JPH03211227A - 高強度高靭性熱間鍛造非調質鋼の製造方法 - Google Patents
高強度高靭性熱間鍛造非調質鋼の製造方法Info
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- JPH03211227A JPH03211227A JP801490A JP801490A JPH03211227A JP H03211227 A JPH03211227 A JP H03211227A JP 801490 A JP801490 A JP 801490A JP 801490 A JP801490 A JP 801490A JP H03211227 A JPH03211227 A JP H03211227A
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- toughness
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は優れた強度・靭性及び被剛性を有する機械構造
用熱間鍛造非調質鋼の製造方法に関するものである。
用熱間鍛造非調質鋼の製造方法に関するものである。
[従来の技術]
従来、高強度高靭性を必要とする機械部品の製造に関し
ては、所定の形状に熱間鍛造後焼入れ焼き戻しを行うと
いった調質処理が施されていた。しかしながら調質処理
は多くの工程を必要とし、多大な熱エネルギーも要する
ため製造コストの上昇を招くことになる。このため近年
工程数の削減、省エネルギーの観点から調質処理を省略
しつる鋼、即ち非調質鋼の開発が行われてきた。強度向
上を狙うのであればVを含有させた非調質鋼で十分であ
る。しかしこの鋼種は靭性特に低温靭性が悪く、高強度
高靭性が要求される自動車の足廻り部品に用いる素材と
しては不十分であり、被削性もきわめて悪く部品生産性
に欠けていた。また近年部品設計上、降伏強度が重視さ
れる趨勢にあり同一の引張強度に対しなるべく降伏強度
の高いいわゆる高降伏比の材料の開発が望まれている。
ては、所定の形状に熱間鍛造後焼入れ焼き戻しを行うと
いった調質処理が施されていた。しかしながら調質処理
は多くの工程を必要とし、多大な熱エネルギーも要する
ため製造コストの上昇を招くことになる。このため近年
工程数の削減、省エネルギーの観点から調質処理を省略
しつる鋼、即ち非調質鋼の開発が行われてきた。強度向
上を狙うのであればVを含有させた非調質鋼で十分であ
る。しかしこの鋼種は靭性特に低温靭性が悪く、高強度
高靭性が要求される自動車の足廻り部品に用いる素材と
しては不十分であり、被削性もきわめて悪く部品生産性
に欠けていた。また近年部品設計上、降伏強度が重視さ
れる趨勢にあり同一の引張強度に対しなるべく降伏強度
の高いいわゆる高降伏比の材料の開発が望まれている。
これに対して特開昭56−38448号公報には、Si
、 Mn等を多くすることによる地鉄の強化と、Ti、
V 、 Nbの析出強化による鋼材の高強度化を図る
と共に鋼中のNを0.29%T1以上と多くすることに
より、窒化物主体のTi、 V 、 Nbの析出物を生
成させることにより旧オーステナイト粒径を微細化して
、鋼材の高靭性化を図り熱間鍛造のままで、その後の熱
処理を一切行わずに優れた引張強度・靭性の確保を可能
とした材料が示されている。
、 Mn等を多くすることによる地鉄の強化と、Ti、
V 、 Nbの析出強化による鋼材の高強度化を図る
と共に鋼中のNを0.29%T1以上と多くすることに
より、窒化物主体のTi、 V 、 Nbの析出物を生
成させることにより旧オーステナイト粒径を微細化して
、鋼材の高靭性化を図り熱間鍛造のままで、その後の熱
処理を一切行わずに優れた引張強度・靭性の確保を可能
とした材料が示されている。
[発明が解決しようとする課1!!I]しかしこのよう
な材料を用いてもなお十分な降伏強度を確保するには至
っていないというのが現状である。
な材料を用いてもなお十分な降伏強度を確保するには至
っていないというのが現状である。
本発明の目的は、引張強度85kgf/mm2以上で、
十分な靭性と優れた被剛性を有し、更に70kgf/a
m’以上もの高い降伏強度を有する熱間鍛造非調質鋼の
製造方法を提供することである。
十分な靭性と優れた被剛性を有し、更に70kgf/a
m’以上もの高い降伏強度を有する熱間鍛造非調質鋼の
製造方法を提供することである。
[11!題を解決するための手段]
本発明者らは高強度高靭性かつ被剛性に優れた熱間鍛造
非調質鋼の降伏強度の向上手法を提供するために鋭意検
討を行った結果、熱間鍛造後に従来行われていなかった
時効処理を施すことにより、引張強度・靭性・被削性を
劣化することなしに降伏強度を上昇させることが可能で
あるという新規な知見を得て本発明をなしたものである
。
非調質鋼の降伏強度の向上手法を提供するために鋭意検
討を行った結果、熱間鍛造後に従来行われていなかった
時効処理を施すことにより、引張強度・靭性・被削性を
劣化することなしに降伏強度を上昇させることが可能で
あるという新規な知見を得て本発明をなしたものである
。
即ち、第一の本発明に係わる製造方法の要旨とするとこ
ろは、重量%で C:0.10〜0.60% Si : 0.80〜3.0% Mn:3.0%以下 S:0.050〜0.30% V : 0.030〜0.05 0 : 0.005 〜0.050 %を含有し
、更に Cr:3.0%以下 Ni : 3.0%以下 MO:1.0%以下 Cu:2.0%以下 の一種または二種以上を含有し、更に Ti : 0.001〜0.050% Nb : 0.005 〜0.10%A文70.00
5〜0.10% の一種または二種以上を含有し、残部をFe及び不可避
的不純物からなる鋼を熱間鍛造した後、200℃〜60
0℃に時効後放冷することにより引張強度85kgf/
mm’以上、降伏強度70kgf/mm2以上を有する
ことを特徴とするものである。
ろは、重量%で C:0.10〜0.60% Si : 0.80〜3.0% Mn:3.0%以下 S:0.050〜0.30% V : 0.030〜0.05 0 : 0.005 〜0.050 %を含有し
、更に Cr:3.0%以下 Ni : 3.0%以下 MO:1.0%以下 Cu:2.0%以下 の一種または二種以上を含有し、更に Ti : 0.001〜0.050% Nb : 0.005 〜0.10%A文70.00
5〜0.10% の一種または二種以上を含有し、残部をFe及び不可避
的不純物からなる鋼を熱間鍛造した後、200℃〜60
0℃に時効後放冷することにより引張強度85kgf/
mm’以上、降伏強度70kgf/mm2以上を有する
ことを特徴とするものである。
次に、第二の本発明に係わる製造方法の要旨とするとこ
ろは、第一の本発明鋼の組成に加え、更に重量%で Pb:0.005〜0.50% Ca : O、OO1〜0 、050%T e : 0
、001〜0 、20%Se:0.010〜0.05 0− の一種または二種以上を含有し、残部をFe及び不可避
的不純物からなる鋼を熱間鍛造した後、200℃〜60
0℃に時効後放冷することにより弓張強度85kgf/
mm’以上、降伏強度70kgf/mm”以上を有する
高強度高靭性かつ被剛性の優れた熱間鍛造非調質鋼の製
造を可能とすることを特徴とするものである。
ろは、第一の本発明鋼の組成に加え、更に重量%で Pb:0.005〜0.50% Ca : O、OO1〜0 、050%T e : 0
、001〜0 、20%Se:0.010〜0.05 0− の一種または二種以上を含有し、残部をFe及び不可避
的不純物からなる鋼を熱間鍛造した後、200℃〜60
0℃に時効後放冷することにより弓張強度85kgf/
mm’以上、降伏強度70kgf/mm”以上を有する
高強度高靭性かつ被剛性の優れた熱間鍛造非調質鋼の製
造を可能とすることを特徴とするものである。
[作 用]
以下に本発明の詳細な説明する。
まず、Cは鍛造品の強度を増加させるのに有効な元素で
あるか、0.10%未満では強度が不足し、また0、6
0%を超えると、靭性の劣化を招くため、含有量を01
0〜0.60%とした。
あるか、0.10%未満では強度が不足し、また0、6
0%を超えると、靭性の劣化を招くため、含有量を01
0〜0.60%とした。
次にSiは固溶体硬化による強度の増加を図ることを目
的として添加するが、0.80%未満ではその効果は不
十分であり、一方、3.0%を超えるとその効果は飽和
し、むしろ靭性の劣化を招くので、その含有量を0.8
0〜3.0%とした。
的として添加するが、0.80%未満ではその効果は不
十分であり、一方、3.0%を超えるとその効果は飽和
し、むしろ靭性の劣化を招くので、その含有量を0.8
0〜3.0%とした。
また、MnとSは鋼中でMnSとして存在し、組織の微
細化に寄与するが、S:0.050%未満ではその効果
は不十分である。またMn:3.0%超、S:0.30
%超ではその効果は飽和し、むしろ靭性の劣化を招くた
め、Mn、 Sの含有量をそれぞれMn:3.0%以下
、S : 0.050〜0.30%とした。
細化に寄与するが、S:0.050%未満ではその効果
は不十分である。またMn:3.0%超、S:0.30
%超ではその効果は飽和し、むしろ靭性の劣化を招くた
め、Mn、 Sの含有量をそれぞれMn:3.0%以下
、S : 0.050〜0.30%とした。
さらに、V、NはVNの析出挙動を通じて、組織の微細
化に寄与するか、V :0.030%未満、N: 0.
005%未満ではその効果は不十分であり、一方、V
:0.30 %超、N:0.060%超ではその効果は
飽和し、むしろ靭性の劣化を招くので、その含有量をV
:0.030〜0.30%、N:0.O05〜o、o
ao%とした。
化に寄与するか、V :0.030%未満、N: 0.
005%未満ではその効果は不十分であり、一方、V
:0.30 %超、N:0.060%超ではその効果は
飽和し、むしろ靭性の劣化を招くので、その含有量をV
:0.030〜0.30%、N:0.O05〜o、o
ao%とした。
そのほか、C「、Mo、 Ni、 Cuは鍛造品の強度
を増加させるのに有効な元素であるが、経済的な観点か
ら、含有量をCr:3.0%以下、Mo:1.0%以下
、Ni:3.0%以下、Cu:2.0%以下とした。
を増加させるのに有効な元素であるが、経済的な観点か
ら、含有量をCr:3.0%以下、Mo:1.0%以下
、Ni:3.0%以下、Cu:2.0%以下とした。
この他本発明鋼においては、粒度調整の目的で^2、T
i、 Nbの一種または二種以上を添加しである。しか
しながら、Affi:0.005%未満、Ti:0.0
01%未満、Nb:0.005%未満ではその効果は不
十分であり、一方、肩:0.10%超、Ti:0.05
0%超、Nb:0.10%超では、その効果は飽和し、
むしろ靭性を劣化させるので、A、Q:0.005〜0
.10%、Ti:0.001〜0.050%、Nb:0
.005〜0.010%とした。
i、 Nbの一種または二種以上を添加しである。しか
しながら、Affi:0.005%未満、Ti:0.0
01%未満、Nb:0.005%未満ではその効果は不
十分であり、一方、肩:0.10%超、Ti:0.05
0%超、Nb:0.10%超では、その効果は飽和し、
むしろ靭性を劣化させるので、A、Q:0.005〜0
.10%、Ti:0.001〜0.050%、Nb:0
.005〜0.010%とした。
更に本発明に係わる非調質鋼においては、Pb、 Ca
1Te、 Se、 Biの一種または二種以上を添加し
であるが、これらは被削性向上を目的としたものである
。ただしPb:0.005%未満、Ca:0.001%
未満、Te:0.001%未満、Sa:O,010%未
満、Bi:0.010%未満ではその効果は不十分であ
り、Pb:0.50%超、Ca: 0.050%超、T
e:0.20%超、Se:0.50%超、Bi:0.5
0%超ではその効果は飽和し、むしろ靭性の劣化を招く
ため、その含有量をPb:0.005〜o、so%、C
a:0.001〜0.050%、Te:0.001〜0
.20%、 Se:0.010〜0.50%、Bi:0
.010%〜0.50%とした。
1Te、 Se、 Biの一種または二種以上を添加し
であるが、これらは被削性向上を目的としたものである
。ただしPb:0.005%未満、Ca:0.001%
未満、Te:0.001%未満、Sa:O,010%未
満、Bi:0.010%未満ではその効果は不十分であ
り、Pb:0.50%超、Ca: 0.050%超、T
e:0.20%超、Se:0.50%超、Bi:0.5
0%超ではその効果は飽和し、むしろ靭性の劣化を招く
ため、その含有量をPb:0.005〜o、so%、C
a:0.001〜0.050%、Te:0.001〜0
.20%、 Se:0.010〜0.50%、Bi:0
.010%〜0.50%とした。
以上が本発明鋼の基本組成である。これらの組成の棒鋼
を用いて熱間鍛造を行い室温まで冷却した場合の組織は
ベイナイト主体でありこれに少量のマルテンサイト、残
留オーステナイトが混在している。このままでは、引張
強度、靭性の点では問題ないが、調質処理鋼に比べ降伏
強度が不足している。そこで時効処理を施しマルテンサ
イト相中の転位の易動度を低減することにより降伏強度
を向上させることに着目した。ただし時効温度が200
℃未満ではその効果は不十分であり、600℃を超える
と引張強度・降伏強度ともに大幅に減少する。従って時
効温度を200℃〜600℃とした。これらの条件に従
って時効後放冷することにより引張強度85kgf/a
m”以上、降伏強度70kgf/+m”以上を有する高
強度高靭性かつ被剛性の優れた熱間鍛造非調質鋼を製造
することが可能である。
を用いて熱間鍛造を行い室温まで冷却した場合の組織は
ベイナイト主体でありこれに少量のマルテンサイト、残
留オーステナイトが混在している。このままでは、引張
強度、靭性の点では問題ないが、調質処理鋼に比べ降伏
強度が不足している。そこで時効処理を施しマルテンサ
イト相中の転位の易動度を低減することにより降伏強度
を向上させることに着目した。ただし時効温度が200
℃未満ではその効果は不十分であり、600℃を超える
と引張強度・降伏強度ともに大幅に減少する。従って時
効温度を200℃〜600℃とした。これらの条件に従
って時効後放冷することにより引張強度85kgf/a
m”以上、降伏強度70kgf/+m”以上を有する高
強度高靭性かつ被剛性の優れた熱間鍛造非調質鋼を製造
することが可能である。
[実 施 例]
以下に本発明に係わる高強度高靭性かつ被剛性に優れた
非調質鋼の製造方法の実施例を示す。
非調質鋼の製造方法の実施例を示す。
実施例−1
第1表に示す■、■、6.7の組成の鋼を高周波炉にて
溶製し、鋳造後、直径50mmの丸棒に圧延した。これ
らを1250℃加熱の後、1ビームに熱間鍛造した。鍛
造仕上げ温度は1050℃であり、この後冷却速度1.
0℃/secで室温まで冷却した。このうち一部は30
0℃で60分間時効処理を行った。これらの1ビームの
中央部より長手方向にJIS J号引張試験片、及びJ
IS 3号衝撃試験片を採取し引張強度及び−50℃、
20℃におけるシャルピー衝撃値を求めた。一方、一部
のものについては、鋳造した後、厚さ30IIIIIl
の鋼板に圧延した。圧延仕上げ温度は1050℃であり
この後、冷却速度1.0℃/secで室温まで冷却した
。この鋼板を用いて時効前、時効後(300℃x 60
m1n )の被剛性を評価した。被剛性の目安としては
、5KH9(φ5)ドリルにより切削油なしで、送りを
初速0.1ma+/revにして深さ20mmのめくら
穴をあけたときのドリル寿命が穴の総深さ5000a+
mとなる場合の切削速度(m/ff1in)を用いた。
溶製し、鋳造後、直径50mmの丸棒に圧延した。これ
らを1250℃加熱の後、1ビームに熱間鍛造した。鍛
造仕上げ温度は1050℃であり、この後冷却速度1.
0℃/secで室温まで冷却した。このうち一部は30
0℃で60分間時効処理を行った。これらの1ビームの
中央部より長手方向にJIS J号引張試験片、及びJ
IS 3号衝撃試験片を採取し引張強度及び−50℃、
20℃におけるシャルピー衝撃値を求めた。一方、一部
のものについては、鋳造した後、厚さ30IIIIIl
の鋼板に圧延した。圧延仕上げ温度は1050℃であり
この後、冷却速度1.0℃/secで室温まで冷却した
。この鋼板を用いて時効前、時効後(300℃x 60
m1n )の被剛性を評価した。被剛性の目安としては
、5KH9(φ5)ドリルにより切削油なしで、送りを
初速0.1ma+/revにして深さ20mmのめくら
穴をあけたときのドリル寿命が穴の総深さ5000a+
mとなる場合の切削速度(m/ff1in)を用いた。
これらの結果を第2表に示す。
第2表において■、■は第一の本発明に係わる高強度高
靭性を有する非調質鋼であり、6.7は比較鋼である。
靭性を有する非調質鋼であり、6.7は比較鋼である。
この第2表から明らかなように、時効前、時効後ともに
本発明鋼■、■はいずれも、85kgf/ll1m”以
上の引張強度を有し、3.Okgf−m7cm”以上の
低温靭性、6.5kgf−m/cm’以上の常温靭性を
有することがわかる。しかし時効前は降伏強度が不足し
ている。ところが時効を加えることにより降伏強度はど
れも上昇し70kgf/a+m2以上を有するようにな
る。これに対し比較鋼6はCの含有量が本発明の範囲を
下回った例であり、靭性は開発鋼と同等であるが強度が
時効前、時効後ともに不足している。一方、比較wI7
はSの含有量が本発明の範囲を下回った場合であり、強
度は問題ないが時効前、時効後ともに低温靭性及び常温
靭性が不足している。
本発明鋼■、■はいずれも、85kgf/ll1m”以
上の引張強度を有し、3.Okgf−m7cm”以上の
低温靭性、6.5kgf−m/cm’以上の常温靭性を
有することがわかる。しかし時効前は降伏強度が不足し
ている。ところが時効を加えることにより降伏強度はど
れも上昇し70kgf/a+m2以上を有するようにな
る。これに対し比較鋼6はCの含有量が本発明の範囲を
下回った例であり、靭性は開発鋼と同等であるが強度が
時効前、時効後ともに不足している。一方、比較wI7
はSの含有量が本発明の範囲を下回った場合であり、強
度は問題ないが時効前、時効後ともに低温靭性及び常温
靭性が不足している。
実施例−2
実施例1と同様に′tS1表に示す■〜■、8〜10の
組成の鋼を高周波炉にて溶製し、鋳造後、直径50m+
aの丸棒に圧延した。これらを1250℃加熱の後、l
ビームに熱間鍛造した。鍛造仕上げ温度は1050℃で
あり、この後冷却速度1.Otl:/secで室温まで
冷却した。このうち一部は300℃で60分間時効処理
を行った。これらの1ビームの中央部より長手方向にJ
IS J号引張試験片、及びJIS 3号衝撃試験片を
採取し引張強度及び−50℃、20℃におけるシャルピ
ー衝撃値を求めた。一方、一部のものについては、高周
波炉にて溶製し、鋳造した後、厚さ30mmの鋼板に圧
延した。圧延仕上げ温度は1050℃でありこの後大気
中にて放冷した。この鋼板を用いて時効前、時効後(3
00℃x 60a+in)の被剛性を評価した。被剛性
の目安としては、実施例1の場合と全く同じで、ドリル
寿命が穴の総深さ5000mmとなる場合の切削速度(
a+/win)を用いた。これらの結果を第3表に示す
。
組成の鋼を高周波炉にて溶製し、鋳造後、直径50m+
aの丸棒に圧延した。これらを1250℃加熱の後、l
ビームに熱間鍛造した。鍛造仕上げ温度は1050℃で
あり、この後冷却速度1.Otl:/secで室温まで
冷却した。このうち一部は300℃で60分間時効処理
を行った。これらの1ビームの中央部より長手方向にJ
IS J号引張試験片、及びJIS 3号衝撃試験片を
採取し引張強度及び−50℃、20℃におけるシャルピ
ー衝撃値を求めた。一方、一部のものについては、高周
波炉にて溶製し、鋳造した後、厚さ30mmの鋼板に圧
延した。圧延仕上げ温度は1050℃でありこの後大気
中にて放冷した。この鋼板を用いて時効前、時効後(3
00℃x 60a+in)の被剛性を評価した。被剛性
の目安としては、実施例1の場合と全く同じで、ドリル
寿命が穴の総深さ5000mmとなる場合の切削速度(
a+/win)を用いた。これらの結果を第3表に示す
。
第3表において、■〜■は第二の本発明に係わる非調質
鋼であり、8〜10は比較鋼である。第3表より明らか
なように、■〜■はどれも時効後、85kgf/mn+
”以上の引張強度、70kgf/am2以上の降伏強度
を有し、3.Okgf−m/c謹2以上の低温靭性、6
.5kgf−m7cm”以上の常温靭性を有することが
わかる。比較鋼8はSiの含有量が本発明の範囲を下回
った例であり、靭性は開発鋼と同等であるが強度が時効
前、時効後ともに不足している。一方、比較鋼9.10
はそれぞれS、 Nの含有量が本発明の範囲を下回った
場合であり、強度は問題ないが時効前、時効後ともに低
温靭性及び常温靭性が不足している。
鋼であり、8〜10は比較鋼である。第3表より明らか
なように、■〜■はどれも時効後、85kgf/mn+
”以上の引張強度、70kgf/am2以上の降伏強度
を有し、3.Okgf−m/c謹2以上の低温靭性、6
.5kgf−m7cm”以上の常温靭性を有することが
わかる。比較鋼8はSiの含有量が本発明の範囲を下回
った例であり、靭性は開発鋼と同等であるが強度が時効
前、時効後ともに不足している。一方、比較鋼9.10
はそれぞれS、 Nの含有量が本発明の範囲を下回った
場合であり、強度は問題ないが時効前、時効後ともに低
温靭性及び常温靭性が不足している。
なお被剛性については、第2表と第3表を比べるとわか
るように被削性元素(Pb 、 Ca%Te。
るように被削性元素(Pb 、 Ca%Te。
Se、 Bi)を含有した■、■、■の方が全く含有し
ない■、■よりも被剛性が優れていることがわかる。
ない■、■よりも被剛性が優れていることがわかる。
[発明の効果コ
以上述べたごとく、本発明鋼を用いることにより、85
kgf/mm2以上の高い引張強度を有し、高靭性かつ
優れた被剛性を得ることが可能であり、更に熱間鍛造後
の時効により、70kgf/mm2以上という高い降伏
強度を得ることができる。
kgf/mm2以上の高い引張強度を有し、高靭性かつ
優れた被剛性を得ることが可能であり、更に熱間鍛造後
の時効により、70kgf/mm2以上という高い降伏
強度を得ることができる。
これにより、従来必要とした調質処理の省略とそれにと
もなう製造コスト低減が可能となり、産業上の効果は極
めて顕著なものがある。
もなう製造コスト低減が可能となり、産業上の効果は極
めて顕著なものがある。
他4名
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%で C:0.10〜0.60% Si:0.80〜3.0% Mn:3.0%以下 S:0.050p〜0.30% V:0.030〜0.30% N:0.005〜0.060% を含有し、更に Cr:3.0%以下 Ni:3.0%以下 Mo:1.0%以下 Cu:2.0%以下 の一種または二種以上を含有し、更に Ti:0.001〜0.050% Nb:0.005〜0.10% Al:0.005〜0.10% の一種または二種以上を含有し、残部をFe及び不可避
的不純物からなる鋼を熱間鍛造した後、200℃〜60
0℃に時効後放冷することにより引張強度85kgf/
mm^2以上、降伏強度70kgf/mm^2以上を有
することを特徴とする高強度高靭性熱間鍛造非調質鋼の
製造方法。 2 重量%で、更に鋼成分として Pb:0.005〜0.50% Ca:0.001〜0.050% Te:0.001〜0.20% Se:0.010〜0.50% Bi:0.010〜0.50% の一種または二種以上を含有する、被剛性も優れている
ことを特徴とする請求項1記載の高強度高靭性熱間鍛造
非調質鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008014A JPH0663025B2 (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 高強度高靭性熱間鍛造非調質鋼の製造方法 |
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| JP2008014A JPH0663025B2 (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 高強度高靭性熱間鍛造非調質鋼の製造方法 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103757553A (zh) * | 2013-12-28 | 2014-04-30 | 宝鼎重工股份有限公司 | 一种40NiCrMo7优化材料轴齿轮锻件及制造方法 |
| WO2019088190A1 (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-09 | 日本製鉄株式会社 | 熱間鍛造鋼材 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61279656A (ja) * | 1985-06-05 | 1986-12-10 | Daido Steel Co Ltd | 熱間鍛造用非調質鋼 |
| JPS6274055A (ja) * | 1985-09-27 | 1987-04-04 | Kobe Steel Ltd | 熱間鍛造用高靭性非調質鋼 |
| JPS62207821A (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-12 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱間鍛造用非調質鋼の製造方法 |
-
1990
- 1990-01-17 JP JP2008014A patent/JPH0663025B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN111295457A (zh) * | 2017-10-31 | 2020-06-16 | 日本制铁株式会社 | 热锻钢材 |
| JPWO2019088190A1 (ja) * | 2017-10-31 | 2020-11-12 | 日本製鉄株式会社 | 熱間鍛造鋼材 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0663025B2 (ja) | 1994-08-17 |
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