JPH0316865B2 - - Google Patents

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JPH0316865B2
JPH0316865B2 JP60083688A JP8368885A JPH0316865B2 JP H0316865 B2 JPH0316865 B2 JP H0316865B2 JP 60083688 A JP60083688 A JP 60083688A JP 8368885 A JP8368885 A JP 8368885A JP H0316865 B2 JPH0316865 B2 JP H0316865B2
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product
fragrance
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conductive
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Shohei Masuda
Hisaya Masuda
Masahiro Matsuda
Hisao Kitano
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KOKANDO KK
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KOKANDO KK
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Publication date
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  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野> 本発明は表面導電性を有する固型香料製品に関
するものであつて、その目的とするところは固型
香料製品の表面に導電性を付与することにより、
日用品、工業用品等として品質のすぐれた用途の
広い香料製品を市場に提供せんとするものであ
る。 本発明製品は全く新しい構造の香料製品であつ
て、自動車内用芳香剤、室内用芳香剤、衣服・繊
維製品の芳香保存料、携帯用芳香剤、茶事・会合
等における薫物、便所や台所等の悪臭除去剤、芳
香性殺虫剤、食堂または商店等の不快臭を除去す
る芳香剤あるいはインテリア商品への組みこみ用
芳香剤等として多大の用途を有し、香料の用途の
拡大に資するものである。 <従来の技術> 固型香料製品として従来から知られているもの
には線香、薫香、芳香錠、芳香性プラスチツク、
匂い紙、芳香性ゲル、匂い袋、化粧品および香料
含浸発泡体が知られているが、それぞれについて
用途、使用機会あるいは保存法等が限定されてお
り、各方面にわたつて便利に利用されているもの
ではない。 ここにおいて本発明者らは多くの目的に対し、
且多くの人々によつて手軽に使用されるような固
型香料製品の開発について研究し、今般遂に本発
明を完成するに至つた。 <問題点を解決するための手段と作用> 本発明者らは従来の固型香料製品の欠点である
塵埃による汚染、光劣化、酸化劣化、吸湿変質、
香料の逸散による香気の変調、腐敗とかに黴によ
る変質等を防除し、加熱法、通電法、高周波法、
振動法あるいは押圧法によつて目的とする香気を
発散せしめる極めて有効な本製品を開発したので
ある。すなわち、本発明者らは無機系粉体、有機
系粉体、炭素系粉体および木質系粉体よりなる群
からえらばれた少くとも一つの粉体100部に香料
5〜200部を含浸させてなる組成物の加圧成型品
の表面が、該表面に形成された保護材料層および
導電性材料層で被覆されて106〜10-6の表面固有
抵抗値(Ω・cm)をもつており、使用時に当該被
覆層に機械的な力、熱的な力または電気的な力が
加えられることによつて香気を発散することを特
徴とする表面導電性を有する固型香料製品を発明
したのである。 無機系粉体、有機系粉体、炭素系粉体および木
質系粉体よりなる群からえらばれた少くとも一つ
の粉体とは、アルミニウム粉、細砂、粘土、カオ
リン、タルク、シリカ、マイカ、アスベスト、ガ
ラス、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、ケイ藻
土、白土、ボーキサイト、酸化鉄、アルミナ、マ
グネシア、エアロジルシリカ等で代表される金属
粉末、酸化ケイ素粉末、ケイ酸塩粉末、金属酸化
物(塩基性塩を含む)粉末、金属鉱酸塩粉末、合
成樹脂粉末、ゴム粉末、炭水化物系粉末、蛋白質
系粉末、繊維素粉末、デン粉粉末、繊磯系誘導体
粉末、カーボンブラツク粉末、木炭粉末、コーク
ス粉末、活性炭粉末、草炭粉末、木材粉末、竹材
粉末、乾草粉末、生薬粉末、乾果粉末(例えば豆
類粉末、大豆粕粉末)、乾果殻粉末(例えばクル
ミ殻粉末、松笠粉末)、乾果皮粉末(例えばアー
モンド皮粉末、南京豆皮粉末)、乾花粉末(例え
ば丁字粉末、除虫菊の乾花粉末)等の単独または
2種以上の混合物である。これらは香料を含浸さ
せる基質粉体であつて、本発明にいう含浸とは単
なる混合による付着のほか吸着あるいは収着のい
ずれの形式、あるいはこれらの混合した形式を用
いても差支えないのである。粉体とそれに含浸さ
せる香料の重量比は粉体100部に対し香料5〜200
部程度である。この香料の使用量にかなり幅があ
るように思われるが、これは香料の種類とか性質
によつて、あるいは目的とする固型香料製品の品
種によつてかなり差があつて然るべきことを示
す。 香料の形態については通常、液体香料、溶液香
料、水溶液香料、乳化液香料または生薬香料エキ
スとして主に用いられるものであるが、上記の使
用量の中には溶剤(例えば水、有機溶媒)の使用
量は含まれてはいない。また上記のフイラー成分
の一つとして生薬粉末が用いられる場合、例えば
線香とか薫香の場合には生薬成分の中の香料は生
薬香料、エキス量に換算される。加圧成型品の作
製は粉体にまず香料を含浸させたのち、その組成
物を加圧成型することによつて達成される。この
加圧成型は上記組成物に必要ならば適当な量の増
量剤、着色剤、粘結剤、可塑剤、水あるいは有機
溶媒等を加え充分混合したのち、一定形状に加圧
成型される。この加圧成型機としては、通常の線
香押出機、合成樹脂成型機、形抜き成型機、ペレ
タイザー等既存のものを用いることができる。 さて保護材料層というのは加圧成型品から香料
の不必要な揮散とか浸出を防禦するために必要で
あり、さらに導電性材料層を被覆するための均一
な下地表面を形成させるためにも必要である。こ
の保護材料は天然樹脂、天然ゴム、天然糊料、蛋
白質、天然ワツクス、可塑剤および充填剤よりな
る群からえらばれた少くとも一つの材料からな
り、例えばシエラツク、カラギーナン、アラビア
ガム、グアーガム、アルギン酸ナトリウム、キチ
ン酸、水溶性蛋白質、デン粉、可溶性デン粉、フ
ノリ、カルボキシメチル繊維素ナトリウム塩、β
−ヒドロキシエチル繊維素、メチル繊維素、β−
ヒドロキシプロピル繊維素、エチル繊維素、酢酸
酪酸繊維素、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン、ポリビニルブチラール、ポリエチレ
ン、ポリ酢酸ビニル、アクリル酸エステルの重合
体乃至共重合体、メタアクリル酸エステルの重合
体乃至共重合体、エポキシ樹脂、フエノール樹
脂、メラシン樹脂、メチロール化ポリアミド、ス
チレン重合体乃至共重合体、ブタジエン重合体乃
至共重合体、塩化ビニル重合体乃至共重合体、石
油樹脂、ポリテルペン、ポリエステル、ポリウレ
タン、シリコーン樹脂等のごとき高分子物質また
は、それに相当する膜形成能を有するオリゴマー
が主に用いられるのであるが、このほかに使用条
件によつてはパラフインワツクス、密ろう、木ろ
う、合成ワツクス、油脂等が上記の高分子物質ま
たはそれに相当する膜形成能を有するオリゴマー
に併用して用いられる場合があり、さらに充填剤
的改質剤として微細な非水溶性粉体が層膜形成助
剤あるいは層膜強度向上剤として用いられる。以
上のような保護材料よりなる保護材料層は一層で
も多層でもよいが、この層全体の厚さは1〜1000
ミクロン、特に好ましくは10〜100ミクロン程度
の均一な滑面を有するものであることが好まし
い。この保護材料層の形成は上記した保護材料を
含む水溶液、有機溶剤溶液あるいは乳化液を加圧
成型品に付着(塗装、スプレコート、浸漬或いは
転写)させたのち要すれば乾燥することによつて
簡単に行うことができる。この保護材料層の形成
によつて加圧成型品の中に含まれる香料は一応外
界とは遮断された形になり保護され安定化され
る。勿論この保護効果は香料の種類によつて大小
はあるが、蒸気圧の高い香料を含むものについて
は単層の保護材料層をやや厚目にするか、同種保
護材料または異種保護材料を用いた多層の保護材
料層を構成させてやることも一案である。 以上の保護材料層が完成された後、その上に以
下に示す導電性材料を含む導電性材料層が設けら
れる。この場合にも単層ばかりでなく同種導電性
材料または、異種導電性材料を用いて多層の導電
性材料層を構成させてやつてもよく、場合によつ
ては多層の導電性材料層の中間に保護材料層を一
層または二三層挿入してやつてもよい。そしてこ
の挿入される保護材料層とか最終的な導電性材料
層の上部を更に保護するためとか商品価値を高め
るために着色または図柄の画かれた保護的な最外
層なるものを設けてやつてもよい。 なお、本製品の商品的価値をより増大させる目
的をもつてこの保護的な最外層に特に着香を行つ
てやつてもよいのである。その上場合によつては
この保護的な最外層に撥水処理、撥油処理、防菌
処理を施しておくことも有用である。これまで記
載してきた加圧成型品とその表面を被覆する保護
材料層は(最終的な使用方法に応じて)可燃性の
もので構成されていてもよいし、また不燃性のも
ので構成されていてもよい。さらに保護材料層自
身が導電性のものであつても電気絶縁性のもので
あつてもよいのは勿論であり、線香のごとく発煙
性にしたり無煙性にしたりすることができるので
ある。 本発明の表面導電性を有する固型香料製品は加
圧、摩擦、撃発、加熱あるいは電気着火等により
燃焼が始るようにすることが特に必要な場合にお
いては、加圧成型品の型にもよるが加圧成型品の
一部に発熱点、着火点、導火線を組み込んでおく
こともできるものである。着火点、導火線として
使用できるものは公知の酸化剤、還元剤、火薬、
火工品等であるが本発明製品は使用に際して急激
な粉化を起こしたり、また爆発を起こしたりする
ものであつてはならないので、燃焼を特に必要と
する製品にあつては加圧成型品の配合について線
香の作製と同じくその組成については充分な配慮
をしなければならない。もつとも含浸させた香料
が充分にその芳香を発散するためには可燃型であ
つてもその燃焼温度も可及的に低い方が好ましい
のは当然である。 本発明の導電性材料層というのは金属、合金、
金属化合物、炭素、共役二重結合を有する高分
子、鍍金された物質、黒鉛、電荷移動錯体、イオ
ンラジカル塩化合物およびイオン導電性化合物よ
りなる群から選ばれた少くとも一つの導電性物質
を含む材料よりなるものであつて、代表的な材料
としてマグネシウム、アルミニウム、金、銀、
銅、ニツケル、スズ、鉄等およびこれらのいずれ
かを含む合金、炭素、炭素繊維、グラフアイト、
ポリアセチレン、ポリピロール、ポリアニリン、
ポリチオフエン、ポリ(P−フエニレン)、ポリ
(P−フエニレンスルフイド)、ポリチアジル、テ
トラシアノキノジメタン・テトラチアフルバレ
ン、(TCNQ・TTF)テトラシアノキノジメタ
ン・高分子カチノン、金属フタロシアニン系導電
体、ポリシアノアセチレン、ポリフエニルアセチ
レン、ポリオキサジアゾール、熱分解物ポリアミ
ド、ポリ塩化ビニルの脱塩化水素化物、ビオラン
スレン等の単独または、2種以上の混合物であ
る。導電性材料層が合成樹脂(例えばアクリル系
樹脂、セルローズ系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレ
タン系樹脂)をバインダーとする溶剤乾燥型また
は、反応硬化型の導電性複合体材料層である場合
には、熱安定性のよい導電性フイラーが著量配合
されている。このフイラーとしてはアルミニウ
ム、銀、銅、ニツケル、銀被覆銅、ニツケル被覆
銅、炭素(グラフアイト)、銅被覆炭素(グラフ
アイト)、ニツケル被覆炭素(グラフアイト)、ポ
リアセチレン等が用いられる。なお本発明にいう
導電性材料層が複合体でない場合にはアルミニウ
ム、チタン、亜鉛、ニツケル、銀、銅、半田合金
を成型品の保護材料層の上に真空蒸着、スパッタ
ーリング、化学鍍金、電気鍍金あるいは金属熔射
等によつて形成させることができ、また酸化イン
ジウム、酸化スズその他の導電性化合物層を真空
蒸着、スパツターリング、化学的蒸気沈積その他
の方法等により形成させておく。ポリアセチレ
ン、ポリチアジル、ポリピロール、ポリチオフエ
ン等の導電性材料は加圧成型品の保護材料層上で
の化学的重合法もしくは電気化学的合成法(電解
重合法)による付着、適当な溶液あるいは分散液
の塗布とか散布による付着、接着を介しての付着
あるいは静電的付着を行なつたのち、必要ならば
乾燥させて使用する。グラフアイトとか有機半導
体型のものを使用する場合には酸化剤、酸、塩等
を用いてドーピングして導電性を向上させておく
配慮が好ましい。勿論、保護材料層の上に予め酸
化スズ膜、導電性塗料膜、グラフアイト膜、ポリ
アセチレン膜等を作つておき、この上にアルミニ
ウム、ニツケル、亜鉛等の金属層を真空蒸着、ス
パツターリングあるいは金属熔射もしくは化学的
方法等で重ねて形成させてやつてもよいのであ
る。以上は単層の保護材料層の上に導電性材料層
を簡単に被覆する方式を例にとつて述べたが、前
記したごとくこれらは多層構造をとつていてもよ
いので、その実施態様については、これを加圧成
型品の品質保持に必要なごとく上記の方式を種々
組合わせて実施することができる。 表面導電性というのは製品の表面固有抵抗値
(Ω・cm)が1012〜10-12とくに好ましくは106
10-6であるような電気的性質を有するものであ
り、この固有抵抗値の低いものの方が使い易く、
また、固体香料製品の表面に通電して加温する場
合には表面固有抵抗値が10-1〜10-3程度のものが
便利であるが、加熱方式とか通電方式あるいは高
周波振動方式については種々の方法が採用されて
よいので、導電性については厳密な区分は設けら
れるべきではない。本発明の表面導電性を有する
固型香料製品は種々の形状をとることができるも
のであり、例えば粒状、線香状、板状等に加工さ
れるのが容易であるが、香気の発散、殺虫成分の
発散等の性質を考慮し、また使用方法の選択とか
商業的な価値を考慮して、その実際的な形状が決
められるのは勿論である。 本発明の表面導電性を有する固型香料製品は、
その表面に形成されている保護材料層および、導
電性材料層に対して外部より機械的な力、つまり
押圧とか振動等、熱的な力、つまり膨張とか変形
等、電気的な力、つまり発熱とか損傷等による変
化が起り、香料を含浸させた組成物からその使用
環境に応じた状態での程度に香気が発散してく
る。この発散時間は固型香料製品の大きさにもよ
るが、常時異和感がなく携帯できる程度の大きさ
(例えば1cm3の固型物)で数分〜数時間であり、
加熱とか燃焼が加わればこの時間は更に短縮され
るとみてよい。 本発明者らは上記したごとき本発明製品に関し
て多数の実験を行ない本発明の優秀性を明らかに
したのであるが、さらに本発明の技術的内容を解
説するため、多数の実施例中より代表的な二、三
例を抽出して以下に実施例として示す。したがつ
て本発明は単に以下の実施例のみに限定して解釈
されるべきではなく任意にその実施態様を変更し
て実施しうることは当然である。 <実施例> 実施例 1 クスノキ材から完全に脱脂、脱油し粉砕して水
分を3%以下に減少させた木粉20部およびγ−ア
ルミナ粉末15部にジヤスミン精油18部を加えて充
分に混練して得られた混合物にさらにグアー・ガ
ム粉末5部を加え再び充分に混練したのち、これ
に温湯を少量づつ加えつつさらに混練を続け全量
を95〜100部に至らしめる。このものを錠剤成型
機にかけて直径5mm、厚さ3mmの錠剤とする。こ
の錠剤を真空乾燥して脱水したのち、その表面に
メタアクリル酸ブチル−シエラツク共重合体を含
む乳化液をスプレーしてコーテイングし再び乾燥
すれば表面に光沢のある黄白褐色錠剤がえられ
る。この錠剤の表面にニツケル粉末70%を含有す
るアクリル樹脂系の電磁波シールド用塗料を塗布
し乾燥すると銀灰色の錠剤になる。この場合の導
電性材料層の厚さは約50ミクロンでその表面抵抗
は0.6Ω/口を示しかなり表面導電性のよい固型
香料製品になつた。この製品は無臭であるがその
表面に部分的な刃物傷をつけてやると直ちにジヤ
スミン芳香を発するようになり、また電磁波振動
板にサンドペーパーを貼りつけたものに接触させ
て電池により振動を与えると徐々にジヤスミン芳
香を発生してくる。なお芳香の発生は一般に人間
の体温以上では盛んに起り、60℃以上の加熱温度
下では非常に速みやかにジヤスミン芳香を室内に
撒布する。 なお本製品は常温、常圧下で2年間保存するも
全く香気に変調を来たさず、窓際の机上に放置し
ておいても18ケ月間何らの変化をも認めることが
できなかつた。 実施例 2 バルサ材または椎茸裁培に用いた廃材の粉砕品
を無水アルコールで処理しかつ脱水乾燥したもの
50部とエアロジルシリカ50部とを充分に混合した
後、レモン香料油50部を加えさらに充分混練す
る。ついでこのものにカルボキシメチル繊維素ナ
トリウム塩2部、可溶性カゼイン粉末2部および
100部の熱水にシクロデキストリンを飽和させた
水溶液を加えて再びはげしく混練してやるとレモ
ン臭が相当に減衰した混合物になるので、この段
階で押出機を用いて板状チユーインガムの形にな
るよう押し出し切断する。このようにして得られ
た成形品は減圧乾燥した後、まず板の表面をポリ
塩化ビニル乳化液を塗布した後完全に乾燥させ
る。板の表面に光沢が見られるようになるのでこ
れを真空室に入れてアルミニウムをかなり厚く蒸
着しアルミニウムの厚さを9.0ミクロンに達せし
める。この製品を電極の間にはさんで通電を行な
うと発熱しアルミニウム層に部分的な亀裂が走り
その間からレモン香料油の香りが急に発散してく
る。 本製品は食堂、喫茶室、風呂場、台所等の不快
臭を抑える芳香剤として有用である。 実施例 3〜12 ラワン材の乾燥木粉(水分2%以下、200メツ
シユ)を用いて作つた表1に示す組成物の加圧成
型品を減圧乾燥し、その外面にスプレー法により
表1に示す保護材料層の溶液を約10ミクロンの厚
さに被覆したのち再び乾燥する。次にその外面に
表2に示す導電性材料層を表2に示す方法により
約1.5ミクロンの厚さに被覆する。えられた製品
の外観、性質ならびに製品の使用法は表2のとお
りである。
【表】
【表】 なお、表1および表2に示した実施例3〜12の
比較例として表1の保護材料層の形成を行なわな
いもの(これを比較例3〜12とする)について保
存の比較試験を行なつてみた。すなわち実施例3
〜12のものは通常の室内に18ケ月間以上放置して
も香気は変化せず且つ保存中における著しい発香
は認められなかつたのに対し比較例3〜12につい
ては3ケ月間の放置で既に香気に変調を来たし、
またその保存中における発香も著しく高温多湿な
夏季を有する我国では製品の品質保証は非常に困
難であつた。 実施例 13 実施例10で得られた製品、つまり成型品の外面
をポリ塩化ビニル膜で被膜しかつその上に酸化イ
ンジウム膜を真空蒸着させた製品の表面にさらに
電気合金鍍度を行ない半田合金膜を20ミクロンの
厚さに形成させる。このものは電気スパークの発
生し易い工場の部所に設置したところ、電気スパ
ークの発生に際して3層の被覆膜が破壊され成型
品中に含まれる香料が急激に発散したので安全性
確保のための香気センサーとして用いうることが
認められた。 なお、実施例No.10はアルデヒド系香料の調合物
よりなる合成きんもくせい油を含浸してあるが、
本例のような危険防止用のセンサーとして本製品
を用いる場合には、ピリジン、ピコリン、コリジ
ン、インドール、ブチルメルカプタンのような悪
臭物とかモノクロルアセトフエノン、ブロム酢酸
メチル、臭化ベンジルのような催涙性物質を臭気
香料として起用し成型品に含有させておくことに
より更に安全性が確保できる。 実施例 14 実施例4に示した線香状のアルミニウムを真空
蒸着した製品をプラスチツクス製の造花の莖ある
いはその他の部分に挿入しておき、生花時にこの
部分を折り曲げ等により損傷させることにより
徐々に発香を開始させることができる。この発香
は数日〜数ケ月間におよび室内用芳香剤等として
使用することができる。なおこの含浸香料はフラ
ワリーなものだけでなく、フレーバーに変えても
勿論よく、これを含む製品は食堂、食料品店等に
便利に使用できた。また便所その他悪臭を発する
場所用には消臭香料を含有させたものが用いられ
た。 実施例 15 活性炭粉末50部、タブノキ皮の粉末10部、白〓
粉末5部およびワニリン粉末10部を充分に混合し
たのち温水60部を加えてはげしく混練し硬い餅状
物にする。これを線香の製造法に従つて径1mmの
ノズルより線状に押出し減圧乾燥し長さが10cmの
成型品とする。この成型品をポリ酢酸ビニル乳化
液中をすばやくくぐらせ一旦乾燥したのち紫外線
硬化型アクリル系樹脂の溶液を極く薄く塗布し乾
燥後紫外線照射して硬化を行なう。次にここに得
られた硬化物の表面にヒユーズ合金を熔射して全
体をヒユーズ合金で覆う。この場合の保護材料層
およびヒユーズ合金層はその使用目的に応じてか
なり厚くしてもよい。このようにして芯に香料を
含浸せしめたヒユーズは予定した以上の電流が流
れると発熱して溶断し回路を開放する。このヒユ
ーズの形は線状物のほか各種の形状のものを作る
ことができ、例えば板状にしてねじ込み式の取替
容易な栓形ヒユーズにも適用できた。 以上のごとくして作られた熔断もしくは熔断前
に発香して警告を発するヒユーズは一種の臭香セ
ンサーというべきものであり、その香料を上記の
ワニリンでなく、理化学的あるいは電気的に検知
し易い各種の化合物に変更することができる。以
上の様式を少しく変更すれば、この発香ヒユーズ
は電気回路のみでなく温度回路とか圧力回路にも
応用しうるものになる。 <本発明の効果> 本発明は表面導電性を有する固型香料製品に関
するものであつて、本製品は製品の形状の安定性
が非常に良く長期にわたり保存中に品質に変化の
ないすぐれた香料製品としての特長を有してい
る。また製品の表面が導電化されることによつて
表面への塵埃の静電気的な付着を防止し、光透過
による香料成分の光化学的劣化を防止し、水分の
接触による香料成分の加水分解を防止する。さら
に香料成分の逸散による香気の変調を防止し、生
化学的な変化つまり腐敗、発酵等による変色とか
変質とかを防止し香料製品としての品質を長期に
わたり保証できるものである。本発明製品の用法
的あるいは商業的な利点のうち格別に興味ある効
果は電気的な加熱(通電)による発香が簡便化さ
れまた高周波振動の伝達向上による発香が円滑化
したことである。 また内容物を導電性皮膜によつて隠蔽して、場
合によつてはその上に着色を施すこともできるの
で商品としての外観の改善が容易にできたことで
あつた。本固型香料製品は日用品、工業用品その
他の方面への需要が大きく、これは香料産業の発
展に寄与するものと考えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無機系粉体、有機系粉体、炭素系粉体および
    木質系粉体よりなる群からえらばれた少なくとも
    一つの粉体100部に香料5〜200部を含浸させた組
    成物の加圧成型品の表面が、該表面に形成された
    保護材料層および導電性材料層で被覆されて106
    〜10-6の表面固有抵抗値(Ω・cm)をもつてお
    り、使用時に当該被覆層に機械的な力、熱的な力
    または電気的な力が加えられることによつて香気
    を発散することを特徴とする表面導電性を有する
    固型香料製品。 2 保護材料層が天然樹脂、天然ゴム、天然糊
    料、蛋白質、天然ワツクス、炭水化物、油脂、合
    成樹脂、合成ゴム、合成糊料、合成ワツクス、可
    塑剤および充填剤よりなる群からえらばれた少く
    とも一つの材料よりなることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の表面導電性を有する固型
    香料製品。 3 導電性材料層が金属の合金、金属化合物、炭
    素、共役二重結合を有する高分子、鍍金された物
    質、黒鉛、電荷移動錯体、イオンラジカル塩化合
    物およびイオン導電性化合物よりなる群からえら
    ばれた少くとも一つの導電性物質を含む材料より
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項また
    は第2項に記載の表面導電性を有する固型香料製
    品。
JP60083688A 1985-04-18 1985-04-18 表面導電性を有する固型香料製品 Granted JPS61240962A (ja)

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