JPH0359098B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0359098B2 JPH0359098B2 JP58094066A JP9406683A JPH0359098B2 JP H0359098 B2 JPH0359098 B2 JP H0359098B2 JP 58094066 A JP58094066 A JP 58094066A JP 9406683 A JP9406683 A JP 9406683A JP H0359098 B2 JPH0359098 B2 JP H0359098B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- softening point
- glass
- low softening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は複合樹脂組成物に関し、より詳しくは
熱的、電気的および機械的性質にすぐれた成形品
を得ることのできる複合樹脂組成物に関する。 これまでに、合成樹脂、殊に熱可塑性樹脂に熱
的性質や電気的性質など諸性質の改良および増量
を目的として比較的多量の無機および/または有
機充填材を配合することが知られているが、未だ
満足すべきものは得られていない。 また、その際機械的強度を補填するために樹脂
と充填材との間の物理的、化学的結合を期待して
カツプリング剤を介在させることも試みられてい
る。しかしながら、このような場合においても、
充填材は樹脂中に固形異物として存在するに過ぎ
ず、外的応力に対して応力の集中点となり、機械
的性質などの諸性質を低下させる原因となつてい
た。 本発明は、充填材として低軟化点ガラスを選ぶ
とともに、特定のカツプリング剤および変性ポリ
オレフインの両者を併用することによつて、上記
従来の欠点を解消し、熱的、電気的および機械的
性質の改良を図つた複合樹脂組成物を提供するこ
とを目的とするものである。 すなわち本発明は、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル、ポリエー
テルスルホンおよびフエノール樹脂よりなる群か
ら選ばれた合成樹脂10〜60重量部、リン酸塩ガラ
ス、ホウ酸塩ガラス、鉛ガラスおよびバリウムガ
ラスよりなる群から選ばれた軟化点400℃以下の
低軟化点ガラス90〜40重量部の合計量100重量部
に対し、シラン系カツプリング剤1〜10重量部お
よび変性ポリオレフイン1〜7重量部を配合し、
前記低軟化点ガラスの軟化点より+10℃以上の温
度で混練してなる複合樹脂組成物を提供するもの
である。 本発明においては合成樹脂としてポリプロピレ
ン;ポリエチレン;アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン樹脂(ABS樹脂);ナイロン−6や
ナイロン−6.6などのポリアミド樹脂;ポリエチ
レンテレフタレートやポリブチレンテレフタレー
トなどのポリエステル;ポリエーテルスルホンお
よびフエノール樹脂よりなる群から選ばれたもの
を用いる。 次に、上記合成樹脂に配合するガラスとして
は、軟化点400℃以下の低軟化点ガラスが用いら
れる。このような低軟化点ガラスとしては、リン
酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラス、鉛ガラスおよびバ
リウムガラスよりなる群から選ばれたものが用い
られる。 上記合成樹脂と低軟化点ガラスの配合量は、合
成樹脂10〜60重量部、好ましくは15〜55重量部で
あり、ガラス90〜40重量部、好ましくは85〜45重
量部である。合成樹脂の配合量が60重量部を超え
ると、成形収縮性が悪化するので好ましくない。
また、10重量部未満であると成形性が悪化するの
で好ましくない。低軟化点ガラスの配合量が90重
量部を超えると、成形性が悪化するので好ましく
ない。また、40重量部未満であると、成形収縮性
が悪化するので好ましくない。 さらに、本発明においてはシラン系のカツプリ
ング剤および/または変性ポリオレフインを用い
る。 シラン系のカツプリング剤としては様々なもの
が用いられ、特に制限はないが、例えばγ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロ
ロシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニル・トリス(β−メト
キシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロピ
ルトリアルコキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、N−(ト
リメトキシシリルプロピル)−エチレンジアミン、
アミノ官能性シラン、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(ポ
リエチレンアミノ)プロピルトリメトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)
−γ−オキシプロピルメチルジアルコキシシラ
ン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、
γ−アミジノチオプロピルトリヒドロキシシラ
ン、N′−ビニルベンジル−N−トリメトキシシ
リルプロピルエチレンジアミン塩等が挙げられ
る。これらの中でも、とりわけγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシランが好ましい。 このシラン系カツプリング剤の配合量は、上記
合成樹脂および低軟化点ガラスの合計量100重量
部に対し、1〜10重量部、好ましくは2〜7重量
部である。ここでシラン系カツプリング剤の配合
量が10重量部を超えると、加工性が悪化する。ま
た、1重量部未満であると、成形外観が悪化す
る。 次に、変性ポリオレフインとしてはポリオレフ
インを液状ゴムおよび/または不飽和カルボン酸
(無水物を含む)あるいはその誘導体で化学変性
したものが好適に用いられる。ここで液状ゴムと
しては、末端ヒドロキシル化ポリブタジエンが好
適である。この化学変性ポリオレフインを製造す
るにあたつては、ポリプロピレン等のポリオレフ
イン、液状ゴムおよび不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体をキシレン、トルエン、ヘプタン、モノ
クロルベンゼン等の溶媒中で、ベンゾイルパーオ
キサイド等のラジカル発生剤を用いて反応させれ
ばよい。この化学変性ポリオレフインの製法の詳
細に関しては特開昭54−124049号公報に開示され
ている。 この変性ポリオレフインの配合量は、上記合成
樹脂および低軟化点ガラスの合計量100重量部に
対し1〜7重量部、好ましくは2〜6重量部であ
る。ここで変性ポリオレフインの配合量が7重量
部を超えると、成形性および成形外観が悪化す
る。また、1重量部未満であると、成形品の剛性
が低下する。 上記シラン系カツプリング剤と変性ポリオレフ
インは両者を併用する。両者を併用した場合、よ
り剛性が向上し、成形収縮性が向上する。 なお、本発明においては必要に応じて適宜、滑
剤、有機・有機充填材、帯電防止剤、着色剤、難
燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤などの
各種添加剤を加えることができる。ここで滑剤と
しては流動パラフイン、天然パラフイン、ワツク
スなどの炭化水素系滑剤、高級脂肪酸、オキシ脂
肪酸などの脂肪酸系滑剤、脂肪酸の低級アルコー
ルエステルなどのエステル系滑剤、脂肪族アルコ
ール、ポリグリコールなどのアルコール系滑剤、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム
などの金属石けん、シリコンオイル、変性シリコ
ンなどのシリコン等が挙げられる。充填材として
は炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、シリ
カ、マイカ、クレー、金属粉などの無機充填材、
マツ、モミ、ツガ、ポプラ等の木粉;木枠品;ク
ルミ、ヤシ等の果実の殻粉;故紙などの有機充填
材が挙げられる。帯電防止剤としては各種の界面
活性剤が用いられる。また、着色剤としては難溶
性アゾ染料、赤色着色剤、カドミウムイエロー、
クロームイエロー、チタン白などが挙げられ、難
燃剤としては無機系の酸化アンチモン、酸化ジル
コンなどや有機系のリン酸エステル、トリクレジ
ルホスフエートなどが挙げられる。酸化防止剤と
してはフエノール系のものが用いられ、紫外線吸
収剤としてはトリアゾール系、サリチル酸系、ア
クリロニトリル系のものが用いられる。さらに、
可塑剤としてはフタル酸ジエステル、ブタノール
ジエステル、リン酸エステルなどが挙げられる。 本発明の複合樹脂組成物は上記成分を混練する
ことにより得られる。各成分の混練は通常行なわ
れている方法、例えばバンバリーミキサー、一軸
押出機等の混練機を用いて行なわれるが、特に低
軟化点ガラスの軟化点より+10℃以上の温度で行
なう。混練時間については特に制限はないがバン
バリーミキサーを用いた場合は通常、15〜20分程
度である。また、混練に際しては予め予備混合し
ておくことが好ましい。 次いで、このようにして得られた複合樹脂組成
物をペレツト化し、さらにこのペレツトを射出成
形、押出成形等の成形手段により適宜形状に成形
して各種成形品を製造することができる。ここで
成形温度は低軟化点ガラスの軟化点より+10℃以
上の温度で行なうことが好ましい。成形温度およ
び上記の混練温度をともに低軟化点ガラスの軟化
点より+10℃以上の温度とすることにより樹脂中
のガラスを融解させ、冷時下において強力な物理
的、化学的結合を生じさせることができる。 したがつて、本発明の複合樹脂組成物によれ
ば、機械的性質、とりわけ剛性にすぐれた成形品
を得ることができる。しかも、本発明の複合樹脂
組成物は成形時における成形収縮率がきわめて小
さく、かつ成形性にすぐれており、成形外観も良
好である。さらに、本発明の複合樹脂組成物を成
形して得られる成形品は熱伝導率が小さく、断熱
効果にすぐれたものであり、しかも誘電率が大き
い。 したがつて、本発明の複合樹脂組成物はオフイ
ス機器ハウジング、浴槽などの建築資材、精密機
器部品、音響部品、自動車部品等の素材として有
効に利用することができる。 次に、本発明を実施例により詳細に説明する。 製造例 変性ポリオレフインの製造 撹拌翼と還流装置を備えた内容積5の三口セ
パラブルフラスコにポリプロピレン(メルトイン
デツクス(MI)8g/10分、密度0.91g/cm3、
商品名:J700G、出光石油化学(株)製)100重量部
に対して末端ヒドロキシル化1,4−ポリブタジ
エン(数平均分子量3000、商品名:Poly bd
R45HT、ARCO Chem.Div.製)5重量部、無水
マレイン酸20重量部、ジクミルパーオキサイド
1.72重量部およびキシレン600重量部を装入し、
油浴にて投げ込みヒーターを用いて加熱し、撹拌
下で120℃、1時間反応させ、その後140℃で3時
間反応を継続した。反応終了後、冷却し、大過剰
のアセトン中に沈澱させ、吸引過、さらに乾燥
(70℃にて50時間)して白色の粉末を得た。続い
てこの粉末をソツクスレー抽出装置に入れ、アセ
トンによつて16時間抽出して、未反応のポリブタ
ジエンおよび無水マレイン酸を除去して化学変性
ポリオレフインを得た。 実施例1〜16および比較例1〜3 合成樹脂、低軟化点ガラス、シラン系カツプリ
ング剤および変性ポリオレフインを所定量配合し
た配合物を50mmφ一軸押出機により、第1表に示
した混練条件で混練し組成物を調製し、さらにペ
レツト化した。このペレツトを用い、射出成形機
(東芝機械(株)製、10オンス)により第1表に示し
た成形温度でテストピースを作製し、評価を行な
つた。配合割合および評価結果を第2表に示す。
なお、評価は下記の方法により行なつた。 評価方法 1 成形収縮率 140×140×3.2mmのプレートを成形し、その
寸法変化率によつた。 2 曲げ弾性率 ASTM D−790に準拠。 3 熱伝導率 ASTM C−177に準拠。 4 誘導率 ASTM D−150に準拠。 5 成形性 メルトフローインデツクス(M.F.I) JIS K−7210に準拠。
熱的、電気的および機械的性質にすぐれた成形品
を得ることのできる複合樹脂組成物に関する。 これまでに、合成樹脂、殊に熱可塑性樹脂に熱
的性質や電気的性質など諸性質の改良および増量
を目的として比較的多量の無機および/または有
機充填材を配合することが知られているが、未だ
満足すべきものは得られていない。 また、その際機械的強度を補填するために樹脂
と充填材との間の物理的、化学的結合を期待して
カツプリング剤を介在させることも試みられてい
る。しかしながら、このような場合においても、
充填材は樹脂中に固形異物として存在するに過ぎ
ず、外的応力に対して応力の集中点となり、機械
的性質などの諸性質を低下させる原因となつてい
た。 本発明は、充填材として低軟化点ガラスを選ぶ
とともに、特定のカツプリング剤および変性ポリ
オレフインの両者を併用することによつて、上記
従来の欠点を解消し、熱的、電気的および機械的
性質の改良を図つた複合樹脂組成物を提供するこ
とを目的とするものである。 すなわち本発明は、ポリプロピレン、ポリエチ
レン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル、ポリエー
テルスルホンおよびフエノール樹脂よりなる群か
ら選ばれた合成樹脂10〜60重量部、リン酸塩ガラ
ス、ホウ酸塩ガラス、鉛ガラスおよびバリウムガ
ラスよりなる群から選ばれた軟化点400℃以下の
低軟化点ガラス90〜40重量部の合計量100重量部
に対し、シラン系カツプリング剤1〜10重量部お
よび変性ポリオレフイン1〜7重量部を配合し、
前記低軟化点ガラスの軟化点より+10℃以上の温
度で混練してなる複合樹脂組成物を提供するもの
である。 本発明においては合成樹脂としてポリプロピレ
ン;ポリエチレン;アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン樹脂(ABS樹脂);ナイロン−6や
ナイロン−6.6などのポリアミド樹脂;ポリエチ
レンテレフタレートやポリブチレンテレフタレー
トなどのポリエステル;ポリエーテルスルホンお
よびフエノール樹脂よりなる群から選ばれたもの
を用いる。 次に、上記合成樹脂に配合するガラスとして
は、軟化点400℃以下の低軟化点ガラスが用いら
れる。このような低軟化点ガラスとしては、リン
酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラス、鉛ガラスおよびバ
リウムガラスよりなる群から選ばれたものが用い
られる。 上記合成樹脂と低軟化点ガラスの配合量は、合
成樹脂10〜60重量部、好ましくは15〜55重量部で
あり、ガラス90〜40重量部、好ましくは85〜45重
量部である。合成樹脂の配合量が60重量部を超え
ると、成形収縮性が悪化するので好ましくない。
また、10重量部未満であると成形性が悪化するの
で好ましくない。低軟化点ガラスの配合量が90重
量部を超えると、成形性が悪化するので好ましく
ない。また、40重量部未満であると、成形収縮性
が悪化するので好ましくない。 さらに、本発明においてはシラン系のカツプリ
ング剤および/または変性ポリオレフインを用い
る。 シラン系のカツプリング剤としては様々なもの
が用いられ、特に制限はないが、例えばγ−クロ
ロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロ
ロシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニル
トリエトキシシラン、ビニル・トリス(β−メト
キシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロピ
ルトリアルコキシシラン、β−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、
メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン、N−(ト
リメトキシシリルプロピル)−エチレンジアミン、
アミノ官能性シラン、γ−アミノプロピルトリエ
トキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(ポ
リエチレンアミノ)プロピルトリメトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)
−γ−オキシプロピルメチルジアルコキシシラ
ン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、
γ−アミジノチオプロピルトリヒドロキシシラ
ン、N′−ビニルベンジル−N−トリメトキシシ
リルプロピルエチレンジアミン塩等が挙げられ
る。これらの中でも、とりわけγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシランが好ましい。 このシラン系カツプリング剤の配合量は、上記
合成樹脂および低軟化点ガラスの合計量100重量
部に対し、1〜10重量部、好ましくは2〜7重量
部である。ここでシラン系カツプリング剤の配合
量が10重量部を超えると、加工性が悪化する。ま
た、1重量部未満であると、成形外観が悪化す
る。 次に、変性ポリオレフインとしてはポリオレフ
インを液状ゴムおよび/または不飽和カルボン酸
(無水物を含む)あるいはその誘導体で化学変性
したものが好適に用いられる。ここで液状ゴムと
しては、末端ヒドロキシル化ポリブタジエンが好
適である。この化学変性ポリオレフインを製造す
るにあたつては、ポリプロピレン等のポリオレフ
イン、液状ゴムおよび不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体をキシレン、トルエン、ヘプタン、モノ
クロルベンゼン等の溶媒中で、ベンゾイルパーオ
キサイド等のラジカル発生剤を用いて反応させれ
ばよい。この化学変性ポリオレフインの製法の詳
細に関しては特開昭54−124049号公報に開示され
ている。 この変性ポリオレフインの配合量は、上記合成
樹脂および低軟化点ガラスの合計量100重量部に
対し1〜7重量部、好ましくは2〜6重量部であ
る。ここで変性ポリオレフインの配合量が7重量
部を超えると、成形性および成形外観が悪化す
る。また、1重量部未満であると、成形品の剛性
が低下する。 上記シラン系カツプリング剤と変性ポリオレフ
インは両者を併用する。両者を併用した場合、よ
り剛性が向上し、成形収縮性が向上する。 なお、本発明においては必要に応じて適宜、滑
剤、有機・有機充填材、帯電防止剤、着色剤、難
燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤などの
各種添加剤を加えることができる。ここで滑剤と
しては流動パラフイン、天然パラフイン、ワツク
スなどの炭化水素系滑剤、高級脂肪酸、オキシ脂
肪酸などの脂肪酸系滑剤、脂肪酸の低級アルコー
ルエステルなどのエステル系滑剤、脂肪族アルコ
ール、ポリグリコールなどのアルコール系滑剤、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸バリウム
などの金属石けん、シリコンオイル、変性シリコ
ンなどのシリコン等が挙げられる。充填材として
は炭酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、シリ
カ、マイカ、クレー、金属粉などの無機充填材、
マツ、モミ、ツガ、ポプラ等の木粉;木枠品;ク
ルミ、ヤシ等の果実の殻粉;故紙などの有機充填
材が挙げられる。帯電防止剤としては各種の界面
活性剤が用いられる。また、着色剤としては難溶
性アゾ染料、赤色着色剤、カドミウムイエロー、
クロームイエロー、チタン白などが挙げられ、難
燃剤としては無機系の酸化アンチモン、酸化ジル
コンなどや有機系のリン酸エステル、トリクレジ
ルホスフエートなどが挙げられる。酸化防止剤と
してはフエノール系のものが用いられ、紫外線吸
収剤としてはトリアゾール系、サリチル酸系、ア
クリロニトリル系のものが用いられる。さらに、
可塑剤としてはフタル酸ジエステル、ブタノール
ジエステル、リン酸エステルなどが挙げられる。 本発明の複合樹脂組成物は上記成分を混練する
ことにより得られる。各成分の混練は通常行なわ
れている方法、例えばバンバリーミキサー、一軸
押出機等の混練機を用いて行なわれるが、特に低
軟化点ガラスの軟化点より+10℃以上の温度で行
なう。混練時間については特に制限はないがバン
バリーミキサーを用いた場合は通常、15〜20分程
度である。また、混練に際しては予め予備混合し
ておくことが好ましい。 次いで、このようにして得られた複合樹脂組成
物をペレツト化し、さらにこのペレツトを射出成
形、押出成形等の成形手段により適宜形状に成形
して各種成形品を製造することができる。ここで
成形温度は低軟化点ガラスの軟化点より+10℃以
上の温度で行なうことが好ましい。成形温度およ
び上記の混練温度をともに低軟化点ガラスの軟化
点より+10℃以上の温度とすることにより樹脂中
のガラスを融解させ、冷時下において強力な物理
的、化学的結合を生じさせることができる。 したがつて、本発明の複合樹脂組成物によれ
ば、機械的性質、とりわけ剛性にすぐれた成形品
を得ることができる。しかも、本発明の複合樹脂
組成物は成形時における成形収縮率がきわめて小
さく、かつ成形性にすぐれており、成形外観も良
好である。さらに、本発明の複合樹脂組成物を成
形して得られる成形品は熱伝導率が小さく、断熱
効果にすぐれたものであり、しかも誘電率が大き
い。 したがつて、本発明の複合樹脂組成物はオフイ
ス機器ハウジング、浴槽などの建築資材、精密機
器部品、音響部品、自動車部品等の素材として有
効に利用することができる。 次に、本発明を実施例により詳細に説明する。 製造例 変性ポリオレフインの製造 撹拌翼と還流装置を備えた内容積5の三口セ
パラブルフラスコにポリプロピレン(メルトイン
デツクス(MI)8g/10分、密度0.91g/cm3、
商品名:J700G、出光石油化学(株)製)100重量部
に対して末端ヒドロキシル化1,4−ポリブタジ
エン(数平均分子量3000、商品名:Poly bd
R45HT、ARCO Chem.Div.製)5重量部、無水
マレイン酸20重量部、ジクミルパーオキサイド
1.72重量部およびキシレン600重量部を装入し、
油浴にて投げ込みヒーターを用いて加熱し、撹拌
下で120℃、1時間反応させ、その後140℃で3時
間反応を継続した。反応終了後、冷却し、大過剰
のアセトン中に沈澱させ、吸引過、さらに乾燥
(70℃にて50時間)して白色の粉末を得た。続い
てこの粉末をソツクスレー抽出装置に入れ、アセ
トンによつて16時間抽出して、未反応のポリブタ
ジエンおよび無水マレイン酸を除去して化学変性
ポリオレフインを得た。 実施例1〜16および比較例1〜3 合成樹脂、低軟化点ガラス、シラン系カツプリ
ング剤および変性ポリオレフインを所定量配合し
た配合物を50mmφ一軸押出機により、第1表に示
した混練条件で混練し組成物を調製し、さらにペ
レツト化した。このペレツトを用い、射出成形機
(東芝機械(株)製、10オンス)により第1表に示し
た成形温度でテストピースを作製し、評価を行な
つた。配合割合および評価結果を第2表に示す。
なお、評価は下記の方法により行なつた。 評価方法 1 成形収縮率 140×140×3.2mmのプレートを成形し、その
寸法変化率によつた。 2 曲げ弾性率 ASTM D−790に準拠。 3 熱伝導率 ASTM C−177に準拠。 4 誘導率 ASTM D−150に準拠。 5 成形性 メルトフローインデツクス(M.F.I) JIS K−7210に準拠。
【表】
【表】
成形外観
成形収縮率の測定に使用したプレートの外
観を目視により判定した。 ○…良好 △…若干フローマーク発生 ×…表面の平滑性がなく、充填材が固形異物と
して存在 比較例4〜15および参考例1〜2 混練条件および成形温度を第1表に示した条件
で、配合割合を第2表に示した条件で行なつたこ
と以外は実施例1〜16および比較例1〜3と同様
の条件で実施して評価を行なつた。評価結果を第
2表に示す。
観を目視により判定した。 ○…良好 △…若干フローマーク発生 ×…表面の平滑性がなく、充填材が固形異物と
して存在 比較例4〜15および参考例1〜2 混練条件および成形温度を第1表に示した条件
で、配合割合を第2表に示した条件で行なつたこ
と以外は実施例1〜16および比較例1〜3と同様
の条件で実施して評価を行なつた。評価結果を第
2表に示す。
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエステル、ポリエーテルスルホンおよ
びフエノール樹脂よりなる群から選ばれた合成樹
脂10〜60重量部、リン酸塩ガラス、ホウ酸塩ガラ
ス、鉛ガラスおよびバリウムガラスよりなる群か
ら選ばれた軟化点400℃以下の低軟化点ガラス90
〜40重量部の合計量100重量部に対し、シラン系
カツプリング剤1〜10重量部および変性ポリオレ
フイン1〜7重量部を配合し、前記低軟化点ガラ
スの軟化点より+10℃以上の温度で混練してなる
複合樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58094066A JPS59219367A (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | 複合樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58094066A JPS59219367A (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | 複合樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59219367A JPS59219367A (ja) | 1984-12-10 |
| JPH0359098B2 true JPH0359098B2 (ja) | 1991-09-09 |
Family
ID=14100139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58094066A Granted JPS59219367A (ja) | 1983-05-30 | 1983-05-30 | 複合樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59219367A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61197646A (ja) * | 1985-02-27 | 1986-09-01 | Idemitsu Petrochem Co Ltd | ゴム配合油 |
| JPH0253856A (ja) * | 1988-08-19 | 1990-02-22 | Ube Ind Ltd | 含硫芳香族系樹脂組成物 |
| JP3958277B2 (ja) * | 2003-02-03 | 2007-08-15 | 旭ファイバーグラス株式会社 | 熱可塑性樹脂組成物 |
| KR101883238B1 (ko) * | 2015-12-11 | 2018-08-01 | 신흥화학(주) | 폐기된 페놀수지를 포함하는 고분자 사출용 복합재 및 이의 제조방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS581738A (ja) * | 1981-06-29 | 1983-01-07 | Tokuyama Soda Co Ltd | ポリオレフイン組成物 |
-
1983
- 1983-05-30 JP JP58094066A patent/JPS59219367A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59219367A (ja) | 1984-12-10 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0204400B1 (en) | Polypropylene-base resin composition | |
| EP0185555B1 (en) | Polybutylene terephthalate resin composition | |
| KR102217958B1 (ko) | 열가소성 수지 조성물, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 사출 성형품 | |
| JPH0158223B2 (ja) | ||
| JPH0359098B2 (ja) | ||
| KR100276152B1 (ko) | 결정성 폴리올레핀 수지 조성물 및 당해 조성물을 함유하는 전기 절연 부품 | |
| JPS5836020B2 (ja) | 熱可塑性複合樹脂組成物 | |
| KR20140092471A (ko) | 폴리에스터 수지 조성물 | |
| JPH03287657A (ja) | ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 | |
| JPH02286739A (ja) | ポリブチレンテレフタレート樹脂組成物 | |
| JPH0412297B2 (ja) | ||
| JPH0364553B2 (ja) | ||
| JPS62207357A (ja) | 流動性改良難燃性ポリエステル樹脂組成物 | |
| JPS63128059A (ja) | ポリエステル樹脂組成物の製法 | |
| JPH0318660B2 (ja) | ||
| JP3250865B2 (ja) | ポリエステル樹脂成形品 | |
| JP3941222B2 (ja) | ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物成形品 | |
| JPH0576501B2 (ja) | ||
| JPH0434571B2 (ja) | ||
| JPH06279659A (ja) | 難燃性樹脂組成物 | |
| JPS626584B2 (ja) | ||
| JPS5911360A (ja) | 耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物 | |
| JPS6247894B2 (ja) | ||
| JPH03269036A (ja) | 射出成形用ポリオレフィン樹脂組成物 | |
| JP3696699B2 (ja) | ポリアセタール樹脂組成物およびその製造方法 |