JPH0314111Y2 - - Google Patents

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JPH0314111Y2
JPH0314111Y2 JP5657886U JP5657886U JPH0314111Y2 JP H0314111 Y2 JPH0314111 Y2 JP H0314111Y2 JP 5657886 U JP5657886 U JP 5657886U JP 5657886 U JP5657886 U JP 5657886U JP H0314111 Y2 JPH0314111 Y2 JP H0314111Y2
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、金属製魔法瓶に関するもので、詳し
くは、金属製の外瓶の底部に真空引き用の開口部
が設けられ、該開口部の閉塞が外瓶の底部にろう
付けされた蓋部材によつてなされるとともに、該
蓋部材のろう付け部が合成樹脂製の底板によつて
覆われる形式の金属製魔法瓶の改良に係るもので
ある。
「従来の技術」 第6図〜第8図は、前記形式の金属製魔法瓶の
従来例を示したもので、図中符合1が二重構造を
なした瓶本体であり、この瓶本体1の上部には外
装を兼ねたコツプ2が装着されている。そして、
瓶本体1の口を塞いだ中栓3と前記コツプ2との
間には、内コツプ小4と内コツプ大5とが収容さ
れている。
前記瓶本体1は、金属製の内瓶6とこの内瓶6
を収容する金属製の外瓶7とによつて二重構造を
なしたもので、外瓶7と内瓶6とはそれぞれの上
端部が互いに接合されて一体化されている。ま
た、前記外瓶7の底部には、第7図にも示したよ
うに、内瓶6と外瓶7との間の間〓8を真空の断
熱層とするための真空引き用の開口部9が設けら
れ、かつ、この開口部9の閉塞が真空引き作業後
に外瓶7の底部にろう付けされた蓋部材10によ
つてなされている。そして、前記蓋部材10のろ
う付け部11を衝撃から保護すること、およびろ
う付け部11を隠して、外観上の装飾を向上させ
るということから、合成樹脂製の底板12が前記
ろう付け部11を覆うように外瓶7の下端面に取
り付けられている。
また、前記外瓶7の外周の適所には、携帯用の
ハンドル13が設けられている。
「考案が解決しようとする問題点」 そころで、前述の従来のものにあつては、外瓶
7の底部と底板12との間の密閉空間14に空気
溜まりが形成され、外部の温度の昇降により該空
間14に入つた空気の熱膨張や収縮の繰り返しに
よつて底板12に変形が生じて、不良品となるも
のがあつた。
このような不都合に対する対策として、底板1
2の板厚を増加させるなどして底板12の強度を
増大させ、かつ該底板12の外瓶7の底部への接
合強度を増大させることが考えられる。しかし、
このような対策では、その半面で、底板12の材
料が多く必要になり、コスト高になるだけでな
く、重量の増加という新たな問題が生じてしま
う。
この考案は前記事情に鑑みてなされたもので、
底部空間の空気の熱膨張や収縮による底板の変形
を防止して、底板の変形による不良率を低減させ
るだけでなく、同時に、底板の材料節減によつて
コストダウンと軽量化とを図ることのできる金属
製魔法瓶を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 この考案に係る金属製魔法瓶は、瓶本体が金属
製の内瓶とこの内瓶を収容する金属製の外瓶とに
よつて二重構造をなすとともに、前記外瓶の底部
には、内瓶と外瓶との間の間〓を真空の断熱層と
するための真空引き用の開口部が設けられ、か
つ、この開口部の閉塞が真空引き作業後に外瓶の
底部にろう付けされた蓋部材によつてなされると
ともに、この蓋部材のろう付け部を覆う合成樹脂
製の底板が外瓶の下端面に取り付けられる形式の
もので、前記底板が中央に穴を設けたリング状を
なしたことを特徴とする。
「作用」 この考案に係る魔法瓶においては、蓋部材のろ
う付け部を覆う底板がリング状をなしており、蓋
部材と底板との間に形成される空間の大部分が底
板の中央の穴を介して大気解放する構造となるた
め、前記空間内での空気溜まりが低減され、空気
の熱膨張や収縮による底板の変形が防止される。
したがつて、底板の変形による不良率を低させる
ことができる。
しかも、底板の中央に設けた穴の分だけ底板の
材料を節減して、この材料節減によつてコストダ
ウンと軽量化とを図ることもできる。
また、このような形式の魔法瓶にあつては、上
記底板の穴部形状を円形、楕円形、多角形と種々
な形状とすることによつて、底部の外観の向上・
意匠の多様化等に工夫ができる。
したがつて、これによつて商品価値への影響が
極めて大きくなる。
「実施例」 第1図〜第3図は、本考案の一実施例の側面図
を示したもので、図中符号20が瓶本体である。
この瓶本体20は、金属製の内瓶21とこの内
瓶21を収容する金属製の外瓶22とによつて二
重構造をなしたもので、内瓶21と外瓶22とが
それぞれの上端部を互いに気密に接合することに
より一体化されており、この接合により形成され
た上端縁には縁の両面を覆う如く口ゴム23が取
り付けられ、さらにこの口ゴム23の上から、外
周にねじ部24aを有した肩部材24が取り付け
られている。そして、この瓶本体20の上端開口
部は、中栓25によつて塞がれ、その外側を覆う
ようにコツプ26が取り付けられている。このコ
ツプ26は、前記肩部材24のねじ部24aに螺
合することにより、係止されている。
前記外瓶22の底部の中央には、第2図にも示
したように内側にへこんだ凹部22aが円形に形
成されており、この凹部22aの中心部には、内
瓶21と外瓶22との間の間〓28を真空の断熱
層とするための真空引き用の開口部29が設けら
れている。また、前記凹部22aの外周には、こ
れとほぼ同心円状に溝22bが形成されている。
前記開口部29の閉塞は、真空引き作業後に真
空加熱炉内で前記凹部22aにろう付けされた蓋
部材30によつてなされている。前記凹部22a
の深さは、蓋部材30の板厚よりも大きく設定さ
れ、これによつて、蓋部材30が外瓶22の底部
の下端面22cよりも内側に入つた構造になつて
いる。
また、前記下端面22cには、第3図にも示し
たように、合成樹脂製の底板32が取り付けられ
ている。
この底板32は、中央に穴32aを設けたリン
グ状をなすとともに、前記溝22cに対応する位
置該溝22cに嵌合する突起32bを有してお
り、突起32bを前記溝22cに嵌合させること
によつて外瓶22の底部への位置決め(心出し)
がなされ、突起32bと溝22cとの嵌合力およ
び接着材等の適宜手段による接合力によつて、外
瓶22の下端面22cに固定されている。
この底板32は、前記蓋部材30のろう付け部
33を衝撃から保護すること、および、ろう付部
33を隠して外観を向上させるという意匠上の効
果を上げることを狙いの一つとしており、内周側
には、蓋部材30側に張り出して前記ろう付部3
3を覆う内縁部32cが形成されている。また、
この底板32の下端面32dは、外瓶22の下端
面22cより下側に位置しており、テーブル等の
上に立てて置く場合には、この底板32の下端面
32dが実質上の接地面となる。このように、立
てて置く場合に、合成樹脂製の底板32が接地す
るようにしておくと、金属製の外瓶22が直接接
触する場合と比較して、置くときの感触を良くす
ることができ、また、落とした時に外瓶22の損
傷を防ぐためにも有効である。
なお、前述の一実施例では、底板32の外周が
円形をなし、かつ、中央に設けた穴32aも円形
に形勢されているが、底板32の形状を上記実施
例に限定するものではない。
例えば、第4図に示すように、底板32の外周
を楕円形に、そして穴32aを円形にしたり、あ
るいは、第5図に示すように、外周を円形にし
て、穴32aを六角形にすることも考えられ、こ
の他にも任意の形状にすることができる。ただ
し、材料の節約等の面から考えると、底板32の
内・外周の形状を一致させることが有利になる。
また、底板32を外瓶22の下端面に取り付け
る手段としては、接着剤による接着の他、外板の
弾性力を利用した嵌合や、ねじを利用した連結が
考えられる。
以上の如き魔法瓶においては、蓋部材30のろ
う付け部33を覆う底板32がリング状をなして
おり、蓋部材30と底板32との間には、大きな
空間34、微少な空間35・36等が形成される
が、大部分を占める空間34が、底板32の中央
の穴32aを介して大気解放する構造となり、空
気の溜まる密閉空間35・36が極めて小さくな
るため、前記空間内の空気の熱膨張や収縮による
底板32の変形が防止される。
実際に、−40℃〜+80℃の熱サイクル試験をお
こなつたが、この試験において底板32の変形は
全く発生しなかつた。
したがつて、底板32の変形による不良率を低
させることができる。
しかも、底板32の中央に設けた穴32aの分
だけ底板32の材料を節減して、この材料節減に
よつてコストダウンと軽量化とを図ることもでき
る。
一実施例ものでは、部品重量として約25パーセ
ントの重量軽減をなし得た。
また、このような形式の魔法瓶にあつては、携
帯時等には、底部が外部に露見することになる。
したがつて、底部の外観も商品価値に影響力を持
ち、底部の外観の向上・意匠の多様化等に工夫が
要求されるが、この考案に係る魔法瓶では、単に
前記底板32の中央部の穴32aの形状を変える
ことによつて、外観に変化を持たせることがで
き、多様の意匠を容易に得ることができる。
また、底板32の中央に穴32aを設けたこと
によつて、底板32に適度の可撓性を与えること
ができ、従来の単純な円盤状のものと比較する
と、外瓶22の下端面32dに微小な反りやゆが
みがあつても、下端面32dに容易にかつ確実に
密着させることができて、十分な接着強度を得る
ことができる。
「考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案の金属
製魔法瓶は、外瓶の底部に設けた真空引き用の開
口部を、真空環境下で外瓶の底部にろう付けされ
る蓋部材で塞ぎ、この蓋部材のろう付け部を合成
樹脂製の底板で覆う形式をとるが、前記底板が中
央に穴を設けたリング状をなしており、蓋部材と
底板との間に形成される空間の大部分が底板の中
央の穴を介して大気解放する構造となるため、前
記空間内の空気溜まりが減少し、従つて、空気の
熱膨張による底板の変形が防止される。したがつ
て、底板の変形による不良率を低させることがで
きる。
しかも、底板の中央に設けた穴の分だけ底板の
材料を節減して、この材料節減によつてコストダ
ウンと軽量化とを図ることもできる。
また、このような形式の魔法瓶にあつては、携
帯時等には、底部が外部に露見することになる。
したがつて、底部の外観も商品価値に影響力を持
ち、底部の外観の向上・意匠の多様化等に工夫が
要求されるが、この考案に係る魔法瓶では、単に
前記底板の中央部の穴の形状を変えることによつ
て、外観に変化を持たせることができ、多様の意
匠を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示したも
ので、第1図は一部を断面した側面図、第2図は
第1図の要部の拡大図、第3図は第1図に示した
おける魔法瓶の底面図、第4図は本考案の他の実
施例の底面図、第5図は本考案のさらに他の実施
例の底面図、第6図は従来の魔法瓶の側面図、第
7図は第6図の要部の拡大図、第8図は第6図に
示した魔法瓶の底面図である。 20……瓶本体、21……内瓶、22……外
瓶、22a……凹部、22b……溝、22c……
下端面、28……間〓、29……開口部、30…
…蓋部材、32……底板、32a……穴、32c
……内縁部、33……ろう付け部、34・35・
36……空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 瓶本体が金属製の内瓶とこの内瓶を収容する金
    属製の外瓶とによつて二重構造をなすとともに、
    前記外瓶の底部には、内瓶と外瓶との間の間〓を
    真空の断熱層とするための真空引き用の開口部が
    設けられ、かつ、この開口部の閉塞が真空引き作
    業後に外瓶の底部にろう付けされた蓋部材によつ
    てなされるとともに、この蓋部材のろう付け部を
    覆う合成樹脂製の底板が外瓶の下端面に取り付け
    られる形式の金属製魔法瓶であつて、前記底板が
    中央に穴を設けたリング状をなしたことを特徴と
    する金属製魔法瓶。
JP5657886U 1986-04-15 1986-04-15 Expired JPH0314111Y2 (ja)

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JP5657886U JPH0314111Y2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15

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JP5657886U JPH0314111Y2 (ja) 1986-04-15 1986-04-15

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JPS62168849U JPS62168849U (ja) 1987-10-26
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