JPH031100B2 - - Google Patents
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- JPH031100B2 JPH031100B2 JP61002239A JP223986A JPH031100B2 JP H031100 B2 JPH031100 B2 JP H031100B2 JP 61002239 A JP61002239 A JP 61002239A JP 223986 A JP223986 A JP 223986A JP H031100 B2 JPH031100 B2 JP H031100B2
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- JP
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- sleeve
- injection
- fixed
- mold
- plunger
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は横型締竪鋳込型のダイカストマシンに
おいて、金型の射出孔部に可動スリーブである射
出スリーブを挿入して射出スリーブの溶湯を金型
のキヤビテイ内へ射出する鋳込方法に関するもの
である。
おいて、金型の射出孔部に可動スリーブである射
出スリーブを挿入して射出スリーブの溶湯を金型
のキヤビテイ内へ射出する鋳込方法に関するもの
である。
[従来の技術]
従来よりダイカストマシンによる鋳造は、精密
な製品を多量に製造する方法として広く普及して
いるが、この種の鋳造は溶融金属を高速・高圧で
金型のキヤビテイ内へ充填するためにキヤビテイ
内のガスが充分に抜け切らず、溶融金属と混合し
て製品中に巣として残存することがあるので、巣
のない健全性を重視される製品には適さない場合
があつた。
な製品を多量に製造する方法として広く普及して
いるが、この種の鋳造は溶融金属を高速・高圧で
金型のキヤビテイ内へ充填するためにキヤビテイ
内のガスが充分に抜け切らず、溶融金属と混合し
て製品中に巣として残存することがあるので、巣
のない健全性を重視される製品には適さない場合
があつた。
このような不都合を解消するものとして本出願
人は実公昭60−19807号等により鋳込中に金型キ
ヤビテイ内のガスを抜き、ガスの巻き込みをなく
して健全なダイカスト製品が得られる金型用ガス
抜き装置を開発提案した。
人は実公昭60−19807号等により鋳込中に金型キ
ヤビテイ内のガスを抜き、ガスの巻き込みをなく
して健全なダイカスト製品が得られる金型用ガス
抜き装置を開発提案した。
この装置は、金型のキヤビテイから金型外へ通
じるガス排出路内にガス抜き弁を設けてこの弁を
開いた状態で溶湯をキヤビテイ内へ射出し、キヤ
ビテイ内の質量の小さいがガス排出路を通つて排
出し終つたときにキヤビテイ内からガス排出路へ
侵入してきた質量の大きい溶湯の慣性力を前記弁
に作用させてこれを閉じさせることにより溶湯の
流出を遮断するようにしたものであつて、金型内
のガス抜きを確実かつ容易に行うことができる。
じるガス排出路内にガス抜き弁を設けてこの弁を
開いた状態で溶湯をキヤビテイ内へ射出し、キヤ
ビテイ内の質量の小さいがガス排出路を通つて排
出し終つたときにキヤビテイ内からガス排出路へ
侵入してきた質量の大きい溶湯の慣性力を前記弁
に作用させてこれを閉じさせることにより溶湯の
流出を遮断するようにしたものであつて、金型内
のガス抜きを確実かつ容易に行うことができる。
また、本出願人は前記ガス排出路を真空発生装
置と連結することによつて金型キヤビテイ内のガ
スを積極的に排出する減圧または真空式のダイカ
スト法およびその装置も開発している。この減圧
ダイカスト法は、金型外からキヤビテイ内へすき
間を通つて流入するガス量以上の量のガスを外部
から吸引することによつて減圧するものであつて
これにより金型内のガス抜きをより確実にするこ
とができる。
置と連結することによつて金型キヤビテイ内のガ
スを積極的に排出する減圧または真空式のダイカ
スト法およびその装置も開発している。この減圧
ダイカスト法は、金型外からキヤビテイ内へすき
間を通つて流入するガス量以上の量のガスを外部
から吸引することによつて減圧するものであつて
これにより金型内のガス抜きをより確実にするこ
とができる。
[発明が解決しようとする問題点]
しかしながら、このような従来の射出装置にお
いては、金型キヤビテイ内を上方からのみ真空引
きしている状態で射出すると、金型下部の固定ス
リーブと射出スリーブの接合部や、射出スリーブ
とプランジヤチツプの間や、金型下部の固定スリ
ーブの半割部である合わせ面部等から外の空気が
吸込まれるので、射出開始時にプランジヤチツプ
の先端部に発生する凝固層が射出時に折れたと
き、射出スリーブの接合部等から入つてきた空気
が溶湯内へ入り、溶湯とともに金型のキヤビテイ
内へ入り込むという不具合があつた。すなわち、
第12図に射出スリーブ装入部の断面図を示すよ
うに、キヤビテイ1とくびれ部2を有する金型
3,3aの射出孔部4には、それぞれ半割状の固
定スリーブ5,5aが嵌着されているとともに、
射出のために溶湯6が供給された射出スリーブ7
が装入されており、射出スリーブ7の内孔には、
プランジヤチツプ8が摺動自在に装入されてい
る。そして、射出開始時には、プランジヤチツプ
8の溶湯接触端面とこれに連続する射出スリーブ
7内面とに溶湯6が固化することによる凝固層9
が発生し、この凝固層9は、射出のために上昇す
るプランジヤ8によつて押し上げられ、くびれ部
2手前の平面10とプランジヤチツプ8の端面と
の間で圧縮されて押しつぶされ、キヤビテイ1内
へ入り込むことなく固定スリーブ5,5a内に、
溶湯6の固化物であるビスケツトとともに残り、
製品の取出時にはくびれ部2からビスケツトと一
体となつて切り離される。
いては、金型キヤビテイ内を上方からのみ真空引
きしている状態で射出すると、金型下部の固定ス
リーブと射出スリーブの接合部や、射出スリーブ
とプランジヤチツプの間や、金型下部の固定スリ
ーブの半割部である合わせ面部等から外の空気が
吸込まれるので、射出開始時にプランジヤチツプ
の先端部に発生する凝固層が射出時に折れたと
き、射出スリーブの接合部等から入つてきた空気
が溶湯内へ入り、溶湯とともに金型のキヤビテイ
内へ入り込むという不具合があつた。すなわち、
第12図に射出スリーブ装入部の断面図を示すよ
うに、キヤビテイ1とくびれ部2を有する金型
3,3aの射出孔部4には、それぞれ半割状の固
定スリーブ5,5aが嵌着されているとともに、
射出のために溶湯6が供給された射出スリーブ7
が装入されており、射出スリーブ7の内孔には、
プランジヤチツプ8が摺動自在に装入されてい
る。そして、射出開始時には、プランジヤチツプ
8の溶湯接触端面とこれに連続する射出スリーブ
7内面とに溶湯6が固化することによる凝固層9
が発生し、この凝固層9は、射出のために上昇す
るプランジヤ8によつて押し上げられ、くびれ部
2手前の平面10とプランジヤチツプ8の端面と
の間で圧縮されて押しつぶされ、キヤビテイ1内
へ入り込むことなく固定スリーブ5,5a内に、
溶湯6の固化物であるビスケツトとともに残り、
製品の取出時にはくびれ部2からビスケツトと一
体となつて切り離される。
しかしながら、上記従来の射出装置において
は、キヤビテイ1内のガスを真空吸引すると、金
型3の射出孔部4とこれに装入した射出スリーブ
7との間のすき間や射出スリーブ7とプランジヤ
チツプ8の間の摺動面部や固定スリーブ4,5の
合わせ面等から図に矢印で示すようにエアが吸引
され、このエアが固定スリーブ5,5aの内面と
凝固層9との間へ侵入する一方、凝固層9がプラ
ンジヤチツプ8で圧縮されて平面10に当ること
により図に符号9Aで示すように、凝固層9が
次々に折れると、前記侵入したエアが折れた凝固
層片9Aの間から溶湯中に入り、溶湯中を通つて
くびれ部2からキヤビテイ1内へ侵入する。そし
てこのエアと溶湯とが交互にくびれ部2を通過す
ることにより溶湯の流れが乱れ、良質の鋳込製品
が得られないという欠点があつた。
は、キヤビテイ1内のガスを真空吸引すると、金
型3の射出孔部4とこれに装入した射出スリーブ
7との間のすき間や射出スリーブ7とプランジヤ
チツプ8の間の摺動面部や固定スリーブ4,5の
合わせ面等から図に矢印で示すようにエアが吸引
され、このエアが固定スリーブ5,5aの内面と
凝固層9との間へ侵入する一方、凝固層9がプラ
ンジヤチツプ8で圧縮されて平面10に当ること
により図に符号9Aで示すように、凝固層9が
次々に折れると、前記侵入したエアが折れた凝固
層片9Aの間から溶湯中に入り、溶湯中を通つて
くびれ部2からキヤビテイ1内へ侵入する。そし
てこのエアと溶湯とが交互にくびれ部2を通過す
ることにより溶湯の流れが乱れ、良質の鋳込製品
が得られないという欠点があつた。
[問題点を解決するための手段]
このような問題点を解決するために、本発明で
は、キヤビテイの溶湯上面より下部に位置する空
気侵入部分から、キヤビテイ真空吸引開始よりも
少なくとも0.1秒前に真空吸引を行つて溶湯の鋳
込を行う方法を採用した。
は、キヤビテイの溶湯上面より下部に位置する空
気侵入部分から、キヤビテイ真空吸引開始よりも
少なくとも0.1秒前に真空吸引を行つて溶湯の鋳
込を行う方法を採用した。
そして、さらに詳しくは、金型キヤビテイをガ
ス抜き装置を介して真空源に接続し、プランジヤ
チツプの外周面を真空源に接続するとともに、可
動金型と固定金型の垂直な分離面部に設けた半割
状の固定スリーブおよびこの固定スリーブの下に
ある射出スリーブ装入穴の両外側の分離面に、固
定スリーブおよび射出スリーブ装入穴の分離面よ
り離して固定スリーブおよび射出スリーブ装入穴
と平行な縦溝を設け、射出スリーブ装入穴の内周
面に環状溝を設け、これら縦溝と環状溝を真空源
に接続した横型締竪鋳込型ダイカストマシンを用
い、ガス抜き装置による金型キヤビテイ内の真空
吸引開始よりも少なくとも0.1秒前に、前記プラ
ンジヤチツプの外周面および前記縦溝と環状溝か
ら真空吸引を行い、つぎに、前記金型キヤビテイ
からの真空吸引を行いながら溶湯の鋳込を行うよ
うにし、かつ、前記真空吸引時に、前記プランジ
ヤチツプの外周面および前記縦溝と環状溝からの
真空吸引度を金型キヤビテイからの真空吸引度よ
りも大きくして真空吸引を行うようにした横型締
竪鋳込型ダイカストマシンの鋳込方法を採用し
た。
ス抜き装置を介して真空源に接続し、プランジヤ
チツプの外周面を真空源に接続するとともに、可
動金型と固定金型の垂直な分離面部に設けた半割
状の固定スリーブおよびこの固定スリーブの下に
ある射出スリーブ装入穴の両外側の分離面に、固
定スリーブおよび射出スリーブ装入穴の分離面よ
り離して固定スリーブおよび射出スリーブ装入穴
と平行な縦溝を設け、射出スリーブ装入穴の内周
面に環状溝を設け、これら縦溝と環状溝を真空源
に接続した横型締竪鋳込型ダイカストマシンを用
い、ガス抜き装置による金型キヤビテイ内の真空
吸引開始よりも少なくとも0.1秒前に、前記プラ
ンジヤチツプの外周面および前記縦溝と環状溝か
ら真空吸引を行い、つぎに、前記金型キヤビテイ
からの真空吸引を行いながら溶湯の鋳込を行うよ
うにし、かつ、前記真空吸引時に、前記プランジ
ヤチツプの外周面および前記縦溝と環状溝からの
真空吸引度を金型キヤビテイからの真空吸引度よ
りも大きくして真空吸引を行うようにした横型締
竪鋳込型ダイカストマシンの鋳込方法を採用し
た。
[作用]
上述した構造では鋳込時において、キヤビテイ
の真空吸引開始の直前に、溶湯上面より下部の空
気侵入部を真空吸引することができ、金型及び鋳
込部品の接合部等のとかく空気が入りやすい部分
からの空気の引込みを防止できる。
の真空吸引開始の直前に、溶湯上面より下部の空
気侵入部を真空吸引することができ、金型及び鋳
込部品の接合部等のとかく空気が入りやすい部分
からの空気の引込みを防止できる。
[実施例]
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳
細を説明する。
細を説明する。
まず、第2図および第3図と共に横型締竪鋳込
型射出成形装置の全体構造を説明する。
型射出成形装置の全体構造を説明する。
第2,3図において、ダイカストマシン21
は、横型締ユニツト22と竪鋳込ユニツト23と
を備えており、横型締ユニツト22全体は、床面
上に固定されたマシンベース24上に固定されて
いる。このマシンベース24は、機台の長さ方向
に延びる左右一対の支持部材24aと、この両端
部を連結する連結部材24b(一端のものは図示
せず)とで一体的に形成されており、左右の支持
部材24aの上端部には、断面を扁平長方形状に
形成された長尺のスライド部材としての左右一対
のスライド板24cが互い平行して、一体形成さ
れている。横型締ユニツト22の固定盤25は、
充分な剛性を有するほぼ正方形の垂直部材25a
と、その下端部の左右のスライド板24c上の部
分を除いた部分から水平方向へ延びる水平部材2
5bとで一体形成されており、垂直部材25aの
下端部を複数個のボルトでスライド板24cに固
定することによりマシンベース24に固定されて
いる。そして固定盤25の水平部材25bは、第
3図に符号wで示す幅を、符号w1で示すスライ
ド板24c間の間隔よりわずかに小さく形成され
てマシンベース24に対し非固定となつており、
垂直方向の外力が加わることにより、微小ではあ
るが下方へたわむように構成されている。マシン
ベース24の他端部には、図示しないシリンダプ
ラテンが固定盤25と対向して移動調節自在に固
定されており、固定盤25とシリンダプラテンと
は、ナツト26で固定されたコラム27によつて
4隔を連結されている。28は固定盤25と対向
してコラム27が嵌装された可動盤であつて、前
記スライド板24c上を固定盤25に対する遠近
方向へ移動自在に形成されており、図示しないシ
リンダプラテンとの間はトツグル機構29によつ
て連結されている。30は固定盤25に水平方向
に設けられたキー31で上下方向への移動を規制
されかつ固定盤25の中心部において垂直方向に
設けられたキー31aにより紙面と直角方向への
位置決めをなされた固定金型であり、また、32
は可動盤28にキー33で上下方向への移動を規
制されて装着された可動金型であつて、これら両
金型30,32は合わせ面34を境にして水平方
向へ開閉自在に接合されている。ここで、マシン
のセンタライン上において、固定盤25と固定金
型30との間に垂直なキー31aを設けたのは、
マシンのセンタライン上において固定金型30と
可動金型32の合わせ面34の下方に設けた竪鋳
込ユニツト23の鋳込スリーブ58(後述)など
と、固定金型30の横方向の芯を簡単に合わせる
ようにするためである。
は、横型締ユニツト22と竪鋳込ユニツト23と
を備えており、横型締ユニツト22全体は、床面
上に固定されたマシンベース24上に固定されて
いる。このマシンベース24は、機台の長さ方向
に延びる左右一対の支持部材24aと、この両端
部を連結する連結部材24b(一端のものは図示
せず)とで一体的に形成されており、左右の支持
部材24aの上端部には、断面を扁平長方形状に
形成された長尺のスライド部材としての左右一対
のスライド板24cが互い平行して、一体形成さ
れている。横型締ユニツト22の固定盤25は、
充分な剛性を有するほぼ正方形の垂直部材25a
と、その下端部の左右のスライド板24c上の部
分を除いた部分から水平方向へ延びる水平部材2
5bとで一体形成されており、垂直部材25aの
下端部を複数個のボルトでスライド板24cに固
定することによりマシンベース24に固定されて
いる。そして固定盤25の水平部材25bは、第
3図に符号wで示す幅を、符号w1で示すスライ
ド板24c間の間隔よりわずかに小さく形成され
てマシンベース24に対し非固定となつており、
垂直方向の外力が加わることにより、微小ではあ
るが下方へたわむように構成されている。マシン
ベース24の他端部には、図示しないシリンダプ
ラテンが固定盤25と対向して移動調節自在に固
定されており、固定盤25とシリンダプラテンと
は、ナツト26で固定されたコラム27によつて
4隔を連結されている。28は固定盤25と対向
してコラム27が嵌装された可動盤であつて、前
記スライド板24c上を固定盤25に対する遠近
方向へ移動自在に形成されており、図示しないシ
リンダプラテンとの間はトツグル機構29によつ
て連結されている。30は固定盤25に水平方向
に設けられたキー31で上下方向への移動を規制
されかつ固定盤25の中心部において垂直方向に
設けられたキー31aにより紙面と直角方向への
位置決めをなされた固定金型であり、また、32
は可動盤28にキー33で上下方向への移動を規
制されて装着された可動金型であつて、これら両
金型30,32は合わせ面34を境にして水平方
向へ開閉自在に接合されている。ここで、マシン
のセンタライン上において、固定盤25と固定金
型30との間に垂直なキー31aを設けたのは、
マシンのセンタライン上において固定金型30と
可動金型32の合わせ面34の下方に設けた竪鋳
込ユニツト23の鋳込スリーブ58(後述)など
と、固定金型30の横方向の芯を簡単に合わせる
ようにするためである。
39は、鋳込製品をキヤビテイ35内から押出
す製品押出装置である。
す製品押出装置である。
固定金型30と可動金型32の合わせ面34
は、キヤビテイ35部と金型下端部である固定ス
リーブ38取付部とでは、第2図に示すように、
その位置を違わせている。すなわち、第2図に示
した例では、金型下端部の合わせ面34が固定盤
25に近く、キヤビテイ35部を含むその他の部
分の合わせ面34が固定盤25から遠い位置にな
るように、合わせ面34をかぎ形にした。そし
て、金型30,32の合わせ面34部の下端部に
は、下側から、下向きに開口した垂直孔部37と
この垂直孔部37に嵌着されている半割円筒状の
固定スリーブ38を設け、垂直孔部37の頂部か
らは、斜めの合わせ面34に沿つて、斜め上方に
向けてくびれ部でもある溶湯鋳込用のランナ36
を設け、この斜めに設けたランナ36の終端上部
からキヤビテイ35の下部に通じた竪方向のゲー
ト36aを設けた。したがつて、ゲート36aの
水平方向位置は、固定スリーブ38の竪方向中心
軸線からずれた位置にある。
は、キヤビテイ35部と金型下端部である固定ス
リーブ38取付部とでは、第2図に示すように、
その位置を違わせている。すなわち、第2図に示
した例では、金型下端部の合わせ面34が固定盤
25に近く、キヤビテイ35部を含むその他の部
分の合わせ面34が固定盤25から遠い位置にな
るように、合わせ面34をかぎ形にした。そし
て、金型30,32の合わせ面34部の下端部に
は、下側から、下向きに開口した垂直孔部37と
この垂直孔部37に嵌着されている半割円筒状の
固定スリーブ38を設け、垂直孔部37の頂部か
らは、斜めの合わせ面34に沿つて、斜め上方に
向けてくびれ部でもある溶湯鋳込用のランナ36
を設け、この斜めに設けたランナ36の終端上部
からキヤビテイ35の下部に通じた竪方向のゲー
ト36aを設けた。したがつて、ゲート36aの
水平方向位置は、固定スリーブ38の竪方向中心
軸線からずれた位置にある。
固定スリーブ38には、頂部付近の内周面に、
リング状の凹溝38aを設けた。また、斜めに設
けたランナ36の上部の終端部で、垂直なゲート
36a部に続く部分には、ランナ36が斜めに向
いている側に凹部36bを設けた。これら凹溝3
8aと凹部36bは、ともに、固定スリーブや後
記する可動スリーブである射出スリーブ58の内
周面に生成した溶湯の凝固物であるシエルを捕獲
して、キヤビテイ35内にシエルが入らないよう
にするために設けたものである。固定スリーブ3
8の内周面に凹溝38aを設けるときは、固定ス
リーブ38の頂部から凹溝38aの上面までの距
離を固定スリーブ38の内周面の直径の0.15倍以
内にし、凹溝38aの深さと上下方向の幅の比を
5:1〜0.5:1程度にするのが、凝固層の捕獲
の面で好ましい。
リング状の凹溝38aを設けた。また、斜めに設
けたランナ36の上部の終端部で、垂直なゲート
36a部に続く部分には、ランナ36が斜めに向
いている側に凹部36bを設けた。これら凹溝3
8aと凹部36bは、ともに、固定スリーブや後
記する可動スリーブである射出スリーブ58の内
周面に生成した溶湯の凝固物であるシエルを捕獲
して、キヤビテイ35内にシエルが入らないよう
にするために設けたものである。固定スリーブ3
8の内周面に凹溝38aを設けるときは、固定ス
リーブ38の頂部から凹溝38aの上面までの距
離を固定スリーブ38の内周面の直径の0.15倍以
内にし、凹溝38aの深さと上下方向の幅の比を
5:1〜0.5:1程度にするのが、凝固層の捕獲
の面で好ましい。
一方、竪鋳込ユニツト23は、固定盤25の水
平部材25bに設けたねじ孔に上端を螺入されて
垂下する4個のタイロツド40を備えており、こ
のタイロツド40はマシンベース24の両支持部
材24a間を通り、床面下に設けたビツト41内
へ係入されている。42は、一対の支持部材42
aと、この両端同士を連結部材42b,42cと
で方形枠状に一体形成されたフレームであつて、
各支持部材42aには、タイロツド40が2本づ
つその下端部のねじ部を挿入されており、各タイ
ロツド40に上下一対のナツト43,44を螺合
して締めることにより、フレーム42が水平状態
で強固に支持されている。
平部材25bに設けたねじ孔に上端を螺入されて
垂下する4個のタイロツド40を備えており、こ
のタイロツド40はマシンベース24の両支持部
材24a間を通り、床面下に設けたビツト41内
へ係入されている。42は、一対の支持部材42
aと、この両端同士を連結部材42b,42cと
で方形枠状に一体形成されたフレームであつて、
各支持部材42aには、タイロツド40が2本づ
つその下端部のねじ部を挿入されており、各タイ
ロツド40に上下一対のナツト43,44を螺合
して締めることにより、フレーム42が水平状態
で強固に支持されている。
そして、射出装置45はフレーム42によつて
傾転自在に支持されている。すなわち、射出装置
45は、フレーム42に摺動自在に支持されてい
るクレビス形の射出シリンダ55を備えている。
すなわち、射出シリンダ55のロツド側ブロツク
46の両側には、傾転軸が設けられており、この
傾転軸をフレーム42の軸孔で軸支させることに
より、射出装置45全体がフレーム42に傾転自
在に支持されている。52はロツド側ブロツク4
6の両側に直立する一対のドツキングラムであつ
て、主要部を丸棒状に形成されており、このドツ
キングラム52には、スリーブフレーム53のシ
リンダ孔が摺動自在に嵌合されている。スリーブ
フレーム53は、下端部のカツプリング受部53
bと、その両側から上方へ延びるシリンダ部53
cと、両側シリンダ部53cを上端部で連結する
スリーブ支持部53dとで一体的に形成されてお
り、シリンダ孔へ圧油を導入することにより図示
の位置から上昇するように構成されている。第3
図において、54aは固定盤25に固定されてス
リーブフレーム53の上昇限を規制するストツパ
であり、また54bはフレーム42に固定されて
スリーブフレーム53の下降限を規制するストツ
パである。
傾転自在に支持されている。すなわち、射出装置
45は、フレーム42に摺動自在に支持されてい
るクレビス形の射出シリンダ55を備えている。
すなわち、射出シリンダ55のロツド側ブロツク
46の両側には、傾転軸が設けられており、この
傾転軸をフレーム42の軸孔で軸支させることに
より、射出装置45全体がフレーム42に傾転自
在に支持されている。52はロツド側ブロツク4
6の両側に直立する一対のドツキングラムであつ
て、主要部を丸棒状に形成されており、このドツ
キングラム52には、スリーブフレーム53のシ
リンダ孔が摺動自在に嵌合されている。スリーブ
フレーム53は、下端部のカツプリング受部53
bと、その両側から上方へ延びるシリンダ部53
cと、両側シリンダ部53cを上端部で連結する
スリーブ支持部53dとで一体的に形成されてお
り、シリンダ孔へ圧油を導入することにより図示
の位置から上昇するように構成されている。第3
図において、54aは固定盤25に固定されてス
リーブフレーム53の上昇限を規制するストツパ
であり、また54bはフレーム42に固定されて
スリーブフレーム53の下降限を規制するストツ
パである。
射出シリンダ55には、シリンダチユーブ50
への圧油の導油によつて昇降するピストンロツド
が設けられており、このピストンロツドはフレー
ム46のロツド孔を貫通している。58は円筒状
に形成されてスリーブフレーム53上端部のスリ
ーブ支持部53dに固定支持された可動スリーブ
とも呼ばれる射出スリーブであつて、射出スリー
ブ58内にはプランジヤ59の先端部であるプラ
ンジヤチツプが昇降自在に軸支されており、この
プランジヤ59の下端部は、カツプリング60に
よつて、射出シリンダ55のピストンロツド56
と同心状に連結されている。そして、カツプリン
グ60の下端外周面は、スリーブフレーム53の
カツプリング受部の上面内部に接触したり離れた
りし得るようになつている。射出スリーブ58
は、スリーブフレーム53の上昇によつて第2図
に示す垂直孔部37に嵌入して固定スリーブ38
の下端部と接合され、またこの接合後、プランジ
ヤ59の頭部が射出スリーブ58と固定スリーブ
38の内孔に沿つて上昇するように構成されてい
る。なお、固定スリーブ38と、可動スリーブで
ある射出スリーブ58の両方を合わせて、鋳込ス
リーブと呼ぶ。62は、固定盤25の水平部材2
5bに固定されて射出スリーブ58を案内する芯
出しリングである。
への圧油の導油によつて昇降するピストンロツド
が設けられており、このピストンロツドはフレー
ム46のロツド孔を貫通している。58は円筒状
に形成されてスリーブフレーム53上端部のスリ
ーブ支持部53dに固定支持された可動スリーブ
とも呼ばれる射出スリーブであつて、射出スリー
ブ58内にはプランジヤ59の先端部であるプラ
ンジヤチツプが昇降自在に軸支されており、この
プランジヤ59の下端部は、カツプリング60に
よつて、射出シリンダ55のピストンロツド56
と同心状に連結されている。そして、カツプリン
グ60の下端外周面は、スリーブフレーム53の
カツプリング受部の上面内部に接触したり離れた
りし得るようになつている。射出スリーブ58
は、スリーブフレーム53の上昇によつて第2図
に示す垂直孔部37に嵌入して固定スリーブ38
の下端部と接合され、またこの接合後、プランジ
ヤ59の頭部が射出スリーブ58と固定スリーブ
38の内孔に沿つて上昇するように構成されてい
る。なお、固定スリーブ38と、可動スリーブで
ある射出スリーブ58の両方を合わせて、鋳込ス
リーブと呼ぶ。62は、固定盤25の水平部材2
5bに固定されて射出スリーブ58を案内する芯
出しリングである。
次に、射出装置45全体を注湯のために傾転さ
せる傾転装置について説明する。前記射出シリン
ダ55のロツド側ブロツク46とヘツドカバーと
は、一対の連結板63によつて片側を上下に連結
されており、また前記フレーム42の連結部材4
2bには、一対のブラケツト64が固定されて斜
め下方へ突設されている。65はブラケツト64
に軸受66を介して回動自在に支持された傾転シ
リンダであつて、そのピストンロツド67の作用
端はピン68によつて連結板63に枢着されてお
り、圧油によりピストンロツド67を進退させる
ことにより、射出装置45全体が第1図の実線位
置と鎖線位置との間で直立、傾転するように構成
されている。また、射出装置45と一体となつて
回動する前記傾転軸の軸端部には、ストライカ6
9が固定されており、フレーム42にはストライ
カ69の作用端に対応する上下一対のリミツトス
イツチ70,71が固定されていて、これらの接
触により射出装置45の起立、傾転動作が停止す
るように構成されている。
せる傾転装置について説明する。前記射出シリン
ダ55のロツド側ブロツク46とヘツドカバーと
は、一対の連結板63によつて片側を上下に連結
されており、また前記フレーム42の連結部材4
2bには、一対のブラケツト64が固定されて斜
め下方へ突設されている。65はブラケツト64
に軸受66を介して回動自在に支持された傾転シ
リンダであつて、そのピストンロツド67の作用
端はピン68によつて連結板63に枢着されてお
り、圧油によりピストンロツド67を進退させる
ことにより、射出装置45全体が第1図の実線位
置と鎖線位置との間で直立、傾転するように構成
されている。また、射出装置45と一体となつて
回動する前記傾転軸の軸端部には、ストライカ6
9が固定されており、フレーム42にはストライ
カ69の作用端に対応する上下一対のリミツトス
イツチ70,71が固定されていて、これらの接
触により射出装置45の起立、傾転動作が停止す
るように構成されている。
次に、真空吸引機構及び真空吸引系の詳細につ
いて、第1図および第4図〜第11図と共に説明
する。
いて、第1図および第4図〜第11図と共に説明
する。
なお、各図中第2図および第3図と同一部分又
は相当する部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。
は相当する部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。
第1図等において、固定金型30と可動金型3
2とは、合わせ面34で接合されて型締されてお
り、その内部にはキヤビテイ35とくびれ部36
および射出孔部(垂直孔部)37とが合わせ面3
4の両側に形成されていて射出孔部37にはそれ
ぞれ半割形の2個1対の固定スリーブ38,38
が嵌着されている。本実施例のダイカストマシン
は横型締、竪鋳込型のものであつて可動金型32
を水平方向へ移動させることにより型締、型開が
行われ、また射出シリンダ55は金型30,32
の真下に配設されている。射出シリンダ55は油
圧で進退するピストンロツド55aを備えてお
り、その作用端には、第4図ないし第7図に詳細
を示すプランジヤ59がカツプリング60で同心
状に連結されている。58は固定スリーブ38と
同径に形成され、固定スリーブ38に対して挿抜
自在に装入される射出スリーブであつて、その内
孔58aには、プランジヤ59の頭部のプランジ
ヤチツプ59aが摺動自在に嵌入されており、射
出スリーブ58を固定スリーブ38から抜きプラ
ンジヤチツプ59aを嵌入したまま射出シリンダ
55とともに傾転シリンダ65で傾転させて射出
スリーブ58内へ溶湯を注入するように構成され
ている。そして注湯後、射出シリンダ55を起立
させて射出スリーブ58を固定スリーブ38に押
付け、油圧でピストンロツド55aを前進させる
ことにより、プランジヤチツプ59aが溶湯をキ
ヤビテイ35内へ射出する。
2とは、合わせ面34で接合されて型締されてお
り、その内部にはキヤビテイ35とくびれ部36
および射出孔部(垂直孔部)37とが合わせ面3
4の両側に形成されていて射出孔部37にはそれ
ぞれ半割形の2個1対の固定スリーブ38,38
が嵌着されている。本実施例のダイカストマシン
は横型締、竪鋳込型のものであつて可動金型32
を水平方向へ移動させることにより型締、型開が
行われ、また射出シリンダ55は金型30,32
の真下に配設されている。射出シリンダ55は油
圧で進退するピストンロツド55aを備えてお
り、その作用端には、第4図ないし第7図に詳細
を示すプランジヤ59がカツプリング60で同心
状に連結されている。58は固定スリーブ38と
同径に形成され、固定スリーブ38に対して挿抜
自在に装入される射出スリーブであつて、その内
孔58aには、プランジヤ59の頭部のプランジ
ヤチツプ59aが摺動自在に嵌入されており、射
出スリーブ58を固定スリーブ38から抜きプラ
ンジヤチツプ59aを嵌入したまま射出シリンダ
55とともに傾転シリンダ65で傾転させて射出
スリーブ58内へ溶湯を注入するように構成され
ている。そして注湯後、射出シリンダ55を起立
させて射出スリーブ58を固定スリーブ38に押
付け、油圧でピストンロツド55aを前進させる
ことにより、プランジヤチツプ59aが溶湯をキ
ヤビテイ35内へ射出する。
ここで、プランジヤ59の詳細を説明する。カ
ツプリング60でピストンロツド55aに連結さ
れたプランジヤロツド72は、第4図に示すよう
に上からねじ孔72a、減圧管支持孔72b、エ
ア通路孔72c、図示しない底部孔の順で段状に
形成された内孔を備えており、最上段のねじ孔7
2aには、ねじじ管73の下側ねじ部73aが段
部で止まるまでいつばいに螺入されている。ねじ
管73の中央ねじなし部73bには、上下一対の
アダプタ74,75が遊装されており、ねじ管7
3の上側ねじ部73cに螺合された前記プランジ
ヤチツプ59aとプランジヤロツド72とで挾持
されて固定されている。76は端部の図示しない
保持筒とこれに溶着された管76aとからなる減
圧管であつて、底部孔72d側から装入されて保
持筒をプランジヤロツド下端部の図示しない底部
孔の上端部に嵌合されており、管76aはエア通
路72cを貫通して上部を減圧管支持孔72bに
嵌合されている。77はプランジヤロツド72の
下端部に保持されて保持筒、管76a、ねじ管7
3を貫通する水冷管であつて、先端をプランジヤ
チツプ59aの空間部59b内へ臨ませている。
78は各所に設けられたシール材としてのOリン
グである。
ツプリング60でピストンロツド55aに連結さ
れたプランジヤロツド72は、第4図に示すよう
に上からねじ孔72a、減圧管支持孔72b、エ
ア通路孔72c、図示しない底部孔の順で段状に
形成された内孔を備えており、最上段のねじ孔7
2aには、ねじじ管73の下側ねじ部73aが段
部で止まるまでいつばいに螺入されている。ねじ
管73の中央ねじなし部73bには、上下一対の
アダプタ74,75が遊装されており、ねじ管7
3の上側ねじ部73cに螺合された前記プランジ
ヤチツプ59aとプランジヤロツド72とで挾持
されて固定されている。76は端部の図示しない
保持筒とこれに溶着された管76aとからなる減
圧管であつて、底部孔72d側から装入されて保
持筒をプランジヤロツド下端部の図示しない底部
孔の上端部に嵌合されており、管76aはエア通
路72cを貫通して上部を減圧管支持孔72bに
嵌合されている。77はプランジヤロツド72の
下端部に保持されて保持筒、管76a、ねじ管7
3を貫通する水冷管であつて、先端をプランジヤ
チツプ59aの空間部59b内へ臨ませている。
78は各所に設けられたシール材としてのOリン
グである。
プランジヤチツプ59aの外周部に設けた環状
溝59cとアダプタ74に設けた環状溝74aと
はエア通路59dで連通されており、またアダプ
タ75に設けた環状溝75aは、金網製のフイル
タ79を備えたエア通路75bで連通されてい
る。プランジヤロツド72のエア通路孔72cと
管76aとの間に形成されたエア通路80と、環
状溝75aとの間はエア通路81で連通されてお
り、エア通路80の下端部に開口された図示しな
い吸引孔には、第1図に示す空気圧回路(後述)
のフレキシブル部82を備えた配管83が接続さ
れている。一方、前記水冷用の管77aは、下端
開口部を冷水通路、環状溝等を介してプランジヤ
ロツド72下端部の図示しない冷水入口に連通さ
れており、また上端開口部は、空間部59bと、
管77aの周囲を下方へ延びる冷水通路84およ
び水路等を介してプランジヤロツド72の下端部
の図示しない冷水出口に連通されている。冷水入
口はフレキシブルホース等によつてポンプ等に接
続されており、ポンプの作動で冷水入口へ供給さ
れた冷水は、管77a内を上昇して空間部59b
内に充満し、プランジヤチツプ59aを冷却した
のち、冷水通路84を流下して冷水出口から排水
される。
溝59cとアダプタ74に設けた環状溝74aと
はエア通路59dで連通されており、またアダプ
タ75に設けた環状溝75aは、金網製のフイル
タ79を備えたエア通路75bで連通されてい
る。プランジヤロツド72のエア通路孔72cと
管76aとの間に形成されたエア通路80と、環
状溝75aとの間はエア通路81で連通されてお
り、エア通路80の下端部に開口された図示しな
い吸引孔には、第1図に示す空気圧回路(後述)
のフレキシブル部82を備えた配管83が接続さ
れている。一方、前記水冷用の管77aは、下端
開口部を冷水通路、環状溝等を介してプランジヤ
ロツド72下端部の図示しない冷水入口に連通さ
れており、また上端開口部は、空間部59bと、
管77aの周囲を下方へ延びる冷水通路84およ
び水路等を介してプランジヤロツド72の下端部
の図示しない冷水出口に連通されている。冷水入
口はフレキシブルホース等によつてポンプ等に接
続されており、ポンプの作動で冷水入口へ供給さ
れた冷水は、管77a内を上昇して空間部59b
内に充満し、プランジヤチツプ59aを冷却した
のち、冷水通路84を流下して冷水出口から排水
される。
次に、第10,11図によつて、金型ガス抜き
装置について説明する。前記両金型30,32の
キヤビテイ35外周部には、第11図に示すよう
に、これを連通するガス抜き道85およびガス抜
き溝86が合わせ面34の両側に形成されてお
り、全体を符号87で示す金型ガス抜き装置は、
このガス抜き溝86の真上に位置して、例えば、
可動金型32側に固定されている。すなわち、第
10図に示すように、可動金型32に固定された
ブラケツ88の上端部にはシリンダ89が装着さ
れており、その流体圧で進退するピストンロツド
90の作用端である下端フランジ部には、円筒状
のスプール91が下端部を両金型30,32の上
端面円孔へ挿抜自在に係入させて固定されてい
る。そして、型締、型開に際しては、シリンダ8
9の作動によりピストンロツド90を介してスプ
ール91が金型30,32に対して抜き挿しされ
るように構成されている。金型30,32に挿入
されたスプール91の下方には、弁室92と、横
へ迂回して弁室92、ガス抜き溝86間を連通さ
せるバイパス93とが設けられており、また、ス
プール91の下端面には弁室92へ臨む弁座94
が形成されている。スプール91の外周壁に設け
た一対の長尺95には、復帰杆96の両杆部96
aが摺動自在に係合されており、復帰杆96とピ
ストンロツド90のフランジ部との間には、復帰
杆96を上方へ付勢する引張りばね97やシリン
ダ、ソレノイド装置、重力装置などの部材が張架
されている。復帰杆96の下方には、円筒部98
aと一対のねじ孔部98bとで一体形成された弁
ガイド98が、ねじ孔部98bを長孔95内部に
取付けて、スプール91に固定されていおり、そ
の円筒部98aには、上端ねじ部を復帰杆96の
ねじ孔に螺入された弁棒101が摺動自在に軸支
されている。弁棒101の下端には、その上昇に
よつて前記弁座94に着座する弁体101aが設
けられており、キヤビテイ35内のガス圧では開
いていた弁体101aは、キヤビテイ35内から
高速で進行して来る溶湯の慣性力により着座して
スプール91の内室と、ガス抜き溝86、バイパ
ス93との間を遮断するように構成されている。
102は圧縮コイルばね103の付勢によつて弁
棒101の溝101bと係合するボール、100
はボルト、101はナツトであつて、これらによ
つて係止機構が形成されている。溶湯圧力でいつ
たん閉じた弁体101aは外力を加えなければ、
引張りばね97などの部材の作用で再び開かない
ように構成されている。なお、弁体101aは、
復帰杆96の杆部96aを押し下げることによつ
て開く。104はシリンダ89の作動スプール9
1とともに上昇する復帰杆96の杆部96aの上
昇限を規制するストツパであつてブラケツト88
に固定されている。そして、スプール91の下端
部には、排気孔105が開口されており、この排
気孔105は第1図に示す空気圧回路(後述)の
配管106に接続されている。
装置について説明する。前記両金型30,32の
キヤビテイ35外周部には、第11図に示すよう
に、これを連通するガス抜き道85およびガス抜
き溝86が合わせ面34の両側に形成されてお
り、全体を符号87で示す金型ガス抜き装置は、
このガス抜き溝86の真上に位置して、例えば、
可動金型32側に固定されている。すなわち、第
10図に示すように、可動金型32に固定された
ブラケツ88の上端部にはシリンダ89が装着さ
れており、その流体圧で進退するピストンロツド
90の作用端である下端フランジ部には、円筒状
のスプール91が下端部を両金型30,32の上
端面円孔へ挿抜自在に係入させて固定されてい
る。そして、型締、型開に際しては、シリンダ8
9の作動によりピストンロツド90を介してスプ
ール91が金型30,32に対して抜き挿しされ
るように構成されている。金型30,32に挿入
されたスプール91の下方には、弁室92と、横
へ迂回して弁室92、ガス抜き溝86間を連通さ
せるバイパス93とが設けられており、また、ス
プール91の下端面には弁室92へ臨む弁座94
が形成されている。スプール91の外周壁に設け
た一対の長尺95には、復帰杆96の両杆部96
aが摺動自在に係合されており、復帰杆96とピ
ストンロツド90のフランジ部との間には、復帰
杆96を上方へ付勢する引張りばね97やシリン
ダ、ソレノイド装置、重力装置などの部材が張架
されている。復帰杆96の下方には、円筒部98
aと一対のねじ孔部98bとで一体形成された弁
ガイド98が、ねじ孔部98bを長孔95内部に
取付けて、スプール91に固定されていおり、そ
の円筒部98aには、上端ねじ部を復帰杆96の
ねじ孔に螺入された弁棒101が摺動自在に軸支
されている。弁棒101の下端には、その上昇に
よつて前記弁座94に着座する弁体101aが設
けられており、キヤビテイ35内のガス圧では開
いていた弁体101aは、キヤビテイ35内から
高速で進行して来る溶湯の慣性力により着座して
スプール91の内室と、ガス抜き溝86、バイパ
ス93との間を遮断するように構成されている。
102は圧縮コイルばね103の付勢によつて弁
棒101の溝101bと係合するボール、100
はボルト、101はナツトであつて、これらによ
つて係止機構が形成されている。溶湯圧力でいつ
たん閉じた弁体101aは外力を加えなければ、
引張りばね97などの部材の作用で再び開かない
ように構成されている。なお、弁体101aは、
復帰杆96の杆部96aを押し下げることによつ
て開く。104はシリンダ89の作動スプール9
1とともに上昇する復帰杆96の杆部96aの上
昇限を規制するストツパであつてブラケツト88
に固定されている。そして、スプール91の下端
部には、排気孔105が開口されており、この排
気孔105は第1図に示す空気圧回路(後述)の
配管106に接続されている。
第4図に示すように、以上のようなプランジヤ
59のプランジヤチツプ59aが摺動自在に装入
された射出スリーブ58は、前述したように金型
30,32の射出孔部37に挿抜自在に嵌合され
ており、その上端部はテーパ状に形成されてい
て、その嵌合上端面58bは固定スリーブ38の
下端面の射出スリーブ当接面38aに押付けられ
て当接されるようになつている。なお、この両面
58b,38aの間には、銅やアスベストなどの
耐熱性材料を用いて半割の環状に形成されたシー
ル材としてのパツキン38bを、固定スリーブ3
8側に固定しておくこともできる。また、射出孔
部37に挿入された射出スリーブ58と射出孔部
37との間には、環状溝30a,32aが金型3
0,32側に半割状に設けられており、固定金型
30側の環状溝30aにはエア通路30bが連通
されて金型外へ開口され、この開口部には第1図
に示す配管107が接続されている。また、第
8,9図に示すように、可動金型32の固定金型
30との垂直な分割面部の、射出孔部37内に嵌
入固定して一体に取付けた半割状の固定スリーブ
38およびこの固定スリーブ38の下にある射出
スリーブ装入穴の両外側には、固定スリーブ38
および射出スリーブ装入穴の分割面より少し離し
て、かつ、固定スリーブ38および射出スリーブ
装入穴と平行に縦溝32bが設けられており、固
定金型30と可動金型32の下面より少し上に位
置する縦溝32bの下端部が環状溝32aに連通
されている。
59のプランジヤチツプ59aが摺動自在に装入
された射出スリーブ58は、前述したように金型
30,32の射出孔部37に挿抜自在に嵌合され
ており、その上端部はテーパ状に形成されてい
て、その嵌合上端面58bは固定スリーブ38の
下端面の射出スリーブ当接面38aに押付けられ
て当接されるようになつている。なお、この両面
58b,38aの間には、銅やアスベストなどの
耐熱性材料を用いて半割の環状に形成されたシー
ル材としてのパツキン38bを、固定スリーブ3
8側に固定しておくこともできる。また、射出孔
部37に挿入された射出スリーブ58と射出孔部
37との間には、環状溝30a,32aが金型3
0,32側に半割状に設けられており、固定金型
30側の環状溝30aにはエア通路30bが連通
されて金型外へ開口され、この開口部には第1図
に示す配管107が接続されている。また、第
8,9図に示すように、可動金型32の固定金型
30との垂直な分割面部の、射出孔部37内に嵌
入固定して一体に取付けた半割状の固定スリーブ
38およびこの固定スリーブ38の下にある射出
スリーブ装入穴の両外側には、固定スリーブ38
および射出スリーブ装入穴の分割面より少し離し
て、かつ、固定スリーブ38および射出スリーブ
装入穴と平行に縦溝32bが設けられており、固
定金型30と可動金型32の下面より少し上に位
置する縦溝32bの下端部が環状溝32aに連通
されている。
次に、前記プランジヤ59と環状溝32aとガ
ス抜き装置87との空気圧回路を第1図に基づい
て説明する。真空ポンプ108に接続された配管
109は、途中で配管110と配管111とに分
岐されており、配管109,110上には、真空
タンク112と補助真空タンク113とがそれぞ
れ設けられているとともに、配管109,110
は、フイルタ114,115を介して前記配管1
06,83にそれぞれ接続されている。そして、
配管110,111上には、電磁弁116,11
7がそれぞれ配設されており、図示の状態から電
磁弁116のソレノイドを励磁するとプランジヤ
59内のエアが吸引され、また電磁弁117のソ
レノイドを励磁すると、ガス抜き装置87を介し
てキヤビテイ35内のエアが吸引される。この場
合、図示しないタイミング規正装置からの指令に
より、ガス抜き装置87側の吸引がプランジヤ5
9側の吸引よりも例えば0.1秒〜1秒程度、好ま
しくは0.3〜0.5秒程度遅れるように設定されてい
る。また、真空度は、例えばプランジヤ59等の
下側が200〜300Torr、ガス抜き装置87側150〜
250Torr程度に設定され、これは補助真空タンク
113を設けたことによつて達成される。補助真
空タンク113は、真空吸引時に比較的に細い配
管部や通路などで発生する抵抗を考慮してできる
プランジヤ59の近くに設けておく。また、フレ
キシブルホース82を有する配管83は、できる
だけ短かく管径が例えば1インチのように比較的
大きいものにしておく。
ス抜き装置87との空気圧回路を第1図に基づい
て説明する。真空ポンプ108に接続された配管
109は、途中で配管110と配管111とに分
岐されており、配管109,110上には、真空
タンク112と補助真空タンク113とがそれぞ
れ設けられているとともに、配管109,110
は、フイルタ114,115を介して前記配管1
06,83にそれぞれ接続されている。そして、
配管110,111上には、電磁弁116,11
7がそれぞれ配設されており、図示の状態から電
磁弁116のソレノイドを励磁するとプランジヤ
59内のエアが吸引され、また電磁弁117のソ
レノイドを励磁すると、ガス抜き装置87を介し
てキヤビテイ35内のエアが吸引される。この場
合、図示しないタイミング規正装置からの指令に
より、ガス抜き装置87側の吸引がプランジヤ5
9側の吸引よりも例えば0.1秒〜1秒程度、好ま
しくは0.3〜0.5秒程度遅れるように設定されてい
る。また、真空度は、例えばプランジヤ59等の
下側が200〜300Torr、ガス抜き装置87側150〜
250Torr程度に設定され、これは補助真空タンク
113を設けたことによつて達成される。補助真
空タンク113は、真空吸引時に比較的に細い配
管部や通路などで発生する抵抗を考慮してできる
プランジヤ59の近くに設けておく。また、フレ
キシブルホース82を有する配管83は、できる
だけ短かく管径が例えば1インチのように比較的
大きいものにしておく。
さらに、前記固定金型30に設けたエア通路3
0bには、フイルタ118とフレキシブル部11
9ならびに電磁弁120を備えた配管107が接
続されており、この配管107は、前記補助真空
タンク113からプランジヤ59へ向う配管83
の電磁弁116の手前に接続されている。
0bには、フイルタ118とフレキシブル部11
9ならびに電磁弁120を備えた配管107が接
続されており、この配管107は、前記補助真空
タンク113からプランジヤ59へ向う配管83
の電磁弁116の手前に接続されている。
さらに、電磁弁116,117,120の他方
のポートには電磁弁121,122,123を備
えた配管124,125,126がそれぞれ接続
されており、これらの配管124,125,12
6は、可変絞り弁127や圧力調整弁を備えた配
管128に合流されて例えば工場の空気圧縮機1
29に接続されている。そして、電磁弁116,
117,120を閉じて電磁弁121,122,
123を開くことにより高圧エアがプランジヤ5
9および射出スリーブ58部、ガス抜き装置87
に送られて内部清掃用のスプレーに供せられる。
のポートには電磁弁121,122,123を備
えた配管124,125,126がそれぞれ接続
されており、これらの配管124,125,12
6は、可変絞り弁127や圧力調整弁を備えた配
管128に合流されて例えば工場の空気圧縮機1
29に接続されている。そして、電磁弁116,
117,120を閉じて電磁弁121,122,
123を開くことにより高圧エアがプランジヤ5
9および射出スリーブ58部、ガス抜き装置87
に送られて内部清掃用のスプレーに供せられる。
以上のように構成されたダイカストマシンによ
る鋳込方法を説明する。可動金型32を第2図に
示す位置まで移動させて型締を行い、ガス抜き装
置87のシリンダ89を作動させて、第10図に
示したようにスプール91を金型30,32のス
プール孔に係入させる。このとき、射出シリンダ
55のピストンロツド55aならびに射出スリー
ブ58が不降しているので、第2図に鎖線で示す
ように、射出シリンダ55を傾転させてプランジ
ヤ59が下降ている射出スリーブ58内へ溶湯を
注入し、第2図に実線で示すように、再び起立さ
せたのち、射出スリーブ58を上昇させて、第
1,4,8図に示したように固定スリーブ38と
係合させる。そして、後述する真空引きをしたの
ち、射出シリンダ55に送油してピストンロツド
55aを上昇させると、プランジヤ59が上昇し
て第4図の符号127で示す溶湯の射出が開始さ
れる。このとき、プランジヤ59には冷水入口8
3から冷水が供給されており、この冷水は管77
a内を上昇したのち空間部59b内にあふれて冷
水通路84内を流下しているので、プランジヤチ
ツプ59aならびにプランジヤロツド72が冷却
されている。また、射出スリーブ58も図示しな
い冷却装置によつて外側から冷却されている。し
たがつてプランジヤチツプ59aの上端面とこれ
に続く射出スリーブ58の内壁面とには、第4図
および前記第12図に符号9で示す溶湯固化によ
る凝固層が生成される。そして、真空タンク11
2内と補助タンク113内とはあらかじめ真空ポ
ンプ108で吸引することにより減圧されている
ので、射出開始前ないしは射出途中において、先
ず電磁弁116を開くとプランジヤロツド72の
吸引孔に負圧が作用し、プランジヤチツプ59a
の環状溝59c内のエアは、エア通路59d、環
状溝74a、フイルタ79、エア通路75b、環
状溝75a、エア通路81、およびエア通路80
の径路で吸引される。また、電磁弁116を開く
と同時に電磁弁120を開くと、環状溝30a,
32aおよび縦溝32bと連通するエア通路30
bに負圧が作用し、環状溝30a,32aおよび
縦溝32b内のエアは、エア通路30bを経て吸
引される。さらにこれより0.1秒〜1秒程度、好
ましくは0.3秒〜0.5秒遅れて電磁弁117が開か
れると、キヤビテイ35内のガスはガス抜き道8
5、ガス抜き溝86、バイパス93を経て排気孔
105から吸引され、キヤビテイ35内のガスが
排出される。このようにしてプランジヤ59側と
ガス抜き装置87側との両方から吸引することに
より、結果的にはキヤビテイ35内と、射出スリ
ーブ58、プランジヤチツプ59a間のすき間等
が真空度になるが、プランジヤ59側をわずかに
早く吸引することと、プランジヤ59側の真空度
をガス抜き装置87側の真空度よりも大きくした
ことにより、第4図に示すように凝固層9がプラ
ンジヤチツプ59aの端面とその周囲の環状凹部
と密着して強化されるとともに、プランジヤチツ
プ59aの冷却に伴なつて300〜400℃に冷却され
ることにより凝固層9が厚くなる。これにより射
出スリーブ58とプランジヤチツプ59aとのす
き間からの外気の侵入が遮断される。また溶湯の
射出前にキヤビテイ35内へ溶湯が差し込むこと
がない。
る鋳込方法を説明する。可動金型32を第2図に
示す位置まで移動させて型締を行い、ガス抜き装
置87のシリンダ89を作動させて、第10図に
示したようにスプール91を金型30,32のス
プール孔に係入させる。このとき、射出シリンダ
55のピストンロツド55aならびに射出スリー
ブ58が不降しているので、第2図に鎖線で示す
ように、射出シリンダ55を傾転させてプランジ
ヤ59が下降ている射出スリーブ58内へ溶湯を
注入し、第2図に実線で示すように、再び起立さ
せたのち、射出スリーブ58を上昇させて、第
1,4,8図に示したように固定スリーブ38と
係合させる。そして、後述する真空引きをしたの
ち、射出シリンダ55に送油してピストンロツド
55aを上昇させると、プランジヤ59が上昇し
て第4図の符号127で示す溶湯の射出が開始さ
れる。このとき、プランジヤ59には冷水入口8
3から冷水が供給されており、この冷水は管77
a内を上昇したのち空間部59b内にあふれて冷
水通路84内を流下しているので、プランジヤチ
ツプ59aならびにプランジヤロツド72が冷却
されている。また、射出スリーブ58も図示しな
い冷却装置によつて外側から冷却されている。し
たがつてプランジヤチツプ59aの上端面とこれ
に続く射出スリーブ58の内壁面とには、第4図
および前記第12図に符号9で示す溶湯固化によ
る凝固層が生成される。そして、真空タンク11
2内と補助タンク113内とはあらかじめ真空ポ
ンプ108で吸引することにより減圧されている
ので、射出開始前ないしは射出途中において、先
ず電磁弁116を開くとプランジヤロツド72の
吸引孔に負圧が作用し、プランジヤチツプ59a
の環状溝59c内のエアは、エア通路59d、環
状溝74a、フイルタ79、エア通路75b、環
状溝75a、エア通路81、およびエア通路80
の径路で吸引される。また、電磁弁116を開く
と同時に電磁弁120を開くと、環状溝30a,
32aおよび縦溝32bと連通するエア通路30
bに負圧が作用し、環状溝30a,32aおよび
縦溝32b内のエアは、エア通路30bを経て吸
引される。さらにこれより0.1秒〜1秒程度、好
ましくは0.3秒〜0.5秒遅れて電磁弁117が開か
れると、キヤビテイ35内のガスはガス抜き道8
5、ガス抜き溝86、バイパス93を経て排気孔
105から吸引され、キヤビテイ35内のガスが
排出される。このようにしてプランジヤ59側と
ガス抜き装置87側との両方から吸引することに
より、結果的にはキヤビテイ35内と、射出スリ
ーブ58、プランジヤチツプ59a間のすき間等
が真空度になるが、プランジヤ59側をわずかに
早く吸引することと、プランジヤ59側の真空度
をガス抜き装置87側の真空度よりも大きくした
ことにより、第4図に示すように凝固層9がプラ
ンジヤチツプ59aの端面とその周囲の環状凹部
と密着して強化されるとともに、プランジヤチツ
プ59aの冷却に伴なつて300〜400℃に冷却され
ることにより凝固層9が厚くなる。これにより射
出スリーブ58とプランジヤチツプ59aとのす
き間からの外気の侵入が遮断される。また溶湯の
射出前にキヤビテイ35内へ溶湯が差し込むこと
がない。
このようにしてキヤビテイ35内等を真空状態
にしたのち、射出動作に移り、ガス抜きを行いな
がらプランジヤチツプ59aを前進させると、鋳
込スリーブ58内の溶湯127が固定スリーブ3
8とくびれ部36とを径てキヤビテイ35内へ射
出される。プランジヤチツプ59aの前進ととも
に凝固層9がプランジヤチツプ59aに押されて
上昇し、凝固層9の上端がくびれ部36手前の平
面30c,32cに当接するが、環状溝30a,
32aからエアが吸引されていることと、両スリ
ーブ38,58の接合部にテーパ部とパツキン3
8bが設けられていることにより、外気が侵入せ
ず、凝固層9の円筒部は鋳込スリーブ58の内周
面から離れることなくこれに密着しながらプラン
ジヤチツプ59aとともに上昇してその先端がく
びれ部36の手前の平面30c,32cに当接す
る。そして、プランジヤチツプ59aがさらに上
昇することにより、凝固層9はプランジヤチツプ
59aの端面と金型30,32の平面30c,3
2cとの間で押しつぶされるので、凝固層9が折
れるが、キヤビテイ35内を上方から真空引きし
ても、上記のように射出スリーブ部からエアが入
り込むことがないので、溶湯中にエアが入り込ま
ず、かつ溶湯の流れにも乱れがない。キヤビテイ
35内に溶湯127が充満すると、この溶湯12
7がガス抜き溝86内を上昇してガスとともに弁
体101aの下面に当接する。このとき、弁体1
01aに加わる衝撃は、溶湯127の質量がガス
の質量と比べてきわめて大きく慣性が大であるた
め、弁体101aに与える衝撃よりも大きく、弁
体101aはボール102で圧縮コイルばね10
3を圧縮させながら上昇して弁体101aが弁座
94を閉塞する。したがつて、溶湯93が弁座9
4からの流出を遮断されてガス抜き道85および
ガス抜き溝86内でガスと混り、飛沫状となつて
不連続に弁体101aに当る場合でも、いつたん
溶湯93で押上げられた弁体101aは引張りば
ね97で上方へ引張られているので上方位置が維
持された弁体101aによる排気通路の閉鎖が確
実に行われる。
にしたのち、射出動作に移り、ガス抜きを行いな
がらプランジヤチツプ59aを前進させると、鋳
込スリーブ58内の溶湯127が固定スリーブ3
8とくびれ部36とを径てキヤビテイ35内へ射
出される。プランジヤチツプ59aの前進ととも
に凝固層9がプランジヤチツプ59aに押されて
上昇し、凝固層9の上端がくびれ部36手前の平
面30c,32cに当接するが、環状溝30a,
32aからエアが吸引されていることと、両スリ
ーブ38,58の接合部にテーパ部とパツキン3
8bが設けられていることにより、外気が侵入せ
ず、凝固層9の円筒部は鋳込スリーブ58の内周
面から離れることなくこれに密着しながらプラン
ジヤチツプ59aとともに上昇してその先端がく
びれ部36の手前の平面30c,32cに当接す
る。そして、プランジヤチツプ59aがさらに上
昇することにより、凝固層9はプランジヤチツプ
59aの端面と金型30,32の平面30c,3
2cとの間で押しつぶされるので、凝固層9が折
れるが、キヤビテイ35内を上方から真空引きし
ても、上記のように射出スリーブ部からエアが入
り込むことがないので、溶湯中にエアが入り込ま
ず、かつ溶湯の流れにも乱れがない。キヤビテイ
35内に溶湯127が充満すると、この溶湯12
7がガス抜き溝86内を上昇してガスとともに弁
体101aの下面に当接する。このとき、弁体1
01aに加わる衝撃は、溶湯127の質量がガス
の質量と比べてきわめて大きく慣性が大であるた
め、弁体101aに与える衝撃よりも大きく、弁
体101aはボール102で圧縮コイルばね10
3を圧縮させながら上昇して弁体101aが弁座
94を閉塞する。したがつて、溶湯93が弁座9
4からの流出を遮断されてガス抜き道85および
ガス抜き溝86内でガスと混り、飛沫状となつて
不連続に弁体101aに当る場合でも、いつたん
溶湯93で押上げられた弁体101aは引張りば
ね97で上方へ引張られているので上方位置が維
持された弁体101aによる排気通路の閉鎖が確
実に行われる。
弁体101aが閉じた状態で所定時間加圧冷却
したのち可動金型32を開き、ガス抜き装置87
のシリンダ89でスプール91を上昇させて可動
金型32との係合を解き、キヤビテイ35内から
製品を取り出す。
したのち可動金型32を開き、ガス抜き装置87
のシリンダ89でスプール91を上昇させて可動
金型32との係合を解き、キヤビテイ35内から
製品を取り出す。
なお、スプール91の上昇に際しては弁体10
1aと凝固金属との分離抵抗によりスプール91
のみが上昇して弁棒101が遅れて上昇するの
で、この結果、弁棒101の溝101bから外れ
ていたボール102が再び101bと係合し次回
の鋳込準備が完了することになる。また、スプー
ル91の上昇限においては、復帰杆96がストツ
パ104に当接して弁棒101を押し下げるの
で、弁体101aが確実に開き、次回の鋳込準備
が整えられる。
1aと凝固金属との分離抵抗によりスプール91
のみが上昇して弁棒101が遅れて上昇するの
で、この結果、弁棒101の溝101bから外れ
ていたボール102が再び101bと係合し次回
の鋳込準備が完了することになる。また、スプー
ル91の上昇限においては、復帰杆96がストツ
パ104に当接して弁棒101を押し下げるの
で、弁体101aが確実に開き、次回の鋳込準備
が整えられる。
なお、前記実施例では、縦溝32bと環状溝3
0a,32aと連通させて、これらから同時に真
空吸引するようにしたが、これは、縦溝32bを
環状溝30a,32aと連通させずに離して設
け、それぞれ両方から別個に真空吸引することも
できる。その場合は、環状溝30a,32aから
の真空吸引はプランジヤチツプ59a部からの真
空吸引と同時に行い、縦溝32bからの真空吸引
射出開始直後に溶湯がくびれ部36を通り始めた
直後に行うようにすると良い。ただし、このとき
は、縦溝32bから真空吸引した後で、キヤビテ
イ35からの真空吸引を行う。
0a,32aと連通させて、これらから同時に真
空吸引するようにしたが、これは、縦溝32bを
環状溝30a,32aと連通させずに離して設
け、それぞれ両方から別個に真空吸引することも
できる。その場合は、環状溝30a,32aから
の真空吸引はプランジヤチツプ59a部からの真
空吸引と同時に行い、縦溝32bからの真空吸引
射出開始直後に溶湯がくびれ部36を通り始めた
直後に行うようにすると良い。ただし、このとき
は、縦溝32bから真空吸引した後で、キヤビテ
イ35からの真空吸引を行う。
なお、ちなみに通常のアルミニウム製品は40〜
60c.c./100gAlのガスを含有するが、ガス抜き装
置87を用いると5〜10c.c./100gAlとなり、耐
圧性が100〜150Kg/cm2の良質製品が得られる。一
般にガス含有量が5c.c./100gAl未満になると熱
処理が可能となり、1c.c./100gAlになると溶接
が可能となるが、キヤビテイ35内を真空引きす
るとともに、射出スリーブ部からも真空引きする
と、熱処理、溶接とも可能な射出製品が得られ
る。また、新材料だけでなく、リターン材を用い
てもこれが可能になる。
60c.c./100gAlのガスを含有するが、ガス抜き装
置87を用いると5〜10c.c./100gAlとなり、耐
圧性が100〜150Kg/cm2の良質製品が得られる。一
般にガス含有量が5c.c./100gAl未満になると熱
処理が可能となり、1c.c./100gAlになると溶接
が可能となるが、キヤビテイ35内を真空引きす
るとともに、射出スリーブ部からも真空引きする
と、熱処理、溶接とも可能な射出製品が得られ
る。また、新材料だけでなく、リターン材を用い
てもこれが可能になる。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように本発明によれ
ば、金型キヤビテイの溶湯上面より下部に位置す
るプランジヤチツプの外周面だけでなく、固定ス
リーブや射出スリーブ装入穴の横の金型の分割面
に縦溝と環状溝を設けて、これら空気侵入部分に
真空吸引口を設け、キヤビテイ内を真空吸引する
よりも少なくとも0.1秒前に真空吸引を行い、つ
ぎに、金型キヤビテイからの真空吸引を行つて溶
湯の鋳込を行うようにしているため、キヤビテイ
内に空気が吸引されず、また、凝固層がキヤビテ
イ内に入ることもなく、製品に巣やピンホール等
が発生せず、製品の品質を大幅に向上させること
ができる。
ば、金型キヤビテイの溶湯上面より下部に位置す
るプランジヤチツプの外周面だけでなく、固定ス
リーブや射出スリーブ装入穴の横の金型の分割面
に縦溝と環状溝を設けて、これら空気侵入部分に
真空吸引口を設け、キヤビテイ内を真空吸引する
よりも少なくとも0.1秒前に真空吸引を行い、つ
ぎに、金型キヤビテイからの真空吸引を行つて溶
湯の鋳込を行うようにしているため、キヤビテイ
内に空気が吸引されず、また、凝固層がキヤビテ
イ内に入ることもなく、製品に巣やピンホール等
が発生せず、製品の品質を大幅に向上させること
ができる。
第1図〜第11図は本発明の方法を実施するた
めの装置の1実施例を示すもので、第1図は真空
吸引系の回路図、第2図は縦断面図、第3図は第
1図の矢印A方向矢視図、第4図は鋳込スリーブ
とプランジヤの拡大断面図、第5図は第4図の
−線断面図、第6図は第4図の−線断面
図、第7図は第4図の−線断面図、第8図は
第4図の−線断面図、第9図は第8図の−
線断面図、第10図はガス抜き装置の断面図、
第11図は第10図のXI−XI線断面図、第12図
は従来の鋳込スリーブ部分の縦断面図である。 30…固定金型、32…可動金型、30a,3
2a…環状溝、32b…縦溝、35…金型キヤビ
テイ、38…固定スリーブ、55…射出シリン
ダ、59…射出スリーブ、59a…プランジヤチ
ツプ、87…ガス抜き装置、108…ポンプ、1
12…真空タンク、127…溶湯。
めの装置の1実施例を示すもので、第1図は真空
吸引系の回路図、第2図は縦断面図、第3図は第
1図の矢印A方向矢視図、第4図は鋳込スリーブ
とプランジヤの拡大断面図、第5図は第4図の
−線断面図、第6図は第4図の−線断面
図、第7図は第4図の−線断面図、第8図は
第4図の−線断面図、第9図は第8図の−
線断面図、第10図はガス抜き装置の断面図、
第11図は第10図のXI−XI線断面図、第12図
は従来の鋳込スリーブ部分の縦断面図である。 30…固定金型、32…可動金型、30a,3
2a…環状溝、32b…縦溝、35…金型キヤビ
テイ、38…固定スリーブ、55…射出シリン
ダ、59…射出スリーブ、59a…プランジヤチ
ツプ、87…ガス抜き装置、108…ポンプ、1
12…真空タンク、127…溶湯。
Claims (1)
- 1 金型キヤビテイをガス抜き装置を介して真空
源に接続し、プランジヤチツプの外周面を真空源
に接続するとともに、可動金型と固定金型の垂直
な分離面部に設けた半割状の固定スリーブおよび
この固定スリーブの下にある射出スリーブ装入穴
の両外側の分離面に、固定スリーブおよび射出ス
リーブ装入穴の分離面より離して固定スリーブお
よび射出スリーブ装入穴と平行な縦溝を設け、射
出スリーブ装入穴の内周面に環状溝を設け、これ
ら縦溝を環状溝を真空源に接続した横型締竪鋳込
型ダイカストマシンを用い、ガス抜き装置による
金型キヤビテイ内の真空吸引開始よりも少なくと
も0.1秒前に、前記プランジヤチツプの外周面お
よび前記縦溝と環状溝から真空吸引を行い、つぎ
に、前記金型キヤビテイからの真空吸引を行いな
がら溶湯の鋳込を行うようにし、かつ、前記真空
吸引時に、前記プランジヤチツプの外周面および
前記縦溝と環状溝からの真空吸引度を金型キヤビ
テイからの真空吸引度よりも大きく真空吸引を行
うようにした横型締竪鋳込型ダイカストマシンの
鋳込方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61002239A JPS62161449A (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 | 横型締竪鋳込型ダイカストマシンの鋳込方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61002239A JPS62161449A (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 | 横型締竪鋳込型ダイカストマシンの鋳込方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62161449A JPS62161449A (ja) | 1987-07-17 |
| JPH031100B2 true JPH031100B2 (ja) | 1991-01-09 |
Family
ID=11523804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61002239A Granted JPS62161449A (ja) | 1986-01-10 | 1986-01-10 | 横型締竪鋳込型ダイカストマシンの鋳込方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62161449A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5035593A (en) * | 1989-11-07 | 1991-07-30 | Industrial Technology Research Institute | Pressurized slurry casting machine for producing ceramic articles |
| JP5987674B2 (ja) * | 2012-12-19 | 2016-09-07 | マツダ株式会社 | 鋳造装置および鋳造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5322122A (en) * | 1976-08-12 | 1978-03-01 | Mitsui Mining & Smelting Co | Method and device for vacuum casting |
| JPS602948B2 (ja) * | 1980-10-27 | 1985-01-24 | 彪 荒井 | 真空ダイカスト成型装置 |
-
1986
- 1986-01-10 JP JP61002239A patent/JPS62161449A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62161449A (ja) | 1987-07-17 |
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