JPH032026B2 - - Google Patents
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- JPH032026B2 JPH032026B2 JP25242986A JP25242986A JPH032026B2 JP H032026 B2 JPH032026 B2 JP H032026B2 JP 25242986 A JP25242986 A JP 25242986A JP 25242986 A JP25242986 A JP 25242986A JP H032026 B2 JPH032026 B2 JP H032026B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- polyurethane resin
- resin paint
- amine
- injection molded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は反応性射出成形品の塗装方法に関す
る。 〔従来の技術〕 反応性射出成形品とは、熱硬化性樹脂を成形用
金型内部において硬化および成形を同時に行なう
ことにより得られる樹脂成形品であり、例えばポ
リオールおよびポリイソシアートを原料として成
形したウレタンRIM(Reaction Injection
Moulding)が実用に供されており、その優れた
強度、可撓性、並びに成形時の形状設計が自由で
ある等の点から、主として自動車部分の分野で有
用である。 ウレタンRIMは原則的には内部が発泡し、表
面は平滑になつている成形品であるが、成形条件
等により、その表面も部分的に多孔質になつてい
る場合がしばしば見受けられる。特に成形直後に
はその多孔質が多いことが通常である。かかる成
形品の塗装においてはその微細孔を防ぐため急速
硬化が可能であつて、成形品の可撓性に追随でき
る可撓性を有する塗膜を形成しうる塗料並びに塗
装法が要求される。 従来ウレタンRIMへの塗装は(1)ウレタンRIM
成形後ポストキユアを行い、表面の微細孔を更に
小さくした後、常温に近い温度で2液型ポリウレ
タン樹脂塗料を塗装する方法、あるいは触媒等を
加えた低温硬化型のポリウレタン樹脂塗料を塗装
する方法、(2)ウレタンRIM成形後数日間放置し、
表面が平滑になつた後、低温型ポリウレタン樹脂
塗料を塗装する方法などが知られている。 更に(3)ポリウレタン塗料を塗装後、アミンまた
はアンモニア雰囲気中で処理して塗膜を硬化させ
る方法が特公昭53−19038号により知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら上述した(1)および(2)の塗装方法は
乾燥に長時間を要したり、低温タイプポリウレタ
ン樹脂塗料では可使時間が短く、現場での取扱い
が繁雑もしくは困難であつたり、さらには作業工
程に大きなロスがでる欠点を有しており、得られ
た塗膜もウレタンRIMの可撓性に十分に適した
性能を有していなかつた。 更には低温硬化型のポリウレタン樹脂塗料であ
つても硬化時間を早くするためには60〜100℃程
度の加熱を必要としており、このため急速硬化を
するには加熱エネルギーを必要としていた。 また上記(3)の特公昭53−19038号の方法ではポ
リウレタン樹脂塗料の急速硬化を行なうことがで
きるが、この方法を反応性射出成形品であるウレ
タンRIMに適用すると、得られる塗膜の耐沸水
性において劣り、塗膜にブリスターを発生する欠
点を有していた。 従つて本発明は上述した従来の塗装方法の欠点
を改良し、低温でしかも短時間で硬化し、可撓性
に優れてウレタンRIMの可撓性に追随でき、し
かも耐沸水性も優れた反応性射出成形品の塗装方
法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は反応性射出成形品をポリウレタン樹脂
塗料で塗装し、次いで気相状態にあるアミン雰囲
気中で塗膜を硬化させる塗装方法において、上記
ポリウレタン樹脂塗料で塗装する直前にも反応性
射出成形品を予め気相状態にあるアミン雰囲気中
で曝露することからなる反応性射出成形品の塗装
方法である。 本発明において用いられる反応性射出成形品は
前述した如きものであり、ウレタンRIM、繊維
強化ウレタンRIMなどが挙げられる。 また気相状態のアミン雰囲気中で硬化させるポ
リウレタン樹脂塗料は、ポリオールとしてアクリ
ルポリオール、ポリエステルポリオール、アルキ
ツドポリオール、ポリオレフインポリオールなど
のポリオールが用いられるが、特に、アクリルポ
リオールおよびポリエステルポリオールが適して
いおり、この中でもTg:−40℃〜30℃、水酸基
価:20〜160、数平均分子量:1000〜10000のポリ
オールが適しており、特にTg:−10℃〜10℃、
水酸基価:40〜145、数平均分子量:3000〜6000
のアクリルポリオールおよびポリエステルポリオ
ールが望ましい。 Tgが30℃より高いと、形成されるポリウレタ
ン樹脂塗膜の可撓性が不足し、また−40℃より低
いと表面硬度が不足し、水酸基価が160より大で
あると可撓性が不足し、また20より小となると耐
久性、耐温水性等の化学的性能が劣るようにな
り、数平均分子量が10000より大であると塗膜外
観が不良となり、1000より小さいと耐湿性、耐温
水性等の化学的性能が劣るようになる。 本発明で使用するのに適したポリイソシアネー
トはトルイレンジイソシアネート(TDI)、ジフ
エニルメタジイソシアネート(MDI)、メチレン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、ヘキメチレンジイソシアネート
(HMDI)、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)、トリフエニルメタントリイソシアネー
ト、フエニレンジイソシアネート、リシンジイソ
シアネート、および上記のメチロール付加物また
は3〜5量体など、更にはこれらの混合物であ
る。 上述したポリオールとポリイソシアネートと
は、そのOH当量対イソシアネート当量の比が
0.5:1〜2:1となるように使用する。OH当量
が0.5より小さくなると付着性の低下、可撓性の
低下が生じ、また2より大きくなると耐水性、耐
温水性の低下および、架橋密度が小さくなること
により、ピンホール抑制効果が小さくなる。 本発明方法において、ポリウレタン樹脂塗料を
塗装する前にウレタンRIMを曝露するため気相
状態で使用するアミンと、ポリウレタン樹脂塗料
を塗装後気相状態で使用するアミンは同じであつ
ても、異なつてもよく、用いるアミンは第3アミ
ンが好ましく、例えばトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルア
ミン、トリアミルアミンなどの脂肪族第3アミ
ン、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン、トリ
ブンジルアミンなどの芳香族アミン、N−メチル
モルホリン、N−エチルモルホリン、あるいはト
リエタノールアミン、メチルジエタノールアミ
ン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノ
ールアミン、ジブチルエタノールアミン、ジ(2
−エチルヘキシン)エタノールアミン、エチルジ
エタノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン、ジブチルイソプロパノールアミンなどのアル
アノールアミンが使用でき中でもジメチルエタノ
ールアミンが好ましい。 上記アミン類による雰囲気としては、ポリウレ
タン樹脂塗料の塗装前および塗装後共に、気相中
のアミン濃度が約10〜3000ppm、好ましくは300
〜1200ppmが適しており、温度は0〜80℃、好ま
しくは20〜40℃が適している。アミン雰囲気中で
の硬化時間は、脂肪組成膜厚、第3アミンの種
類、温度、および濃度などによつて異なるが一般
的には、塗装前で0.5〜10分間、好ましくは1〜
6分間であり、塗装後のアミン雰囲気中では一般
的には1〜10分間、好ましくは2〜4分間であ
る。なお、塗装後のアミン雰囲気中での処理後必
要であれば更に100℃以下の温度で3〜15分間加
熱しても良い。 本発明に用いられるアミン気相中で硬化させる
ポリウレタン樹脂塗料には勿論、公知の種々の着
色顔料、体質顔料などの顔料類、界面活性剤、消
泡剤、レベリング剤、色別れ防止剤などの添加
剤、エステル、ケトン、脂肪族または芳香族の炭
化水素系溶剤などを含有できる。 本発明方法によるポンウレタン樹脂塗料で塗装
し、次いでアミン雰囲気中で塗膜を硬化させる
と、この時形成される塗膜はその後高温にさらし
ても、何ら発泡などの異常を生じないことが判明
した。 また本発明に用いるポンウレタン樹脂塗料を塗
装する方法はエアースプレー、エアレススプレ
ー、静電塗装など公知の塗装が適用される。 更に本発明にて形成されたウレタン塗膜の上
に、更に熱硬化性樹脂塗料、あるいはウレタン樹
脂塗料を塗装することも可能である。 〔作用〕 本発明方法において、反応性射出成形品、ウレ
タンRIMを予めアミン雰囲気中で曝露すること
により、ウレタンRIM中にアミンが吸着され、
その後塗装されたポリウレタン樹脂塗料による塗
膜の硬化に作用し、従つて塗膜にピンホール等の
欠陥発生を阻止する。このため、塗膜の耐沸水性
を改良する。 また塗装前および後の二回アミン雰囲気中で処
理することにより、塗膜は非常に短時間で硬化さ
せることができ、この点でもピンホールの発生を
抑制できると共にウレタンRIMの可撓性に追随
できる性質を有する塗膜を形成できる。 〔実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。実施
例中部は他の特記せぬ限り重量部である。 実施例 1 (1) ポリオールの調製: 単量体としてアクリル酸メチル34.0部、アク
リル酸ブチル35.5部、アクリル酸エチル13.9部
および2−ヒドロキシエチルメタクリレート
18.6部(単量体計100部)を用い、溶媒として
キシロール66部、重合開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル3.2部を用いて、通常の方法
で重合を行ない、アクリルポリオールを得た。
この溶液の固形分は65重量%であつた。 得られたアクリルポリオールの特数はTg:
8℃、水酸基価:80、数平均分子量:5000であ
つた。 (2) ポンウレタン樹脂塗料の調製: 上記(1)で作つたアクリルポリオール溶液100
部に酸化チタン粉末(石原産業社製、商品名タ
イペークRC−97)52部、セルソルブアセテー
ト20部、キシロール5部からなる基剤および硬
化剤としてのキシリレンジイソシアネート(武
田薬品工業社製、商品名タケネートO−110N)
34部からなる2液型ポンウレタン樹脂塗料を調
製した。OH/NCO比は1/1であつた。 (3) 塗装: ウレタンRIMを常法にて脱脂した後、ジメ
チルエタノールアミン300ppmの雰囲気中で雰
囲気風速0.5m/秒で20℃で3分間放置した後、
直ちに上記(2)で調製した塗料を膜厚35μになる
ようにスプレー塗装し、室温で2分間セツテイ
ングした。その後ジメチルエタノールアミン
600ppmの雰囲気中で、雰囲気風速1.2m/秒で
20℃で2分間放置した。その後30℃で10分間乾
燥して硬化塗膜を得た。得られた塗膜の試験結
果を表2に示す。表2の結果からこの塗膜はピ
ンホールのない、可撓性、付着性、耐沸水性の
すぐれたものであることが判つた。 実施例 2〜5 下表1に示す単量体および硬化剤および溶剤を
用いてポリオールを実施例1と同様にして調製し
た(なお表1中には実施例1の場合も併記した)。
数値は重量部である。
る。 〔従来の技術〕 反応性射出成形品とは、熱硬化性樹脂を成形用
金型内部において硬化および成形を同時に行なう
ことにより得られる樹脂成形品であり、例えばポ
リオールおよびポリイソシアートを原料として成
形したウレタンRIM(Reaction Injection
Moulding)が実用に供されており、その優れた
強度、可撓性、並びに成形時の形状設計が自由で
ある等の点から、主として自動車部分の分野で有
用である。 ウレタンRIMは原則的には内部が発泡し、表
面は平滑になつている成形品であるが、成形条件
等により、その表面も部分的に多孔質になつてい
る場合がしばしば見受けられる。特に成形直後に
はその多孔質が多いことが通常である。かかる成
形品の塗装においてはその微細孔を防ぐため急速
硬化が可能であつて、成形品の可撓性に追随でき
る可撓性を有する塗膜を形成しうる塗料並びに塗
装法が要求される。 従来ウレタンRIMへの塗装は(1)ウレタンRIM
成形後ポストキユアを行い、表面の微細孔を更に
小さくした後、常温に近い温度で2液型ポリウレ
タン樹脂塗料を塗装する方法、あるいは触媒等を
加えた低温硬化型のポリウレタン樹脂塗料を塗装
する方法、(2)ウレタンRIM成形後数日間放置し、
表面が平滑になつた後、低温型ポリウレタン樹脂
塗料を塗装する方法などが知られている。 更に(3)ポリウレタン塗料を塗装後、アミンまた
はアンモニア雰囲気中で処理して塗膜を硬化させ
る方法が特公昭53−19038号により知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら上述した(1)および(2)の塗装方法は
乾燥に長時間を要したり、低温タイプポリウレタ
ン樹脂塗料では可使時間が短く、現場での取扱い
が繁雑もしくは困難であつたり、さらには作業工
程に大きなロスがでる欠点を有しており、得られ
た塗膜もウレタンRIMの可撓性に十分に適した
性能を有していなかつた。 更には低温硬化型のポリウレタン樹脂塗料であ
つても硬化時間を早くするためには60〜100℃程
度の加熱を必要としており、このため急速硬化を
するには加熱エネルギーを必要としていた。 また上記(3)の特公昭53−19038号の方法ではポ
リウレタン樹脂塗料の急速硬化を行なうことがで
きるが、この方法を反応性射出成形品であるウレ
タンRIMに適用すると、得られる塗膜の耐沸水
性において劣り、塗膜にブリスターを発生する欠
点を有していた。 従つて本発明は上述した従来の塗装方法の欠点
を改良し、低温でしかも短時間で硬化し、可撓性
に優れてウレタンRIMの可撓性に追随でき、し
かも耐沸水性も優れた反応性射出成形品の塗装方
法を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は反応性射出成形品をポリウレタン樹脂
塗料で塗装し、次いで気相状態にあるアミン雰囲
気中で塗膜を硬化させる塗装方法において、上記
ポリウレタン樹脂塗料で塗装する直前にも反応性
射出成形品を予め気相状態にあるアミン雰囲気中
で曝露することからなる反応性射出成形品の塗装
方法である。 本発明において用いられる反応性射出成形品は
前述した如きものであり、ウレタンRIM、繊維
強化ウレタンRIMなどが挙げられる。 また気相状態のアミン雰囲気中で硬化させるポ
リウレタン樹脂塗料は、ポリオールとしてアクリ
ルポリオール、ポリエステルポリオール、アルキ
ツドポリオール、ポリオレフインポリオールなど
のポリオールが用いられるが、特に、アクリルポ
リオールおよびポリエステルポリオールが適して
いおり、この中でもTg:−40℃〜30℃、水酸基
価:20〜160、数平均分子量:1000〜10000のポリ
オールが適しており、特にTg:−10℃〜10℃、
水酸基価:40〜145、数平均分子量:3000〜6000
のアクリルポリオールおよびポリエステルポリオ
ールが望ましい。 Tgが30℃より高いと、形成されるポリウレタ
ン樹脂塗膜の可撓性が不足し、また−40℃より低
いと表面硬度が不足し、水酸基価が160より大で
あると可撓性が不足し、また20より小となると耐
久性、耐温水性等の化学的性能が劣るようにな
り、数平均分子量が10000より大であると塗膜外
観が不良となり、1000より小さいと耐湿性、耐温
水性等の化学的性能が劣るようになる。 本発明で使用するのに適したポリイソシアネー
トはトルイレンジイソシアネート(TDI)、ジフ
エニルメタジイソシアネート(MDI)、メチレン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート
(XDI)、ヘキメチレンジイソシアネート
(HMDI)、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)、トリフエニルメタントリイソシアネー
ト、フエニレンジイソシアネート、リシンジイソ
シアネート、および上記のメチロール付加物また
は3〜5量体など、更にはこれらの混合物であ
る。 上述したポリオールとポリイソシアネートと
は、そのOH当量対イソシアネート当量の比が
0.5:1〜2:1となるように使用する。OH当量
が0.5より小さくなると付着性の低下、可撓性の
低下が生じ、また2より大きくなると耐水性、耐
温水性の低下および、架橋密度が小さくなること
により、ピンホール抑制効果が小さくなる。 本発明方法において、ポリウレタン樹脂塗料を
塗装する前にウレタンRIMを曝露するため気相
状態で使用するアミンと、ポリウレタン樹脂塗料
を塗装後気相状態で使用するアミンは同じであつ
ても、異なつてもよく、用いるアミンは第3アミ
ンが好ましく、例えばトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルア
ミン、トリアミルアミンなどの脂肪族第3アミ
ン、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン、トリ
ブンジルアミンなどの芳香族アミン、N−メチル
モルホリン、N−エチルモルホリン、あるいはト
リエタノールアミン、メチルジエタノールアミ
ン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノ
ールアミン、ジブチルエタノールアミン、ジ(2
−エチルヘキシン)エタノールアミン、エチルジ
エタノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン、ジブチルイソプロパノールアミンなどのアル
アノールアミンが使用でき中でもジメチルエタノ
ールアミンが好ましい。 上記アミン類による雰囲気としては、ポリウレ
タン樹脂塗料の塗装前および塗装後共に、気相中
のアミン濃度が約10〜3000ppm、好ましくは300
〜1200ppmが適しており、温度は0〜80℃、好ま
しくは20〜40℃が適している。アミン雰囲気中で
の硬化時間は、脂肪組成膜厚、第3アミンの種
類、温度、および濃度などによつて異なるが一般
的には、塗装前で0.5〜10分間、好ましくは1〜
6分間であり、塗装後のアミン雰囲気中では一般
的には1〜10分間、好ましくは2〜4分間であ
る。なお、塗装後のアミン雰囲気中での処理後必
要であれば更に100℃以下の温度で3〜15分間加
熱しても良い。 本発明に用いられるアミン気相中で硬化させる
ポリウレタン樹脂塗料には勿論、公知の種々の着
色顔料、体質顔料などの顔料類、界面活性剤、消
泡剤、レベリング剤、色別れ防止剤などの添加
剤、エステル、ケトン、脂肪族または芳香族の炭
化水素系溶剤などを含有できる。 本発明方法によるポンウレタン樹脂塗料で塗装
し、次いでアミン雰囲気中で塗膜を硬化させる
と、この時形成される塗膜はその後高温にさらし
ても、何ら発泡などの異常を生じないことが判明
した。 また本発明に用いるポンウレタン樹脂塗料を塗
装する方法はエアースプレー、エアレススプレ
ー、静電塗装など公知の塗装が適用される。 更に本発明にて形成されたウレタン塗膜の上
に、更に熱硬化性樹脂塗料、あるいはウレタン樹
脂塗料を塗装することも可能である。 〔作用〕 本発明方法において、反応性射出成形品、ウレ
タンRIMを予めアミン雰囲気中で曝露すること
により、ウレタンRIM中にアミンが吸着され、
その後塗装されたポリウレタン樹脂塗料による塗
膜の硬化に作用し、従つて塗膜にピンホール等の
欠陥発生を阻止する。このため、塗膜の耐沸水性
を改良する。 また塗装前および後の二回アミン雰囲気中で処
理することにより、塗膜は非常に短時間で硬化さ
せることができ、この点でもピンホールの発生を
抑制できると共にウレタンRIMの可撓性に追随
できる性質を有する塗膜を形成できる。 〔実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。実施
例中部は他の特記せぬ限り重量部である。 実施例 1 (1) ポリオールの調製: 単量体としてアクリル酸メチル34.0部、アク
リル酸ブチル35.5部、アクリル酸エチル13.9部
および2−ヒドロキシエチルメタクリレート
18.6部(単量体計100部)を用い、溶媒として
キシロール66部、重合開始剤としてアゾビスイ
ソブチロニトリル3.2部を用いて、通常の方法
で重合を行ない、アクリルポリオールを得た。
この溶液の固形分は65重量%であつた。 得られたアクリルポリオールの特数はTg:
8℃、水酸基価:80、数平均分子量:5000であ
つた。 (2) ポンウレタン樹脂塗料の調製: 上記(1)で作つたアクリルポリオール溶液100
部に酸化チタン粉末(石原産業社製、商品名タ
イペークRC−97)52部、セルソルブアセテー
ト20部、キシロール5部からなる基剤および硬
化剤としてのキシリレンジイソシアネート(武
田薬品工業社製、商品名タケネートO−110N)
34部からなる2液型ポンウレタン樹脂塗料を調
製した。OH/NCO比は1/1であつた。 (3) 塗装: ウレタンRIMを常法にて脱脂した後、ジメ
チルエタノールアミン300ppmの雰囲気中で雰
囲気風速0.5m/秒で20℃で3分間放置した後、
直ちに上記(2)で調製した塗料を膜厚35μになる
ようにスプレー塗装し、室温で2分間セツテイ
ングした。その後ジメチルエタノールアミン
600ppmの雰囲気中で、雰囲気風速1.2m/秒で
20℃で2分間放置した。その後30℃で10分間乾
燥して硬化塗膜を得た。得られた塗膜の試験結
果を表2に示す。表2の結果からこの塗膜はピ
ンホールのない、可撓性、付着性、耐沸水性の
すぐれたものであることが判つた。 実施例 2〜5 下表1に示す単量体および硬化剤および溶剤を
用いてポリオールを実施例1と同様にして調製し
た(なお表1中には実施例1の場合も併記した)。
数値は重量部である。
【表】
上記実施例で使用したポリオールの特数および
それを用いてウレタンRIMを実施例1と同様に
塗装して得られた塗膜の試験結果を表2に示す。 なお実施例2のみはウレタンRIMの成形後2
時間経過したものを使用した。 得られた塗膜は何もピンホールがなく、可撓
性、付着性、耐沸水性のすぐれたものであつた。 比較例 1 実施例1で用いたポンウレタン樹脂塗料をウレ
タンRIMに塗装したが、本例では上記塗装の前
および後のアミン雰囲気中での処理をせず、100
℃で30分間加熱乾燥した。その結果を表2に示
す。得られた塗膜にはピンホールが見られた。 比較例 2 ウレタンRIMを常法に従つて脱脂した後、ア
ミン雰囲気処理をせずに、直ちに実施例1で用い
たポンウレタン塗料を膜厚35μになるようにスプ
レー塗装し、20℃で2分間セツテイングした後、
ジメチルエタノールアミン600ppmの雰囲気中で、
雰囲気風速1.2m/秒で20℃で2分間放置した。
その後30℃で10分間乾燥して硬化膜を得た。得ら
れた塗膜の試験結果を表2に示す。塗膜はピンホ
ールがなく良好であつたが、沸水試験(浸漬2時
間)後ブリスターが生じた。 実施例 6〜10 表2に示す如き特数を有するポリオールを使用
し、表2に示すOH/NCO比で使用して実施例1
と同様にウレタンRIMを塗装した結果を表2に
示す。表2に示す如く形成された塗膜は、実施例
1〜5に比して多少劣つた塗膜であつたが、比較
例1および2に比し耐沸水性はすぐれていた。
それを用いてウレタンRIMを実施例1と同様に
塗装して得られた塗膜の試験結果を表2に示す。 なお実施例2のみはウレタンRIMの成形後2
時間経過したものを使用した。 得られた塗膜は何もピンホールがなく、可撓
性、付着性、耐沸水性のすぐれたものであつた。 比較例 1 実施例1で用いたポンウレタン樹脂塗料をウレ
タンRIMに塗装したが、本例では上記塗装の前
および後のアミン雰囲気中での処理をせず、100
℃で30分間加熱乾燥した。その結果を表2に示
す。得られた塗膜にはピンホールが見られた。 比較例 2 ウレタンRIMを常法に従つて脱脂した後、ア
ミン雰囲気処理をせずに、直ちに実施例1で用い
たポンウレタン塗料を膜厚35μになるようにスプ
レー塗装し、20℃で2分間セツテイングした後、
ジメチルエタノールアミン600ppmの雰囲気中で、
雰囲気風速1.2m/秒で20℃で2分間放置した。
その後30℃で10分間乾燥して硬化膜を得た。得ら
れた塗膜の試験結果を表2に示す。塗膜はピンホ
ールがなく良好であつたが、沸水試験(浸漬2時
間)後ブリスターが生じた。 実施例 6〜10 表2に示す如き特数を有するポリオールを使用
し、表2に示すOH/NCO比で使用して実施例1
と同様にウレタンRIMを塗装した結果を表2に
示す。表2に示す如く形成された塗膜は、実施例
1〜5に比して多少劣つた塗膜であつたが、比較
例1および2に比し耐沸水性はすぐれていた。
【表】
【表】
【表】
本発明によれば反応性射出成形品の塗装を迅速
にでき、ピンホール等の塗膜欠陥を防止でき、更
に成形品の可撓性に追随できる可撓性の塗膜が得
られると共に、耐沸水性のすぐれた塗膜が得られ
る。
にでき、ピンホール等の塗膜欠陥を防止でき、更
に成形品の可撓性に追随できる可撓性の塗膜が得
られると共に、耐沸水性のすぐれた塗膜が得られ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 反応性射出成形品をポリウレタン樹脂塗料で
塗装し、次いで気相状態にあるアミン雰囲気中で
塗膜を硬化させる塗装方法において、上記ポリウ
レタン樹脂塗料で塗装する直前にも反応性射出成
形品を予め気相状態にあるアミン雰囲気中で曝露
することを特徴とする反応性射出成形品の塗装方
法。 2 上記ポリウレタン樹脂塗料が(a)Tg:−40℃
〜30℃、水酸基価:20〜160、数平均分子量:
1000〜10000であるポリオールと、(b)ポリイソシ
アネートとを含み、(c)OH当量対イソシアネート
当量の比が0.5:1〜2:1である特許請求の範
囲第1項記載の塗装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25242986A JPS63107785A (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 反応性射出成形品の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25242986A JPS63107785A (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 反応性射出成形品の塗装方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63107785A JPS63107785A (ja) | 1988-05-12 |
| JPH032026B2 true JPH032026B2 (ja) | 1991-01-14 |
Family
ID=17237240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25242986A Granted JPS63107785A (ja) | 1986-10-23 | 1986-10-23 | 反応性射出成形品の塗装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63107785A (ja) |
-
1986
- 1986-10-23 JP JP25242986A patent/JPS63107785A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63107785A (ja) | 1988-05-12 |
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