JPH0320380B2 - - Google Patents
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- JPH0320380B2 JPH0320380B2 JP886884A JP886884A JPH0320380B2 JP H0320380 B2 JPH0320380 B2 JP H0320380B2 JP 886884 A JP886884 A JP 886884A JP 886884 A JP886884 A JP 886884A JP H0320380 B2 JPH0320380 B2 JP H0320380B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ether
- acid
- nitratopropionic
- nitratopropanol
- ester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は2−ニトラトプロパノールの製造法に
関する。循環器疾患治療剤として有用な2,6−
ジメチル−4−(3−ニトロフエニル)−1,4−
ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸3−
(2−ニトラトプロピル)エステル−5−(3−ニ
トラトプロピル)エステル(特開昭58−185562号
公報記載)の製造原料の一つであるアセト酢酸2
−ニトラトプロピルエステルは、2−ニトラトプ
ロパノールから導くことができる。 2−ニトラトプロパノールは、従来はプロペン
オキサイドをNH4NO3−濃HNO3で開環する
(J、A、C、S、75 4255−8,1953)か、プ
ロペンオキサイドをN2O4で開環し、その生成物
にメタノールを作用する(Compt.rend237,1422
−4,1953;Med.poudres37,35〜48,1955)か
して生成していたが、これらの方法ではニトラト
基の置換が2位または1位において起るため、生
成物は2−ニトラトプロパノールと1−ニトラト
−2−プロパノールの混合体として得られる。 2−ニトラトプロパノールと1−ニトラト−2
−プロパノールとか位置異性体で物性が近似して
いるため、前者を単離精製することは極めて困難
であつた。 本発明者らは、従来法の欠点を解消すべく鋭意
研究の結果、2−ニトラトプロピオン酸低級アル
キルエステルを還元剤を用いて還元することによ
り2−ニトラトプロパノールを得ることに成功し
本発明を完成した。 本発明の方法は、不活性溶媒中、2−ニトラト
プロピオン酸低級アルキルエステルを水素化ホウ
素系または水素化アルミニウム系還元剤を用いて
還元することを特徴とする2−ニトラトプロパノ
ールの製造法である。 ここにおいて、2−ニトラトプロピオン酸低級
アルキルエステルの低級アルキルは炭素数1〜3
個の低級アルキルを意味する。 水素化ホウ素系還元剤とは、NaBH4,LiBH4,
Ca(BH4)2,NaBH4−LiCl,NaBH4−CaCl2,
NaBH4−MgCl2,NaBH4−LiBr,NaBH4−
CaBr2,NaBH4−MgBr2などをいい、水素化ア
ルミニウム系還元剤とはLiAlH4,NaAlH2
(OCH2CH2OCH3)2,LiAl(OCH3)3,
関する。循環器疾患治療剤として有用な2,6−
ジメチル−4−(3−ニトロフエニル)−1,4−
ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸3−
(2−ニトラトプロピル)エステル−5−(3−ニ
トラトプロピル)エステル(特開昭58−185562号
公報記載)の製造原料の一つであるアセト酢酸2
−ニトラトプロピルエステルは、2−ニトラトプ
ロパノールから導くことができる。 2−ニトラトプロパノールは、従来はプロペン
オキサイドをNH4NO3−濃HNO3で開環する
(J、A、C、S、75 4255−8,1953)か、プ
ロペンオキサイドをN2O4で開環し、その生成物
にメタノールを作用する(Compt.rend237,1422
−4,1953;Med.poudres37,35〜48,1955)か
して生成していたが、これらの方法ではニトラト
基の置換が2位または1位において起るため、生
成物は2−ニトラトプロパノールと1−ニトラト
−2−プロパノールの混合体として得られる。 2−ニトラトプロパノールと1−ニトラト−2
−プロパノールとか位置異性体で物性が近似して
いるため、前者を単離精製することは極めて困難
であつた。 本発明者らは、従来法の欠点を解消すべく鋭意
研究の結果、2−ニトラトプロピオン酸低級アル
キルエステルを還元剤を用いて還元することによ
り2−ニトラトプロパノールを得ることに成功し
本発明を完成した。 本発明の方法は、不活性溶媒中、2−ニトラト
プロピオン酸低級アルキルエステルを水素化ホウ
素系または水素化アルミニウム系還元剤を用いて
還元することを特徴とする2−ニトラトプロパノ
ールの製造法である。 ここにおいて、2−ニトラトプロピオン酸低級
アルキルエステルの低級アルキルは炭素数1〜3
個の低級アルキルを意味する。 水素化ホウ素系還元剤とは、NaBH4,LiBH4,
Ca(BH4)2,NaBH4−LiCl,NaBH4−CaCl2,
NaBH4−MgCl2,NaBH4−LiBr,NaBH4−
CaBr2,NaBH4−MgBr2などをいい、水素化ア
ルミニウム系還元剤とはLiAlH4,NaAlH2
(OCH2CH2OCH3)2,LiAl(OCH3)3,
【式】などをいう。
不活性溶媒とは、本反応に関与しない溶媒であ
ればよいが、水素化ホウ素系還元剤を使用する場
合は水またはメタノール,エタノール,イソプロ
パノールなどのアルコール類,ジメトキシエタ
ン,ジオキサン,ジグライム,テトラヒドロフラ
ンなどのエーテル類の使用が好ましく、水素化ア
ルミニウム還元剤を使用する場合はエーテル,テ
トラヒドロフラン,ベンゼン,トルエンなどの使
用が好ましい。 還元反応は、水素化ホウ素系還元剤を使用する
場合は40〜70℃で行い、水素化アルミニウム系還
元剤を使用する場合は−50〜0℃で行う。 本発明の方法において最も好適な還元剤は
NaBH4−CaCl2であり、この場合は反応時には
不純物の生成が少なく精製が容易であるので高純
度のものが好収率で得られる。最も望ましい2−
ニトラトプロピオン酸低級アルキルエステルは2
−ニトラトプロピオン酸メチルエステルであり、
この場合は反応時間が短かく高純度のものが好収
率で得られる。 以上の如く本発明の方法は、分離することが困
難な位置異性体1−ニトラト−2−プロパノール
を副性することなく、医薬の中間体として有用な
本発明の目的物を高純度且つ容易に得ることを可
能にする。 以下、参考例と実施例を挙げて本発明を具体的
に説明する。 参考例 1 濃硫酸660gを−10〜0℃に冷却し、これに
1.52発煙硝酸660gを滴下し、次いで乳酸メチル
545gを滴下した。−10〜0℃で1時間撹拌後、分
液漏斗にあけ、下層を除き、上層を1Kgの氷に注
ぎ、エーテル1.5で注出した。エーテル層を氷
水1で2回、飽和炭酸水素ナトリウム水200ml
で2回、飽和食塩水200mlで1回順次洗浄後、無
水硫酸ナトリウム200gで乾燥し、エーテルを留
去後蒸留して2−ニトラトプロピオン酸メチルエ
ステル694g(収率89%)を得た。 b.p.38〜39℃/1.2mmHg 参考例 2 公知の方法(Bull.Soc.Chim.France:1957,
338〜41)によつて得られた2−ニトラトプロピ
オニトリル116gとメタノール32gをエーテル150
mlに溶かし、−10〜0℃に冷却下塩化水素ガスを
通じて飽和させ、−10〜0℃で一夜放置した。 エーテルと過剰の塩化水素を減圧下留去後これ
にエーテル1を加え、撹拌下0〜10℃で水200
mlを滴下し、更に室温で3時間撹拌した。水層を
除き、エーテル層を飽和食塩水100mlで2回、飽
和炭酸水素ナトリウム水100mlで1回、飽和食塩
水100ml1回で順次洗い、無水硫酸ナトリウム80
gで乾燥し、エーテルを留去後、蒸留し、2−ニ
トラトプロピオン酸メチルエステル120g(収率
81%)を得た。 b.p.38〜39℃/1.2mmHg 参考例 3 濃硫酸250gを−10〜0℃に冷却し、これに
1.52発煙硝酸1Kgを滴下し、次いで乳酸エチル
500gを滴下した。以下参考例1と同様に処理し
2−ニトラトプロピオン酸エチルエステル650g
(収率94%)を得た。 b.p.41〜43℃/0.2mmHg 実施例 1 ジメトキシエタン1.5に無水塩化カルシウム
166.4g、水素化ホウ素ナトリウム113.4gを加え
室温で30分間撹拌後、40℃に加温し、2−ニトラ
トプロピオン酸メチル596gの滴下を始め、氷水
冷却下反応液の温度を40〜45℃に保つように滴下
した。更に反応液温を40〜45℃に保つように徐々
に冷却を弱め、室温となるまで撹拌した。これに
エーテル1を加え、20〜30℃で水1.2を滴下
し、1時間撹拌後、デカントし固形物を除いた。
固形物をエーテル2で洗い、その洗液を前記の
有機溶媒抽出液と合せ、エーテルとジメトキシエ
タンを留去後、残渣をエーテル1に溶かし、水
100mlで3回洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、エーテルを留去後蒸留して2−ニトラトプロ
パノール439g(収率91%)を得た。 b.p.52〜54℃/0.2mmHg 実施例 2 2−ニトラトプロピオン酸メチルエステル149
gをメタノール450mlに溶かし、氷水冷却下反応
液温を55〜70℃に保つように水素化ホウ素ナトリ
ウム33gを少量ずつ加えた。更に60〜65℃に加温
して1時間反応させた後、氷水にて冷却し、これ
に5%塩酸94mlを滴下し、減圧下メタノールを留
去した。残渣をエーテル1に溶かし、水50mlで
5回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して、エ
ーテルを留去した後、蒸留して2−ニトラトプロ
パノール98g(収率81%)を得た。 b.p.52〜54℃/0.2mmHg 実施例 3 乾燥テトラヒドロフラン420mlに水素化ホウ素
リチウム12gを加え、氷水冷却下45〜50℃になる
ように2−ニトラトプロピオン酸エチルエステル
163gを加えた。以下実施例1と同様の処理を行
ない2−ニトラトプロパノール99g(収率82%)
を得た。 実施例 4 2−ニトラトプロピオン酸エチルエステル489
gをトルエン1.4に溶かし、−10〜0℃で70%ジ
ヒドロ−ビス(2−メトキシエトキシ)アルミン
酸ナトリウム/トルエン952gを滴下し、更に−
10〜0℃で3時間撹拌後6N−塩酸700mlを加え
過した。母液を水100mlで2回洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した後、蒸留
し、2−ニトラトプロパノール213g(収率59%)
を得た。 b.p.52〜54℃/0.2mmHg
ればよいが、水素化ホウ素系還元剤を使用する場
合は水またはメタノール,エタノール,イソプロ
パノールなどのアルコール類,ジメトキシエタ
ン,ジオキサン,ジグライム,テトラヒドロフラ
ンなどのエーテル類の使用が好ましく、水素化ア
ルミニウム還元剤を使用する場合はエーテル,テ
トラヒドロフラン,ベンゼン,トルエンなどの使
用が好ましい。 還元反応は、水素化ホウ素系還元剤を使用する
場合は40〜70℃で行い、水素化アルミニウム系還
元剤を使用する場合は−50〜0℃で行う。 本発明の方法において最も好適な還元剤は
NaBH4−CaCl2であり、この場合は反応時には
不純物の生成が少なく精製が容易であるので高純
度のものが好収率で得られる。最も望ましい2−
ニトラトプロピオン酸低級アルキルエステルは2
−ニトラトプロピオン酸メチルエステルであり、
この場合は反応時間が短かく高純度のものが好収
率で得られる。 以上の如く本発明の方法は、分離することが困
難な位置異性体1−ニトラト−2−プロパノール
を副性することなく、医薬の中間体として有用な
本発明の目的物を高純度且つ容易に得ることを可
能にする。 以下、参考例と実施例を挙げて本発明を具体的
に説明する。 参考例 1 濃硫酸660gを−10〜0℃に冷却し、これに
1.52発煙硝酸660gを滴下し、次いで乳酸メチル
545gを滴下した。−10〜0℃で1時間撹拌後、分
液漏斗にあけ、下層を除き、上層を1Kgの氷に注
ぎ、エーテル1.5で注出した。エーテル層を氷
水1で2回、飽和炭酸水素ナトリウム水200ml
で2回、飽和食塩水200mlで1回順次洗浄後、無
水硫酸ナトリウム200gで乾燥し、エーテルを留
去後蒸留して2−ニトラトプロピオン酸メチルエ
ステル694g(収率89%)を得た。 b.p.38〜39℃/1.2mmHg 参考例 2 公知の方法(Bull.Soc.Chim.France:1957,
338〜41)によつて得られた2−ニトラトプロピ
オニトリル116gとメタノール32gをエーテル150
mlに溶かし、−10〜0℃に冷却下塩化水素ガスを
通じて飽和させ、−10〜0℃で一夜放置した。 エーテルと過剰の塩化水素を減圧下留去後これ
にエーテル1を加え、撹拌下0〜10℃で水200
mlを滴下し、更に室温で3時間撹拌した。水層を
除き、エーテル層を飽和食塩水100mlで2回、飽
和炭酸水素ナトリウム水100mlで1回、飽和食塩
水100ml1回で順次洗い、無水硫酸ナトリウム80
gで乾燥し、エーテルを留去後、蒸留し、2−ニ
トラトプロピオン酸メチルエステル120g(収率
81%)を得た。 b.p.38〜39℃/1.2mmHg 参考例 3 濃硫酸250gを−10〜0℃に冷却し、これに
1.52発煙硝酸1Kgを滴下し、次いで乳酸エチル
500gを滴下した。以下参考例1と同様に処理し
2−ニトラトプロピオン酸エチルエステル650g
(収率94%)を得た。 b.p.41〜43℃/0.2mmHg 実施例 1 ジメトキシエタン1.5に無水塩化カルシウム
166.4g、水素化ホウ素ナトリウム113.4gを加え
室温で30分間撹拌後、40℃に加温し、2−ニトラ
トプロピオン酸メチル596gの滴下を始め、氷水
冷却下反応液の温度を40〜45℃に保つように滴下
した。更に反応液温を40〜45℃に保つように徐々
に冷却を弱め、室温となるまで撹拌した。これに
エーテル1を加え、20〜30℃で水1.2を滴下
し、1時間撹拌後、デカントし固形物を除いた。
固形物をエーテル2で洗い、その洗液を前記の
有機溶媒抽出液と合せ、エーテルとジメトキシエ
タンを留去後、残渣をエーテル1に溶かし、水
100mlで3回洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、エーテルを留去後蒸留して2−ニトラトプロ
パノール439g(収率91%)を得た。 b.p.52〜54℃/0.2mmHg 実施例 2 2−ニトラトプロピオン酸メチルエステル149
gをメタノール450mlに溶かし、氷水冷却下反応
液温を55〜70℃に保つように水素化ホウ素ナトリ
ウム33gを少量ずつ加えた。更に60〜65℃に加温
して1時間反応させた後、氷水にて冷却し、これ
に5%塩酸94mlを滴下し、減圧下メタノールを留
去した。残渣をエーテル1に溶かし、水50mlで
5回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥して、エ
ーテルを留去した後、蒸留して2−ニトラトプロ
パノール98g(収率81%)を得た。 b.p.52〜54℃/0.2mmHg 実施例 3 乾燥テトラヒドロフラン420mlに水素化ホウ素
リチウム12gを加え、氷水冷却下45〜50℃になる
ように2−ニトラトプロピオン酸エチルエステル
163gを加えた。以下実施例1と同様の処理を行
ない2−ニトラトプロパノール99g(収率82%)
を得た。 実施例 4 2−ニトラトプロピオン酸エチルエステル489
gをトルエン1.4に溶かし、−10〜0℃で70%ジ
ヒドロ−ビス(2−メトキシエトキシ)アルミン
酸ナトリウム/トルエン952gを滴下し、更に−
10〜0℃で3時間撹拌後6N−塩酸700mlを加え
過した。母液を水100mlで2回洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した後、蒸留
し、2−ニトラトプロパノール213g(収率59%)
を得た。 b.p.52〜54℃/0.2mmHg
Claims (1)
- 1 不活性溶媒中、2−ニトラトプロピオン酸低
級アルキルエステルを水素化ホウ素系または水素
化アルミニウム系還元剤を用いて還元することを
特徴とする2−ニトラトプロパノールの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59008868A JPS60152445A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 2−ニトラトプロパノ−ルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59008868A JPS60152445A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 2−ニトラトプロパノ−ルの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60152445A JPS60152445A (ja) | 1985-08-10 |
| JPH0320380B2 true JPH0320380B2 (ja) | 1991-03-19 |
Family
ID=11704664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59008868A Granted JPS60152445A (ja) | 1984-01-20 | 1984-01-20 | 2−ニトラトプロパノ−ルの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60152445A (ja) |
-
1984
- 1984-01-20 JP JP59008868A patent/JPS60152445A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60152445A (ja) | 1985-08-10 |
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