JPH0311230Y2 - - Google Patents

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JPH0311230Y2
JPH0311230Y2 JP13775085U JP13775085U JPH0311230Y2 JP H0311230 Y2 JPH0311230 Y2 JP H0311230Y2 JP 13775085 U JP13775085 U JP 13775085U JP 13775085 U JP13775085 U JP 13775085U JP H0311230 Y2 JPH0311230 Y2 JP H0311230Y2
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piston
plate
skirt portion
anode
plating
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、レシプロエンジンにおけるピスト
ンの外周面、特にスカート部にめつきを施すため
の装置に関するものである。
従来の技術 例えば車両用エンジンにおけるピストンは、高
温、高圧にさらされるうえに、高速往復運動に耐
えなければならないから、軽量でかつ熱伝導性を
良くするために、アルミ合金で作られるようにな
つてきている。ところが軽量化のためにシリンダ
ブロックもアルミ合金で作るような場合、ピスト
ンとシリンダとの接触面において焼付きが生じや
すくなる。そこでシリンダの内面との摩擦を生じ
る箇所、すなわちスカート部に鉄系合金のめつき
を施して、耐摩耗性や耐焼付き性の向上を図つて
いる。
従来、そのめつき法としては、電気めつきが一
般に採用されているが、寸法精度や重量あるいは
熱伝導性等の特性の悪化を防ぐために、極力スカ
ート部のみにめつきを施すよう種々の工夫がなさ
れている。例えば米国の雑誌「Plaiting」
August,1974の第741〜746頁には第4図に示す
ラツク1が記載されている。すなわちここに示す
ラツク1は、導電性のコンタクトバー2に合成樹
脂などの絶縁材料からなる1対の遮蔽板3が相互
に平行に取付けられており、その遮蔽板3の内面
(対向面)には、ピストン4のリング溝5に挿入
してピストン4を保持する係合板6が設けられる
とともに、その係合板6より下側にピストン4の
スカート部7とほぼ同形状の開口部8が形成さ
れ、さらに前記コンタクトバー2には、係合板6
で保持したピストン4のピストンボスに嵌合して
ピストン4に導通するピン9が形成されたもので
ある。そして第4図に示すラツク1では、コンタ
クトバー2を陰極に導通するとともに、遮蔽板3
と平行に平板状の陽極(図示せず)を配置してめ
つき液中で通電することによりめつきを行ない、
その場合、スカート部7のみが前記開口部8を介
して陽極板に対向していることにより、スカート
部7のみにめつきが施される。
考案が解決しようとする問題点 しかるに上記のラツク1によれば、多数のピス
トン4に同時にめつきを施すことができ、あるい
はめつきの前工程である化成処理等を行なうこと
ができるが、めつきを施すべきスカート部7が円
弧面となつているのに対して陽極が遮蔽板3と同
様に平板状であるから、スカート部7の表面と陽
極との間隔が一定とならず、そのため10μm前後
のめつき膜厚のバラツキが生じ、これがピストン
4自体の寸法誤差になる問題があつた。また前記
のラツク1では、保持したピストン4の全体をめ
つき液や化成処理液に浸潰することになるが、そ
の場合、リング溝5にまでめつき液や化成処理液
が侵入するために、リング溝5にエツチングとめ
つきとの両方が施されることになり、その結果、
リング溝5の面粗度が悪化し、めつき後に機械加
工を必要とする問題があつた。
この考案は上記の事情に鑑み、ピストンのスカ
ート部のみに均一膜厚のめつきを施すことのでき
る電気めつき装置を提供することを目的とするも
のである。
問題点を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、ピ
ストンリングを嵌め込むリング溝を外周側から被
つてピストンを把持しかつ吊り下げるチヤツク部
材と、リング溝より下側の外周面のうちスカート
部とほぼ同一形状の円弧板状の陽極板とを備えた
構成としたことを特徴とするものである。
作 用 この考案の装置では、従来と同様にピストンを
陰極に導通してめつきを行なうが、その場合、陽
極板が、めつきを施すべきスカート部とほぼ同一
形状で、しかもスカート部との間隔を一定に保つ
て対向しているから、スカート部の全体での電流
が一定となつて均一な膜厚のめつきが施される。
またリング溝は、チヤツク部材によつて被われて
いるために、めつきが施されず、その面粗度の悪
化などは生じない。
実施例 以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であ
つて、ここに示す装置は、ピストン4を吊り下げ
状態に保持するチヤツク部材10と陽極板11と
を一体的に組み付け、かつ吊り下げたピストン4
を回転させるよう構成したものである。すなわち
チヤツタ部材10は、割コレツト式の構成であつ
て、スリツト12で分割された2ないし4本の把
持爪13がその基端部で連結一体化されるととも
に、弾性によつて把持爪13が開くよう構成さ
れ、さらに各把持爪13の先端内周面には、ピス
トン4のリング溝5に嵌まり込む突条14が形成
されている。このチヤツク部材10は、外筒15
の内部に軸受16を介して設けた回転軸17の下
端部に絶縁板18を挟んで取付けられており、そ
の外筒15の下端部には、フランジ19が設けら
れるとともに、そのフランジ19のうち半径方向
で相互に異なる陽極ブラツシ20および陰極ブラ
ツシ21が下方に向けて取付けられている。また
チヤツク部材10の中間部の外周には、前記フラ
ンジ19と対向するよう絶縁材料からなる通電用
保持板22が配置されており、その通電用保持板
22の上面外周部に前記陽極ブラツシ20を押圧
接触させる陽極用導電板24が設けられ、それよ
り内周側に前記陰極ブラツシ21を押圧接触させ
る陰極用導電板25が設けられている。さらに前
記チヤツク部材10は導電材料によつて形成さ
れ、その把持爪13のいずれか1本が前記通電用
保持板22に固定されるとともに、前記陰極用導
電板25に電気的に接続されている。これに対
し、通電用保持板22の下面には、前記陽極用導
電板24に電気的に接続された1対の陽極板11
が取付けられている。その陽極板11は前記チヤ
ツク部材10によつて保持したピストン4のスカ
ート部7に一定間隔で対向するよう円弧状をなす
とともに、第2図に示すようにスカート部7とほ
ぼ同一形状に形成されている。
他方、前記チヤツク部材10を開閉させる構成
について説明すると、前記把持爪13のうち自由
状態の把持爪13の外周面と前記フランジ19お
よび通電用保持板22との間に楔部材26が上下
動自在に設けられ、その楔部材26を下げること
により、チヤツク部材10を閉じさせるよう構成
されている。
つぎの上記のように構成した装置の作用につい
て説明すると、先ずピストン4を把持するには、
前記楔部材26を第3図に略示するように上方に
移動させてチヤツク部材10を開いておき、その
状態でピストン4の上端部を把持爪13の下端部
の間に挿入し、ついで前記楔部材26を押し下げ
てチヤツク部材10を閉じる。その結果、各把持
爪13の下端内周面に設けた突条14がピストン
4のリング溝5に入り込んで係合するとともに、
把持爪13がリング溝5の全体を被う。こうして
チヤツク部材10に保持されたピストン4は、1
対の陽極板11の中間部に位置し、かつスカート
部7が陽極板11に一定間隔で対向している。し
たがつてスカート部7の上端部すなわちリング溝
5の下端部までめつき液27に浸潰するととも
に、ピストン4および陽極板11に通電すれば、
ピストン4のスカート部7にめつきが施される。
その場合、陽極板11が円弧状であつて、スカー
ト部7に対して一定間隔となつているから、スカ
ート部7に生成されるめつき膜厚を均一厚さにす
ることができ、また陽極板11がスカート部7と
同一形状をなすとともに、リング溝5が把持爪1
3によつて被われているから、スカート部7にの
みめつきを施すことができる。さらに上記の装置
によつてめつきを行なう場合、前記回転軸17を
介してピストン4および陽極板11をチヤツク部
材10および通電用保持板22と共に回転させ
る。このようにすれば、ピストン4および陽極板
11との界面での拡散層を小さくして高電流密度
に維持できるため、めつきの高速化を図ることが
できる。
考案の効果 以上の説明から明らかなようにこの考案の装置
によれば、遮蔽板を用いる代りに、陽極板をピス
トンのスカート部とほぼ同一形状とするととも
に、スカート部と一定間隔となるよう陽極板を円
弧状に形成したから、スカート部のめつき膜厚の
バラツキを殆んど解消し、寸法精度を向上させる
ことができる。またピストンのリング溝はチヤツ
ク部材によつて被うから、リング溝の面粗度の悪
化が生じず、従来必要としためつき後のリング溝
の機械加工を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図、第
2図はその陽極板の形状を示すための図であつて
第1図の−線矢視図、第3図はチヤツク部材
を開いた状態を示す略解図、第4図は従来のめつ
き用ラツクを示す斜視図である 4……ピストン、5……リング溝、7……スカ
ート部、10……チヤツク部材、11……陽極
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンリングを嵌め込むリング溝を外周側か
    ら被つてピストンを把持しかつ吊り下げるチヤツ
    ク部材と、リング溝より下側の外周面のうちスカ
    ート部に一定間隔をもつて対向しかつそのスカー
    ト部とほぼ同一形状の円弧板状の陽極板とを有し
    ていることを特徴とするピストンの電気めつき装
    置。
JP13775085U 1985-09-09 1985-09-09 Expired JPH0311230Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13775085U JPH0311230Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13775085U JPH0311230Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6246648U JPS6246648U (ja) 1987-03-23
JPH0311230Y2 true JPH0311230Y2 (ja) 1991-03-19

Family

ID=31042095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13775085U Expired JPH0311230Y2 (ja) 1985-09-09 1985-09-09

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628488Y2 (ja) * 1989-02-27 1994-08-03 株式会社椿本チエイン 水平回転棚のフレームの分解可能連結構造
DE102006042049A1 (de) * 2006-09-05 2008-03-06 Mahle International Gmbh Vorrichtung zum galvanischen Beschichten eines Kolbens

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Publication number Publication date
JPS6246648U (ja) 1987-03-23

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