JPH03125305A - 磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドおよびその製造方法

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JPH03125305A
JPH03125305A JP26464589A JP26464589A JPH03125305A JP H03125305 A JPH03125305 A JP H03125305A JP 26464589 A JP26464589 A JP 26464589A JP 26464589 A JP26464589 A JP 26464589A JP H03125305 A JPH03125305 A JP H03125305A
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JP
Japan
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thin film
magnetic
weight
magnetic head
soft magnetic
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JP26464589A
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English (en)
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Masahiro Miyazaki
雅弘 宮崎
Koichi Terunuma
幸一 照沼
Hiroaki Kawashima
川島 宏明
Koji Terasono
晃二 寺園
Takayuki Komatsu
高行 小松
Kazumasa Matsushita
和正 松下
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、磁気ヘッド、特にメタル・イン・ギャップ(
MIG)型の磁気ヘッドと、エンハンスト・デュアル・
ギャップ・レングス(EDG)型の磁気ヘッドと、薄膜
磁気ヘッドと、磁気ヘッドの製造方法とに関する。
〈従来の技術〉 フェライト製の第1および第2コアの少なくとも一方の
ギャップ部対向面にコアよりも飽和磁束密度Bsの高い
センダスト等の軟磁性薄膜を有するMIG型磁気ヘッド
が知られている。
この磁気ヘッドでは、軟磁性薄膜から強力な磁束を磁気
記録媒体に印加できるため、高い保磁力を有する媒体に
有効な記録が行える。
また、高密度記録や高速データ転送が可能である等の優
れた諸特性を有する浮上型の薄膜磁気ヘッドが実用化さ
れてきている。
そして、薄膜磁気ヘッドでも高密度の磁束を発生するた
め、上部および下部磁極層には、飽和磁束密度B3の高
いパーマロイ、センダスト等の軟磁性薄膜が用いられる
ところで、MIG型磁気ヘッドやEDG型磁気ヘッドの
場合、例えばコアをガラス溶着する際に、軟磁性薄膜に
は応力や歪が加わり、その状態で熱処理される。
また、薄膜磁気ヘッドでも、例えば軟磁性薄膜上には厚
い保護層がスパッタリングで形成され、このときプラズ
マに曝される。 このため軟磁性薄膜は、やはり応力や
歪が加わった状態で熱処理される。
従って、磁気ヘッドに用いる軟磁性薄膜には、このよう
な過酷な条件下での耐熱性が要求される。
しかし、センダスト、パーマロイ等の軟磁性薄膜は、耐
熱性が低い。
このため、磁気ヘッドに用いたとき、低い保磁力Hcと
、高い透磁率μが得られない。
加えて、このような軟磁性薄膜の飽和磁束密度Bsは、
高々10000〜11000G程度である。
このため、従来の磁気ヘッドでは、オーバーライド特性
や記録・再生感度等の電磁変換特性が不十分であり、特
に高保磁力を有する磁気記録媒体の場合には、より一′
層高いBsやμと、低いHcとが要求されている。
また、A25重量%、Si 10重量%のFe−A℃−
Si合金であるセンダスト薄膜を用いた磁気ヘッドでは
、例えば、磁気ヘッド作製時の研削の際に軟磁性薄膜の
チッピングが生じたり、また熱膨張係数の違いやヘッド
ピースの切断等による軟磁性薄膜の剥離が生じやすい。
加えて、センダスト等の軟磁性薄膜は耐食性や耐摩耗性
が低い。
このため、歩留りが低下し、磁気ヘッドの信頼性も不充
分である。
ところで、センダストにかわる軟磁性材質としてFeに
、A℃4重量%、Si6重量%、Ni3重量%を添加し
たFe−Aβ−8i−Ni4元素合金であるスーパーセ
ンゲストが知られている。
このものは、センダストより飽和磁束密度B8が高い。
 また、スーパーセンダストのバルク材は圧延加工が可
能で、板材として用いられている。
このFe−AJ2−3L−Niスーパーセンダストを軟
磁性薄膜とすれば、高いB8が得られるが、センダスト
と同様耐熱性が低く、熱処理によって結晶粒が成長し、
保磁力Hcが大幅に増加し、透磁率μが低下してしまう
このため磁気ヘッドに使用しても記録・再生感度が不十
分である。
加えて、耐食性や耐摩耗性も低いため、例えば、磁気ヘ
ッドの軟磁性薄膜部分だけが偏摩耗しやす(、さらには
ヘッド加工に際して剥離してしまい信頼性の高い磁気ヘ
ッドを得ることば困難である。
本発明の目的は、磁気ヘッド特有の過酷な条件下での耐
熱性や耐食性さらに耐摩耗性が高い軟磁性薄膜を用いる
ことにより、保磁力Hcが低く、飽和磁束密度Bsが高
い軟磁性薄膜を有し、ヘッド加工中の軟磁性薄膜のチッ
ピングや剥離等がな(、歩留りや信頼性の高いMIG型
磁気ヘッドやEDG型磁気ヘッド、さらには薄膜磁気ヘ
ッド、ならびにこのような磁気ヘッドの製造方法を提供
することにある。
く課題を解決するための手段〉 このような目的は下記の本発明(1)〜(8)によって
達成される。
(1)一対のコア間に、軟磁性薄膜を有する磁気ヘッド
であって、 前記軟磁性薄膜が、Fe : 83〜90重量%、Aβ
:2.3〜4.7重量%、Si:4.0〜7.7重量%
、Ni:2.0〜7.6.25重量%、ならびにZr、
TiおよびRuから選ばれる1〜3種:O,oi〜6.
5重量%を含有することを特徴とする磁気ヘッド。
(2)前記一対のコアを作業温度Twが450〜750
℃の溶着ガラスにより溶着一体化した上記(1)に記載
の磁気ヘッド。
(3)上部磁極層と、下部磁極層と、保護層とを有する
薄膜磁気ヘッドであって、 前記上部磁極層および下部磁極層が、Fe二83〜90
重量%、Aβ:2.3〜4.7重量%、Si:4.0〜
7.7.7重量%、Ni:2.0〜6.25重量%、な
らびにZr、TiおよびRuから選ばれる1〜3種:O
,O1〜6.5重量%を含有する軟磁性薄膜であること
を特徴とする磁気ヘッド。
(4)前記軟磁性薄膜が、さらに窒素および/または酸
素を0.01〜3.5重量%含有する上記(1)ないし
く3)のいずれかに記載の磁気ヘッド。
(5)前記軟磁性薄膜の結晶粒の平均粒子径が、50〜
400人である上記(1)ないしく4)のいずれかに記
載の磁気ヘッド。
(6)前記軟磁性薄膜の飽和磁束密度Bsが15000
G以上であり、保磁力Hcが1,50e以下である上記
(1)ないしく5)のいずれかに記載の磁気ヘッド。
(7)磁気回路中に軟磁性薄膜を有する磁気ヘッドを製
造するにあたり、 Fe:83〜90重量%、An:2.3〜4.7重量%
、Si:4.0〜7.7.7重量%、Ni:2.0〜7
.6.25重量%、ならびにZr、TiおよびRuから
選ばれる1〜3種二0.01〜6.5重量%を含有する
薄膜を成膜した後、 不活性ガス雰囲気下で、400〜8oo℃に加熱し、 結晶粒の平均粒子径が50〜400人である軟磁性薄膜
を形成することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
(8)前記軟磁性薄膜が、さらに窒素および/または酸
素を0.01〜3.5重量%含有する上記(7)に記載
の磁気ヘッドの製造方法。
く作用〉 本発明の磁気ヘッドに用いる軟磁性薄膜には、Fe、A
l、SiおよびNiを含有するスーパーセンダスト組成
に、Zr、TiおよびRuから選ばれる1〜3種を添加
することにより、結晶粒を微細化させる。
そして、耐食性や耐摩耗性や加工性や耐熱性、特に磁気
ヘッド作製時特有の応力や歪が加わった過酷な条件下で
の耐熱性を向上させ、加えて、保磁力Hcを低下させる
また、Niの添加により飽和磁束密度Bsを向上させる
ことができる。
このため、本発明の磁気ヘッドの軟磁性薄膜は、飽和磁
束密度Bsが高(、保磁力Heが低(、透磁率μが高い
従って、本発明の磁気ヘッドは、オーバーライド特性や
、記録・再生感度が高く、優れた電磁変換特性を有する
また、Niの添加により軟磁性薄膜の加工性がさらに向
上し、磁気ヘッドの研削の際の軟磁性薄膜のチッピング
や剥離等を防止することができる。 加えて、熱膨張係
数の違いやヘッドピースの切断等による軟磁性薄膜の剥
離を防止できる。
また、フェライト上に設層したとき、偏摩耗はきわめて
少ない。
このため歩留りや磁気ヘッドの信頼性が向上する。
また、本発明では、軟磁性薄膜にさらに窒素を添加して
、結晶粒をより微細化させ、しかも安定な窒化物を形成
させることができる。
このようにして、耐熱性や耐食性はより一層向上し、加
えて保磁力Hcはより一層低下する。
また、軟磁性薄膜にさらに酸素を添加して、元素の一部
を酸化させ、硬度を向上させることができる。
このようにして、磁気ヘッドの耐摩耗性をより一層向上
させ信頼性の高い磁気ヘッドを実現できる。
なお、特開昭60−218820号公報や同60−22
0913号公報には、Feと、2〜10重量%のAl1
と、3〜16重量%のsiと、0.005〜4重量%の
窒素とを含有するセンダストを改良したタイプの磁性薄
膜が開示されている。
そして、Fe、Al1およびSi系、いわゆるセンダス
ト組成にN2を添加することで、透磁率μや硬度が向上
し、Feの1部をCoと置換することによって飽和磁束
密度Bsが向上し、Niと置換することによってBsを
減少させることなくμを高い状態に保つことができる旨
が記載されている。
さらには、耐食性や耐摩耗性を改善するために、Sc、
Y、La、Ce、Nd、Gd等のランタン系列元素を含
むIIIA族元素、Ti、Zr、Hf等のIV A族元
素、■、Nb、Ta等のVAA族元素Cr、Mo、W等
のVrA族元素、Mn%Tc、Re等の■AA族元素C
u。
Al、Au等のIB族元素、Ga、In、Ge、Sn、
Sb等から選ばれる1種以上な0〜10重量%添加して
もよいとされている。
しかしこの公報に示される磁性薄膜の磁気特性は、磁気
ヘッドに用いた場合の特性ではなく、基板上に成膜して
熱処理を行って測定されたものである。
このため、応力や歪が加わった過酷な条件で熱処理され
る磁気ヘッドに使用するには、耐熱性が不十分である。
さらに、具体例の飽和磁束密度Bsは、高々12000
Gである。
従って、このような軟磁性薄膜を有する磁気ヘッドでは
、感度が低く、オーバーライド特性も不十分である。
そして、この公報には、Fe、Al1、SiおよびNi
を含有するスーパーセンダストに、Zr、TiおよびR
uから選ばれる1〜3種を添加した具体例は示されてい
ない。
加えて、本発明によって得られる選択的効果、すなわち
、Fe%Aβ、SLおよびNiと、Zr、TiおよびR
uから選ばれる1〜3種とを併用することにより軟磁性
薄膜の加工性が向上し、軟磁性薄膜のチッピングが防止
でき、熱処理時における熱膨張係数の違いやヘッドピー
スの切断等による軟磁性薄膜の剥離を防止でき、しかも
磁気ヘッドに使用する場合の過酷な条件下で優れた耐熱
性が得られることは示唆すらされていない。
〈発明の具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成を詳細に説明する。
本発明のMIG型磁気ヘッドの好適実施例を、第1図お
よび第2図に示す。
第1図に示される磁気ヘッドは、第1コア1と、ギャッ
プ部対向面に、軟磁性薄膜4が形成されている第2コア
2とを有し、両コアがギャップ5を介して接合され、溶
着ガラス3により溶着一体化されている。
また、第2図に示される磁気ヘッドは、軟磁性薄膜4を
第1コア1、第2コア2の双方のギャップ部対向面に形
成したタイプのものである。
本発明において、コア1.2はフェライトがら構成され
ることが好ましい。
この場合、用いるフェライトに特に制限はないが、Mn
−ZnフェライトまたはNi−Znフェライトを、目的
に応じて用いることが好ましい。
Mn−Znフェライトとしては、F e 20 a50
〜60モル%程度、ZnO3〜 25モル%程度、残部
が実質的にMnOのものが好適である。
また、N 1−Znフェライトは特に高周波領域におい
て優れた特性を示すものであり、好ましい組成としては
、F e 20 sが30〜6゜モル%、NiOが15
〜50モル%、ZnOが5〜40モル%程度のものであ
る。
コア1,2の直流での飽和磁束密度Bsは、好ましくは
3,000〜6,0OOGとする。 飽和磁束密度が前
記範囲未満であると、オーバーライド特性が低下する他
、このような飽和磁束密度の組成では、キュリー温度が
低(なるため熱的安定性が低下してしまう。 前記範囲
をこえると、磁歪が増加して磁気ヘッドとしての特性が
悪化したり、着磁し易くなる。
コア1.2の直流での初透磁率μ、は 1.000以上、保磁力Hcは0.30e以下であるこ
とが好ましい。
また、コア1.2のギャップ部対向面は、鏡面研磨等に
より平滑化し、後述する軟磁性薄膜4等が形成され易い
ようにすることが好ましい。
軟磁性薄膜4は、記録時に密度の高い磁束を発生させ、
高い保磁力を有する磁気記録媒体に有効な記録を行なう
ために設けられる。
本発明に用いる軟磁性薄膜4は、Fe、AJ2、Siお
よびNiと、Zr、TiおよびRuから選ばれる1〜3
種とを含有する。
この場合、Feの含有量は、83〜90重量%、好まし
くは85〜87.8重量%程度である。
前記範囲未満では、飽和磁束密度B3が低下し、磁気ヘ
ッドに用いた場合オーバーライド特性が低下してしまう
。 このため高保磁力媒体への記録が困難である。
前記範囲をこえると飽和磁束密度B8は増加するが、同
時に磁歪が大きくズしてしまう。
このため軟磁気特性が劣化、すなわちHCが増加し、μ
が低下し磁気ヘッドとしての再生感度が低下する傾向に
ある。
なお、Feの1部を3重量%以下の範囲にてCOに置換
してもよい。
Aβの含有量は、2.3〜4.7重量%、好ましくは2
.5〜3,9重量%程度である。
前記範囲未満では軟磁気特性を出すためのDos 規則
構造をとることができず軟磁性が得られない傾向にある
前記範囲をこえるとガラス溶着等の工程で、Alが拡散
し、ガラスおよびフェライトとの界面で反応をおこす可
能性がある。 このような反応がおきると軟磁気特性は
劣化する。
Siの含有量は、4.0〜7.7重量%、好ましくは6
.1〜7.7重量%程度である。
前記範囲未満では軟磁気特性を生じさせるD Oa規則
構造を形成できない傾向にある。
前記範囲をこえると適正組成ではないため、軟磁気特性
が劣化する傾向にある。
Niは、磁気ヘッド研削時の軟磁性薄膜のチッピング防
止等の加工性を向上させるためや、熱処理時における熱
膨張係数の違いやヘッドピースの切断等による軟磁性薄
膜の剥離防止、さらには飽和磁束密度B6を向上させる
ために添加される。
この場合、Niの含有量は2.0〜6.25重量%、好
ましくは3.1〜5.2重量%程度である。
前記範囲未満では十分に、飽和磁束密度B8を向上させ
ることができず、軟磁気特性も向上しない傾向にある。
前記範囲をこえると軟磁気特性が劣化し、しかも飽和磁
束密度Bsが低下し、オーバーライド特性が悪化する傾
向にある。
また、Zr、TiおよびRuから選ばれる1〜3種は、
耐熱性や耐食性や耐摩耗性や加工性を向上させ、加えて
保磁力H0を低下させるために添加される。
この場合Zr、TiおよびRuから選ばれる1〜3種の
含有量は、0.01〜6.5重量%である。
前記範囲未満では添加効果があられれない傾向にある。
前記範囲をこえると飽和磁束密度B3が低下し、軟磁気
特性が劣化する傾向にある。
そして、Zrを単独で用いるときの含有量は、o、oi
〜6.5重量%、より好ましくは0.03〜4重量%程
度が好ましい。
Tiを単独で用いるときの含有量は、 0.01〜6.0重量%、より好ましくは0.03〜3
重量%程度が好ましい。
Ruを単独で用いるときの含有量は、 0.02〜3.5重量%程度が好ましい。
また、Zr、TiおよびRuから選ばれる2〜3種を同
時に併用する場合は、0.01〜6.5重量%、より好
ましくは0.03〜3重量%程度が好ましい。
この場合、Zr、TiおよびRuの重量比Zr/Ti、
Ru/ZrおよびRu / T iはそれぞれ0.1〜
10程度が好適である。
そして、本発明では、さらに窒素および/または酸素を
0.01〜3.5重量%、より好ましくは0.05〜2
.5重量%程度含有することが好ましい。
窒素および/または酸素を添加することにより本発明の
効果はより−M向上する。
ただし、前記範囲未満では添加効果がはりきりとあられ
れない傾向にある。
前記範囲をこえると逆に軟磁気特性を劣化させる傾向に
ある。
なお本発明では、前記の耐摩耗性の高い軟磁性薄膜4を
有するため、磁気ヘッド摺動面を例えばポリッシング等
で鏡面加工した際の軟磁性薄膜の偏摩耗を防止できる。
ここで、磁気ヘッド完成時における軟磁性薄膜4の50
Hzでの保磁力Heは、1.50e以下、より好ましく
は1.OOe以下であることが好ましい。
5 MHzでの初透磁率μmは、1000以上であるこ
とが好ましい。
保磁力Hcが前記範囲をこえると、あるいは初透磁率μ
mが前記範囲未満であると、記録・再生感度が低下する
傾向にある。
また、軟磁性薄膜4の飽和磁束密度Bsは、15000
G以上であることが好ましい。
前記範囲未満であるとオーバーライド特性が悪化し、特
に高保磁力の磁気記録媒体への記録が困難である。
また、軟磁性薄膜4の結晶粒の平均粒子径りは、50〜
400人、より好ましくは100〜300人、特に好ま
しくは150〜250人程度であることが好ましい。
本発明では、軟磁性薄膜4の組成を前記範囲内とするこ
とにより、例えば下記に示される特性を得ることができ
る。
保磁力He(50Hz):0. 1〜1. 5 0e 
特に0. 1〜1.  OOe 初透磁率μ、(5MHz): 1000〜3000飽和
磁束密度Bs(DC):15000〜6500G 特に15000〜16000G 結晶粒の平均粒子径D:150〜250人耐熱温度二6
80〜750℃ ここに耐熱温度とは、熱処理を行ったとき保磁力Hcが
急激に増加する温度であり、前記の場合は保磁力Hcが
1.50eになる温度である。
この場合、軟磁性薄膜4の磁気特性の測定は、軟磁性薄
膜4を磁気ヘッドに形成する場合と同一条件で非磁性基
板上に成膜し、同一条件の熱処理等を行った後、例えば
下記のとおり行えばよい。
透磁率(μ):8の字コイル型パーミアンステスタによ
り5 moeの測定磁場の もとで行なう 保磁力(Hc):薄膜ヒストロスコープ飽和磁束密度(
Bs):VSMによりl0KGの測定磁場のもとで行な
う また、結晶粒の平均粒子径りは、X線回折線の(220
)ピークの半値巾Wsoを測定し、下記のシェラ−の式
から求めればよい。
式  D=0. 9  ん/W so  cosθなお
、上式において、えは、CuKa線の波長1.5417
8人であり、θは回折角である。
軟磁性薄膜4の膜厚は、好ましくは0.2〜5−1さら
に好ましくは0.5〜3μである。
膜厚が前記範囲未満であると、軟磁性薄膜4全体の体積
が不足して飽和し易くなり、MIG型磁気ヘッドの機能
を十分に果たすことが困難となる。 また、前記範囲を
こえると、軟磁性薄膜4の摩耗が大きくなる他、渦電流
損失が増大してしまう。
このような軟磁性薄膜4を有することにより、本発明の
磁気ヘッドは保磁力8000e以上、特に900〜1,
5000eの磁気記録媒体に対し有効な記録を行なうこ
とができる。
軟磁性薄膜4は、スパッタ法により形成されることが好
ましく、例えば以下のように形成される。
ターゲットの組成は前述の軟磁性薄膜4の組成とほぼ同
一とし、合金鋳造体や焼結体さらには複合ターゲットを
用いればよい。
そして、スパッタリングは、Ar雰囲気下で行われる。
この場合、基板温度T guゎを管理して、結晶粒子の
配向性を高めることができる。
T gubは0〜400℃程度でもよいが、(220)
ピークの面積を太き(するには100〜400℃程度が
よい。
なおT tubが100〜400℃程度の場合は、(4
22)ピークと(220)ピークとの面積比S (42
2)/S (220)が0.2以下である。
また、窒素や酸素を含有する軟磁性薄膜4を形成するに
は、Ar中にN2および/または0□を0.1〜10体
積%、好ましくは3〜7体積%含有させて反応性スパッ
タを行えばよい。
なお、動作圧力は0.1〜1.OPa程度とすればよい
このような場合、スパッタ投入電圧や電流等の諸条件は
、スパッタ方式の種類に応じ適宜決定する。
また、前記のような軟磁性薄膜4は、スパッタ法の他、
蒸着法、CVD法等の公知の各種気相成膜法により形成
することもできる。
また、成膜後は軟磁性薄膜4の磁気特性を向上させるた
め熱処理を行う。
この場合、特に下記の条件が好適である。
昇温速度=1〜10℃/分程度 保持温度=400〜800℃、 特に500〜700℃程度 保持時間=10〜300分程度 冷却速度=0.5〜10℃/分程度 雰囲気;N2等の不活性ガス なお熱処理は後述するガラス溶着と同時に行って、溶着
処理と兼ねることもできる。
コア1、コア2および軟磁性薄膜4が前述したような磁
気特性であれば、磁気ヘッドとして高い出力と分解能と
が得られる。 また、オーバーライド特性も一35dB
以下の良好な値が得られる。
なお、分解能とは、例えば、1f信号の出力をVlf、
2f信号の出力をv2tとしたとき、(Vzr/■+r
) X 100 [%]で表わされるものである。
また、オーバライド特性とは、例えば、1f信号の上に
2f信号を重ね書きしたときの2f信号出力に対する1
f信号出力である。
ギャップ5は、非磁性材質から形成される   用いる
材質は、酸化ケイ素、例えばS i Oz等が好適であ
る。
ギャップ5の形成には制限はないが、特にスパッタ法を
用いることが好ましい。
ギャップ長は、0゜2〜2.0P程度である。
本発明のMIG型磁気ヘッドは、第1図や第2図に示さ
れるように、第1コア1と、第2コア2とがギャップ5
を介して接合一体化されているものである。
コアの接合は、溶着ガラス3を流し込むことにより行う
用いる溶着ガラス3の作業温度Twは450〜750℃
、特に550〜700℃程度であることが好ましい。
ここに、作業温度T wとは、周知のように、ガラスの
粘度が10 ’ poiseとなる温度である。
本発明では耐熱性の高い前記の軟磁性薄膜4を用いるた
め、このようなTwのガラスを用いて熱圧着しても、保
磁力Hcは1.50e以下、特に1.OOe以下の値を
保持する。
溶着ガラス3としては、鉛ケイ酸ガラスを用いることが
好ましい。
このうち、例えば、PbOを40〜70重量%、Sin
、を20〜40重量%含有するものが好適である。
特に、pboを50〜60重量%、S i Otを20
〜30重量%含有するものが好ましい。
前記範囲外では、ガラスの作業温度Twが高く、溶着の
際磁性合金薄膜4の磁気特性を劣化させてしまう。
あるいは、ガラスの作業温度Twが低く、補強効果が不
十分である。
また、鉛ケイ酸ガラスは、前記組成に加えて、B ! 
03  A 42201  Z n O。
Big Os 、 Tj2x OおよびTaO2のうち
少なくとも1種以上を含有するものが好ましい。
この場合、各物質の含有比は、BsO,は、5重量%以
下、好ましくは1〜3重量%、Aβ203は、5重量%
以下、好ましくは3重量%以下、特に好ましくは0.5
〜3重量%、ZnOは、5重量%以下、B f * O
aTβ20およびTeO□から選ばれる1〜3種は合計
で30重量%以下、とすることが好ましい。 ただし、
BigotとZnOとは併用しない方が好ましい。
さらに、前記鉛ケイ酸ガラスには、NazOが3重量%
以下、KzOが5重量%以下、NiOが2重量%以下、
MnOが2重量%以下、Fezesが2重量%以下含有
されていてもよい。
前記の組成を有する鉛ケイ酸ガラスの作業温度Twは6
00〜750’Cとなり、溶着温度550〜800℃に
て溶着を行うことができる。
そして、このような組成のガラスを用いることにより、
堅固に溶着・補強を行うことができ、信頼性の高い磁気
ヘッドが得られる。
なお溶着に際しては、溶着温度を作業温度Tw近辺とし
、通常の方法により行う。
本発明の磁気ヘッドは、必要に応じスライダーと一体化
され、組立てられヘッドアセンブリーとされる。
そして、いわゆるラミネートタイプやバルクタイプ等の
トンネルイレーズ型あるいはイレーズヘッドを有しない
リードライト型などのオーバーライド記録を行なうフロ
ッピーヘッド、モノリシックタイプやコンポジットタイ
プの浮上型の計算機用ヘッド、回転型のVTR用ヘッド
やR−DAT用ヘッドなどの各種磁気ヘッドとして用い
られる。
このようにして、前記の本発明の磁気ヘッドを用いて、
公知の種々の方式のオーバーライド記録を行なうことが
できる。
また、本発明においては、第3図に示されるように、第
1コア1にコアより飽和磁束密度Bsの低い低飽和磁束
密度合金薄膜6を形成し、第2コア2に前述した軟磁性
薄膜4を形成したいわゆるEDG型の磁気ヘッドとする
ことができる。
そして、前述したMIG型磁気ヘッドと同様の効果を得
ることができる。
この場合、低飽和磁束密度合金薄膜6には、例えば、特
願昭63−311591号に示される低飽和磁束密度非
晶質薄膜等を用いることができ、優れたオーバーライド
特性や高い感度が得られる。
次に、本発明の薄膜磁気ヘッドについて説明する。
第4図に、本発明の好適実施例である浮上型の薄膜磁気
ヘッドを示す。
第4図に示される薄膜磁気ヘッドは、スライダ7上に、
絶縁層81、下部磁極層91、ギャップ層10、絶縁層
83、コイル層11、絶縁層85、上部磁極層95およ
び保護層12を順次有する。
本発明においてスライダ7は、材料として従来公知の種
々のものを用いればよ(、例えばセラミックス、フェラ
イト等により構成される。
この場合、セラミックス、特にA 12 z O5Ti
Cを主成分とするセラミックス、Zr0zを主成分とす
るセラミックス、SiCを主成分とするセラミックスま
たはAβNを主成分とするセラミックスが好適である。
 なお、これらには、添加物としてMg、Y、’Zr0
2Tie、等が含有されていてもよい。
スライダ7の形状やサイズ等の諸条件は公知の何れのも
のであってもよく、用途に応じ適宜選択される。
スライダ7上には、絶縁層81が形成される。
絶縁層81の材料としては従来公知のものは何れも使用
可能であり、例えば、薄膜作製をスパッタ法により行な
うときには、Sin、、ガラス、AJ2.O,等を用い
ることができる。
絶縁N81の膜厚やパターンは公知の何れのものであっ
てもよく、例えば膜厚は、5〜40−程度とする。
磁極は、通常図示のように、下部磁極層91と、上部磁
極層95として設けられる。
本発明では、下部磁極M91および上部磁極層95には
、前述のMIG型磁気ヘッドやEDG型磁気ヘッドの場
合と同様に、前述した組成の軟磁性薄膜を用いる。 こ
の場合、下部磁極層91と、上部磁極層95の組成は、
同一でも異なっていてもよい。 そして例えば、前述の
とおり熱処理を行う。
このため、オーバーライド特性に優れ、記録・再生感度
が高く、歩留りゃ信頼性が高い磁気ヘッドが得られる。
なお、成膜等も前記と同様に行えばよい。
下部および上部磁極層91.95のパターン、膜厚等は
公知のいずれのものであってもよい。 例えば下部磁極
層91の膜厚は1〜5−程度、上部磁極層95の膜厚は
1〜5μ程度とすればよい。
下部磁極JiF91および上部磁極層95の間にはギャ
ップ層10が形成される。
ギャップ層10には、Al2zos、SiO□等公知の
種々の材料を用いればよい。
また、ギャップ層10のパターン、膜厚等は公知の何れ
のものであってもよい。 例えば、ギャップ10の膜厚
は0.2〜1.0−程度とすればよい。
コイル層11の材質には特に制限はな(、通常用いられ
るAl2、Cu等の金属を用いればよい。
コイルの巻回パターンや巻回密度についても制限はな(
、公知のものを適宜選択使用すればよい。 例えば巻回
パターンについては、図示のスパイラル型の他、積層型
、ジグザグ型等何れであってもよい。
また、コイル層11の形成にはスパッタ法、めっき法等
の各種気相被着法を用いればよい。
図示例ではコイル層11は、いわゆるスパイラル型とし
てスパイラル状に上部および下部磁極層91.95間に
配設されており、コイル層11と上部および下部磁極層
91.95間には絶縁層83.85が設層されている。
絶縁層83.85の材料としては従来公知のものは何れ
も使用可能であり、例えば、薄膜作製をスパッタ法によ
り行なうときには、SiO□ ガラス、A2□03等を
用いることができる。
また、上部磁極層95上には保護層12が設層される。
 保護層12の材料としては従来公知のものは何れも使
用可能であり、例えばAl、os等を用いることができ
る。
この場合、保護層12のパターンや膜厚等は従来公知の
ものはいずれも使用可能であり、例えば膜厚は10〜5
0JiI11程度とすればよい。
ところで、例えばスパッタリングにより保護層12を形
成する際には、曝されるため、200〜400℃程度の
温度下におかれる。
このため、本発明では、上部および下部磁極層91.9
5に前記の耐熱性の高い軟磁性薄膜を用いる。
なお、本発明ではさらに各種樹脂コート層等を積層して
もよい。
このような薄膜磁気ヘッドの製造工程は、通常、薄膜作
製とパターン形成とによって行なわれる。
各層の薄膜作製には、上記したように、従来公知の技術
である気相被着法、例えば真空蒸着法、スパッタ法、あ
るいはめっき法等を用いればよい。
薄膜磁気ヘッドの各層のパターン形成は、従来公知の技
術である選択エツチングあるいは選択デポジションによ
り行なうことができる。 エツチングとしてはウェット
エツチングやドライエツチングにより行なうことができ
る。
本発明の薄膜磁気ヘッドは、アーム等の従来公知のアセ
ンブリーと組み合わせて使用される。
また、前記の本発明の薄膜磁気ヘッドを用いて、種々の
方式のオーバーライド記録を行うことができる。 この
場合、保磁力Hcが、8000e以上、特に1000〜
1500 oeの磁気記録媒体に対し有効に、記録・再
生を行うことができる。
〈実施例〉 以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明をさらに詳
細に説明する。
実施例1 第1図に示されるように、第1コア1と、ギャップ部対
向面に軟磁性薄膜4が形成されている第2コア2とをギ
ャップ5を介して接合−体化し、MIG型磁気ヘッドを
製造した。
コア1.2の材質はMn−Znフェライトとし、直流で
の飽和磁束密度B6は5000G、初透磁率μmは30
00、保磁力Hcは0.10eであった。
軟磁性薄膜4は、RFマグネトロンスパッタにより形成
し、膜厚は1μとした。
この場合、スパッタリングは、 F e as、sA 123.4+S L 7.43N
 i 3.312 r o、oa(重量%)の合金をタ
ーゲットとし、Ar雰囲気下で行った。 動作圧力は、
0.7Pa以下とした。
軟磁性薄膜4の組成、および結晶粒の平均粒子径りは表
1に示されるとおりである。
なお、平均粒子径りは溶着熱処理後の値であり、シェラ
−の式から求めた。
そして、組成分析にはEPMAを用いて行った。
またギャップ5にはS i Ozを用い、スパッタによ
り形成し、その膜厚は0.4戸とした。
溶着ガラス3には、作業温度Twが、680℃の65P
bQ−5Bs03−28SiO□−2AffisOa 
 (重量%)を用い、680℃で溶着を行った。
そして同時に軟磁性薄膜4の熱処理を下記の条件にて行
った。
昇温速度:5℃/分 保持温度二680℃ 保持時間260分間 冷却速度:3℃/分 雰囲気二N2ガス また、コイルターン数は20×2ターンとした。
そして、チタン酸カルシウムスライダーに固定・封着し
て、コンポジットタイプの浮上型磁気ヘッドを得た。
このようにして製造された磁気ヘッドをサンプルNo、
  1とする。
また、軟磁性薄膜4の組成の異なる磁気ヘッドサンプル
No、  2〜No、  6や比較サンプルNo。
7も製造した。
そして上記の各ヘッドサンプルについてそれぞれ磁気ヘ
ッドを200個加工し、ヘッドピースの切断やトラック
加工時の軟磁性薄膜の剥離数を調べた。
また、各サンプルと、保磁力が15000eのハードデ
ィスクとを用いて、トラック幅14−にて下記の特性を
測定した。
なお、測定に際しては、第1コア1を、ハードディスク
リーディング側とした。
(耐摩耗性) 室温にて、CC5(コンタクト・スタート・ストップ)
を3万回繰り返し行った後、偏摩耗による軟磁性薄膜と
フェライトとの段差を走査型電子顕微鏡によって求める
判定基準 0・・・100人未満 O・・・iooÅ以上200人未満 △・・・200Å以上300人未満 ×・・・300Å以上 (オーバーライド特性) 1.25MHzの1f信号を記録し、次いでこの上から
2.5MHzの2f信号を重ね書きする。
2f信号の出力に対する1f信号の出力を算出し、オー
バーライド特性を評価する。
(記録・再生感度測定) 5 MHzの信号を記録し、次いで記録した信号を再生
し、その時の再生出力電圧値y’、。
(ピーク・ツー・ピーク)を測定する。
なお、表中には測定値V’P−Pを規格化した値V p
−pが示される。
結果は表1に示されるとおりである。
表1により本発明の効果が明らかである。
加えて、本発明のサンプルN011〜N096の軟磁性
薄膜4の磁気特性は、直流での飽和磁束密度B1が15
000G以上、周波数50Hzでの保磁力Hcが1 0
e以下、周波数5 MHzでの初透磁率μmが1000
以上であり、耐熱温度は700℃以上であった。
これに対し比較サンプルNo、 7の軟磁性薄膜4のB
8は15000G程度、Hcは20e以上、μは400
.耐熱温度は550℃であった。
また、耐食性試験としてサンプルを濃度5%(重量百分
率)の塩化ナトリウム水溶液中に168時間浸した後、
軟磁性薄膜4の表面を電子顕微鏡で観察したところ、比
較サンプルNo、 7では、さびの発生が確認された。
これに対し、Zr、TiおよびRuから選ばれる1〜3
種を含有する本発明のサンプルN011〜No、  6
では、さびの発生はほとんど確認されなかった。
なお、軟磁性薄膜4の粒子径を走査型電子顕微鏡で実際
に測定し、平均粒子径を求めたところDと同程度であっ
た。
実施例2 第3図に示されるように、ギャップ部対向面にコアより
飽和磁束密度Bsが低い低飽和磁束密度合金薄膜6が形
成されている第1コア1と、軟磁性薄膜4が形成されて
いる第2コア2とをギャップ5を介して接合一体化し、
EDG型磁気ヘッドを製造した。
そして、実施例1と同様の測定を行ったところ、同等の
結果が得られた。
実施例3 第4図に示されるように、スライダ7上に順次、絶縁層
81、下部磁極層91、ギャップ層10、絶縁層83、
コイル層11.絶縁層85、上部磁極層95および保護
層12を有する薄膜磁気ヘッドを製造した。゛ この場
合、各層の形成には、スパッタ法を用い、パターン形成
には、ドライエツチングを用いた。
スライダ7には、Ac10 z −T i Cを用いた
絶縁層81には、A℃20mを用い、膜厚は30−とし
た。
下部および上部磁極層91.95には、表2に示される
組成の軟磁性薄膜を用いた。
この場合、下部および上部磁極層91.95は、実施例
1の軟磁性薄膜4と同様にRFマグネトロンスパッタに
より形成し、下部および上部磁極層91.95の膜厚は
それぞれ3−とした。 なお、磁極層91.95には実
施例1と同様熱処理を行った。
磁極層91.95の結晶粒の平均粒子径りおよび組成は
表2に示されるとおりである。
ギャップ層10には、5in2を用い、膜厚は0.25
戸とした。
コイル層11には、Cuを用い、図示のようにスパイラ
イ状に形成した。
絶縁M83.85には、Ac20.を用いた。
また、保護層12には、Ac20.を用い、膜厚は40
JJJlとした。 なお、製造中の磁気ヘッドは、保護
層12のスパッタリング時に、約350℃の温度下にお
かれた。
このように、表2に示される本発明の磁気ヘッドサンプ
ルNo、 8〜No、14と、比較サンプルNo、15
〜No、17とを製造した。
なお、下部および上部磁極層91.95は、Ar中にN
、および/または0□を含有させて、それぞれ反応性ス
パッタで形成した。
これらの各サンプルと、保磁力が15000eのハード
ディスクとを用いて、実施例1と同様の測定を行った。
結果は表2に示されるとおりである。
表2により本発明の効果が明らかである。
加えて、本発明のサンプルN008〜No、14の下部
および上部磁極層91.95の磁気特性は、直流での飽
和磁束密度Bsが15000G以上、周波数50Hzで
の保磁力Hcが1 0e以下、周波数5 MHzでの初
透磁率μmが1000以上であり、耐熱温度は750℃
以上であった。
また、耐食性試験では、Zr、TiおよびRuのいずれ
も含有していない比較サンプルNo、15.16ではさ
びの発生が確認された。
これに対し本発明のサンプルN018〜No。
14ではさびの発生はほとんど確認されなかった。
なお、平均粒子径りも走査型電子顕微鏡で実測して求め
た値とほぼ同等であった。
〈発明の効果〉 本発明の磁気ヘッドは、耐熱性に優れ、飽和磁束密度B
sが高く、保磁力Hcが低く、透磁率μが高い軟磁性薄
膜を有する。
このため、オーバーライド特性や記録・再生感度等が高
(、優れた電磁変換特性を有する。
また、磁気ヘッド研削時の軟磁性薄膜のチッピングや熱
処理時やヘッドピースを切断する際の軟磁性薄膜の剥離
等を防止でき、歩留りが向上する。
加えて、使用する軟磁性薄膜は耐食性や耐摩耗性に優れ
るため、信頼性の高い磁気ヘッドが実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本発明のMIG型磁気
ヘッドの1例を示す部分断面図である。 第3図は、本発明のEDG型磁気ヘッドの1例を示す部
分断面図である。 第4図は、本発明の薄膜磁気ヘッドの1例を示す部分断
面図である。 符号の説明 1・・・第1コア 2・・・第2コア 3・・・溶着ガラス 4・・・軟磁性薄膜 5・・・ギャップ 6・・・低飽和磁束密度合金薄膜 7・・・スライダ 81.83.85・・・絶縁層 91・・・下部磁極層 95・・・上部磁極層 lO・・・ギャップ層 11・・・コイル層 12・・・保護層 FIG、1 FIG・2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一対のコア間に、軟磁性薄膜を有する磁気ヘッド
    であって、 前記軟磁性薄膜が、Fe:83〜90重 量%、Al:2.3〜4.7重量%、Si:4.0〜7
    .7重量%、Ni:2.0〜 6.25重量%、ならびにZr、TiおよびRuから選
    ばれる1〜3種:0.01〜6.5重量%を含有するこ
    とを特徴とする磁気ヘッド。 (2)前記一対のコアを作業温度Twが450〜750
    ℃の溶着ガラスにより溶着一体化した請求項1に記載の
    磁気ヘッド。 (3)上部磁極層と、下部磁極層と、保護層とを有する
    薄膜磁気ヘッドであって、 前記上部磁極層および下部磁極層が、Fe:83〜90
    重量%、Al:2.3〜4.7重量%、Si:4.0〜
    7.7重量%、Ni:2.0〜6.25重量%、ならび
    にZr、TiおよびRuから選ばれる1〜3種:0.0
    1〜6.5重量%を含有する軟磁性薄膜であることを特
    徴とする磁気ヘッド。 (4)前記軟磁性薄膜が、さらに窒素および/または酸
    素を0.01〜3.5重量%含有する請求項1ないし3
    のいずれかに記載の磁気ヘッド。 (5)前記軟磁性薄膜の結晶粒の平均粒子径が、50〜
    400Åである請求項1ないし4のいずれかに記載の磁
    気ヘッド。 (6)前記軟磁性薄膜の飽和磁束密度B_sが1500
    0G以上であり、保磁力H_cが1.50e以下である
    請求項1ないし5のいずれかに記載の磁気ヘッド。 (7)磁気回路中に軟磁性薄膜を有する磁気ヘッドを製
    造するにあたり、 Fe:83〜90重量%、Al、:2.3〜4.7重量
    %、Si:4.0〜7.7重量%、Ni:2.0〜6.
    25重量%、ならびに Zr、TiおよびRuから選ばれる1〜3種:0.01
    〜6.5重量%を含有する薄膜を成膜した後、 不活性ガス雰囲気下で、400〜800℃に加熱し、 結晶粒の平均粒子径が50〜400Åである軟磁性薄膜
    を形成することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。 (8)前記軟磁性薄膜が、さらに窒素および/または酸
    素を0.01〜3.5重量%含有する請求項7に記載の
    磁気ヘッドの製造方法。
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