JPH0316925B2 - - Google Patents
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- JPH0316925B2 JPH0316925B2 JP3808883A JP3808883A JPH0316925B2 JP H0316925 B2 JPH0316925 B2 JP H0316925B2 JP 3808883 A JP3808883 A JP 3808883A JP 3808883 A JP3808883 A JP 3808883A JP H0316925 B2 JPH0316925 B2 JP H0316925B2
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Furan Compounds (AREA)
Description
本発明は、構造式:
で表わされる化合物ピノウイルテイン
(Pinowiltin)を有効成分とする制癌剤に関する
ものである。 従来、癌化学療法剤として、アルキル化剤(ナ
イトロゼンマスタード類、エチレンイミン類、ス
ルフオン酸エステル類)、代謝拮抗物質(葉酸拮
抗剤、プリン拮抗剤、ピリミジン拮抗剤)、植物
性核分裂毒(コルセミド、ビンブラスチン等)、
抗生物質(ザルコマイシン、カルチノフイリン、
マイトマイシン等)、ホルモン類(副腎ステロイ
ド、男性ホルモン、女性ホルモン)及びポルフイ
リン錯塩(マーフイリン、copp)等が用いられ
ている。しかしながら、その殆んどは細胞毒型の
物質であり、重大な副作用を呈するため、低毒性
ですぐれた制癌活性を有する物質の開発が強く望
まれている現状にある。 本発明者は、低毒性で制癌活性を有する物質を
広く微生物の代謝産物に求め探索ししたところ前
式で表わされる化合物が著しく低毒性で、すぐれ
た制癌活性を有する事を見出し、この物質が癌治
療に顕著な効果を発揮し得ることの新たな知見を
得てここに本発明を完成した。 本発明の制癌剤の有効成分は、人、家畜、犬、
猫等々の温血動物に対するすぐれた癌化学療法剤
となり得るものである。 本発明に用いる、制癌活性を有する前式で表わ
される化合物について以下に説明する。 ピノウイルテインは、アスペルギルス・シエバ
リエリ(Aspergillus Chevalieri)より単離され
たLL−S491γとして報告されており、抗ウイル
ス作用(Herpes simplex)、抗プロトゾアル作用
(Tetrahymena pyriformis)が有るとされてい
る(Journal of the American Chemical
Society/94:17/August23,1972参照)。 又、本発明者らによつて、松枯をおこした材質
内部から分離されたセラトシスチス・デンシフロ
ーラ・ノブ・エスピー(Ceratocystis densiflora
nov.sp.)〔以下「セラトシスチス属菌」と称す
る〕の培養液より有利に得ることができる。 前記セラトシスチス属菌は、工業技術院微生物
工業技術研究所に昭和57年2月26日付にて受託さ
れ、その微生物受託番号は、微工研菌寄第6365号
(FERM P−6365)である。 以下、前記セラトシスチス属菌の菌学的性質及
びピノウイルテインの製造例について説明する。 〔セラトシスチス属菌の菌学的性質〕 (1) 各培地における生育状態 ツアペツク寒天培地
(Pinowiltin)を有効成分とする制癌剤に関する
ものである。 従来、癌化学療法剤として、アルキル化剤(ナ
イトロゼンマスタード類、エチレンイミン類、ス
ルフオン酸エステル類)、代謝拮抗物質(葉酸拮
抗剤、プリン拮抗剤、ピリミジン拮抗剤)、植物
性核分裂毒(コルセミド、ビンブラスチン等)、
抗生物質(ザルコマイシン、カルチノフイリン、
マイトマイシン等)、ホルモン類(副腎ステロイ
ド、男性ホルモン、女性ホルモン)及びポルフイ
リン錯塩(マーフイリン、copp)等が用いられ
ている。しかしながら、その殆んどは細胞毒型の
物質であり、重大な副作用を呈するため、低毒性
ですぐれた制癌活性を有する物質の開発が強く望
まれている現状にある。 本発明者は、低毒性で制癌活性を有する物質を
広く微生物の代謝産物に求め探索ししたところ前
式で表わされる化合物が著しく低毒性で、すぐれ
た制癌活性を有する事を見出し、この物質が癌治
療に顕著な効果を発揮し得ることの新たな知見を
得てここに本発明を完成した。 本発明の制癌剤の有効成分は、人、家畜、犬、
猫等々の温血動物に対するすぐれた癌化学療法剤
となり得るものである。 本発明に用いる、制癌活性を有する前式で表わ
される化合物について以下に説明する。 ピノウイルテインは、アスペルギルス・シエバ
リエリ(Aspergillus Chevalieri)より単離され
たLL−S491γとして報告されており、抗ウイル
ス作用(Herpes simplex)、抗プロトゾアル作用
(Tetrahymena pyriformis)が有るとされてい
る(Journal of the American Chemical
Society/94:17/August23,1972参照)。 又、本発明者らによつて、松枯をおこした材質
内部から分離されたセラトシスチス・デンシフロ
ーラ・ノブ・エスピー(Ceratocystis densiflora
nov.sp.)〔以下「セラトシスチス属菌」と称す
る〕の培養液より有利に得ることができる。 前記セラトシスチス属菌は、工業技術院微生物
工業技術研究所に昭和57年2月26日付にて受託さ
れ、その微生物受託番号は、微工研菌寄第6365号
(FERM P−6365)である。 以下、前記セラトシスチス属菌の菌学的性質及
びピノウイルテインの製造例について説明する。 〔セラトシスチス属菌の菌学的性質〕 (1) 各培地における生育状態 ツアペツク寒天培地
【表】
ツアペツク・酵母エキス・ペプトン培地
産業別審査基準「微生物と発酵生産物」記載
の菌学的性質の使用培地(ツアペツク寒天地を
除く。)においては生育が不十分であるため、
以下の培地を用いた。
の菌学的性質の使用培地(ツアペツク寒天地を
除く。)においては生育が不十分であるため、
以下の培地を用いた。
【表】
松葉煮汁培地
KCl 0.5g
MgSO4 0.5g
K2HPO4 1.0g
NaNO3 2.0g
水 1
イースト・イクストラクト 2.5g
ペプトン 5.0g
シヨ糖 5.0g
アビセル(セルロース粉末) 10.0g
上記組成の滅菌培地(偏平培養フラスコに分注
したもの、合計10)に前記セラトシスチス属菌
(微工研菌寄第6365号)を接種し、25℃、28日間
静置培養を行つた。フラスコから吸引過して集
めた培養液に活性炭100gを加え、次いで脱気
し、生産物を活性炭に吸着させた後蒸留水で洗
浄、メタノールで脱着した。得られた含水メタノ
ール分画は、40℃で減圧下メタノールを溜去し、
残つた水溶液は、5%希硫酸でPH3に調整し、酢
酸エチルで抽出した。得られた抽出液をシリカゲ
ルクロマトグラフイーにかけ、クロロホルムメタ
ノール(10:1)の混合溶媒で溶出して精製し、
ベンゼンで結晶化して針状晶を得た。これを、更
に、ヘキサン−酢酸エチル(3:1)より再結晶
化して無色透明の板状結晶のピノウイルテイン
120mgを得た。 〔ピノウイルテインの物理的性質〕 m.p.:194〜199℃(分解) 〔α〕25 D:+69.9(MeOH) 分子量(FD−マススペクトル、ミリ−マススペ
クトル): M+348.194;分子式C20H28O5 UVλMeOH naxnm:206(ε=7875) IRKBr naxcm-1:3510,3485,3270,1738,1638 NMRDMSO 100MHzδ:6.55(1H,br.S), 5.84(1H,dd,J=9.9,19.1Hz), 5.68(1H,br,s),5.19(1H,br.S), 4.96(1H,dd,J=2.0,19.1Hz), 4.93(1H,dd,J=2.0,9.9Hz), 4.18(1H,br,d) 1.14(3H,S),1.03(3H,S), 0.89(3H,S) 毒 性:マウスに対し、50mg/Kgを連続投与し
ても何ら毒性を認めない。 以上の物理的性質は、文献値と一致した。 次に、ピノウイルテインを有効成分とする本発
明の制癌剤について述べる。 本発明の制癌剤は、経口及び非経口投与のいず
れも使用可能であり、経口投与する場合は、軟・
硬カプセル剤又は錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤と
して投与され、非経口投与する場合は、注射剤、
点滴剤及び固体状又は懸濁粘稠液状として持続的
な粘膜吸収が維持できるように座薬のような剤型
で投与され得る。 また、本発明の有効成分を製剤化するに当つて
は、前式で表わされる化合物は常法に従い、皮下
或いは静脈注射用製剤とすることができる他、カ
プセル剤、錠剤、細粒剤等の剤型に製剤化して経
口用に供することができる。 本発明の有効成分の製剤化は、界面活性剤、賦
形剤、滑沢剤、佐剤、及び有効成分の性質を考慮
して腸溶性製剤とするために医薬的に許容し得る
皮膜形成物質、コーテイング助剤等を用いて適宜
行うことができ、その具体例を挙げれば、次のと
おりである。 本発明の組成物の崩壊、溶出を良好ならしめる
ために、界面活性剤、例えばアルコール、、エス
テル類、ポリエチレングリコール誘導体、ソルビ
タンの脂肪酸エステル類、硫酸化脂肪アルコール
類等の1種又は2種以上を添加することができ
る。 また、賦形剤として、例えば蔗糖、乳糖、デン
プン、結晶セルロース、マンニツト、軽質無水珪
酸、アルミン酸マグネシウム、メタ珪酸アルミン
酸マグネシウム、合成珪酸アルミニウム、炭酸カ
ルシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素カル
シウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム
等の1種又は2種以上を組合せて添加することが
できる。 滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシ
ウム、タルク、硬化油等を1種又は2種以上添加
することができ、また矯味剤及び矯臭剤として、
食塩、サツカリン、糖、マンニツト、オレンジ
油、カンゾウエキス、クエン酸、ブドウ糖、メン
トール、、ユーカリ油、リンゴ酸等の甘味剤、香
料、着色料、保存料等を含有させてもよい。 懸濁剤、湿潤剤の如き佐剤としては、例えばコ
コナツト油、オリーブ油、ゴマ油、落下生油、乳
酸カルシウム、ベニバナ油、大豆リン脂質等を含
有させることができる。 また、皮膜形成物質としては、セルロース、糖
類等の炭水化物誘導体として酢酸フタル酸セルロ
ース(CAP)、またアクリル酸系共重合体、二塩
基酸モノエステル類等のポリビニル誘導体として
アクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体、メ
タアクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体が
挙げられる。 また、上記皮膜形成物質をコーテイングするに
際し、通常使用されるコーテイング助剤、例えば
可塑剤の他、コーテイング操作時の薬剤相互の付
着防止のための各種添加剤を添加することによつ
て皮膜形成剤の性質を改良したり、コーテイング
操作をより容易ならしめることができる。なお、
有効成分を皮膜形成物質を用いてマイクロカプセ
ル化してから賦形剤等と混合した剤型としても良
い。 特に代表的な剤型における配合比は下記の通り
である。
したもの、合計10)に前記セラトシスチス属菌
(微工研菌寄第6365号)を接種し、25℃、28日間
静置培養を行つた。フラスコから吸引過して集
めた培養液に活性炭100gを加え、次いで脱気
し、生産物を活性炭に吸着させた後蒸留水で洗
浄、メタノールで脱着した。得られた含水メタノ
ール分画は、40℃で減圧下メタノールを溜去し、
残つた水溶液は、5%希硫酸でPH3に調整し、酢
酸エチルで抽出した。得られた抽出液をシリカゲ
ルクロマトグラフイーにかけ、クロロホルムメタ
ノール(10:1)の混合溶媒で溶出して精製し、
ベンゼンで結晶化して針状晶を得た。これを、更
に、ヘキサン−酢酸エチル(3:1)より再結晶
化して無色透明の板状結晶のピノウイルテイン
120mgを得た。 〔ピノウイルテインの物理的性質〕 m.p.:194〜199℃(分解) 〔α〕25 D:+69.9(MeOH) 分子量(FD−マススペクトル、ミリ−マススペ
クトル): M+348.194;分子式C20H28O5 UVλMeOH naxnm:206(ε=7875) IRKBr naxcm-1:3510,3485,3270,1738,1638 NMRDMSO 100MHzδ:6.55(1H,br.S), 5.84(1H,dd,J=9.9,19.1Hz), 5.68(1H,br,s),5.19(1H,br.S), 4.96(1H,dd,J=2.0,19.1Hz), 4.93(1H,dd,J=2.0,9.9Hz), 4.18(1H,br,d) 1.14(3H,S),1.03(3H,S), 0.89(3H,S) 毒 性:マウスに対し、50mg/Kgを連続投与し
ても何ら毒性を認めない。 以上の物理的性質は、文献値と一致した。 次に、ピノウイルテインを有効成分とする本発
明の制癌剤について述べる。 本発明の制癌剤は、経口及び非経口投与のいず
れも使用可能であり、経口投与する場合は、軟・
硬カプセル剤又は錠剤、顆粒剤、細粒剤、散剤と
して投与され、非経口投与する場合は、注射剤、
点滴剤及び固体状又は懸濁粘稠液状として持続的
な粘膜吸収が維持できるように座薬のような剤型
で投与され得る。 また、本発明の有効成分を製剤化するに当つて
は、前式で表わされる化合物は常法に従い、皮下
或いは静脈注射用製剤とすることができる他、カ
プセル剤、錠剤、細粒剤等の剤型に製剤化して経
口用に供することができる。 本発明の有効成分の製剤化は、界面活性剤、賦
形剤、滑沢剤、佐剤、及び有効成分の性質を考慮
して腸溶性製剤とするために医薬的に許容し得る
皮膜形成物質、コーテイング助剤等を用いて適宜
行うことができ、その具体例を挙げれば、次のと
おりである。 本発明の組成物の崩壊、溶出を良好ならしめる
ために、界面活性剤、例えばアルコール、、エス
テル類、ポリエチレングリコール誘導体、ソルビ
タンの脂肪酸エステル類、硫酸化脂肪アルコール
類等の1種又は2種以上を添加することができ
る。 また、賦形剤として、例えば蔗糖、乳糖、デン
プン、結晶セルロース、マンニツト、軽質無水珪
酸、アルミン酸マグネシウム、メタ珪酸アルミン
酸マグネシウム、合成珪酸アルミニウム、炭酸カ
ルシウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸水素カル
シウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム
等の1種又は2種以上を組合せて添加することが
できる。 滑沢剤としては、例えばステアリン酸マグネシ
ウム、タルク、硬化油等を1種又は2種以上添加
することができ、また矯味剤及び矯臭剤として、
食塩、サツカリン、糖、マンニツト、オレンジ
油、カンゾウエキス、クエン酸、ブドウ糖、メン
トール、、ユーカリ油、リンゴ酸等の甘味剤、香
料、着色料、保存料等を含有させてもよい。 懸濁剤、湿潤剤の如き佐剤としては、例えばコ
コナツト油、オリーブ油、ゴマ油、落下生油、乳
酸カルシウム、ベニバナ油、大豆リン脂質等を含
有させることができる。 また、皮膜形成物質としては、セルロース、糖
類等の炭水化物誘導体として酢酸フタル酸セルロ
ース(CAP)、またアクリル酸系共重合体、二塩
基酸モノエステル類等のポリビニル誘導体として
アクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体、メ
タアクリル酸メチル・メタアクリル酸共重合体が
挙げられる。 また、上記皮膜形成物質をコーテイングするに
際し、通常使用されるコーテイング助剤、例えば
可塑剤の他、コーテイング操作時の薬剤相互の付
着防止のための各種添加剤を添加することによつ
て皮膜形成剤の性質を改良したり、コーテイング
操作をより容易ならしめることができる。なお、
有効成分を皮膜形成物質を用いてマイクロカプセ
ル化してから賦形剤等と混合した剤型としても良
い。 特に代表的な剤型における配合比は下記の通り
である。
【表】
特に好ましい賦形剤は、乳糖、結晶セルロー
ス、カルボキシメチルセルロースカルシウムであ
る。 また、投与量は、対象腫瘍を有効に治療するに
十分な量であり、腫瘍の症状、投与経路、剤型な
どによつて左右されるが、一般に、経口投与の場
合、大人では1日当り、約0.01〜100mg/Kg体重
(小人では、0.01〜60mg/Kg体重)の範囲で、そ
の上限は好ましくは約50mg/Kg体重、更に好まし
くは約10mg/Kg体重程度であり、非経口投与の場
合、その上限は約10mg/Kg体重程度であり、好ま
しくは5mg/Kg体重、更に好ましくは2mg/Kg体
重が適当である。 次に、上記化合物の制癌活性を確認した制癌性
試験法について述べる。 ラツトの腹水から吉田肉腫細胞(Yoshida
sarcoma cells)を取り出し、20%の牛胎児血清
を含むDM−160培地(蛋白質、脂質を含まず、
アミノ酸組成として必須アミノ酸の他に可欠アミ
ノ酸を含む組織培養用純合成培地)で1ml中に10
〜15×104個の細胞数になるように希釈する。こ
の細胞浮遊液20mlをTD40フラスコに移して37℃
で3〜4日間培養すると、細胞は増殖して1ml中
110〜130×104個になる。この増殖した細胞浮遊
液を再び前記DM−160培地で希釈して1ml中15
〜20×104個の細胞数になるようにする。この希
釈細胞浮遊液の20mlをTD40フラスコに移し、37
℃で3〜4日間培養して細胞を増殖させる。この
ようにTD40フラスコ内で前記DM−160培地を用
いて増殖、希釈、増殖順序を繰り返すことによつ
て吉田肉腫細胞の組織培養を継代維持する。 組織培養に移されて、TD40フラスコ内で増殖
した吉田肉腫細胞を前記DM−160培地中に懸濁
して1ml中に20〜22×104個の細胞数になるよう
に調整する。この細胞浮遊液の2mlを各々のバイ
アルに分注し、被験化合物を最終濃度が所定の値
になるように10μlのメタノールに溶解して各々の
バイアルに加えて37℃で4日間培養する。培養
後、、バイアル中の細胞浮遊液の一部を取り、血
球計算盤を用いて顕微鏡下に細胞数を数える。供
試細胞増殖の抑制率は、次式により求めた。 抑制率(%)=(1−(被験化合物投与バイアル中
の細胞数)/(被験化合物無投与バイアル中の細胞数)
)×100 以下に、本発明を製剤例及び試験例によつて具
体的に説明する。 製剤例1 (注射・点滴剤) ピノウイルテイン10mgを含有するように粉末ぶ
どう糖5gを加えてバイアルに無菌的に分配し、
密封した上、窒素、ヘリウム等の不活性ガスを封
入して冷暗所に保存する。使用前に、0.85%生理
的食塩水100mlを添加して静脈内注射剤とし、1
日、10〜100mlを症状に応じて静脈内注射又は点
滴で投与する。 製剤例2 (注射・点滴剤) ピノウイルテイン2mgを用いて、製剤例1と同
様の方法により軽症用静脈内注射剤とし、1日、
10〜100mlを症状に応じて静脈内注射又は点滴で
投与する。 製剤例3 (腸溶性カプセル剤) ピノウイルテイン5g、乳糖2.46g及びヒドロ
キシプロピルセルロース0.04gを各々とり、よく
混合した後、常法に従つて粒状に成形し、これを
よく乾燥して篩別してビン、ヒートシール包装な
どに適した顆粒剤を製造する。次に、酢酸フタル
酸セルロース0.5g及びヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースフタレート0.5gをを溶解して被覆
基材となし、前記顆粒を浮遊流動させつゝこの基
材を被覆して腸溶性の顆粒剤とする。この組成物
をカプセルに充填して腸溶性カプセル製剤100個
を製造する。 試験例 上記化合物を用い、前記試験法により吉田肉腫
細胞(Yoshida sarcoma cells)の増殖の抑制率
(%)を算出したところ、第1図に示す結果が得
られた。第1図から明らかな如く、50%増触阻害
は約35ppmであることが分つた。 上記試験例の結果から明らかなように、上記被
験化合物は、癌細胞の増殖抑制にすぐれた効果を
発揮することが立証された。
ス、カルボキシメチルセルロースカルシウムであ
る。 また、投与量は、対象腫瘍を有効に治療するに
十分な量であり、腫瘍の症状、投与経路、剤型な
どによつて左右されるが、一般に、経口投与の場
合、大人では1日当り、約0.01〜100mg/Kg体重
(小人では、0.01〜60mg/Kg体重)の範囲で、そ
の上限は好ましくは約50mg/Kg体重、更に好まし
くは約10mg/Kg体重程度であり、非経口投与の場
合、その上限は約10mg/Kg体重程度であり、好ま
しくは5mg/Kg体重、更に好ましくは2mg/Kg体
重が適当である。 次に、上記化合物の制癌活性を確認した制癌性
試験法について述べる。 ラツトの腹水から吉田肉腫細胞(Yoshida
sarcoma cells)を取り出し、20%の牛胎児血清
を含むDM−160培地(蛋白質、脂質を含まず、
アミノ酸組成として必須アミノ酸の他に可欠アミ
ノ酸を含む組織培養用純合成培地)で1ml中に10
〜15×104個の細胞数になるように希釈する。こ
の細胞浮遊液20mlをTD40フラスコに移して37℃
で3〜4日間培養すると、細胞は増殖して1ml中
110〜130×104個になる。この増殖した細胞浮遊
液を再び前記DM−160培地で希釈して1ml中15
〜20×104個の細胞数になるようにする。この希
釈細胞浮遊液の20mlをTD40フラスコに移し、37
℃で3〜4日間培養して細胞を増殖させる。この
ようにTD40フラスコ内で前記DM−160培地を用
いて増殖、希釈、増殖順序を繰り返すことによつ
て吉田肉腫細胞の組織培養を継代維持する。 組織培養に移されて、TD40フラスコ内で増殖
した吉田肉腫細胞を前記DM−160培地中に懸濁
して1ml中に20〜22×104個の細胞数になるよう
に調整する。この細胞浮遊液の2mlを各々のバイ
アルに分注し、被験化合物を最終濃度が所定の値
になるように10μlのメタノールに溶解して各々の
バイアルに加えて37℃で4日間培養する。培養
後、、バイアル中の細胞浮遊液の一部を取り、血
球計算盤を用いて顕微鏡下に細胞数を数える。供
試細胞増殖の抑制率は、次式により求めた。 抑制率(%)=(1−(被験化合物投与バイアル中
の細胞数)/(被験化合物無投与バイアル中の細胞数)
)×100 以下に、本発明を製剤例及び試験例によつて具
体的に説明する。 製剤例1 (注射・点滴剤) ピノウイルテイン10mgを含有するように粉末ぶ
どう糖5gを加えてバイアルに無菌的に分配し、
密封した上、窒素、ヘリウム等の不活性ガスを封
入して冷暗所に保存する。使用前に、0.85%生理
的食塩水100mlを添加して静脈内注射剤とし、1
日、10〜100mlを症状に応じて静脈内注射又は点
滴で投与する。 製剤例2 (注射・点滴剤) ピノウイルテイン2mgを用いて、製剤例1と同
様の方法により軽症用静脈内注射剤とし、1日、
10〜100mlを症状に応じて静脈内注射又は点滴で
投与する。 製剤例3 (腸溶性カプセル剤) ピノウイルテイン5g、乳糖2.46g及びヒドロ
キシプロピルセルロース0.04gを各々とり、よく
混合した後、常法に従つて粒状に成形し、これを
よく乾燥して篩別してビン、ヒートシール包装な
どに適した顆粒剤を製造する。次に、酢酸フタル
酸セルロース0.5g及びヒドロキシプロピルメチ
ルセルロースフタレート0.5gをを溶解して被覆
基材となし、前記顆粒を浮遊流動させつゝこの基
材を被覆して腸溶性の顆粒剤とする。この組成物
をカプセルに充填して腸溶性カプセル製剤100個
を製造する。 試験例 上記化合物を用い、前記試験法により吉田肉腫
細胞(Yoshida sarcoma cells)の増殖の抑制率
(%)を算出したところ、第1図に示す結果が得
られた。第1図から明らかな如く、50%増触阻害
は約35ppmであることが分つた。 上記試験例の結果から明らかなように、上記被
験化合物は、癌細胞の増殖抑制にすぐれた効果を
発揮することが立証された。
第1図は、本発明の有効成分ピノウイルテイン
の吉田肉腫培養細胞に対する増殖抑制効果を示す
図である。
の吉田肉腫培養細胞に対する増殖抑制効果を示す
図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 構造式: で表わされる化合物を有効成分として含有するこ
とを特徴とする制癌剤。 2 非経口投与形態による特許請求の範囲第1項
記載の制癌剤。 3 経口投与形態による特許請求の範囲第1項記
載の制癌剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3808883A JPS59163318A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 制癌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3808883A JPS59163318A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 制癌剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59163318A JPS59163318A (ja) | 1984-09-14 |
| JPH0316925B2 true JPH0316925B2 (ja) | 1991-03-06 |
Family
ID=12515718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3808883A Granted JPS59163318A (ja) | 1983-03-08 | 1983-03-08 | 制癌剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59163318A (ja) |
-
1983
- 1983-03-08 JP JP3808883A patent/JPS59163318A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59163318A (ja) | 1984-09-14 |
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