JPH0316379B2 - - Google Patents
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- JPH0316379B2 JPH0316379B2 JP12719688A JP12719688A JPH0316379B2 JP H0316379 B2 JPH0316379 B2 JP H0316379B2 JP 12719688 A JP12719688 A JP 12719688A JP 12719688 A JP12719688 A JP 12719688A JP H0316379 B2 JPH0316379 B2 JP H0316379B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- organosilane
- deformation
- colorant composition
- molded
- pigment
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、ポリオレフイン系樹脂成形品の着色
剤として使用した場合に成形収縮による変形をき
たさない着色剤組成物の製法を提供するものであ
る。 成形品用として使用されている樹脂のうち、ポ
リスチレン、メチルメタアクリレート、ポリカー
ボネート、AS樹脂、ABS樹脂では成形後の寸法
安定性に及ぼす顔料の影響はそれほど問題となら
ないが、ポリオレフイン系樹脂ではその影響が極
めて大きいことが知られている。このため、成形
収縮に及ぼす影響が小さく、また耐熱性にも優れ
るカーボンブラツク、カドミウムイエロー、カド
ミウムレツド、クロムイエロー、弁柄、群青等の
無機顔料が成形品用の着色剤として使用されてい
たが、近年カドミウム系、クロム系顔料で着色さ
れたプラスチツク成形品を廃棄した場合にこれら
製品中に含まれたカドミウム、クロム等の重金属
によつて土壌が汚染されるため公害防止の立場か
らポリオレフイン系樹脂成形品用の着色剤に有機
顔料を使用することが強く望まれていた。ところ
が有機顔料の場合には、成形時の高温に耐えて且
つ長時間の屋外曝露にも耐えるようなものを使用
しても、得られた着色成形品の寸法安定性が劣る
という欠点があるため、この問題の解決がポリオ
レフイン系樹脂成形品用の着色剤として有機顔料
の使用を可能にすることの鍵となつていた。 本発明者等は、かかる問題を解決するため鋭意
研究したところ、有機顔料と、オルガノシラン
と、金属石けん及び/又はワツクスとを、有機溶
剤の存在下で混合して得られた着色剤組成物によ
つて着色されたポリオレフイン系樹脂成形品では
成形収縮がみられず、顔料の分散も良いことを見
出し、本発明に到達した。 即ち、 本発明は、有機顔料と、オルガノシランと、金
属石けん及び/又はワツクスとを、有機溶剤の存
在下で混合することを特徴とするポリオレフイン
系樹脂成形品用着色剤組成物の製法である。 本発明において使用するオルガノシランは、低
級アルキルアルコキシシラン、ハロゲン化アルキ
ルアルコキシシラン、アミノアルキルアルコキシ
シラン、エポキシアルキルアルコキシシラン、メ
ルカプトアルキルアルコキシシラン、メタクリル
アルキルアルコキシシラン等のアルキルアルコキ
シ系シラン或いはビニルハロゲン化シラン、ビニ
ルアルコキシシラン、ビニルアセトキシシラン等
のビニル系シランであり、このような化合物とし
て、例えばメチルトリエトキシシラン、ジメチル
ジエトキシシラン、γ−クロロピロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピル−トリメトキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチル−トリメトキシシラ
ン、γ−グリシドオキシプロピルメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシ
シラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエ
トキシンラン、ビニル−トリス(β−メトキシエ
トキン)シラン、ビニルアセトキシシラン等が挙
げられる。しかしながら本発明において特に好ま
しいオルガノシランは、アミノアルキルアルコキ
シシランである。 また、前記したオルガノシランによつて処理さ
れる有機顔料としては、アゾ系、イソインドリノ
ン系、フタロン系、アンスラキノン系、ペリレン
系、フタロシアニン系、キナクリドン系等の公知
の耐熱性に優れた有機顔料がいずれも使用でき
る。 本発明の着色剤組成物の製法では、有機顔料
100重量部あたりオルガノシランを0.1重量部以上
配合すれば着色されたポリオレフイン系樹脂成形
品の成形収縮が防止されるが、あまり多量にオル
ガノシランを加えても効果は高まることがないの
で、有機顔料100重量部あたりオルガノシラン5
〜20重量部を配合することが望ましい。 本発明の製法により着色剤組成物を得るには、
有機顔料にオルガノシランが充分付着するように
混合処理するが、小量のオルガノシランで効率よ
く成形収縮を防止するために、メタノール、エタ
ノール等のアルコール類、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類、メチルエ
ーテル、エチルエーテル、石油エーテル等のエー
テル類、ベンゼン、キシレン、トルエル等の芳香
族系有機溶剤、メチルセロソルブ、クロロホルム
等の有機溶剤でオルガノシランを希釈しておく。
また、オルガノシランのみで処理した顔料は、一
旦乾燥すると顔料粒子の凝集力が強くなつてプラ
スチツク成形材料中での顔料の分散性が低下する
傾向がみられるので、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、
ステアリン酸アルミニウム、ラウリン酸バリウム
等の金属石けん、或いは塩素化ポリオレフイン、
塩素化ポリエチレン、低分子量ポリエチレン、低
分子量ポリエチレン−酢酸ビニル共重合体等のワ
ツクス類を併用する。このような場合の製造方法
としては、例えばオルガノシラン希釈溶液中に
有機顔料と金属石けんを添加し攪拌したのち濾
過、乾燥、粉砕する、有機顔料、オルガノシラ
ン、ワツクス、溶剤の混合物を三本ロールで練肉
粉砕する、有機顔料、オルガノシラン、水、溶
剤、ワツクスの混合物をミキサーでゲル化混合
し、乾燥、粉砕する、等の方法がある。 本発明の製造により得られた着色剤組成物を使
用した場合に成形収縮による成形品の変形が防止
されるポリオレフイン系樹脂成形材料としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン及びこれらポリオ
レフインに酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリロニ
トリル等の成分とからなる共重合体が好適に挙げ
られる。 以下、例を挙げて本発明を説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。なお各例中に
おいて用いられる変形度及び収縮率の測定方法は
次の如くである。 (1) 変形度 直径120mm、厚さ2mmの円板状の金型を用い
て、3pzインライン式射出成形機で成形温度220
℃にて円板を成形する。これを25℃で48時間放
置した後、平面上においた円板の片方を軽くお
さえて、その反対側のそりが最大になる平面か
らの高さを変形度とする。 (2) 収縮率 縦140mm、横80mm、厚さ2mmの平板状の金型
を用いて3pzインライン式射出成形機で成形温
度220℃にて平板を成形する。これを25℃で、
48時間放置した後、平板の樹脂の流れ方向の長
さを測定し、次式に従つて収縮率を算出する。 収縮率(%)=(金型寸法−測定値)/金型寸法×10
0 実施例 1 イソインドリノンオレンジ(チバ・ガイキー社
製「イルガジンオレンジRLT」25gとγ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン(ユニオンカーバ
イド社製)2.5g、ポリエチレンワツクス(三洋
化成社製「サンワツクス161P」、密度0.930g/
cm3、分子量5000)75g、及び水−エタノール系溶
剤(1:1)60gを撹拌混合し、加熱3本ロール
にて練肉したのち粉砕して着色剤組成物を得た。 この着色剤組成物40gと高密度ポリエチレン
(三井石油化学社製「ハイゼツクス2208J」、メル
トインデツクス6g/10min、密度0.970g/cm3)
960gとを混合して40m/m押出機にてペレツト
化した。次いで、ペレツト化物100gと上記高密
度ポリエチレン900gとをブレンドして射出成形
機にて板状物に成形した。得られた板状物は全く
変形がみられず、収縮も極めて少なかつた。変形
度と収縮率の測定結果を表−1に示す。 比較例 1 実施例1で使用した顔料25gとポリエチレンワ
ツクス75gとを混合し、加熱3本ロールにて練肉
した後粉砕して着色剤組成物を得た。以下実施例
1と同様に処理したのち射出成形機にて板状物に
成形したところ変形、収縮が著しかつた。変形度
と収縮率の測定結果を表−1に示す。 実施例 2 イソインドリノンイエロー(チバ・ガイギー社
製「イルカジンイエロー2GLT」4gとステアリ
ン酸亜鉛6g、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン0.8g、エタノール25gを100c.c.ビーカーに
入れ撹拌混合したのち、80℃で減圧乾燥した。 これを粉砕して得られた着色剤組成物2.5gと
実施例1で使用した高密度ポリエチレン1000gと
をドライブレンドし、板状物に射出成形した。変
形度と収縮率の測定結果を表−1に示す。 比較例 2 実施例2で使用した顔料1g、ステアリン酸亜
鉛1g及び実施例1の高密度ポリエチレン1000g
をドライブレンドし、これを板状物に射出成形し
た。変形度と収縮率の測定結果を表−1に示す。 実施例 3 フタロシアニンブルー(大日本インキ化学社製
「フアーストゲンブルーGS−660」)25g、実施例
1で使用したポリエチレンワツクス25g、N−β
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン(ユニオンカーバイド社製)2.5g及び
トルエン250gをフラスコに入れ100℃にて撹拌し
た。ポリエチレンワツクスが完全にトルエンに溶
解したのち、アスピレーターで減圧しながらトル
エンを除去し、更に粉砕して着色剤組成物を得
た。 この着色剤組成物20gと実施例1で使用した高
密度ポリエチレン980gとを混合して40m/m押
出機にてペレツト化する。このペレツト化物100
gと前記した高密度ポリエチレン1000gとをブレ
ンドして射出成形機で板状物で成形した。変形度
と収縮率の測定結果を表−1に示す。 比較例 3 オルガノシランを加えないほかは実施例3と同
様の処理を施したのち射出成形機で板状物に成形
した。変形度と収縮率の測定結果を表−1に示
す。 実施例 4 イソインドリノンイエロー(大日本インキ化学
社製「フアストーゲンスーパーイエローGR」)
25g、実施例1で使用したポリエチレンワツクス
25g、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン
2.5g、及びトルエン250gをフラスコに入れ100
℃にて撹拌した。ポリエチレンワツクスが完全に
溶解したのち、アスピレーターで減圧しながらト
ルエンを除去し、次いで粉砕して着色剤組成物を
得た。この着色剤組成物20gと高密度ポリエチレ
ン(昭和油化製「シヨーレツクスF6040C」、メル
トインデツクス4g/10min、密度0.960g/cm3)
980gを混合し、40m/m押出機でペレツト化し
た。この着色ペレツト化物100gと上記高密度ポ
リエチレン900gをブレンドし、射出成形機で板
状物に成形した。変形度を収縮率の測定結果を表
−1に示す。 比較例 4 オルガノシランを加えないほかは実施例4と同
様の処理を施したのち射出成形機にて板状物に成
形した。変形度と収縮率の測定結果を表−1に示
す。 実施例 5 イソインドリノンレツド(チバ・ガイギー社製
「イルガジンレツド2BLT」4g、ステアリン酸
マグネシウム6g、N−β−(アミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン0.6g、水
−エタノール系溶剤(1:1)30gを100c.c.ビー
カーに入れて撹拌混合したのち、80℃で減圧乾燥
し、次いで粉砕して着色剤組成物を得た。この着
色剤組成物2.5gと実施例4で使用した高密度ポ
リエチレン1000gとドライブレンドし、射出成形
機にて板状物に成形した。変形度と収縮率の測定
結果を表−1に示す。 比較例 5 実施例5で使用した顔料1g、ステアリン酸マ
グネシウム1.5g及び実施例4で使用した高密度
ポリエチレン1000gをドライブレンドし、これを
射出成形機にて板状物に成形した。変形度と収縮
率の測定結果を表−1に示す。
剤として使用した場合に成形収縮による変形をき
たさない着色剤組成物の製法を提供するものであ
る。 成形品用として使用されている樹脂のうち、ポ
リスチレン、メチルメタアクリレート、ポリカー
ボネート、AS樹脂、ABS樹脂では成形後の寸法
安定性に及ぼす顔料の影響はそれほど問題となら
ないが、ポリオレフイン系樹脂ではその影響が極
めて大きいことが知られている。このため、成形
収縮に及ぼす影響が小さく、また耐熱性にも優れ
るカーボンブラツク、カドミウムイエロー、カド
ミウムレツド、クロムイエロー、弁柄、群青等の
無機顔料が成形品用の着色剤として使用されてい
たが、近年カドミウム系、クロム系顔料で着色さ
れたプラスチツク成形品を廃棄した場合にこれら
製品中に含まれたカドミウム、クロム等の重金属
によつて土壌が汚染されるため公害防止の立場か
らポリオレフイン系樹脂成形品用の着色剤に有機
顔料を使用することが強く望まれていた。ところ
が有機顔料の場合には、成形時の高温に耐えて且
つ長時間の屋外曝露にも耐えるようなものを使用
しても、得られた着色成形品の寸法安定性が劣る
という欠点があるため、この問題の解決がポリオ
レフイン系樹脂成形品用の着色剤として有機顔料
の使用を可能にすることの鍵となつていた。 本発明者等は、かかる問題を解決するため鋭意
研究したところ、有機顔料と、オルガノシラン
と、金属石けん及び/又はワツクスとを、有機溶
剤の存在下で混合して得られた着色剤組成物によ
つて着色されたポリオレフイン系樹脂成形品では
成形収縮がみられず、顔料の分散も良いことを見
出し、本発明に到達した。 即ち、 本発明は、有機顔料と、オルガノシランと、金
属石けん及び/又はワツクスとを、有機溶剤の存
在下で混合することを特徴とするポリオレフイン
系樹脂成形品用着色剤組成物の製法である。 本発明において使用するオルガノシランは、低
級アルキルアルコキシシラン、ハロゲン化アルキ
ルアルコキシシラン、アミノアルキルアルコキシ
シラン、エポキシアルキルアルコキシシラン、メ
ルカプトアルキルアルコキシシラン、メタクリル
アルキルアルコキシシラン等のアルキルアルコキ
シ系シラン或いはビニルハロゲン化シラン、ビニ
ルアルコキシシラン、ビニルアセトキシシラン等
のビニル系シランであり、このような化合物とし
て、例えばメチルトリエトキシシラン、ジメチル
ジエトキシシラン、γ−クロロピロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロ
ピル−トリメトキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチル−トリメトキシシラ
ン、γ−グリシドオキシプロピルメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシ
シラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエ
トキシンラン、ビニル−トリス(β−メトキシエ
トキン)シラン、ビニルアセトキシシラン等が挙
げられる。しかしながら本発明において特に好ま
しいオルガノシランは、アミノアルキルアルコキ
シシランである。 また、前記したオルガノシランによつて処理さ
れる有機顔料としては、アゾ系、イソインドリノ
ン系、フタロン系、アンスラキノン系、ペリレン
系、フタロシアニン系、キナクリドン系等の公知
の耐熱性に優れた有機顔料がいずれも使用でき
る。 本発明の着色剤組成物の製法では、有機顔料
100重量部あたりオルガノシランを0.1重量部以上
配合すれば着色されたポリオレフイン系樹脂成形
品の成形収縮が防止されるが、あまり多量にオル
ガノシランを加えても効果は高まることがないの
で、有機顔料100重量部あたりオルガノシラン5
〜20重量部を配合することが望ましい。 本発明の製法により着色剤組成物を得るには、
有機顔料にオルガノシランが充分付着するように
混合処理するが、小量のオルガノシランで効率よ
く成形収縮を防止するために、メタノール、エタ
ノール等のアルコール類、メチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン等のケトン類、メチルエ
ーテル、エチルエーテル、石油エーテル等のエー
テル類、ベンゼン、キシレン、トルエル等の芳香
族系有機溶剤、メチルセロソルブ、クロロホルム
等の有機溶剤でオルガノシランを希釈しておく。
また、オルガノシランのみで処理した顔料は、一
旦乾燥すると顔料粒子の凝集力が強くなつてプラ
スチツク成形材料中での顔料の分散性が低下する
傾向がみられるので、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、
ステアリン酸アルミニウム、ラウリン酸バリウム
等の金属石けん、或いは塩素化ポリオレフイン、
塩素化ポリエチレン、低分子量ポリエチレン、低
分子量ポリエチレン−酢酸ビニル共重合体等のワ
ツクス類を併用する。このような場合の製造方法
としては、例えばオルガノシラン希釈溶液中に
有機顔料と金属石けんを添加し攪拌したのち濾
過、乾燥、粉砕する、有機顔料、オルガノシラ
ン、ワツクス、溶剤の混合物を三本ロールで練肉
粉砕する、有機顔料、オルガノシラン、水、溶
剤、ワツクスの混合物をミキサーでゲル化混合
し、乾燥、粉砕する、等の方法がある。 本発明の製造により得られた着色剤組成物を使
用した場合に成形収縮による成形品の変形が防止
されるポリオレフイン系樹脂成形材料としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン及びこれらポリオ
レフインに酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリロニ
トリル等の成分とからなる共重合体が好適に挙げ
られる。 以下、例を挙げて本発明を説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。なお各例中に
おいて用いられる変形度及び収縮率の測定方法は
次の如くである。 (1) 変形度 直径120mm、厚さ2mmの円板状の金型を用い
て、3pzインライン式射出成形機で成形温度220
℃にて円板を成形する。これを25℃で48時間放
置した後、平面上においた円板の片方を軽くお
さえて、その反対側のそりが最大になる平面か
らの高さを変形度とする。 (2) 収縮率 縦140mm、横80mm、厚さ2mmの平板状の金型
を用いて3pzインライン式射出成形機で成形温
度220℃にて平板を成形する。これを25℃で、
48時間放置した後、平板の樹脂の流れ方向の長
さを測定し、次式に従つて収縮率を算出する。 収縮率(%)=(金型寸法−測定値)/金型寸法×10
0 実施例 1 イソインドリノンオレンジ(チバ・ガイキー社
製「イルガジンオレンジRLT」25gとγ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン(ユニオンカーバ
イド社製)2.5g、ポリエチレンワツクス(三洋
化成社製「サンワツクス161P」、密度0.930g/
cm3、分子量5000)75g、及び水−エタノール系溶
剤(1:1)60gを撹拌混合し、加熱3本ロール
にて練肉したのち粉砕して着色剤組成物を得た。 この着色剤組成物40gと高密度ポリエチレン
(三井石油化学社製「ハイゼツクス2208J」、メル
トインデツクス6g/10min、密度0.970g/cm3)
960gとを混合して40m/m押出機にてペレツト
化した。次いで、ペレツト化物100gと上記高密
度ポリエチレン900gとをブレンドして射出成形
機にて板状物に成形した。得られた板状物は全く
変形がみられず、収縮も極めて少なかつた。変形
度と収縮率の測定結果を表−1に示す。 比較例 1 実施例1で使用した顔料25gとポリエチレンワ
ツクス75gとを混合し、加熱3本ロールにて練肉
した後粉砕して着色剤組成物を得た。以下実施例
1と同様に処理したのち射出成形機にて板状物に
成形したところ変形、収縮が著しかつた。変形度
と収縮率の測定結果を表−1に示す。 実施例 2 イソインドリノンイエロー(チバ・ガイギー社
製「イルカジンイエロー2GLT」4gとステアリ
ン酸亜鉛6g、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン0.8g、エタノール25gを100c.c.ビーカーに
入れ撹拌混合したのち、80℃で減圧乾燥した。 これを粉砕して得られた着色剤組成物2.5gと
実施例1で使用した高密度ポリエチレン1000gと
をドライブレンドし、板状物に射出成形した。変
形度と収縮率の測定結果を表−1に示す。 比較例 2 実施例2で使用した顔料1g、ステアリン酸亜
鉛1g及び実施例1の高密度ポリエチレン1000g
をドライブレンドし、これを板状物に射出成形し
た。変形度と収縮率の測定結果を表−1に示す。 実施例 3 フタロシアニンブルー(大日本インキ化学社製
「フアーストゲンブルーGS−660」)25g、実施例
1で使用したポリエチレンワツクス25g、N−β
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン(ユニオンカーバイド社製)2.5g及び
トルエン250gをフラスコに入れ100℃にて撹拌し
た。ポリエチレンワツクスが完全にトルエンに溶
解したのち、アスピレーターで減圧しながらトル
エンを除去し、更に粉砕して着色剤組成物を得
た。 この着色剤組成物20gと実施例1で使用した高
密度ポリエチレン980gとを混合して40m/m押
出機にてペレツト化する。このペレツト化物100
gと前記した高密度ポリエチレン1000gとをブレ
ンドして射出成形機で板状物で成形した。変形度
と収縮率の測定結果を表−1に示す。 比較例 3 オルガノシランを加えないほかは実施例3と同
様の処理を施したのち射出成形機で板状物に成形
した。変形度と収縮率の測定結果を表−1に示
す。 実施例 4 イソインドリノンイエロー(大日本インキ化学
社製「フアストーゲンスーパーイエローGR」)
25g、実施例1で使用したポリエチレンワツクス
25g、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン
2.5g、及びトルエン250gをフラスコに入れ100
℃にて撹拌した。ポリエチレンワツクスが完全に
溶解したのち、アスピレーターで減圧しながらト
ルエンを除去し、次いで粉砕して着色剤組成物を
得た。この着色剤組成物20gと高密度ポリエチレ
ン(昭和油化製「シヨーレツクスF6040C」、メル
トインデツクス4g/10min、密度0.960g/cm3)
980gを混合し、40m/m押出機でペレツト化し
た。この着色ペレツト化物100gと上記高密度ポ
リエチレン900gをブレンドし、射出成形機で板
状物に成形した。変形度を収縮率の測定結果を表
−1に示す。 比較例 4 オルガノシランを加えないほかは実施例4と同
様の処理を施したのち射出成形機にて板状物に成
形した。変形度と収縮率の測定結果を表−1に示
す。 実施例 5 イソインドリノンレツド(チバ・ガイギー社製
「イルガジンレツド2BLT」4g、ステアリン酸
マグネシウム6g、N−β−(アミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン0.6g、水
−エタノール系溶剤(1:1)30gを100c.c.ビー
カーに入れて撹拌混合したのち、80℃で減圧乾燥
し、次いで粉砕して着色剤組成物を得た。この着
色剤組成物2.5gと実施例4で使用した高密度ポ
リエチレン1000gとドライブレンドし、射出成形
機にて板状物に成形した。変形度と収縮率の測定
結果を表−1に示す。 比較例 5 実施例5で使用した顔料1g、ステアリン酸マ
グネシウム1.5g及び実施例4で使用した高密度
ポリエチレン1000gをドライブレンドし、これを
射出成形機にて板状物に成形した。変形度と収縮
率の測定結果を表−1に示す。
【表】
Claims (1)
- 1 有機顔料と、オルガノシランと、金属石けん
及び/又はワツクスとを、有機溶剤の存在下で混
合することを特徴とするポリオレフイン系樹脂成
形品用着色剤組成物の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12719688A JPH01230650A (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 着色剤組成物の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12719688A JPH01230650A (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 着色剤組成物の製法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP49007228A Division JPS597733B2 (ja) | 1974-01-14 | 1974-01-14 | ポリオレフィン系樹脂成形品用着色剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01230650A JPH01230650A (ja) | 1989-09-14 |
| JPH0316379B2 true JPH0316379B2 (ja) | 1991-03-05 |
Family
ID=14954076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12719688A Granted JPH01230650A (ja) | 1988-05-26 | 1988-05-26 | 着色剤組成物の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01230650A (ja) |
-
1988
- 1988-05-26 JP JP12719688A patent/JPH01230650A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01230650A (ja) | 1989-09-14 |
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