JPH0775219B2 - X線露光マスクの製造方法 - Google Patents

X線露光マスクの製造方法

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JPH0775219B2
JPH0775219B2 JP1007751A JP775189A JPH0775219B2 JP H0775219 B2 JPH0775219 B2 JP H0775219B2 JP 1007751 A JP1007751 A JP 1007751A JP 775189 A JP775189 A JP 775189A JP H0775219 B2 JPH0775219 B2 JP H0775219B2
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/22Masks or mask blanks for imaging by radiation of 100nm or shorter wavelength, e.g. X-ray masks, extreme ultraviolet [EUV] masks; Preparation thereof

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 X線吸収材料からなるパターンの支持膜、即ち、メンブ
レン(membrane)としてSiC膜を用いたX線露光マスク
を製造する方法の改良に関し、 X線吸収材料からなる高精度のパターンが得られ、ま
た、パターン内にX線吸収材料の残渣が存在しないよう
にすることを目的とし、 シリコン基板上にメンブレンとなる多結晶或いは単結晶
のSiC膜を高温化学気相堆積法に依って成長させる工程
と、次いで、有機物質膜を形成してからエッチ・バック
する、或いは、鏡面研摩する、或いは、不活性ガスでエ
ッチングしつつアモルファス炭素膜を形成する、或い
は、スパッタリングを行う、或いは、ガラス膜を形成
し、そして、シリコン基板の裏面にリングを接着してか
ら該ガラス膜をエッチングして除去する、或いは、低融
点ガラス膜を形成し且つその溶融軟化を行う、或いは、
前記溶融軟化後の低融点ガラス膜とSiC膜とが同エッチ
ング速度になる条件でエッチングを行う等して平坦化を
行う工程と、その後、X線吸収材料からなるマスク・パ
ターンを形成する工程が含まれてなるよう構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、X線吸収材料からなるパターンの支持膜、即
ち、メンブレンとしてSiC膜を用いたX線露光マスクを
製造する方法の改良に関する。
一般に、X線露光マスクに於けるメンブレンとしては、
高ヤング率、高引っ張り応力、高い光学的透明度、高い
放射線耐性、滑らかな表面などが要求されている。
現在、SiCは該諸要求に応え得る最も実用性が高い物質
と考えられている。
従って、更に微細なパターンをもつ半導体装置を製造す
るには、SiCからなるメンブレンを有する良好なX線露
光マスクを実現させることが急務である。
〔従来の技術〕
従来、X線露光マスクに於けるメンブレンの構成材料と
しては、BN,BNC,SiN,Si,SiCなどが知られているが、高
ヤング率(例えば3〜4×1012〔dyn/cm2〕以上)、高
放射線耐性(例えば100〔MJ/cm3〕以上)などの物性値
からSiCが最有力とされている。
そのSiC膜は、通常、温度700〔℃〕乃至1380〔℃〕の高
温の下で実施される化学気相堆積(chemical vapor dep
osition:CVD)法で成長した多結晶或いは単結晶のもの
が良く、それよりも低温の例えばプラズマCVD法やECR
(electronic cyclotron resonance)CVD法で成長した
アモルファスのものは表面が鏡面になるものの、放射線
耐性が低いなど前記要求を満たすことが難しい。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記したSiCからなるメンブレンを用いてX線露光マス
クを製造する場合、まず、高温CVD法を適用することに
依り、単結晶Si基板上に例えば多結晶のSiC膜を例えば
2〔μm〕乃至3〔μm〕程度に厚く成長させなければ
ならない。
然しながら、SiとSiCとのミスフィットや熱膨張差に起
因し、完全に無欠陥で且つ鏡面を有するSiC膜を前記の
ような厚さに成膜することはできず、約0.1〔μm〕か
ら0.2〔μm〕程度の凹凸が存在するものになってしま
う。
通常、SiC膜の上にはTaやAuなどのX線吸収材料膜が形
成され、それを選択的にエッチングしてマスク・パター
ンを形成している。
X線露光マスクを用いて形成される半導体装置に於ける
パターンは線幅が約0.1〔μm〕から0.2〔μm〕程度を
目標にしている。従って、それを形成する為のマスク・
パターンを得ようとする場合に、そのマスク・パターン
を形成するメンブレンに同程度の大きさをもつ凹凸が存
在したのでは、マスク・パターンが高精度に形成できる
筈がなく、そのエッジはギザギザなものになってしま
う。
また、前記のような問題もさることながら、本発明者ら
の実験に依ると原因不明の更に大きな問題が発生してい
ることが判った。
即ち、前記凹凸が存在するSiC膜の上に、例えば、Taか
らなるX線吸収材料膜を形成し、それをパターニングす
ると、凹凸の凸になっている頂面にTaが残ってしまうこ
とである。
通常、凹凸がある下地に被膜を形成し、該被膜の除去を
行った場合、凹の部分に被膜の一部が残渣として存在す
ることは考えられるが、SiCからメンブレンの場合は逆
であって、凹の部分には残渣が存在しない。
従って、TaからなるX線吸収材料膜のパターニングを行
うと、それが存在してはならない部分に点々として残留
しているのが視認され、これでは、X線露光マスクとし
て使用することはできない。
本発明は、X線吸収材料からなる高精度のパターンが得
られ、また、パターン内にX線吸収材料の残渣が存在し
ないようにする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に依るX線露光マスクの製造方法に於いては、シ
リコン基板(例えばシリコン基板1)上にメンブレンと
なる多結晶或いは単結晶のSiC膜(例えばSiC膜2)を高
温化学気相堆積法に依って成長させる工程と、次いで、 (a) 該SiC膜上に有機物質膜(例えばノボラック系
フォト・レジスト膜)を形成して平均化する工程と、次
いで、該有機物質膜の表面から全面エッチングを行って
SiC膜の表面を平坦化する工程と、その後、該SiC膜上に
X線吸収材料からなるマスク・パターンを形成する工程
とが含まれているか、 或いは、 (b) 該SiC膜の表面を鏡面研摩して平坦化する工程
と、その後、該SiC膜上にX線吸収材料からなるマスク
・パターンを形成する工程とが含まれているか、 或いは、 (c) 不活性ガス(例えばAr)と炭化水素(例えば
(10〔%〕CH4)との混合ガスを用いプラズマ処理を行
って前記SiC膜表面のエッチングを行いつつアモルファ
ス炭素膜を成長させ平坦化する工程と、その後、該アモ
ルファス炭素膜上にX線吸収材料からなるマスク・パタ
ーンを形成する工程とが含まれているか、 或いは、 (d) 該SiC膜表面のスパッタリングを行って平坦化
する工程と、その後、該SiC膜上にX線吸収材料からな
るマスク・パターンを形成する工程とが含まれている
か、 或いは、 (e) 該SiC膜上にガラス膜(例えばSiO2、PSG、SOG
等からなる膜)を形成する工程と、次いで、シリコン基
板の裏面にリング(例えばリング4)を接着する工程
と、次いで、前記SiC膜上のガラス膜をエッチングし前
記リングを接着する工程などで被着された表面の粒子を
リフト・オフして平坦化する工程と、その後、前記SiC
膜上にX線吸収材料からなるマスク・パターンを形成す
る工程とが含まれているか、 或いは、 (f) 該SiC膜上に低融点ガラス膜(例えばPSG膜或い
はBPSG膜)を形成する工程と、次いで、熱処理を加え前
記低融点ガラス膜を溶融軟化させて表面を平坦化する工
程と、その後、該低融点ガラス膜上にX線吸収材料から
なるマスク・パターンを形成する工程とが含まれている
か、 或いは、 (g) 該SiC膜上に低融点ガラス膜を形成する工程
と、次いで、熱処理を加え前記低融点ガラス膜を溶融軟
化させて表面を平坦化する工程と、次いで、該低融点ガ
ラス膜と前記SiC膜とが同エッチング速度となる条件で
エッチングを行って該SiC膜を表出させる工程と、その
後、該SiC膜上にX線吸収材料からなるマスク・パター
ンを形成する工程とが含まれているか、 の何れかの手段を採る。
〔作用〕
前記手段を採ることに依り、本来、表面に凹凸が存在す
る多結晶或いは単結晶のSiC膜をメンブレンとして採用
したものでありながら、X線吸収材料からなるマスク・
パターンを形成すべき下地は鏡面のように平坦であり、
従って、形成されたマスク・パターンの精度は大変に高
く、また、パターン内にX線吸収材料の残渣が存在する
ことは皆無である。
〔実施例〕
その1 (1) 温度を700〔℃〕から1000〔℃〕とする高温CVD
法を適用することに依り、Si半導体基板上に厚さ例えば
2〔μm〕程度のSiC膜を成長させる。
この場合、 供給ガス:SiHCl3或いはSiH2Cl2+C3H8或いはC2H2 希釈ガス:H2 とし、成長装置としては、コールド・ウォール型(誘導
加熱)或いはホット・ウォール(ランプ加熱)の何れで
も良い。
このようにして得られたSiC膜に於ける平均のグレイン
・サイズは0.2〔μm〕前後であり、表面にも同程度の
荒れ、即ち、凹凸が存在する。
(2) スピン・コート法を適用することに依り、厚さ
例えば0.5〔μm〕程度のノボラック系フォト・レジス
ト膜を形成して表面の平坦化を行う。
(3) エッチング・ガスをCl2+CCl4の混合ガスとす
るドライ・エッチング法を適用して等速エッチングを行
ってSiC膜の平坦化を行う。
これでSiC膜の表面は荒れが0.02〔μm〕程度以下の鏡
面になる。
前記のようにして鏡面仕上げしたSiC膜をメンブレンと
し、その上にTa膜からなるマスク・パターンを形成した
ところ、線幅0.5〔μm〕以下、例えば、線幅0.2〔μ
m〕程度のパターンで充分に高い精度が得られ、また、
Taの残渣も存在しなかった。尚、TaをWに代替しても同
結果が得られる。
その2 前記実施例その1の工程(1)が終わった後、Siウエハ
を鏡面研摩する際の技術を適用し、SiC膜表面の機械的
研摩を行ったところ、実施例その1と同様な結果を得る
ことができた。
その3 第1図乃至第4図は本発明一実施例を解説する為の工程
要所に於けるX線露光マスクの要部切断側面図を表し、
以下、これ等の図を参照しつつ説明する。
第1図参照 (1) (111)オフ・アクシスSi基板1をコールド・
ウォールCVD装置にセットし、 温度:1000〔℃〕 圧力:200〜400〔Pa〕 ガス:SiHCl3/C3H8/H2として厚さ約2〔μm〕程度のSiC
膜2を成長させる。
第2図参照 (2) SiC膜2を形成したSi基板1をカソード・カッ
プル形式のプラズマ処理装置(CVD装置或いはエッチン
グ装置)内にセットし、 温度:100〔℃〕 ガス:Ar/(10〔%〕)CH4) 圧力:0.15〔Torr〕 高周波出力:0.3〔W/cm2〕 として処理すると、SiC膜2の表面には、厚さ約0.2〔μ
m〕程度のアモルファス炭素膜3が生成され、完全に平
坦化されて鏡面性は検出不可能な程度のレベルとなっ
た。
この工程を現象の面で見ると、Arイオンに依るエッチン
グでSiC膜2の鏡面化が進行すると共にアモルファス炭
素が凹所に被着されて完全な平坦化が行われるものであ
る。
第3図参照 (3) Si基板1の裏面に耐熱性高珪酸ガラス(例えば
パイレックス:商標名)或いはSiCセラミックからなる
リング4を接着する。
(4) Si基板1の裏面からSiC膜2の裏面に達するエ
ッチングを行う。
この工程を経ることに依ってSi基板1は周辺のみリング
状に残る。図では、このSiリングを記号1′で指示して
ある。
第4図参照 (5) 例えば、スパッタリング法を適用することに依
り、厚さが約1〔μm〕程度であるTa膜を形成する。
(6) 電子ビーム・リソグラフィ技術を適用すること
に依り、Ta膜のパターニングを行ってマスク・パターン
5を形成する。
その4 前記実施例その3の工程(1)が終わった後、Si基板1
をECR−CVD装置内にセットし、 温度:100〔℃〕 ガス:Ar/(10〔%〕)CH4) 圧力:5×10-4〔Torr〕 基板バイアス:100〔V〕以上 時間:2〜3〔分〕間 として処理すると、実施例その3と同じ結果を得ること
ができた。
前記実施例その3及びその4に於いて形成したアモルフ
ァス炭素膜の屈折率は2.6、光学的基礎吸収端は1.8〔e
V〕であり、光学的及び放射線耐性には問題がなく、ま
た、HF/HNO3或いはKOHなどに対しても安定であるからプ
ロセス面での問題もない。
その5 (1) (111)オフ・アクシスSi基板をコールド・ウ
ォールCVD装置(誘導加熱)にセットし、 温度:850〔℃〕〜1000〔℃〕 圧力:2〔Torr〕 ガス:SiHCl3/C3H8/H2 時間:80〔分〕 として厚さ約2〔μm〕程度のSiC膜を成長させる。
(2) SiC膜を形成したSi基板を反応性イオン・エッ
チング(reactive ion etching:RIE)装置内にセット
し、スパッタリング・ガス:Ar 圧力:0.1〔Torr〕 放電出力:200〔W〕 時間:10〔分〕 としてスパッタリング処理すると、SiC膜の表面は、完
全に平坦化されて鏡面性は凹凸検出不可能な程度のレベ
ルとなった。
(3) Si基板の裏面に耐熱性高珪酸ガラスからなるリ
ングを接着する。
(4) Si基板の裏面からSiC膜の裏面に達するエッチ
ングを行う。
このエッチングは、例えば、HF/HNO3/CH3COOHをエッチ
ャントとするウエット・エッチング法を適用して実施す
る。
この工程を経ることに依ってSi基板は周辺のみリング状
に残る。
(5) スパッタリング法を適用することに依り、厚さ
が約0.8〔μm〕〜1.2〔μm〕程度であるTa膜を形成す
る。
(6) 電子ビーム・リソグラフィ技術を適用すること
に依り、ta膜のパターニングを行ってマスク・パターン
を形成する。尚、この場合のエッチングは、反応ガスを
Cl2/CCl4とするRIE法を適用して良い。
この実施例で採用している原理はスパッタリングの角度
依存性である。即ち、Arなどのイオンが表面に入射し、
それに依ってスパッタリングが行われる場合、そのスパ
ッタリング・イールドはイオンの入射角度に依存して変
化する。入射角度が45゜のとき、そのスパッタリング・
イールドは最大限に達し、それを中心として対象的に現
象する。この現象を利用すれば、ピラミッド形状をなす
SiC膜表面の凹凸は、そのスパッタリング角度依存性に
起因して徐々に減少し、平坦化が可能になるのである。
第5図はエッチング・レートのスパッタリング角度依存
性を表す線図であり、横軸にスパッタリング角度を、縦
軸にエッチング・レートをそれぞれ採ってある。
図示された特性線に依れば前記した現象を明瞭に看取す
ることができる。
その6 第6図及び第7図は本発明一実施例を解説する為の工程
要所に於けるX線露光マスクの要部切断側面図を表し、
以下、これ等の図を参照しつつ説明する。尚、第1図乃
至第4図に於いて用いた記号と同信号は同部分を示すか
或いは同じ意味を持つものとする。
第6図参照 (1) Si基板1上に厚さ約2〔μm〕程度のSiC膜2
を成長させる。
(2) SiC膜2上にSiO2或いは燐珪酸ガラス(phospho
silicate glass:PSG)或いはSOG(spin on glass)
などからなる層間膜6を厚さ例えば500〔Å〕〜2.0〔μ
m〕程度の範囲で形成する。尚、この層間膜6の形成
は、成長或いは塗布の何れに依っても良く、また、必要
に応じてベーキングを行って良い。
(3) Si基板1の裏面に耐熱性高珪酸ガラス(例えば
パイレックス:商標名)或いはSiCセラミックからなる
リング4を接着する。
(4) Si基板1の裏面からSiC膜2の裏面に達するエ
ッチングを行って、Si基板1をリング状にする。
(5) RIE法を適用することに依り、層間膜6に於け
る表面から深さ方向に一部、或いは、全部をエッチング
して除去する。尚、図では、一部を除去した場合を表し
てある。
このエッチングに依って、リング4の接着工程などで表
面に付着した不要な粒子(塵)はリフト・オフされてし
まう。
(6) スパッタリング法を適用することに依り、厚さ
が約1.0〔μm〕程度であるTa膜5′を形成する。
第7図参照 (7) 電子ビーム・リソグラフィ技術を適用すること
に依り、Ta膜のパターニングを行ってマスク・パターン
5を形成する。
また、図示例では、層間膜4の一部が残っているので、
マスク・パターン5をマスクにしてエッチングを行い、
マスク・パターン5と同じパターンにする。
この実施例に依ると、SiC膜2を形成した段階で、その
表面はSiO2膜などの層間膜6で保護されるから、リング
4の接着工程などで被着されて後の加工に悪影響を及ぼ
す粒子などな層間膜6のエッチングで除去されてしま
い、後に形成されるTaからなるマスク・パターンの精度
を向上させるのに有効であり、また、層間膜6にSOGな
どを用いた場合には、SiC膜2の凹凸を除去する効果も
ある。
その7 第8図乃至第12図は本発明一実施例を解説する為の工程
要所に於けるX線露光マスクの要部切断側面図を表し、
以下、これ等の図を参照しつつ説明する。
第8図参照 (1) Si基板1をコールド・ウォールCVD装置にセッ
トし、 温度:1000〔℃〕 圧力:200〜400〔Pa〕 ガス:SiHCl3/C3H8/H2 として厚さ約2〔μm〕程度のβ−SiC膜2を成長させ
る。
第9図参照 (2) CVD法を適用することに依り、8重量〔%〕P
のPSG膜7を厚さ例えば0.5〔μm〕程度に成長させる。
ここで形成したPSG膜7は4重量〔%〕B及び5重量
〔%〕Pの硼珪酸ガラス(borophosphosilicate glas
s:BPSG)に代替することができる。
(3) 窒素雰囲気中で温度900〔℃〕〜1050〔℃〕程
度として熱処理し、PSG膜7の溶融軟化を行う。
この処理に依って、SiC膜2の表面に存在する約0.1〔μ
m〕程度の凹凸は、PSG膜7の表面では完全に補償され
て鏡面となる。
第10図参照 (4) Si基板1の裏面に例えばセラミックからなるリ
ング4を例えばエポキシ樹脂などを用いて接着する。
第11図参照 (5) エッチャントを例えばHF/HNO3/CH3OOH混合液と
するウエット・エッチング法を適用することに依り、メ
ンブレンとして作用する領域に於けるSi基板1の裏面か
らSiC膜2の裏面に達するエッチングを行う。尚、この
加工を行うに際しては、表面が前記エッチャントで侵さ
れないように保護膜を形成しておく必要がある。
この工程を経ることに依ってSi基板1は周辺のみリング
状に残る。図では、このSiリングを記号1′を指示して
ある。
第12図参照 (6) スパッタリング法を適用することに依り、PSG
膜7の上に厚さが約1〔μm〕程度であるTa膜を形成す
る。
(7) 電子ビーム・リソグラフィ技術を適用すること
に依り、Ta膜のパターニングを行ってマスク・パターン
5を形成する。
この場合、レジストとして、通常の電子線レジスト、例
えばポリメチルメタクリレート(polymethylmethacryla
te:PMMA)を、また、Taのエッチングを行うにはCl2/CCl
4をエッチング・ガスとするRIE法を採用して良い。
その8 (1) 実施例その7に於ける工程(4)の後、エッチ
ング・ガスをCF4+O2とするRIE法を適用することに依
り、PSGとSiCとの同エッチング速度条件でエッチ・バッ
クを行い、PSG膜7を除去すると共にSiC膜2の表面に於
ける凹凸も除去して鏡面にする。
前記実施例その7及びその8に依っても、他の実施例と
同じ効果が得られる。
〔発明の効果〕
本発明に依るX線露光マスクの製造方法に於いては、メ
ンブレンとなる多結晶又は単結晶のSiC膜を高温化学気
相堆積法によって成長させる工程と、次いで、有機物質
膜を形成してからエッチ・バックする、或いは、鏡面研
摩する、或いは、不活性ガスでエッチングしつつアモル
ファス炭素膜を形成する、或いは、スパッタリングを行
う、或いは、ガラス膜を形成し、そして、シリコン基板
の裏面にリングを接着してから該ガラス膜をエッチング
して除去する、或いは、低融点ガラス膜を形成し且つそ
の溶融軟化を行う、或いは、前記溶融軟化後の低融点ガ
ラス膜とSiC膜とが同エッチング速度になる条件でエッ
チングを行う等して平坦化を行う工程と、その後、X線
吸収材料からなるマスク・パターンを形成する工程が含
まれている。
前記構成を採ることに依り、本来、表面に凹凸が存在す
る多結晶或いは単結晶のSiC膜をメンブレンとして採用
したものでありながら、X線吸収材料からなるマスク・
パターンを形成すべき下地は鏡面のように平坦であり、
従って、形成されたマスク・パターンの精度は大変に高
く、また、パターン内にX線吸収材料の残渣が存在する
ことは皆無である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明一実施例を説明する為の工程
要所に於けるX線露光マスクの要部切断側面図、第5図
はエッチング・レートのスパッタリング角度依存性を説
明する為の線図、第6図及び第7図は本発明一実施例を
説明する為の工程要所に於けるX線露光マスクの要部切
断側面図、第8図乃至第12図は本発明一実施例を説明す
る為の工程要所に於けるX線露光マスクの要部切断側面
図をそれぞれ表している。 図に於いて、1はSi基板、2はSiC膜、3はアモルファ
ス炭素膜、4はリング、5はマスク・パターン、5′は
Ta膜、6は層間膜、7はPSG膜をそれぞれ示している。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン基板上にメンブレンとなる多結晶
    或いは単結晶のSiC膜を高温化学気相堆積法に依って成
    長させる工程と、 次いで、該SiC膜上に有機物質膜を形成して平坦化する
    工程と、 次いで、該有機物質膜の表面から全面エッチングを行っ
    てSiC膜の表面を平坦化する工程と、 その後、該SiC膜上にX線吸収材料からなるマスク・パ
    ターンを形成する工程と が含まれてなることを特徴とするX線露光マスクの製造
    方法。
  2. 【請求項2】シリコン基板上にメンブレンとなる多結晶
    或いは単結晶のSiC膜を高温化学気相堆積法に依って成
    長させる工程と、 次いで、該SiC膜の表面を鏡面研摩して平坦化する工程
    と、 その後、該SiC膜上にX線吸収材料からなるマスク・パ
    ターンを形成する工程と が含まれてなることを特徴とするX線露光マスクの製造
    方法。
  3. 【請求項3】シリコン基板上にメンブレンとなる多結晶
    或いは単結晶のSiC膜を高温化学気相堆積法に依って成
    長させる工程と、 次いで、不活性ガスと炭化水素との混合ガスを用いプラ
    ズマ処理を行って前記SiC膜表面のエッチングを行いつ
    つアモルファス炭素膜を成長させ平坦化する工程と、 その後、該アモルファス炭素膜上にX線吸収材料からな
    るマスク・パターンを形成する工程と、 が含まれてなることを特徴とするX線露光マスクの製造
    方法。
  4. 【請求項4】シリコン基板上にメンブレンとなる多結晶
    或いは単結晶のSiC膜を高温化学気相堆積法に依って成
    長させる工程と、 次いで、該SiC膜表面のスパッタリングを行って平坦化
    する工程と、 その後、該SiC膜上にX線吸収材料からなるマスク・パ
    ターンを形成する工程と が含まれてなることを特徴とするX線露光マスクの製造
    方法。
  5. 【請求項5】シリコン基板上にメンブレンとなる多結晶
    或いは単結晶のSiC膜を高温化学気相堆積法に依って成
    長させる工程と、 次いで、該SiC膜上にガラス膜を形成する工程と、 次いで、シリコン基板の裏面にリングを接着する工程
    と、 次いで、前記SiC膜上のガラス膜をエッチングし前記リ
    ングを接着する工程などで被着された表面の粒子をリフ
    ト・オフして平坦化する工程と、 その後、前記SiC膜上にX線吸収材料からなるマスク・
    パターンを形成する工程と が含まれてなることを特徴とするX線露光マスクの製造
    方法。
  6. 【請求項6】シリコン基板上にメンブレンとなる多結晶
    或いは単結晶のSiC膜を高温化学気相堆積法に依って成
    長させる工程と、 次いで、該SiC膜上に低融点ガラス膜を形成する工程
    と、 次いで、熱処理を加え前記低融点ガラス膜を溶融軟化さ
    せて表面を平坦化する工程と、 その後、該低融点ガラス膜上にX線吸収材料からなるマ
    スク・パターンを形成する工程と、 が含まれてなることを特徴とするX線露光マスクの製造
    方法。
  7. 【請求項7】シリコン基板上にメンブレンとなる多結晶
    或いは単結晶のSiC膜を高温化学気相堆積法に依って成
    長させる工程と、 次いで、該SiC膜上に低融点ガラス膜を形成する工程
    と、 次いで、熱処理を加え前記低融点ガラス膜を溶融軟化さ
    せて表面を平坦化する工程と、 次いで、該低融点ガラス膜と前記SiC膜とが同エッチン
    グ速度となる条件でエッチングを行って該SiC膜を表出
    させる工程と、 その後、該SiC膜上にX線吸収材料からなるマスク・パ
    ターンを形成する工程と が含まれてなることを特徴とするX線露光マスクの製造
    方法。
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