JPH0318660B2 - - Google Patents
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- JPH0318660B2 JPH0318660B2 JP58130865A JP13086583A JPH0318660B2 JP H0318660 B2 JPH0318660 B2 JP H0318660B2 JP 58130865 A JP58130865 A JP 58130865A JP 13086583 A JP13086583 A JP 13086583A JP H0318660 B2 JPH0318660 B2 JP H0318660B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- treated
- organic silane
- mica
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は複合樹脂組成物に関し、詳しくは高剛
性であつて、しかも収縮異方性やウエルド曲げ保
持率にすぐれ、かつ流動性にすぐれていて外観の
良好な成形品を得ることができる複合樹脂組成物
に関する。 従来、無機充填材を配合した熱可塑性樹脂組成
物として収縮率が低く、しかも高剛性の成形品を
得ることができるものがいくつか知られている。 しかしながら、これら従来の樹脂組成物はいず
れも流動性が悪い、ウエルド部の強度が低
い、収縮異方性、すなわち成形品の縦方向と横
方向との収縮差が大きい等の欠点を有しており、
とりわけ精密機器等の素材として用いるには不適
当なものであつた。 本発明は熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを
用い、このポリプロピレンに特定の処理を施した
マイカ、変性ポリオレフインおよび特定の処理を
施したガラス繊維を配合することによつて上記従
来の欠点を解消し、とりわけ流動性、ウエルド曲
げ保持率、収縮異方性の改良を図つた複合樹脂組
成物を提供することを目的とするものである。 すなわち本発明は、(a)ポリプロピレン40〜70重
量%と(b)有機シラン系化合物で処理したマイカ60
〜30重量%の合計量100重量部に対し、(c)変性ポ
リオレフイン1〜3重量部および(d)有機シラン系
化合物で処理したガラス繊維2〜5重量部を配合
してなる複合樹脂組成物を提供するものである。 本発明において(a)成分として用いるポリプロピ
レンとしては特に制限はないが、密度0.89〜0.92
g/cm3のものが好ましく、アイソタクチツクポリ
マーのみならず、シンジオタクチツクポリマー、
アタクチツクポリマーを使用することができる。 次に、本発明においては(b)成分として有機シラ
ン系化合物で処理したマイカを用いる。ここで有
機シラン系化合物としては様々なものが用いら
れ、特に制限はないが、例えばγ−クロロプロピ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、ビニル・トリス(β−メトキシエ
トキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、メタクリロキシプロピルトリ
アルコキシシラン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、メルカ
プトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、Ν−(トリメト
キシシリルプロピル)−エチレンジアミン、アミ
ノ官能性シラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、Ν−β−(アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−(ポリエ
チレンアミノ)プロピルトリメトキシシラン、Ν
−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、Ν−β−(アミノエチル)−γ−
オキシプロピルメチルジアルコキシシラン、γ−
ウレイドプロピルトリエトキシシラン、γ−アミ
ジノチオプロピルトリヒドロキシシラン等が挙げ
られる。これらの中でもアミノ基含有のもの、と
りわけγ−アミノプロピルトリエトキシシランが
好ましい。 上記有機シラン系化合物で処理したマイカを得
るには通常、マイカを上記の有機シラン系化合
物、好ましくはアミノ基含有有機シラン系化合物
で接触処理すればよい。この際、溶媒を使用しな
くともよいが、好ましくは低級アルコールと水の
混合溶媒を用いる。 また(c)成分である変性ポリオレフインとしては
ポリオレフインを液状ゴムおよび/または不飽和
カルボン酸(無水物を含む)あるいはその誘導体
で化学変性したものが好適に用いられる。ここで
液状ゴムとしては、末端ヒドロキシル化ポリブタ
ジエンが好適である。この化学変性ポリオレフイ
ンを製造するにあたつては、ポリプロピレン等の
ポリオレフイン、液状ゴムおよび不飽和カルボン
酸またはその誘導体をキシレン、トルエン、ヘプ
タン、モノクロルベンゼン等の溶媒中で、ベンゾ
イルパーオキサイド等のラジカル発生剤を用いて
反応させればよい。この化学変性ポリオレフイン
の製法の詳細に関しては特開昭54−124049号公報
に開示されている。 さらに本発明においては、(d)成分として有機シ
ラン系化合物で処理したガラス繊維を用いる。 ガラス繊維としては特に制限はないが、例えば
無アルカリガラス繊維、低アルカリガラス繊維等
が挙げられる。またガラス繊維の繊維長は通常3
〜5mmのものが用いられ、繊維径は通常10〜20μ
のものが用いられる。 また、有機シラン系化合物としては前記したも
のが挙げられ、マイカの処理に使用したものと同
一のものを使用してもよいし、あるいは異なつた
ものを使用してもよい。 上記有機シラン系化合物で処理したガラス繊維
を得るには通常、ガラス繊維を有機シラン系化合
物、好ましくはアミノ基含有有機シラン系化合物
で接触処理すればよい。この際、溶媒を使用しな
くともよいが、好ましくは低級アルコールと水と
の混合溶媒を用いる。 上記(a),(b),(c)および(d)成分の配合割合は、通
常(a)成分40〜70重量%と(b)成分60〜30重量%の合
計量100重量部に対し、(c)成分が1〜3重量部、
(d)成分が2〜5重量部である。 なお、本発明においては必要により架橋剤を配
合することができる。架橋剤としてはイオウ、有
機イオウ化合物、有機過酸化物、金属酸化物、ポ
リアミン、ポリイソシアネートなどが挙げられ、
配合量は通常0.02〜0.04重量部である。 さらに、本発明においては必要に応じて適宜、
滑剤、帯電防止剤、着色剤、難燃剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、可塑剤などの各種添加剤を加
えることができる。ここで滑剤としては流動パラ
フイン、天然パラフイン、ワツクスなどの炭化水
素系滑剤、高級脂肪酸、オキシ脂肪酸などの脂肪
酸系滑剤、脂肪酸の低級アルコールエステルなど
のエステル系滑剤、脂肪酸アルコール、ポリグリ
コールなどのアルコール系滑剤、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸バリウムなどの金属石け
ん、シリコンオイル、変性シリコンなどのシリコ
ン等が挙げられる。帯電防止剤としては各種の界
面活性剤が用いられる。また、着色剤としては難
溶性アゾ染料、赤色着色剤、カドミウムイエロ
ー、クロームイエロー、チタン白などが挙げら
れ、難燃剤としては無機系の酸化アンチモン、酸
化ジルコンなどや有機系のリン酸エステル、トリ
クレジルホスフエートなどが挙げられる。酸化防
止剤としてはフエノール系のものが用いられ、紫
外線吸収剤としてはトリアゾール系、サルチル酸
系、アクリロニトリル系のものが用いられる。さ
らに、可塑剤としてはフタル酸ジエステル、ブタ
ノールジエステル、リン酸エステルなどが挙げら
れる。 本発明の複合樹脂組成物は上記成分を混練する
ことにより得られる。各成分の混練は通常行なわ
れている方法、例えばバンバリーミキサー等の混
練機を用いて行なう。また、混練に際しては予め
予備混合しておくことが好ましい。次いで、この
ようにして得られた複合樹脂組成物を一軸押出機
等を用いてペレツト化し、さらに射出成形、押出
成形等の成形手段を用いて成形品を製造すること
ができる。 本発明の複合樹脂組成物によれば収縮率が低
く、かつ収縮異方性にすぐれた成形品が得られ
る。しかも、高剛性であつて、ウエルド曲げ保持
率にすぐれた成形品が得られる。また、本発明の
複合樹脂組成物は流動性にすぐれており外観の良
好な成形品を得ることができる。 したがつて、本発明の複合樹脂組成物は各種成
形品の素材、とりわけ精密機器等の素材として有
効に利用することができる。 次に、本発明を実施例により詳細に説明する。 実施例1〜10および比較例12〜15 (1) 有機シラン系化合物で処理したマイカの調製 エタノール90容量%と水10容量%との混合溶媒
にγ−アミノプロピルトリエトキシシラン25重量
%を溶解した。次いで、上記溶液をマイカと共に
ヘンシエルミキサーに投入し、室温において低速
で3分間撹拌した後、温度を115℃まで上げ8分
間攪拌して揮発分を除去し、有機シラン系化合物
で処理したマイカを調製した。 (2) 変性ポリオレフインの製造 撹拌翼と還流装置を備えた内容積5の三口セ
パラブルフラスコにポリプロピレン(メルトイン
デツクス(MI)8g/10分、密度0.91g/cm3、
商品名:J700G、出光石油化学(株)製)100重量部
に対して末端ヒドロキシル化1,4−ポリブタジ
エン(数平均分子量3000、商品名:Polybd
R45H,ARCO Chem.Div.製)5重量部、無水マ
レイン酸20重量部、ジクミルバーオキサイド1.72
重量部およびキシレン600重量部を装入し、油浴
にて投げ込みヒーターを用いて加熱し、撹拌下で
120℃、1時間反応させ、その後140℃で3時間反
応を継続した。反応終了後、冷却し、大過剰のア
セトン中に沈澱させ、吸引濾過、さらに乾燥(70
℃にて50時間)して白色の粉末を得た。続いてこ
の粉末をソツクスレー抽出装置に入れ、アセトン
によつて16時間抽出して、未反応のポリブタジエ
ンおよび無水マレイン酸を除去して化学変性ポリ
オレフインを得た。 (3) 有機シラン系化合物で処理したガラス繊維の
調製 メタノール90容量%と水10容量%との混合溶媒
にΝ−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン30重量%を溶解した。次い
で、上記溶液をガラス繊維と共にスーパーミキサ
ーに投入し、室温において低速で2分間撹拌した
後、温度を120℃まで上げ10分間撹拌して揮発分
を除去し、有機シラン系化合物で処理したガラス
繊維を調製した。 ポリプロピレン(出光石油化学(株)製、出光ポリ
プロピレンJ−2000G)、上記の如くして得られ
た有機シラン系化合物で処理したマイカ、上記の
如くして製造された変性ポリオレフイン、上記の
如くして得られた有機シラン系化合物で処理した
ガラス繊維および架橋剤として用いる1,3−ビ
ス(第3級ブチルパーオキシイソプロピル)ベン
ゼン(化薬マーリー(株)製、パーカドツクス14/
40)を第1表に示す所定割合で配合した組成物
を、50mmφベント付き一軸押出機(ナカタニ機械
(株)製)により温度210〜230℃の範囲内で押出しペ
レツトを製造した。 このペレツトを用い、下記方法にしたがつて物
性を評価した。結果を第1表に示す。 評価方法 1 曲げ弾性率 ASTM D−790に準拠 2 収縮率 縦150mm×横150mm×厚さ3.2mmのプレートを成
形し、常温で90時間放置後の寸法収縮変化率を測
定した。 3 ウエルド曲げ保持率 ASTM D−648(熱変形試験)に準拠したテス
トピースの略中央部にウエルドを発生させ、その
曲げ強度を測定した。また、同様にしてウエルド
のないテストピースを作製し、その曲げ強度を測
定し、下式により算出した。 ウエルド曲げ保持率(%)=ウエルド発生テストピー
スの曲げ強度/ウエルドのないテストピースの曲げ強度
×100 4 流動性 メルトインデツクス(MI)により表示。 230℃、2130g荷重における流れをg/10分に
換算した。 比較例1〜11 第1表に示す各成分を所定割合で配合した組成
物を用いたこと以外は実施例1〜10および比較例
12〜15と同様にして行ないペレツトを製造した。 このペレツトを用い、実施例1〜10および比較
例12〜15に記載されたと同様の方法にしたがつて
物性を評価した。結果を第1表に示す。
性であつて、しかも収縮異方性やウエルド曲げ保
持率にすぐれ、かつ流動性にすぐれていて外観の
良好な成形品を得ることができる複合樹脂組成物
に関する。 従来、無機充填材を配合した熱可塑性樹脂組成
物として収縮率が低く、しかも高剛性の成形品を
得ることができるものがいくつか知られている。 しかしながら、これら従来の樹脂組成物はいず
れも流動性が悪い、ウエルド部の強度が低
い、収縮異方性、すなわち成形品の縦方向と横
方向との収縮差が大きい等の欠点を有しており、
とりわけ精密機器等の素材として用いるには不適
当なものであつた。 本発明は熱可塑性樹脂としてポリプロピレンを
用い、このポリプロピレンに特定の処理を施した
マイカ、変性ポリオレフインおよび特定の処理を
施したガラス繊維を配合することによつて上記従
来の欠点を解消し、とりわけ流動性、ウエルド曲
げ保持率、収縮異方性の改良を図つた複合樹脂組
成物を提供することを目的とするものである。 すなわち本発明は、(a)ポリプロピレン40〜70重
量%と(b)有機シラン系化合物で処理したマイカ60
〜30重量%の合計量100重量部に対し、(c)変性ポ
リオレフイン1〜3重量部および(d)有機シラン系
化合物で処理したガラス繊維2〜5重量部を配合
してなる複合樹脂組成物を提供するものである。 本発明において(a)成分として用いるポリプロピ
レンとしては特に制限はないが、密度0.89〜0.92
g/cm3のものが好ましく、アイソタクチツクポリ
マーのみならず、シンジオタクチツクポリマー、
アタクチツクポリマーを使用することができる。 次に、本発明においては(b)成分として有機シラ
ン系化合物で処理したマイカを用いる。ここで有
機シラン系化合物としては様々なものが用いら
れ、特に制限はないが、例えばγ−クロロプロピ
ルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロシラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、ビニル・トリス(β−メトキシエ
トキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、メタクリロキシプロピルトリ
アルコキシシラン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、メルカ
プトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、Ν−(トリメト
キシシリルプロピル)−エチレンジアミン、アミ
ノ官能性シラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、Ν−β−(アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−(ポリエ
チレンアミノ)プロピルトリメトキシシラン、Ν
−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン、Ν−β−(アミノエチル)−γ−
オキシプロピルメチルジアルコキシシラン、γ−
ウレイドプロピルトリエトキシシラン、γ−アミ
ジノチオプロピルトリヒドロキシシラン等が挙げ
られる。これらの中でもアミノ基含有のもの、と
りわけγ−アミノプロピルトリエトキシシランが
好ましい。 上記有機シラン系化合物で処理したマイカを得
るには通常、マイカを上記の有機シラン系化合
物、好ましくはアミノ基含有有機シラン系化合物
で接触処理すればよい。この際、溶媒を使用しな
くともよいが、好ましくは低級アルコールと水の
混合溶媒を用いる。 また(c)成分である変性ポリオレフインとしては
ポリオレフインを液状ゴムおよび/または不飽和
カルボン酸(無水物を含む)あるいはその誘導体
で化学変性したものが好適に用いられる。ここで
液状ゴムとしては、末端ヒドロキシル化ポリブタ
ジエンが好適である。この化学変性ポリオレフイ
ンを製造するにあたつては、ポリプロピレン等の
ポリオレフイン、液状ゴムおよび不飽和カルボン
酸またはその誘導体をキシレン、トルエン、ヘプ
タン、モノクロルベンゼン等の溶媒中で、ベンゾ
イルパーオキサイド等のラジカル発生剤を用いて
反応させればよい。この化学変性ポリオレフイン
の製法の詳細に関しては特開昭54−124049号公報
に開示されている。 さらに本発明においては、(d)成分として有機シ
ラン系化合物で処理したガラス繊維を用いる。 ガラス繊維としては特に制限はないが、例えば
無アルカリガラス繊維、低アルカリガラス繊維等
が挙げられる。またガラス繊維の繊維長は通常3
〜5mmのものが用いられ、繊維径は通常10〜20μ
のものが用いられる。 また、有機シラン系化合物としては前記したも
のが挙げられ、マイカの処理に使用したものと同
一のものを使用してもよいし、あるいは異なつた
ものを使用してもよい。 上記有機シラン系化合物で処理したガラス繊維
を得るには通常、ガラス繊維を有機シラン系化合
物、好ましくはアミノ基含有有機シラン系化合物
で接触処理すればよい。この際、溶媒を使用しな
くともよいが、好ましくは低級アルコールと水と
の混合溶媒を用いる。 上記(a),(b),(c)および(d)成分の配合割合は、通
常(a)成分40〜70重量%と(b)成分60〜30重量%の合
計量100重量部に対し、(c)成分が1〜3重量部、
(d)成分が2〜5重量部である。 なお、本発明においては必要により架橋剤を配
合することができる。架橋剤としてはイオウ、有
機イオウ化合物、有機過酸化物、金属酸化物、ポ
リアミン、ポリイソシアネートなどが挙げられ、
配合量は通常0.02〜0.04重量部である。 さらに、本発明においては必要に応じて適宜、
滑剤、帯電防止剤、着色剤、難燃剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、可塑剤などの各種添加剤を加
えることができる。ここで滑剤としては流動パラ
フイン、天然パラフイン、ワツクスなどの炭化水
素系滑剤、高級脂肪酸、オキシ脂肪酸などの脂肪
酸系滑剤、脂肪酸の低級アルコールエステルなど
のエステル系滑剤、脂肪酸アルコール、ポリグリ
コールなどのアルコール系滑剤、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸バリウムなどの金属石け
ん、シリコンオイル、変性シリコンなどのシリコ
ン等が挙げられる。帯電防止剤としては各種の界
面活性剤が用いられる。また、着色剤としては難
溶性アゾ染料、赤色着色剤、カドミウムイエロ
ー、クロームイエロー、チタン白などが挙げら
れ、難燃剤としては無機系の酸化アンチモン、酸
化ジルコンなどや有機系のリン酸エステル、トリ
クレジルホスフエートなどが挙げられる。酸化防
止剤としてはフエノール系のものが用いられ、紫
外線吸収剤としてはトリアゾール系、サルチル酸
系、アクリロニトリル系のものが用いられる。さ
らに、可塑剤としてはフタル酸ジエステル、ブタ
ノールジエステル、リン酸エステルなどが挙げら
れる。 本発明の複合樹脂組成物は上記成分を混練する
ことにより得られる。各成分の混練は通常行なわ
れている方法、例えばバンバリーミキサー等の混
練機を用いて行なう。また、混練に際しては予め
予備混合しておくことが好ましい。次いで、この
ようにして得られた複合樹脂組成物を一軸押出機
等を用いてペレツト化し、さらに射出成形、押出
成形等の成形手段を用いて成形品を製造すること
ができる。 本発明の複合樹脂組成物によれば収縮率が低
く、かつ収縮異方性にすぐれた成形品が得られ
る。しかも、高剛性であつて、ウエルド曲げ保持
率にすぐれた成形品が得られる。また、本発明の
複合樹脂組成物は流動性にすぐれており外観の良
好な成形品を得ることができる。 したがつて、本発明の複合樹脂組成物は各種成
形品の素材、とりわけ精密機器等の素材として有
効に利用することができる。 次に、本発明を実施例により詳細に説明する。 実施例1〜10および比較例12〜15 (1) 有機シラン系化合物で処理したマイカの調製 エタノール90容量%と水10容量%との混合溶媒
にγ−アミノプロピルトリエトキシシラン25重量
%を溶解した。次いで、上記溶液をマイカと共に
ヘンシエルミキサーに投入し、室温において低速
で3分間撹拌した後、温度を115℃まで上げ8分
間攪拌して揮発分を除去し、有機シラン系化合物
で処理したマイカを調製した。 (2) 変性ポリオレフインの製造 撹拌翼と還流装置を備えた内容積5の三口セ
パラブルフラスコにポリプロピレン(メルトイン
デツクス(MI)8g/10分、密度0.91g/cm3、
商品名:J700G、出光石油化学(株)製)100重量部
に対して末端ヒドロキシル化1,4−ポリブタジ
エン(数平均分子量3000、商品名:Polybd
R45H,ARCO Chem.Div.製)5重量部、無水マ
レイン酸20重量部、ジクミルバーオキサイド1.72
重量部およびキシレン600重量部を装入し、油浴
にて投げ込みヒーターを用いて加熱し、撹拌下で
120℃、1時間反応させ、その後140℃で3時間反
応を継続した。反応終了後、冷却し、大過剰のア
セトン中に沈澱させ、吸引濾過、さらに乾燥(70
℃にて50時間)して白色の粉末を得た。続いてこ
の粉末をソツクスレー抽出装置に入れ、アセトン
によつて16時間抽出して、未反応のポリブタジエ
ンおよび無水マレイン酸を除去して化学変性ポリ
オレフインを得た。 (3) 有機シラン系化合物で処理したガラス繊維の
調製 メタノール90容量%と水10容量%との混合溶媒
にΝ−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン30重量%を溶解した。次い
で、上記溶液をガラス繊維と共にスーパーミキサ
ーに投入し、室温において低速で2分間撹拌した
後、温度を120℃まで上げ10分間撹拌して揮発分
を除去し、有機シラン系化合物で処理したガラス
繊維を調製した。 ポリプロピレン(出光石油化学(株)製、出光ポリ
プロピレンJ−2000G)、上記の如くして得られ
た有機シラン系化合物で処理したマイカ、上記の
如くして製造された変性ポリオレフイン、上記の
如くして得られた有機シラン系化合物で処理した
ガラス繊維および架橋剤として用いる1,3−ビ
ス(第3級ブチルパーオキシイソプロピル)ベン
ゼン(化薬マーリー(株)製、パーカドツクス14/
40)を第1表に示す所定割合で配合した組成物
を、50mmφベント付き一軸押出機(ナカタニ機械
(株)製)により温度210〜230℃の範囲内で押出しペ
レツトを製造した。 このペレツトを用い、下記方法にしたがつて物
性を評価した。結果を第1表に示す。 評価方法 1 曲げ弾性率 ASTM D−790に準拠 2 収縮率 縦150mm×横150mm×厚さ3.2mmのプレートを成
形し、常温で90時間放置後の寸法収縮変化率を測
定した。 3 ウエルド曲げ保持率 ASTM D−648(熱変形試験)に準拠したテス
トピースの略中央部にウエルドを発生させ、その
曲げ強度を測定した。また、同様にしてウエルド
のないテストピースを作製し、その曲げ強度を測
定し、下式により算出した。 ウエルド曲げ保持率(%)=ウエルド発生テストピー
スの曲げ強度/ウエルドのないテストピースの曲げ強度
×100 4 流動性 メルトインデツクス(MI)により表示。 230℃、2130g荷重における流れをg/10分に
換算した。 比較例1〜11 第1表に示す各成分を所定割合で配合した組成
物を用いたこと以外は実施例1〜10および比較例
12〜15と同様にして行ないペレツトを製造した。 このペレツトを用い、実施例1〜10および比較
例12〜15に記載されたと同様の方法にしたがつて
物性を評価した。結果を第1表に示す。
【表】
Claims (1)
- 1 (a)ポリプロピレン40〜70重量%と(b)有機シラ
ン系化合物で処理したマイカ60〜30重量%の合計
量100重量部に対し、(c)変性ポリオレフイン1〜
3重量部および(d)有機シラン系化合物で処理した
ガラス繊維2〜5重量部を配合してなる複合樹脂
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58130865A JPS6023432A (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 複合樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58130865A JPS6023432A (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 複合樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6023432A JPS6023432A (ja) | 1985-02-06 |
| JPH0318660B2 true JPH0318660B2 (ja) | 1991-03-13 |
Family
ID=15044504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58130865A Granted JPS6023432A (ja) | 1983-07-20 | 1983-07-20 | 複合樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023432A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0725985B2 (ja) * | 1988-11-21 | 1995-03-22 | 宇部興産株式会社 | ポリプロピレン組成物 |
| JP2872466B2 (ja) * | 1991-10-07 | 1999-03-17 | チッソ株式会社 | 複合強化ポリプロピレン樹脂組成物の製造方法 |
| KR100465177B1 (ko) * | 1996-12-28 | 2005-04-06 | 삼성토탈 주식회사 | 강성,내열성및치수안정성이우수한폴리프로필렌수지조성물 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5444696A (en) * | 1977-08-15 | 1979-04-09 | Nippon Kayaku Co Ltd | Condensed isoxazole compound and its preparation |
| JPS5738842A (en) * | 1980-08-19 | 1982-03-03 | Showa Denko Kk | Propylene polymer composition |
-
1983
- 1983-07-20 JP JP58130865A patent/JPS6023432A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6023432A (ja) | 1985-02-06 |
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