JPH03112557A - 貼付剤 - Google Patents
貼付剤Info
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- JPH03112557A JPH03112557A JP1250952A JP25095289A JPH03112557A JP H03112557 A JPH03112557 A JP H03112557A JP 1250952 A JP1250952 A JP 1250952A JP 25095289 A JP25095289 A JP 25095289A JP H03112557 A JPH03112557 A JP H03112557A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、多量の薬剤が溶解され、そして薬剤の放出性
が高い粘着剤層が設けられた貼付剤に関する。この貼付
剤の粘着剤層は、皮膚への貼付性に優れ、粘着性および
凝集性のバランスが良好である。
が高い粘着剤層が設けられた貼付剤に関する。この貼付
剤の粘着剤層は、皮膚への貼付性に優れ、粘着性および
凝集性のバランスが良好である。
(従来の技術)
薬剤を含有する粘着剤の粘着性を利用して皮膚に貼付し
、薬剤の薬効を発現させる貼付剤は、以前から多く提案
されている。この種の貼付剤は、一般に、裏打支持体層
と、粘着剤および薬剤を含有する粘着剤層とから構成さ
れる。薬剤は、粘着剤層に、溶解状態、分散状態、マイ
クロカプセル化された分散状態、隔壁容器中に封入され
た状態などで存在する。このような貼付剤の例には、抗
炎症性コルチフステロイドおよび特定のアクリル系共重
合体を含有する接着層と基材とからなる皮膚疾患治り貼
付剤く特公昭52−IH13号公報、帝人社)、抗炎症
性ステロイドおよびアクリル系共重合体を含有する感圧
接着性材料を、不透過性支持体フィルム上に形成した接
着テープ(特公昭52−31405号公報、イーライ・
リリー社)、裏打部材および感圧接着剤層を有し、さら
に薬剤貯蔵層−が設けられた医薬包帯(特公昭54−1
6566号公報、スチ−ブン・デビット・ゴールドビイ
)、特定のアクリル酸エステル共重合物を主体とする薬
物含有貼着剤層と担持体とを構成要素とする医薬部材(
特開昭56−45412号、日東電工社)、およびガラ
ス転移温度(Tg)が−70°C〜−10″Cの重合物
およびプロパチルニトレートを含む基剤を担持体上に形
成してなる医薬製剤(特開昭57−183714号公報
、日東電工社)が挙げられる。
、薬剤の薬効を発現させる貼付剤は、以前から多く提案
されている。この種の貼付剤は、一般に、裏打支持体層
と、粘着剤および薬剤を含有する粘着剤層とから構成さ
れる。薬剤は、粘着剤層に、溶解状態、分散状態、マイ
クロカプセル化された分散状態、隔壁容器中に封入され
た状態などで存在する。このような貼付剤の例には、抗
炎症性コルチフステロイドおよび特定のアクリル系共重
合体を含有する接着層と基材とからなる皮膚疾患治り貼
付剤く特公昭52−IH13号公報、帝人社)、抗炎症
性ステロイドおよびアクリル系共重合体を含有する感圧
接着性材料を、不透過性支持体フィルム上に形成した接
着テープ(特公昭52−31405号公報、イーライ・
リリー社)、裏打部材および感圧接着剤層を有し、さら
に薬剤貯蔵層−が設けられた医薬包帯(特公昭54−1
6566号公報、スチ−ブン・デビット・ゴールドビイ
)、特定のアクリル酸エステル共重合物を主体とする薬
物含有貼着剤層と担持体とを構成要素とする医薬部材(
特開昭56−45412号、日東電工社)、およびガラ
ス転移温度(Tg)が−70°C〜−10″Cの重合物
およびプロパチルニトレートを含む基剤を担持体上に形
成してなる医薬製剤(特開昭57−183714号公報
、日東電工社)が挙げられる。
しかしながら、これらの貼付剤で用いられている粘着剤
の物理的性質は、他の通常の粘着テープ(例えば、一般
の文具テープ、包装用テープ、絶縁ビニルなどのプラス
チックテープ、工業用テープ)に用いられる粘着剤と全
(変わらない。例えば、この種の粘着剤のガラス転移温
度(Tg)は、はぼ−70℃〜−15℃の範囲である。
の物理的性質は、他の通常の粘着テープ(例えば、一般
の文具テープ、包装用テープ、絶縁ビニルなどのプラス
チックテープ、工業用テープ)に用いられる粘着剤と全
(変わらない。例えば、この種の粘着剤のガラス転移温
度(Tg)は、はぼ−70℃〜−15℃の範囲である。
この範囲をはずれるガラス転移温度(Tg)をもった粘
着剤は、粘着性や保持性などの点で、実用に供し得ない
と考えられている。しかし、この範囲のTgを有する粘
着剤は、一般に薬剤との相溶性が悪いため充分な量の薬
剤を含有し得ない。多量の薬剤を粘着剤中に含有させよ
うと試みても、この粘着剤は薬剤を充分に溶解し得ない
。溶解した少量の薬剤も粘着剤中に移行・拡散されにく
い。それゆえ、粘着剤層の薬剤放出性は低く、薬剤が皮
膚面に到達して皮膚に吸収される割合が小さい。従って
、このような粘着剤層を有する貼付剤を皮膚に適用して
も、充分な薬効が得られない。また、例えば、裏打支持
体上に形成された粘着剤層の表面に薬剤を塗布または噴
霧する貼付側製造工程を採用する場合、この粘着剤層が
薬剤を充分に吸収し得ない。それゆえ、粘着剤層の表面
に貯留された薬剤が、粘着剤の表面粘着性を低下させる
。また、得られた貼付剤を人体皮膚に貼付したとき、表
面に存在する大量の薬剤のために、異常な薬効を呈する
おそれもある。さらに、この粘着剤層は軟らかさに乏し
いため、得られた貼付剤は、皮膚への馴染みが少なく、
付着性が悪い。従って、この貼付剤を人体の皮膚に貼付
すると、貼付剤の周辺部にて浮き上がり現象(すなわち
、剥がれ)が生じる。この現象は、貼付剤の薬効低下に
つながる。
着剤は、粘着性や保持性などの点で、実用に供し得ない
と考えられている。しかし、この範囲のTgを有する粘
着剤は、一般に薬剤との相溶性が悪いため充分な量の薬
剤を含有し得ない。多量の薬剤を粘着剤中に含有させよ
うと試みても、この粘着剤は薬剤を充分に溶解し得ない
。溶解した少量の薬剤も粘着剤中に移行・拡散されにく
い。それゆえ、粘着剤層の薬剤放出性は低く、薬剤が皮
膚面に到達して皮膚に吸収される割合が小さい。従って
、このような粘着剤層を有する貼付剤を皮膚に適用して
も、充分な薬効が得られない。また、例えば、裏打支持
体上に形成された粘着剤層の表面に薬剤を塗布または噴
霧する貼付側製造工程を採用する場合、この粘着剤層が
薬剤を充分に吸収し得ない。それゆえ、粘着剤層の表面
に貯留された薬剤が、粘着剤の表面粘着性を低下させる
。また、得られた貼付剤を人体皮膚に貼付したとき、表
面に存在する大量の薬剤のために、異常な薬効を呈する
おそれもある。さらに、この粘着剤層は軟らかさに乏し
いため、得られた貼付剤は、皮膚への馴染みが少なく、
付着性が悪い。従って、この貼付剤を人体の皮膚に貼付
すると、貼付剤の周辺部にて浮き上がり現象(すなわち
、剥がれ)が生じる。この現象は、貼付剤の薬効低下に
つながる。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的は、多量の薬剤が溶解され、そして薬剤の放出性が
高い粘着剤層を有する貼付剤を提供することにある。本
発明の他の目的は、皮膚への馴染みが良好であり、付着
性に優れる貼付剤を提供することにある。本発明のさら
に他の目的は、粘着性および凝集性のバランスが良好な
貼付剤を提供することにある。
目的は、多量の薬剤が溶解され、そして薬剤の放出性が
高い粘着剤層を有する貼付剤を提供することにある。本
発明の他の目的は、皮膚への馴染みが良好であり、付着
性に優れる貼付剤を提供することにある。本発明のさら
に他の目的は、粘着性および凝集性のバランスが良好な
貼付剤を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、これまで使用されていなかったガラス転移温
度(Tg)が−71°C以下の粘着剤を用いることによ
り、粘着剤と薬剤との相溶性が著しく向上しているため
多量の薬剤が粘着剤層に溶解され得る;粘着剤層に溶解
された薬剤は、移行・拡散しやすいため高い放出性を有
する;この粘着剤層は皮膚への馴染みが良好であり、粘
着性や付着性に優れる(例えば、皮膚を伸びちじみして
も、貼付剤がずれにくい);そして、電子線照射によっ
てこの粘着剤層を構成するポリマーの少なくとも一部に
架橋を施すことにより、Tgの低い粘着剤を用いる欠点
が改善され、粘着剤層の粘着性および凝集性のバランス
が維持される;との発明者の知見に基づいて完成された
。
度(Tg)が−71°C以下の粘着剤を用いることによ
り、粘着剤と薬剤との相溶性が著しく向上しているため
多量の薬剤が粘着剤層に溶解され得る;粘着剤層に溶解
された薬剤は、移行・拡散しやすいため高い放出性を有
する;この粘着剤層は皮膚への馴染みが良好であり、粘
着性や付着性に優れる(例えば、皮膚を伸びちじみして
も、貼付剤がずれにくい);そして、電子線照射によっ
てこの粘着剤層を構成するポリマーの少なくとも一部に
架橋を施すことにより、Tgの低い粘着剤を用いる欠点
が改善され、粘着剤層の粘着性および凝集性のバランス
が維持される;との発明者の知見に基づいて完成された
。
本発明の貼付剤は、粘着剤と薬剤とを含有する粘着剤層
が、裏打支持体上に設けられている貼付剤において、該
粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステルポリマーカ)ら
主として構成され、該粘着剤層は電子線照射されて該ポ
リマーの少なくとも一部が架橋されており、架橋後の粘
着剤のガラス転移温度(Tg)が−71℃以下であり、
該粘着剤層の保持力値(H)および粘着力値(F)は以
下の8式およびb式の関係を満足し、そのことにより上
記目的が達成される。
が、裏打支持体上に設けられている貼付剤において、該
粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステルポリマーカ)ら
主として構成され、該粘着剤層は電子線照射されて該ポ
リマーの少なくとも一部が架橋されており、架橋後の粘
着剤のガラス転移温度(Tg)が−71℃以下であり、
該粘着剤層の保持力値(H)および粘着力値(F)は以
下の8式およびb式の関係を満足し、そのことにより上
記目的が達成される。
H/F>0.3(秒/g) ・・・ ap>2oo(
g) ・・・ bただし、粘着剤層の保持力
値()()および粘着力値(F)は、以下のようにして
測定される。
g) ・・・ bただし、粘着剤層の保持力
値()()および粘着力値(F)は、以下のようにして
測定される。
保持力値(H)
次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0237に
従って、粘着剤層の保持力値(H)を試験する。
従って、粘着剤層の保持力値(H)を試験する。
試料の大きさ:幅25±0.5■
試験板への試料の貼付面積: 25in+X 25mm
吊り下げ荷重: 1ooo g 試験中の温度:30±1℃ 測定値:荷重を加えてから、試料の貼付部分が“ズレ”
によって外れ、そして荷重が落下するまでの時間(秒)
を保持力値()I)とする。
吊り下げ荷重: 1ooo g 試験中の温度:30±1℃ 測定値:荷重を加えてから、試料の貼付部分が“ズレ”
によって外れ、そして荷重が落下するまでの時間(秒)
を保持力値()I)とする。
粘着力値(F)
次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0237に
従って、粘着剤層の粘着力値(F)を試験する。
従って、粘着剤層の粘着力値(F)を試験する。
試料の大きさ二幅25±0.51
試験中の温度:23±2℃
測定値:引きはがしがなされる荷重のg(ダラム)で表
示する。
示する。
上記粘着剤は、(メタ)アクリル酸エステルポリマーか
ら主として構成される。貼付剤の粘着剤としては、一般
に、低刺激性または無刺激性、皮膚への粘着性、耐劣化
性、多くの薬剤との相溶性、成形容易性などに優れてい
るため、アクリル系化合物が最適と考えられている。
ら主として構成される。貼付剤の粘着剤としては、一般
に、低刺激性または無刺激性、皮膚への粘着性、耐劣化
性、多くの薬剤との相溶性、成形容易性などに優れてい
るため、アクリル系化合物が最適と考えられている。
ガラス転移温度(Tg)が−71’C以下の粘着剤を得
るには、Tgが一71℃以下の上記(メタ)アクリル酸
アルキルエステルポリマーを用いることがまず考えられ
る。しかし、実際には、Tgが−71’Cを越える上記
(メタ)アクリル酸アルキルエステルポリマーに、7g
低下効果を有する軟化剤(7g低下剤)などを添加する
ことにより、Tgが−71”C以下の粘着剤が調製され
る。得られる粘着剤の物性を維持するべく、この7g低
下剤の添加量を少なくするために、Tgが一71’C以
上であっても一71℃に近い(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルポリマーが用いられる。なお、本発明で規定
されるTgは、JISK−7121−1987に基づい
てDSC法により測定されたものである。
るには、Tgが一71℃以下の上記(メタ)アクリル酸
アルキルエステルポリマーを用いることがまず考えられ
る。しかし、実際には、Tgが−71’Cを越える上記
(メタ)アクリル酸アルキルエステルポリマーに、7g
低下効果を有する軟化剤(7g低下剤)などを添加する
ことにより、Tgが−71”C以下の粘着剤が調製され
る。得られる粘着剤の物性を維持するべく、この7g低
下剤の添加量を少なくするために、Tgが一71’C以
上であっても一71℃に近い(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルポリマーが用いられる。なお、本発明で規定
されるTgは、JISK−7121−1987に基づい
てDSC法により測定されたものである。
上記ポリマーの構成成分としては、(メタ)アクリル酸
エステルが用いられる。アクリル酸アルキルエステルは
、エステル残基として、炭素原子数が4〜9の直鎖状ア
ルキル基を有するエステル、および炭素原子数が6〜9
の非第3級の分枝鎖アルキル基を有するエステルなどが
適している。また、メタクリル酸アルキルエステルには
、炭素原子数が10〜12の直鎖状アルキル基を有する
エステルが好ましい。これらのアクリル酸アルキルエス
テルおよびメタクリル酸アルキルエステルは、ポリマー
全体の70重量%以上を構成するのが望ましい。また、
このアクリル酸アルキルエステルおよびメタクリル酸ア
ルキルエステルのみから構成されるポリマーのTgは、
少なくとも一50°C以下であることが好ましい。
エステルが用いられる。アクリル酸アルキルエステルは
、エステル残基として、炭素原子数が4〜9の直鎖状ア
ルキル基を有するエステル、および炭素原子数が6〜9
の非第3級の分枝鎖アルキル基を有するエステルなどが
適している。また、メタクリル酸アルキルエステルには
、炭素原子数が10〜12の直鎖状アルキル基を有する
エステルが好ましい。これらのアクリル酸アルキルエス
テルおよびメタクリル酸アルキルエステルは、ポリマー
全体の70重量%以上を構成するのが望ましい。また、
このアクリル酸アルキルエステルおよびメタクリル酸ア
ルキルエステルのみから構成されるポリマーのTgは、
少なくとも一50°C以下であることが好ましい。
電子線照射の量は、照射前の粘着剤層の粘着剤のTgお
よび分子量、必要とされる粘着剤層の強度および柔軟性
、得られる貼付剤の使用状況(貼付面積、貼付部位、貼
付日数など)により広範囲で変えられ得るものの、通常
、1〜50メガラドの範囲とされる。照射量が1メガラ
ドを下まわると、粘着剤層を構成するポリマーの架橋が
充分になされない。そのために、粘着剤層の凝集力が不
足し、凝集破壊を起こしやすい。照射量が50メガラド
を上まわると、このポリマーの架橋密度が高くなり過ぎ
るため、 粘着剤層のTgが上昇して、その粘着性が低
下する。このような電子線の照射により、照射前には低
分子状態で流動性を有していたポリマーが、架橋により
、凝集力および強度を有するようになる。
よび分子量、必要とされる粘着剤層の強度および柔軟性
、得られる貼付剤の使用状況(貼付面積、貼付部位、貼
付日数など)により広範囲で変えられ得るものの、通常
、1〜50メガラドの範囲とされる。照射量が1メガラ
ドを下まわると、粘着剤層を構成するポリマーの架橋が
充分になされない。そのために、粘着剤層の凝集力が不
足し、凝集破壊を起こしやすい。照射量が50メガラド
を上まわると、このポリマーの架橋密度が高くなり過ぎ
るため、 粘着剤層のTgが上昇して、その粘着性が低
下する。このような電子線の照射により、照射前には低
分子状態で流動性を有していたポリマーが、架橋により
、凝集力および強度を有するようになる。
粘着剤層への電子線照射は、使用される薬剤が電子線に
耐性がない場合には、薬剤を粘着剤層に噴霧または塗布
する前になされる。薬剤が電子線に耐性があれば、薬剤
は、粘着剤溶液にあらかじめ含有される。そして、この
溶液が裏打支持体上に塗布されて粘着剤層が形成された
後、この粘着剤層に電子線が照射される。
耐性がない場合には、薬剤を粘着剤層に噴霧または塗布
する前になされる。薬剤が電子線に耐性があれば、薬剤
は、粘着剤溶液にあらかじめ含有される。そして、この
溶液が裏打支持体上に塗布されて粘着剤層が形成された
後、この粘着剤層に電子線が照射される。
粘着剤のTgを一71″C以下に調節するために添加さ
れる7g低下剤には、(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルポリマーと相溶性のある軟化剤(または樹脂性タッ
キファイヤ−)、液状可塑剤などが用いられる。この7
g低下剤には、例えば、ジブチルフタレート、ジオクチ
ルフタレートのようなフタル酸エステル系可塑剤;ジブ
チルセバケートのようなセパチン酸エステル系可塑剤;
ジオクチルアジペートのようなアジピン酸エステル系可
望剤;トリブチルホスフェートのようなリン酸エステル
系可塑剤;オリーブ油、綿実油のような植物油;ミリス
チン酸イソプロピルやクエン酸トリエチルのようなエス
テル系液状可塑剤などがある。また、(メタ)アクリル
酸エステルオリゴマーのような液状ポリマーも、(メタ
)アクリル酸アルキルエステルポリマーのTgを低下さ
せ得る。
れる7g低下剤には、(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルポリマーと相溶性のある軟化剤(または樹脂性タッ
キファイヤ−)、液状可塑剤などが用いられる。この7
g低下剤には、例えば、ジブチルフタレート、ジオクチ
ルフタレートのようなフタル酸エステル系可塑剤;ジブ
チルセバケートのようなセパチン酸エステル系可塑剤;
ジオクチルアジペートのようなアジピン酸エステル系可
望剤;トリブチルホスフェートのようなリン酸エステル
系可塑剤;オリーブ油、綿実油のような植物油;ミリス
チン酸イソプロピルやクエン酸トリエチルのようなエス
テル系液状可塑剤などがある。また、(メタ)アクリル
酸エステルオリゴマーのような液状ポリマーも、(メタ
)アクリル酸アルキルエステルポリマーのTgを低下さ
せ得る。
また、粘着剤層には、必要に応して、充填剤、薬剤移行
促進剤および吸収促進剤、界面活性剤、老化防止剤、安
定化剤、染料または顔料などが添加されてもよい。
促進剤および吸収促進剤、界面活性剤、老化防止剤、安
定化剤、染料または顔料などが添加されてもよい。
充填剤は、粘着剤層の凝集力を向上させるために加えら
れる。しかし、本発明では、粘着剤層の凝集力は、主と
して電子線照射により高められ、充填剤の添加による効
果は副次的である。この他、粘着剤の増量や着色の目的
で充填剤が加えられる。
れる。しかし、本発明では、粘着剤層の凝集力は、主と
して電子線照射により高められ、充填剤の添加による効
果は副次的である。この他、粘着剤の増量や着色の目的
で充填剤が加えられる。
この充填剤、特に、補強性充填剤には、例えば、10μ
m以下の直径を有する繊維状充填剤や1μm以下の微粉
末の無水ケイ酸がある。
m以下の直径を有する繊維状充填剤や1μm以下の微粉
末の無水ケイ酸がある。
本発明で用いる粘着剤は、Tgが一71℃以下であるた
め、優れた薬剤移行効果および吸収効果を有するものの
、この効果をさらに高めるために、薬剤移行および吸収
促進剤が加えられる。また、薬剤による皮膚の湿潤を促
進するために、界面活性剤が適量で用いられる。
め、優れた薬剤移行効果および吸収効果を有するものの
、この効果をさらに高めるために、薬剤移行および吸収
促進剤が加えられる。また、薬剤による皮膚の湿潤を促
進するために、界面活性剤が適量で用いられる。
老化防止剤や安定化剤は、粘着剤、薬剤や添加剤の老化
防止および安定化のために、適量で用いられる。
防止および安定化のために、適量で用いられる。
さらに、粘着剤層は(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルポリマーを主体とするものの、その物性を調整するた
めに、全ポリマー成分の約30%以下の量で、このポリ
マーに他のポリマー(例えば、ゴム成分)が添加されて
もよい。粘着剤層に加えられる薬剤には、例えば、鎮痛
消炎剤、ステロイドホルモン剤、抗アレルギー剤、抗ヒ
スタミン剤、冠血管拡張剤、カルシウム拮抗剤、抗・殺
菌剤、抗生物質類、解毒剤、鎮咳剤、鎮痒剤、催眠剤、
精神活力剤、精神安定剤、血圧調整剤、利尿剤、抗ぜん
そく剤、抗てんかん剤、ホルモン分泌促進剤、抗潰瘍剤
、結石溶解剤、制癌剤、ビタミン剤、血行促進剤、麻酔
剤などが挙げられる。
ルポリマーを主体とするものの、その物性を調整するた
めに、全ポリマー成分の約30%以下の量で、このポリ
マーに他のポリマー(例えば、ゴム成分)が添加されて
もよい。粘着剤層に加えられる薬剤には、例えば、鎮痛
消炎剤、ステロイドホルモン剤、抗アレルギー剤、抗ヒ
スタミン剤、冠血管拡張剤、カルシウム拮抗剤、抗・殺
菌剤、抗生物質類、解毒剤、鎮咳剤、鎮痒剤、催眠剤、
精神活力剤、精神安定剤、血圧調整剤、利尿剤、抗ぜん
そく剤、抗てんかん剤、ホルモン分泌促進剤、抗潰瘍剤
、結石溶解剤、制癌剤、ビタミン剤、血行促進剤、麻酔
剤などが挙げられる。
裏打支持体層の支持体は、皮膚の伸びちしみに応じた柔
軟性や伸長性を有し、さらに貼付日数(通常、1〜3日
程度)に耐えるシート状物質とされる。これには、プラ
スチックフィルムやスポンジシート、柔軟な織布、編布
、不織布、またはそれらの積層体が好ましい。支持体の
素材には、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体(EVA)、軟質ポリ塩化ビニル、ポリブタジェン、
ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル、スチレン−ブ
タジェン−スチレン系熱可塑性・高弾性ブロック共重合
体などが用いられる。支持体の厚さは、フィルムでは0
.03〜0.3mm、スポンジシートや織布、編布、不
織布では、0.3〜3mmとされる。
軟性や伸長性を有し、さらに貼付日数(通常、1〜3日
程度)に耐えるシート状物質とされる。これには、プラ
スチックフィルムやスポンジシート、柔軟な織布、編布
、不織布、またはそれらの積層体が好ましい。支持体の
素材には、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体(EVA)、軟質ポリ塩化ビニル、ポリブタジェン、
ナイロン、ポリウレタン、ポリエステル、スチレン−ブ
タジェン−スチレン系熱可塑性・高弾性ブロック共重合
体などが用いられる。支持体の厚さは、フィルムでは0
.03〜0.3mm、スポンジシートや織布、編布、不
織布では、0.3〜3mmとされる。
粘着剤層は裏打支持体上に設けられ、この粘着剤層の表
面に剥離性保護紙またはシートを付着させて本発明の貼
付剤が提供される。剥離性保護紙またはシートには滅菌
処理が施されている。
面に剥離性保護紙またはシートを付着させて本発明の貼
付剤が提供される。剥離性保護紙またはシートには滅菌
処理が施されている。
本発明の貼付剤を得るには、例えば、以下の2つの方法
がある。
がある。
(i)裏打支持体上に、粘着剤溶液(または、液状の粘
着剤)を塗布し乾燥して、粘着剤層を形成する。この場
合、この粘着剤層は、薬剤を含有していてもいなくても
よい。この粘着剤層に、電子線が照射された後、薬剤溶
液が噴霧または塗布される。再び粘着剤層を乾燥した後
、粘着剤層の表面に剥離性保護紙を付着させ、切断・包
装して使用に供される。但し、粘着剤溶液にあらかじめ
薬剤が含有されている場合には、薬剤溶液の噴霧または
塗布と粘着剤層の再乾燥の工程は必要ではない。
着剤)を塗布し乾燥して、粘着剤層を形成する。この場
合、この粘着剤層は、薬剤を含有していてもいなくても
よい。この粘着剤層に、電子線が照射された後、薬剤溶
液が噴霧または塗布される。再び粘着剤層を乾燥した後
、粘着剤層の表面に剥離性保護紙を付着させ、切断・包
装して使用に供される。但し、粘着剤溶液にあらかじめ
薬剤が含有されている場合には、薬剤溶液の噴霧または
塗布と粘着剤層の再乾燥の工程は必要ではない。
(ti)剥離性保護紙の剥離性面上に、粘着剤溶液(ま
たは、液状の粘着剤)を塗布し乾燥して、粘着剤層を形
成する。この粘着剤層に、電子線が照射された後、薬剤
溶液が噴霧または塗布される。
たは、液状の粘着剤)を塗布し乾燥して、粘着剤層を形
成する。この粘着剤層に、電子線が照射された後、薬剤
溶液が噴霧または塗布される。
再び粘着剤層を乾燥した後、粘着剤層の表面に裏打支持
体が積層され圧着されて、切断・包装して使用に供され
る。但し、粘着剤溶液にあらかじめ薬剤が含有されてい
る場合には、薬剤溶液の噴霧または塗布と粘着剤層の再
乾燥の工程は必要ではない。
体が積層され圧着されて、切断・包装して使用に供され
る。但し、粘着剤溶液にあらかじめ薬剤が含有されてい
る場合には、薬剤溶液の噴霧または塗布と粘着剤層の再
乾燥の工程は必要ではない。
このように得られた粘着剤層の保持力値()()および
粘着力値(F)は、上述のように、以下のa式およびb
式の関係を有する: H/F>0.3(秒/g) ・・・ aF > 200
.9 ・・・ bここで、条件aは、粘
着剤層に凝集破壊が生じないことを、そして条件すは、
粘着剤層が充分な粘着力を有することを示す。粘着剤層
の保持力値(H)および粘着力値(F)は、以下のよう
にして測定される: (a)保持力値(H) 次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0237(
保持力)に従って、粘着剤層の保持力値(H)を試験し
た。
粘着力値(F)は、上述のように、以下のa式およびb
式の関係を有する: H/F>0.3(秒/g) ・・・ aF > 200
.9 ・・・ bここで、条件aは、粘
着剤層に凝集破壊が生じないことを、そして条件すは、
粘着剤層が充分な粘着力を有することを示す。粘着剤層
の保持力値(H)および粘着力値(F)は、以下のよう
にして測定される: (a)保持力値(H) 次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0237(
保持力)に従って、粘着剤層の保持力値(H)を試験し
た。
試料の大きさ二幅25±O−5i11
試験板への試料の貼付面積: 25mmX 25mm吊
り下げ荷重: 1000 g 試験中の温度=30±1℃(加温) 測定値:荷重を加えてから、試料の貼付部分が“ズレ”
によって外れ、そして荷重が落下するまでの時間(秒)
を保持力値(H)とする。但し、測定は、18000秒
(5時間)までとする。
り下げ荷重: 1000 g 試験中の温度=30±1℃(加温) 測定値:荷重を加えてから、試料の貼付部分が“ズレ”
によって外れ、そして荷重が落下するまでの時間(秒)
を保持力値(H)とする。但し、測定は、18000秒
(5時間)までとする。
(b)粘着力値(F)
次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−0237(
180度引きはがし法帖着力)に従って、粘着剤層の粘
着力値(F)を試験した。
180度引きはがし法帖着力)に従って、粘着剤層の粘
着力値(F)を試験した。
試料の大きさ二幅25±0,5■
試験中の温度:23±2℃(室温)
測定値:引きはがしがなされる荷重のg(ダラム)で表
示する。
示する。
上記保持力値(H)および粘着力値(F)は、それぞれ
、粘着剤層の凝集力および粘着力の基準となる。例えば
、この保持力値(H)が低ければ、粘着剤層は凝集破壊
を起こし易くなり、粘着力値(F)が低ければ、粘着剤
は皮膚への貼付に必要かつ充分な粘着力を有しなくなる
。しかし、凝集力と粘着力とは互いに相関関係にあるた
め、粘着剤層の保持力値(H)および粘着力値(F)が
−室以上の値を示しても、それが必ずしも実用に適する
とは限らない。例えば、粘着剤層の保持力値()()が
高い値を示しても、それがさらに高い粘着力値(F)を
有していれば、粘着剤は凝集破壊を起こす。逆に、粘着
剤層の保持力値()I)が低くて、も、粘着力値(F)
も同様に低ければ、粘着剤は凝集破壊を起こさない。こ
のようなことから、粘着剤層が一定の粘着力を有するべ
く、上記の条件すを設定し、そして粘着剤が凝集破壊を
起こさない程度に粘着剤層の粘着性および凝集性のバラ
ンスを保つべく、上記の条件aを設定した。ここで、上
記の条件aおよびbの数値は、その値を境として貼付剤
の物性が著しく変わることを意味しない。しかし、少な
くとも上記の条件aおよびbに適合する貼付剤は充分な
粘着力を有し、かつ実用に耐えないような凝集破壊を起
こさない(すなわち、粘着性と凝集性のバランスに優れ
ている)。
、粘着剤層の凝集力および粘着力の基準となる。例えば
、この保持力値(H)が低ければ、粘着剤層は凝集破壊
を起こし易くなり、粘着力値(F)が低ければ、粘着剤
は皮膚への貼付に必要かつ充分な粘着力を有しなくなる
。しかし、凝集力と粘着力とは互いに相関関係にあるた
め、粘着剤層の保持力値(H)および粘着力値(F)が
−室以上の値を示しても、それが必ずしも実用に適する
とは限らない。例えば、粘着剤層の保持力値()()が
高い値を示しても、それがさらに高い粘着力値(F)を
有していれば、粘着剤は凝集破壊を起こす。逆に、粘着
剤層の保持力値()I)が低くて、も、粘着力値(F)
も同様に低ければ、粘着剤は凝集破壊を起こさない。こ
のようなことから、粘着剤層が一定の粘着力を有するべ
く、上記の条件すを設定し、そして粘着剤が凝集破壊を
起こさない程度に粘着剤層の粘着性および凝集性のバラ
ンスを保つべく、上記の条件aを設定した。ここで、上
記の条件aおよびbの数値は、その値を境として貼付剤
の物性が著しく変わることを意味しない。しかし、少な
くとも上記の条件aおよびbに適合する貼付剤は充分な
粘着力を有し、かつ実用に耐えないような凝集破壊を起
こさない(すなわち、粘着性と凝集性のバランスに優れ
ている)。
また、本発明の貼付剤を貼付けした後、剥離したときに
、粘着剤層に凝集破壊現象が生じるかどうかは、以下の
ように判定される。
、粘着剤層に凝集破壊現象が生じるかどうかは、以下の
ように判定される。
まず、前述のように貼付剤の粘着力値を測定する際に、
引き剥された試験面に、層状または部分的に粘着剤が残
留するかどうかを目視観察する。
引き剥された試験面に、層状または部分的に粘着剤が残
留するかどうかを目視観察する。
粘着剤の残留程度により、粘着剤層の凝集破壊の程度を
判定する。この方法にて、粘着剤層の凝集破壊が判別で
きないときは、次のようなチ曹−り粉試験を採用する。
判定する。この方法にて、粘着剤層の凝集破壊が判別で
きないときは、次のようなチ曹−り粉試験を採用する。
すなわち、貼付剤をtlj1Mシた試験面上に、チ菖−
り粉(特に、着色チョーク粉)をふりかけ、粉の付着状
況を観察する。チョーク粉が試験面に著しく付着する場
合には、貼付剤の粘着剤層が凝集破壊を起こしたと認め
られる。
り粉(特に、着色チョーク粉)をふりかけ、粉の付着状
況を観察する。チョーク粉が試験面に著しく付着する場
合には、貼付剤の粘着剤層が凝集破壊を起こしたと認め
られる。
このようにして得られた貼付剤において、上記電子線照
射後の粘着剤層に含まれる粘着剤は一71°C以下のガ
ラス転移温度(Tg)を有するため、粘着剤層は多量の
薬剤を溶解し得る。粘着剤層に溶解された薬剤は、移行
・拡散しやすいため、高い放出性も有する。これは、T
gの低い粘着剤中では、薬剤分子が自由で活発に運動し
得るためであると考えられる。このような低い丁gの粘
着剤を含有する粘着剤層は、柔軟であるため皮膚への馴
染みが良好であり付着性に優れる。これは、この粘着剤
を主として構成するポリマー分子やその集団が、セグメ
ント単位で動き易くなるためであると推測される。それ
により、ポリマー分子の運動の自由度が大きくなり、薬
剤分子との相溶性が高まるうえに、皮膚との馴染みが向
上する。さらに、Tgの低下に伴って粘着剤の凝集力が
低下するため、凝集力を維持するべく、電子線照射によ
り、この粘着剤層を構成するポリマーの少な(とも一部
に架橋が施される。それにより、凝集力の低下により粘
着剤層に発生する種々の欠点(例えば、滲み出し、ずれ
、糸引き、粘着剤の皮膚への残留)が改善される。また
、架橋が施された箇所は、ポリマー全体の分子鎖の数に
比べると、極めて僅か(例えば、分子鎖数百〜数千に対
し、架橋点が1個)であるため、ポリマー分子の運動が
妨げられることはない。この架橋により、粘着剤のTg
が著しく高くなることもない。その結果、薬剤溶解性や
放出性、皮膚への馴染みなどを良好に保ちつつ、粘着性
と凝集性のバランスが維持された粘着剤層が得られる。
射後の粘着剤層に含まれる粘着剤は一71°C以下のガ
ラス転移温度(Tg)を有するため、粘着剤層は多量の
薬剤を溶解し得る。粘着剤層に溶解された薬剤は、移行
・拡散しやすいため、高い放出性も有する。これは、T
gの低い粘着剤中では、薬剤分子が自由で活発に運動し
得るためであると考えられる。このような低い丁gの粘
着剤を含有する粘着剤層は、柔軟であるため皮膚への馴
染みが良好であり付着性に優れる。これは、この粘着剤
を主として構成するポリマー分子やその集団が、セグメ
ント単位で動き易くなるためであると推測される。それ
により、ポリマー分子の運動の自由度が大きくなり、薬
剤分子との相溶性が高まるうえに、皮膚との馴染みが向
上する。さらに、Tgの低下に伴って粘着剤の凝集力が
低下するため、凝集力を維持するべく、電子線照射によ
り、この粘着剤層を構成するポリマーの少な(とも一部
に架橋が施される。それにより、凝集力の低下により粘
着剤層に発生する種々の欠点(例えば、滲み出し、ずれ
、糸引き、粘着剤の皮膚への残留)が改善される。また
、架橋が施された箇所は、ポリマー全体の分子鎖の数に
比べると、極めて僅か(例えば、分子鎖数百〜数千に対
し、架橋点が1個)であるため、ポリマー分子の運動が
妨げられることはない。この架橋により、粘着剤のTg
が著しく高くなることもない。その結果、薬剤溶解性や
放出性、皮膚への馴染みなどを良好に保ちつつ、粘着性
と凝集性のバランスが維持された粘着剤層が得られる。
さらに、粘着剤および薬剤の組成や含有量と電子線照射
量とを選択することにより架橋密度を変えることができ
、目的に応じた種々の異なる物性を有する貼付剤が提供
される。
量とを選択することにより架橋密度を変えることができ
、目的に応じた種々の異なる物性を有する貼付剤が提供
される。
(実施例)
以下に本発明の実施例を示す。
アクリル酸−n−オクチル 92重量部メタクリ
ル酸−n−デシル 106重量部酢酸エチル
100重量部n−ヘキサン
20ii量部上記処方を、攪拌式・還流式反応容
器に仕込み、N2気流中にて、60℃で8時間、70″
Cで8時間、そして系の還流温度(約75°C)で8時
間にわたり、各反応物を攪拌し重合させた。反応容器に
は、重合触媒として、上記モノマーの全量の0.25モ
ル%の過酸化ベンゾイルを、18時間以内に8回に分け
て加えた。全反応時間24時間のうち、最後の6時間で
攪拌および還流を行い、触媒を充分に分解させて、反応
を完結させた。重合反応後、粘稠なポリマーが得られた
。このポリマーの極限粘度(30℃、トルエン溶媒系)
は1.661であった。得られたポリマーのガラス転移
温度(Tg)は、DSC法により、約−67℃であった
。
ル酸−n−デシル 106重量部酢酸エチル
100重量部n−ヘキサン
20ii量部上記処方を、攪拌式・還流式反応容
器に仕込み、N2気流中にて、60℃で8時間、70″
Cで8時間、そして系の還流温度(約75°C)で8時
間にわたり、各反応物を攪拌し重合させた。反応容器に
は、重合触媒として、上記モノマーの全量の0.25モ
ル%の過酸化ベンゾイルを、18時間以内に8回に分け
て加えた。全反応時間24時間のうち、最後の6時間で
攪拌および還流を行い、触媒を充分に分解させて、反応
を完結させた。重合反応後、粘稠なポリマーが得られた
。このポリマーの極限粘度(30℃、トルエン溶媒系)
は1.661であった。得られたポリマーのガラス転移
温度(Tg)は、DSC法により、約−67℃であった
。
得られたポリマー溶液に、追加の酢酸エチルを加えて、
50%酢酸エチル溶液とした。この溶液100重量部あ
たり、7g低下剤としてセパチン酸ジオクチル18重量
部を添加して、粘着剤溶液を調製した。
50%酢酸エチル溶液とした。この溶液100重量部あ
たり、7g低下剤としてセパチン酸ジオクチル18重量
部を添加して、粘着剤溶液を調製した。
この粘着剤塊のTgは、−89℃であった。
この粘着剤層を剥離紙上に流延し乾燥して得られる粘着
剤層は、非常に軟らかいため、指触圧着再剥離試験によ
れば、粘着剤が糸引き状態で指先に付着した。従って、
このままの状態では、この粘着剤は使用に供し得ない。
剤層は、非常に軟らかいため、指触圧着再剥離試験によ
れば、粘着剤が糸引き状態で指先に付着した。従って、
このままの状態では、この粘着剤は使用に供し得ない。
1−2 斉 のン
表面にシリコーン剥離処理がなされた剥離紙の剥離性表
面に、(1−1)で得られた粘着剤溶液を、乾燥後の厚
さが約60μmとなるように塗布し乾燥して、粘着剤層
を形成した。次いで、塗布面に対し、電子線照射機を用
いて、8メガラドの電子線を照射した。電子線照射後の
粘着剤層から得られる粘着剤塊のTgは、−88℃であ
った。
面に、(1−1)で得られた粘着剤溶液を、乾燥後の厚
さが約60μmとなるように塗布し乾燥して、粘着剤層
を形成した。次いで、塗布面に対し、電子線照射機を用
いて、8メガラドの電子線を照射した。電子線照射後の
粘着剤層から得られる粘着剤塊のTgは、−88℃であ
った。
1−3 シートの
裏打支持体として、厚さ60μmの軟質塩化ビニルフィ
ルム(ニスメゾイカV;積水化学社製)を使用した。(
1−2)で得られた粘着剤層に、この裏打支持体を接触
させて積層し、押圧ロールにより、1cm幅あたり約2
kg以上の加圧を行って、粘着シートを作製した。この
粘着シートの剥離紙を剥した後、粘着剤層上に薬剤溶液
を塗布または噴霧すれば、貼付剤として供し得る。得ら
れた粘着シートの粘着剤層は、粘着性が高いうえに、凝
集破壊を起こすことがなく、凝集性に優れていた。
ルム(ニスメゾイカV;積水化学社製)を使用した。(
1−2)で得られた粘着剤層に、この裏打支持体を接触
させて積層し、押圧ロールにより、1cm幅あたり約2
kg以上の加圧を行って、粘着シートを作製した。この
粘着シートの剥離紙を剥した後、粘着剤層上に薬剤溶液
を塗布または噴霧すれば、貼付剤として供し得る。得ら
れた粘着シートの粘着剤層は、粘着性が高いうえに、凝
集破壊を起こすことがなく、凝集性に優れていた。
!−4の ・
(1−3)で作製された粘着シートから、1 cm+X
l c票の正方形の試験片を10枚切り取り、各試料
を人体の雨上腕の外側および内側、左右胸部、左右腹部
、両大腿外側の計10箇所に貼付した。2日間(48時
間)後の粘着シートの貼付状態および糊残り現象を、以
下のようにして評価した。この結果を表1に示す。
l c票の正方形の試験片を10枚切り取り、各試料
を人体の雨上腕の外側および内側、左右胸部、左右腹部
、両大腿外側の計10箇所に貼付した。2日間(48時
間)後の粘着シートの貼付状態および糊残り現象を、以
下のようにして評価した。この結果を表1に示す。
〈貼付状態〉
A:貼付剤は、剥がれまたはその兆候が全く見られず、
人体によく付着している。
人体によく付着している。
B:約40 cm離れた距離から観察して、貼付剤の少
なくとも一部分に、剥がれまたは浮きが生じている。
なくとも一部分に、剥がれまたは浮きが生じている。
C:貼付剤は、完全に剥がれて脱落しているか、位置ず
れを生じている。
れを生じている。
く糊残り現象〉
A:糊残り現象が全(見られない。
B:貼付剤の周辺部分(少なくとも一部)にのみ、粘着
剤のはみ出しや糊残り現象が認められるものの、その中
央部分には認められない。
剤のはみ出しや糊残り現象が認められるものの、その中
央部分には認められない。
C:貼付剤の周辺部分だけでなく、中央部分にも糊残り
現象が認められる。
現象が認められる。
−5の
(1−3)で得られた粘着シートのシリコーン剥離紙を
剥離し、薬剤としてフルオシノロンアセトニドの1%テ
トラヒドロフラン溶液を、薬剤量として1、2+*g/
100cm2となるように、粘着シートの粘着剤層に塗
布し乾燥して、貼付剤を作製した。この貼付剤から、直
径30mmφの円形試験片を打ち抜き、水−メチルアル
コール混合溶媒(重量比; 50: So)100ml
中に、35℃で2時間静置し浸せきさせた。その後、試
験片を混合溶媒から取り出し、液体クロマトグラフィー
法により、溶媒中に抽出された薬剤量を定量した。試験
片に含有されていると計算される薬剤量に対する、放出
された薬剤量の割合(%)を、粘着剤の薬剤放出性の評
価とした。放出された薬剤量の割合は、89%であった
。この結果を表2に示す。
剥離し、薬剤としてフルオシノロンアセトニドの1%テ
トラヒドロフラン溶液を、薬剤量として1、2+*g/
100cm2となるように、粘着シートの粘着剤層に塗
布し乾燥して、貼付剤を作製した。この貼付剤から、直
径30mmφの円形試験片を打ち抜き、水−メチルアル
コール混合溶媒(重量比; 50: So)100ml
中に、35℃で2時間静置し浸せきさせた。その後、試
験片を混合溶媒から取り出し、液体クロマトグラフィー
法により、溶媒中に抽出された薬剤量を定量した。試験
片に含有されていると計算される薬剤量に対する、放出
された薬剤量の割合(%)を、粘着剤の薬剤放出性の評
価とした。放出された薬剤量の割合は、89%であった
。この結果を表2に示す。
1−6 の 試
(1−3)で得られた粘着シートから、幅25mmの試
料を切り出し、次の条件を用いなこと以外は、JIS−
Z−0237(保持力)に従って、粘着剤層の保持力値
(H)を試験した。
料を切り出し、次の条件を用いなこと以外は、JIS−
Z−0237(保持力)に従って、粘着剤層の保持力値
(H)を試験した。
試験板への試料の貼付面積: 25mmX 25mm吊
り下げ荷重: 1G00 g 試験中の温度=30±1℃(加温) 測定値:荷重を加えてから、試料の貼付部分が“ズレ”
によって外れ、そして荷重が落下するまでの時間(秒)
を保持力値(H)とする。保持力値は1180 (秒)
であった。この結果を表3に示す。
り下げ荷重: 1G00 g 試験中の温度=30±1℃(加温) 測定値:荷重を加えてから、試料の貼付部分が“ズレ”
によって外れ、そして荷重が落下するまでの時間(秒)
を保持力値(H)とする。保持力値は1180 (秒)
であった。この結果を表3に示す。
1−フ の −(1−
3)で得られた粘着シートから、幅25m+mの試料を
切り出し、次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−
0237(180度引きはがし法帖着力)に従って、粘
着剤層の粘着力値(F)を試験した。
3)で得られた粘着シートから、幅25m+mの試料を
切り出し、次の条件を用いたこと以外は、JIS−Z−
0237(180度引きはがし法帖着力)に従って、粘
着剤層の粘着力値(F)を試験した。
試験中の温度=23±2℃(室温)
測定値:引きはがしがなされる荷重のg(ダラム)で表
示する。粘着力値は、551(g/25a+m)であっ
た。
示する。粘着力値は、551(g/25a+m)であっ
た。
(1−6)の保持力試験およびこの粘着力試験でそれぞ
れ得られた保持力[(H)および粘着力値(F)に基づ
いて、H/Fの値を算出した。H/Fは2.14であっ
た。また、この粘着力試験で引きはがしがなされた後の
粘着剤の凝集破壊状況について目視観察したところ、粘
着剤の凝集破壊は認められなかった。これらの結果を表
3に示す。
れ得られた保持力[(H)および粘着力値(F)に基づ
いて、H/Fの値を算出した。H/Fは2.14であっ
た。また、この粘着力試験で引きはがしがなされた後の
粘着剤の凝集破壊状況について目視観察したところ、粘
着剤の凝集破壊は認められなかった。これらの結果を表
3に示す。
アクリル酸−2−エチルヘキシル too重量部アクリ
ル酸ブチル 100重量部メタクリル酸−
n−ドデシル roomlkH5ラウリルアルコー
ル 50重量部ラウリルメルカプタン
0.01重量部上記処方を、攪拌式・還流式反応容器
に仕込み、N2気流中にて、50℃で20時間、モして
60”Cで20時間にわたり、各反応物を攪拌し重合さ
せた。反応容器には、重合触媒として、 0.6重量部
の過酸化ラウロイルをトルエン30重量部に溶解させた
溶液を、1/10量ずつ3時間間隔で投入した。重合反
応後、粘稠な液状ポリマーが得られた。このポリマーの
粘度は、約12万センチポイズであり、そして分子量は
、平均して、約4万でありた。このポリマーは、分子量
からしてオリゴマーの領域に入り、液体として挙動する
ため、そのままでは粘着剤として使用できない。
ル酸ブチル 100重量部メタクリル酸−
n−ドデシル roomlkH5ラウリルアルコー
ル 50重量部ラウリルメルカプタン
0.01重量部上記処方を、攪拌式・還流式反応容器
に仕込み、N2気流中にて、50℃で20時間、モして
60”Cで20時間にわたり、各反応物を攪拌し重合さ
せた。反応容器には、重合触媒として、 0.6重量部
の過酸化ラウロイルをトルエン30重量部に溶解させた
溶液を、1/10量ずつ3時間間隔で投入した。重合反
応後、粘稠な液状ポリマーが得られた。このポリマーの
粘度は、約12万センチポイズであり、そして分子量は
、平均して、約4万でありた。このポリマーは、分子量
からしてオリゴマーの領域に入り、液体として挙動する
ため、そのままでは粘着剤として使用できない。
2−2 の5
表面にシリコーン剥離処理がなされた剥離紙の剥離性表
面に、<2−1)で得られた粘着剤溶液を、乾燥後の厚
さが約80μm(±10μm)となるように塗布し乾燥
して、粘着剤層を形成した。次いで、塗布面に対し、電
子線照射機を用いて、12メガラドの電子線を照射した
。電子線照射後の粘着剤層から得られる粘着剤層のTg
は、−78℃であった。
面に、<2−1)で得られた粘着剤溶液を、乾燥後の厚
さが約80μm(±10μm)となるように塗布し乾燥
して、粘着剤層を形成した。次いで、塗布面に対し、電
子線照射機を用いて、12メガラドの電子線を照射した
。電子線照射後の粘着剤層から得られる粘着剤層のTg
は、−78℃であった。
電子線照射後には、粘着剤層の流動性は完全に失われた
。粘着剤層を、親指と人差指の間に挟んで圧力をかけた
後、剥離する際には、粘着剤層は一旦引き伸ばされるも
のの、徐々に弾性力を増し、そして、いずれかの指に粘
着剤層の全てが移行した。粘着剤層が糸状になって凝集
破壊を起こすことはなかった。また、この粘着剤層は、
シクロヘキサンのような有機溶媒に難溶であった。これ
は、粘着剤層を構成するポリマーが、電子線照射により
架橋反応を起こして分子量が増大したと考えられる。
。粘着剤層を、親指と人差指の間に挟んで圧力をかけた
後、剥離する際には、粘着剤層は一旦引き伸ばされるも
のの、徐々に弾性力を増し、そして、いずれかの指に粘
着剤層の全てが移行した。粘着剤層が糸状になって凝集
破壊を起こすことはなかった。また、この粘着剤層は、
シクロヘキサンのような有機溶媒に難溶であった。これ
は、粘着剤層を構成するポリマーが、電子線照射により
架橋反応を起こして分子量が増大したと考えられる。
2−3 シートの
裏打支持体として、厚さ90μmのエチレン−酢酸ビニ
ル共inフィルム(EVA、 t[ビニル:エチレン=
30ニア0.一方の表面にコロナ放電処理を施した)を
使用し、このコロナ放電処理面と(2−2)で得られた
粘着剤層とを接触させたこと以外は、実施例1の(1−
3)と同様の方法により、粘着シートを作製した。この
粘着シートの剥離紙を剥した後、粘着剤層上に薬剤溶液
を塗布または噴霧すれば、貼付剤として供し得る。
ル共inフィルム(EVA、 t[ビニル:エチレン=
30ニア0.一方の表面にコロナ放電処理を施した)を
使用し、このコロナ放電処理面と(2−2)で得られた
粘着剤層とを接触させたこと以外は、実施例1の(1−
3)と同様の方法により、粘着シートを作製した。この
粘着シートの剥離紙を剥した後、粘着剤層上に薬剤溶液
を塗布または噴霧すれば、貼付剤として供し得る。
2−4の
(2−3>で得られた粘着シートを用いたこと以外は、
実施例1の(1−4)と同様の方法により、粘着剤層の
貼付性を試験した。この結果を表1に示す。
実施例1の(1−4)と同様の方法により、粘着剤層の
貼付性を試験した。この結果を表1に示す。
2−5の
(2−3>で得られた粘着シートを用いたこと以外は、
実施例1の(1−5)と同様の方法により、貼付剤を作
製しそして粘着剤層の薬剤放出性試験を行った。
実施例1の(1−5)と同様の方法により、貼付剤を作
製しそして粘着剤層の薬剤放出性試験を行った。
その結果、放出された薬剤量の割合は、79%であった
。この結果を表2に示す。
。この結果を表2に示す。
−6の
(2−3)で得られた粘着シートを用いたこと以外は、
実施例1と同様にして、粘着剤層の保持力値(H)を測
定した。保持力値は1255 (秒)であった。この結
果を表3に示す。
実施例1と同様にして、粘着剤層の保持力値(H)を測
定した。保持力値は1255 (秒)であった。この結
果を表3に示す。
2−7 斉の 試
(2−3)で得られた粘着シートを用いたこと以外は、
実施例1と同様にして、粘着剤層の粘着力値(H)を測
定した。粘着力値671 (g/25am>であった。
実施例1と同様にして、粘着剤層の粘着力値(H)を測
定した。粘着力値671 (g/25am>であった。
(2−6)の保持力試験およびこの粘着力試験でそれぞ
れ得られた保持力値(H)および粘着力値(F)に基づ
いて、H/Fの値を算出した。H/Fは1.87であっ
た。また、この粘着力試験で引きはがしがなされた後の
粘着剤の凝集破壊状況について目視観察したところ、粘
着剤の凝集破壊は認められなかった。この結果を表3に
示す。
れ得られた保持力値(H)および粘着力値(F)に基づ
いて、H/Fの値を算出した。H/Fは1.87であっ
た。また、この粘着力試験で引きはがしがなされた後の
粘着剤の凝集破壊状況について目視観察したところ、粘
着剤の凝集破壊は認められなかった。この結果を表3に
示す。
アクリル酸−2−エチルヘキシル 152重量部メタ
クリル酸ブチル 60重量部酢酸ビニル
20重量部メタクリル酸
8重量部上記処方を、酢酸エチルによって
40%となるよにして攪拌式・還流式反応容器に仕込み
、N2気流中にて、60℃で6時間、70℃で10時間
、そして系の沸点(約77℃)で14時間にわたり、各
反応物を攪拌し重合させた。反応容器には、重合触媒と
して、上記モノマーの全量の0.4モル%の過酸化ラウ
ロイルを使用し、0.04モル%ずつ3時間ごとに5回
、そして0.05モル%ずつ3時間ごとに4回に分けて
加えた。重合反応後、粘稠な(約4.400cps)ポ
リマーが得られた。このポリマーの極限粘度(30°C
、トルエン溶媒系)は1.577であった。得られたポ
リマーのガラス転移温度(Tg)は、DSC法により、
−38℃であった。
クリル酸ブチル 60重量部酢酸ビニル
20重量部メタクリル酸
8重量部上記処方を、酢酸エチルによって
40%となるよにして攪拌式・還流式反応容器に仕込み
、N2気流中にて、60℃で6時間、70℃で10時間
、そして系の沸点(約77℃)で14時間にわたり、各
反応物を攪拌し重合させた。反応容器には、重合触媒と
して、上記モノマーの全量の0.4モル%の過酸化ラウ
ロイルを使用し、0.04モル%ずつ3時間ごとに5回
、そして0.05モル%ずつ3時間ごとに4回に分けて
加えた。重合反応後、粘稠な(約4.400cps)ポ
リマーが得られた。このポリマーの極限粘度(30°C
、トルエン溶媒系)は1.577であった。得られたポ
リマーのガラス転移温度(Tg)は、DSC法により、
−38℃であった。
1°−2剤 のイ
(1−1)で得られた粘着剤溶液を用い、電子線照射を
施さなかったこと以外は、実施例1の(1−2)と同様
の方法により、シリコーン剥離紙上に粘着剤層を形成し
た。
施さなかったこと以外は、実施例1の(1−2)と同様
の方法により、シリコーン剥離紙上に粘着剤層を形成し
た。
1°−3シートの 7
(1’−2)で得られた粘着剤層を用いたこと以外は、
実施例1の(1−3)と同様の方法により、粘着シート
を作製した。この粘着シートの剥離紙を剥した後、粘着
剤層上に薬剤溶液を塗布または噴霧すれば、貼付剤とし
て供し得る。
実施例1の(1−3)と同様の方法により、粘着シート
を作製した。この粘着シートの剥離紙を剥した後、粘着
剤層上に薬剤溶液を塗布または噴霧すれば、貼付剤とし
て供し得る。
1°−4の 試験
(1’−3)で得られた粘着シートを用いたこと以外は
、実施例1の(1−4)と同様の方法により、粘着剤層
の貼付性試験を行った。この結果を表1に示す。
、実施例1の(1−4)と同様の方法により、粘着剤層
の貼付性試験を行った。この結果を表1に示す。
1°−5の
(1−3>で得られた粘着シートを用いたこと以外は、
実施例1の(1−5)と同様の方法により、貼付剤を作
製しそして粘着剤層の薬剤放出性試験を行った。その結
果、放出された薬剤量の割合は、53%であった。この
結果を表2に示す。
実施例1の(1−5)と同様の方法により、貼付剤を作
製しそして粘着剤層の薬剤放出性試験を行った。その結
果、放出された薬剤量の割合は、53%であった。この
結果を表2に示す。
l゛−6剤の 試
(1’−3)で得られた粘着シートを用いたこと以外は
、実施例1と同様にして、粘着剤の保持力値(H)を測
定した。保持力値は277(秒)であった。
、実施例1と同様にして、粘着剤の保持力値(H)を測
定した。保持力値は277(秒)であった。
この結果を表3に示す。
1“−7の 試
(1’−3)で得られた粘着シートを用いたこと以外は
、実施例1と同様にして、粘着力値()()を測定した
。粘着力値26 tI<g/25mm>であった。
、実施例1と同様にして、粘着力値()()を測定した
。粘着力値26 tI<g/25mm>であった。
(1′−6)の保持力試験およびこの粘着力試験でそれ
ぞれ得られた保持力値(H)および粘着力値(F)に基
づいて、H/Fの値を算出した。H/Fは1゜05であ
った。また、この粘着力試験で引きはがしがなされた後
の粘着剤の凝集破壊状況について巨視観察したところ、
粘着剤の凝集破壊は認められなかった。この結果を表3
に示す。
ぞれ得られた保持力値(H)および粘着力値(F)に基
づいて、H/Fの値を算出した。H/Fは1゜05であ
った。また、この粘着力試験で引きはがしがなされた後
の粘着剤の凝集破壊状況について巨視観察したところ、
粘着剤の凝集破壊は認められなかった。この結果を表3
に示す。
(以下余白)
表2
表3
実施例および比較例から明らかなように、本実施例の粘
着剤層は、−71”C以下のガラス転移温度(丁g)を
有するため、柔軟で皮膚の動きに追随しやすく、粘着性
に優れている。この粘着剤層を有する粘着シートを、人
体の皮膚に貼付しても、粘着剤層の皮膚への馴染みおよ
び付着性に優れるため、シートの剥離や位置ずれ、糸引
き、粘着剤の滲み出しは全く見られない。この粘着シー
トを剥離後に、粘着剤が皮膚に残留することもほとんど
ない。
着剤層は、−71”C以下のガラス転移温度(丁g)を
有するため、柔軟で皮膚の動きに追随しやすく、粘着性
に優れている。この粘着剤層を有する粘着シートを、人
体の皮膚に貼付しても、粘着剤層の皮膚への馴染みおよ
び付着性に優れるため、シートの剥離や位置ずれ、糸引
き、粘着剤の滲み出しは全く見られない。この粘着シー
トを剥離後に、粘着剤が皮膚に残留することもほとんど
ない。
この粘着剤層は、薬剤を多量に含有し得、しかも薬剤放
出性が高い。また、この粘着剤層は、電子線照射により
ポリマー分子間に架橋が施されているため、粘着性と凝
集性のバランスに優れている。
出性が高い。また、この粘着剤層は、電子線照射により
ポリマー分子間に架橋が施されているため、粘着性と凝
集性のバランスに優れている。
このことは、この粘着剤を含有する粘着剤層の粘着力値
(F)が200g以上であると共に、保持力値(H)と
粘着力値(F)の比:H/F>0.3であることから、
証明される。従って、この粘着剤層から得られる粘着シ
ートを人体の皮膚に貼付しても、粘着シートが剥がれる
ことはない。粘着シートの剥離後に、人体の皮膚に粘着
剤が残留することもないO ガラス転移温度(Tg)が−71°Cより高(ポリマー
分子間に架橋を有しない粘着剤層は、皮膚への付着性や
粘着性に欠ける。この粘着剤層から得られる粘着シート
を、人体の皮膚に貼付すると、皮膚との馴染みが悪いた
め、シートの剥がれや位置ずれが起こりやすい。この粘
着剤は、薬剤の溶解性が低く、また薬剤放出性にも劣る
。また、この粘着剤層は、粘着性と凝集性のバランスも
悪い。
(F)が200g以上であると共に、保持力値(H)と
粘着力値(F)の比:H/F>0.3であることから、
証明される。従って、この粘着剤層から得られる粘着シ
ートを人体の皮膚に貼付しても、粘着シートが剥がれる
ことはない。粘着シートの剥離後に、人体の皮膚に粘着
剤が残留することもないO ガラス転移温度(Tg)が−71°Cより高(ポリマー
分子間に架橋を有しない粘着剤層は、皮膚への付着性や
粘着性に欠ける。この粘着剤層から得られる粘着シート
を、人体の皮膚に貼付すると、皮膚との馴染みが悪いた
め、シートの剥がれや位置ずれが起こりやすい。この粘
着剤は、薬剤の溶解性が低く、また薬剤放出性にも劣る
。また、この粘着剤層は、粘着性と凝集性のバランスも
悪い。
(発明の効果)
本発明は、このように粘着剤のガラス転移温度(Tg)
が−71℃以下であり、かつ粘着剤層を構成するポリマ
ー分子間に電子線照射により架橋が施されているため、
皮膚との馴染みが良好であり、付着性や粘着性に優れる
。この粘着剤層は、Tgが低いにもかかわらず、ポリマ
ー分子間の架橋のために、粘着性と凝集性のバランスに
も優れている。
が−71℃以下であり、かつ粘着剤層を構成するポリマ
ー分子間に電子線照射により架橋が施されているため、
皮膚との馴染みが良好であり、付着性や粘着性に優れる
。この粘着剤層は、Tgが低いにもかかわらず、ポリマ
ー分子間の架橋のために、粘着性と凝集性のバランスに
も優れている。
また、この粘着剤層は、多量の薬剤を溶解し得、そして
薬剤の放出性も高い。従って、この粘着剤層から得られ
る貼付剤を人体の皮膚に貼付しても、粘着剤層の剥離や
位置ずれが少ない。貼付剤の剥離後に、粘着剤が皮膚に
残留することもない。従りて、この貼付剤によれば、患
者は、痛みや不快感を感じることがなくなる。粘着剤層
のTg値と、電子線照射量とを組合せることにより、粘
着剤の素材として用いられる物質の選択範囲も広げられ
る。また、この粘着剤層は薬剤放出性が高いため、この
粘着剤層を有する貼付剤を用いれば、薬効が高まり薬剤
の利用効率が増大する。1つの粘着剤層に多量の薬剤が
含有され得るため、経済的でもある。粘着剤層のTg値
と、ポリマーの架橋密度とを組合せることにより、粘着
剤の素材として用いられる物質の選択範囲も広げられる
。
薬剤の放出性も高い。従って、この粘着剤層から得られ
る貼付剤を人体の皮膚に貼付しても、粘着剤層の剥離や
位置ずれが少ない。貼付剤の剥離後に、粘着剤が皮膚に
残留することもない。従りて、この貼付剤によれば、患
者は、痛みや不快感を感じることがなくなる。粘着剤層
のTg値と、電子線照射量とを組合せることにより、粘
着剤の素材として用いられる物質の選択範囲も広げられ
る。また、この粘着剤層は薬剤放出性が高いため、この
粘着剤層を有する貼付剤を用いれば、薬効が高まり薬剤
の利用効率が増大する。1つの粘着剤層に多量の薬剤が
含有され得るため、経済的でもある。粘着剤層のTg値
と、ポリマーの架橋密度とを組合せることにより、粘着
剤の素材として用いられる物質の選択範囲も広げられる
。
以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、粘着剤と薬剤とを含有する粘着剤層が、裏打支持体
上に設けられている貼付剤において、該粘着剤は、(メ
タ)アクリル酸エステルポリマーから主として構成され
、該粘着剤層は電子線照射されて該ポリマーの少なくと
も一部が架橋されており、架橋後の粘着剤のガラス転移
温度(Tg)が−71℃以下であり、 該粘着剤層の保持力値(H)および粘着力値(F)は以
下のa式およびb式の関係を満足する貼付剤。 H/F>0.3(秒/g)…a F>200(g)…b
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1250952A JP2572133B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1250952A JP2572133B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 貼付剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03112557A true JPH03112557A (ja) | 1991-05-14 |
| JP2572133B2 JP2572133B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=17215452
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1250952A Expired - Fee Related JP2572133B2 (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 貼付剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572133B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002306589A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-22 | Nitto Denko Corp | 医療衛生用粘着剤組成物および該組成物を用いてなる粘着テープもしくはシート |
| JP2011012010A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 貼付剤の製造方法および貼付剤製造装置 |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP1250952A patent/JP2572133B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002306589A (ja) * | 2001-04-16 | 2002-10-22 | Nitto Denko Corp | 医療衛生用粘着剤組成物および該組成物を用いてなる粘着テープもしくはシート |
| JP2011012010A (ja) * | 2009-07-01 | 2011-01-20 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | 貼付剤の製造方法および貼付剤製造装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2572133B2 (ja) | 1997-01-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |