JPH0313162B2 - - Google Patents

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JPH0313162B2
JPH0313162B2 JP60185150A JP18515085A JPH0313162B2 JP H0313162 B2 JPH0313162 B2 JP H0313162B2 JP 60185150 A JP60185150 A JP 60185150A JP 18515085 A JP18515085 A JP 18515085A JP H0313162 B2 JPH0313162 B2 JP H0313162B2
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JP
Japan
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hydroxyapatite
reaction
cahpo
molar ratio
calcium phosphate
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JP60185150A
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JPS6246908A (ja
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Hideki Kadoma
Takashi Kamya
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KAGAKU GIJUTSUCHO MUKIZAISHITSU KENKYUSHOCHO
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KAGAKU GIJUTSUCHO MUKIZAISHITSU KENKYUSHOCHO
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は水酸アパタイトの製造方法に関する。
水酸アパタイトは一般式 Ca10-Z(HPO4Z(PO46-Z(OH)2-Z・nH2O ただし、nは2〜2.5,zは0〜1を表わす)
の化学組成を有し、生体内の歯骨の主成分と近似
したもので、人工歯根,人工骨,あるいはそれら
の充填材として有用なものである。また生体高分
子や生体有害有機質あるいは無機質イオンの吸着
剤としても作用するものである。
従来技術 従来の水酸アパタイトの製造方法としては、 (1) 固相反応法 (2) 水熱反応法 (3) 沈殿反応法 (4) 加水分解法が知られている。
(1)の固相反応法は1000℃以上の高温で水蒸気共
存下で焼成する方法であり、また(2)の水熱反応法
も密封耐圧容器と高圧下で行うため、いずれも反
応装置が高価となり、かつ得られる水酸アパタイ
ト粉末は、前記用途に適されない不利な面を持つ
ている欠点があつた。
(3)の沈殿反応法は、得られる水酸アパタイト粉
末は高活性で易焼結性であるが、沈殿物がコロイ
ド状となるため、取扱いが不便であると共に不純
物イオンの洗浄除去が困難であり、かつ化学組成
の再現性が悪い欠点がある。
(4)の加水分解法は前記(3)の方法を改良した方法
であり、例えば、CaHPO4またはCaHPO4
2H2Oと水のスラリー溶液を、PH10以下の塩基性
に保ちながらCa(OH)2を連続的または断続的に
供給する方法が知られている。しかしながら、こ
の方法では反応温度50℃で40時間以上という長時
間を要する欠点があつた(特開昭60−5009号公
報)。また、この場合、n−ペンタンやtert−ブ
タノール等の有機溶媒の共存下においては、Ca
(OH)2の添加を2時間に短縮し得られるが(特
開昭58−190807号,特開昭59−217610号)、有機
溶媒を必要とし、その後処理も面倒となる欠点が
あつた。
発明の目的 本発明は前記(4)の加水分解法における欠点を解
消すべくなされたもので、その目的は有機溶媒を
使用することなく、短時間に所望のCa/Pモル
比を有する水酸アパタイトを製造する方法を提供
するにある。
発明の構成 本発明者らは前記目的を達成すべく、難水溶性
リン酸カルシウムの加水分解による水酸アパタイ
トの生成反応機構を調べた結果、第1段階に
Ca/Pモル比が1.67より小さい水酸アパタイトが
生成し、第2段階としてこの水酸アパタイトが
Caを吸収してCa/Pモル比が1.67へと変化して
行くことを究明した。従つて、先ず難水溶性リン
酸カルシウムを加水分解した後に、これにCaを
添加してCa/Pモル比を増加させると、水酸ア
パタイトは短時間に容易に製造し得られることが
分つた。この知見に基いて本発明を完成した。
本発明の要旨は難水溶性リン酸カルシウムを、
カルシウムイオンを含まない塩基性水溶液中で加
水分解させて、Ca/Pのモル比が1.67より小さい
非化学量論性の水酸アパタイトとなし、これに、
塩基性水溶液の下でカルシウムイオンを添加して
Ca/Pモル比を1.67までの任意の比まで増加させ
ることを特徴とする水酸アパタイトの製造方法に
ある。
難水溶性リン酸カルシウムとしては、例えば
CaHPO4・2H2O,CaHPO4,Ca3(PO42が挙げ
られる。しかし、これに限定されるものではな
い。
本発明の製造方法の第一段階におけるこれら難
水溶性リン酸カルシウムの加水分解の基本反応式
を示すと次の通りである。
(10−z)CaHPO4・2H2O+{(2−z)+n}
H2O →Ca10-Z(HPO4Z(PO46-Z(OH)2-Z・nH2O +(4−z)H3PO4+2(10−z)H2O (10−z)CaHPO4+{(2−z)+n}H2O →Ca10-Z(HPO4Z(PO46-Z(OH)2-Z・nH2O +(4−z)H3PO4 (10−z)Ca3(PO42+{3(2−z)+3n}H2O →3Ca10-Z(HPO4Z(PO46-Z(OH)2-Z
nH2O +2(1−z)H3PO4 この場合、Ca2の共存またはPHが高すぎても低
すぎても水酸アパタイトの生成は起こり難い。例
えば、40℃、3時間後では、第1図および第2図
に示すように、PH9以上ではアパタイトの生成は
なく、PH7以下ではアパタイト以外の副生成物が
混在するようになる。従つて、第1段階では、
Ca2は添加せず、また、PHは最適値を選んで加水
分解させる。PHの最適値としては、例えば、
CaHPO4・2H2Oの40℃の場合でPH8.0±0.5の範
囲、CaHPO4の80℃の場合でPH9.0±0.5の範囲、
α−TCPの80℃の場合でPH9±1の範囲あるい
は初期PH8〜10に設定する。反応の終点は、反応
進行に伴うPH低下を補償して各最適PH範囲を保つ
ための塩基性物質の滴下が不必要になる時点とし
て検出できる。
第2段階において、Ca2+を添加して吸収反応
させる。その反応式を示すと次の通りである。
Ca10-Z(HPO4Z(PO46-Z(OH)2-Z・nH2O+
zCa2+ +zOH-→Ca10(PO46(OH2)+zH+
nH2O この場合、PHを高くする程Ca2+は良く吸収さ
れる(第3図参照)ので、PH9以上であることが
よい。
第1段階および第2段階でPHを調節する塩基性
物質としては、例えばNaOH,KOH,Ca
(OH)2,NH3,NH4OH,NH2C(CH2OH)3
(CH34NOH等が挙げられる。
第2段階に用いるCa2源としては、例えば、Ca
(OH)2,CaCl2・2H2O,CaO,CaF2,CaCO3
(CH3COO)2Ca等が挙げられる。
第1段階での加水分解反応は原料の難水溶性リ
ン酸カルシウムに適度の水を加え、上記のCa2
含まない塩基性物質でアルカリ性となした後、加
熱還流する。加熱還流数時間にしてCa/P=1.50
程度の非化学量論的な水酸アパタイトに転化され
る。
その後、第2段階としてCa2を添加し、更に塩
基性物質を加えて加熱還流を続ける。この時
Ca2+の添加量及び反応時間を制御することによ
りCa/Pが1.50〜1.67までの水酸アパタイトが得
られる。この時のPHは出来るだけ高い方が反応時
間が速いので、通常はPH9以上(第3図参照)で
あるのがよい。加熱還流によりCa/P=1.67に転
化した水酸アパタイトを分離する。例えば過
し、洗浄することによつて高純度の水酸アパタイ
トが得られる。
実施例 1 CaHPO4・2H2O2g,水200mlをビーカーに仕
込み、撹拌しながら加熱して40℃に昇温し、
NH4OHでPHを8に保ち約3時間反応させた。こ
の時ビーカー内の粉末はCa/P=1.50の水酸アパ
タイトに転化していた。これにCaCl2・2H2O2g
を加えてNH4OHでPHを10とし、更に反応を進め
た。3時間後ビーカー内の液を別し、乾燥し
た。得られたものは白色のCa/P=1.67の水酸ア
パタイト粉末であつた。
実施例 2 CaHPO45g,水150mlをビーカーに仕込み、撹
拌しながら加熱して80℃に昇温させた。これに
NH4OHを添加してPHを9とし、約1時間反応さ
せた。その後CaCl2・2H2Oを5g加えて、
NH4OHでPHを9にし反応を進めた。2時間後
別して乾燥し白色粉末を得た。この粉末はCa/
P=1.62の水酸アパタイトであつた。
実施例 3 α−TCP(Ca3(PO42)5g,水150mlをビーカ
ーに仕込み、撹拌しながら加熱し80℃に昇温し
た。これにNH4OHを添加してPHを10に保ち約2
時間反応させた。その後、CaCl2・2H2Oを1.5g
加え、NH4OHでPHを9にして、反応を進めた。
約2時間後別し乾燥して白色粉末を得た。この
粉末はCa/P=1.67の水酸アパタイトであつた。
発明の効果 本発明は次のような優れた効果を有する。
(1) 従来の非有機溶媒系における沈殿法に比べ
て、製造時間は約1/10ですみ、しかも容易に安
定してCa/P=1.67の水酸アパタイトを製造す
ることができる。
(2) 従来の固相反応法や水熱反応におけるような
高温で耐圧容器を必要とせず、100℃以下の低
温で短時間に水酸アパタイトを製造することが
できる。
(3) Ca2+イオンの供給量及びその反応時間を制
御することにより、Ca/Pのモル比を1.50〜
1.67の任意組成の水酸アパタイトとなし得る。
(4) 出発原料の粉末形状を継承した水酸アパタイ
トになり易いため、過・洗浄も容易で高純度
のものとなし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はCaHPO4・2H2Oの加水分解における
PH(アンモニア水使用)と水酸アパタイトの生成
率との関係図、第2図はCaHPO4・2H2Oの加水
分解生成物(40℃、3時間後)のX線回折図、第
3図はCa2+吸収反応におけるPHと生成水酸アパ
タイトのCa/Pモル比との関係図を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 難水溶性リン酸カルシウムを、カルシウムイ
    オンを含まない塩基性水溶液中で加水分解させ
    て、Ca/Pのモル比が1.67より小さい非化学量論
    性の水酸アパタイトとなし、これに、塩基性水溶
    液の下でカルシウムイオンを添加してCa/Pモ
    ル比を1.67までの任意の比まで増加させることを
    特徴とする水酸アパタイトの製造方法。 2 難水溶性リン酸カルシウムが、CaHPO4
    CaHPO4・2H2O,Ca3(PO42である特許請求の
    範囲第1項記載の水酸アパタイトの製造方法。
JP18515085A 1985-08-23 1985-08-23 水酸アパタイトの製造方法 Granted JPS6246908A (ja)

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