JPH0313450B2 - - Google Patents
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- JPH0313450B2 JPH0313450B2 JP61175720A JP17572086A JPH0313450B2 JP H0313450 B2 JPH0313450 B2 JP H0313450B2 JP 61175720 A JP61175720 A JP 61175720A JP 17572086 A JP17572086 A JP 17572086A JP H0313450 B2 JPH0313450 B2 JP H0313450B2
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- tooth
- teeth
- belt
- straight line
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G1/00—Driving-belts
- F16G1/28—Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pulleys (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は、歯付プーリの歯に噛み合う複数の弾
性歯(エラストマー製)を有する歯付ベルトに係
り、特にその改良された歯形に関するものであ
る。 従来技術およびその問題点 複数の歯付プーリに巻き掛けられ、歯付プーリ
と共に伝動装置を構成する歯付ベルトの歯形とし
て台形歯が良く知られている。この台形歯の有す
る欠点を無くすために、特公昭52−20629号公報、
特公昭56−37457号公報、特公昭57−44866号公
報、特開昭59−89852号公報、特公昭57−1714号
公報、特公昭57−60501号公報に示される様な歯
形が提案された。 ところで、歯付ベルトと歯付プーリ(以下、単
にプーリと称する)とが干渉することなく噛み合
うためには、次の三条件が満たされなければなら
ない。 ベルトピツチ線とプーリピツチ円とが完全に
合致すること。 歯付ベルトとプーリの単一ピツチが完全に等
分割されており、かつ同一ピツチを有するこ
と。 ベルト歯とプーリ歯とが干渉することなく噛
み合い、動力伝達するために最適な形状をして
いること。 本発明では、前記各公報に開示された歯付ベル
トと同様に、項を問題としている。ベルト歯と
しては、台形歯01が汎用されているが、この歯
形ではプーリ歯03と噛み合つた時に、歯元の一
箇所02ではプーリ歯と接触するために、その部
分に応力集中(剪断応力)が生じ、曲部的損傷を
受け易い(第1図)。 その対策として、プーリ歯と噛み合つた時の接
触位置がその歯先近傍となり、歯全体で力を受け
る円弧歯04が提案された(特公昭52−20629号
公報、特公昭57−44866号公報)。円弧歯04によ
れば、発生応力が歯元全体に分散され、歯元部分
において、ベルトピツプ線上の荷重担持部材05
に対して均等な荷重の伝達が行われるため、歯元
部分の破断が生じ難く、耐久性が向上する(第2
図)。 また、円弧歯のバツクラツシを小さくするため
に、歯形とその包洛線との差を可及的に小さくし
た改良円弧歯も知られている(特開昭59−89852
号公報)。 これ等歯形の特徴としては、低負荷時には、円
弧歯に比して、台形歯、改良円弧歯の変形が小さ
いが、高負荷時に、台形歯では歯飛びが生じ、改
良円弧歯では歯間滑り(プーリ歯との間の滑り)
が生じて大きく変形するのに対し、円弧歯では低
負荷時における変形状態と然程差異はない。一般
には、歯付ベルトで高負荷伝動を行うと、ベルト
の伸び、ベルト歯の変形、歯間滑り量の増大によ
つて、正常な噛み合いが行われなくなり、ベルト
歯がプーリ歯上に乗り上げて大きな変形が生ずる
傾向がある。 斯かるベルトの挙動は、歯形の圧力角(θ)、
および高さ(H)と幅(W)との比(H/W)に
依存するものと考えられる。 今、第3図図示の如く、プーリ歯07とベルト
歯06が噛み合つた状態で、点Aにおいてベルト
歯06からプーリ歯07に対して作用する力を
P、歯間摩擦係数をμ、発生摩擦力をF、圧力角
をθとすると、次式(1),(2),(3)が成立する。 P1=Pcosθ ……(1) P2=Psinθ ……(2) F=μP1=μPcosθ ……(3) そして、歯間滑りが生じない条件P2<Fを満
たすには、(4)式が成立しなければならない。 Psinθ<μPcosθ ……(4) ∴ tanθ<μ ……(5) ここで、鋼製プーリと織物ベルト間の摩擦係数
μ=0.21、および鋼製プーリとゴムベルト間の摩
擦係数μ=0.30から、鋼製プーリと織布強化歯付
ゴムベルト間の摩擦係数(μ)を、μ=0.25であ
ると仮定すれば、(5)式より、θ<14゜となる。 すなわち、歯間滑りを避けるには、圧力角
(θ)が14度未満でなければならない(表1参
照)。 また、歯車滑りがないものと仮定して、第4図
図示の様に、ベルト歯06を一側で拘束して荷重
F(=1Kg重)を作用させ、ベルト歯06の変形
による浮き上り量(δ)を調べたところ、歯形に
よつて浮き上り量(δ)が異なり、第5図に示す
結果が得られた。浮き上り量(δ)の差異は、比
(H/W)に大きく依存している(表1参照)。
性歯(エラストマー製)を有する歯付ベルトに係
り、特にその改良された歯形に関するものであ
る。 従来技術およびその問題点 複数の歯付プーリに巻き掛けられ、歯付プーリ
と共に伝動装置を構成する歯付ベルトの歯形とし
て台形歯が良く知られている。この台形歯の有す
る欠点を無くすために、特公昭52−20629号公報、
特公昭56−37457号公報、特公昭57−44866号公
報、特開昭59−89852号公報、特公昭57−1714号
公報、特公昭57−60501号公報に示される様な歯
形が提案された。 ところで、歯付ベルトと歯付プーリ(以下、単
にプーリと称する)とが干渉することなく噛み合
うためには、次の三条件が満たされなければなら
ない。 ベルトピツチ線とプーリピツチ円とが完全に
合致すること。 歯付ベルトとプーリの単一ピツチが完全に等
分割されており、かつ同一ピツチを有するこ
と。 ベルト歯とプーリ歯とが干渉することなく噛
み合い、動力伝達するために最適な形状をして
いること。 本発明では、前記各公報に開示された歯付ベル
トと同様に、項を問題としている。ベルト歯と
しては、台形歯01が汎用されているが、この歯
形ではプーリ歯03と噛み合つた時に、歯元の一
箇所02ではプーリ歯と接触するために、その部
分に応力集中(剪断応力)が生じ、曲部的損傷を
受け易い(第1図)。 その対策として、プーリ歯と噛み合つた時の接
触位置がその歯先近傍となり、歯全体で力を受け
る円弧歯04が提案された(特公昭52−20629号
公報、特公昭57−44866号公報)。円弧歯04によ
れば、発生応力が歯元全体に分散され、歯元部分
において、ベルトピツプ線上の荷重担持部材05
に対して均等な荷重の伝達が行われるため、歯元
部分の破断が生じ難く、耐久性が向上する(第2
図)。 また、円弧歯のバツクラツシを小さくするため
に、歯形とその包洛線との差を可及的に小さくし
た改良円弧歯も知られている(特開昭59−89852
号公報)。 これ等歯形の特徴としては、低負荷時には、円
弧歯に比して、台形歯、改良円弧歯の変形が小さ
いが、高負荷時に、台形歯では歯飛びが生じ、改
良円弧歯では歯間滑り(プーリ歯との間の滑り)
が生じて大きく変形するのに対し、円弧歯では低
負荷時における変形状態と然程差異はない。一般
には、歯付ベルトで高負荷伝動を行うと、ベルト
の伸び、ベルト歯の変形、歯間滑り量の増大によ
つて、正常な噛み合いが行われなくなり、ベルト
歯がプーリ歯上に乗り上げて大きな変形が生ずる
傾向がある。 斯かるベルトの挙動は、歯形の圧力角(θ)、
および高さ(H)と幅(W)との比(H/W)に
依存するものと考えられる。 今、第3図図示の如く、プーリ歯07とベルト
歯06が噛み合つた状態で、点Aにおいてベルト
歯06からプーリ歯07に対して作用する力を
P、歯間摩擦係数をμ、発生摩擦力をF、圧力角
をθとすると、次式(1),(2),(3)が成立する。 P1=Pcosθ ……(1) P2=Psinθ ……(2) F=μP1=μPcosθ ……(3) そして、歯間滑りが生じない条件P2<Fを満
たすには、(4)式が成立しなければならない。 Psinθ<μPcosθ ……(4) ∴ tanθ<μ ……(5) ここで、鋼製プーリと織物ベルト間の摩擦係数
μ=0.21、および鋼製プーリとゴムベルト間の摩
擦係数μ=0.30から、鋼製プーリと織布強化歯付
ゴムベルト間の摩擦係数(μ)を、μ=0.25であ
ると仮定すれば、(5)式より、θ<14゜となる。 すなわち、歯間滑りを避けるには、圧力角
(θ)が14度未満でなければならない(表1参
照)。 また、歯車滑りがないものと仮定して、第4図
図示の様に、ベルト歯06を一側で拘束して荷重
F(=1Kg重)を作用させ、ベルト歯06の変形
による浮き上り量(δ)を調べたところ、歯形に
よつて浮き上り量(δ)が異なり、第5図に示す
結果が得られた。浮き上り量(δ)の差異は、比
(H/W)に大きく依存している(表1参照)。
【表】
問題点を解決するための手段および作用
本発明は、斯かる技術的背景の下に創案された
ものであり、その目的とする処は、荷重作用時の
変形が少なく、歯間滑りが十分に低減化され、不
整噛み合いの生じ難い歯付ベルトを提供する点に
ある。 この目的は、歯先直線、または歯高を増加させ
る方向に偏向する歯先曲線と、該歯先直線または
歯先曲線に連なるサイクロイド凸曲線と、該サイ
クロイド凸曲線および歯底に滑らかに連なる円弧
とで形成された歯形を採用したことを特徴とする
歯付ベルトを提供することによつて達成される。 斯かる形状の歯形は、圧力角(θ)が小さく、
歯高(H)と歯幅(W)の比(H/W)が大きい
ため、高負荷伝動用として適している。 実施例 以下、第6図ないし第8図に示した本発明の一
実施例について説明する。 例えば、第6図に示す様に、複数のプーリ12
A,12B,12C間に巻き掛けられる本発明に
よる歯付ベルト1の歯形は、第7図図示の形状に
なされている。歯付ベルト1は、ゴム等のエラス
トマーで形成されており、複数のベルト歯4を一
体に備えた基体層2内に鋼索等で形成された可撓
性の荷重担持部材3が埋設されている。この荷重
担持部材3は、ベルトピツチ線L上にあり、プー
リ12(第8図)に巻きかけられた状態で、プー
リの歯先円よりも外方にあるピツチ円Cと一致す
る。 ベルト歯4の歯先5は、ベルトピツチ線Lと平
行な長さ2Dの直線形状になされており、またそ
の中点を原点Oとし、点Oを通つてベルトピツチ
線Lと平行な直線をx軸、点Oでx軸に直交する
直線をy軸とする時、歯面6は、式(6),(7)で規定
されるサイクロイド凸曲線形状になされている。 x=A(1−cosα)+D ……(6) y=A(α−sinα) ……(7) (ただし、A,Dは正の定数、O≦α≦π) そして、歯面6を形成する曲線は、円弧形状に
なされた歯元面7に滑らかに連なり、かつこの歯
元面7は歯底8に対して滑らかに連なつている。 また、歯面6と歯元面7との交差点9を通り、
歯面6のサイクロイド曲線および歯元面7の円弧
に対する共通の接線として引いた直線10と、y
軸と平行なる直線11との交差角を圧力角(θ)
とし、点9,9の間隔を歯幅(W)とする時、ベ
ルト歯(サイクロイド歯)4の寸法例は、表2
(第1欄)に示される通りである。
ものであり、その目的とする処は、荷重作用時の
変形が少なく、歯間滑りが十分に低減化され、不
整噛み合いの生じ難い歯付ベルトを提供する点に
ある。 この目的は、歯先直線、または歯高を増加させ
る方向に偏向する歯先曲線と、該歯先直線または
歯先曲線に連なるサイクロイド凸曲線と、該サイ
クロイド凸曲線および歯底に滑らかに連なる円弧
とで形成された歯形を採用したことを特徴とする
歯付ベルトを提供することによつて達成される。 斯かる形状の歯形は、圧力角(θ)が小さく、
歯高(H)と歯幅(W)の比(H/W)が大きい
ため、高負荷伝動用として適している。 実施例 以下、第6図ないし第8図に示した本発明の一
実施例について説明する。 例えば、第6図に示す様に、複数のプーリ12
A,12B,12C間に巻き掛けられる本発明に
よる歯付ベルト1の歯形は、第7図図示の形状に
なされている。歯付ベルト1は、ゴム等のエラス
トマーで形成されており、複数のベルト歯4を一
体に備えた基体層2内に鋼索等で形成された可撓
性の荷重担持部材3が埋設されている。この荷重
担持部材3は、ベルトピツチ線L上にあり、プー
リ12(第8図)に巻きかけられた状態で、プー
リの歯先円よりも外方にあるピツチ円Cと一致す
る。 ベルト歯4の歯先5は、ベルトピツチ線Lと平
行な長さ2Dの直線形状になされており、またそ
の中点を原点Oとし、点Oを通つてベルトピツチ
線Lと平行な直線をx軸、点Oでx軸に直交する
直線をy軸とする時、歯面6は、式(6),(7)で規定
されるサイクロイド凸曲線形状になされている。 x=A(1−cosα)+D ……(6) y=A(α−sinα) ……(7) (ただし、A,Dは正の定数、O≦α≦π) そして、歯面6を形成する曲線は、円弧形状に
なされた歯元面7に滑らかに連なり、かつこの歯
元面7は歯底8に対して滑らかに連なつている。 また、歯面6と歯元面7との交差点9を通り、
歯面6のサイクロイド曲線および歯元面7の円弧
に対する共通の接線として引いた直線10と、y
軸と平行なる直線11との交差角を圧力角(θ)
とし、点9,9の間隔を歯幅(W)とする時、ベ
ルト歯(サイクロイド歯)4の寸法例は、表2
(第1欄)に示される通りである。
【表】
表2の第2,3,4欄には、比較のために台形
歯、円弧歯、改良円弧歯の寸法例を示している。 なお、歯先5は、これを直線形状に形成した
が、歯高を増加させる方向に偏向する曲線を選択
することもできる。 第8図は、歯付ベルト1のベルト歯4と噛み合
う複数のプーリ歯13を備えるプーリ12の一部
を示している。プーリ12の歯底14は、長さ2
Dの直線形状になされており、該長さ2Dの線分
は、その中点Oおよびプーリの回転中心を通る直
線をY軸とし、点OにおいてY軸と直交する直線
をX軸とする時、該X軸上にある。そして、該歯
底14に連なる歯面15は、式(8),(9)で規定され
るサイクロイド凹曲線形状になされている。 |X|=1.1A(1−cosα)+D ……(8) Y=1.15A(α−sinα)−0.05 ……(9) (ただし、O≦α≦π,O≦Y≦0.7H,A,
Dは正の定数である。) 歯面15を形成するこの曲線は、Y=0.7H位
置(直線l参照)にて円弧形状になされた歯先面
16に滑らかに連なり、かつこの歯先面16は、
直線形状の歯先17に滑らかに連なつている。 なお、表2において“最大バツクラツシ位置
(H1/W)”とは、歯底から高さ水準でH1だけ離
れた位置にて最大バツクラツシが生じ、その位置
を高さ(H1)と歯幅(W)との比で表わした値
である。 表2によれば、本発明例である歯付ベルト1の
歯形は、圧力角(θ)=3.50゜であり、θ<14゜なる
必要条件を満たすことは勿論の事、他の歯形に比
して大幅に小さく、歯間滑りの生じ難い歯形であ
ることが判る。また、ベルト歯4は、歯高(H)
と歯幅(W)の比(H/W)が、台形歯のそれに
比して十分大きく、円弧歯のそれを越え、第4図
に示した試験法によれば、歯の浮き上がり量
(δ)が0.8mmであつて、他の歯形のそれよりも小
さく、不整噛み合いが生じ難い。 〈歯形性能の評価〉 台形歯30、円弧歯40、本発明例としての
サイクロイド歯50を、それぞれ備えたゴム
(ヤング率(E)=0.59Kg/mm2)製歯付ベルトの
要部を用意した。 前記三種類の歯付ベルトを高弾性体としての
鋼板(ヤング率(E)=10000Kg/mm2)上に不動
に貼着した。 各ベルト歯を、それに対応する歯形を有する
プーリに噛み合せ、プーリを不動に保持した状
態で、ベルトピツチ線方向に鋼板を動かすこと
とした。この鋼板変位量をaとする。 先ず、ベルト歯に印加する負荷の目安を得る
ために、別途用意した台形歯30につき、項
の手法で破断試験を行つたところ、台形歯30
は、a=0.45mmで破断した。 第一段階として、三種類の歯形につき、a=
0.09(=0.20×0.45)mmの変位を与えた場合に生
ずる応力分布をミーゼスの応力で求めたとこ
ろ、第9図、第10図、第11図図示の結果が
得られた。 図中、領域,,,,,,,
,,における発生応力は、表3に示す通
りである。
歯、円弧歯、改良円弧歯の寸法例を示している。 なお、歯先5は、これを直線形状に形成した
が、歯高を増加させる方向に偏向する曲線を選択
することもできる。 第8図は、歯付ベルト1のベルト歯4と噛み合
う複数のプーリ歯13を備えるプーリ12の一部
を示している。プーリ12の歯底14は、長さ2
Dの直線形状になされており、該長さ2Dの線分
は、その中点Oおよびプーリの回転中心を通る直
線をY軸とし、点OにおいてY軸と直交する直線
をX軸とする時、該X軸上にある。そして、該歯
底14に連なる歯面15は、式(8),(9)で規定され
るサイクロイド凹曲線形状になされている。 |X|=1.1A(1−cosα)+D ……(8) Y=1.15A(α−sinα)−0.05 ……(9) (ただし、O≦α≦π,O≦Y≦0.7H,A,
Dは正の定数である。) 歯面15を形成するこの曲線は、Y=0.7H位
置(直線l参照)にて円弧形状になされた歯先面
16に滑らかに連なり、かつこの歯先面16は、
直線形状の歯先17に滑らかに連なつている。 なお、表2において“最大バツクラツシ位置
(H1/W)”とは、歯底から高さ水準でH1だけ離
れた位置にて最大バツクラツシが生じ、その位置
を高さ(H1)と歯幅(W)との比で表わした値
である。 表2によれば、本発明例である歯付ベルト1の
歯形は、圧力角(θ)=3.50゜であり、θ<14゜なる
必要条件を満たすことは勿論の事、他の歯形に比
して大幅に小さく、歯間滑りの生じ難い歯形であ
ることが判る。また、ベルト歯4は、歯高(H)
と歯幅(W)の比(H/W)が、台形歯のそれに
比して十分大きく、円弧歯のそれを越え、第4図
に示した試験法によれば、歯の浮き上がり量
(δ)が0.8mmであつて、他の歯形のそれよりも小
さく、不整噛み合いが生じ難い。 〈歯形性能の評価〉 台形歯30、円弧歯40、本発明例としての
サイクロイド歯50を、それぞれ備えたゴム
(ヤング率(E)=0.59Kg/mm2)製歯付ベルトの
要部を用意した。 前記三種類の歯付ベルトを高弾性体としての
鋼板(ヤング率(E)=10000Kg/mm2)上に不動
に貼着した。 各ベルト歯を、それに対応する歯形を有する
プーリに噛み合せ、プーリを不動に保持した状
態で、ベルトピツチ線方向に鋼板を動かすこと
とした。この鋼板変位量をaとする。 先ず、ベルト歯に印加する負荷の目安を得る
ために、別途用意した台形歯30につき、項
の手法で破断試験を行つたところ、台形歯30
は、a=0.45mmで破断した。 第一段階として、三種類の歯形につき、a=
0.09(=0.20×0.45)mmの変位を与えた場合に生
ずる応力分布をミーゼスの応力で求めたとこ
ろ、第9図、第10図、第11図図示の結果が
得られた。 図中、領域,,,,,,,
,,における発生応力は、表3に示す通
りである。
【表】
第二段階として、台形歯30については、a
=0.41(=0.912×0.45)mmの変位を、円弧歯4
0、サイクロイド歯50については、a=0.45
mmの変位をそれぞれ与えた場合に生ずる応力分
布を項と同様に求め、その結果を第12図、
第13図、第14図に示した。 図中、領域,,,,,,,
,,における発生応力は、表4図示す通
りである。
=0.41(=0.912×0.45)mmの変位を、円弧歯4
0、サイクロイド歯50については、a=0.45
mmの変位をそれぞれ与えた場合に生ずる応力分
布を項と同様に求め、その結果を第12図、
第13図、第14図に示した。 図中、領域,,,,,,,
,,における発生応力は、表4図示す通
りである。
【表】
第9図ないし第14図から以下の結論が得られ
る。 第一段階の変位は、ベルト歯がプーリ歯間に
噛み込んだ初期(低応力状態)に相当し、第二
段階の変位は、その後ベルト歯に大きな負荷が
作用した状態(高応力状態)に相当するが、台
形歯30では、第一段階、第二段階共に、荷重
作用側の歯元に大きな応力集中領域が生じ、特
に第二段階において、領域の形状が偏平にな
り、歯元部分に偏倚した大きな負荷が作用する
ため、歯元部分で破断が生じ易いことが理解さ
れる。 第一段階において、円弧歯40には大きな応
力発生領域は現れず、荷重が歯全体に分散さ
れ、荷重担持部材側に均等に伝達される。それ
に対して、サイクロイド歯50では、歯元全体
に亘つて、極偏平な領域がやや大きく現れる
とともに、荷重作用側の歯先面で二箇所に別れ
て領域ないしが現れており、円弧歯40に
比してやや大きな変形を受けることが判る。し
かしながら、いずれの歯形40,50において
も荷重作用側の歯元には高応力が発生せず、台
形歯30に比して遥かに優れている。 第二段階において、円弧歯40では、荷重作
用側の歯元に小さな面積で領域が現れている
のに対し、サイクロイド歯50では、類似した
応力分布を示すものの、荷重作用側の歯元には
領域が現れている。この事から、サイクロイ
ド歯50は円弧歯40に比して高負荷時に変形
が少なく、荷重担持部材側に均等に荷重が伝達
され、不整噛み合いが生じ難いのみならず、耐
久性良好であることが理解される。 発明の効果 以上の説明から明らかな様に、歯先直線、また
は歯高を増加させる方向に偏向する歯先曲線と、
該歯先直線または歯先曲線に連なるサイクロイド
凸曲線と、該サイクロイド凸曲線および歯底に滑
らかに連なる円弧とで形成された歯形を採用した
ことを特徴とする歯付ベルトが提案された。 該歯付ベルトの歯形は、サイクロイド凸曲線に
よつて形成され、圧力角が小さいため、歯間滑り
が生じ難く、また歯幅に対する歯高の比が大きい
ため、高負荷が作用しても歯の浮き上りが生じ難
い。しかも、高負荷が作用した場合に、歯全体に
負荷が分散され、荷重担持部材側に均等に荷重が
伝達されるため、歯自体の変形が少なく、耐久性
良好であつて、不整噛み合いの発生が生じ難い。
る。 第一段階の変位は、ベルト歯がプーリ歯間に
噛み込んだ初期(低応力状態)に相当し、第二
段階の変位は、その後ベルト歯に大きな負荷が
作用した状態(高応力状態)に相当するが、台
形歯30では、第一段階、第二段階共に、荷重
作用側の歯元に大きな応力集中領域が生じ、特
に第二段階において、領域の形状が偏平にな
り、歯元部分に偏倚した大きな負荷が作用する
ため、歯元部分で破断が生じ易いことが理解さ
れる。 第一段階において、円弧歯40には大きな応
力発生領域は現れず、荷重が歯全体に分散さ
れ、荷重担持部材側に均等に伝達される。それ
に対して、サイクロイド歯50では、歯元全体
に亘つて、極偏平な領域がやや大きく現れる
とともに、荷重作用側の歯先面で二箇所に別れ
て領域ないしが現れており、円弧歯40に
比してやや大きな変形を受けることが判る。し
かしながら、いずれの歯形40,50において
も荷重作用側の歯元には高応力が発生せず、台
形歯30に比して遥かに優れている。 第二段階において、円弧歯40では、荷重作
用側の歯元に小さな面積で領域が現れている
のに対し、サイクロイド歯50では、類似した
応力分布を示すものの、荷重作用側の歯元には
領域が現れている。この事から、サイクロイ
ド歯50は円弧歯40に比して高負荷時に変形
が少なく、荷重担持部材側に均等に荷重が伝達
され、不整噛み合いが生じ難いのみならず、耐
久性良好であることが理解される。 発明の効果 以上の説明から明らかな様に、歯先直線、また
は歯高を増加させる方向に偏向する歯先曲線と、
該歯先直線または歯先曲線に連なるサイクロイド
凸曲線と、該サイクロイド凸曲線および歯底に滑
らかに連なる円弧とで形成された歯形を採用した
ことを特徴とする歯付ベルトが提案された。 該歯付ベルトの歯形は、サイクロイド凸曲線に
よつて形成され、圧力角が小さいため、歯間滑り
が生じ難く、また歯幅に対する歯高の比が大きい
ため、高負荷が作用しても歯の浮き上りが生じ難
い。しかも、高負荷が作用した場合に、歯全体に
負荷が分散され、荷重担持部材側に均等に荷重が
伝達されるため、歯自体の変形が少なく、耐久性
良好であつて、不整噛み合いの発生が生じ難い。
第1図、第2図はそれぞれ公知に係る歯付ベル
トの歯形を示す図、第3図はベルト歯とプーリ歯
の間で生ずる押圧関係を示す図、第4図は歯付ベ
ルトの浮き上り変形態様を示す図、第5図は歯形
による該浮き上り量(δ)の差を示すグラフ、第
6図は本発明の一実施例に係る歯付きベルトを複
数の歯付プーリに巻き掛けた状態を示す図、第7
図は該歯付ベルトの要部を示す図、第8図は前記
歯付プーリの要部を示す図、第9図ないし第14
図はそれぞれ各種歯形のベルト歯に荷重を印加し
た場合の応力分布を示す図である。 1……歯付ベルト、2……基体層、3……荷重
担持部材、4……ベルト歯、5……歯先、6……
歯面、7……歯元面、8……歯底、9……点、1
0,11……直線、12……プーリ、13……プ
ーリ歯、14……歯底、15……歯面、16……
歯先面、17……歯先、30……台形歯、40…
…円弧歯、50……サイクロイド歯。
トの歯形を示す図、第3図はベルト歯とプーリ歯
の間で生ずる押圧関係を示す図、第4図は歯付ベ
ルトの浮き上り変形態様を示す図、第5図は歯形
による該浮き上り量(δ)の差を示すグラフ、第
6図は本発明の一実施例に係る歯付きベルトを複
数の歯付プーリに巻き掛けた状態を示す図、第7
図は該歯付ベルトの要部を示す図、第8図は前記
歯付プーリの要部を示す図、第9図ないし第14
図はそれぞれ各種歯形のベルト歯に荷重を印加し
た場合の応力分布を示す図である。 1……歯付ベルト、2……基体層、3……荷重
担持部材、4……ベルト歯、5……歯先、6……
歯面、7……歯元面、8……歯底、9……点、1
0,11……直線、12……プーリ、13……プ
ーリ歯、14……歯底、15……歯面、16……
歯先面、17……歯先、30……台形歯、40…
…円弧歯、50……サイクロイド歯。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の歯付プーリに巻き掛けられ、該プーリ
の歯に噛み合う複数の弾性歯を有する歯付ベルト
において、 歯先直線、または歯高を増加させる方向に偏向
する歯先曲線と、該歯先直線または歯先曲線に連
なるサイクロイド凸曲線と、該サイクロイド凸曲
線および歯底に滑らかに連なる円弧とで形成され
た歯形を採用したことを特徴とする歯付ベルト。 2 歯先中心点を原点とし、ベルトピツチ線と平
行な直線をx軸、これと直交する直線をy軸とす
る時、前記サイクロイド凸曲線が、次式 |x|=A(1−cosα)+D y=A(α−sinα) *ただし、A,Dは正の定数、 O≦α≦πである。 で表わされる歯形を採用したことを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載された歯付ベルト。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61175720A JPS6334341A (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 歯付ベルト |
| CA000543034A CA1283563C (en) | 1986-07-28 | 1987-07-27 | Toothed belt |
| EP87306647A EP0255333B1 (en) | 1986-07-28 | 1987-07-28 | Toothed belt |
| DE8787306647T DE3761693D1 (de) | 1986-07-28 | 1987-07-28 | Zahnriemen. |
| US06/078,789 US4840608A (en) | 1986-07-28 | 1987-07-28 | Toothed belt |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61175720A JPS6334341A (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 歯付ベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6334341A JPS6334341A (ja) | 1988-02-15 |
| JPH0313450B2 true JPH0313450B2 (ja) | 1991-02-22 |
Family
ID=16001058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61175720A Granted JPS6334341A (ja) | 1986-07-28 | 1986-07-28 | 歯付ベルト |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4840608A (ja) |
| EP (1) | EP0255333B1 (ja) |
| JP (1) | JPS6334341A (ja) |
| CA (1) | CA1283563C (ja) |
| DE (1) | DE3761693D1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| FR2679616A1 (fr) * | 1991-07-25 | 1993-01-29 | Caoutchouc Manuf Plastique | Perfectionnement aux ensembles de transmission synchrone pour delocaliser les contraintes dans la courroie. |
| US5405299A (en) * | 1992-12-29 | 1995-04-11 | Bridgestone Corporation | Toothed belt and toothed belt-adapted pulley |
| JP2942459B2 (ja) * | 1994-04-21 | 1999-08-30 | 株式会社椿本チエイン | 歯付きベルト |
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| WO1998023881A1 (de) | 1996-11-22 | 1998-06-04 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Zahnriemen- oder kettengetriebe |
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| US9303734B2 (en) | 2013-08-09 | 2016-04-05 | Gates Corporation | Belt transmission |
| EP3988153B1 (en) | 2015-03-31 | 2024-04-24 | Fisher & Paykel Healthcare Limited | A user interface for supplying gases to an airway |
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| US11015694B2 (en) | 2016-06-09 | 2021-05-25 | Contitech Antriebssysteme Gmbh | Bushing and hub to prevent back-rotation |
| US10989293B2 (en) | 2016-06-09 | 2021-04-27 | Contitech Antriebssysteme Gmbh | Non-metal sprocket and bushing apparatus |
| CN121668497A (zh) | 2016-08-11 | 2026-03-17 | 费雪派克医疗保健有限公司 | 可塌缩导管、患者接口和头戴具连接器 |
| JP6829388B2 (ja) * | 2017-02-27 | 2021-02-10 | 株式会社椿本チエイン | 歯付ベルト伝動装置 |
| JP7281786B2 (ja) | 2018-02-05 | 2023-05-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 溶接用チップ |
| CN119604698A (zh) * | 2022-07-28 | 2025-03-11 | 阪东化学株式会社 | 带齿传送带 |
Family Cites Families (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US4337056A (en) * | 1977-12-12 | 1982-06-29 | Uniroyal, Inc. | Mechanical power transmission system |
| ZA786820B (en) * | 1977-12-14 | 1979-11-28 | Uniroyal Inc | Mechanical power transmission system |
| US4403979A (en) * | 1977-12-23 | 1983-09-13 | Uniroyal, Inc. | Pulley for positive drive systems |
| CA1115090A (en) * | 1977-12-23 | 1981-12-29 | Uniroyal, Inc. | Pulley for positive drive systems |
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| IT1149695B (it) * | 1982-02-26 | 1986-12-03 | Pirelli | Cinghia dentata |
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-
1986
- 1986-07-28 JP JP61175720A patent/JPS6334341A/ja active Granted
-
1987
- 1987-07-27 CA CA000543034A patent/CA1283563C/en not_active Expired - Lifetime
- 1987-07-28 US US06/078,789 patent/US4840608A/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-07-28 EP EP87306647A patent/EP0255333B1/en not_active Expired
- 1987-07-28 DE DE8787306647T patent/DE3761693D1/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0255333A1 (en) | 1988-02-03 |
| JPS6334341A (ja) | 1988-02-15 |
| CA1283563C (en) | 1991-04-30 |
| EP0255333B1 (en) | 1990-02-07 |
| DE3761693D1 (de) | 1990-03-15 |
| US4840608A (en) | 1989-06-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |