JPH0158223B2 - - Google Patents
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- JPH0158223B2 JPH0158223B2 JP55051333A JP5133380A JPH0158223B2 JP H0158223 B2 JPH0158223 B2 JP H0158223B2 JP 55051333 A JP55051333 A JP 55051333A JP 5133380 A JP5133380 A JP 5133380A JP H0158223 B2 JPH0158223 B2 JP H0158223B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- unsaturated carboxylic
- weight
- filler
- carboxylic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は機械的強度および塗装性の改善された
樹脂組成物に関し、詳しくは熱可塑性樹脂をベー
スとし、これに化学変性ポリオレフインおよび特
定の処理を施した充填材を加えてなる機械的強度
と塗装性の改善された樹脂組成物に関する。 従来から熱可塑性樹脂の機械的強度の改善や塗
装性等の二次加工性の改善を図る目的で様々な技
術が開発さており、これらの先行技術として、特
開昭54―124048、特開昭54―124049等が知られて
いる。例えば、ポリオレフイン等の熱可塑性樹脂
に多量の無機充填材や有機充填材を加えて組成物
を得る方法が知られているが、この組成物は剛
性、耐熱性の点では向上するものの、耐衝撃性、
引張強度、曲げ強度、成形品外観の低下が著し
く、特に二次加工性は実用上全く不適合なもので
ある。 上記方法を改善する方法として、特に無極性の
熱可塑性樹脂であるポリオリフイン樹脂等に、無
水マレイン酸を反応せしめて極性基を導入し、充
填材との間の相溶性を高めることが行なわれてい
る。しかし、この方法では極性基の導入が困難で
反応率が低く、得られる樹脂組成物の物性改善を
充分に行なうことができなかつた。 そこで本発明者らは、上記従来技術の欠点を克
服し、すぐれた物性の樹脂組成物を開発すべく鋭
意研究を重ねた。その結果、特定の処理を施した
充填材と特殊な化学変性ポリオレフインを熱可塑
性樹脂に加えることにより目的を達成しうること
を見出し、本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、(A)熱可塑性樹脂98〜80重量
%と(B)ポリオレフインを液状ゴムおよび不飽和カ
ルボン酸あるいはその誘導体で化学変性した化学
変性ポリオレフイン2〜20重量%よりなる樹脂混
合物100重量部に対して(C)不飽和カルボン酸にて
処理した充填材10〜250重量部を配合してなる機
械的強度および塗装性の改善された樹脂組成物を
提供するものである。 本発明の樹脂組成物のベースである(A)成分、す
なわち熱可塑性樹脂としては、組成物の用途に応
じて各種のものが使用可能であるが、例えば高密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、立体規則性ポリプロピレン、アタク
チツクポリプロピレン、エチレン―プロピレン共
重合体、アクリロニトリル―ブタジエン―スチレ
ン共重合体(ABS)、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド等をあげ
ることができる。 また本発明の組成物の(B)成分である化学変性ポ
リオレフインは、組成物の表面物性の向上に寄与
し、塗装性等を改良せしめるもので、ポリオレフ
インを液状ゴムと不飽和カルボン酸(無水物を含
む)あるいはその誘導体で化学変性したものが好
適に用いられる。ここで液状ゴムとしては、末端
ヒドロキシル化ポリブタジエンが好適である。こ
の化学変性ポリオレフインを製造するにあたつて
は、ポリプロピレン等のポリオレフイン、液状ゴ
ムおよび不飽和カルボン酸またはその誘導体をキ
シレン、トルエン、ヘプタン、モノクロルベンゼ
ン等の溶媒中で、ベンゾイルパーオキサイド等の
ラジカル発生剤を用いて反応させればよい。この
化学変性ポリオレフインの製造の詳細に関しては
特開昭54―124049号公報に開示されている。 さらに本発明の組成物の(C)成分である不飽和カ
ルボン酸にて処理した充填材は、各種のものが考
えられ、その製法も様々である。ここで用いるこ
とのできる充填材としては、周期律表第族、第
族金属の炭酸塩、酸化物、水酸化物、硫酸塩等
があげられる。これらの具体例としては、
CaCO3、MgCO3、BaCO3等の炭酸塩、CaO、
MgO、BaO、Al2O3、TiO2、ZnO等の酸化物、
Ca(OH)2、Mg(OH)2、Al(OH)3、Ba(OH)2等
の水酸化物、CaSO4、MgSO4、BaSO4等の硫酸
塩などが考えられる。さらに上記充填材としては
これらのほかに、タルク、クレー、マイカ、ガラ
ス繊維、金属繊維などの各繊維機化合物、また木
粉、セルロース等の有機化合物をも使用すること
ができる。 本発明の組成物においては、これらの充填材を
不飽和カルボン酸にて処理したものを(C)成分とし
て用いるわけであるが、ここで処理剤としての不
飽和カルボン酸は、各種のものがあるが、一般的
には1あるいは2以上のエチレン性二重結合を有
する炭化水素部分と1あるいは2以上のカルボキ
シル基を有する炭素数10以下の不飽和カルボン酸
であり、特に、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、ケイ皮酸、ソルビン酸、マレイン酸、無
水マレイン酸、イタコン酸、グルタコン酸、ビニ
ル酢酸などを単独であるいは混合して用いること
が好ましい。この不飽和カルボン酸で前記充填材
を処理するにあたつては、通常は100〜150℃の温
度にて充填材と不飽和カルボン酸とを単に混合す
るだけでよい。このような処理を施した充填材は
表面が化学的に活性な不飽和カルボン酸で被覆さ
れたものとなり、また充填材と不飽和カルボン酸
との間は、化学的あるいは物理的に強固に結合し
ているものである。不飽和カルボン酸で処理した
充填材を加える代わりに、充填材と不飽和カルボ
ン酸を別々に樹脂に加えても、充填材表面が不飽
和カルボン酸で被覆されず、不飽和カルボン酸が
単なる滑剤として作用するにとどまり、本発明の
ごとき効果を得ることはできない。 本発明の組成物は、基本的には前記(A)、(B)およ
び(C)の各成分よりなるものであり、通常はこれら
各成分を加熱溶融混合することによつて調製され
る。かかる混合の際に、充填材を被覆している不
飽和カルボン酸の活性基と化学変性ポリオレフイ
ンの活性基が組成物のベースである熱可塑性樹脂
に相乗的に作用して、(A)、(B)、(C)各成分の相溶
性、分散性を向上せしめ、その結果、機械的強
度、成形外観のすぐれた組成物が得られるのであ
る。またこの組成物を成形加工する際に、成形品
の表面に上記の反応活性基が押出され、その結果
得られる成形品は塗料と強く化学結合することが
できると考えられる。 本発明の組成物においては、(A)、(B)、(C)各成分
の配合割合は組成物の使用目的その他の条件によ
り異なり一義的に定めることはできないが、通常
は熱可塑性樹脂98〜80重量%と化学変性ポリオレ
フイン2〜20重量%よりなる樹脂混合物100重量
部に対して不飽和カボン酸にて処理した充填材10
〜250重量部の割合で配合するのが好ましい。こ
こで熱可塑性樹脂に対する化学変性ポリオレフイ
ンならびに充填材の配合割合が上記範囲外では、
組成物の機械的強度の向上や塗装性の改善が充分
でなく、好ましいものとは言い難い。 本発明の組成物においては上記(A)、(B)、(C)成分
以外に、必要に応じて有機過酸化物、アゾ化合
物、無機過酸化物、有機錫化合物などのラジカル
発生剤、さらには安定剤、可塑剤、滑剤、架橋
剤、顔料、難燃性、帯電防止剤などの各種添加剤
を加えることも有効である。 かくして得られる本発明の組成物は、剛性、耐
熱性にすぐれていることはもちろん、引張強度、
引張弾性率、曲げ強度、曲げ弾性率、衝撃強度等
の各種機械的強度が従来の組成物に比べて大巾に
向上し、またこの組成物を成形して得られる成形
品は、外観が美麗であると共に、その塗装性は極
めてすぐれたものである。 従つて本発明の組成物は、弱電製品、自動車部
品、音響製品等の強度が要求される部材に、ある
いは家具、漆器等の塗装品に有効かつ巾広く利用
される。 次に本発明を実施例によりさらに詳しく説明す
る。 実施例1〜20および比較例1〜18 (1) 不飽和カルボン酸にて処理した充填材の製
造。 所定の充填材10Kgと予め40〜50℃に保温した
所定の不飽和カルボン酸100gをステンレス容
器中で、温度120〜140℃にて30分間混合した
後、得られた懸濁液をメタノールで洗浄し、さ
らに80℃にて乾燥し、本発明の(C)成分である不
飽和カルボン酸にて処理した充填材(以下「処
理充填材」という。)を得た。 (2) 化学変性ポリオレフインの製造。 撹拌翼と還流装置を備えた内容積5と三口
セパラブルフラスコにポリプロピレン(メルト
インデツクス8g/10分、密度0.91g/cm2、商品
名:J700G、出光石油化学(株)製)100重量部に
対して末端ヒドロキシル化1,4―ポリブタジ
エン(数平均分子量3000、商品名:Poly bd
R45HT、ARCO chem.Div.製)5重量部、無
水マレイン酸20重量部、ジクミルパーオキサイ
ド1.72重量部、キシレン600重量部を装入し、
油浴にて投げ込みヒーターを用いて加熱し、撹
拌下で120℃、1時間反応させ、その後140℃で
3時間反応を継続した。反応終了後、冷却し、
大過剰のアセトン中に沈澱させ、吸引濾過、さ
らに乾燥(70℃にて50時間)して白色の粉末を
得た。続いてこの粉末をソツクスレー抽出装置
に入れ、アセトンによつて16時間抽出して、未
反応のポリブタジエンおよび無水マレイン酸を
除去して本発明の(B)成分である化学変性ポリオ
レフインを得た。 (3) 樹脂組成物の製造。 所定の熱可塑性樹脂、上記(2)で得られた化学
変性ポリオレフインおよび上記(1)で得られた処
理充填材の所定量を、バンバリーミキサーで樹
脂温度230℃にて5分間混練し、樹脂組成物を
得た。 (4) 樹脂組成物の成形および成形品の物性測定。 上記(3)で得られた樹脂組成物を、射出成形機
(新潟鉄工所製、SN160)にて樹脂温度210℃、
金型温度50℃の条件で成形してASTM規格試
験片を作製し、このものの物性を測定した。結
果を表に示す。
樹脂組成物に関し、詳しくは熱可塑性樹脂をベー
スとし、これに化学変性ポリオレフインおよび特
定の処理を施した充填材を加えてなる機械的強度
と塗装性の改善された樹脂組成物に関する。 従来から熱可塑性樹脂の機械的強度の改善や塗
装性等の二次加工性の改善を図る目的で様々な技
術が開発さており、これらの先行技術として、特
開昭54―124048、特開昭54―124049等が知られて
いる。例えば、ポリオレフイン等の熱可塑性樹脂
に多量の無機充填材や有機充填材を加えて組成物
を得る方法が知られているが、この組成物は剛
性、耐熱性の点では向上するものの、耐衝撃性、
引張強度、曲げ強度、成形品外観の低下が著し
く、特に二次加工性は実用上全く不適合なもので
ある。 上記方法を改善する方法として、特に無極性の
熱可塑性樹脂であるポリオリフイン樹脂等に、無
水マレイン酸を反応せしめて極性基を導入し、充
填材との間の相溶性を高めることが行なわれてい
る。しかし、この方法では極性基の導入が困難で
反応率が低く、得られる樹脂組成物の物性改善を
充分に行なうことができなかつた。 そこで本発明者らは、上記従来技術の欠点を克
服し、すぐれた物性の樹脂組成物を開発すべく鋭
意研究を重ねた。その結果、特定の処理を施した
充填材と特殊な化学変性ポリオレフインを熱可塑
性樹脂に加えることにより目的を達成しうること
を見出し、本発明を完成するに至つた。 すなわち本発明は、(A)熱可塑性樹脂98〜80重量
%と(B)ポリオレフインを液状ゴムおよび不飽和カ
ルボン酸あるいはその誘導体で化学変性した化学
変性ポリオレフイン2〜20重量%よりなる樹脂混
合物100重量部に対して(C)不飽和カルボン酸にて
処理した充填材10〜250重量部を配合してなる機
械的強度および塗装性の改善された樹脂組成物を
提供するものである。 本発明の樹脂組成物のベースである(A)成分、す
なわち熱可塑性樹脂としては、組成物の用途に応
じて各種のものが使用可能であるが、例えば高密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、立体規則性ポリプロピレン、アタク
チツクポリプロピレン、エチレン―プロピレン共
重合体、アクリロニトリル―ブタジエン―スチレ
ン共重合体(ABS)、ポリスチレン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアミド等をあげ
ることができる。 また本発明の組成物の(B)成分である化学変性ポ
リオレフインは、組成物の表面物性の向上に寄与
し、塗装性等を改良せしめるもので、ポリオレフ
インを液状ゴムと不飽和カルボン酸(無水物を含
む)あるいはその誘導体で化学変性したものが好
適に用いられる。ここで液状ゴムとしては、末端
ヒドロキシル化ポリブタジエンが好適である。こ
の化学変性ポリオレフインを製造するにあたつて
は、ポリプロピレン等のポリオレフイン、液状ゴ
ムおよび不飽和カルボン酸またはその誘導体をキ
シレン、トルエン、ヘプタン、モノクロルベンゼ
ン等の溶媒中で、ベンゾイルパーオキサイド等の
ラジカル発生剤を用いて反応させればよい。この
化学変性ポリオレフインの製造の詳細に関しては
特開昭54―124049号公報に開示されている。 さらに本発明の組成物の(C)成分である不飽和カ
ルボン酸にて処理した充填材は、各種のものが考
えられ、その製法も様々である。ここで用いるこ
とのできる充填材としては、周期律表第族、第
族金属の炭酸塩、酸化物、水酸化物、硫酸塩等
があげられる。これらの具体例としては、
CaCO3、MgCO3、BaCO3等の炭酸塩、CaO、
MgO、BaO、Al2O3、TiO2、ZnO等の酸化物、
Ca(OH)2、Mg(OH)2、Al(OH)3、Ba(OH)2等
の水酸化物、CaSO4、MgSO4、BaSO4等の硫酸
塩などが考えられる。さらに上記充填材としては
これらのほかに、タルク、クレー、マイカ、ガラ
ス繊維、金属繊維などの各繊維機化合物、また木
粉、セルロース等の有機化合物をも使用すること
ができる。 本発明の組成物においては、これらの充填材を
不飽和カルボン酸にて処理したものを(C)成分とし
て用いるわけであるが、ここで処理剤としての不
飽和カルボン酸は、各種のものがあるが、一般的
には1あるいは2以上のエチレン性二重結合を有
する炭化水素部分と1あるいは2以上のカルボキ
シル基を有する炭素数10以下の不飽和カルボン酸
であり、特に、アクリル酸、メタクリル酸、クロ
トン酸、ケイ皮酸、ソルビン酸、マレイン酸、無
水マレイン酸、イタコン酸、グルタコン酸、ビニ
ル酢酸などを単独であるいは混合して用いること
が好ましい。この不飽和カルボン酸で前記充填材
を処理するにあたつては、通常は100〜150℃の温
度にて充填材と不飽和カルボン酸とを単に混合す
るだけでよい。このような処理を施した充填材は
表面が化学的に活性な不飽和カルボン酸で被覆さ
れたものとなり、また充填材と不飽和カルボン酸
との間は、化学的あるいは物理的に強固に結合し
ているものである。不飽和カルボン酸で処理した
充填材を加える代わりに、充填材と不飽和カルボ
ン酸を別々に樹脂に加えても、充填材表面が不飽
和カルボン酸で被覆されず、不飽和カルボン酸が
単なる滑剤として作用するにとどまり、本発明の
ごとき効果を得ることはできない。 本発明の組成物は、基本的には前記(A)、(B)およ
び(C)の各成分よりなるものであり、通常はこれら
各成分を加熱溶融混合することによつて調製され
る。かかる混合の際に、充填材を被覆している不
飽和カルボン酸の活性基と化学変性ポリオレフイ
ンの活性基が組成物のベースである熱可塑性樹脂
に相乗的に作用して、(A)、(B)、(C)各成分の相溶
性、分散性を向上せしめ、その結果、機械的強
度、成形外観のすぐれた組成物が得られるのであ
る。またこの組成物を成形加工する際に、成形品
の表面に上記の反応活性基が押出され、その結果
得られる成形品は塗料と強く化学結合することが
できると考えられる。 本発明の組成物においては、(A)、(B)、(C)各成分
の配合割合は組成物の使用目的その他の条件によ
り異なり一義的に定めることはできないが、通常
は熱可塑性樹脂98〜80重量%と化学変性ポリオレ
フイン2〜20重量%よりなる樹脂混合物100重量
部に対して不飽和カボン酸にて処理した充填材10
〜250重量部の割合で配合するのが好ましい。こ
こで熱可塑性樹脂に対する化学変性ポリオレフイ
ンならびに充填材の配合割合が上記範囲外では、
組成物の機械的強度の向上や塗装性の改善が充分
でなく、好ましいものとは言い難い。 本発明の組成物においては上記(A)、(B)、(C)成分
以外に、必要に応じて有機過酸化物、アゾ化合
物、無機過酸化物、有機錫化合物などのラジカル
発生剤、さらには安定剤、可塑剤、滑剤、架橋
剤、顔料、難燃性、帯電防止剤などの各種添加剤
を加えることも有効である。 かくして得られる本発明の組成物は、剛性、耐
熱性にすぐれていることはもちろん、引張強度、
引張弾性率、曲げ強度、曲げ弾性率、衝撃強度等
の各種機械的強度が従来の組成物に比べて大巾に
向上し、またこの組成物を成形して得られる成形
品は、外観が美麗であると共に、その塗装性は極
めてすぐれたものである。 従つて本発明の組成物は、弱電製品、自動車部
品、音響製品等の強度が要求される部材に、ある
いは家具、漆器等の塗装品に有効かつ巾広く利用
される。 次に本発明を実施例によりさらに詳しく説明す
る。 実施例1〜20および比較例1〜18 (1) 不飽和カルボン酸にて処理した充填材の製
造。 所定の充填材10Kgと予め40〜50℃に保温した
所定の不飽和カルボン酸100gをステンレス容
器中で、温度120〜140℃にて30分間混合した
後、得られた懸濁液をメタノールで洗浄し、さ
らに80℃にて乾燥し、本発明の(C)成分である不
飽和カルボン酸にて処理した充填材(以下「処
理充填材」という。)を得た。 (2) 化学変性ポリオレフインの製造。 撹拌翼と還流装置を備えた内容積5と三口
セパラブルフラスコにポリプロピレン(メルト
インデツクス8g/10分、密度0.91g/cm2、商品
名:J700G、出光石油化学(株)製)100重量部に
対して末端ヒドロキシル化1,4―ポリブタジ
エン(数平均分子量3000、商品名:Poly bd
R45HT、ARCO chem.Div.製)5重量部、無
水マレイン酸20重量部、ジクミルパーオキサイ
ド1.72重量部、キシレン600重量部を装入し、
油浴にて投げ込みヒーターを用いて加熱し、撹
拌下で120℃、1時間反応させ、その後140℃で
3時間反応を継続した。反応終了後、冷却し、
大過剰のアセトン中に沈澱させ、吸引濾過、さ
らに乾燥(70℃にて50時間)して白色の粉末を
得た。続いてこの粉末をソツクスレー抽出装置
に入れ、アセトンによつて16時間抽出して、未
反応のポリブタジエンおよび無水マレイン酸を
除去して本発明の(B)成分である化学変性ポリオ
レフインを得た。 (3) 樹脂組成物の製造。 所定の熱可塑性樹脂、上記(2)で得られた化学
変性ポリオレフインおよび上記(1)で得られた処
理充填材の所定量を、バンバリーミキサーで樹
脂温度230℃にて5分間混練し、樹脂組成物を
得た。 (4) 樹脂組成物の成形および成形品の物性測定。 上記(3)で得られた樹脂組成物を、射出成形機
(新潟鉄工所製、SN160)にて樹脂温度210℃、
金型温度50℃の条件で成形してASTM規格試
験片を作製し、このものの物性を測定した。結
果を表に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A)熱可塑性樹脂98〜80重量%と(B)ポリオレフ
インを液状ゴムおよび不飽和カルボン酸あるいは
その誘導体で化学変性した化学変性ポリオレフイ
ン2〜20重量%よりなる樹脂混合物100重量部に
対して(C)不飽和カルボン酸にて処理した充填材10
〜250重量部を配合してなる機械的強度および塗
装性の改善された樹脂組成物。 2 (A)熱可塑性樹脂が、高密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、エチレン―プロピレン共重合体、アク
リロニトリル―ブタジエン―スチレン共重合体、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デンあるいはポリアミドである特許請求の範囲第
1項記載の組成物。 3 充填材を処理する不飽和カルボン酸が、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、ケイ皮酸、
ソルビン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタ
コン酸、グルタコン酸あるいはビニル酢酸または
これらの混合物である特許請求の範囲第1項記載
の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5133380A JPS56147850A (en) | 1980-04-18 | 1980-04-18 | Resin composition with improved mechanical strength and coating property |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5133380A JPS56147850A (en) | 1980-04-18 | 1980-04-18 | Resin composition with improved mechanical strength and coating property |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56147850A JPS56147850A (en) | 1981-11-17 |
| JPH0158223B2 true JPH0158223B2 (ja) | 1989-12-11 |
Family
ID=12883986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5133380A Granted JPS56147850A (en) | 1980-04-18 | 1980-04-18 | Resin composition with improved mechanical strength and coating property |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56147850A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0615270U (ja) * | 1992-07-23 | 1994-02-25 | ナイルス部品株式会社 | 導電線のシール構造 |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59189146A (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-26 | Tokuyama Soda Co Ltd | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
| JPS6047043A (ja) * | 1983-08-26 | 1985-03-14 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ポリオレフイン樹脂組成物 |
| JPS60163950A (ja) * | 1984-02-07 | 1985-08-26 | Asahi Chem Ind Co Ltd | ポリプロピレン樹脂組成物 |
| JPS6121160A (ja) * | 1984-07-10 | 1986-01-29 | Karupu Kogyo Kk | 複合樹脂組成物の製造方法 |
| JPS61221263A (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-01 | Fujikura Ltd | 高充填樹脂組成物 |
| JPS61221262A (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-01 | Fujikura Ltd | 熱可塑性樹脂の加工法 |
| JP2519502B2 (ja) * | 1988-03-18 | 1996-07-31 | 豊田合成株式会社 | ガラス繊維強化ポリプロピレン樹脂組成物 |
| JP2002371159A (ja) * | 2001-06-13 | 2002-12-26 | Jsr Corp | 難燃性重合体組成物および電線被覆材 |
| DE102004016790A1 (de) * | 2004-04-06 | 2005-11-17 | Clariant Gmbh | Verwendung von Wachsen als Modifizierungsmittel für gefüllte Kunststoffe |
| JP5962183B2 (ja) * | 2012-04-27 | 2016-08-03 | 住友化学株式会社 | 自動車部品用射出成形体 |
| CN112004863B (zh) | 2018-04-23 | 2023-07-14 | 旭化成株式会社 | 纤维素纳米纤维含水分散液 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5527100B2 (ja) * | 1972-03-11 | 1980-07-18 | ||
| JPS53102948A (en) * | 1977-02-21 | 1978-09-07 | Sumitomo Chem Co Ltd | Polypropylene molding material |
-
1980
- 1980-04-18 JP JP5133380A patent/JPS56147850A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0615270U (ja) * | 1992-07-23 | 1994-02-25 | ナイルス部品株式会社 | 導電線のシール構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56147850A (en) | 1981-11-17 |
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