JPH03204919A - X線マスクブランク、x線マスク、及び、その製造方法 - Google Patents

X線マスクブランク、x線マスク、及び、その製造方法

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JPH03204919A
JPH03204919A JP2019220A JP1922090A JPH03204919A JP H03204919 A JPH03204919 A JP H03204919A JP 2019220 A JP2019220 A JP 2019220A JP 1922090 A JP1922090 A JP 1922090A JP H03204919 A JPH03204919 A JP H03204919A
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etching
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    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、X線リソグラフィーに用いるX線マスクの製
造方法に関するもので、詳しくは、X線マスクの構成要
素であるX線透過膜を備えたX線マスクの製造方法に関
するものである。
[従来の技術] 近年、半導体技術の進歩と共に、超LSI等の半導体装
置の高集積化がめざましい、この様な背景に伴い、在来
のフォト・リソグラフィー法の転写限界を越えた、より
高精度の微細パターンを半導体ウェハー上に転写させる
ために、より波長の短いX線を露光用電磁波として用い
る。X線リソグラフィー法が試みられている。
このX線リソグラフィー法に使用するX線マスクは、通
常、基板等の上に形成されるX線透過膜と、該X線透過
膜上に形成されるX線吸収膜とを具備した構成を有して
いる。更に、X線マスクは、前記X@透過膜が単層のも
のと、多層のものとに分類することができる。
前記X線透過膜は、膜特性(物性)として、大きなX線
透過率を具備する必要がある他、以下に示す条件を満足
することが要求されている。
(1)内部応力が弱い(小さい)引っ張り応力となるこ
と。
(2) jll待時XJI照射に対して物性が変化しな
い様にX線照射耐性を有すること。
(3)膜表面が所定の平坦度を有すること。
(4)耐薬品性に優れていること、即ち、化学的安定性
を有すること。
(5)高い可視光線透過率を有すること。
(6)機械的強度に優れていること。
一方、前記Xa吸収膜は、膜特性として、大きなX線吸
収率を具備しなけ九ばならないことは言うまでもないが
、その他にも、以下に示す条件を満足することが要求さ
れている。
(1)弱い(小さい)内部応力を有していること6(2
)微細パターン形成に適した膜構造(例えばアモルファ
ス構造あるいは微結晶構造)であること。
(3) rs膜表面所定の平坦度を有すること。
(4)耐薬品性に優れていること、即ち、化学的安定性
を有すること。
(5)熱安定性に優れていること。
(6)機械的強度に優れていること。
さて+ Xiマスクを製造する場合には、まず。
シリコン等の基板上に前記X線透過膜を形成し、次いで
、その上にX線吸収膜を形成するが、従来では、それぞ
れの膜の形成に、次に示す方法を採用していた。
まず、先に列挙した条件を全て満たす膜特性を得るべく
−xi透過膜およびX線吸収膜のそれぞれの膜ごとに、
i形成に係わる各種の条件(以下、成膜条件と呼ぶ)を
選定する。
そして、次には、この選定した条件に従って。
まず、X@透過膜を形成し1次いで、その上にX線吸収
膜を形成する。
ここに、前記成膜条件の選定とは−E4の材料の選定、
成膜法の選定、成膜時の′#囲気条件(選定した成膜法
によって膜形成する場合の形成温度。
形成圧力、RF電力などの条件を指す)の選定を意味し
ている。
また1選定の対象となる膜の材料は、X線透過膜では、
炭化珪素(SiCx ) *窒化珪素(SiNx )窒
化ホウfi(BN)、珪素(Si)、等カアル。
その中でも、炭化珪素(SiCx )はX線を照射した
際に、内部応力や透過率等の膜特性が変化せず、所謂、
X線照射耐性に優れており、また、ヤング率が高くて、
X線吸収膜を付はパターン化した際に生じる面内歪を低
くできる。従って、炭化珪素(SiCx )はX線透過
膜材料として特に優れている。
一方、X線吸収膜の材料としては、金(Au)、タンタ
ル(Ta)タングステン(w)、レニウム(Re)、も
しくは、これらの金属と非金属元素から構成される合金
1例えば、窒化タンタル(TaNx ) e窒化タング
ステン(INx) 、酸化タンタル(TaOx ) *
酸化タングステン(すし)等が有効である。
また、選定の対象となる成膜法は、X線透過膜の場合で
は、減圧CVD法、プラズマCVD法。
スパッタ法などを用いることができ、一方、X線吸収膜
の場合には、主にスパッタ法を用いる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、X線透過膜として、優れた材料である炭化珪素
を使用した場合でも、X線マスクを従来の製造方法によ
って製造すると、前述の各成膜条件の選定が困難を極め
、しかも、前述した全ての膜特性を満足するX線透過膜
を得ることは、非常に困難である5 これは、膜特性として要求される条件が多いため、一つ
の膜特性を良好な状態で得るために選定した成膜条件が
、他の膜特性の適正化に対する条件選定の自由度を拘束
してしまうからである。
例えば、X線透過膜の内部応力は、X線マスク面内の寸
法安定性を高めることなどから、上述した説明の様に、
弱い引っ張り応力とすることが要求されている。
このような内部応力は、理論的には、上述した成膜法に
おける雰囲気条件である形成圧カ、形成温度、RF電力
等の条件を選定することによって、適正値とすることが
可能である。
しかし、要求される内部応力の適正値は、2〜8 X 
10 ” dyn/an”と非常に小さな範囲になるた
め、各雰囲気条件の許容範囲が非常に狭くなり、該雰囲
気条件の調整によって、内部応力以外の膜特性も適正化
しようとすると、いきおい、条件の選定が困難になり、
例えば、膜表面の平坦度に関する膜特性が低下するとい
った不都合が起こり得るのである。
ところが、最近、本願発明者等の研究によれば、X′m
透過膜における膜表面の平坦度が、X線吸収膜の膜特性
に深く係わっていて、内部応力の適正化に劣らず非常に
重要な特性であることが解明された。
例えば、X線透過膜の膜表面の平坦度が良好でないと、
その上に形成されるX線吸収膜の膜構造がアモルファス
構造あるいは微結晶構造になる筈であフたものでも、結
晶粒径の大きな結晶になってしまい、微細パターンの形
成が不可能になってしまうのである。
更に、X線吸収膜は、内部応力としてlXl0”dyn
 / (!1 ”以内の弱い内部応力を保有させる必要
があるが、最近の本願発明者などの研究によれば、膜表
面の平坦度が良好な場合には、内部応力がI X 10
’ dyn/CM”以内の弱い内部応力であるが、膜表
面の平坦度度が良好でない場合には、上述の内部応力を
保有させることが不可能になることが解明された。
尚、X線透過膜の表面に平坦度度が確保されていなけれ
ば、それを下地とするX線吸収膜における。膜表面の平
坦度も悪化することは言うまでもない。
即ち、本願発明者の研究によれば、*細加工に好適なX
線マスクを得るには、従来法における成膜条件の設定の
困難性等を克服して、X線透過膜の膜表面の平坦度をも
満足させることが、不可欠であると考察された。
本発明は、前述の従来法による問題点と、本願発明者等
の研究によって新たに解明された事実に基づいて、鋭意
、研究を重ねた結果なされたもので、その目的とすると
ころは、X線マスクを構成するxB透過膜やX線吸収膜
を形成する場合に。
従来法と比較して、それぞれの膜に要求される、各種の
膜特性を確保するための成膜条件の選定を容易にするこ
とができ、しかも、重要な膜特性である膜表面の平坦度
をも確保することができる。
その結果、微細加工が要求されるX線マスクの品質の向
上と、生産性の向上をはかることのできるxiマスクを
製造することができる。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以下の構成とすることで、上述の課題を解決
している。
基板上にX線透過膜を形成する工程と、該X線透過膜の
上にX線吸収膜を形成する工程とを有する、xgクリソ
ラフィーに使用されるX1sマスクの製造方法であって
、前記X線透過膜を形成する場合に、まず選択された膜
特性を得るべく成膜条件を設定して 膜の形成を行ない
、 次いで、形成した膜の表面に平坦化処理を施すことによ
って、膜表面の平坦度を保証し、前記膜特性を実現でき
る。
尚、前記平坦化処理された膜表面の平坦度は、一般には
表面粗さによって表すことができる。
好ましくは十点平均粗さで300Å以下が良い。
さらに好ましくは、上記平均粗さで100Å以下が良い
その理由は、平坦化処理をしてX線透過膜の膜表面の平
坦度が、平均粗さで300Å以下となれば、その上に積
層するX線吸収膜の膜特性を確保するための成膜条件を
容易に選定できるからである。また、前記X線透過膜と
しては、X線透過材料として優れている炭化珪素(Si
Cx )や窒化珪素(SiNx )が好ましい。
[作用] 上述の構成によれば、X線透過膜を炭化珪素で形成した
場合、X線照射耐性に優れ、且つ1面内歪みの少ないも
のとすることができる。
また、前記X線透過膜を形成する際に、まず、選択され
た膜特性を得るべく、成膜条件を設定して膜の形成を行
ない、次いで、形成した膜の表面に平坦化処理を施すこ
とによって、前記成膜条件を設定して形成された膜が有
する前記膜特性に、さらに膜表面の平坦度を付加した膜
を得ている。
このため、膜表面の平坦度は、S形成後の平坦化処理に
よって確保できるため、成膜条件の選定の際に考慮しな
くてもよい。
従って、従来法を利用した場合と比較して、成膜条件の
選定によって確保しなければならない膜特性を、一つ減
らすことができ、その分、膜特性の適正化に対する各成
膜条件の選定の自由度が高められて、成膜条件の選定が
容易になる。
また、膜表面の平坦化は、例えば、エッチバンク法等を
利用することができ、従来法と比較して、膜表面の平坦
度の適正化が容易にできる。
更に、X線透過膜を成膜後、これに平坦化処理を施し、
その後、該X線透過膜上にXj!吸収膜を形成する様に
すれば、前記X線吸収膜の形成に際して、既に下地であ
るX線透過膜の膜表面に良好な平坦度が確保されている
ため、X線吸収膜の膜表面の平坦度の確保や膜構造およ
び内部応力の適正化等の膜特性の確保が、より一層容易
になり、その結果、微細加工が要求されるX線マスクの
品質の向上と、生産性の向上とを達成することが可能と
なる。
[実施例] (1)第1実施例 本実施例は、X線透過膜の成膜材料として、炭化珪素(
SiCx )を使用し、且つ、単層膜によって形成され
る前記透過膜を、シリコン基板上に被着させる場合につ
いて第1図により説明する。
まず、第1図(A)に示す様に結晶方位(100)のシ
リコン基板11の両面にX線透過膜L2a、12bを形
成する。
これらのX線透過膜12a 、 I Zbの材料は、前
述した様に炭化珪素(SiCx )であり、また成膜法
としては、減圧CVD法を選定したものについて説明す
る。この成膜法からも明らかな通り、X線透過[12a
、12bは複数のガスラインがら、ガスを導入できる反
応容器内で成膜される。
ここで、X線透過膜12a 、 12bは成膜の際1反
応ガスとしてジクロロシランとアセチレンを用い。
キャリアガスとして水素を用いて成膜され、その膜厚は
2μ腸である。ジクロロシランは、標準状態で200c
c/分、アセチレンは標準状態で30cc/分、水素は
標準状態で2000cc/分で、それぞ九異なるガスラ
インから反応容器内に導入される。この時の各雰囲気条
件を挙げると1反応ガス圧力(即ち、形成圧力)は10
torrに保持され、反応容器加熱温度(即ち、形成温
度)は1000℃であった。 以上の成膜条件の設定は
、種々の膜特性の中から、内部応力、可視光線透過率、
化学的安定性を考慮して設定されたものである。
この様にして形成したX線透過膜12a 、 12bは
内部応力がIOX 10’ dyn/am ”の引っ張
り応力、波長6330■の光に対する透過率40%とな
る様な膜特性を有すると共に、化学的安定性は100℃
、50vt%NaOH溶液にたいして全く侵されない耐
アルカリ性を示している。
膜表面の状態に関しては、走査型電子顕微鏡で膜表面の
観察をおこなった。この観察の結果、半球状の凸部が散
在している状態であることが判明した。
また、減圧CVD装置や反応ガスラインの内部の汚染1
反応ガスの劣化、前述の雰囲気条件の設定値の微妙な変
化等によっては、xi透過JpJ12a。
12bにおける膜表面の状態は、さらに悪化することが
確認された。
次に、第1図(B)に示す様に、シリコン基板11の背
面に位置するX線透過膜12aを反応性イオンエツチン
グによって中心部をエツチングし、膜12aの周辺部分
のみを残したリング状の膜12cを形成する。
この時の1反応性イオン・エツチングにおけるエツチン
グガスは弗素系ガスであるCF4ガスと酸素ガスの混合
ガスを使用し、また、エツチング条件は、CF、ガスの
流量を標準状態で30cc/分酸素ガスの流量を標準状
態で10cc/分、エッチング中のガス圧力を4Pa、
RFパワー0.49111/C1mに設定する。
また、このエツチング条件におけるX線透過膜12aの
エツチング速度は、420人/分である。
次に、リング状にした膜12Cを、マスクとして、シリ
コン基板11の中心部をウェット・エツチングによりエ
ツチングし、第1図(C)に示す様にシリコン基板11
の周辺部分ILaのみを残した状態にする。
この時のウェット・エツチングは、前記リング状の膜1
2Cをマスクとして活用し、80〜100℃に加熱した
10〜50wt%Na01+水溶液に浸漬することによ
り行なう。
次いで、第1図(D) 、 (E)に示す様に、シリコ
ン基板11の表面側に位置したX線透過膜12bの膜表
面に平坦化処理を施す、この処理は、所謂、エッチバッ
ク法を利用したものである。
ここに、エッチバック法とは、既に形成済みの膜の表面
を平坦化する技術の一つで、まず、平坦化したい膜(被
平坦ffg)の上に処理膜を塗布するこの処理膜は、塗
布にスピンコード法を使うなどにより、その膜面を平坦
化しておく。
そして、プラズマ・エツチング、反応性イオンエツチン
グ、反応性イオンビーム・エツチング等によって、前記
処理膜の表面から、4次、エツチングを進行させて、処
理膜と接触している被平坦化膜の表面の凸凹をエツチン
グにより除去するものである。
このエッチバック法では、前記処理膜と被平坦化膜との
エツチング速度を同一にするエツチング条件の設定が重
要なポイントになるが、他の平坦化技術と比較すると、
プロセスが比較的簡単であること、現用の技術、設備で
実現できる、という利点がある。
前記処理膜としては、市販のレジストをスピンコードし
たレジスト膜でも良いが、スパッタ法。
CVD法等によって形成する、無機膜あるいは有機膜を
使用しても良い。
この実施例の場合では、SiOx基波膜形成用塗布液O
CD [東京応化工業11品]を使って第1図(D)に
示す様に処理膜I4を形成する。
この処理膜14は、スピンコード法によってX線透過膜
12bの上に塗布した後、Nxガス雰囲気中で、まず、
150℃で3分間、焼成を行ない、その後、さらに、3
50℃で1時間焼成を行なったもので、スピンコード法
を使うことによって、同時に処理膜14の表面の平坦化
も達成している。処理膜14の膜厚は約4500人であ
る。
そして、第1図(D)に示す様に、処理膜14の塗布が
完了したら、反応性イオンエツチングを用いて、処理膜
14の表面をエツチングする。
この時の、反応性イオンエツチングにおけるエツチング
ガスとしては、四塩化炭素ガスと、酸素ガスとの混合ガ
スを使用する。
また、エツチング条件を挙げると、四塩化炭素ガスの流
量は標準状態で26cc/分、酸素ガスの流量は標準状
態で4cc/分、エツチング中のガス圧力は3Pa、R
Fパワーは0.32w / aI” 、エツチング速度
は、共に490人/分であった。
このエツチングは、処理膜14の表面全域にわたって均
一に行ない、第1図(E)に示す様に、X線透過膜12
bの表面上から、処理膜14が全て除去されるまで行な
う。
処理膜14が全てエツチングによって除去されれば、平
坦化処理は完了し、平坦化処理されたX線透過膜12d
が形成される。
平坦化処理が終了して第1図(E)の状態が得られた時
、本発明者等は、膜12dに関して、走査型電子顕微鏡
で膜表面の観察を行なった。
この結果、第1図(A)の場合と異なり、膜表面の全域
にわたって半球状の凸凹が消滅しており。
極めて良好な平坦度を有していることが確認された。
また、エッチバックの前後において、膜12b、12d
の表面粗さを触針法で調べたところ、エッチバック前は
、十点平均粗さ(R2)で500人あったものが、エッ
チバック後においては、50人に改善されていた。
次に、第1図(F)に示す様に、エッチバック法で平坦
化したX線透過rs12dの上に、XM吸収膜エ5を形
成する。このX線吸収膜15は、タンタルとホウ素とを
膜材料に含めたもので、成膜法としてはRFマグネトロ
ン・スパッタ法を利用して行なった。この膜工5の膜厚
は0.6μ腸であった。
また、上述したスパッタ法においては、スパッタ・ター
ゲットとして、タンタルとホウ素を含むターゲットを使
用し、スパッタ・ガスはアルゴン・ガスを使用した。
この場合、ターゲットのタンタルとホウ素の組成比を様
々に変化させても、同様の結果を得られているので、以
下、タンタルとホウ素の組成比が4:1の場合のX線吸
収膜を、ホウ化タンタル膜と呼ぶ。
ホウ化タンタル膜であるX線吸収膜15を形成する場合
の雰囲気条件として、アルゴン・ガスの流量を標準状態
で51cc/分、膜形成中のガス圧力を1.9Pa、R
Fパワーを8.64v/am”に選定した。
さて、以上の成膜条件において、ホウ化タンタル膜を平
滑表面(例えば、鏡面研磨仕上げのシリコン基板)の上
に形成した場合、ホウ化タンタル膜は、微細パターン形
成に適したアモルファス構造となり、内部応力はX線吸
収膜に要求されるIX 10’ dyn/cm ’以内
という弱い内部応力を保有することを、既に本発明者は
確認していた。
一方、本実施例におけるX線吸収膜I5の膜特性を調べ
ると、同様に、膜構造がアモルファス構造であり、内部
応力がO〜I X 10’ dyn/m ”という良好
な特性が得られており、また、該吸収膜15の膜表面も
、平坦化処理を済ませたX線透過膜12dの場合と同様
の、優れた平坦度特性を有することが確認された。
次に、第1図(G)に示す様に、良好な膜特性を有する
xi吸収[15に、反応性イオンビーム・エツチングを
行なって、X線吸収膜15によるパターン15aを形成
すれば、第1実施例の製造方法における全工程が完了す
る。
この場合、反応性イオンビーム・エツチングは、レジス
トパターンをマスクとして、塩素ガスを用いて行なう、
このX線マスクを使って微細加工をおこなったところ、
 0.25μ履以下のパターンを形成することができた
以上の製造方法によれば、X線透過膜12dおよびxm
吸収IJi15を形成する場合に、従来法と比較して、
要求される膜特性を得るための成膜条件の選定が容易に
なる。
しかも、膜表面の平坦化は、前述のエッチバック法を利
用することによって、容易に済ませることができ、内部
応力や膜表面の平坦度の適正化が容易で、この他番こも
要求される各種の特性を有する膜を比較的容易に得るこ
とができる。
更に、X線透過膜12bにエッチバック法による平坦化
処理を施し、平坦化された膜12dを形成することによ
って、その上に形成するX線吸収膜15の膜特性の確保
が、より一層容易になり、結果的に、Xiマスクの品質
の向上と、生産性の向上が可能となる。
尚、前述の平坦化処理の効果を確認するために、第1図
(C)の処理が済んだら、直ぐに、第2図に示す様に、
X線吸収膜15の形成をおこなった。この場合、X線吸
収膜15の成膜条件は第1図(F)場合と同様とした。
ところが、形成されたX線吸収膜15は、膜構造や内部
応力が不良で、更に膜表面の平坦度も良好なものではな
かった1例えば、膜構造は結晶粒径の大きな柱状構造の
多結晶になっており、微細パターンの形成に適したアモ
ルファス構造あるいは微結晶構造にはなっていなかった
更に、同じ成膜条件で形成したにも拘らず、エッチバッ
クした膜12dの上に形成した場合のlX 10” d
yn/am ”以内という小さな内部応力にはならず、
IOX 10’ dyn/cs ”という大きな引っ張
り応力を有していた。
尚、上述の実施例では、膜を平坦化する方法として、エ
ッチバック法を示したが、これ以外の公知の平坦化技術
を利用しても良い。
また、上述の実施例における第1図(B)の工程および
第1図(C)における裏面の膜をエツチングする工程は
、平坦化処理の終了後に行なう様にしても良い。
(2)第2実施例 本実施例はX線透過膜の材料として、窒化珪素(SiN
x )使用し、且つ、前記透過膜は、シリコン基板上に
単層膜として形成される場合について説明する。
この場合、成膜工程については、第1実施例と同一であ
るため、第1図を適宜参照して、成膜および雰囲気の条
件、膜の特性、などを重点に説明する。
窒化珪素(SiNx )によって形成されたX線透過膜
の膜厚は2μ園であり、成膜に際して使用した反応ガス
は、ジクロロシランとアンモニアである。
ジクロロシランは標準状態で160cc/分、アンモニ
アは標準状態で40cc/分で、それぞれ異なるガスラ
インから導入する。
この時、反応ガス圧力は0.17torr、反応容器の
加熱温度は880℃となる様な雰囲気条件のもとでおこ
なった。
この様にして形成したX、Sa透過膜は、内部応力が8
X10″dyn/cm”の引っ張り応力、可視光線透過
率が70〜90%9機械的強度がウィンドウ・サイズ1
0m”に対し、静水圧強度で0.50kg / cs 
” 。
化学的安定性が100℃、50vt%NaOH溶液に対
して、全く侵されない耐アルカリ性を有しており、膜表
面の平坦度以外の膜特性は、全て良好な結果が得られて
いる。
次に、シリコン基板の背面に形成された前記X線透過膜
の周辺部分をリング状に残し、中心部をエツチングする
工程(第1図・B)のエツチング条件は、エツチング・
ガスに弗素系ガス(CF4)を使用し、弗素ガスの流量
を標準状態で80艶/分、エツチング中のガス圧力を4
Pa、RFパワーを0.49w/m’に設定する。
また、このエツチング条件における、前記X線透過膜の
エツチング速度は640人/分である。
次に、シリコン基板11は先に述べた様にウェットエツ
チングによりエツチングされる。
更に、前記X線透過膜の表面に、平坦化処理を施すため
に、シリコン系のレジストを表面処理膜として塗布する
が、この膜厚は約3000人である。
前記表面処理膜の塗布完了後、反応性イオンエツチング
を用いて、エツチングを行うが、本実施例では弗素系の
CF 4ガスを使用した。
、エツチング条件として、CF4ガスの流量を標準状態
で40cc/分、エツチング中のガス圧力を2Pa、R
Fパワーを0.85W/am”に設定してエツチングを
おこなった。
尚、エツチング条件における前記表面処理膜および前記
X線透過膜のエツチング速度は、共に400人/分であ
った。
次に、エッチバックの前後における、前記X線透過膜の
表面粗きを触針法で調べたところ、エッチバック前は十
点平均粗さ(Rz )で1000人であったものが、エ
ッチバック後は、50人に改善されていた。以後、第1
実施例の場合と同様に、X線吸収膜15が被着された後
1反応性イオンビームエツチングを行なって、X線吸収
膜15によるパターン15aを形成する。
この実施例でも、第1実施例と同様に、所望の内部応力
および平坦度を有するX線透過膜およびX線吸収膜を備
えたX線マスクが得られた。
(3)第3実施例 本発明に係るX線マスクの製造方法は、第1実施例およ
び第2実施例で述べた様に、X線透過膜が単層膜である
場合に限らず、X線透過膜が多層膜の場合にも適用され
る。
第3実施例において、前記X線透過膜の多層膜の構造と
しては、窒化珪素/炭化珪素/窒化珪素、酸化珪素/炭
化珪素/酸化珪素1等をサンドインチ状に積層したもの
が知られているが1本例では、酸化珪素/炭化珪素/酸
化珪素型の多層X線透過膜を備えたX線マスクを製造す
る場合を第3図について説明する。
まず、第3図(A)に示す様に、結晶 位(100)の
シリコン基板21の両面に、X線透過 として。
炭化珪素(SiCx ) l1I22a 、 22bを
減圧 VD法により成膜する。
また、この22a、22bの膜厚は2μ腸であり、成膜
に際して使用した反応ガスはジクロロシランとアセチレ
ンであり、キャリアガスは水素である。
ジクロロシランは標準状態で200cc/分で、アセチ
レンは標準状態で30cc/分、水素は標準状態で20
00cc/分で、それぞれ異なるガスラインから反応容
器内に導入する。この時の各雰囲気条件としては1反応
ガス圧力(即ち、形成圧力)が10torr、反応容器
の加熱温度(即ち、形成温度環)が1000℃である。
以上の成膜条件の選定は、X線透過膜に要求される多数
の膜特性の中、膜表面の平坦度は度外視して、それ以外
の膜特性を得るべくして行なったものである。
次に、第3図(8)に示す様に、シリコン基板21上の
一方の膜22bについて、エッチバック法による平坦化
処理を施す。
エッチバックに使う処理膜24には、酸化珪素系の被膜
形成用塗布液OCD [東京応化工業■社製量コを使う
この処理膜24は、スピンコード法によって膜22bの
上に塗布した後、窒素ガスの雰囲気中で、まず150℃
で3分間の焼成を行ない、その後、さらに350℃で1
時間の焼成を行なったもので、スピンコード法を使うこ
とによって、同時に処理膜24の表面の平坦化も達成し
ている。処理膜24の膜厚は約4500人である。
そして、処理膜24の塗布が完了したら、反応性イオン
エツチングを用いて、処理膜24の表面をエツチングし
、第3図(C)に示す様に、平坦な膜表面を有するX線
透過膜22dを確保する。
この時の、反応性イオンエツチングにおけるエツチング
ガスとしては、四塩化戻素と酸素の混合ガスを用いる。
また、エツチング条件は、四塩化度素ガスの流量を標準
状態で26cc/分、酸素ガスの流量を標準状態で4 
cc /分、エツチング中のガス圧力を3PaRFパワ
ーを0.32111/3”に設定する。また、このエツ
チング条件における処理膜24および膜22bのエツチ
ング速度は、共に490人/分である。
次に、第3図(D)に示す様に、エッチバック法で平坦
化した膜表面を有するX線透過膜22dの上に、X線透
過膜として酸化珪素膜23を形成する。
この膜23は、 1100人の膜厚で、RFマグネトロ
ン・スパッタ法によって形成する。また、このスパッタ
法においては、スパッタ・ターゲットは酸化珪素ターゲ
ットを使用し、スパッタ・ガスはアルゴンガスを使用す
る。
この時の、雰囲気条件は、アルゴンガスの流量を標準状
態で45cc/分、膜形成中のガス圧力を0゜73Pa
、 RFパワーを3.29W/am”に設定する。この
様な成膜条件で形成した酸化珪素膜23は、内部応力 
がI X 10” dyn/m ”という弱い引っ張り
応力となっている。しかも、この膜23は、ni膜表面
平坦度が良好なため、さらにエッチバック法による平坦
化処理を行なう必要がない。
次に、第3図(E)に示す様に、シリコン基板21の背
面に位置する炭化珪素膜22aについては1反応性イオ
ンエツチングによって中心部をエツチングし、膜22a
の周辺部分22cのみを残した状態にする。この時の反
応性イオンエツチングにおけるエツチングガスには、弗
素系ガスであるCF4ガスと酸素ガスとの混合ガスを使
用する。
また、エツチング条件は、CF4ガスの流量を標準状態
で30cc/分、@素ガス流量を標準状態で1’Occ
/分、エツチング中のガス圧力を4Pa−RFパワーを
0.49W/am2に設定してエツチングを行なう、こ
の場合のエツチング条件における膜22aのエツチング
速度は、420A/分である。
次に、第3図(F)に示す様に、前記周辺部分22Cを
マスクとして、シリコン基板21の中心部をウェットエ
ツチングによりエツチングし、シリコン基板の周辺部分
21aのみを残した状態にする。
この時のウェットエツチングは、前記周辺部分22bを
マスクとして活用し、80〜100℃に加熱した10〜
50vt%NaOH水溶液に浸漬することにより行なう
次に、第3図(G)に示す様に、炭化珪素膜22dの裏
面および22cの表面に膜厚1100人の酸化珪素膜2
3aを形成する。この酸化珪素膜23aはRFマグネト
ロン・スパッタ法によって形成する。
この酸化珪素膜23aは、第3図(D)における膜23
と同一の成膜条件で形成した。
次に、第3図(II)に示す様に、平坦化した膜表面2
3の上に、X@吸収膜であるホウ化タンタル膜25をR
Fマグネトロン・スパッタ法よって0.6μ諺の膜厚に
形成した。
また、このスパッタ法においては、スパッタ・ターゲッ
トとしてホウ化タンタルによるターゲットを使用し、ス
パッタガスにはアルゴンを使用する。この場合の雰囲気
条件は、第1図(F)と同様である。
この様な成膜条件で形成した膜25は、膜構造がアモル
ファス構造で、内部応力もI X 10” dyn/e
x8以内という弱い内部応力を保有し、更には、膜表面
も優れた平坦度特性を有する。
次に、第3図(1)に示す様に、良好な膜特性を獲得し
たホウ化タンタル膜25に、レジストパターンをマスク
として、塩素ガスを使用した反応性イオンビームエツチ
ングを行なって、膜25によるパターン25aを形成す
れば1本実施例における全工程が完了する。
以上の製造方法によれば、単層のX線透過膜を保有した
X線マスクの場合と同様に、従来法の場合では得ること
のできない品質の向上と、生産性の向上とを達成するこ
とが可能になる。
尚、本実施例は、酸化珪素/炭化珪素/酸化珪素、型の
サンドイッチ構造にしているため、酸化珪素自身が反射
防止膜の役目を果たし、波長6330飄の光に対する透
過率は、炭化珪素の単層の場合は40%であったが、本
実施例の場合は、約55%に向上させることができた。
また、エッチバック法を施す際に、処理膜に使用するレ
ジストは、前述の実施例の場合には酸化珪素系、被膜形
成用塗布液OCD [東京応化工業−社製量コを使用し
たが、この他に、シリコン系ネガ形電子線レジスト、シ
リコン系ネガ形フォトレジストや、シリコン含有ポジ形
電子線レジスト、ポリスチレン系ネガ形レジスト、ノボ
ラック樹脂系フォトレジスト等を使用することもできる
更に、上述した実施例においては、X線透過膜に平坦化
処理を施したが、X線吸収膜の上に他の膜を成膜する場
合には、その膜の下地となるX線吸収膜の表面を平坦化
処理することにより、X線吸収膜上に形成される膜の特
性を改善することも可能である。
加えて、必要に応じて、形成されたX線吸収膜の表面を
平坦化しても、勿論かまわない。
(4)第4実施例 X線透過膜が多層である場合の第3実施例と、g造工程
を異にする製造方法を、第4図について説明する。
尚1本実施例での透過膜の構造は、窒化珪素/酸化珪素
/窒化珪素型である6 まず、第4図(A)に示す様に、シリコン基板31の両
面に、X線透過膜として窒化珪素(SiNx )膜32
を、M圧CVD法により形成する。この透過膜32の膜
厚は0.2μmであり、成膜に際して使用した反応ガス
は、ジクロロシランとアンモニアである。 ジクロロシ
ランは標準状態で160cc/分、アンモニアは標準状
態で40cc/分で、それぞれ。
異なるガスラインから反応容器内に導入される。
この時の、各雰囲気条件は反応ガス圧力で0.17j 
Or r +反応容器の加熱温度で880 ’Cである
次に、第4図(B)に示す様に、シリコン基板31上の
、一方の透過膜32について、エッチバック法による平
坦化処理を施す。
エッチバックに使う処理膜33には、シリコン系ネガ形
電子線レジストを使う、この処理膜33は、スピンコー
ド法によって、同時に、処理膜33の表面の平坦化も達
成している。処理膜33の膜厚は約3000人である。
次に、処理膜33の塗布が完了したら1反応性イオンエ
ツチングを用いて、処理膜33の表面をエツチングし、
第4図(C)に示す様に、透過膜32に平坦な膜表面3
2aを確保する。
この時のエツチングガスとしては、弗素系ガスであるC
F、ガスを用いる。エツチングの条件は、 CF 4ガ
スの流量をa31!状態で40cc1分、エツチング中
のガス圧力を2Pa、RFパワーを0.65W/a++
”に設定した。また、この条件における処理fi33お
よび透過膜32のエツチング速度は、共に4゜0人/分
である。
次に、第4図(D)に示す様に、エッチバック法で平坦
化したX線透過膜表面32a上に、第2層目のX線透過
膜として、酸化珪素(SiOx )膜34を形成する。
このX線透過膜34は1.0μmの膜厚で。
RFマグネトロン・スパッタ法によって、形成する。
また、このスパッタ法においてはスパッタ・ターゲット
には酸化珪素ターゲットを用い、スパッタガスはアルゴ
ン(Ar)ガスを使用する。
この時の雰囲気条件は、アルゴンガスの流量を標準状態
で20cc/分、膜形成中のガス圧力を0.6Pa、R
Fパワーを8.64v/cn”に選定した。
この様な成膜条件で形成したX線透過膜である酸化珪素
膜34は、内部応力が6 X 10” dyn/as 
”という弱い引っ張り応力になっている。この透過膜3
4は、膜表面の平坦度が良好なため、さらにエッチバッ
ク法による平坦化処理を行なう必要がない。
次に、第4図(E)に示す様に、スパッタ法で形成した
X線透過膜34の上に、第3層目のX線透過膜として、
膜厚0.2μ閣の窒化珪素rl;432bを減圧CVD
法によって形成する。このX線透過膜32bは、第4図
(A)におけるX線透過膜32と同一の成膜条件で形成
する。
次に、第4図(F)に示す様に、エッチバック法によっ
て、窒化珪素膜32bの平坦化を行なう。
この場合、窒化珪素膜32bの上に塗布する平坦化処理
膜33aは、シリコン系ネガ形電子線レジストを使用し
たもので、第4図(B)の場合 と 同様に、スピンコ
ード法で塗布することによって。
表面の平坦化を図る。その後1反応性イオ ンエッチン
グを施して、第4図(G)に示す様に、窒化珪素膜32
bに平坦な膜表面32cを確保する。
この時のエツチング条件は、第4図(C)で行なった反
応性イオンエツチングの場合と同一である。
次に、第4図(I()に示す様に、シリコン基板31の
背面に位置する、窒化珪素膜32については、反応性イ
オンエツチングによって、中心部をエツチングし、窒化
珪llJ膜32の周辺部分32dのみを残した状態にす
る。この時のエツチングガスには、弗素系ガスであるC
F4ガスを使用する。
この場合のエツチング条件は、 CF 4ガスの流量を
標準状態で80ce/分、エツチング中のガス圧力を4
Pa、RFパワーを0.49v/cm”に設定した。
また、このエツチング条件におけるX線透過膜32のエ
ツチング速度は、640人/分であった。
次に、第4図(I)に示す様に、前記周辺部分32dを
マスクとして、シリコン基板31の中心部をウェットエ
ツチングによりエツチングし、シリコン基板の周辺部分
31aのみを残した状態にする。
この時のウェットエツチングは、前記周辺部分32dを
マスクとして活用し、80〜100℃に加熱した30〜
50vt%Na0)1水溶液に浸漬することにより行な
う。
次に、第4図(J)に示す様に、平坦化したX線透過膜
32Cの上に、X線吸収膜であるホウ化タンタル膜35
をRFマグネトロン・スパッタ法によって形成するが、
この膜厚は0.6μ履である。
また、このスパッタ法においては、スパッタ・ターゲッ
トとして、ホウ化タンタルによるターゲットを用い、ス
パッタガスはアルゴンガスを使用する。この場合の雰囲
気条件は、アルゴンガスの流量を標準状態で51cc/
分、成膜中のガス圧力を1.9Pa、RFパワーを8.
64111101”に選定した。
この成膜条件で形成したX線吸収膜35は、膜構造がア
モルファス構造で、且つ、内部応力が0〜I X 10
” dyn/cx ”という弱い引っ張り応力を保有し
、更には、膜表面も優れた平坦度特性を有する。
次に、第4図(K)に示す様に、良好な膜特性を有する
X線吸収膜35にレジストパターンをマスクとして、塩
素ガスを用いた反応性イオンビーム・エツチングを行な
って、X線吸収膜35によるパターン36を形成すれば
、この実施例における全工程が完了する。
[発明の効果] 以上の説明から明らかな様に1本発明に係るX線マスク
の製造方法によれば、従来法を利用した場合と比較して
、成膜条件の選定によって確保しなければならない膜特
性を、一つ減らすことができ、その分、膜特性の適正化
に対する各成膜条件の選定の自由度が高められて、成膜
条件の選定が容易になる。
また、膜表面の平坦化は、例えば、エッチバック法を利
用することによって、比較的容易に済ませることができ
、従来法の場合と比較して、膜表面の平坦度の適正化が
容易にできる。
更に1本発明を炭化珪素からなるxm透過膜の形成に利
用すると、その上に積層するX線吸収膜の形成に際して
は、既に下地であるX線透過膜の膜表面に良好な平坦度
が確保されているため、該吸収膜表面の平坦度の確保や
、膜構造および内部応力の適正化等のX線吸収膜におけ
る膜特性の確保が、より一層容易になり、結果的に、微
細加工が要求されるX線マスクの品質の向上と、生産性
の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(G)は本発明の第1.第2実施例の工
程説明図、第2図は従来の製造法における一工程説明図
、第3図(A)〜(I)は第3実施例、第4図(A)〜
(k)は第4実施例の工程説明図である。 [第1図、第2図] 11□シリコン基板− i z−X線透過膜 14□平坦化処理膜− 15−X線吸収膜 15a  パターン [第3図] 21□シリコン基板− 22,23−X線透過膜 24□平坦化処理膜。 25□X線吸収膜 25a −パターン [第4図] 31□シリコン基板− 32,33−X線透過膜− 34□平坦化処理膜 35−X 11A吸収膜 36□パターン 第3図 第4図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上にX線透過膜を形成する工程と、該X線透
    過膜の上に、X線吸収膜を形成する工程とを有する、X
    線リソグラフィーに使用されるX線マスクの製造方法に
    おいて 前記X線透過膜を形成する工程は、予め定められた膜特
    性を得るために、成膜条件を設定する設定工程と、該設
    定条件のもとで前記X線透過膜を、前記基板上に被着す
    る工程と、次に被着された前記X線透過膜の表面に平坦
    化処理を施す工程とを備え、前記成膜条件を設定して形
    成された前記X線透過膜の表面を平坦化することを特徴
    とするX線マスクの製造方法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記X線透過膜
    は炭化珪素(SiC_x)によって形成されていること
    を特徴としたX線マスクの製造方法。
  3. (3)特許請求の範囲第1項において、前記X線透過膜
    は窒化珪素(SiN_x)によって形成されていること
    を特徴としたX線マスクの製造方法。
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