JPH0319617Y2 - - Google Patents

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JPH0319617Y2
JPH0319617Y2 JP1447786U JP1447786U JPH0319617Y2 JP H0319617 Y2 JPH0319617 Y2 JP H0319617Y2 JP 1447786 U JP1447786 U JP 1447786U JP 1447786 U JP1447786 U JP 1447786U JP H0319617 Y2 JPH0319617 Y2 JP H0319617Y2
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shaft side
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output shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両の動力伝達装置、差動制限装
置等として使用され、流体の粘性抵抗で動力を伝
達し、あるいは差動制限を行うものであるカツプ
リング装置に関する。
〔従来技術〕
従来、例えば、四輪駆動車の動力伝達にあつ
て、前輪車軸の車輪は直接的に駆動されているの
に対し、後輪側の車輪は、駆動系内で前車軸と後
車軸との間に配置され流体の粘性抵抗で動力を伝
達する所謂カツプリング装置(以下「ビスカスカ
ツプリング」という。)を用いて前輪側の車輪に
連結されることにより駆動されるようになつてい
るものがある。そして、従来のカツプリング装置
に使用される抵抗板には実開昭47−203号公報に
示すように開口部が形成されたものがあり、この
開口部により流体の粘性抵抗が高まり効率的なト
ルク伝達が行われるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、このような抵抗板では回転方向が異
なつても発生するトルクが同一である。そのた
め、例えば、このカツプリング装置を四輪駆動車
の前輪、後輪間のデイフアレンシヤル機能として
使用すると、ブレーキをかけた場合に前輪側がロ
ツクされると、そのまま後輪側がロツクされてし
まい後輪側の過剰制動となつて、走行安定性が損
なわれるという問題点があつた。
この考案は上記問題点に鑑み創案されたもので
あつて、単に従来からあるビスカツプリングの一
部の形状を異ならしめるという簡単な構成によ
り、ビスカツプリングの回転方向に応じて発生す
るトルクの大きさを異にすることができるカツプ
リング装置の提供を目的としている。
〔問題を解決するための手段〕
この考案は上記問題点を解決するために、相対
回転可能な第1軸と第2軸との間に形成され粘性
流体が封入された密封状の作動室と、この作動室
内に設けられ第1軸及び第2軸にそれぞれ交互に
結合され、開口部を持つ抵抗板とから構成される
カツプリング装置において、上記いずれか一方の
抵抗板の開口縁部は回転方向両側でそれぞれ異な
る形状に形成して構成した。
〔実施例〕
この考案の構成を第1図乃至第7図に示す一実
施例に基づいて説明する。
第2図には、カツプリング装置の配置を示して
あり、エンジン1の駆動によりトランスミツシヨ
ン3を経てトランスフア5が駆動され、トランス
フア5より動力は分岐され、プロペラ軸7,9を
経てそれぞれ前車輪11及び後車輪13に動力を
伝達する。前車輪11は前輪側プロペラ軸7より
前輪デイフアレンシヤル装置15を経て左右の前
輪車軸17を介して駆動される。
また、後車輪13の駆動系は、後輪側プロペラ
軸9と後輪デイフアレンシヤル装置19との間に
カツプリング装置としてのいわゆるビスカツプリ
ング21が設けられている。動力は、後輪側プロ
ペラ軸9よりビスカツプリング21を介して後輪
デイフアレンシヤル装置19に伝達され、左右の
後輪車軸23を介して後車輪13は駆動される。
このビスカツプリング21の作用は、入力軸と
出力軸との間にわずかな回転数差が生じた場合
に、わずかなトルクを伝達するという特性を有
し、大きな回転数差にに対して極めて大きなトル
クを伝達する機能を持つている。
第1図はビスカツプリングの詳細な部分断面で
あり、図面において右側は入力側、左側は出力側
を示す。
後輪側プロペラ軸9に連結されるフランジヨー
ク25は入力軸27にボルト29等に連結され、
前記入力軸27の外周に筒形の外筒31の片端が
嵌合されていて両者嵌合後外周端を熔接等の手段
にて一体化してある。これらフランジヨーク2
5、入力軸27、外筒31が後述する第2軸と同
軸心状に配置された第1軸を構成している。
この外筒31の内周面には、軸心と平行に複数
個のスプライン溝33が設けられ、このスプライ
ン溝33に嵌挿される抵抗板としての入力軸側ク
ラツチ板43の外周には、前記外筒31に設けら
れたスプライン溝33に摺動自在に嵌合する同数
の歯37が設けられ、かつ、入力軸側クラツチ板
43の中心部には後述する出力軸39に嵌挿され
たスリーブ41の外周に接触しないように若干大
きな孔が穿設されている。
また、入力軸側クラツチ板43には複数個の丸
孔の開口44が周方向に形成されている。入力軸
側クラツチ板43は、後述する出力軸側クラツチ
板35と交互に組合わされ、入力軸側クラツチ板
43間の所定の隙間fを保つための位置決めスペ
ーサ45が出力軸側クラツチ板35の外周に接触
せぬよう、各入力軸側クラツチ板43の間に挿入
されている。組合わされた抵抗板の最終端には第
1軸側のフランジ47が前記外筒31に嵌挿さ
れ、離脱防止のストツパ49が環装されている。
上記第1軸側部材(入力軸27及びフランジ4
7)は、出力軸39に一体的に嵌挿されたスリー
ブ41に対し軸受51,53により回転自在に保
持され、クラツチ板35,43の組込まれた作動
室55に充填された粘性流体の漏洩防止としてシ
ール部材57,59が入力軸27及びフランジ4
7に組込まれている。そして、シール部材57,
59によつて作動室55は密封形成され、この作
動室55内のクラツチ板35,43間の隙間はシ
リコンオイル等の粘性流体により充満されてい
る。一方、出力軸側の構成はギヤボツクス内から
延出された第2軸としての出力軸39(図面では
一部省略)にスプライン61により嵌挿されたス
リーブ41は出力軸39の軸端に設けた螺子部6
2に螺着したナツト63により固定され、前述し
た如くスリーブ41の両端近傍に設けた軸受5
1,53を介して入力軸部材を支承している。
前記軸受51は、スリーブ41に設けた環状溝
65に環装された止め板67により、軸方向の移
動を防ぎ、かつ、軸受51の外輪端面と前記フラ
ンジヨーク25の嵌合部69との間に軸方向の位
置決めのための調整リング71が挿入されてい
る。
更に、スリーブ41の外周には、前記外筒31
に設けたスプライン溝33と相対する範囲に軸心
と平行に複数個のスプライン溝73が設けられて
いて、このスプライン溝73に嵌挿される抵抗板
としての出力軸側クラツチ板35には、その中心
部の孔に前記したスリーブ41の外周面に設けら
れた複数個のスプライン溝73と同数の歯75が
設けられ、かつ、外周は入力軸側にある位置決め
リング45に当接せぬよう若干小径に作られてい
る。出力軸側クラツチ板35は前述した入力軸側
クラツチ板43と交互に隙間fを保ち組合わされ
る。そして、出力軸側クラツチ板35にはその周
縁位置で開放された半径方向の開口36が等角度
間隔を存して放射状に形成されており、その開口
縁部36a,36bは回転方向両側でそれぞれ形
状を異にして形成されている。すなわち、第3図
では出力軸側クラツチ板35は通常矢標の方向に
駆動回転されるが、第4図a,b,cに示すよう
に、回転方向前側の開口縁部36aは従来の開口
が形成された抵抗板と同様にその角部が90°の鋭
角に形成されており、回転方向後側の開口縁部3
6bはその角部が鈍角に面取り形成されている。
以上の構成により、動力は入力軸27により伝
わり、その回転は入力軸側クラツチ板43を回転
させ、出力軸側クラツチ板35との間に設けた隙
間fに充填した粘性流体を介して、滑り摩擦によ
り発生する回転力を出力軸側クラツチ板35に伝
え出力軸39が回転し動力を伝達する。
この際、入力軸側クラツチ板43が矢印方向に
回転するとき出力軸側クラツチ板35の鋭角に形
成されている開口縁部36aとで、大きなトルク
が発生し、効率のよいトルク伝達が行われる。そ
して、車両にブレーキをかけて前車輪11側がロ
ツクすると、前車輪11と連結している入力軸側
クラツチ板43がロツクされ、入力軸側クラツチ
板43と出力軸側クラツチ板35とは第6図bの
矢印で示す方向に出力軸側より回転されるが、出
力軸側クラツチ板35の開口縁部36bは鈍角に
形成されているので、小さなトルクしか発生しな
い。第7図はこのクラツチ板の特性図で差動回転
△Nと発生するトルクTとの関係を正回転の場合
と逆回転の場合とを比較して示すものであるが、
これからも本考案のものは回転方向に応じて発生
するトルクが異なることが判る。したがつて、後
輪側から回転された場合には出力軸側クラツチ板
35からのトルクは入力軸クラツチ板43に小さ
い制動トルクしか伝達されないため、出力軸側ク
ラツチ板35側に連結された後車輪13は過剰制
動されることはなく、走行が不安定になることが
防止される。
、なお、上述した実施例に限定されず本考案の
要旨を逸脱しない範囲において種々に変更し得る
ことは勿論である。
たとえば、開口部36は、両クラツチ板35,
43の一方あるいはその両者に設けるものでもよ
く、この場合勿論のことながら、開口縁部も適宜
形状を異ならしめればよい。
また、開口部の形状は種々のものが考えられ、
第8図には閉鎖端側を円形に形成した開口部36
が示されている。また、開口縁部36a,36b
の形状も種々のものが考えられ、第9図a,bの
ように、一方の開口縁部を肉厚に他方の開口縁部
を肉薄に形成するもの、あるいは、両開口縁部を
角度を異にして面取り形成したものでよ、要は形
状が異なることにより、回転方向に応じて発生す
るトルクの大きさが異なるものならばよい。
さらに、第10図に示すような車輪間の差動装
置として用いてもよく、エンジンブレーキ時によ
る急激で過剰な制限は緩和できる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、この考案によ
れば、抵抗板の一部の形状を異ならしめるという
簡単な構成により、回転方向に応じて発生するト
ルクの大きさを異にすることができ、これによ
り、制動時の走行安定性を損なうことがなくなり
従来のような回転方向を異にしても発生するトル
クが同一の場合に生じていた種々の問題点を解決
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関するカツプリング装置の全
体断面図、第2図はカツプリング装置を配置した
車両の概略構成図、第3図は出力軸側クラツチ板
の平面図、第4図は第3図の−断面図、第5
図は入力軸側クラツチ板の平面図、第6図は作用
説明図、第7図は本考案による回転方向の違いに
よる特性説明図、第8図は他の実施例のクラツチ
板の平面図、第9図は第4図に相応する他の実施
例の断面図、第10図は車輪間の差動制限装置の
略断面図である。 {25……フランジヨーク、27……入力軸、
31……外筒}第1軸、35……出力軸側クラツ
チ板(抵抗板)、36……開口、36a,36b
……開口縁部、39……出力軸(第2軸)、43
……入力軸側クラツチ板(抵抗板)、55……作
動室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対回転可能な第1軸と第2軸との間に形成さ
    れ粘性流体が封入された密封状の作動室と、この
    作動室内に設けられ第1軸及び第2軸にそれぞれ
    交互に結合され、開口部を持つ抵抗板とから構成
    されるカツプリング装置において、上記いずれか
    一方の抵抗板の開口縁部は回転方向両側でそれぞ
    れ異なる形状に形成されたことを特徴とするカツ
    プリング装置。
JP1447786U 1986-02-05 1986-02-05 Expired JPH0319617Y2 (ja)

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JP1447786U JPH0319617Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

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JP1447786U JPH0319617Y2 (ja) 1986-02-05 1986-02-05

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JPS62128231U JPS62128231U (ja) 1987-08-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2823871B2 (ja) * 1988-06-13 1998-11-11 本田技研工業株式会社 粘性流体カップリング装置における可動側プレートの製造方法、及び該製造方法により得られる可動側プレート
JP2554060Y2 (ja) * 1989-04-05 1997-11-12 栃木富士産業株式会社 ビスカスカップリング装置

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JPS62128231U (ja) 1987-08-14

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