトオフ周波数
の低い特性に切替えていけば、この現象をシミユ
レートできる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この発明は、前記周波数特性制御を伴う残響付
加装置において、より自然に近い残響音を得よう
とするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この発明は、周波数特性制御による帯域制限に
合せて、残響付加回路において残響信号を作成す
るためのサンプリング周期を長くして、たたみ込
み点数を増やしたものである。 〔作用〕 この発明の前記解決手段によれば、残響信号の
1つのサンプルを作るためのたたみ込み点数が増
えるので、残響信号を構成する情報量が増え、よ
り自然に近い残響音を得ることができる。 〔発明の原理〕 標本化定理によれば、信号の最高周波数の2倍
以上のサンプリング周波数でサンプリングを行な
えば、元の波形は完全に再現できる。したがつ
て、前記周波数特性制御回路24により帯域制限
を行なう場合、帯域が狭くなるのに合せて残響付
加回路22から出力する残響信号のサンプリング
周波数を低くしても、その帯域内の残響信号を再
現できる。そして、サンプリング周期を低くすれ
ば、1サンプリング周期は長くなり、この周期内
にたたみ込み可能な点数が増え、これにより残響
音の情報情が増え、より自然に近い残響音を得る
ことができる。 すなわち、周波数帯域が前記第8図のように変
化する際、帯域変化に合せてサンプリング周期を
第9図のように変化させれば、これに応じてたた
み込み点数を変化させることができる。すなわ
ち、 たたみ込み点数≒サンプリング周期/1回の動
作(係数付および加算に要する時間) となる。 第10図は、この発明によりサンプリング周期
を変化させた場合にたたみ込み点数が変化する様
子を示したものである。また、第11図は、入力
が途絶して適応形動作に移行した時に、フイルタ
特性の変化とともにたたみ込みに使用する反射音
パラメータの領域および個数が変化する様子を示
したものである。残響信号の減衰とともにフイル
タ特性の帯域を狭めていくので(第7図,第8
図)、使用する反射音パラメータの個数がしだい
に増加していき、たたみ込み点数が増えていく。 〔実施例〕 この発明の一実施例を第1図に示す。この残響
付加装置は、入力信号の残響信号を作成する残響
付加回路22と、作成された残響信号にフイルタ
特性を付与する周波数特性制御回路24とを具え
ている。残響付加回路22は、入力が途絶した場
合に、使用する反射音パラメータの領域を下位に
順次ずらしていく適応形動作をするように構成さ
れている。 ところで、適応形の残響付加装置では、入力信
号がゼロレベルになつたことを検出して、固定形
動作すなわちパラメータの使用区間を上位に固定
して残響音を作成する動作から適応形動作すなわ
ちパラメータの使用区間を順次下位にずらしてい
く動作に切替えるが、検出されるゼロレベルが単
に信号波形のゼロクロスによるものか、あるい
は、本当に入力信号が途絶えたことによるものか
を判断するため、数10ミリ秒程度の長い時間にわ
たつて入力信号のレベルを検出する必要がある。
また、入力信号途絶と判断した場合、その検出区
間の最初の入力信号部分にさかのぼつて適応形動
作を実行していかなければならない。このため従
来の適応形においては、入力信号を一時蓄えてお
くためのメモリ(プリメモリ)を用いてその検出
時間分入力信号を常に遅延させており、このた
め、入出力間に遅延時間が生じる欠点があつた。 そこで、第1図の実施例の残響付加回路22で
は、これを改善して、プリメモリ32のデータに
ついて反射音パラメータの初期部分を適用して固
定形のたたみ込み演算を行ない、プリメモリから
の遅延データが入力されるデータメモリ34につ
いては反射音パラメータの残りの部分を適用して
適応形のたたみ込み演算を行ない、最終的にこれ
ら出力を加算するようにして、入出力間の遅延を
なくしている。 なお、この実施例においては、全部でn個のパ
ラメータ(τ1,g1)〜(τo,go)を使用するもの
とし、そのうち固定形たたみ込みに上位h個のパ
ラメータ(τ1〜g1)〜(τh,gh)を使用し、適応
形たたみ込みに残りのパラメータ(τh+1,gh+1)
〜(τo,go)のうちの適宜の領域を使用する場合
について説明する。 第1図において、入力信号サンプルはゼロ検出
部25のゼロ検出用のプリメモリ32に一旦蓄え
られ、ゼロ検出を行なう数10ミリ秒遅延されて順
次適応形たたみ込み演算部36のデータメモリ3
4に転送されていく。 固定形たたみ込み演算部27は、プリメモリ3
2のデータから初期部分の残響信号を作成する。
すなわち、インパルスレスポンスデイレイメモリ
40は、遅延時間のパラメータτi(i=1,2…
n)のうちプリメモリ32に保持される遅延デー
タ分のパラメータ(すなわち数10ミリ秒までのパ
ラメータ)τ1〜τhを記憶している。また、インパ
ルスレスポンスレベルメモリ42は、これらに対
応するレベルパラメータg1〜ghを記憶している。 カウンタ44は、メモリ40,42から入力信
号の1サンプリング周期ごとに全パラメータ
(τ1,g1)〜(τh,gh)を読出走査するとともに、
プリメモリ32に書込アドレスと読出アドレスを
与えるためのものである。読出アドレスは書込ア
ドレスを基準としてτ1〜τh遅延した位置にあるの
で、加算器46で書込アドレスに遅延時間パラメ
ータτ1〜τhを加算した形で与えられる。 プリメモリ32から読み出された各遅延時間τ1
〜τhに対応した入力サンプル値X1〜Xhは、たた
み込み演算回路48において、メモリ42からの
対応レベルパラメータg1〜ghとそれぞれ掛け合さ
れて累算され、たたみ込み演算が行なわれる。こ
のようにして、入力信号のサンプリング周期ごと
に一連のたたみ込み演算が行なわれて、固定形た
たみ込み演算部27からは、初期部分の残響信号
が出力される。 適応形たたみ込み演算部36において、データ
メモリ34はプリメモリ32か出力される遅延デ
ータを最古サンプルが書き込まれているアドレス
から順に書き込込んで、順次更新していく。 インパルスレスポンスデイレイメモリ50は、
前記固定形たたみ込み演算部27で用いられる初
期反射音部分の遅延時間パラメータτ1〜τhより後
の遅延時間パラメータτh+1〜τoを記憶し、インパ
ルスレスポンスレベルメモリ52は、これらの対
応ゲインパラメータgh+1〜goを記憶している。こ
れらパラメータ(τh+1,gh+1)〜(τo,go)の内
容については後に述べる。 カウンタ48は、メモリ50,52から入力信
号1のサンプリング周期ごとに全パラメータ
(τh+1,gh+1)〜(τo,gh)のうち所定領域のパラ
メータを読出走査するためのものである。 順列コントロール54は、カウンタ48が読み
出すべき前記所定領域を決めるものである。すな
わち、入力信号が連続しているときは、先頭から
所定数のパラメータ(τh+1,gh+1),(τh+2,gh+2)
…、カウンタ48のカウントに従つて順次読み出
し、ゼロ検出部25がゼロ検出すると、それ以後
の時間tを計測し、これとプリメモリ32での遅
延時間t0(τh≦t0≦τh+1)を足して、t+t0≦τiの
関係にあるパラメータを上位から使用する。例え
ば、はじめはt=0なので(τh+1,gh+1)からt
+t0>τh+1となると(τh+2,gh+2)から更にt+t0
>τh+2となると(τh+3,gh+3)から所定数のパラ
メータが利用される。この場合、帯域制御回路5
5の指令により、使用されるパラメータの個数は
順次増加してくる。 アドレスコントローラ56は、データメモリ3
4の書込および読出アドレスを指令するものであ
る。書込アドレスは、前述のように、最古サンプ
ルが入つているアドレスが順次指定され、新しい
サンプルに更新されていく。読出アドレスは、書
込アドレスを基準として、インパルスレスポンス
デイレイメモリ50から読み出された遅延時間パ
ラメータτiに対応すべきデータアドレスが指令さ
れ、その遅延時間データXiを読み出す。なお、デ
ータメモリ34からのデータ読出しに関する具体
的内容は後に述べる。 なお、ゼロ検出がなされたとき、データメモリ
34は書込停止となり、、ゼロ検出が解除された
とき(信号入力が再開されたとき)、その停止し
たアドレスから書込を再開させるようになつてい
る。 たたみ込み演算回路38は、データメモリ34
から読み出された遅延信号データXiにインパルス
レスポンスレベルメモリ52からの対応レベルパ
ラメータgiを順次掛け合せて累算し、1つの残響
信号サンプルを出力する。このようにして、所定
の周期(入力信号が持続して固定形動作をしてい
るときは入力信号のサンプリング周期の入力信号
が途絶して適応形動作をしているときはそれより
も順次長くなつていく周期)ごとに初期部分以後
の残響信号のサンプルが作成されていく。 適応形たたみ込み演算部36の出力は周波数特
性制御回路24に入力されてフイルタ特性が付与
される。この回路24は、デジタルフイルタで構
成され、入力信号をフイルタ演算回路70内に設
けられたメモリで順次遅延するとともに、係数メ
モリ66に記憶されているフイルタ係数を専用カ
ウンタ68で読出走査して、遅延データに乗算し
て累算(すなわちこのフイルタ演算もたたみ込み
演算。)し、フイルタ特性を付与する。 係数メモリ66には様々なフイルタ特性を示す
係数が記憶されており、ゼロ検出部25でゼロ検
出されると、順次カツトオフ周波数が低くなるロ
ーパスフイルタの特性が選択される。このとき、
適応形たたみ込み演算部36の帯域制御回路55
は、選択されたフイルタ特性に応じて残響信号を
作成するためのサンプリング周期を順次長くすべ
く、順列コントローラ54,アドレスコントロー
ラ56,カウンタ68に指令を出す。 固定形たたみ込み演算部27で作成された初期
部分の残響信号と、適応形たたみ込み演算部36
で作成されたサンプリング周期が元に戻され、さ
らに周波数特性制御回路24でフイルタ特性が付
与された初期以後の残響信号は、加算器60で加
算されて一体化されて出力される。 〔残響付加回路22の具体例〕 第1図の実施例における残響付加回路22の具
体例を第12図に示す。 具体例を説明する前に、サンプリング周期の可
変状況と、周期を可変した場合のたたみ込み演算
内容およびそのためのパラメータ記憶について簡
単に述べる。 サンプリング周期の変化比は、原理的には、出
力側での帯域制限内容と合致していさえすれば、
任意の比とすることが可能であるが、ここでは、
動作簡略化のため、サンプリング周期を2倍づつ
長くさせていく(すなわち、周波数特性制御回路
の帯域制限を1/2倍づつ変化させていくものとな
る。 また、サンプリング周期が変ると、当然出力サ
ンプルが得られる間隔も変わる。ここで、たたみ
込み演算の原理を再び思いおこしてみるに、ある
出力サンプル列を得るために用いるデータ列は、
必ず同じタイミングで得られたものでなければな
らない。すなわちサンプリング周期が2倍になつ
たら、用いるデータ間隔も2倍、つまり同じデー
タ列を用いるならば1個おきのデータを用いなけ
ればならない。サンプリング周期が4倍になつた
ら用いるデータ間隔も4倍、つまり3個おきのデ
ータを用いなければならない。さらに前述した適
応形演算の場合には順次シフトされていく先頭デ
ータ位置についても正確に把握しておかなければ
ならない。 上述した内容を実現するには、データ読出アド
レス回路にてハード的にそのような動作となるよ
うに制御する方法も考えられるが、ここでは、よ
り簡単かつ効果的な方法として、たたみ込み演算
に用いるパラメータの付与方法に工夫をこらした
ものとしている。 第12図で示す具体例のパラメータメモリの記
憶内容について、第13図a,bを参照しつつ説
明する。同図aは一般的なインパルスレスポンス
を、横軸を実時間として、模式的に表わしたもの
である。これを係数パラメータとしてメモリに記
憶する際、メモリアドレスと時間とを1対1に対
応させていけば、最も直接的であるが、その場合
膨大なメモリを要することになつてしまう。そこ
で従来はレスポンスが存在し、かつ初期部分のも
ののみのデータを、遅延時間およびゲインの形で
メモリに記憶していたわけであるが、ここでは、
時間経過につれて、サンプリング周期が長くなり
同時に前述したように適用データ間隔も間引きさ
れることに鑑みて、第13図bに示すように、必
要なレスポンスのパラメータ以外は記憶しないよ
うにしている。その結果、記憶されるパラメータ
は、該当する時間におけるたたみ込み動作形態お
よびサンプリング周期に応じ、概略、後期部分ほ
ど間引かれたものとなり、総数としては間引きな
しの場合に比べ相当に少なくなつている。ところ
で、具体的にパラメータの記憶内容を決定するに
は、さらに帯域制限の変化条件等を決めておく必
要がある。ここでは、固定形動作による初期遅延
をt0とし、適応形に移行した後、t0,4t0,16t0ご
とに帯域制限値(フイルタのカツトオフ周波数値
が該当)が1/2づつ小さくなつていくものとして、
第13図aから同図bへのパラメータ選択がなさ
れている。すなわち、これによれば、同一のハー
ドによつても、帯域制限が1/2小さくなるごとに、
たたみ込み点数は2倍になり、また、第13図a
の横軸に相当する実時間で言えば4倍の時間分の
残響が得られることになる。 実際の回路では第13図bにおける部分aのパ
ラメータが固定形動作用パラメータ(τ1,g1)〜
(τh,gh)として、部分bのパラメータが適応形
動作用パラメータ(τh+1,gh+1)〜(τo,go)と
して、パラメータメモリ72に記憶されている。
これにより、サンプリング周期可変かつ適応形動
作で必要とされるところの、周期変化に伴なうデ
ータの所定数飛ばし読みについても、単にパラメ
ータメモリ72アドレスを順次変化させていくだ
けで極めて簡単に実現させることができる。 第12図において、タイミングコントローラ1
24からは各部を動作させるための制御クロツク
C1,C1′,C2′,C3,C3′,C4′,C
5,C6が出力される(第14図参照)。クロツ
クC1は入力信号のサンプリング周期τ0に同期し
た信号である。クロツクC1′は入力信号が持続
して固定動作をしているときは入力信号のサンプ
リング周期τ0に同期し、入力信号が途絶して適応
形動作に移行すると周期が2倍、4倍、8倍…と
しだいに長くなつていく信号である。(以下、こ
のクロツクC1′の周期をクロツクC1の周期τ0
と一致しているときも含めてサンプリング周期
τ0′という。)。クロツクC2′,C3′,C4′は
ク
ロツクC1′と同じ周期τ0′の信号で、クロツクC
1′とともに周期を可変する。クロツクC5はク
ロツクC1よりも周期の短い信号で周期は固定で
あり、クロツクC3,C6はクロツクC1と同じ
周期τ0の信号である。 なお、クロツクC1′,C2′,C3′,C4′
は、前記周波数特性制御回路24のフイルタ特性
に応じて可変制御される。 カウンタ80は、プリメモリ32に書込アドレ
スを与えるもので、周期τ0ごとにクロツクC1に
よつてインクリメントされていく。 カウンタ81は、パラメータメモリ72の固定
形動作用パラメータの読出アドレスを与えるもの
で、周期τ0の始めにリセツトされ、以後クロツク
C5をカウントする引算器82はカウンタ80か
らの書込アドレスと、パラメータメモリ72から
の遅延時間パラメータτ1〜τhをそれぞれ引算し
て、現在の書込アドレスに対する遅延時間τ1〜τh
のアドレスを求め、これをプリメモリ32に読出
アドレスとして与える。プリメモリ32は、クロ
ツクC6によつて周期τ0に1度書込モードに切替
えられる。このとき、パラメータメモリ72への
カウンタ81のアドレス指令は0であるので、同
メモリ72からは遅延時間パラメータとして0が
読み出され、引算器82からはカウンタ80の値
がそのまま出力され、その値が示すプリメモリ3
2のアドレスに入力信号のサンプルが出き込まれ
る。クロツクC6以外のタイミングでは、プリメ
モリ32は読出モードにあり、カウンタ81から
のアドレス指令によりパラメータメモリ72から
周期τ0内に順次出力される遅延時間パラメータτ1
〜τhにより書込アドレスを基準としてτ1〜τhの遅
延時間にある入力サンプルが順次読み出される。 カウンタ74は、データメモリ34に書込アド
レス(もしくは書込禁止時には基準アドレス)を
与えるもので、周期τ0′ごとにクロツクC1′によ
つて別途入力されるサンプリング周期τ0′/τ0に
応じた数づつインクリメントされていく(すなわ
ち適応形動作を行なつていない時には通常の1づ
つカウントするカウンタとなる。)。引算器76は
カウンタ74からの書込アドレスと、後述するカ
ウンタ116からのアドレス指令によりパラメー
タメモリ72からの遅延時間パラメータτi(τiは
τh+1〜τoから選択された可変数のパラメータ)と
をそれぞれ引算して、現在の書込アドレスに対す
る遅延時間τiの各アドレスを求め、これをデータ
メモリ34に読出アドレスとして与える。データ
メモリ34は、クロツクC2′によつて周期τ0′に
1度書込モードに切替えられる。このとき、パラ
メータメモリ72からは遅延時間パラメータとし
て0が読み出されるので、引算器46からはカウ
ンタ74の値がそのまま出力され、その値が示す
データメモリ34のアドレスにプリメモリ32の
出力が書き込まれる。このとき、プリメモリ32
はカウンタ80によつて次に書込が行なわれるア
ドレス(すなわち最古データが入つているアドレ
ス)が指定されているので、データメモリ34に
書込まれるデータはプリメモリ32の容量分遅延
されたデータとなる。 クロツクC2′以外のタイミングでは、データ
メモリ34は読出モードにあり、パラメータメモ
リ72から周期τ0′内に順次出力される遅延時間
パラメータτiにより、書込アドレスを基準として
τiの遅延時間にあるデータが順次読み出される。 プリメモリ32から順次読み出されるデータ
X1〜Xhは、乗算器84において、パラメータメ
モリ72から順次出力されるレベルパラメータg1
〜ghがそれぞれ乗算されて、g1・X1〜gh・Xhが
順次出力される。 アミユームレータ87は、乗算器84からの乗
算値を、加算器89とレジスタ91とで加算して
いくもので、これにより、最終的に周期τ0内の全
乗算値の累算値、すなわち、固定形動作での残響
信号の1サンプルが得られる。したがつて、順次
繰返すことによつて得られるサンプル列の周期
は、固定周期τ0となる。なお、アンド回路93
は、前記サンプルが得られた後、次なる周期τ0内
の累算に備えてクロツクC3のタイミングでレジ
スタ91をゼロクリアするものである。 データメモリ34から順次読み出されるデータ
Xiは乗算器86において、パラメータメモリ72
から順次出力されるレベルパラメータgiがそれぞ
れ乗算されてgi・xi(iはh+1〜nから選択さ
れる可変の所定数)が順次出力される。 アキユームレータ88は、乗算器86からの乗
算値を加算値90とレジスタ92とで加算してい
くもので、これにより、最終的に周期τ0′内の全
乗算値の累算値、すなわち、適応形動作での残響
信号の1サンプルが得られる。したがつて、順次
繰返すことによつて得られるサンプル列の周期
は、可変周期τ0′である。 サンプリング周期変換回路95は、適応形動作
で得られる可変周期τ0′の残響信号のサンプル列
を、クロツクC1,C1′に基づき、周期τ0のサ
ンプル列に戻すものである。 加算器60は、サンプリング周期変換回路95
で、周期τ0に戻された適応形残響サンプル列を周
波数特性制御回路24を介して帯域制限した形の
サンプル列と、アキユームレータ87からの固定
形残響サンプル列とを加算して、最終的な残響信
号サンプル列を出力するためのものである。 ゼロ検出回路37は、プリメモリ32の出力
X1〜Xhを乗算器96でそれぞれ自乗してX1 2〜
Xh 2を求め、これらをクロツクC5ごとに加算器
90とレジスタ100で累算して、周期τ0内の累
算値をクロツクC1でレジスタ102に転送す
る。またレジスタ100はクロツクC1によつて
周期τ0ごとにリセツトされる。 適応形たたみ込みで使用されるパラメータデー
タのアドレスの一例を下記第1表に示す。これは
前述した第13図bの部分bのパラメータ内容に
加え、入力データの書込動作のためにアドレス0
として0データが付加されたものとなつている。
【表】
なお、ここで、遅延時間パラメータについて
は、入力信号の1サンプリング周期τ0を基準とし
ており、この周期τ0の何個分に相当するかという
形で記憶されている。 次に固定形たたみ込みで使用されるパラメータ
データのアドレスの一例を下記第2表に示す。こ
れは、第13図bの部分aのパラメータ内容に加
え、入力データの書込動作のためにアドレス0.1
として0データが付加されたものとなつている。
は、入力信号の1サンプリング周期τ0を基準とし
ており、この周期τ0の何個分に相当するかという
形で記憶されている。 次に固定形たたみ込みで使用されるパラメータ
データのアドレスの一例を下記第2表に示す。こ
れは、第13図bの部分aのパラメータ内容に加
え、入力データの書込動作のためにアドレス0.1
として0データが付加されたものとなつている。
次に、第1図の周波数特性制御回路24の具体
例を第15図に示す。 これは、FIR(finite impulse response:非巡
回形フイルタ)で構成したもので、概念的には例
えば第16図に示すように、入力信号x0を遅延素
子130で1サンプリング周期τ0ずつ遅延させ
て、各段(ここでは20個のサンプル点でフイルタ
特性を表わす例を示している。)の遅延出力に乗
算器132で係数a1〜a20を付与し、各出力a1x0
〜a20x0を加算器134で累算して(すなわちた
たみ込み演算して)入力信号X0にローパスフイ
ルタの特性を付与するようにしたものである。係
数a1〜a20の値によりフイルタ特性が設定される。
そして、第15図の回路では特にRAMを用いた
プログラム制御でこれを実現している。なお、第
15図の回路で用いられている各制御信号を第1
7図に示す。 第17図において、クロツクC1は前記第13
図のクロツクC1と同じ信号、クロツクC7はク
ロツクC1の1周期τ0にm+1個発生する信号、
クロツクC8,C9はクロツクC1と同じ周期τ0
を有する信号である。 第15図において、フイルタ特性パラメータメ
モリ146は、設定しようとする各フイルタ特性
(例えば第18図のa,b,…,iの特性)ごと
に、その周波数特性を決定する係数a1〜an,b1〜
n,…,i1〜in(各々m個のサンプル点でフイルタ
特性を表わす場合)の値を下記第3表に示すよう
に各アドレスに記憶している。
例を第15図に示す。 これは、FIR(finite impulse response:非巡
回形フイルタ)で構成したもので、概念的には例
えば第16図に示すように、入力信号x0を遅延素
子130で1サンプリング周期τ0ずつ遅延させ
て、各段(ここでは20個のサンプル点でフイルタ
特性を表わす例を示している。)の遅延出力に乗
算器132で係数a1〜a20を付与し、各出力a1x0
〜a20x0を加算器134で累算して(すなわちた
たみ込み演算して)入力信号X0にローパスフイ
ルタの特性を付与するようにしたものである。係
数a1〜a20の値によりフイルタ特性が設定される。
そして、第15図の回路では特にRAMを用いた
プログラム制御でこれを実現している。なお、第
15図の回路で用いられている各制御信号を第1
7図に示す。 第17図において、クロツクC1は前記第13
図のクロツクC1と同じ信号、クロツクC7はク
ロツクC1の1周期τ0にm+1個発生する信号、
クロツクC8,C9はクロツクC1と同じ周期τ0
を有する信号である。 第15図において、フイルタ特性パラメータメ
モリ146は、設定しようとする各フイルタ特性
(例えば第18図のa,b,…,iの特性)ごと
に、その周波数特性を決定する係数a1〜an,b1〜
n,…,i1〜in(各々m個のサンプル点でフイルタ
特性を表わす場合)の値を下記第3表に示すよう
に各アドレスに記憶している。
【表】
フイルタ特性選択回路148は、フイルタ特性
パラメータメモリ146に記憶されているフイル
タ特性(a〜i)のうち2つのフイルタ特性を選
択する。 データメモリ150はm+1個のアドレスを有
し、入力信号のサンプルを古いサンプルが記憶さ
れているアドレスから順に更新して新しいサンプ
ルを書込んでいく。これにより、データメモリ1
50には、常に現時点から過去m+1個のサンプ
ルが記憶された状態となる。 カウンタ152はデータメモリ150の書込ア
ドレスを指令するもので、入力信号のサンプリン
グ周期τ0ごとに発生するクロツクC1によつてカ
ウントアツプされ、mカウントまで達したら再び
0からカウントを繰り返す。 カウンタ154は、フイルタ特性パラメータメ
モリ146およびデータメモリ150の読出アド
レスを指令するもので、入力信号のサンプリング
周期τ0の間にm+1個発生するクロツクC7によ
つて0〜mまでカウントアツプする。カウンタ1
54の値は引算器156においてカウンタ152
の値と引算され、データメモリ150にアドレス
指令として加わる。 データメモリ150は、カウンタ154の値が
0のときに発生するクロツクC8によつて書込モ
ードに切替られ、それ以外の値のとき読出モード
にある。したがつて、書込モードのときはカウン
タ152の値がそのままデータメモリ150に書
込アドレスとして加わり、そのアドレスに入力サ
ンプルが書込まれる。書込が終わるとデータメモ
リ150は読出モードに戻り、カウンタ154は
クロツクC7によつて1,2,…,mと順次カウ
ントアツプされていく。そして、引算器156に
おいてカウンタ152の値(最新データのアドレ
ス)と引算され、現時点よりも1つ前のサンプ
ル、2つ前のサンプル、……、m個前のサンプル
が周期τ0内に順次読み出されていく。 また、フイルタ特性パラメータメモリ146
は、カウンタ154の値をアドレスとして、前記
第3表に示すフイルタ特性a〜iのうちフイルタ
特性選択回路148で選択された2つのフイルタ
特性(例えばaとbの特性)の係数(a1〜an,b1
〜bn)を並行して順次出力する。 データメモリ150の出力データは2つの系統
A,Bに導かれ、乗算器158,160でフイル
タ特性パラメータメモリ146から順次出力され
るフイルタ特性の係数が付与される。データメモ
リ150からの遅延データの読出とフイルタ特性
パラメータメモリ146からのフイルタ特性の係
数の読出はカウンタ154により同期が取られて
いるので、乗算器158,160では読出されて
いる遅延データに対応した係数が付与される。 乗算器158の出力データは、加算器162と
レジスタ164からなるアキユームレータで順次
累算され、周期τ0内に得られるm個のデータの総
累算値はクロツクC1によつてレジスタ166に
ラツチされる。累算値がレジスタ166にラツチ
されると、レジスタ164はクロツクC1の反転
信号によつてリセツトされ、次に周期におおける
累算に備える。 乗算器160′の出力データについても同様に
処理される。 以上より、レジスタ166,172からは、入
力信号にフイルタ特性選択回路148で選択され
たフイルタ特性を付与したデータが出力され、こ
れらは乗算器174,176においてクロスフエ
ード用の係数x,yがそれぞれ付与される。 クロスフエード用パラメータメモリ178は、
係数x,yとして例えば下記第4表に示す値を各
アドレスに記憶している。
パラメータメモリ146に記憶されているフイル
タ特性(a〜i)のうち2つのフイルタ特性を選
択する。 データメモリ150はm+1個のアドレスを有
し、入力信号のサンプルを古いサンプルが記憶さ
れているアドレスから順に更新して新しいサンプ
ルを書込んでいく。これにより、データメモリ1
50には、常に現時点から過去m+1個のサンプ
ルが記憶された状態となる。 カウンタ152はデータメモリ150の書込ア
ドレスを指令するもので、入力信号のサンプリン
グ周期τ0ごとに発生するクロツクC1によつてカ
ウントアツプされ、mカウントまで達したら再び
0からカウントを繰り返す。 カウンタ154は、フイルタ特性パラメータメ
モリ146およびデータメモリ150の読出アド
レスを指令するもので、入力信号のサンプリング
周期τ0の間にm+1個発生するクロツクC7によ
つて0〜mまでカウントアツプする。カウンタ1
54の値は引算器156においてカウンタ152
の値と引算され、データメモリ150にアドレス
指令として加わる。 データメモリ150は、カウンタ154の値が
0のときに発生するクロツクC8によつて書込モ
ードに切替られ、それ以外の値のとき読出モード
にある。したがつて、書込モードのときはカウン
タ152の値がそのままデータメモリ150に書
込アドレスとして加わり、そのアドレスに入力サ
ンプルが書込まれる。書込が終わるとデータメモ
リ150は読出モードに戻り、カウンタ154は
クロツクC7によつて1,2,…,mと順次カウ
ントアツプされていく。そして、引算器156に
おいてカウンタ152の値(最新データのアドレ
ス)と引算され、現時点よりも1つ前のサンプ
ル、2つ前のサンプル、……、m個前のサンプル
が周期τ0内に順次読み出されていく。 また、フイルタ特性パラメータメモリ146
は、カウンタ154の値をアドレスとして、前記
第3表に示すフイルタ特性a〜iのうちフイルタ
特性選択回路148で選択された2つのフイルタ
特性(例えばaとbの特性)の係数(a1〜an,b1
〜bn)を並行して順次出力する。 データメモリ150の出力データは2つの系統
A,Bに導かれ、乗算器158,160でフイル
タ特性パラメータメモリ146から順次出力され
るフイルタ特性の係数が付与される。データメモ
リ150からの遅延データの読出とフイルタ特性
パラメータメモリ146からのフイルタ特性の係
数の読出はカウンタ154により同期が取られて
いるので、乗算器158,160では読出されて
いる遅延データに対応した係数が付与される。 乗算器158の出力データは、加算器162と
レジスタ164からなるアキユームレータで順次
累算され、周期τ0内に得られるm個のデータの総
累算値はクロツクC1によつてレジスタ166に
ラツチされる。累算値がレジスタ166にラツチ
されると、レジスタ164はクロツクC1の反転
信号によつてリセツトされ、次に周期におおける
累算に備える。 乗算器160′の出力データについても同様に
処理される。 以上より、レジスタ166,172からは、入
力信号にフイルタ特性選択回路148で選択され
たフイルタ特性を付与したデータが出力され、こ
れらは乗算器174,176においてクロスフエ
ード用の係数x,yがそれぞれ付与される。 クロスフエード用パラメータメモリ178は、
係数x,yとして例えば下記第4表に示す値を各
アドレスに記憶している。
以上説明したように、この発明によれば、残響
信号の帯域制限に合せて残響信号を作成するサン
プリング周期を長くするようにしたので、残響信
号を作成するためのたたみ込み点数を増やすこと
ができ、より自然な残響音を作成することができ
る。
信号の帯域制限に合せて残響信号を作成するサン
プリング周期を長くするようにしたので、残響信
号を作成するためのたたみ込み点数を増やすこと
ができ、より自然な残響音を作成することができ
る。
第1図は、この発明の一実施例を示すブロツク
図である。第2図は、ある音響空間におけるイン
パルス応答を示す図である。第3図は、第2図の
インパルス応答をパラメータとした残響付加装置
の概念図である。第4図は、第3図の装置の具体
例を示すブロツク図である。第5図は、従来の適
応形のたたみ込みで選択されるパラメータの領域
を示す図である。第6図は、残響信号にフイルタ
特性を付与する構成を示すブロツク図である。第
7図は、第6図の回路により残響信号のフイルタ
特性を順次変えていく様子を示すタイムチヤート
である。第8図は、第7図の各フイルタ特性を示
す図である。第9図は、この発明によるフイルタ
特性の周波数帯域と残響信号作成のサンプリング
周期の関係の一例を示す図である。第10図は、
この発明によりサンプリング周期の変化とともに
たたみ込み点数が変化する様子の一例を示す図で
ある。第11図は、この発明により選択されるパ
ラメータの領域の一例を示す図である。第12図
は、第1図の残響付加回路22の具体例を示すブ
ロツク図である。第13図a,bは、それぞれパ
ラメータメモリの記憶方法を説明するための図で
ある。第14図は、第12図の回路の動作を示す
タイムチヤートである。第15図は、非巡回形フ
イルタを用いて構成した第1図の周波数特性制御
回路24の構成例を示すブロツク図である。第1
6図は、非巡回形フイルタの原理を示す図であ
る。第17図は、第15図の回路の動作を示すタ
イムチヤートである。第18図は、第19図の動
作において使用される各フイルタ特性を示す図で
ある。第19図は、第15図の周波数特性制御回
路24を用いて、減衰する残響信号に対して順次
フイルタ特性を変化させていく状態を示すタイム
チヤートである。 22…残響付加回路、24…周波数特性調整回
路。
図である。第2図は、ある音響空間におけるイン
パルス応答を示す図である。第3図は、第2図の
インパルス応答をパラメータとした残響付加装置
の概念図である。第4図は、第3図の装置の具体
例を示すブロツク図である。第5図は、従来の適
応形のたたみ込みで選択されるパラメータの領域
を示す図である。第6図は、残響信号にフイルタ
特性を付与する構成を示すブロツク図である。第
7図は、第6図の回路により残響信号のフイルタ
特性を順次変えていく様子を示すタイムチヤート
である。第8図は、第7図の各フイルタ特性を示
す図である。第9図は、この発明によるフイルタ
特性の周波数帯域と残響信号作成のサンプリング
周期の関係の一例を示す図である。第10図は、
この発明によりサンプリング周期の変化とともに
たたみ込み点数が変化する様子の一例を示す図で
ある。第11図は、この発明により選択されるパ
ラメータの領域の一例を示す図である。第12図
は、第1図の残響付加回路22の具体例を示すブ
ロツク図である。第13図a,bは、それぞれパ
ラメータメモリの記憶方法を説明するための図で
ある。第14図は、第12図の回路の動作を示す
タイムチヤートである。第15図は、非巡回形フ
イルタを用いて構成した第1図の周波数特性制御
回路24の構成例を示すブロツク図である。第1
6図は、非巡回形フイルタの原理を示す図であ
る。第17図は、第15図の回路の動作を示すタ
イムチヤートである。第18図は、第19図の動
作において使用される各フイルタ特性を示す図で
ある。第19図は、第15図の周波数特性制御回
路24を用いて、減衰する残響信号に対して順次
フイルタ特性を変化させていく状態を示すタイム
チヤートである。 22…残響付加回路、24…周波数特性調整回
路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 インパルス応答を係数パラメータとして、そ
の一部を利用してたたみ込み演算を行ない入力信
号の残響信号を作成する手段と、 前記残響信号を帯域制限する手段と、 前記帯域制限に合せて、前記残響信号の1つの
サンプルを作成するための周期を長くしてたたみ
込み演算点数を増加する手段と を具備する残響付加装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60147974A JPS628198A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 残響付加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60147974A JPS628198A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 残響付加装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS628198A JPS628198A (ja) | 1987-01-16 |
| JPH0262877B2 true JPH0262877B2 (ja) | 1990-12-26 |
Family
ID=15442308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60147974A Granted JPS628198A (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 | 残響付加装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS628198A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009128559A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Casio Comput Co Ltd | 残響効果付加装置 |
-
1985
- 1985-07-05 JP JP60147974A patent/JPS628198A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS628198A (ja) | 1987-01-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |