JPH0262892B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0262892B2
JPH0262892B2 JP16473183A JP16473183A JPH0262892B2 JP H0262892 B2 JPH0262892 B2 JP H0262892B2 JP 16473183 A JP16473183 A JP 16473183A JP 16473183 A JP16473183 A JP 16473183A JP H0262892 B2 JPH0262892 B2 JP H0262892B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
polyester resin
ether
mol
monomer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16473183A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6055514A (ja
Inventor
Shunsui Kanke
Sadao Shigematsu
Toshio Yamamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP16473183A priority Critical patent/JPS6055514A/ja
Publication of JPS6055514A publication Critical patent/JPS6055514A/ja
Publication of JPH0262892B2 publication Critical patent/JPH0262892B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は特定のポリエステル樹脂をバインダー
として用いた磁気テープ用バインダーに関するも
のである。 従来よりカセツトテープ、ビデオテープ等の磁
気テープ用のバインダーとして種々の樹脂が報告
されている。かかる用途においてはホームビデオ
レコーダやオーデイオテープレコーダの普及に比
例してビデオテープやオーデイオテープの需要も
著しく、その性能、即ち画質、音質などのいろい
ろな面でより高次元な品質を求められているとこ
ろであるが、テープのベースフイルム上に塗布す
る磁性層の均一高密度充填の役目を持つバインダ
ーの性能がそのままその磁気テープの性能におい
て大きな比重を占めるので該樹脂にもいろいろな
工夫がなされているものである。 該樹脂の中でスルホン酸の金属塩を有するポリ
エステル樹脂は、磁性粉に対する分散性及びベー
スフイルムに対する密着性などが従来のバインダ
ーに比して優れているのでその需要が非常に増え
てきている。特に最近ではベースフイルムに塗布
した後の硬化速度を向上させ、より効率的な作業
を行なうため、該樹脂中にアクリル系二重結合を
導入し、これに電子線等を照射する試みが行なわ
れている。 しかしながら、数秒単位での硬化時間の差が極
めて大きな影響を及ぼす磁気テープ製造工程にお
いてはかかる試みも必ずしも充分とは言いがた
く、未だに硬化速度の面で充分な解決には至つて
いない。更に又塗布乾燥後のテープ表面の平滑性
にも改善の余地があり、より精密な性能が要請さ
れており、早急な解決が望まれている。 しかるに本発明者等は、上記の問題点に鑑み鋭
意研究を重ねてきた結果、 (a)ポリエステル樹脂の一成分としてエポキシ基
含有化合物と酸性亜硫酸塩を反応させて得られる
スルホン酸塩基含有多官能性単量体及び不飽和ジ
カルボン酸を使用し、かつ樹脂末端にアクリル系
単量体が結合してなる不飽和ポリエステル樹脂、
及び(b)エチレン性不飽和単量体を主剤とする磁気
テープ用バインダー樹脂組成物は、分散性、密着
性等の性能を充分維持しているとともに放射線等
によつて従来に比して一段と速く硬化しうること
等の顕著な効果を見出した。更に該不飽和ポリエ
ステル樹脂の一成分として、多価アルコールアリ
ルエーテル併用の不飽和ポリエステル樹脂を主剤
とした磁気テープ用バインダー樹脂組成物の場
合、空気中でも硬化障害等が起こる恐れがなく有
利に塗工作業が実施できる等、工業的に極めて有
用な性能を有することを見出し、本発明を完成さ
せるに到つた。 本発明においてはまず不飽和ポリエステル樹脂
の一成分としてエポキシ基含有化合物と酸性亜硫
酸塩を反応させて得られた多官能性単量体を使用
しなければならない。本発明ではかかる特定の方
法によつて製造されるスルホン酸塩基含有多価ア
ルコールを不飽和ポリエステル樹脂の一成分とし
て用いることに特徴があり、従来よく知られてい
る例えばスルホイソフタル酸ナトリウム塩等を使
用した場合、磁気テープ製造後のテープ表面の平
滑性が充分とは言えず問題が残る。本発明でいう
多官能性とは、分子内に少なくとも計2個以上の
カルボキシル基や水酸基を含有することを意味
し、該官能基の存在によつてポリエステル樹脂が
製造できるのである。エポキシ基に対する酸性亜
硫酸塩の反応は従来より公知のもので次の如くで
ある。 (但し、式中Mはアルカリ金属を示す) 上記の式で明らかな如く、エポキシ基1個に対
してスルホン酸塩と水酸基が各1個ずつ生成する
ので、該水酸基をポリエステル樹脂の縮合反応に
利用しようとするのが本発明の最大の特徴であ
る。従つて2個以上のエポキシ基を有する化合物
と酸性亜硫酸塩を反応させればエポキシ基の数と
同数の水酸基をもつ多官能性単量体が得られるわ
けであるが、必ずしも2個以上のエポキシ基を有
する化合物に限られるものではなく、エポキシ基
を1個しか有さない化合物であつても、エポキシ
基の他に分子中に水酸基又はカルボキシル基を1
個以上有する化合物又は、加水分解等により水酸
基又はカルボキシル基になりうる基を有する化合
物であれば多官能性単量体の生成が可能であるの
でポリエステル樹脂の原料として使用可能であ
る。 該多官能性単量体の含有量は、SO3M基1個当
たりの分子量を1モルとして不飽和ポリエステル
樹脂中の全酸性分に対して0.05〜10モル%、より
好ましくは0.05〜5モル%の範囲で導入される。
0.05モル%未満では磁性粉等の分散性改善効果が
得られず、10モル%より多いと不飽和ポリエステ
ル樹脂製造時ゲル化が起き易く安定な製造が出来
なくなるので好ましくない。 エポキシ基を有する化合物と酸性亜硫酸塩の反
応は通常前者のエポキシ基1モルに対して後者を
1〜4モル仕込み、溶媒の存在下又は不存在下に
温度20〜200℃で反応させるだけでよい。必要な
らばアミン、イミダゾール等の触媒を使用するこ
とも可能である。溶媒としては水の他、アルコー
ル、エーテル、エステル、ベンゼン、トルエン、
キシレン、アセトン、ジオキサン等の汎用溶媒及
びこれらの混合溶媒が適宜用いられる。 かかるエポキシ基を有する化合物としては、エ
ピクロルヒドリン、グリシドール、エチレングリ
コールモノ(又はジ)グリシジルエーテル、ジエ
チレングリコールモノ(又はジ)グリシジルエー
テル、トリエチレングリコールモノ(又はジ)グ
リシジルエーテル、ポリエチレングリコールモノ
(又はジ)グリシジルエーテル、プロピレングリ
コールモノ(又はジ)グリシジルエーテル、ポリ
プロピレングリコールモノ(又はジ)グリシジル
エーテル、ブチレングリコールモノ(又はジ)グ
リシジルエーテル、ポリブチレングリコールモノ
(又はジ)グリシジルエーテル、ネオペンチルグ
リコールモノ(又はジ)グリシジルエーテル、
1・6−ヘキサンジオールモノ(又はジ)グリシ
ジルエーテル、ビスフエノールA型モノ(又は
ジ)グリシジルエーテル、ビスフエノールA型エ
チレンオキサイドアダクトモノ(又はジ)グリシ
ジルエーテル、ビスフエノールA型プロピレンオ
キサイドアダクトモノ(又はジ)グリシジルエー
テル、水添ビスフエノールA型モノ(又はジ)グ
リシジルエーテル、水添ビスフエノールA型エチ
レンオキサイドアダクトモノ(又はジ)グリシジ
ルエーテル、水添ビスフエノールA型プロピレン
オキサイドアダクトモノ(又はジ)グリシジルエ
ーテル、シユウ酸モノ(又はジ)グリシジルエス
テル、マロン酸モノ(又はジ)グリシジルエステ
ル、コハク酸モノ(又はジ)グリシジルエステ
ル、グルタル酸モノ(又はジ)グリシジルエステ
ル、アジピン酸モノ(又はジ)グリシジルエステ
ル、ピメリン酸モノ(又はジ)グリシジルエステ
ル、スベリン酸モノ(又はジ)グリシジルエステ
ル、セバシン酸モノ(又はジ)グリシジルエステ
ル、フタル酸モノ(又はジ)グリシジルエステ
ル、イソフタル酸モノ(又はジ)グリシジルエス
テル、テレフタル酸モノ(又はジ)グリシジルエ
ステル、o,m,p−ヒドロキシ安息香酸モノグ
リシジルエーテル、o,m,p−ヒドロキシ安息
香酸グリシジルエステル、o,m,p−ヒドロキ
シ安息香酸ジグリシジルエステルエーテル、1・
3−ジグリシジル−5,5−ジメチルヒダントイ
ン等の他、シクロヘキサンジオールモノ(又は
ジ)グリシジルエーテル、シクロヘキサンジカル
ボン酸モノ(又はジ)グリシジルエステル等の脂
環式エポキシ化合物等、更にグリセリン、ペンタ
エリスリトール、トリメチロールプロパン等の多
価アルコールの水酸基のうち少なくとも1個がグ
リシジルエーテル基となつたもの、トリメリツト
酸、ピロメリツト酸等の多塩基酸のカルボキシル
基のうち少なくとも1個がグリシジルエステルと
なつたもの等が代表的に挙げられる。 前記エポキシ基を有する化合物と反応させる酸
性亜硫酸塩としては酸性亜硫酸ナトリウム、酸性
亜硫酸カリウム等が挙げられるが、酸性亜硫酸ナ
トリウムがより実用的である。 本発明で用いる不飽和ポリエステル樹脂の次の
必須成分は、不飽和ジカルボン酸を使用すること
である。不飽和ジカルボン酸は全酸成分に対し、
20〜100モル%、より好ましくは30〜100モル%用
いる。20モル%未満では硬化速度が遅くなる。か
かる不飽和ジカルボン酸としては(無水)マレイ
ン酸が最も好ましいが、フマル酸、イタコン酸、
シトラコン酸等の不飽和ジカルボン酸及びこれら
の低級アルキルエステルも用いることが出来る。 本発明において使用する不飽和ポリエステル樹
脂の必須成分のもう一つは、該樹脂末端にアクリ
ル系単量体が結合していることである。かかるア
クリル系単量体とはカルボキシル基又は水酸基の
官能基を有し、かつエチレン性不飽和結合を有す
る化合物であり、例えばアクリル酸、メタクリル
酸、クロトン酸、イソクロトン酸又はこれらのメ
チルエステル、エチルエステル等のアルキルエス
テル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト及び多価アルコールとエピクロルヒドリン付加
物と(メタ)アクリル酸の反応物(例えば共栄社
油脂化学工業(株)のエポキシエステル)等の誘導体
が挙げられる。かかる不飽和ポリエステル樹脂中
の分子末端にエチレン性不飽和結合、及び不飽和
ジカルボン酸に基づく不飽和結合が同時に存在し
て本発明の如き硬化速度の速い磁気テープ用バイ
ンダーを得ることが出来るのである。 しかして、前記スルホン酸塩基含有多官能性単
量体、不飽和ジカルボン酸及びアクリル系単量体
以外の不飽和ポリエステル樹脂成分は、通常のポ
リエステル樹脂の製造に用いられる酸成分、多価
アルコール成分が任意に使用できる。 酸性分としては例えばシユウ酸、マロン酸、コ
ハク酸、グルタール酸、アジピン酸、トリメチル
アジピン酸、ピメリン酸、2・2−ジメチルグル
タール酸、アゼライン酸、セバシン酸、1・3−
シクロヘキサンジカルボン酸、1・4−シクロヘ
キサンジカルボン酸、フタル酸、テレフタル酸、
イソフタル酸、2・5−ノルボルナンジカルボン
酸、1・4−ナフタール酸、ジフエニン酸、4・
4′−オキシ安息香酸、ジグリコール酸、チオジプ
ロピオン−4・4′−スルホニルジ安息香酸、2・
5−ナフタレンジカルボン酸等の飽和カルボン酸
及びこれらの低級アルキルエステルが任意に使用
できる。 多価アルコール成分としてはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ペ
ンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、
グリセリン等が例示される。 更に必要ならば3−ブテン−1・2ジオール、
2−ブテン−1・4ジオール、2・5−ジメチル
−3−ヘキセン−2・5−ジオール等のオレフイ
ン系グリコール、1・5−ヘキサジエン−3・4
−ジオール、2・6−オクタジエン−4・5−ジ
オール等の不飽和多価アルコールを用いることも
可能である。 本発明において、他のもう一つの目的として硬
化速度の改善されたバインダーに更に空乾性を付
与するには、前記必須成分の他に多価アルコール
アリルエーテルを使用するのが有利である。該エ
ーテルの仕込量は特に限定するものではないが、
通常多価アルコール成分に対して0.02〜40モル
%、より好ましくは0.2〜10モル%である。0.02
モル%未満では空乾性の付与という目的を達せら
れず、又40モル%以上では、テープの表面硬化が
内部硬化より進行するため、表面チヂミ現象が起
こり易いので避けるべきである。多価アルコール
アリルエーテルとしてはグリセリンモノアリルエ
ーテル、トリメチロールプロパンモノアリルエー
テル、トリメチロールプロパンジアリルエーテ
ル、トリメチロールエタンモノアリルエーテル、
トリメチロールエタンジアリルエーテル、ペンタ
エリスリトールモノアリルエーテル、ペンタエリ
スリトールジアリルエーテル、ペンタエリスリト
ールトリアリルエーテル、1,2,6−ヘキサン
トリオールモノアリルエーテル、1,2,6−ヘ
キサントリオールジアリルエーテル、ソルビタン
モノアリルエーテル、ソルビタンジアリルエーテ
ルなどが挙げられるが、本発明においてはこれら
の化合物に限定されるわけではない。 かくして不飽和ポリエステル樹脂を製造する場
合、前記多官能性単量体、不飽和ジカルボン酸、
アクリル系単量体及びこれら以外の酸成分、多価
アルコール成分、更に必要に応じて多価アルコー
ルアリルエーテルを反応させる。尚、アクリル系
単量体の種類によつてはポリイソシアネート系の
化合物を使用する必要があり、かかるポリイソシ
アネート系化合物としては、トリレンジイソシア
ナート、ジフエニルメタン−4・4−ジイソシア
ナート、1・5−ナフチレンジイソシアナート、
ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジ
イソシアナート、2・2・4−トリメチルヘキサ
メチレンジイソシアナート、リジンジイソシアナ
ート、キシリレンジイソシアナート、トリフエニ
ルメタン−4・4・4′−トリイソシアナート、
3・3′−ビトリレン−4・4′−ジイソシアナー
ト、3・3′ジメチルフエニルメタン−4・4′−ジ
イソシアナート、スルフオニルジイソシアナー
ト、及びそれらの多価アルコールアダクト体等が
挙げられる。一般に反応はまず多官能性単量体、
不飽和ジカルボン酸、これら以外の酸成分、多価
アルコール更に必要ならば多価アルコールアリル
エーテル、更に必要ならばジブチルチンオキサイ
ド、三酸化アンチモン、酢酸亜鉛等のエステル化
触媒の存在下、170〜280℃の温度でエステル化し
た後、縮合触媒の存在下に0.5〜300mmHgの真空
下で温度240〜280℃で縮合反応をする。縮合触媒
としては酸化ゲルマニウム、三酸化アンチモン、
テトラブチルチタネート、ジブチルチンオキサイ
ド等が挙げられる。かくして得た不飽和ポリエス
テル樹脂に前記アクリル系単量体、あるいは必要
に応じてこれとポリイソシアネート系化合物を添
加して反応を続け、樹脂末端にエチレン性不飽和
結合を導入する。 本発明の磁気テープ用バインダーにおける必須
構成条件のもう一つは、前記不飽和ポリエステル
樹脂と架橋剤としてエチレン性不飽和単量体を混
合することである。該単量体の不飽和ポリエステ
ル樹脂に対する配合量は10〜80重量%、より好ま
しくは20〜60重量%とするのが望ましいが、本発
明はこれに限定されるものではない。かかる単量
体の代表的な例を挙げると(メタ)アクリル酸及
びその低級アルキルエステル、スチレン、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、1・2及び1・3−プロパンジ
オール、1・2及び1・4ブタンジオール、ヘキ
サメチレングリコール等のグリコール類のジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトール等の多官能性多価アルコール
類各々に相当するポリ(メタ)アクリレート、更
にはアジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セ
バシン酸等のポリカルボン酸とグリシジル(メ
タ)アクリレートとのエステル反応物等の一種又
は二種以上が任意に使用できる。 しかして、本発明の磁気テープ用バインダーを
ベースフイルムに塗布する場合、上記混合物をそ
のままあるいは適宜濃度調整して使用する。溶剤
は特に必要ではないが、一般に使用される溶剤、
例えばアセトン、ジメチルケトン、ジエチルケト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサン等のケトン類、酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類の他、エ
チレングリコールモノ(又はジ)メチルエーテ
ル、エチレングリコールモノ(又はジ)エチルエ
ーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘプタ
ン等の脂肪族炭化水素を併用しても差し支えな
い。 又分散される磁性金属粉としては、γ−
Fe2O3、γ−Fe3O4、又はこの混合物、コバルト
をドープしたもの、CrO2、バリウムフエライト、
Fe−Co、Co−Ni、Fe−Co−B、Fe−Co−B、
Mn−Bi、Mn−Al、Fe−Co−V等が任意に使用
できる。該金属粉の不飽和ポリエステル樹脂に対
する配合比は特に限定はないが、50〜90重量%と
するのが一般的である。 本発明の特徴である硬化速度を生かすために
は、電子線、場合によつてはβ線、γ線、中性子
線等の放射線による硬化が採用される。照射量と
しては0.5〜10Mradより好ましくは2〜4Mradの
範囲から適宜選ばれる。又その照射エネルギー
(加速電圧)は100KV以上とするのが好ましい。 本発明の磁気テープ用バインダーには更に必要
に応じて前記エチレン性不飽和単量体以外の公知
の任意の架橋剤、結合剤、可塑剤、潤滑剤、帯電
防止剤、湿潤剤、グルーミング防止剤を添加する
ことができる。架橋剤としてはイソシアネート化
合物、エポキシ化合物、メラミン樹脂等、その他
結合剤としては前記不飽和ポリエステル樹脂以外
の通常のポリエステル樹脂、エチルセルロース、
ニトロセルロース、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体等、可塑剤としてはジブチルフタレート、ト
リフエニルホスフエート等が使用される。 基体はフイルム、テープ、シート、デイスク、
カード、ドラム等いずれでも良く、形態に応じて
種々の材料が選択される。例えば基体の形態がフ
イルム又はテープの場合、アセチルセルロース、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン、ポリイミドなどのフイルム
又はテープが用いられる。 基体上に組成物を塗布する手段としては、ドク
ターナイフ法、ブレードコート法、リバースロー
ル法、グラビア法、キヤストコート法、スプレー
コート法、フローコーター法などがいずれも採用
される。 基板上に直接又はアンカーコート層を介して組
成物を塗布した後は、塗膜が未乾燥のうちにソレ
ノイドコイル等により磁場配向処理を施し、つい
で硬化乾燥を行なう。 かくして得られた磁気記録媒体は、録音磁気テ
ープ、録画(ビデオ)テープ、電算機・計測器用
テープ、磁気カード、磁気デイスク等の用途に用
いられる。 次に例をあげて本発明の磁気テープ用バインダ
ーを更に詳しく説明する。但し例中「部」又は
「%」とあるのは特にことわりのないかぎり、重
量基準である。 実施例 1 ジエチレングリコールジグリシジルエーテル
0.5モルと酸性亜硫酸ナトリウム1.5モルを、溶媒
として水を用いて温度100℃で6時間反応させて、
スルホン酸塩基含有多官能性単量体(この場合2
価アルコール)を得た。 次に無水マレイン酸0.7モル、アジピン酸0.3モ
ル、エチレングリコール0.5モル、1・2−プロ
ピレングリコール0.5モル、ジエチレングリコー
ル0.2モル、上記スルホン酸塩基含有多官能性単
量体0.06モルを仕込み、150〜200℃で約3時間か
けて昇温し、更に200℃で4時間反応し3〜5mm
Hgで未反応の原料を除き、酸価5以下まで反応
した。 この不飽和ポリエステル樹脂の残存水酸基1モ
ル当たりトリレンジイソシアナート1モルを反応
(60℃で3時間)し、次に残存イソシアナート基
1モル当たり2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト1モルを反応(60℃で4時間)し、目的とする
バインダー樹脂を得た。 尚この樹脂の残存イソシアナート基の量はIR
分析の結果3.0%であつた。 該不飽和ポリエステル樹脂について磁気テープ
用のバインダーとしての性能を以下に従つて評価
した。 不飽和ポリエステル樹脂60部、イソブチルアク
リレート40部、トリメチロールプロパントリアク
リレート70部、メチルエチルケトン100部をボー
ルミルを用いて70時間分散し、ついでろ過・脱泡
を行なつて磁性塗料を得た。 この磁性塗料を厚み25μのポリエチレンテレフ
タレートフイルム(延伸品)上にドクターナイフ
法により塗布し、ついで1000エルステツドの平行
磁場内で配向処理を施し、その後150KV、
3Mradの照射量の電子線を照射してその硬化速
度、磁気テープ表面の平滑度、耐摩耗性、磁気特
性を測定した。 尚、各測定項目の評価方法は以下の如くであ
る。 ●硬化速度:150KV、3Mradの照射条件の下の
ラインスピード(単位:m/min)。 ●平滑性:60゜−60゜反射光沢率によつて評価し
た。 ●耐摩耗性:テード式摩耗試験機によつて磁性層
が脱落するまでの回転数を調べた。 ●磁気特性:配向方向の飽和磁気Bsと残留磁気
Brの比、Br/Bs(角形比)を測定した。 以上の結果を第1表に示す。 実施例 2〜8 実施例1で用いたスルホン酸塩基含有多官能性
単量体に代えてアジピン酸ジグリシジルエステル
と酸性亜硫酸ナトリウムを反応させた多官能性単
量体(実施例2)、ビスフエノールA型モノグリ
シジルエステルと酸性亜硫酸ナトリウムを反応さ
せた多官能性単量体(実施例3)、トリメチロー
ルプロパントリグリシジルエステルと酸性亜硫酸
ナトリウムを反応させた多官能性単量体(実施例
4)、コハク酸モノグリシジルエステルと酸性亜
硫酸ナトリウムを反応させた多官能性単量体(実
施例5)、p−ヒドロキシ安息香酸モノグリシジ
ルエステルと酸性亜硫酸ナトリウムを反応させた
多官能性単量体(実施例6)、エピクロルヒドリ
ンと酸性亜硫酸ナトリウムを反応させ、更にこれ
を炭酸水素ナトリウムで加水分解して得た多官能
性単量体(実施例7)、グリシドールに酸性亜硫
酸ナトリウムを反応させた多官能性単量体(実施
例8)を使用して不飽和ポリエステル樹脂を製造
した。各例における多官能性単量体の樹脂の酸性
分に対する仕込み量は順に3モル%、3モル%、
2モル%、5モル%、5モル%、2モル%、0.5
モル%であつた。 以下実施例1に準じて磁気テープ用バインダー
としての性能を調べた。結果を第1表に記す。 実施例 9、10 実施例1で用いたイソブチルアクリレート/ト
リメチロールプロパントリアクリレートの代わり
に1・6−ヘキサンジオールアクリレート/トリ
メチロールプロパントリアクリレート(実施例
9)、2−ヒドロキシエチルアクリレート/トリ
メチロールプロパントリアクリレート(実施例
10)を用いた以外は同例に準じて性能を調べた。 結果を第1表に示す。 比較例 1〜3 実施例1において無水マレイン酸及び分子末端
にアクリル性2重結合を持つ単量体を使用しない
でスルホン酸塩基含有の飽和ポリエステル樹脂を
使用したもの(比較例1)、無水マレイン酸のみ
を使用しないで単に分子末端にアクリル性2重結
合を持つ単量体が結合したスルホン酸塩基含有の
飽和ポリエステル樹脂を使用したもの(比較例
2)、実施例1におけるスルホン酸塩基含有多官
能性単量体の代わりに5−ソジオスルホイソフタ
ル酸を使用したもの(比較例3について磁気テー
プバインダーとしての性能を調べた。 これらの結果を第1表にまとめて記す。 実施例 11、12 実施例1においてグリコール成分として、更に
グリセリンモノアリルエーテル0.4モルを仕込ん
で、不飽和ポリエステル樹脂としたもの(実施例
11)、トリメチロールプロパンモノアリルエーテ
ル0.3モルを使用したもの(実施例12)について
磁気テープ用バインダーを製造し、実施例1に準
じて性能を調べたところ、硬化速度が10m/min
(実施例11)、10m/min(実施例12)、平滑性が99
(実施例11)、98(実施例12)、耐摩耗性が910(実施
例11)、900(実施例12)、磁気特性が0.85(実施例
11)、0.85(実施例12)で更にこのバインダーは電
子線を照射する場合でも真空にする必要がなく、
優れた空乾性を有していた。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)ポリエステル樹脂の一成分としてエポキシ
    基含有化合物と酸性亜硫酸塩を反応させて得られ
    るスルホン酸塩基含有多官能性単量体及び不飽和
    ジカルボン酸を使用し、かつ樹脂末端にアクリル
    系単量体が結合してなる不飽和ポリエステル樹脂
    及び(b)エチレン性不飽和単量体を主剤とする磁気
    テープ用バインダー樹脂組成物。 2 (a′)ポリエステル樹脂の一成分としてエポ
    キシ基含有化合物と酸性亜硫酸塩を反応させて得
    られるスルホン酸塩基含有多官能性単量体、不飽
    和ジカルボン酸及び多価アルコールアリルエーテ
    ルを使用し、かつ樹脂末端にアクリル系単量体が
    結合してなる不飽和ポリエステル樹脂及び(b)エチ
    レン性不飽和単量体を主剤とする磁気テープ用バ
    インダー樹脂組成物。
JP16473183A 1983-09-06 1983-09-06 磁気テ−プ用バインダ−樹脂組成物 Granted JPS6055514A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16473183A JPS6055514A (ja) 1983-09-06 1983-09-06 磁気テ−プ用バインダ−樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16473183A JPS6055514A (ja) 1983-09-06 1983-09-06 磁気テ−プ用バインダ−樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6055514A JPS6055514A (ja) 1985-03-30
JPH0262892B2 true JPH0262892B2 (ja) 1990-12-26

Family

ID=15798828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16473183A Granted JPS6055514A (ja) 1983-09-06 1983-09-06 磁気テ−プ用バインダ−樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6055514A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6055514A (ja) 1985-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3706131B2 (ja) カルボン酸官能性ポリウレタンポリマーおよび磁気記録媒体におけるその使用
EP0047321B1 (en) Magnetic recording medium
JPS6357857B2 (ja)
JPH0377573B2 (ja)
EP0249222B1 (en) Radiation curable resin
US5512651A (en) Strong carboxylic acid functional polyurethane polymers and blends thereof used in magnetic recording media
EP0083666B1 (en) Radiation-curable magnetic paint and magnetic recording medium obtained by using the same
US4576866A (en) Magnetic recording material
JPH0262892B2 (ja)
JPH01159824A (ja) 磁気記録媒体
US4632878A (en) Magnetic recording medium
JPS6358871B2 (ja)
JPH0366728B2 (ja)
JPH0326209B2 (ja)
JPS6243830A (ja) 放射線硬化型磁気記録媒体
JPS6042473A (ja) 磁気テ−プ用バインダ−樹脂組成物
JP2532850B2 (ja) 放射線硬化性塗料
JP3480579B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2657484B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH0416852B2 (ja)
JPH055849B2 (ja)
JPH031727B2 (ja)
JP2654955B2 (ja) 磁気記録媒体
JPH045684B2 (ja)
JPH038009B2 (ja)