JPH03177404A - 変性エチレン系重合体の製造方法 - Google Patents

変性エチレン系重合体の製造方法

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JPH03177404A
JPH03177404A JP31546089A JP31546089A JPH03177404A JP H03177404 A JPH03177404 A JP H03177404A JP 31546089 A JP31546089 A JP 31546089A JP 31546089 A JP31546089 A JP 31546089A JP H03177404 A JPH03177404 A JP H03177404A
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ethylene
vinyl acetate
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organic
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JP31546089A
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Takaaki Aoki
隆明 青木
Tsutomu Suda
勉 須田
Koichi Tajima
田島 功一
Hiroshi Kobayashi
博 小林
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はポリウレタンとの密着性のすぐれた変性エチレ
ン系重合体の製造方法に関する。さらにくわしくは、ポ
リウレタンとの密着性が良好である変性エチレン系重合
体の製造方法に関する。
[従来の技11Iil ポリオレフィン系樹脂(ポリプロピレン系樹脂、ポリエ
チレン系樹脂)は周知のごとく、成形性がすぐれている
ばかりでなく、機械的特性、耐熱性、耐溶剤性、耐油性
および耐薬品性のごとき特性が良好であるため、広く工
業的に製造され、自動車、電機器具、電子機器などの部
品および包装材、各種容器、その他の日用品として多方
面にわたって利用されている。しかし、分子内に極性基
を有さない(いわゆる不活性である)ために各種の物質
との密着性がよくない。なかでも、ポリウレタン樹脂と
の密着性について説明します。
現在、自動車のバンパー、バンパーコーナーなどの外装
部品は、近年、自動車の軽量化、コストダウンの志向の
ためにプロピレンを主成分とするプロピレン系重合体に
エチレン−プロピレン共重合ゴムや無機充填剤(主とし
て、タルク)を配合した組成物を成形し、成形物を電気
的処理(たとえば、コロナ放電処理、プラズマ処理)、
機械的粗面化、火炎処理、酸素またはオゾン処理のごと
き表面処理を施し、プロピレン系重合体と接着性が良好
なブライマーを下塗りし、ポリウレタン系塗料を塗布し
ている。しかし、このブライマーを塗布する工程におい
て、一般にはブライマーを塗布した後、ブライマーを完
全に密着(焼付け)させている。この工程に長時間(通
常、約40〜80分)必要としている。しかも二層塗布
する工程を応ずためにそれだけ多くのブライマーの溶媒
である有機溶媒(たとえば、トルエン)を用いなければ
ならず、作業環境および大気汚染の点が問題がある。
また、ポリウレタンフォームガ有する断熱性、クツショ
ン性などをいかして、インストルメントパネル、アーム
レスト、シートバックなどの自動車の内装部品のクツシ
ョン材として、さらに電気冷蔵庫やクーラーなどの家庭
電器製品や冷凍トラックなどの断熱材として使用されて
いる。このような分野にポリウレタンフォームを使用す
る場合、製品の基材または表面材とポリウレタンフォー
ムとが強固に密着していることが必要である場合が多゛
い。ところで、基材や表面材が金属、木材およびABS
樹脂(アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン三元共
重合樹脂)のごとく表面活性が高いものである場合には
、ポリウレタンフォームとの密着性がすぐれているため
、ポリウレタンフォームの製造に行なわれているような
注入発泡のごとき方式で基材上などでウレタンポリマー
の生成反応と発泡とを同時に行なえば、強固に密着した
製品(積層物)を得ることができる。
しかし、前記のごとく不活性であるポリオレフィン系樹
脂を基材または表面材として使用してポリウレタンフォ
ームとの積層物を製造することは、密着性が極めて低い
ために不可能である。そのためにポリオレフィン系樹脂
とポリウレタンフォームとを密着させる場合、ポリオレ
フィン系樹脂の成形物の表面に前記のごとくあらかじめ
ブライマーを塗布しなければならない。
これらのことから、ポリオレフィン系樹脂に分子中に少
なくとも一個の不飽和結合を有し、かつヒドロキシル基
を含有する有機化合物(以下「ヒドロキシル系化合物」
と云う)に少なくとも有機過酸化物を処理させることに
よって得られる変性ポリオレフィン系樹脂[以下「変性
物(A)」と云う1が、ポリウレタン系塗料やポリウレ
タンフォームとの密着性の改良について提案されている
(たとえば、特開昭58−154732号、同58−1
91706号、同58−185344号、同61−27
2417号)。
また、ポリオレフィン系樹脂のうち、プロピレン系重合
体(ポリプロピレン系樹脂)に前記と同様に処理するこ
とによって得られる変性物と結晶性エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体、無定形エチレン−プロピレン共重
合体、無機充填剤などとの組成物はブライマーを塗布し
なくてもポリウレタンとの密着性がすぐれているばかり
でなく1曲げ弾性率および低温における耐衝撃性につい
ても良好であり、しかも加工性および成形性についても
すぐれているため、成形加工されてバンパーなどの自動
車の外装品として適合することにより、以前に提案され
ている(たとえば、特開昭62−119243号、同6
2−209150号、同62−207344号、同62
−’257945号)。
さらに、前記変性物と結晶性エチレン−プロピレンブロ
ック共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などとの
組成物は、ブライマーを塗布しなくてもクロロブレン系
二液混合タイプ溶剤接着剤との室温における接着性が良
好であるばかりでなく、80℃の温度においても接着性
もすぐれており、しかも曲げ弾性率や耐衝撃性にも良好
であるために自動車の内装品(たとえば、ドアーライナ
ー)に適合することにより、以前に提案した(特開昭6
4−29446号、同64−36636号、同64−4
5446号、同64−48842号、同64−7294
6号)。
また、オレフィン系重合体(低密度ポリエチレン樹脂、
エチレンを主成分とするα−オレフィンとの共重合体、
高密度ポリエチレン樹脂、プロピレン単独重合体、プロ
ピレンを主成分とする少量のエチレンおよび/もしくは
他のα−オレフィンとのブロックまたはランダム共重合
体とヒトミキシル系化合物および有機過酸化物からなる
混合物の成形物の表面上でウレタンポリマーの生成反応
と発泡とを同時に行なうことによって得られるポリウレ
タンフォームとオレフィン系重合体(ポリオレフィン系
樹脂)混合物の成形物とからなる積層物が相互の密着性
について改良されていることにより、以前に提案した(
たとえば特開昭58−185244号、同58−194
834号、同58−194835号)。
さらに、本発明者らは、「エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ヒドロキシル系化合物及び有機過酸化物を処理させ
ることによって得られる変性エチレン系重合体」 〔以
下「変性物(B)」と云う〕はポリウレタン系塗料やポ
リウレタンフォームとの密着性がポリプロピレン系樹脂
などの無極性のポリオレフィン系樹脂を同時に処理した
場合に比較し、すぐれていることによって以前に提出し
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記ポリプロピレン系樹脂などのポリオレフィン系樹脂
に少なくともヒドロキシル系化合物と有機過酸化物を処
理することによって得られる変性物は、ポリウレタン系
塗料やポリウレタンフォームとの密着性を改良すること
ができる。しかし、実用上該密着性はかならずしも充分
とはいえない。とりわけ、該変性物を前記のごときポリ
プロピレン系樹脂(たとえば、プロピレン単独重合体、
結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体)などと
の組成物を前記したごとく、自動車の外装品や内装品に
成形し、ブライマーを塗布せずにポリウレタン系塗料や
ポリクロロプレン系接着剤を塗布すると、これらとの密
着性はかならずしも充分でなく、使用上問題がある。
さらに、本発明者らが以前に提案した変性物(B)は、
前記変性物(A)やその組成物に比較し、前記したごと
くポリウレタン系塗料やポリウレタンフォームとの密着
性を改良させることができる。しかし、この変性物(B
)の場合でも、該密着性は実用上かならずしも充分なも
のとは云えない。
これらのことから、本発明は、ブライマーを使用しなく
てもポリウレタン系塗料やポリウレタンフォームとの密
着性が極めて良好であり、かりにエチレン−プロピレン
ブロック共重合体などのポリプロピレン系樹脂または該
ポリプロピレン系樹脂と無定形エチレン−プロピレン共
重合ゴムなどを配合した場合、ブライマーを使用しなく
てもポリウレタン系塗料やポリウレタンフォームとの密
着性が極めてすぐれているのみならず、曲げ弾性率(剛
性)および耐衝撃性のごとき機械的特性が良好であり、
しかも成形性や加工性がすぐれているために前記の自動
車の外装品や内装品に適合する組成物を得ることができ
る変性エチレン系重合体を製造することが目的である。
【課題を解決するための手段および作用]本発明にした
がえば、これらの課題は、(Al酢酸ビニルの共重合割
合が3.0〜40重量%であるエチレン−酢酸ビニル共
重合体 100重量部、 (B)一個の二重結合を有し、かつ一個のヒドロキシル
基を有する有機化合物(すなわち「ヒドロキシル系化合
物J)   0.1〜20重量部、fcl有機過酸化物
 o、ot−io重量部ならびに。
(DJ有機すず化合物および/または(E)第三級アミ
ン系化合物 0.005〜10重量部を60〜250℃
において処理することを特徴とする変性エチレン系重合
体の製造方法、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(Alエチレン−酢酸ビニル共重合体 本発明において使われるエチレン−酢酸ビニル共重合体
の酢酸ビニルの共重合割合は3.0〜40重量%であり
、3.5〜35重量%が好ましく、特に5.0〜35重
量%が好適である。エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢
酸ビニルの共重合割合が3.0重量%未満では、ポリウ
レタン系塗料やポリウレタンフォームとの密着性が低い
。一方、40を超えたエチレン−酢酸ビニル共重合体を
用いた場合、変性物や前記組成物を製造したさいの組成
物の物性が低下する。
該エチレンー酢酸ビニル共重合体のメルトフローインデ
ックス(JIS K7210にしたがい、第1表の条件
が4で測定、以下rMFRJと云う)は、一般には0.
1〜200 g/10分であり、0.1〜150 g/
10分が望ましく、とりわけ0.5〜io。
g/10分が好適である。MFRが0.1g710分未
満のエチレン−酢酸ビニル共重合体を用いた場合、後記
の処理を溶融混線によって製造するさい、混練性が悪い
ばかりでなく、得られる変性物をポリプロピレン系樹脂
などとの組成物を製造するさい、混線性や組成物の成形
性がよくない。
一方、200 g 710分を超えると、機械的強度が
低い。
(B)ヒドロキシル系化合物 また、本発明において用いられるヒドロキシル系化合物
は一個の二重結合を有し、かつヒドロキシル基を有する
有機化合物である。該ヒドロキシル系化合物の一般式は
通常下式〔(I)式1で示されるものである。
(])式において、R9は水素原子または炭素数が1〜
6個のアルキル基である。また、R2は炭素数が1〜2
0個のアルキレン基である。(I)式において、nlが
水素原子または炭素数が1〜3個のアルキル基が好まし
く、特に水素原子、メチル基またはエチル基が好適であ
る。また、R2が炭素数が1〜6個のアルキレン基が望
ましく、とりわけ炭素数が1〜4個のものが好適である
好適なヒドロキシル系化合物としては、2−ヒドロキシ
−エチル−メタクリレート、2−ヒドロキシ−エチル−
アクリレート、2−ヒドロキシ−プロピル−メタクリレ
ートおよび2−ヒドロキシ−メチル−メタクリレートが
あげられる。
IcI有機過酸化物 さらに、本発明において使用される有機過酸化物は一般
にラジカル重合における開始剤および重合体の架橋剤と
して使われているものであり。
1分間の半減期が[0℃以上のものが好ましく、とりわ
け110℃以上のものが好適である。上記の温度が10
0℃未満のものでは、その取り扱いが難しいばかりでな
く、使用した効果もあまり認められないから望ましくな
い。好ましい有機過酸化物の代表例としては、l、l−
ビス−第三級−ブチルパーオキシ−3,3,5−1リメ
チルシクロヘキサンのごときケトンパーオキシド、ジク
ミルパーオキシドのごときジアルキルパーオキシド、2
.5−ジメチルヘキサン−2,5−ハイドロパーオキシ
ドのごときハイドロパーオキシド、ベンゾイルパーオキ
シドのごときジアシルパーオキシドおよび2.5−ジメ
チル−2,5−ジベンゾイルパーオキシヘキサンのごと
きパーオキシエステルがあげられる。
(Di有機すず化合物 また、本発明において使われる有機すず化合物としては
下式[(■)式Jで示されるものがあげられる。
RJ     Rs (II)式において、R1、R4、R5およびR6は同
一でも異種でもよく、炭素数が多くとも12個の炭化水
素基であり、Y、およびY2は同一でも異種でもよく、
炭素数が多くとも18個の一価または二価のカルボン酸
、該カルボン酸の誘導体(アルキルエステル)、アルコ
ール、メルカプタン、メルカプト酸である。xlは酸素
原子、硫黄原子および炭素数が多くとも4個の二重結合
を有するカルボン酸基であり、lはOまたは1ないし2
0の整数である。
この有機すず化合物の代表例としては、モノブチル・す
ず・トリメチルマレート、ジブチル・すず・ジラウレー
ト、ジブチル・すず・シマレートとジブチル・すず・ジ
メチルマレートとの混合物、ジブチル・すず・ジオクチ
ルマレートおよびトリベンジル・すず・トリメチルマレ
ートがあげられる。
fEl第三級アミン系化合物 さらに、本発明において用いられる第三級アミン系化合
物は、いわゆるウレタンのポリオールとイソシアネート
の硬化反応のさいに触媒として使用されているものであ
る。その代表例としては、ジメチルアミノプロピルアミ
ン、ジエチルアミノプロビルアミン、トリス(ジメチル
アミノメチル)フェノール、テトラグアニジン、N、N
−ジブデル、エタノールアミン、N−メチル−N、N−
ジェタノールアミン、1.4−ジアザビシクロ(2,2
,2)オクタンおよび1.8−ジアザビシクロ(5,4
,O) −7ウンデセンがあげられる。
fFl使用割合 本発明の変性エチレン系重合体を製造するにあたり、1
00重量部の前記エチレン−酢酸ビニル共重合体に対す
る前記ヒドロキシル系化合物、有機過酸化物ならびに有
機すず化合物および第三級アミン系化合物の使用割合は
下記の通りである。
ヒドロキシル系化合物の使用割合は011〜20重量部
であり、0.1−15重置部が好ましく、特にロ、2〜
15重°量部が好適である。ヒドロキシル系化合物の使
用割合が0.1重量部未満では、密着性の改良効果が不
十分である。一方、20重量部を超えると、使用量に応
じた密着性の改良効果が認められず、むしろエチレン−
酢酸ビニル共重合体が有する本来の特性をそこなったり
、未反応のヒドロキシル系化合物が得られる変性エチレ
ン系重合体に残存することなどによって好ましくない。
また、有機過酸化物の使用割合は0.旧〜10重量部で
あり、0.02〜10重量部が望ましく、とりわけ0.
05〜7.0重量部が好適である。有機過酸化物の使用
割合が0.01重量部未満では、密着性の改良効果が低
い。一方、10重量部を超えて使用したとしても、さら
に密着性を向上することができないばかりか、エチレン
−酢酸ビニル共重合体自体が架橋などを生じることもあ
って好ましくない。
さらに、有機すず化合物および第三級アミン系化合物の
混合割合は、それらの合計量として0、005〜10重
量部であり、0,02〜5@量部が(ITましく、特に
0,05〜3重量部が好適である。有機すず化合物およ
び第三級アミン系化合物の混合割合が、合計量としてo
、 oos重量部未満では、効果が乏しい。一方、かり
に10重量部を超えて添加したとしても、効果は向上せ
ず、逆にブリードなどの悪影響を及ぼすことがある。
(G)処理方法 本発明の変性エチレン系重合体を製造するには前記のエ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ヒドロキシル系化合物、
有機過酸化物ならびに有機すず化合物および/または第
三級アミン系化合物を前記の使用割合で通常の変性オレ
フィン系重合体を製造するさい、一般に実施されている
公知の方法(たとえば、溶液法、懸濁法、溶融法)によ
るいずれの方法を採用して処理することによって達成す
ることができる。
溶液法によって変性エチレン系重合体を製造する場合、
不活性の有機溶媒中にエチレン−酢酸ビニル共重合体お
よびヒドロキシル系化合物を添加および/または第三級
アミン系化合物を添加し、下記の温度範囲にて充分に撹
拌することによって製造することができる。該不活性の
有機溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、トルエン、キ
シレン、クロルベンゼンなどがあげられる。この溶液法
において、処理温度は有機過酸化物の種類およびエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の種類によって異なるが、一般
には60〜120℃であり、特に70〜110℃が好ま
しい。
また、懸濁法で変性エチレン系重合体を製造する場合、
水性懸濁液中に前記エチレン−酢酸ビニル共重合体とヒ
ドロキシル系化合物を添加し、ついで有機過酸化物なら
びに有機すず化合物および第三級アミン系化合物を添加
し、充分に撹拌することによって製造することができる
。この場合も有機過酸化物およびエチレン−酢酸ビニル
共重合体の種類によって異なるが、処理温度は通常60
〜100℃である。溶液法でも、懸濁法でも、いずれも
処理温度が下限未満では、処理に長超えると、処理M間
は短縮されるけれども、急激な反応が発生し、処理をす
ることが難しく、良好な変性物を得ることが難しい。
以上のいずれの場合でも、処理時間が長いばかりでなく
、処理後において使用した有機溶媒や水を得られる変性
エチレン系重合体に変質的に完全に除去するための乾燥
などの後処理が必要である。そのためにコスト的に問題
がある。これらの方法に対し、処理時間が短く、しかも
後処理が不必要な溶融法が工業的に望ましい。
溶融法で変性エチレン系重合体を製造する場合、一般の
合成樹脂の分野において一般に使われているバンバリー
ミキサ−、ニーダ−、ロールミルおよびスクリュー式押
出機のごとき混練機(とりわけ、スクリュー式押出機が
簡易なため好ましい)を用いて溶融混練することによっ
て製造することができる。このさい、ヘンシェルミキサ
ーのごとき混合機を用いてあらかじめトライブレンドし
、得られる混合物をさらに溶融混練する方法および溶融
混線を二回以上実施する方法によって一層均一な変性エ
チレン系重合体を製造することができる。溶融混線する
さい、使われる有機過酸化物が分解する温度で実施しな
ければならない。しかし、用いられるエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体が劣化せず、しかも処理がコントロールし
得る温度で実施しなければならないことはもちろんのこ
とである。これらのことから、処理温度は一般には10
0〜250℃であり、特に120〜230℃が好ましい
(H)成形方法 このようにして得られる変性エチレン系重合体はそのま
ま後記のような成形法で目的物である成形物を製造する
さい、使用目的に応じてポリオレフィン系樹脂の分野に
おいて一般に用いられている酸素、熱および紫外線に対
する安定剤、金属劣化防止剤、難燃化剤1着色剤、電気
的特性改良剤、充填剤、帯電防止剤、滑材、加工性改良
剤および粘着性改良剤のごとき添加剤を本発明の変性エ
チレン系重合体が有する特性をそこなわない範囲である
ならば混合してもよい。
さらに、変性エチレン系重合体の機械的強度、成形法、
加工性を改良することができ、しかも該変性エチレン系
重合体と相溶性がある合成樹脂やゴムを配合してもよい
、このさい、得られる組成物が変性エチレン系重合体が
有するポリウレタンとの密着性を実用上そこなわない範
囲で配合してもよい、この合成樹脂としては、低密度ポ
リエチレン樹脂、中ないし高密度ポリエチレン樹脂、線
状低密度ポリエチレン樹脂、プロピレン単独重合体、プ
ロピレンを主成分とするエチレンおよび/または炭素数
が4〜12個のα−オレフィンとのランダム共重合体、
プロピレンが主成分であり、少量のエチレンとをブロッ
ク共重合することによって得られる重合体、エチレンを
主成分とする少量のオレフィン以外の七ツマ−(たとえ
ば、モノ不飽和カルボン酸、シネ飽和カルボン酸、その
誘導体、ビニルエステル、不飽和カルボン酸エステル)
との共重合体があげられる。また、ゴムとしては、無定
形エチレン−プロピレン系共重合ゴム、低結晶性エチレ
ン−プロピレン共重合体、ブタジェンを主成分とするゴ
ムがあげられる。
また、一般に合成樹脂やゴムに配合されている充填剤を
添加することにより剛性を向上することができる。
本発明の変性エチレン系重合体または前記の合成樹脂、
ゴム、添加剤などを配合した組成物はオレフィン系樹脂
の分野において一般に行なわれている成形法で所望の成
形体を製造することができる。成形法としては射出成形
法、押出成形法、中空成形法、スタンピング成形法、圧
縮成形法、真空成形法があげられる。
このようにして得られる成形体に一般に行なわれている
方法でポリウレタン系塗料を塗布することによって表面
にポリウレタンが塗布された成形体を得ることができる
。また、ポリウレタンフォームと密着するには、前記の
ようにして得られた成形物の表面上でウレタンポリマー
の生成反応と発泡とを同時に行なえばよい。
密着するにあたり、特殊な装置を必要とせず、また特殊
な方法で行なわなくてもよい。すなわち、ポリウレタン
フォームの製造分野において通常行なわれている注入発
泡法、モールド発泡法および吹付発泡法のごとき発泡法
を適用すればよい。さらに、ポリウレタンフォームの原
料として使われるポリオール、インシアネート系化合物
、発泡剤などは特別なものではなくてもよく、いずれも
一般に用いられているものであればどのようなものでも
よく、なんら限定されない。
[作用] 本発明方法によって得られる変性エチレン系屯合体とポ
リウレタンとの密着性の発現のメカニズムについては明
らかでないが、以下のような作用機構によるものと推定
される。
本発明方法によって得られる変性エチレン系重合体はエ
チレン−酢酸ビニル共重合体に前記の処理によってヒド
ロキシル系化合物が結合し、その化合物が有するヒドロ
キシル基(−OH)とポリウレタンのイソシアネート基
が結合することにより、たとえばポリウレタン系塗料と
変性エチレン系重合体の成形物との間に強力な密着力が
発現する・。
また、工°チレンー酢酸ビニル共重合体は、たとえばポ
リエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂のごとく極性基を
有さないポリオレフィン系樹脂に比較し、ぬれ性がすぐ
れているため、たとえばポリウレタン系塗料中のイソシ
アナート基を持つ化合物が共重合体の表面に近ずきやす
く、イソシアナート基とヒドロキシル基との反応する割
合が増大するためにより強力な密着力が発現する。
さらに、有機すず化合物および/または第三級アミンは
、いわゆるポリウレタン樹脂のポリオールとインシアネ
ート系化合物との硬化反応のさいの触媒として働き、さ
らに得られる変性エチレン系重合体のヒドロキシル基と
ポリウレタン系塗料やポリウレタンフォーム中のインシ
アナート基との反応を促進しているため、−層強力な密
着性が発現すると考えられる。
〔実施例および比較例] 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、塗膜密着強度は成
形した平板に1cm巾の筋を入れ、引張り速度が50叩
/分の条件下で塗膜の180℃剥離強度を測定すること
によって求めた。
なお、実施例および比較例において使用したエチレン−
酢酸ビニル共重合体、ヒドロキシル系化合物、有機過酸
化物、有機すず化合物および第三級アミンならびに比較
のために使った低密度ポリエチレン樹脂の物性などを下
記に示す。
〔(A)エチレン−酢酸ビニル共重合体Jエチレンー酢
酸ビニル共重合体として、酢酸ビニルの共重合割合が6
.2重量%であり、かつMFRが19g/l口分である
エチレン−酢酸ビニル共重合体【以下r E V A 
(11と云う]、酢酸ビニルの共重合割合が11重量%
であり、かつMFRが21g/10分であるエチレン−
酢酸ビニル共重合体〔以下rEVA(21Jと云う1お
よび酢酸ビニルの共重合割合が24重量%であり、かつ
MFRが20g/10分であるエチレン−酢酸ビニル共
重合体[以下重合割合が35重量%であり、かつMFR
が30g/10分テある°エチレンー酢酸ビニル共重合
体[EVAT41Jと云うJを用いた。
〔(B)ヒドロキシル系化合物〕
また、ヒドロキシル系化合物として、2−ヒドロキシル
−エチル−メタクリレート(以下rHEMAJと云う)
を使用した。
【(C)有機過酸化物1 さらに、有機過酸化物として、ジクミルパーオキサイド
(以下rDCPJと云う)を使った。
【(D)低密度ポリエチレン樹脂1 比較のために、低密度ポリエチレン樹脂として、いわゆ
る高圧法で製造し、密度が0.917g/cm’であり
、かつMFRが7.2 g / 1口分である低密度エ
チレン単独重合体(以下rLDPEJと云う)を用いた
【(E)ポリプロピレン系樹脂1 また、比較のために、ポリプロピレン系樹脂として、メ
ルトルフローインデックス(JIS K7210g/1
0分であるプロピレン単独重合体(以下rPPJと云う
)を使用した。
〔(F)有機すず化合物] さらに、有機すず化合物として、ジブチル・すず・マレ
ート【以下「化合物+1) Jと云う1およびジブチル
・すず・ラウレートE以下「化合物(2)」と云う]を
使った。
〔(G)第三級アミン系化合物〕
また、第三級アミン系化合物として、1.4−ジアザビ
シクロ[2,2,2)オクタン〔以下「化合物(3)」
と云う]を用いた。
実施例 1〜9、比較例1〜4 第1表に樹脂分としてfm ff1lが示されているエ
チレン−酢酸ビニル共重合体、低密度ポリエチレン樹脂
(LDPE)またはプロピレン単独重合体(PP)  
100重量部に第1表に配合量が示されているHEMA
 (2−ヒドロキシル−エチル−メタクリレート、ヒド
ロキシル系化合物として)、DCP (ジクミルパーオ
キサイド、有機過酸化物として)および「有機すず化合
物または第三級アミン系化合物」 (以下「化合物」と
云う)をそれぞれスーバニミキサーを使ってそれぞれ1
0分間トライブレンドを行なった。得られた各混合物を
ベント付二軸押出機(径 40+am)を用いて180
℃において混練しながらペレットを製造した。得られた
それぞれのベレットを樹脂温度が160〜170℃(た
だし、PPの場合は210’C)において射出成形し、
平板状の試片(厚さ 2 mm、  120X  12
Onon)を作成した。
このようにして得られた各試験片に三浦型のポリウレタ
ン系塗料(日本ビーケミカル社製、商品名 R271、
ピュアホワイト)をスプレーガンを使用して均一になる
ように吹きつけた。ついで、60’Cの温度で90分間
加熱・乾燥を行なった。このようにして得られた各試片
の塗膜密着強度を測定した。それらの結果を第1表に示
す。
(以下余白) 〔発明の効果] 本発明方法によって得られる変性エチレン系重合体はブ
ライマーを使用しなくてもポリウレタン系塗料との密着
性がすぐれており、そのほかにポリウレタン系接着剤や
ポリウレタンフォームとの密着性についても良好である
。さらに、これらと密着性が悪い各種ポリオレフィン系
重合体に配合することによって得られる組成物を成形し
、得られる成形物に塗布、乾燥などの工程を省略して生
産性を向上させ、これらのポリウレタン系の塗料、接着
剤およびフオームと密着性を著しく向上することが考え
られる。
本発明方法によって得られる変性エチレン系重合体およ
び該変性エチレン系重合体を配合した組成物は以上のご
とき効果を発揮するために多方面にわたって利用するこ
とができる。代表的な用途として、自動車のバンパー、
バンパーコーナーなどの外装部品およびインストルメン
トパネル、ドアーライナーなどの内装部品ならびにフェ
ンダ−のごとき二輪車部品などがあげられる。
手 続 補 正 1( (自発) 1、事件の表示 平成1年特許願第315460号 2、発明の名称 変性エチレン系重合体の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都港区芝大門−丁目13番 名称 (200)  昭和電工株式会社代表者 村 田 4、代理人 (郵便番号l口5) 居所 東京都港区芝大門−丁目13番 昭和電工株式会社内 9号 9号 5、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄。
6、補正の内容 +11明細書第2頁第13行に「説明します。」とある
のを「説明する。Jと補正いたします。
(2)同第5頁第19行ないし第20行(下から第2行
ないし第1行)に「ことにより、以前」とあるのを「こ
とが以前」と補正いたします。
(3)同第6頁第11行に「ことにより、以前」とある
のを「ことを以前」と補正いたします。
(4)同第7頁第6行に「により、以前」とあるのを「
を以前」と補正いたします。
(5)同第7頁第15行に「によって以前」とあるのを
「を以前」と補正いたします。
(6)同第19頁第6行に「変質的に」とあるのを「実
質的に」と補正いたします。
(7)同第28頁第11行に「日本ビーケミカル」とあ
るのを「日本ビーケミカル」と補正いたします。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)酢酸ビニルの共重合割合が3.0〜40重量%で
    あるエチレン−酢酸ビニル共重合体100重量部、 (B)一個の二重結合を有し、かつ一個のヒドロキシル
    基を有する有機化合物0.1〜20重量部、(C)有機
    過酸化物0.01〜10重量部 ならびに (D)有機すず化合物および/または(E)第三級アミ
    ン系化合物0.005〜10重量部 を60〜250℃において処理することを特徴とする変
    性エチレン系重合体の製造方法。
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