JPH0313006B2 - - Google Patents
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- JPH0313006B2 JPH0313006B2 JP17712684A JP17712684A JPH0313006B2 JP H0313006 B2 JPH0313006 B2 JP H0313006B2 JP 17712684 A JP17712684 A JP 17712684A JP 17712684 A JP17712684 A JP 17712684A JP H0313006 B2 JPH0313006 B2 JP H0313006B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slab
- burr
- blade
- burrs
- upper blade
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明は、連続鋳造鋳片を溶断して所定の長さ
のスラブにする溶断ラインに設置される溶断スラ
ブのバリ除去装置に関するものである。
のスラブにする溶断ラインに設置される溶断スラ
ブのバリ除去装置に関するものである。
(ロ) 従来技術
スラブの切断にはガストーチ・カツタを用いる
方式が一般的であるが、この方式の場合、溶断時
に特にスラブ下面に多量のバリが発生してスラブ
端部に付着する。この溶断バリは以後の圧延工程
で成品の疵発生の原因となるため、必ず除去する
必要がある。
方式が一般的であるが、この方式の場合、溶断時
に特にスラブ下面に多量のバリが発生してスラブ
端部に付着する。この溶断バリは以後の圧延工程
で成品の疵発生の原因となるため、必ず除去する
必要がある。
従来、この溶断バリを除去するには、連鋳機外
でスラブを一旦冷却した後、人力によりグライン
ダで削り落す方法、スカーフイング・マシン等で
除去する方法、連鋳機の搬出コンベア・ローラ間
でガス溶融除去する方法または同コンベヤ・ロー
ラ間で機械的に除去する方法等がある。
でスラブを一旦冷却した後、人力によりグライン
ダで削り落す方法、スカーフイング・マシン等で
除去する方法、連鋳機の搬出コンベア・ローラ間
でガス溶融除去する方法または同コンベヤ・ロー
ラ間で機械的に除去する方法等がある。
この機械的除去方法には、バリを直接削り取る
方法、錙等で槌打して落す方法、またはシヤーで
取り除く方法等がある。連鋳機ではスラブの搬送
サイクル・タイム、その他の条件から考えると、
シヤーで除去する方法が最も適していると考えら
れる。ところで、シヤーによつて溶断バリを除去
する方式を採用した従来装置では、スラブの前端
下部のバリ取りを行う刃物と、スラブ後端下部の
バリ取りを行う刃物とは、別々かまたは1個の刃
物保持台に取り付けられている。しかし、両刃物
はスラブの下面を水平に引き掻くだけであるた
め、垂れ下がつたバリを水平に変形するだけで、
いぜんとしてスラブに付着したままの状態にあ
り、バリを完全にスラブから切断することはでき
なかつた。
方法、錙等で槌打して落す方法、またはシヤーで
取り除く方法等がある。連鋳機ではスラブの搬送
サイクル・タイム、その他の条件から考えると、
シヤーで除去する方法が最も適していると考えら
れる。ところで、シヤーによつて溶断バリを除去
する方式を採用した従来装置では、スラブの前端
下部のバリ取りを行う刃物と、スラブ後端下部の
バリ取りを行う刃物とは、別々かまたは1個の刃
物保持台に取り付けられている。しかし、両刃物
はスラブの下面を水平に引き掻くだけであるた
め、垂れ下がつたバリを水平に変形するだけで、
いぜんとしてスラブに付着したままの状態にあ
り、バリを完全にスラブから切断することはでき
なかつた。
そこで、バリ除去を確実に行う装置が種々提案
されている。そのうち、本発明の装置に近い代表
例を以下に簡単に説明する。
されている。そのうち、本発明の装置に近い代表
例を以下に簡単に説明する。
まず、その1つとして、実開昭56−60568号公
報では、切断バリ除去用刃物をスラブ幅方向に複
数分割して設けるとともにそれぞれの刃物を上下
方向に昇降・傾動可能としたバリ除去装置が開示
されている。
報では、切断バリ除去用刃物をスラブ幅方向に複
数分割して設けるとともにそれぞれの刃物を上下
方向に昇降・傾動可能としたバリ除去装置が開示
されている。
この装置は複数分割した刃物を上昇させて、ス
ラブに押し付ける際、2本のシリンダの上昇に要
する時間が一定でないと刃物が傾いて上昇し、刃
物の角でスラブに疵を付けることがある。この調
整は極めて難しく、一旦調整しても、摩擦係数の
変化、ゴミの侵入などですぐに狂つてしまう。ま
た、それぞれの刃物の上昇速度の違いによつて、
全部の刃物が上昇し終るまでに時間遅れが発生す
ることを考慮し、刃物をスラブに押しつける信号
を発した後、刃物の水平移動を開始するまでに十
分な時間余裕を与えないと、バリを除去できない
部分が発生することが起る。また刃物の全上昇ス
トローク以上の上反りがあると、スラブのバリ除
去ができない欠点がある。なお、この装置は構造
が複雑で機械加工度も高いから、必然的に高価
で、かつ、メインテナンスに十分な費用をかけな
いと円滑な稼働が難しい。本発明の装置とこの装
置の相違点はバリを何らかの要因で削り取れなか
つた場合、上刃がないため、バリをムシリ取るな
どの機能がなく、そのままバリが残存する点と、
スラブをバリ除去時、定位置まで押し下げる装置
がないため、上方向の変形反りを有するスラブの
バリ除去が十分できなく、かつ、バリ除去中にス
ラブが移動する可能性がある点である。
ラブに押し付ける際、2本のシリンダの上昇に要
する時間が一定でないと刃物が傾いて上昇し、刃
物の角でスラブに疵を付けることがある。この調
整は極めて難しく、一旦調整しても、摩擦係数の
変化、ゴミの侵入などですぐに狂つてしまう。ま
た、それぞれの刃物の上昇速度の違いによつて、
全部の刃物が上昇し終るまでに時間遅れが発生す
ることを考慮し、刃物をスラブに押しつける信号
を発した後、刃物の水平移動を開始するまでに十
分な時間余裕を与えないと、バリを除去できない
部分が発生することが起る。また刃物の全上昇ス
トローク以上の上反りがあると、スラブのバリ除
去ができない欠点がある。なお、この装置は構造
が複雑で機械加工度も高いから、必然的に高価
で、かつ、メインテナンスに十分な費用をかけな
いと円滑な稼働が難しい。本発明の装置とこの装
置の相違点はバリを何らかの要因で削り取れなか
つた場合、上刃がないため、バリをムシリ取るな
どの機能がなく、そのままバリが残存する点と、
スラブをバリ除去時、定位置まで押し下げる装置
がないため、上方向の変形反りを有するスラブの
バリ除去が十分できなく、かつ、バリ除去中にス
ラブが移動する可能性がある点である。
さらに、別の代表例としては、実開昭58−8523
号公報に開示されているように、このバリ除去装
置は、カツタ保持部材の前後面側の上端両角部に
それぞれカツタを設け、ラインの1箇所に配した
カツタ保持部材を上下動・前後進可能に設け、ス
ラブの前端部および後端部をそれぞれカツタ保持
部材の上方で停止させるスラブ停止装置を設け、
一方のカツタの上昇・前進動作でスラブの前端下
部のバリ取りを行い、他方のカツタの上昇・後退
動作でスラブの後端下部のバリ取りを行うように
構成されている。
号公報に開示されているように、このバリ除去装
置は、カツタ保持部材の前後面側の上端両角部に
それぞれカツタを設け、ラインの1箇所に配した
カツタ保持部材を上下動・前後進可能に設け、ス
ラブの前端部および後端部をそれぞれカツタ保持
部材の上方で停止させるスラブ停止装置を設け、
一方のカツタの上昇・前進動作でスラブの前端下
部のバリ取りを行い、他方のカツタの上昇・後退
動作でスラブの後端下部のバリ取りを行うように
構成されている。
この装置は、1つの刃物でスラブの前端・後端
のバリ除去をするために、刃物の水平移動ストロ
ークが通常のバリ取り装置のほぼ倍位に大きくな
る。したがつて、刃物の水平移動をする空間の前
後のテーブル・ローラ間隔を大きくしなければな
らない。
のバリ除去をするために、刃物の水平移動ストロ
ークが通常のバリ取り装置のほぼ倍位に大きくな
る。したがつて、刃物の水平移動をする空間の前
後のテーブル・ローラ間隔を大きくしなければな
らない。
最近の連続鋳造設備のスラブ切断機は、切断後
のスラブを常温近くまで冷却することなく、下工
程圧延設備の要求する長さに切断して加熱炉に装
入するため、直送するようになつてきている。し
たがつて、スラブ切断機では必然的に短尺切断を
する傾向となつており、切断機以降のテーブル・
ローラ間隔は短尺スラブが落下しないように、小
さくすることになつた。この装置では、バリ除去
のために切断可能最短スラブ寸法に特別な制約を
加えることになる欠点がある。また、この装置で
は、バリ除去のために刃物が長いストロークで往
復動するために、装置の構成部位がテーブル・ロ
ーラ間にまたがり、バリ収集箱を機外へ引き出す
スペースがなく、その取出しが困難である。
のスラブを常温近くまで冷却することなく、下工
程圧延設備の要求する長さに切断して加熱炉に装
入するため、直送するようになつてきている。し
たがつて、スラブ切断機では必然的に短尺切断を
する傾向となつており、切断機以降のテーブル・
ローラ間隔は短尺スラブが落下しないように、小
さくすることになつた。この装置では、バリ除去
のために切断可能最短スラブ寸法に特別な制約を
加えることになる欠点がある。また、この装置で
は、バリ除去のために刃物が長いストロークで往
復動するために、装置の構成部位がテーブル・ロ
ーラ間にまたがり、バリ収集箱を機外へ引き出す
スペースがなく、その取出しが困難である。
本発明の装置との相異点は、上刃を有していな
いこと、および刃物がピン・ジヨイントを支点と
して折れ曲がり、スラブの幅方向のふくらみに追
従する機能のないことで、これらのためにバリの
除去成功率には限界がある。
いこと、および刃物がピン・ジヨイントを支点と
して折れ曲がり、スラブの幅方向のふくらみに追
従する機能のないことで、これらのためにバリの
除去成功率には限界がある。
近年、連続鋳造機を圧延工場とリンクして、高
温スラブを圧延工場に供給するようになつたが、
残存バリの除去・手入要員をなくし、スラブ温度
降下を防ぐため、バリ除去装置には、100%のバ
リ取り成功率が要求される。
温スラブを圧延工場に供給するようになつたが、
残存バリの除去・手入要員をなくし、スラブ温度
降下を防ぐため、バリ除去装置には、100%のバ
リ取り成功率が要求される。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点
本発明が解決しようとする問題点は、溶断スラ
ブのバリを容易かつ確実に除去することができる
装置を得ることにある。
ブのバリを容易かつ確実に除去することができる
装置を得ることにある。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本発明の溶断スラブのバリ除去装置は、連続鋳
造鋳片を溶断して所定長さのスラブにする溶断ラ
インの後方において、常態時には上刃がローラ・
テーブルのパスライン・レベルよりも上方の上昇
位置にありまたバリ除去時には該レベルまで下降
する上刃機構と、バリ除去時に溶断スラブを押し
付けてその位置を固定するクランプ機構と、常態
時には下刃が前記レベルよりも下方の下降位置に
ありまたバリ除去時には該レベルまで上昇しそし
て水平移動をする下刃機構と、溶断スラブから除
去されたバリを受けるバリ受け機構とによつて上
記問題点を解決している。
造鋳片を溶断して所定長さのスラブにする溶断ラ
インの後方において、常態時には上刃がローラ・
テーブルのパスライン・レベルよりも上方の上昇
位置にありまたバリ除去時には該レベルまで下降
する上刃機構と、バリ除去時に溶断スラブを押し
付けてその位置を固定するクランプ機構と、常態
時には下刃が前記レベルよりも下方の下降位置に
ありまたバリ除去時には該レベルまで上昇しそし
て水平移動をする下刃機構と、溶断スラブから除
去されたバリを受けるバリ受け機構とによつて上
記問題点を解決している。
(ホ) 作 用
本発明の装置においては、バリ除去時に、下刃
機構が下刃を上昇・水平移動させることによつ
て、まずバリをスラブから掻き取り、それでもな
おスラブに付着しているバリを上刃と下刃との間
に挾み付け、裂断させる。これにより、バリは完
全にスラブ下端部から除去される。除去されたバ
リはバリ受け機構に受けられて、ライン外のバリ
集積場へ搬送される。
機構が下刃を上昇・水平移動させることによつ
て、まずバリをスラブから掻き取り、それでもな
おスラブに付着しているバリを上刃と下刃との間
に挾み付け、裂断させる。これにより、バリは完
全にスラブ下端部から除去される。除去されたバ
リはバリ受け機構に受けられて、ライン外のバリ
集積場へ搬送される。
(ヘ) 実施例
次に、第1図から第6図までを参照して、本発
明の装置の実施例について説明する。第1図に示
すように、本発明の装置は、上刃機構1、クラン
プ機構2、下刃機構3、バリ受け機構4からでき
ている。
明の装置の実施例について説明する。第1図に示
すように、本発明の装置は、上刃機構1、クラン
プ機構2、下刃機構3、バリ受け機構4からでき
ている。
第1図に示すように、本発明の実施例において
は、作業能率向上の観点から、先行スラブの後端
バリと後行スラブの先端バリを同時に除去するた
めに、上刃機構1およびバリ受け機構4を中心に
してスラブ進行方向に関して面対称状に設けてい
る。したがつて、説明の便宜上、一方の組の機構
について以下説明する。
は、作業能率向上の観点から、先行スラブの後端
バリと後行スラブの先端バリを同時に除去するた
めに、上刃機構1およびバリ受け機構4を中心に
してスラブ進行方向に関して面対称状に設けてい
る。したがつて、説明の便宜上、一方の組の機構
について以下説明する。
しかし、一方の組だけでも、スラブのバリは十
分に除去できることは以下の説明から明らかにな
るであろう。
分に除去できることは以下の説明から明らかにな
るであろう。
上刃機構1は、上刃ホルダ11の底部前後に上
刃12を取り付け、流体圧シリンダ13によつて
上刃ホルダ11を昇降できる構成になつている。
上刃機構1は、常態時には上刃12がローラ・テ
ーブルRのパスライン・レベルよりも上方の上昇
位置(第1図の2点鎖線位置)にあり、また、バ
リ除去時には該レベル(第1図および第2図の実
線位置)まで下降する。
刃12を取り付け、流体圧シリンダ13によつて
上刃ホルダ11を昇降できる構成になつている。
上刃機構1は、常態時には上刃12がローラ・テ
ーブルRのパスライン・レベルよりも上方の上昇
位置(第1図の2点鎖線位置)にあり、また、バ
リ除去時には該レベル(第1図および第2図の実
線位置)まで下降する。
クランプ機構2は、クランプ21を流体圧シリ
ンダ22で作動する構成になつている。クランプ
機構2は、常態時には上方に待機していて、バリ
除去時にクランプ21がスラブSを押し付けてそ
の位置を固定する。
ンダ22で作動する構成になつている。クランプ
機構2は、常態時には上方に待機していて、バリ
除去時にクランプ21がスラブSを押し付けてそ
の位置を固定する。
下刃機構3は、水平流体圧シリンダ31に水平
移動台32を取り付け、水平移動台32に垂直流
体圧シリンダ33を取り付け、そのシリンダに下
刃ホルダ34を昇降滑動自在に取り付け、ホルダ
34に上刃35を固定した構成になつている。
移動台32を取り付け、水平移動台32に垂直流
体圧シリンダ33を取り付け、そのシリンダに下
刃ホルダ34を昇降滑動自在に取り付け、ホルダ
34に上刃35を固定した構成になつている。
水平移動台32は、第4図に示すように、車輪
321を回転自在に支持し、その車輪321が支
持台36の溝361に嵌合している。下刃ホルダ
34も同様な構成で水平移動台32に昇降滑動自
在に取り付けられる。すなわち、下刃ホルダ34
に車輪341が回転自在に取り付けられ、水平移
動台32に設けた溝322に嵌合する。
321を回転自在に支持し、その車輪321が支
持台36の溝361に嵌合している。下刃ホルダ
34も同様な構成で水平移動台32に昇降滑動自
在に取り付けられる。すなわち、下刃ホルダ34
に車輪341が回転自在に取り付けられ、水平移
動台32に設けた溝322に嵌合する。
下刃ホルダ34は、第4図および第6図に最も
よく示すように、2分割になつていて、連結板3
42とピン343とからなるピン・ジヨイント3
44によつて揺動自在に連結される。その理由に
ついては後述する。
よく示すように、2分割になつていて、連結板3
42とピン343とからなるピン・ジヨイント3
44によつて揺動自在に連結される。その理由に
ついては後述する。
後述する理由により、下刃35は、第5図に示
すように、スラブ幅方向に傾斜して取り付けられ
る。
すように、スラブ幅方向に傾斜して取り付けられ
る。
水平移動台32と下刃ホルダ34との間に差動
トランス37(第4図)が取り付けられていて、
両者の相対移動距離を検出する。
トランス37(第4図)が取り付けられていて、
両者の相対移動距離を検出する。
以上のように構成した下刃機構3は、常態時に
は下刃35がローラ・テーブルRのパスライン・
レベルよりも下方の下降位置(第1図の左側の
組)にあり、また、バリ除去時には該レベルまで
上昇しそして水平移動をする(第1図の右側の
組)。
は下刃35がローラ・テーブルRのパスライン・
レベルよりも下方の下降位置(第1図の左側の
組)にあり、また、バリ除去時には該レベルまで
上昇しそして水平移動をする(第1図の右側の
組)。
バリ受け機構4は、上刃機構1の真下に設けら
れていて、溶断スラブSから除去されたバリを受
け、バリ集積場まで運搬する。バリ受け機構4は
シユート41と台車42とからなり、シユート4
1でバリを台車42に案内する。台車42はバリ
を受けて、バリ集積場へ運搬する。
れていて、溶断スラブSから除去されたバリを受
け、バリ集積場まで運搬する。バリ受け機構4は
シユート41と台車42とからなり、シユート4
1でバリを台車42に案内する。台車42はバリ
を受けて、バリ集積場へ運搬する。
次に、本発明の装置の動作について説明する。
第1図において、連続鋳造機で鋳造された鋳片は
ピンチロールおよび矯正ロール群を通り、ガス溶
断により所定の長さに切断されてスラブSとなつ
て送られてくる。まず、ローラ・テーブルRによ
つて送られてきたスラブSを光電管(図示せず)
等により上刃ホルダ11のわずか手前に停止させ
る。次に、上刃ホルダ11をローラ・テーブルR
の上面約50〜100mm程度の位置まで下降させる。
上刃ホルダ11は第2図に示すような流体圧シリ
ンダ13によつて昇降運動をさせられる。
第1図において、連続鋳造機で鋳造された鋳片は
ピンチロールおよび矯正ロール群を通り、ガス溶
断により所定の長さに切断されてスラブSとなつ
て送られてくる。まず、ローラ・テーブルRによ
つて送られてきたスラブSを光電管(図示せず)
等により上刃ホルダ11のわずか手前に停止させ
る。次に、上刃ホルダ11をローラ・テーブルR
の上面約50〜100mm程度の位置まで下降させる。
上刃ホルダ11は第2図に示すような流体圧シリ
ンダ13によつて昇降運動をさせられる。
ローラ・テーブルRを駆動してスラブSを再度
進行させ上刃ホルダ11に接触させる。このとき
の衝突のシヨツクは、第3図に示すような上刃ホ
ルダ11に取り付けた緩衝器14により吸収させ
る。
進行させ上刃ホルダ11に接触させる。このとき
の衝突のシヨツクは、第3図に示すような上刃ホ
ルダ11に取り付けた緩衝器14により吸収させ
る。
次いで、クランプ機構2に設置した流体圧シリ
ンダ22を作動させてバリ除去作業中にスラブS
が移動しないようにクランプ21によつてスラブ
Sを固定する。
ンダ22を作動させてバリ除去作業中にスラブS
が移動しないようにクランプ21によつてスラブ
Sを固定する。
このようにして、バリ除去作業の準備が完了し
た後、下刃機構3の水平流体圧シリンダ31を作
動させて、スラブSの下面に下刃35を押し付け
る。このとき、第4図に示すように、差動トラン
ス37により下刃35が上昇してからスラブSの
下面に接触するまでの垂直流体圧シリンダ33の
上昇ストローク、すなわちスラブの下面の位置を
記憶させる。
た後、下刃機構3の水平流体圧シリンダ31を作
動させて、スラブSの下面に下刃35を押し付け
る。このとき、第4図に示すように、差動トラン
ス37により下刃35が上昇してからスラブSの
下面に接触するまでの垂直流体圧シリンダ33の
上昇ストローク、すなわちスラブの下面の位置を
記憶させる。
ローラ・テーブルR上を搬送される最大厚のス
ラブSの上面から約50〜100mm上に停止している
上刃ホルダ11を、流体圧シリンダ13により下
降させて上刃12の位置をバリ取り位置に合せ
る。このとき、第7図Aに示すように、スラブ下
面と上刃12との間〓dを確保する。
ラブSの上面から約50〜100mm上に停止している
上刃ホルダ11を、流体圧シリンダ13により下
降させて上刃12の位置をバリ取り位置に合せ
る。このとき、第7図Aに示すように、スラブ下
面と上刃12との間〓dを確保する。
その方法は、前述したように差動トランス37
により、スラブの下面の位置を記憶させていたこ
とを利用して演算し、スラブ下面よりdだけ上方
に上刃12を停止させる。すなわち、第8図に示
すように、c=A−(b+d)なる距離を差動ト
ランス37(第2図)で計測しつつ上刃12を流
体圧シリンダ13により下降させる。間〓dは上
刃12の下降距離cを上記のように作動させるこ
とにより結果的に得られる値である。スラブSが
幅方向に反つている場合、上刃12と下刃35と
がスラブSに押し付けられつつ水平移動したとき
衝突しないようにするために、d=5〜10mm程度
の範囲が望ましい。
により、スラブの下面の位置を記憶させていたこ
とを利用して演算し、スラブ下面よりdだけ上方
に上刃12を停止させる。すなわち、第8図に示
すように、c=A−(b+d)なる距離を差動ト
ランス37(第2図)で計測しつつ上刃12を流
体圧シリンダ13により下降させる。間〓dは上
刃12の下降距離cを上記のように作動させるこ
とにより結果的に得られる値である。スラブSが
幅方向に反つている場合、上刃12と下刃35と
がスラブSに押し付けられつつ水平移動したとき
衝突しないようにするために、d=5〜10mm程度
の範囲が望ましい。
ここで、上述した各記号A,b,c,dを次の
ように定義する。
ように定義する。
A:上刃12下面と下刃35上面との間〓(一定
値) b:スラブSと下刃35上面との間〓(差動トラ
ンス37により計測して記憶する) c:上刃12の下降距離(下記演算結果に基づ
き、流体圧シリンダ13により下降させる距
離) d:下刃35がスラブSに押し付けられつつ水平
移動したとき、上刃12と衝突しないように設
けた間〓 最後に、第1図に示す下刃機構3の水平流体圧
シリンダ31を作動させて、下刃35を水平方向
に前進させてスラブSに付着したバリを下刃35
と上刃12とで挾みながら除去する。
値) b:スラブSと下刃35上面との間〓(差動トラ
ンス37により計測して記憶する) c:上刃12の下降距離(下記演算結果に基づ
き、流体圧シリンダ13により下降させる距
離) d:下刃35がスラブSに押し付けられつつ水平
移動したとき、上刃12と衝突しないように設
けた間〓 最後に、第1図に示す下刃機構3の水平流体圧
シリンダ31を作動させて、下刃35を水平方向
に前進させてスラブSに付着したバリを下刃35
と上刃12とで挾みながら除去する。
従来の刃物によるバリ取り装置で成功率が上が
らない最大の理由は、刃物で削つたバリが、スラ
ブの反りや膨らみまたは、切断面のずれ等のため
に、部分的にスラブの切断面下端にくつついてい
ることである。そのような場合の代表例を第9図
A,Bに示す。
らない最大の理由は、刃物で削つたバリが、スラ
ブの反りや膨らみまたは、切断面のずれ等のため
に、部分的にスラブの切断面下端にくつついてい
ることである。そのような場合の代表例を第9図
A,Bに示す。
その原因は、スラブSに押し付けつつ水平移動
する下刃35(A)によつてスラブから剥がされたバ
リが完全にスラブSから切り離されず、スラブ切
断面とスラブ下面のコーナ部に一部くつついて、
このコーナー部を支点として上方向に反転するだ
けに留まる(B)からである。
する下刃35(A)によつてスラブから剥がされたバ
リが完全にスラブSから切り離されず、スラブ切
断面とスラブ下面のコーナ部に一部くつついて、
このコーナー部を支点として上方向に反転するだ
けに留まる(B)からである。
本発明は、この不都合を解消するために、上刃
12を設けている。上刃12は、バリを除去する
前に、距離dだけスラブ下面より上方に位置させ
る(第8図参照)。スラブ下面に押し付けられつ
つ水平移動する下刃35によつて、スラブ下面
に、ローラ・テーブルRによる搬送中にへばりつ
いたバリを剥がすと、溶断後、スラブコーナ部に
溶着した部分が、原理的には機械的にスラブから
切り離されるわけである。しかし、前述したよう
に、残存するバリは、反転して、スラブ切断面側
に移動する。
12を設けている。上刃12は、バリを除去する
前に、距離dだけスラブ下面より上方に位置させ
る(第8図参照)。スラブ下面に押し付けられつ
つ水平移動する下刃35によつて、スラブ下面
に、ローラ・テーブルRによる搬送中にへばりつ
いたバリを剥がすと、溶断後、スラブコーナ部に
溶着した部分が、原理的には機械的にスラブから
切り離されるわけである。しかし、前述したよう
に、残存するバリは、反転して、スラブ切断面側
に移動する。
本発明は、バリの反転するスペースに上刃12
を予め配置することによつて、上刃12と下刃3
5とで、バリを挟みながら下刃でバリを確実に除
去することができる。すなわち、下刃35のスラ
ブ下面に押し付ける力が上刃12を配置すること
によつて、バリを挟む力となり、水平移動力がバ
リをスラブからむしり取る作用力となる。
を予め配置することによつて、上刃12と下刃3
5とで、バリを挟みながら下刃でバリを確実に除
去することができる。すなわち、下刃35のスラ
ブ下面に押し付ける力が上刃12を配置すること
によつて、バリを挟む力となり、水平移動力がバ
リをスラブからむしり取る作用力となる。
下刃35は、第6図に示すように、中央部より
2分割し、ピン・ジヨイント344によつて各刃
35を上刃ホルダ11に揺動自在に取り付けてお
くことが好ましい。この構成は、スラブSが幅方
向に反つていた場合でも、下刃35がスラブSの
下面に密着できるようにさせるためである。
2分割し、ピン・ジヨイント344によつて各刃
35を上刃ホルダ11に揺動自在に取り付けてお
くことが好ましい。この構成は、スラブSが幅方
向に反つていた場合でも、下刃35がスラブSの
下面に密着できるようにさせるためである。
さらに、下刃35は、第5図に示すように、ス
ラブSの幅方向に関してわずかに傾斜させて設置
することが好ましい。この構成により、下刃35
がバリに点接触をして漸次移動するので、バリを
円滑に除去しやすくする。
ラブSの幅方向に関してわずかに傾斜させて設置
することが好ましい。この構成により、下刃35
がバリに点接触をして漸次移動するので、バリを
円滑に除去しやすくする。
掻き落されたバリは、バリ受け機構4に設置し
たシユート41により台車42に落下する。バリ
が一定量堆積すると、台車42は移動して、バリ
集積場(図示せず)にバリを廃棄する。
たシユート41により台車42に落下する。バリ
が一定量堆積すると、台車42は移動して、バリ
集積場(図示せず)にバリを廃棄する。
(ト) 効 果
発明の効果を列挙すると下記のとおりである。
(1) 上下運動を行う上刃12とおよび水平運動を
行う下刃35とでバリを挾みながら掻き落すの
で、確実にバリが除去される。
行う下刃35とでバリを挾みながら掻き落すの
で、確実にバリが除去される。
(2) 上刃12はスラブのストツパとして働くホル
ダ11に取り付けられているので、上刃とスト
ツパとを別々に設置することが不要となり、設
備費も安くなる。
ダ11に取り付けられているので、上刃とスト
ツパとを別々に設置することが不要となり、設
備費も安くなる。
(3) 2台の下刃機構3と1台の上刃機構1とで構
成されているので、先行スラブの後端部と後行
スラブの前端部のバリ取りを連続して行うこと
ができる。
成されているので、先行スラブの後端部と後行
スラブの前端部のバリ取りを連続して行うこと
ができる。
(4) バリ運搬台車は電動牽引またはシリンダ等に
よりローラ・テーブルから直角方向に引き出す
ことができ、容易にライン外に運び出すことが
できる。
よりローラ・テーブルから直角方向に引き出す
ことができ、容易にライン外に運び出すことが
できる。
第1図は本発明の装置の側面図。第2図は第1
図の−線からみた部分正面図。第3図は第2
図の−線からみた部分平面図。第4図は第1
図の−線からみた部分正面図。第5図は第4
図の−線からみた平面図。第6図は第5図の
−線からみた横断面図。第7図はバリ除去動
作を示す説明図。第8図は第1図の一部の寸法関
係を示す側面図。第9図は従来のバリ取り不良例
を示す説明図。 1:上刃機構、11:上刃ホルダ、12:上
刃、13:流体圧シリンダ、2:クランプ機構、
21:クランプ、22:流体圧シリンダ、3:下
刃機構、31:水平流体圧シリンダ、32:水平
移動台、33:垂直流体圧シリンダ、34:下刃
ホルダ、35:下刃、36:支持台、37:差動
トランス、4:バリ受け機構、41:シユート、
42:台車。
図の−線からみた部分正面図。第3図は第2
図の−線からみた部分平面図。第4図は第1
図の−線からみた部分正面図。第5図は第4
図の−線からみた平面図。第6図は第5図の
−線からみた横断面図。第7図はバリ除去動
作を示す説明図。第8図は第1図の一部の寸法関
係を示す側面図。第9図は従来のバリ取り不良例
を示す説明図。 1:上刃機構、11:上刃ホルダ、12:上
刃、13:流体圧シリンダ、2:クランプ機構、
21:クランプ、22:流体圧シリンダ、3:下
刃機構、31:水平流体圧シリンダ、32:水平
移動台、33:垂直流体圧シリンダ、34:下刃
ホルダ、35:下刃、36:支持台、37:差動
トランス、4:バリ受け機構、41:シユート、
42:台車。
Claims (1)
- 1 連続鋳造鋳片を溶断して所定長さのスラブに
する溶断ラインの後方において、常態時には上刃
がローラ・テーブルのパスライン・レベルよりも
上方の上昇位置にありまたバリ除去時には該レベ
ルまで下降する上刃機構と、バリ除去時に溶断ス
ラブを押し付けてその位置を固定するクランプ機
構と、常態時には下刃が前記レベルよりも下方の
下降位置にありまたバリ除去時には該レベルまで
上昇しそして水平移動をする下刃機構と、溶断ス
ラブから除去されたバリを受けるバリ受け機構と
からなる溶断スラブのバリ除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17712684A JPS6156813A (ja) | 1984-08-25 | 1984-08-25 | 溶断スラブのバリ除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17712684A JPS6156813A (ja) | 1984-08-25 | 1984-08-25 | 溶断スラブのバリ除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6156813A JPS6156813A (ja) | 1986-03-22 |
| JPH0313006B2 true JPH0313006B2 (ja) | 1991-02-21 |
Family
ID=16025621
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17712684A Granted JPS6156813A (ja) | 1984-08-25 | 1984-08-25 | 溶断スラブのバリ除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6156813A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103464828A (zh) * | 2013-08-26 | 2013-12-25 | 南京钢铁股份有限公司 | 一种刀片式板坯除毛刺机 |
-
1984
- 1984-08-25 JP JP17712684A patent/JPS6156813A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6156813A (ja) | 1986-03-22 |
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