JPH10279571A - トリフルオロメチルオキシランの製造のための改良法 - Google Patents
トリフルオロメチルオキシランの製造のための改良法Info
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- JPH10279571A JPH10279571A JP10082418A JP8241898A JPH10279571A JP H10279571 A JPH10279571 A JP H10279571A JP 10082418 A JP10082418 A JP 10082418A JP 8241898 A JP8241898 A JP 8241898A JP H10279571 A JPH10279571 A JP H10279571A
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- trifluoromethyloxirane
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D301/00—Preparation of oxiranes
- C07D301/02—Synthesis of the oxirane ring
- C07D301/24—Synthesis of the oxirane ring by splitting off HAL—Y from compounds containing the radical HAL—C—C—OY
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07D301/26—Y being hydrogen
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D303/00—Compounds containing three-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom
- C07D303/02—Compounds containing oxirane rings
- C07D303/08—Compounds containing oxirane rings with hydrocarbon radicals, substituted by halogen atoms, nitro radicals or nitroso radicals
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Epoxy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 先行技術を越える利点を有するトリフルオロ
メチルオキシランの製造法の提供。 【解決手段】 3−クロロ−1,1,1−トリフルオロ
アセトンを不活性溶媒の存在下で還元し、次いで反応混
合物にプロトン供与体を加え、かくして3−クロロ−
1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを得、そ
れをアルカリ性水溶液の作用により70℃より低い温度
で塩化水素を脱離して環化する。
メチルオキシランの製造法の提供。 【解決手段】 3−クロロ−1,1,1−トリフルオロ
アセトンを不活性溶媒の存在下で還元し、次いで反応混
合物にプロトン供与体を加え、かくして3−クロロ−
1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを得、そ
れをアルカリ性水溶液の作用により70℃より低い温度
で塩化水素を脱離して環化する。
Description
【0001】本発明は3−クロロ−1,1,1−トリフ
ルオロアセトンからトリフルオロメチルオキシランの製
造方法に関する。
ルオロアセトンからトリフルオロメチルオキシランの製
造方法に関する。
【0002】トリフルオロメチルオキシランは、例えば
抗ウィルス剤の合成のため(Nucleosides
Nucleotides 15,1315(1996)
を参照されたい)及び低酸素性腫瘍細胞に関する検出剤
の製造のため(WO 96/04249を参照された
い)の中間生成物である。
抗ウィルス剤の合成のため(Nucleosides
Nucleotides 15,1315(1996)
を参照されたい)及び低酸素性腫瘍細胞に関する検出剤
の製造のため(WO 96/04249を参照された
い)の中間生成物である。
【0003】これまで1,1,1−トリフルオロプロペ
ンから、例えば2−ブロモ−3−アセテートを製造し、
続いて水酸化ナトリウムを用いて脱離させることにより
トリフルオロメチルオキシランを製造することが可能で
あった(Izv.Akad.Nauk.SSSR Se
r.Khim.1956,843を参照されたい)。欠
点は大体モル量の酢酸水銀を用いる必要であり、それは
毒性である。
ンから、例えば2−ブロモ−3−アセテートを製造し、
続いて水酸化ナトリウムを用いて脱離させることにより
トリフルオロメチルオキシランを製造することが可能で
あった(Izv.Akad.Nauk.SSSR Se
r.Khim.1956,843を参照されたい)。欠
点は大体モル量の酢酸水銀を用いる必要であり、それは
毒性である。
【0004】トリフルオロメチルオキシランはジアゾメ
タンをトリフルオロアセトアルデヒドと反応させること
によっても製造することができる(J.Org.Che
m.25,102(1960)を参照されたい)。しか
しこの方法は比較的大きなバッチに全体的に適しておら
ず、それはジアゾメタンが毒性を有し、爆発の危険をは
らんでいるからである。
タンをトリフルオロアセトアルデヒドと反応させること
によっても製造することができる(J.Org.Che
m.25,102(1960)を参照されたい)。しか
しこの方法は比較的大きなバッチに全体的に適しておら
ず、それはジアゾメタンが毒性を有し、爆発の危険をは
らんでいるからである。
【0005】J.Am.Chem.Soc.74,30
22(1952)において、3−ブロモ−1,1,1−
トリフルオロアセトンから2段階で高いトリフルオロメ
チルオキシランの収率が得られると報告されている。水
素化アルミニウムリチウムを用いる還元は最初に3−ブ
ロモ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを
与え、それから次いで濃水酸化ナトリウム溶液を用いて
100℃で臭化水素を脱離させる。比較的低い温度、比
較的希薄な溶液及び比較的長い接触時間は脱離の間に対
応するグリコールの望ましくない生成を助長することが
述べられている。しかし主な欠点はブロモトリフルオロ
アセトンの使用であり、それは製造に経費がかかり、三
フッ化酢酸エステルから4段階の合成を経由してのみ得
ることができる。このブロモトリフルオロアセトン製造
の最後の段階は濃硫酸中における1,1,1−トリフル
オロアセトンの臭素化である(J.Am.Soc.7
4,3902(1952)を参照されたい)。J.Or
g.Chem.60,41(1995)に、エナンチオ
マー的に純粋な3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロ
−2−プロパノールに関する前記の脱離が記載されてい
る。化合物は最初に氷−冷された41重量%水酸化ナト
リウム水溶液に加えられる。次いで95℃〜100℃に
おいて反応を行う。最後にJP 06/247953
(C.A.122:9847に引用)は3,3,3−ト
リフルオロプロパン−1,2−ジオールを塩化スルフリ
ルと反応させ、対応するクロロヒドリンを得、それをジ
グリム中に懸濁させた水酸化ナトリウムを用いて環化さ
せ、トリフルオロメチルオキシランを生成させることを
記載している。しかし両段階を経た収率は理論収量のわ
ずか8%である。
22(1952)において、3−ブロモ−1,1,1−
トリフルオロアセトンから2段階で高いトリフルオロメ
チルオキシランの収率が得られると報告されている。水
素化アルミニウムリチウムを用いる還元は最初に3−ブ
ロモ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを
与え、それから次いで濃水酸化ナトリウム溶液を用いて
100℃で臭化水素を脱離させる。比較的低い温度、比
較的希薄な溶液及び比較的長い接触時間は脱離の間に対
応するグリコールの望ましくない生成を助長することが
述べられている。しかし主な欠点はブロモトリフルオロ
アセトンの使用であり、それは製造に経費がかかり、三
フッ化酢酸エステルから4段階の合成を経由してのみ得
ることができる。このブロモトリフルオロアセトン製造
の最後の段階は濃硫酸中における1,1,1−トリフル
オロアセトンの臭素化である(J.Am.Soc.7
4,3902(1952)を参照されたい)。J.Or
g.Chem.60,41(1995)に、エナンチオ
マー的に純粋な3−ブロモ−1,1,1−トリフルオロ
−2−プロパノールに関する前記の脱離が記載されてい
る。化合物は最初に氷−冷された41重量%水酸化ナト
リウム水溶液に加えられる。次いで95℃〜100℃に
おいて反応を行う。最後にJP 06/247953
(C.A.122:9847に引用)は3,3,3−ト
リフルオロプロパン−1,2−ジオールを塩化スルフリ
ルと反応させ、対応するクロロヒドリンを得、それをジ
グリム中に懸濁させた水酸化ナトリウムを用いて環化さ
せ、トリフルオロメチルオキシランを生成させることを
記載している。しかし両段階を経た収率は理論収量のわ
ずか8%である。
【0006】今回、不活性溶媒の存在下で3−クロロ−
1,1,1−トリフルオロアセトンを還元し、次いで反
応混合物にプロトン供与体を加え、かくして3−クロロ
−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを得、
それを次いでアルカリ性水溶液の作用により70℃未満
の温度で塩化水素を脱離して環化させることを特徴とす
るトリフルオロメチルオキシランの製造方法が見いださ
れた。
1,1,1−トリフルオロアセトンを還元し、次いで反
応混合物にプロトン供与体を加え、かくして3−クロロ
−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを得、
それを次いでアルカリ性水溶液の作用により70℃未満
の温度で塩化水素を脱離して環化させることを特徴とす
るトリフルオロメチルオキシランの製造方法が見いださ
れた。
【0007】還元は例えば錯体水素化物、例えばホウ水
素化ナトリウム又は水素化アルミニウムリチウムを用い
て行うことができ、水素化アルミニウムリチウムが好ま
しい。キラル還元剤、例えばB−クロロジイソピノカン
フェイル(pinocampheyl)ボラン(DIPクロリド)を
用いるキラル誘導によりエナンチオマー的に純粋な3−
クロロ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノール
を得ることも可能である(J.Org.Chem.6
0,41(1995)も参照されたい)。そのような還
元剤は商業的に入手可能である。3−クロロ−1,1,
1−トリフルオロアセトンの1モル当たりに例えば0.
8〜2当量、好ましくは1〜1.5当量の錯体水素化物
又は例えば0.9〜1.5モル、好ましくは0.95〜
1.05モルのキラル還元剤を用いることができる。
素化ナトリウム又は水素化アルミニウムリチウムを用い
て行うことができ、水素化アルミニウムリチウムが好ま
しい。キラル還元剤、例えばB−クロロジイソピノカン
フェイル(pinocampheyl)ボラン(DIPクロリド)を
用いるキラル誘導によりエナンチオマー的に純粋な3−
クロロ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノール
を得ることも可能である(J.Org.Chem.6
0,41(1995)も参照されたい)。そのような還
元剤は商業的に入手可能である。3−クロロ−1,1,
1−トリフルオロアセトンの1モル当たりに例えば0.
8〜2当量、好ましくは1〜1.5当量の錯体水素化物
又は例えば0.9〜1.5モル、好ましくは0.95〜
1.05モルのキラル還元剤を用いることができる。
【0008】還元は不活性溶媒の存在下で行われる。水
素化アルミニウムリチウムが用いられる場合、例えばエ
ーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル及びテトラヒドロフランが適しており、ホウ水素
化ナトリウム又はキラル還元剤が用いられる場合、例え
ばアルコール類、例えばメタノール及びエタノール又は
エステル類、例えば酢酸エチルが適している。
素化アルミニウムリチウムが用いられる場合、例えばエ
ーテル類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエ
ーテル及びテトラヒドロフランが適しており、ホウ水素
化ナトリウム又はキラル還元剤が用いられる場合、例え
ばアルコール類、例えばメタノール及びエタノール又は
エステル類、例えば酢酸エチルが適している。
【0009】例えば3−クロロ−1,1,1−トリフル
オロアセトンの1モル当たり100〜2,000ml、
好ましくは200〜1,000mlの溶媒を用いること
ができる。この場合温度は例えば−80℃〜+50℃、
好ましくは−30℃〜+30℃であることができる。
オロアセトンの1モル当たり100〜2,000ml、
好ましくは200〜1,000mlの溶媒を用いること
ができる。この場合温度は例えば−80℃〜+50℃、
好ましくは−30℃〜+30℃であることができる。
【0010】反応が鈍った後、プロトン供与体を加え、
反応混合物を次いで通常の方法、例えば抽出、蒸留及び
/又はクロマトグラフィーにより処理する。
反応混合物を次いで通常の方法、例えば抽出、蒸留及び
/又はクロマトグラフィーにより処理する。
【0011】プロトン供与体として例えばアルコール、
アミノアルコール、カルボン酸及び無機酸が適してお
り、水溶液の形態で用いられるのが好ましい。例えば1
0%と可能な最高濃度の間の濃度における硫酸及び塩酸
の水溶液が好ましい。キラル還元剤が用いられる場合、
好ましいプロトン供与体はアミノエタノールである。
アミノアルコール、カルボン酸及び無機酸が適してお
り、水溶液の形態で用いられるのが好ましい。例えば1
0%と可能な最高濃度の間の濃度における硫酸及び塩酸
の水溶液が好ましい。キラル還元剤が用いられる場合、
好ましいプロトン供与体はアミノエタノールである。
【0012】プロトン供与体の量は、言及され且つ場合
により存在することができる水を含んでいる。3−クロ
ロ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを遊
離させるのに十分なプロトンが利用可能にされれば、量
は重要ではない。プロトン供与体の添加は、例えば−8
0℃〜+50℃、好ましくは−30℃〜+20℃の範囲
内の温度において行うことができる。
により存在することができる水を含んでいる。3−クロ
ロ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを遊
離させるのに十分なプロトンが利用可能にされれば、量
は重要ではない。プロトン供与体の添加は、例えば−8
0℃〜+50℃、好ましくは−30℃〜+20℃の範囲
内の温度において行うことができる。
【0013】脱離に適したアルカリ性水溶液の例は、ア
ルカリ金属及びアルカリ土類金属水酸化物水溶液、例え
ば水酸化ナトリウム溶液、水酸化カリウム溶液及び水酸
化バリウム溶液である。アンモニアの水溶液も考慮され
る。水酸化ナトリウム溶液及び水酸化カリウム溶液が好
ましい。水酸化ナトリウム溶液は特に好ましい。適した
濃度は、例えば10重量%〜飽和限界の濃度である。例
えば3−クロロ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロ
パノールの1モル当たり1〜4当量、好ましくは1.2
〜3当量のアルカリ性水溶液を用いることができる。脱
離は例えば−10℃〜+70℃、好ましくは0℃〜+5
0℃において行うことができる。
ルカリ金属及びアルカリ土類金属水酸化物水溶液、例え
ば水酸化ナトリウム溶液、水酸化カリウム溶液及び水酸
化バリウム溶液である。アンモニアの水溶液も考慮され
る。水酸化ナトリウム溶液及び水酸化カリウム溶液が好
ましい。水酸化ナトリウム溶液は特に好ましい。適した
濃度は、例えば10重量%〜飽和限界の濃度である。例
えば3−クロロ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロ
パノールの1モル当たり1〜4当量、好ましくは1.2
〜3当量のアルカリ性水溶液を用いることができる。脱
離は例えば−10℃〜+70℃、好ましくは0℃〜+5
0℃において行うことができる。
【0014】脱離は例えば冷却されたアルカリ性水溶液
を用いて開始し、それに3−クロロ−1,1,1−トリ
フルオロ−2−プロパノールを加え、反応混合物を次い
で室温に温めることにより行うことができる。次いで標
準気圧において38℃で沸騰するトリフルオロメチルオ
キシランを簡単な方法でそれから蒸留することができ
る。
を用いて開始し、それに3−クロロ−1,1,1−トリ
フルオロ−2−プロパノールを加え、反応混合物を次い
で室温に温めることにより行うことができる。次いで標
準気圧において38℃で沸騰するトリフルオロメチルオ
キシランを簡単な方法でそれから蒸留することができ
る。
【0015】本発明の方法全体は通常標準気圧で行われ
る。しかし減圧又は加圧において行うこともできる。
る。しかし減圧又は加圧において行うこともできる。
【0016】本発明の方法は先行技術を越える複数の利
点を有する。例えば両反応段階において収率は非常に高
い。特に驚くべきことに、本発明の方法は類似のブロモ
ヒドリンからの臭化水素の脱離に関して示されている温
度、すなわち95〜100℃より顕著に低い温度で行う
ことができる。出発材料3−クロロ−1,1,1−トリ
フルオロアセトンも先行技術の出発材料と比較して、特
に対応するブロモアセトンと比較して有利であり、それ
は本出願人からの古い提案に従ってそれを容易に得られ
るからである(ドイツ特許出願19 54 416.9
及び相当する外国出願を参照されたい)。さらに塩素化
合物の利用は臭素化合物の利用より好ましく、それは臭
素がより高価であり且つ副生成物を形成する塩化物の廃
棄は対応する臭化物の廃棄より簡単だからである。しか
し塩素化合物は多くの場合に対応する臭素化合物と比較
して反応性が不十分なので、臭素化合物は塩素化合物で
置き換えることができない場合が多い。
点を有する。例えば両反応段階において収率は非常に高
い。特に驚くべきことに、本発明の方法は類似のブロモ
ヒドリンからの臭化水素の脱離に関して示されている温
度、すなわち95〜100℃より顕著に低い温度で行う
ことができる。出発材料3−クロロ−1,1,1−トリ
フルオロアセトンも先行技術の出発材料と比較して、特
に対応するブロモアセトンと比較して有利であり、それ
は本出願人からの古い提案に従ってそれを容易に得られ
るからである(ドイツ特許出願19 54 416.9
及び相当する外国出願を参照されたい)。さらに塩素化
合物の利用は臭素化合物の利用より好ましく、それは臭
素がより高価であり且つ副生成物を形成する塩化物の廃
棄は対応する臭化物の廃棄より簡単だからである。しか
し塩素化合物は多くの場合に対応する臭素化合物と比較
して反応性が不十分なので、臭素化合物は塩素化合物で
置き換えることができない場合が多い。
【0017】下記の実施例により本発明をさらに詳細に
記載する。
記載する。
【0018】
【実施例】実施例1 3−クロロ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノ
ールの製造 300mlのジエチルエーテル中に12gの水素化アル
ミニウムリチウムを窒素雰囲気下に、5℃において入れ
た。150mlのジエチルエーテル中の147gの1−
クロロ−3,3,3−トリフルオロアセトンの溶液を滴
下した。次いで混合物を室温に温め、終夜撹拌した。次
いで10℃において80mlの0.5M硫酸をそれに加
え、続いて70mlの50重量%硫酸を加えた。有機相
を分離し、水相をジエチルエーテルで抽出し、合わせた
有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥した。30cmのビグ
ルーカラム上における蒸留の後、収量は132g(理論
的収量の89%)の3−クロロ−1,1,1−トリフル
オロ−2−プロパノールであった。
ールの製造 300mlのジエチルエーテル中に12gの水素化アル
ミニウムリチウムを窒素雰囲気下に、5℃において入れ
た。150mlのジエチルエーテル中の147gの1−
クロロ−3,3,3−トリフルオロアセトンの溶液を滴
下した。次いで混合物を室温に温め、終夜撹拌した。次
いで10℃において80mlの0.5M硫酸をそれに加
え、続いて70mlの50重量%硫酸を加えた。有機相
を分離し、水相をジエチルエーテルで抽出し、合わせた
有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥した。30cmのビグ
ルーカラム上における蒸留の後、収量は132g(理論
的収量の89%)の3−クロロ−1,1,1−トリフル
オロ−2−プロパノールであった。
【0019】1H−NMR(CDCl3)δ[ppm]:
3.6−3.8(m,2H);(s,3H);4.1
(s,1H),4.25(bs,1H)19 F−NMR(CDCl3)δ[ppm]:−78
(d)実施例2 トリフルオロメチルオキシランの製造 52.8gの3−クロロ−1,1,1−トリフルオロ−
2−プロパノール(実施例1に従って得られた)を氷−
冷された水酸化ナトリウム水溶液(180mlの水中に
溶解された38.5gの水酸化ナトリウム)に加えた。
乳状の反応混合物を撹拌しながら室温に温めた。次いで
混合物を38〜39℃で加熱したときに沸騰するトリフ
ルオロメチルオキシランを蒸留した。29.4g(理論
的収量の74%)が得られた。
3.6−3.8(m,2H);(s,3H);4.1
(s,1H),4.25(bs,1H)19 F−NMR(CDCl3)δ[ppm]:−78
(d)実施例2 トリフルオロメチルオキシランの製造 52.8gの3−クロロ−1,1,1−トリフルオロ−
2−プロパノール(実施例1に従って得られた)を氷−
冷された水酸化ナトリウム水溶液(180mlの水中に
溶解された38.5gの水酸化ナトリウム)に加えた。
乳状の反応混合物を撹拌しながら室温に温めた。次いで
混合物を38〜39℃で加熱したときに沸騰するトリフ
ルオロメチルオキシランを蒸留した。29.4g(理論
的収量の74%)が得られた。
【0020】本発明の主たる特徴及び態様は以下の通り
である。
である。
【0021】1.a)不活性溶媒の存在下で3−クロロ
−1,1,1−トリフルオロアセトンを還元し; b)それにプロトン供与体を加えて3−クロロ−1,
1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを生成させ; c)アルカリ水溶液を用いて3−クロロ−1,1,1−
トリフルオロ−2−プロパノールを環化させる段階を含
むことを特徴とするトリフルオロメチルオキシランの製
造方法。
−1,1,1−トリフルオロアセトンを還元し; b)それにプロトン供与体を加えて3−クロロ−1,
1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを生成させ; c)アルカリ水溶液を用いて3−クロロ−1,1,1−
トリフルオロ−2−プロパノールを環化させる段階を含
むことを特徴とするトリフルオロメチルオキシランの製
造方法。
【0022】2.還元段階a)を錯体水素化物還元剤又
はキラル還元剤を用いて行う上記1項に記載の方法。
はキラル還元剤を用いて行う上記1項に記載の方法。
【0023】3.キラル還元剤がB−クロロジイソピノ
カンフェニルボランを含む上記2項に記載の方法。
カンフェニルボランを含む上記2項に記載の方法。
【0024】4.錯体水素化物還元剤がホウ水素化ナト
リウム又は水素化アルミニウムリチウムを含む上記2項
に記載の方法。
リウム又は水素化アルミニウムリチウムを含む上記2項
に記載の方法。
【0025】5.錯体水素化物還元剤が水素化アルミニ
ウムリチウムを含む上記4項に記載の方法。
ウムリチウムを含む上記4項に記載の方法。
【0026】6.錯体水素化物還元剤を3−クロロ−
1,1,1−トリフルオロアセトン化合物の1モル当た
り約0.8〜2当量の量で用いる上記2項に記載の方
法。
1,1,1−トリフルオロアセトン化合物の1モル当た
り約0.8〜2当量の量で用いる上記2項に記載の方
法。
【0027】7.錯体水素化物還元剤を3−クロロ−
1,1,1−トリフルオロアセトンの1モル当たり約1
〜1.5当量の量で用いる上記6項に記載の方法。
1,1,1−トリフルオロアセトンの1モル当たり約1
〜1.5当量の量で用いる上記6項に記載の方法。
【0028】8.キラル還元剤を3−クロロ−1,1,
1−トリフルオロアセトン化合物の1モル当たり約0.
9〜1.5モルの量で用いる上記2項に記載の方法。
1−トリフルオロアセトン化合物の1モル当たり約0.
9〜1.5モルの量で用いる上記2項に記載の方法。
【0029】9.キラル還元剤を3−クロロ−1,1,
1−トリフルオロアセトン化合物の1モル当たり約0.
95〜1.05モルの量で用いる上記8項に記載の方
法。
1−トリフルオロアセトン化合物の1モル当たり約0.
95〜1.05モルの量で用いる上記8項に記載の方
法。
【0030】10.還元段階a)を約−80℃〜+50
℃の温度で行う上記1項に記載の方法。
℃の温度で行う上記1項に記載の方法。
【0031】11.不活性溶媒がエーテル、アルコー
ル、エステル又はそれらの混合物を含む上記1項に記載
の方法。
ル、エステル又はそれらの混合物を含む上記1項に記載
の方法。
【0032】12.プロトン供与体がアルコール、カル
ボン酸、無機酸又はそれらの混合物を含む上記1項に記
載の方法。
ボン酸、無機酸又はそれらの混合物を含む上記1項に記
載の方法。
【0033】13.プロトン供与体添加段階b)を約−
80℃〜+50℃の温度で行う上記1項に記載の方法。
80℃〜+50℃の温度で行う上記1項に記載の方法。
【0034】14.アルカリ性水溶液がアルカリ金属水
酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アンモニア又はそ
れらの混合物の水溶液を含む上記1項に記載の方法。
酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アンモニア又はそ
れらの混合物の水溶液を含む上記1項に記載の方法。
【0035】15.アルカリ性水溶液を3−クロロ−
1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノール化合物の
1モル当たり約1〜4当量の量で用いる上記1項に記載
の方法。
1,1,1−トリフルオロ−2−プロパノール化合物の
1モル当たり約1〜4当量の量で用いる上記1項に記載
の方法。
【0036】16.環化段階c)を約−10℃〜70℃
の温度で行う上記1項に記載の方法。
の温度で行う上記1項に記載の方法。
【0037】17.環化段階c)が: i)アルカリ性水溶液を室温未満の温度に冷却し; ii)段階b)の3−クロロ−1,1,1−トリフルオ
ロ−2−プロパノール化合物を冷却されたアルカリ性水
溶液に加えて反応混合物を生成させ; iii)反応混合物をほぼ室温に温め; iv)反応混合物からトリフルオロメチルオキシラン生
成物を蒸留することを含む上記1項に記載の方法。
ロ−2−プロパノール化合物を冷却されたアルカリ性水
溶液に加えて反応混合物を生成させ; iii)反応混合物をほぼ室温に温め; iv)反応混合物からトリフルオロメチルオキシラン生
成物を蒸留することを含む上記1項に記載の方法。
【0038】18.a)不活性溶媒の存在下で3−クロ
ロ−1,1,1−トリフルオロアセトンを還元し; b)それにプロトン供与体を加えて3−クロロ−1,
1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを生成させ; c)3−クロロ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロ
パノールを環化させる段階を含むことを特徴とするトリ
フルオロメチルオキシランの製造方法。
ロ−1,1,1−トリフルオロアセトンを還元し; b)それにプロトン供与体を加えて3−クロロ−1,
1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを生成させ; c)3−クロロ−1,1,1−トリフルオロ−2−プロ
パノールを環化させる段階を含むことを特徴とするトリ
フルオロメチルオキシランの製造方法。
Claims (10)
- 【請求項1】 a)不活性溶媒の存在下で3−クロロ−
1,1,1−トリフルオロアセトンを還元し; b)それにプロトン供与体を加えて3−クロロ−1,
1,1−トリフルオロ−2−プロパノールを生成させ; c)アルカリ水溶液を用いて3−クロロ−1,1,1−
トリフルオロ−2−プロパノールを環化させる段階を含
むことを特徴とするトリフルオロメチルオキシランの製
造方法。 - 【請求項2】 還元段階a)を錯体水素化物還元剤又は
キラル還元剤を用いて行う請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 錯体水素化物還元剤を3−クロロ−1,
1,1−トリフルオロアセトン化合物の1モル当たり約
0.8〜2当量の量で用いる請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 還元段階a)を約−80℃〜+50℃の
温度で行う請求項1に記載の方法。 - 【請求項5】 不活性溶媒がエーテル、アルコール、エ
ステル又はそれらの混合物を含む請求項1に記載の方
法。 - 【請求項6】 プロトン供与体がアルコール、カルボン
酸、無機酸又はそれらの混合物を含む請求項1に記載の
方法。 - 【請求項7】 プロトン供与体添加段階b)を約−80
℃〜+50℃の温度で行う請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 アルカリ性水溶液を3−クロロ−1,
1,1−トリフルオロ−2−プロパノール化合物の1モ
ル当たり約1〜4当量の量で用いる請求項1に記載の方
法。 - 【請求項9】 環化段階c)を約−10℃〜70℃の温
度で行う請求項1に記載の方法。 - 【請求項10】 環化段階c)が: i)アルカリ性水溶液を室温未満の温度に冷却し; ii)段階b)の3−クロロ−1,1,1−トリフルオ
ロ−2−プロパノール化合物を冷却されたアルカリ性水
溶液に加えて反応混合物を生成させ; iii)反応混合物をほぼ室温に温め; iv)反応混合物からトリフルオロメチルオキシラン生
成物を蒸留することを含む請求項1に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19711826A DE19711826A1 (de) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | Verbessertes Verfahren zur Herstellung von Trifluormethyloxiran |
| DE19711826.7 | 1997-03-21 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10279571A true JPH10279571A (ja) | 1998-10-20 |
Family
ID=7824129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10082418A Pending JPH10279571A (ja) | 1997-03-21 | 1998-03-16 | トリフルオロメチルオキシランの製造のための改良法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0866064A1 (ja) |
| JP (1) | JPH10279571A (ja) |
| KR (1) | KR19980080497A (ja) |
| DE (1) | DE19711826A1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016208699A1 (ja) * | 2015-06-25 | 2016-12-29 | セントラル硝子株式会社 | 光学活性含フッ素アルキルエチレンオキシドの工業的な製造方法 |
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| CN105037298B (zh) * | 2015-07-08 | 2017-09-26 | 华南理工大学 | 一种含三氟甲基取代连续季碳中心环氧丙烷衍生物及合成方法 |
| CN108314664B (zh) * | 2017-01-18 | 2020-10-09 | 浙江蓝天环保高科技股份有限公司 | 一种制备3,3,3-三氟-1,2-环氧丙烷的方法 |
| CN115819662B (zh) * | 2022-12-18 | 2023-09-12 | 四川轻化工大学 | 一种含氟环氧树脂及其制备方法 |
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| JPH06247953A (ja) * | 1993-02-22 | 1994-09-06 | Japan Energy Corp | 光学活性な3,3,3−トリフルオロプロペンオキシドの製造方法 |
-
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-
1998
- 1998-03-09 EP EP98104140A patent/EP0866064A1/de not_active Withdrawn
- 1998-03-16 JP JP10082418A patent/JPH10279571A/ja active Pending
- 1998-03-20 KR KR1019980009676A patent/KR19980080497A/ko not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016208699A1 (ja) * | 2015-06-25 | 2016-12-29 | セントラル硝子株式会社 | 光学活性含フッ素アルキルエチレンオキシドの工業的な製造方法 |
| CN107709566A (zh) * | 2015-06-25 | 2018-02-16 | 中央硝子株式会社 | 光学活性含氟烷基环氧乙烷的工业制造方法 |
| US10336718B2 (en) | 2015-06-25 | 2019-07-02 | Central Glass Company, Limited | Method for industrial production of optically active fluoroalkyl ethylene oxide |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR19980080497A (ko) | 1998-11-25 |
| EP0866064A1 (de) | 1998-09-23 |
| DE19711826A1 (de) | 1998-09-24 |
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