JPH0316399B2 - - Google Patents

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JPH0316399B2
JPH0316399B2 JP4138387A JP4138387A JPH0316399B2 JP H0316399 B2 JPH0316399 B2 JP H0316399B2 JP 4138387 A JP4138387 A JP 4138387A JP 4138387 A JP4138387 A JP 4138387A JP H0316399 B2 JPH0316399 B2 JP H0316399B2
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Yoshio Suzuki
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KIROKU SOZAI SOGO KENKYUSHO KK
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KIROKU SOZAI SOGO KENKYUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、感熱ラベル又はシート状の感熱記録
支持体、温度表示用又は熱感知用塗料又はインク
その他の感熱発色性物品を含む多くの用途に特に
適した、熱感応性組成物に関する。 さらに詳しくは、本発明は、熱の作用により、
ラクトン環を有する染料の中間体と有機還元剤と
が互いに電子の供与又は受容により、染料として
の性能を発揮し呈色するものであつて、ラクトン
環を有する染料の中間体の種類を変えることによ
り各種各様の色彩を生じせしめることができかつ
有機還元剤の種頼を変えることにより各種各様の
温度に於て上記の色彩を可逆的又は不可逆的に得
ることが出来る感熱応性組成物に関する。 〔従来の技術〕 従来、この種の熱感応性組成物の用途の主なも
のとして感熱記録紙又はシート示温塗料などがあ
つた。例えば、その一つは、染料の中間体(ロイ
コ染料)と顕色剤をある種のバインダーと混合
し、混合物を紙又はシート状の支持体上に塗布し
て得られた記録体に熱を与えて呈色させる方法で
ある。 或るいは、前述の染料の中間体(ロイコ染料)
と顕色剤に例えば高級アルコール等を混入し、熱
により可逆的に色彩を変えるようなものがある。
しかしながら、このような記録体は、不可逆的か
又は可逆的な一方の特徴を持つのみの熱感応性記
録体であり、しかも可逆的に変化させるには第三
物質である高級アルコールの混入が必要となり、
このためにシート状表面又は紙面に直接塗布して
使用することは大変困難である。これらを実際に
使用するる場合は、この熱感応性組成物を超微粒
子化してから、コアー状態に核の周囲をある種の
物質で包含するか又はフイルムの中にはさみ込む
状態に加工する必要があり、実際の使用のときに
は加工行程を幾種類もおこなわなければならず製
造費が増大する欠点があつた。 〔発明が解決しようとする問題点〕 こゝに、この種の熱感応性組成物を得るにあた
つて、上述のような追加の成分の混入を必要とせ
ず、また追加の加工行程も行う必要もなく、発色
した色彩を可逆的又は不可逆的に得ることができ
る方法が要望された。 本発明者は、上述のような従来技術による熱感
応性物質を使用する感熱記録体などの欠点を重視
し、それらの欠点をなくすべく研究した結果本発
明を完成した。 〔問題点を解決するための手段〕 ここに、後述のようにラクトン環を有する染料
の中間体と有機還元剤とからなる組成物が熱の適
応により、その組成物中の成分に応じて可逆的又
は不可逆的に明瞭にその色彩を得ることが見い出
された。このような熱感応性組成物を使用して作
られた感熱記録体は、従来技術のものと比較して
鮮明で恒久性のある記録画像を与え、しかも従来
技術による記録体に見られるような欠点を有せ
ず、加えて従来技術に見られなかつた第三物質を
必要とせず、同一組成のみで各種の温度の表示が
可逆的にも不可逆的にも可能にすることが見いだ
された。また、この熱感応性組成物を使用した不
可逆性示温塗料による製品(感熱記録紙等)や可
逆性示温塗料による製品の製造に関しても、従来
技術のものと比較して極めて高度に改善された性
能を有することが見い出された。 従つて、本発明の目的は、熱の適用により可逆
的又は不可逆的に鮮明に発色する熱感応性組成物
を提供することである。 〔発明の具体的説明〕 本発明の熱感応性組成物は、ラクトン環を有す
る染料の中間体と次式 (ここでRはアルキル基を表しR′はtert−アルキ
ル基を表す) の構造を有する有機還元剤とから成るものであ
る。 本発明の熱感応性組成物に使用されるラクトン
環を有する化合物は、前記のような有機還元剤と
共に加熱すると次式のような反応に於て色彩を有
する染料となる。 好ましい無色の染料の中間体は、通常電子供与
性でかつ分子中にラクトン環を有する化合物であ
り、このような化合物であれば特に限定されず当
該分野に於て公知のものならびに上記のごとき説
明に含まれる染料の中間体がこの発明に於て単独
又は混合して使用することが出来る。 具体的な染料の中間体としては、フルオラン系
化合物、スピロピラン系化合物、ロイコオラーミ
ン系化合物、アシルオーラミン系化合物、アリー
ルオーラミン系化合物、ローダミンBラクタイム
系化合物、ジアリールフタリド系化合物、インド
リールフタリド系化合物、ポリアリールカルビノ
ール系化合物又はインドリン系化合物のようなも
のが挙げられ、より具体的な化合物としては8−
ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオ
ラン、8−ジエチルアミノ−6−ベンジルオキシ
フルオラン、1,2−ベンツ−6−ジエチルアミ
ノフルオラン、8,6−ジ−p−トルイジノ−
4,5,−ジメチルフルオランフエニルヒドラジ
ドラクタム、8−アミノ−5−メチルフルオラ
ン、2−メチル−8−エチル−6−メチル−7−
メチルフルオラン、2,8−ブチレン−6−ジー
n−ブチルアミノフルオラン、8−ジエチルアミ
ノ−7−アニリノフルオラン、8−ジエチルアミ
ノ−7−(p−トルイジノ)フルオラン、7−ア
セトアミノ−8−ジエチルアミノフルオラン、8
−ジエチルアミノメチル−7−アニリノフルオラ
ン、8−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、2,7−ジクロロ−8
−メチル−8−n−ブチルアミノフルオラン、2
−ブロム−6−シクロヘキシルアミノフルオラ
ン、8−(N−メチル−N−シクロヘキシル)ア
ミノ−8−メチル−7−アニリノフルオラン又は
8−(N−エチル−N−トルイジノ)アミノ−8
−メチル−7−アニリノフルオランのようなフル
オラン系化合物、N−8,8−トリメチルインド
リノベンゾスピロピラン又は8−メトキシ−N−
8,8−トリメチルインドリノベンゾスピロピラ
ンのようなスピロピラン系化合物、N−(2,3
−ジクロロフエニル)ロイコオーラミンのような
ロイコオーラミン系化合物、N−ベンゾイルオー
ラミン又はN−アセチルオーラミンのようなアシ
ルオーラミン系化合物、N−フエニルオーラミン
のようなアリールオーラミン系化合物、ローダミ
ンBラクタムのようなローダミンBラクタム系化
合物、8,8−ビス(1−エチル−2−メチル−
8−イル)フタリドのようなジアリールフタリド
系化合物、8,8−ビス(1−n−ブチル−2−
メチルインドール−8−イル)フタリド又は8−
(4−ジメチルアミノフエニル)−8−(1,2−
ジメチルインドール−8−イル)フタリドのよう
なインドリルフタリド系化合物、クリスタルバイ
オレツトカルビノール又はマラカイトグリーンカ
ルビノールのようなポリアリールカルビノール系
化合物、2−(フエニルイミノエタンジリデン)−
8,8−ジメチルインドリン系化合物、クリスタ
ルバイオレツトラクトン又はマラカイトグリーン
ラクトンのようなラクトン環を有する化合物など
が挙げられる。ただし、場合によつてはこれらの
前駆物質を用いることも可能である。 これら染料の中間体において、フルオラン系化
合物及びスピロピラン系化合物が好ましく、具体
的には、8−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
クロルフルオラン、8−ジエチルアミノ−7−メ
トキシフルオラン、8−アミノ−5−メチルフル
オラン、8−ジエチルアミノ−8−メチル−7−
アニリノフルオラン、8−(N−メチル−N−シ
クロヘキシル)アミノ−8−メチル−7−アニリ
ノフルオラン、8−(N−エチル−N−トルイジ
ノ)アミノ−8−メチル−7−アニリノフルオラ
ン、N−8,8−トリメチルインドリノベンゾス
ピロピランが好ましく、最も好ましいのは、8−
ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、8−
アミノ−5−メチルフルオラン、N−8,8−ト
リメチルインドリノベンゾスピロピランである。
また、これら染料中間体を商品として市販されて
いる物質も使用し得るものである。例えば黒発色
の商品として山本合成OBD(N−102)、山田化学
LDK−1003、同S−205、新日曹化工PSD−150、
同PSD−184、同PSD−123、保土谷化学TH−
106、同107、日本化薬TG−21等が上げられる。 本発明の熱感応性組成物に於ける有機還元剤と
してのリン酸の誘導体は、R基として各種の直鎖
又は分岐鎖状アルキル基を有し、またR′基とし
てtert−アルキル基を有するものとすることがで
きる。好ましいアルキル基の例は、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、ヘキシ
ル、オクチル、ドデシル、ヘキサデシル、オクタ
デシル、エイコシルなどである。また、好ましい
tert−アルキル基は、t−ブチル、t−アミル、
t−ヘキシルなどである。 前記のような有機還元剤は3モルのサリチル
酸、3モルのt−アルコール及び3モルの高級ア
ルコールを硫酸とリン酸を用いて反応させること
により得られる。この反応は次のようにして得ら
れる(特公昭52−41066号参照)。 本発明の有機還元剤は、染料中間体と有機還元
剤が反応するに足りる熱容量を与えると有色に発
色するが、更により熱容量を過剰に与えると本有
機還元剤が溶解(液体になる)し、反応は可逆的
に行われ消色するのである。 このメカニズムは次式で表される。 従つて、不可逆基記録物(例えば感熱記録紙
等)として使用したい場合は必要設定温度以下で
は本有機還元剤が固体で有るものを選定し、可逆
的記録物(例えば可逆性示温塗料等)として使用
したい場合は必要設定温度以上では本有機還元剤
が液体であるような物を選定する必要がある。 本発明の熱感応性組成物においては、ラクトン
環を有する染料の中間体の種類及び有機還元剤の
種類(Rの炭素数を変えたもの)を適宜組合せる
ことによつて各種各様の色彩を生じさせることが
できる。 熱感応性組成物中の染料中間体と有機還元剤と
の比率はほぼ化学量論的量である。 本発明の熱感応性組成物は、例えば、適当なバ
インダーに混合分散させ、適当な支持体上に塗布
することによつて感熱記録体を製造するのに使用
することができる。さらに、熱感応性組成物は、
ビヒクル又はキヤリヤ中に混合分散させることに
よつて温度表示用又は熱感知用塗料又はインクを
製造するのに使用することができる。 ここで、本発明の熱感応性組成物の感熱記録体
の製造への応用について説明すれば、該組成物
は、斯界で通常使用されている接着性材料即ちバ
インダー中に混合分散せしめられる。配合量は、
生成分散体に対して一般に10〜55重量%、好まし
くは15〜35重量%である。バインダーは周知の多
くのものを使用し得るが、エチルセルロース、ブ
チルセルロース、ニトロセルロース、アセチルセ
ルロース、プロピオン酸セルロース、ヒドロキシ
エチルセルロースのようなセルロース誘導体、ポ
リエチレンオキシド、フエノキシ樹脂、フエノー
ル又は尿素−ホルムアミド樹脂、ポリアミド系樹
脂、ロジン系樹脂、ゴム系樹脂、アクリル系樹
脂、PE、PP・PVO系樹脂、エポキシ系樹脂など
が好ましい。 前記のように調整された分散体は、次いで適当
な支持体上に周知知の塗布手段、例えばロールコ
ーター、浸漬等により均一で連続した層の形で適
用させる。塗布層の厚さは一般に1〜100μ、好
ましくは5〜10μ程度である。支持体は、斯界で
普通に使用されている任意の支持体を使用でき、
例えば各種の紙、アルミニウム板のような金属
板、各種のプラスチツクフイルムを例示できる。
また、支持体への塗布を容易にするために適当な
溶剤を使用して分散体を希釈してもよい。このよ
うな溶剤としては、N−パラフイン、石油エーテ
ル、石油ベンジン、ベンゼン、トルエン、キシレ
ンなどの脂肪族及び芳香族炭化水素、ジエチルエ
ーテル類、アセトン、メチルエチルケトン類、酢
酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類などのよ
うな多くの有機溶剤を使用し得る。これらの溶剤
は、適用後、自然蒸発や真空蒸発などの方法によ
り除去される。 もちろん、分散体の調整に使用したバインダー
が自己保形成のフイルムを与えるものであれば、
そのようなバインダーを使用して作られた分散体
から製造されたフイルム状形成物はそれ自体で感
熱記録体となり得る。 このようにして得られた感熱記録体は、60〜
150℃に加熱することにより発色させることがで
き、例えば黒字で印字されている適当な原図を介
して、例えば赤外熱線を短時間照射すれば、熱線
を吸収した黒字部分に対応した個所で発色させ、
明瞭な複写物の記録体を得ることが出来る。又熱
素子体であるサーマルヘツドで発色させた部分は
明瞭な印字が表示され、フアクシミリ紙、各種プ
リンターの記録紙、感熱カード等に使用すること
が出来る。このようにして得られた各種の記録体
は色差が鮮明でコントラストがあり、発色した画
像部はそのコントラストを永久に失うことはな
い。また、感熱記録体が透明であるか又は光透過
率の高い場合には、発色記録物はジアゾタイプ法
や青写真法などの光複写法におけるネガチブ又は
ポジチブ作用の第二原図として具合よく使用で
き、又はオーバーヘツドプロジエクター用紙とし
て利用することが出来る。 本発明の熱感応性組成物は、感熱記録体の外に
いわゆる可逆性又は不可逆性の示温塗料の製造に
も使用することができる。このような示温塗料
は、本発明の熱感応性組成物を周知の塗料製造技
術により適当なビヒクル又はキヤリアに混合分散
させることによつて容易に製造することが出来
る。ビヒクル又はキヤリアとしては周知のもの、
例えば天然油脂、天然樹脂、ワツクス、合成樹
脂、セルロース系誘導体などが使用される。配合
量は、最終塗料に対して一般に10〜55重量%、好
ましくは15〜55重量%である。もちろんこのよう
な塗料には普通の溶剤又は希釈剤を添加し得る。 このようにして製造された示温塗料は可逆的又
は不可逆的に温度表示用塗料又は熱感知用塗料と
して温度表示器又は熱感知示時期として使用する
ことが出来る。 また、本発明の熱感応性組成物は、示温塗料の
製造と同様にして、感熱インクを製造するのに使
用することが出来る。このようなインクは、例え
ば熱の適用により発色する隠頭インクとして使用
することが出来る。又は公知の方法である染料中
間体と本有機還元剤をそれぞれ別個のバインダー
に分散させこれらの分散物を二重に成るように塗
布した形態や、染料中間体のみからなるフイルム
状物と有機還元剤のみからなるフイルム状物とを
2枚1組とした形態や前記必須成分のどちらか一
方又は両成分を混合してマイクロカプセル化する
形態で用いてもよい。 これらのうち特にマイクロカプセル化した形態
のものが好ましい。具体的に説明すると、例えば
この発明の顕色剤を60℃前後の温度で溶解する油
脂類でコーテイングしたりα,α−サイクロデキ
ストリンなどで包接してマイクロカプセル化すれ
ば、より長期間の安定保持ができ好ましい。この
時コーテイング剤として使用できる硬化油として
は、牛脂硬化油、鯨油硬化油、なたね硬化油、ひ
まし硬化油、グリセリン脂肪酸エステル、高級ア
ルコールなどが挙げられる。 〔実施例〕 次ぎに、本発明をさらに詳細に提示するために
下記の実施例を挙げる。これらは本発明を何ら制
限するものではない。以下の実施例において、全
ての部は重量による。 実施例 1 有機還元剤(R=C18T37、R′=C(CH33
20部(重量比) 染料中間体(保土谷化学TH−106)
10部( 〃 ) ステアリン酸亜鉛 6部( 〃 ) パラフインワツクス 6部( 〃 ) 炭酸カルシウム 38部( 〃 ) バインダー(水溶性アクリル樹脂)
20部( 〃 ) 溶剤(水+分散剤) 60部( 〃 ) 上記の割合に混合したものを高速分散機にて1
時間分散し、全量を160部の分散物にした。この
分散物をバーコーターにて透明な支持体上に約5
〜10μ位の厚さに塗布すると感熱性の記録支持体
ができた。この支持体に60゜〜150℃の熱を与える
と黒色の明瞭な記録物が得られた。また、これを
ジアゾコピーの第二原図用に利用すると鮮明なジ
アゾコピーが得られた。 実施例 2 分散物A 有機還元剤(R=C18H37、R′=C(CH33
20部(重量比) ステアリン酸亜鉛 6部( 〃 ) パラフインワツクス 6部( 〃 ) 炭酸カルシウム 38部( 〃 ) バインダー(ゴム系樹脂) 20部( 〃 ) 溶剤(エクソール) 60部( 〃 ) 上記の割合に混合したものをボールミルにて72
時間錬肉し全量を150部の分散物Aとした。 分散物B 染料中間体(山田化学S−205) 10部(重量比) ステアリン酸亜鉛 6部( 〃 ) パラフインワツクス 6部( 〃 ) 炭酸カルシウム 38部( 〃 ) バインダー(ゴム系樹脂) 20部( 〃 ) 溶剤(エクソール) 60部( 〃 ) 上記の割合に混合したものをボールミルにて72
時間錬肉し全量を140部の分散物Bとした。 分散物Aと分散物Bを1:1(重量比)に混合
し、この混合分散物をバーコーターにて支持体
(紙、フイルム)上に約5〜10μ位の厚さに塗布
すると感熱性の記録支持体ができた。 この支持体に60゜〜150℃の熱を与えたら黒色の
明瞭な記録物が得られた。また、これをサーマル
プリンターにて印字したら、鮮明な文字が印字さ
れ明瞭な記録物が得られた。更に、これをG用
フアクシミリに使用したら鮮明な解像力の高いフ
アクシミリ用の用紙となつた。 実施例 3 分散物A 実施例2中の有機還元剤のRをCH3に変えた以
外は全て同じ処方で行つた。 分散物B 実施例2中の染料中間体を新日曹化工のPSD
−150に変えた以外はすべて同じ処方で行つた。 分散物Aと分散物Bを1:1(重量比)に混合
し、この分散物をバーコーターにて支持体(紙、
フイルム)上に5〜10μ位の厚さに塗布すると感
熱性の記録支持体が得られた。 この支持体に60゜〜150℃の熱を与えると黒色の
明瞭な記録物が得られた。また、これを感熱磁気
を併用したカードに使用し、サーマルヘツドにて
感熱部を記録したところ鮮明な黒色の文字が印字
された。 実施例 4 分散A 実施例2中の有機還元剤のRをC2H5に変え、
バインダーをアクリル樹脂に変えた以外は全て同
じ処方で行つた。 分散物B 実施例2中の染料中間体を山本合成のOBD(N
−120)に変えた以外はすべて同じ処方で行つた。 分散物Aと分散物Bを1:1(重量比)に混合
し、この分散物をバーコーターにて支持体(紙、
プラスチツクフイルム、合成紙)上に5〜10μ位
の厚さに塗布すると感熱用の記録支持体が得られ
た。この支持体に60゜〜150℃の熱を与えると黒色
の明瞭な記録物が得られた。また、この感熱紙を
ポスラベルに使用し、サーマルヘツドで記録した
ところ鮮明な解像力の高いバーコードのラベルが
得られた。 実施例 5 分散物A 有機還元剤(R=C12H25、R′=C(CH33
20部(重量比) ステアリン酸アミド 6部( 〃 ) パラフインワツクス 6部( 〃 ) 炭酸カルシウム 30部( 〃 ) 樹脂(ウレタン系) 10部( 〃 ) 溶剤(ヘキサン) 90部( 〃 ) 分散物B 染料中間体(日本化学TG−21) 10部( 〃 ) ステアリン酸アミド 6部( 〃 ) パラフインワツクス 6部( 〃 ) 炭酸カルシウム 30部( 〃 ) 樹脂(ウレタン系) 10部( 〃 ) 溶剤(ヘキサン) 90部( 〃 ) 分散物A及びBとを個々にボールミルにて72時
間錬肉し、これらをそれぞれ1:1(重量比)に
割合したものをバーコーターにて支持体(紙、プ
ラスチツクフイルム又は合成紙等)に約5〜10μ
位の厚さに塗布すると感熱用の記録支持体ができ
た。この支持体に60゜〜150℃の熱を与えたら黒色
の明瞭な記録物が得られた。また、この分散物の
混合した感熱インキを磁気と併用してカードに印
刷し、磁気で記憶させ感熱剤による印刷部を熱素
子体で記録したところ鮮明な記録体の表示ができ
明瞭な磁気記録感熱表示のカードが製造できた。 実施例 6 分散物A 実施例5と全て同じ処方で行つた。 分散物B 実施例5中の染料中間体にローダミンラクタム
系(保土谷化学)を使用した以外はすべて同じ処
方で行つた。 分散物A及びBを個々にボールミルにて72時間
錬肉し、これらをそれぞれ1:1(重量比)の割
合に混合したものをバーコーターにて支持体
(紙、プラスチツクフイルム、合成紙等)上に約
5〜10μ位の厚さに塗布すると感熱用の記録支持
体ができた。この支持体に60゜〜150℃の熱を与え
たら赤色の明瞭な記録物が得られた。また、この
分散物の混合した感熱インキを実施例5にて製造
できた混合分散物の感熱インキと併用して紙、プ
ラスチツクフイルム、合成紙、カード等の同一面
上に場所を異にして塗布した。これら紙フイル
ム、合成紙をフアクシミリ用感熱記録紙として使
用したところ鮮明な2色刷りの印刷画像が得られ
た。また、これらの2種類の感熱剤を塗布してで
きたカードに熱素子体で印字したところ鮮明な2
色に印字されたカードが得られた。 実施例 7 分散物A 実施例5と全て同じ処方で行つた。 分散物B 実施例5中の染料中間体にCVLを使用した以
外はすべて同じ処方で行つた。 分散物A及びBを個々にボールミルにて72時間
錬肉し、これらをそれぞれ1:1(重量比)の割
合に混合したものをバーコーターにて支持体
(紙、プラスチツクフイルム、合成紙等)上に約
5〜10μ位の厚さに塗布すると感熱性の記録支持
体ができた。この支持体に60゜〜150℃の熱を与え
たら青色の明瞭な記録画像が得られた。また、こ
の分散物の混合した感熱インキを実施例5及び実
施例6で製造された感熱インキと併用して支持体
(紙、プラスチツクフイルム、合成紙等)及びカ
ード(磁気と感熱併用カード及び感熱単独カー
ド)上に同一面上に場所を異にしてそれぞれ5〜
10μの厚さに印刷し、3色性の感熱記録紙、フイ
ルム及び合成紙をそれぞれフアクシミリに挿入し
て記録した所、鮮明な解像力に優れた3色性感熱
記録画像が得られた。また、3色性の磁気感熱併
用カード、及び感熱単独カードを熱素子体にて記
録したところ鮮明な記録文字及び画像がカード上
に得られた。 実施例 8 実施例1〜5までによつて得られた黒色発色用
の感熱記録支持体と従来既存の類似物(Gフア
クシミリ感熱用紙)の感熱記録支持体についての
比較試験を明記する。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ラクトン環を有する染料の中
間体と有機還元剤とからなる組成物が熱の適応に
より、その組成物中の成分に応じて可逆的又は不
可逆的に明瞭にその色彩を得ることができる。こ
のような熱感応性組成物を使用して作られた感熱
記録体は、従来技術のものと比較して鮮明で恒久
性のある記録画像を与え、しかも従来技術による
記録体に見られるような欠点を有せず、加えて従
来技術に見られなかつた第三物質を必要とせず、
同一組成のみで各種の温度の表示が可逆的にも不
可逆的にも可能にすることができる。また、この
熱感応性組成物を使用した不可逆性示温塗料によ
る製品(感熱記録紙等)や可逆性示温塗料による
製品の製造に関しても、従来技術のものと比較し
て極めて高度に改善された性能を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ラクトン環を有する染料中間体と次式 (ここでRはアルキル基を表わし、R′はtert−ア
    ルキル基を表わす) の構造を有する有機還元剤とから成る熱感応性組
    成物。
JP4138387A 1987-02-26 1987-02-26 熱感応性組成物 Granted JPS63210184A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4138387A JPS63210184A (ja) 1987-02-26 1987-02-26 熱感応性組成物

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