JPH0320594Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0320594Y2 JPH0320594Y2 JP1984142825U JP14282584U JPH0320594Y2 JP H0320594 Y2 JPH0320594 Y2 JP H0320594Y2 JP 1984142825 U JP1984142825 U JP 1984142825U JP 14282584 U JP14282584 U JP 14282584U JP H0320594 Y2 JPH0320594 Y2 JP H0320594Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- damping force
- communication passage
- oil chamber
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車等の車両に取付けられ、伸縮
双方の振動を緩衝するのに用いられて好適な油圧
緩衝器に関する。
双方の振動を緩衝するのに用いられて好適な油圧
緩衝器に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の油圧緩衝器として、シリンダ内
に摺動可能に設けられ、該シリンダ内を2つの油
室に画成するピストンと、該ピストンの軸方向両
側にそれぞれ設けられた伸長側、縮小側のデイス
クバルブと、前記2つの油室を連通するため前記
ピストンに形成され、互いに一方側の開口部が前
記各デイスクバルブによつてそれぞれ閉塞され、
他方側の開口部が油室にそれぞれ開口した伸長
側、縮小側の連通路と、該各連通路のうち一方の
連通路を介して流れる油液に伸縮双方の立上がり
特性を与えるため、前記各デイスクバルブのうち
一方のデイスクバルブによつて閉塞される前記一
方の連通路開口部側に位置して、当該一方のデイ
スクバルブまたはピストンに形成された固定オリ
フイスとからなり、該固定オリフイスの有効断面
積の方が連通路の有効断面積よりも小となるよう
に構成したものが知られている。
に摺動可能に設けられ、該シリンダ内を2つの油
室に画成するピストンと、該ピストンの軸方向両
側にそれぞれ設けられた伸長側、縮小側のデイス
クバルブと、前記2つの油室を連通するため前記
ピストンに形成され、互いに一方側の開口部が前
記各デイスクバルブによつてそれぞれ閉塞され、
他方側の開口部が油室にそれぞれ開口した伸長
側、縮小側の連通路と、該各連通路のうち一方の
連通路を介して流れる油液に伸縮双方の立上がり
特性を与えるため、前記各デイスクバルブのうち
一方のデイスクバルブによつて閉塞される前記一
方の連通路開口部側に位置して、当該一方のデイ
スクバルブまたはピストンに形成された固定オリ
フイスとからなり、該固定オリフイスの有効断面
積の方が連通路の有効断面積よりも小となるよう
に構成したものが知られている。
このように構成した油圧緩衝器にあつては、低
速領域においては固定オリフイスを流れる油液の
抵孔力によつて所定の減衰力を発生し、高速領域
においてはデイスクバルブが開弁して所定の減衰
力を発生させ、2段階の減衰力特性とすることが
でき、しかも車両への乗心地の面から縮小行程で
の高速減衰力特性が低くなつている。
速領域においては固定オリフイスを流れる油液の
抵孔力によつて所定の減衰力を発生し、高速領域
においてはデイスクバルブが開弁して所定の減衰
力を発生させ、2段階の減衰力特性とすることが
でき、しかも車両への乗心地の面から縮小行程で
の高速減衰力特性が低くなつている。
しかし、前述した従来技術によるものは、伸長
行程、縮小行程のいずれの場合にも、開弁後の勾
配は一次的に定まるため、高速領域で高い特性が
必要なときは中速領域も高目となり、逆に中速領
域を低く抑えたい場合には高速領域はその勾配の
延長の特性しか得られない。特に、縮小行程にお
いては、乗心地向上のため中速領域は低目に、高
速領域は車両強度の関係から高く設定したいが、
これを両立させることが不可能である。この結
果、伸長側のデイスクバルブの枚数を縮小側のデ
イスクバルブの枚数よりも多くし、伸長行程での
減衰力特性の方を高くする構成とし、かつ固定オ
リフイスによる低速減衰力特性を伸長側の高速減
衰力特性と適合するような高い特性に設定した場
合、縮小側では低速減衰力特性が高くなりすぎ、
高速減衰力特性として低い特性が得られないとい
う欠点がある。逆に、固定オリフイスによる低速
時の減衰力を縮小側の高速減衰力特性に適合する
ように低い特性に設定した場合には、伸長側の高
速減衰力特性が低くなりすぎ、操縦安定性、車体
強度上問題が発生してしまう。
行程、縮小行程のいずれの場合にも、開弁後の勾
配は一次的に定まるため、高速領域で高い特性が
必要なときは中速領域も高目となり、逆に中速領
域を低く抑えたい場合には高速領域はその勾配の
延長の特性しか得られない。特に、縮小行程にお
いては、乗心地向上のため中速領域は低目に、高
速領域は車両強度の関係から高く設定したいが、
これを両立させることが不可能である。この結
果、伸長側のデイスクバルブの枚数を縮小側のデ
イスクバルブの枚数よりも多くし、伸長行程での
減衰力特性の方を高くする構成とし、かつ固定オ
リフイスによる低速減衰力特性を伸長側の高速減
衰力特性と適合するような高い特性に設定した場
合、縮小側では低速減衰力特性が高くなりすぎ、
高速減衰力特性として低い特性が得られないとい
う欠点がある。逆に、固定オリフイスによる低速
時の減衰力を縮小側の高速減衰力特性に適合する
ように低い特性に設定した場合には、伸長側の高
速減衰力特性が低くなりすぎ、操縦安定性、車体
強度上問題が発生してしまう。
本考案は前述した従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、特に縮小側の減衰力特性に対して設
定の自由度をもたせ、乗心地に影響する中速領域
までは低い減衰力とし、それ以後の高速領域では
高い減衰力が得られるようにした油圧緩衝器を提
供することにある。
れたもので、特に縮小側の減衰力特性に対して設
定の自由度をもたせ、乗心地に影響する中速領域
までは低い減衰力とし、それ以後の高速領域では
高い減衰力が得られるようにした油圧緩衝器を提
供することにある。
上記問題点を解決するため、本考案が採用する
構成の特徴は、各デイスクバルブのうち少なくと
も一方のデイスクバルブには、油室の液圧が所定
値以上となつたとき一の連通路の他方側開口部を
閉塞する弁体を該開口部に対面して設け、該弁体
と一の連通路の他方側開口部との間には該弁体に
よつて該連通路を閉塞した後も該連通路を介して
油液の流通を許す他の固定オリフイスを設けたこ
とにある。
構成の特徴は、各デイスクバルブのうち少なくと
も一方のデイスクバルブには、油室の液圧が所定
値以上となつたとき一の連通路の他方側開口部を
閉塞する弁体を該開口部に対面して設け、該弁体
と一の連通路の他方側開口部との間には該弁体に
よつて該連通路を閉塞した後も該連通路を介して
油液の流通を許す他の固定オリフイスを設けたこ
とにある。
このように構成することにより、ピストンが伸
長側または縮小側のいずれか一方側に変位すると
き、ピストン速度が遅い状態では一の固定オリフ
イスを流れる油液によつて第1段階の低速減衰力
を発生し、次にピストン速度がやや速くなつて油
室内圧力が高くなると、一の連通路の他方側開口
部から流入する油液により反対側のデイスクバル
ブが開弁して比較的平坦な第2段階の中速減衰力
を発生し、次にピストン速度が速くなると、弁体
が一の連通路の他方側開口部を閉塞するまで過渡
的に立上がる第3段階の減衰力を発生し、さらに
ピストン速度が速くなり、弁体が完全に他側開口
部を閉塞した後は固定オリフイスによつて減衰力
の高い高速減衰力を得ることができる。
長側または縮小側のいずれか一方側に変位すると
き、ピストン速度が遅い状態では一の固定オリフ
イスを流れる油液によつて第1段階の低速減衰力
を発生し、次にピストン速度がやや速くなつて油
室内圧力が高くなると、一の連通路の他方側開口
部から流入する油液により反対側のデイスクバル
ブが開弁して比較的平坦な第2段階の中速減衰力
を発生し、次にピストン速度が速くなると、弁体
が一の連通路の他方側開口部を閉塞するまで過渡
的に立上がる第3段階の減衰力を発生し、さらに
ピストン速度が速くなり、弁体が完全に他側開口
部を閉塞した後は固定オリフイスによつて減衰力
の高い高速減衰力を得ることができる。
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に述
べる。
べる。
第1図ないし第3図は本考案に係る油圧緩衝器
の第1の実施例を示す。
の第1の実施例を示す。
同図において、1はシリンダ、2は該シリンダ
1内に突出させて設けたピストンロツド、3は該
ピストンロツド2に固着され、前記シリンダ1の
内壁に沿つて摺動するピストンを示す。そして、
ピストン3によりシリンダ1内は2個の油室A,
Bに画成されており、ピストン3が伸長行程また
は縮小行程として変位するときに一方の油室から
他方の油室に流れる油液に減衰力を発生させるこ
とによつて、振動の緩衝作用を行なわせるように
構成されている。
1内に突出させて設けたピストンロツド、3は該
ピストンロツド2に固着され、前記シリンダ1の
内壁に沿つて摺動するピストンを示す。そして、
ピストン3によりシリンダ1内は2個の油室A,
Bに画成されており、ピストン3が伸長行程また
は縮小行程として変位するときに一方の油室から
他方の油室に流れる油液に減衰力を発生させるこ
とによつて、振動の緩衝作用を行なわせるように
構成されている。
次に5,6はピストン3の内側端面内周部に円
環状に形成した突部、7,8はピストン3の外側
端面外周部に形成した弁シート、9は油室B側に
位置してピストン3の外側最外周部に形成した他
の弁シートを示し、該弁シート9は弁シート8に
比較し軸方向に対する突出長さは僅かに少なくな
つている。
環状に形成した突部、7,8はピストン3の外側
端面外周部に形成した弁シート、9は油室B側に
位置してピストン3の外側最外周部に形成した他
の弁シートを示し、該弁シート9は弁シート8に
比較し軸方向に対する突出長さは僅かに少なくな
つている。
10,11はピストン3の両側面に位置してピ
ストンロツド2に嵌合されたデイスクバルブを示
し、該デイスクバルブ10,11の内周縁は突部
5,6に当接し、外周縁は弁シート7,8に着座
するようになつており、ピストン3の両端面とデ
イスクバルブ10,11との間には、突部5,6
と弁シート7,8によつて円環状油室12,13
が形成されている。ここで、一方のデイスクバル
ブ10は3枚のデイスクバルブを重ね合せ、他方
のデイスクバルブ11は4枚の小径デイスクバル
ブ11A、1枚の大径デイスクバルブ11Bを重
ね合せたものが使用され、大径デイスクバルブ1
1Bのばね力は僅かであり、後述のチエツク弁体
23の抜け止めを図つている。
ストンロツド2に嵌合されたデイスクバルブを示
し、該デイスクバルブ10,11の内周縁は突部
5,6に当接し、外周縁は弁シート7,8に着座
するようになつており、ピストン3の両端面とデ
イスクバルブ10,11との間には、突部5,6
と弁シート7,8によつて円環状油室12,13
が形成されている。ここで、一方のデイスクバル
ブ10は3枚のデイスクバルブを重ね合せ、他方
のデイスクバルブ11は4枚の小径デイスクバル
ブ11A、1枚の大径デイスクバルブ11Bを重
ね合せたものが使用され、大径デイスクバルブ1
1Bのばね力は僅かであり、後述のチエツク弁体
23の抜け止めを図つている。
14,15は各デイスクバルブ10,11を突
部5,6間で挾持するためのスペーサ、16,1
7は各デイスクバルブ10,11の開度を規制す
る規制部材を示し、デイスクバルブ10、スペー
サ14、規制部材16はピストン3の一側端面と
ピストンロツド2の段部2Aとの間で挾持され、
またデイスクバルブ11、スペーサ15、規制部
材17、ピストン3の他側端面とピストンロツド
2の先端に螺合したナツト18との間で挾持され
ている。
部5,6間で挾持するためのスペーサ、16,1
7は各デイスクバルブ10,11の開度を規制す
る規制部材を示し、デイスクバルブ10、スペー
サ14、規制部材16はピストン3の一側端面と
ピストンロツド2の段部2Aとの間で挾持され、
またデイスクバルブ11、スペーサ15、規制部
材17、ピストン3の他側端面とピストンロツド
2の先端に螺合したナツト18との間で挾持され
ている。
19,20はピストン3の軸方向に沿つて傾斜
して穿設された連通路で、一方の連通路19は円
環状油室12と油室Bとを連通し、他方の連通路
20は油室Aと円環状油室13とを連通するもの
である。そして、一方の連通路19の油室B側開
口部19Aは弁シート8,9間に形成された円環
状油室21に開口している。
して穿設された連通路で、一方の連通路19は円
環状油室12と油室Bとを連通し、他方の連通路
20は油室Aと円環状油室13とを連通するもの
である。そして、一方の連通路19の油室B側開
口部19Aは弁シート8,9間に形成された円環
状油室21に開口している。
また、22は一方のデイスクバルブ10のうち
ピストン3と対面する側のデイスクバルブ外周側
に形成され、油室Aと円環状油室12との間を恒
常的に連通する切欠きで、該切欠き22の有効断
面積は連通路19の有効断面積よりも小さくなる
ように形成されている。そして、前記切欠き22
は伸長行程、縮小行程の双方における低速減衰力
特性を設定する固定オリフイスを構成している。
ピストン3と対面する側のデイスクバルブ外周側
に形成され、油室Aと円環状油室12との間を恒
常的に連通する切欠きで、該切欠き22の有効断
面積は連通路19の有効断面積よりも小さくなる
ように形成されている。そして、前記切欠き22
は伸長行程、縮小行程の双方における低速減衰力
特性を設定する固定オリフイスを構成している。
次に、23は円環状のチエツク弁体で、該チエ
ツク弁体23の内周縁は他方のデイスクバルブ1
1の小径デイスクバルブ外周面に微小間〓を有し
て嵌合され、その外周縁のピストン3対面側は弁
シート9に離着座するようになつている。そし
て、前記チエツク弁体23の厚さ寸法は小径デイ
スクバルブ11Aと同一厚さ寸法に形成され、弁
シート9との間に環状の微小間〓Δtが形成され
ている。さらに、前記チエツク弁体23の背面側
は前述した大径デイスクバルブ11Bによつて保
持され、抜け止めされていると共に、油室B側が
中速領域に対応する所定圧力に達したとき該大径
デイスクバルブ11Bが撓んで、該チエツク弁体
23を弁シート9に着座せしめるようになつてい
る。
ツク弁体23の内周縁は他方のデイスクバルブ1
1の小径デイスクバルブ外周面に微小間〓を有し
て嵌合され、その外周縁のピストン3対面側は弁
シート9に離着座するようになつている。そし
て、前記チエツク弁体23の厚さ寸法は小径デイ
スクバルブ11Aと同一厚さ寸法に形成され、弁
シート9との間に環状の微小間〓Δtが形成され
ている。さらに、前記チエツク弁体23の背面側
は前述した大径デイスクバルブ11Bによつて保
持され、抜け止めされていると共に、油室B側が
中速領域に対応する所定圧力に達したとき該大径
デイスクバルブ11Bが撓んで、該チエツク弁体
23を弁シート9に着座せしめるようになつてい
る。
さらに、24は弁シート9に形成された他の切
欠きで、24は前述のチエツク弁体23が弁シー
ト9に着座した後においても油室Bと円環状油室
21とを恒常的に連通するものである。そして、
前記切欠き23の有効断面積は前述した切欠き2
2の有効断面積よりも大きく、かつ連通路20の
有効断面積より小さくなるように形成され、縮小
行程における高速減衰力特性を設定する他の固定
オリフイスを構成している。
欠きで、24は前述のチエツク弁体23が弁シー
ト9に着座した後においても油室Bと円環状油室
21とを恒常的に連通するものである。そして、
前記切欠き23の有効断面積は前述した切欠き2
2の有効断面積よりも大きく、かつ連通路20の
有効断面積より小さくなるように形成され、縮小
行程における高速減衰力特性を設定する他の固定
オリフイスを構成している。
本実施例は前述の如く構成されるが、次にその
作動について述べる。
作動について述べる。
まず、ピストン3がピストンロツド2と共に伸
長方向(第1図の矢示X方向)に変位したとす
る。これにより、油室A内が高圧となり、油室B
との間に差圧が生じる。このため、油室A内の油
液は切欠き22から円環状油室12内に流れ、連
通路19から円環状油室21に流れ、さらに油室
Bに流出する。そして、切欠き22の有効断面積
は連通路19よりも小となつているから此部を通
過する際に所定の減衰力を発生する。これが第3
図中のOAXとして示す伸長側の低速減衰力特性
を得る。
長方向(第1図の矢示X方向)に変位したとす
る。これにより、油室A内が高圧となり、油室B
との間に差圧が生じる。このため、油室A内の油
液は切欠き22から円環状油室12内に流れ、連
通路19から円環状油室21に流れ、さらに油室
Bに流出する。そして、切欠き22の有効断面積
は連通路19よりも小となつているから此部を通
過する際に所定の減衰力を発生する。これが第3
図中のOAXとして示す伸長側の低速減衰力特性
を得る。
そして、ピストン3が高速で変位すると、油室
A内の圧力が上昇し、この圧力は連通路20を介
して円環状油室13に導びかれ、デイスクバルブ
11に作用する。そして、この圧力がデイスクバ
ルブ11のばね力より大となると、該デイスクバ
ルブ11は弁シート8から離座し、連通路20を
油液が流れるときの抵抗力で第3図中のX Xと
して示す伸長側の高速減衰力特性を得る。従つ
て、伸長行程では従来技術と同様に2段階の減衰
力特性を得る。
A内の圧力が上昇し、この圧力は連通路20を介
して円環状油室13に導びかれ、デイスクバルブ
11に作用する。そして、この圧力がデイスクバ
ルブ11のばね力より大となると、該デイスクバ
ルブ11は弁シート8から離座し、連通路20を
油液が流れるときの抵抗力で第3図中のX Xと
して示す伸長側の高速減衰力特性を得る。従つ
て、伸長行程では従来技術と同様に2段階の減衰
力特性を得る。
次に、ピストン3が前述と反対に縮小方向(第
1図中の矢印Y方向)に変位した場合について述
べる。
1図中の矢印Y方向)に変位した場合について述
べる。
この場合には、油室Bが高圧となり、このため
油室B内の油液は円環状油室21から連通路1
9、円環状油室12、切欠き22を介して油室A
に流出する。このとき、第3図中でYとして示
す縮小側の低速減衰力特性を得る。なお、この特
性Yは伸長側の特性Xと同一である。
油室B内の油液は円環状油室21から連通路1
9、円環状油室12、切欠き22を介して油室A
に流出する。このとき、第3図中でYとして示
す縮小側の低速減衰力特性を得る。なお、この特
性Yは伸長側の特性Xと同一である。
そして、ピストン3の速度が速くなると、油室
B内の圧力が上昇し、この圧力がデイスクバルブ
10のばね力より大となると、該デイスクバルブ
10は弁シート7から離座し、第3図中のY Y
ととして示す縮小側の中速減衰力特性を得る。な
おY Yの延長線上の点を′Yとすると、Y Y′Y
は従来技術による縮小側の高速減衰力特性を表わ
すことになる。
B内の圧力が上昇し、この圧力がデイスクバルブ
10のばね力より大となると、該デイスクバルブ
10は弁シート7から離座し、第3図中のY Y
ととして示す縮小側の中速減衰力特性を得る。な
おY Yの延長線上の点を′Yとすると、Y Y′Y
は従来技術による縮小側の高速減衰力特性を表わ
すことになる。
上記の状態でピストン3の速度が徐々に高速と
なると、油室B内の圧力もさらに上昇し、チエツ
ク弁体23に作用する圧力によつて弁シート9に
向けて徐々に撓み、所定の圧力に達すると、遂に
は該チエツク弁体23は弁シート9に着座し、第
2図の状態になる。この間、第1図中のΔtとし
て示す微小間〓は徐々に狭まり、有効断面積が減
少して減衰力を高めていく。この間の特性が第3
図中のBYCYとして示す過度特性で、切欠き24
と微小間〓Δtによる有効断面積が連通路19の
有効断面積より小さくなる時点から、チエツク弁
体23が弁シート9に着座するまでの間、急激に
変化する。
なると、油室B内の圧力もさらに上昇し、チエツ
ク弁体23に作用する圧力によつて弁シート9に
向けて徐々に撓み、所定の圧力に達すると、遂に
は該チエツク弁体23は弁シート9に着座し、第
2図の状態になる。この間、第1図中のΔtとし
て示す微小間〓は徐々に狭まり、有効断面積が減
少して減衰力を高めていく。この間の特性が第3
図中のBYCYとして示す過度特性で、切欠き24
と微小間〓Δtによる有効断面積が連通路19の
有効断面積より小さくなる時点から、チエツク弁
体23が弁シート9に着座するまでの間、急激に
変化する。
さらに、チエツク弁体23が弁シート9に着座
した後の減衰力特性は切欠き24による有効断面
積にのみ依存するから、第3図中に示す該切欠き
24による減衰力特性Y Yに乗り、高速減衰力
特性Y Yを得ることができる。
した後の減衰力特性は切欠き24による有効断面
積にのみ依存するから、第3図中に示す該切欠き
24による減衰力特性Y Yに乗り、高速減衰力
特性Y Yを得ることができる。
かくして、縮小行程時においては、第3図の如
くY Y Y Yなる多段階の特性を得ることがで
きるから、低速時の減衰力特性Yを伸長側と同
一の特性に設定しても、乗心地に影響する中速領
域では低い減衰力を押え、高速領域では伸長側と
同様に高い減衰力Y Yを発生させることができ、
操縦の安定性を確保することができる。
くY Y Y Yなる多段階の特性を得ることがで
きるから、低速時の減衰力特性Yを伸長側と同
一の特性に設定しても、乗心地に影響する中速領
域では低い減衰力を押え、高速領域では伸長側と
同様に高い減衰力Y Yを発生させることができ、
操縦の安定性を確保することができる。
次に、第4図は本考案の第2の実施例を示し、
第5図および第6図は本考案の第3の実施例を示
し、これら各実施例において第1の実施例と同一
構成要素には同一符号を付しその説明を省略す
る。
第5図および第6図は本考案の第3の実施例を示
し、これら各実施例において第1の実施例と同一
構成要素には同一符号を付しその説明を省略す
る。
まず、第4図に示す第2の実施例の特徴は、ピ
ストン3に形成した突部6′、弁シート8′,9′
はいずれも軸方向に対して同一突出長さとし、こ
の代りにデイスクバルブ11のピストン3対面側
に小径デイスクバルブ11Aよりもわずかに大径
な他の小径デイスクバルブ31を設け、該小径デ
イスクバルブ31の板厚によつて微小間〓Δtを
設定したことになる。また、本実施例ではデイス
クバルブ10に代えて弁シート7に切欠き32が
設けられている。
ストン3に形成した突部6′、弁シート8′,9′
はいずれも軸方向に対して同一突出長さとし、こ
の代りにデイスクバルブ11のピストン3対面側
に小径デイスクバルブ11Aよりもわずかに大径
な他の小径デイスクバルブ31を設け、該小径デ
イスクバルブ31の板厚によつて微小間〓Δtを
設定したことになる。また、本実施例ではデイス
クバルブ10に代えて弁シート7に切欠き32が
設けられている。
本実施例は前述のように構成されるが、その作
動については変るところがないので省略するに、
本実施例では小径デイスクバルブ31の板厚によ
つて微小〓間Δt任意に調整しうる。
動については変るところがないので省略するに、
本実施例では小径デイスクバルブ31の板厚によ
つて微小〓間Δt任意に調整しうる。
次に、第5図、第6図に示す第3の実施例の特
徴は、第2の実施例と同様にピストン3に形成し
た突部6′、弁シート8′,9′はいずれも同一突
出長さとし、その代りに小径デイスクバルブ31
を設け、かつ弁シート9′に切欠き22を設ける
代りにチエツク弁体23を構成する2枚重ねの弁
体23A,23Bのうち、ピストン3と対面する
側の弁体23Aに切欠き41を設けたことにあ
る。
徴は、第2の実施例と同様にピストン3に形成し
た突部6′、弁シート8′,9′はいずれも同一突
出長さとし、その代りに小径デイスクバルブ31
を設け、かつ弁シート9′に切欠き22を設ける
代りにチエツク弁体23を構成する2枚重ねの弁
体23A,23Bのうち、ピストン3と対面する
側の弁体23Aに切欠き41を設けたことにあ
る。
このように構成することにより、切欠き41の
有効断面積の調整が容易で、しかもピストンを共
通化することができる。
有効断面積の調整が容易で、しかもピストンを共
通化することができる。
なお、前述した各実施例では縮小行程での減衰
力特性を多段階とするように述べたが、伸長側の
減衰力特性を多段階としてもよく、また双方の特
性を多段階としてもよい。
力特性を多段階とするように述べたが、伸長側の
減衰力特性を多段階としてもよく、また双方の特
性を多段階としてもよい。
本考案の油圧緩衝器は以上詳細に述べた如くで
あるから、低速減衰力特性を高めるようにして
も、中速減衰力特性を低い特性で、高速減衰力特
性を所望の高い減衰力特性とすることができ、乗
心地の改善を図ることができるばかりでなく、操
縦の安定性を図り、かつ高速時の減衰力を高める
ことによつて車体強度の維持を図ることができ
る。
あるから、低速減衰力特性を高めるようにして
も、中速減衰力特性を低い特性で、高速減衰力特
性を所望の高い減衰力特性とすることができ、乗
心地の改善を図ることができるばかりでなく、操
縦の安定性を図り、かつ高速時の減衰力を高める
ことによつて車体強度の維持を図ることができ
る。
第1図ないし第3図は本考案の第1の実施例に
係り、第1図は油圧緩衝器の要部縦断面図、第2
図は作動状態を示す作動状態図、第3図は減衰力
特性線図、第4図は本考案の第2の実施例を示す
要部縦断面図、第5図、第6図は本考案の第3の
実施例にして、第5図は要部縦断面図、第6図は
チエツク弁体の平面図である。 1……シリンダ、2……ピストンロツド、3…
…ピストン、7,8,9……弁シート、10,1
1……デイスクバルブ、12,13,21……環
状油室、19,20……連通路、22……切欠き
(一の固定オリフイス)、23……チエツク弁体
(弁体)、24……切欠き(他の固定オリフイス)。
係り、第1図は油圧緩衝器の要部縦断面図、第2
図は作動状態を示す作動状態図、第3図は減衰力
特性線図、第4図は本考案の第2の実施例を示す
要部縦断面図、第5図、第6図は本考案の第3の
実施例にして、第5図は要部縦断面図、第6図は
チエツク弁体の平面図である。 1……シリンダ、2……ピストンロツド、3…
…ピストン、7,8,9……弁シート、10,1
1……デイスクバルブ、12,13,21……環
状油室、19,20……連通路、22……切欠き
(一の固定オリフイス)、23……チエツク弁体
(弁体)、24……切欠き(他の固定オリフイス)。
Claims (1)
- シリンダ内に摺動可能に設けられ、該シリンダ
内を2つの油室に画成するピストンと、該ピスト
ンの軸方向両側にそれぞれ設けられた伸長側、縮
小側のデイスクバルブと、前記2つの油室を連通
するため前記ピストンに形成され、互いに一方側
の開口部が前記各デイスクバルブによつてそれぞ
れ閉塞され、他方側の開口部が油室にそれぞれ開
口した伸長側、縮小側の連通路と、該各連通路の
うち一方の連通路を介して流れる油液に伸縮双方
の立上がり特性を与えるため、前記各デイスクバ
ルブのうち一方のデイスクバルブまたはピストン
に形成された一の固定オリフイスとからなる油圧
緩衝器において、前記各デイスクバルブのうち少
なくとも一のデイスクバルブには、油室の液圧が
所定値以上となつたとき一の連通路の他方側開口
部を閉塞する弁体を該開口部に対面して設け、該
弁体と一の連通路の他方側開口部との間には該弁
体によつて該連通路を閉塞した後も該連通路を介
して油液の流通を許す他の固定オリフイスを設け
たことを特徴とする油圧緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984142825U JPH0320594Y2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984142825U JPH0320594Y2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6157243U JPS6157243U (ja) | 1986-04-17 |
| JPH0320594Y2 true JPH0320594Y2 (ja) | 1991-05-02 |
Family
ID=30701139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984142825U Expired JPH0320594Y2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0320594Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0524832Y2 (ja) * | 1988-11-14 | 1993-06-23 | ||
| JP2006307905A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Showa Corp | フロントフォーク |
| JP2009270597A (ja) * | 2008-05-01 | 2009-11-19 | Fuji Latex Kk | ダンパー装置 |
| JP5563863B2 (ja) * | 2010-03-30 | 2014-07-30 | 本田技研工業株式会社 | 減衰力可変式ダンパ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56116940A (en) * | 1980-02-20 | 1981-09-14 | Tokico Ltd | Damping-force generating mechanism of hydraulic buffer |
-
1984
- 1984-09-20 JP JP1984142825U patent/JPH0320594Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6157243U (ja) | 1986-04-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6302248B1 (en) | Damping force control type hydraulic shock absorber | |
| US5934421A (en) | Damping force control type hydraulic shock absorber | |
| JP4055023B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
| JPH1073141A (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
| JPH1073141A5 (ja) | ||
| WO2019208200A1 (ja) | 緩衝器 | |
| JPH0320594Y2 (ja) | ||
| JPH02278026A (ja) | 油圧緩衝器 | |
| JPH0260900B2 (ja) | ||
| JPH01288643A (ja) | 油圧緩衝器 | |
| JPH11101292A (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
| JPH0244114Y2 (ja) | ||
| JPH05231459A (ja) | 油圧緩衝器 | |
| JPS6332992Y2 (ja) | ||
| JP3988092B2 (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
| JPH0331947B2 (ja) | ||
| JPS6151178B2 (ja) | ||
| JP4317977B2 (ja) | 油圧緩衝器 | |
| JPH1061710A (ja) | 減衰力調整式油圧緩衝器 | |
| JP2006144951A (ja) | 油圧緩衝器の減衰力発生バルブ構造 | |
| JPH11344069A (ja) | 油圧緩衝器の減衰力発生構造 | |
| JPH0547309Y2 (ja) | ||
| US3973654A (en) | Viscosity sensitive valve for shock absorber | |
| JPH0519626Y2 (ja) | ||
| JPH0137245Y2 (ja) |