JPH032124B2 - - Google Patents
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- JPH032124B2 JPH032124B2 JP58196976A JP19697683A JPH032124B2 JP H032124 B2 JPH032124 B2 JP H032124B2 JP 58196976 A JP58196976 A JP 58196976A JP 19697683 A JP19697683 A JP 19697683A JP H032124 B2 JPH032124 B2 JP H032124B2
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- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Description
本発明は、新規な〔1〕ベンズエピノ〔3,4
−b〕ピリジン誘導体およびその酸付加塩を有効
成分とする抗潰瘍剤に関する。 さらに詳しくは、本発明は 一般式() 〔式中、R1は水素原子、アルキル基、ハロゲ
ン化アルキル基、アルコキシ基またはハロゲン原
子を表わし、Xは酸素原子または硫黄原子を表わ
し、R2は
−b〕ピリジン誘導体およびその酸付加塩を有効
成分とする抗潰瘍剤に関する。 さらに詳しくは、本発明は 一般式() 〔式中、R1は水素原子、アルキル基、ハロゲ
ン化アルキル基、アルコキシ基またはハロゲン原
子を表わし、Xは酸素原子または硫黄原子を表わ
し、R2は
【式】(式中、Yはアミ
ノ基、置換アミノ基、ヘテロ環または置換ヘテロ
環を表わし、Zは水素原子、アルキル基またはア
シル基を表わし、nは1−3の整数を表わす。)
または
環を表わし、Zは水素原子、アルキル基またはア
シル基を表わし、nは1−3の整数を表わす。)
または
【式】(式中、mは0,1ま
たは2を表わし、Zは前記と同意義。)を表わ
す。〕で表わされる新規な〔1〕ベンズエピノ
〔3,4−b〕ピリジン誘導体およびその酸付加
塩を有効成分とする抗潰瘍剤に関する。 以下に、本発明を詳細に説明する。 一般式(I)で表わされる目的化合物(以下、
化合物Iと称す。)において、R1におけるアルキ
ル基しては、炭素数1−5のアルキル基、例えば
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル基
あげられる。ハロゲン化アルキル基としては、炭
素数1−3のハロゲン化アルキル基、例えばトリ
フルオロメチル、トリクロロメチル、トリブロモ
メチル基があげられる。アルコキシ基としては、
炭素数1−5のアルコキシ基、例えばメトキシ、
エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキ
シ基があげられる。ハロゲン原子としては、フツ
素、塩素、臭素、ヨウ素等があげられる。 Yにおける置換アミノ基の置換基としては、モ
ノ又はジ置換基であつてよく、炭素数1−5のア
ルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル基があげられる。ヘテロ環として
は、ペピラジン、ペピリジン、モルホリン、ピロ
リジン、ピリジン、キヌクリジン、イミダゾー
ル、インドール、キノリン、ピロリチジン等があ
げられる。ヘテロ環の置換基としては、メチル、
エチル、プロピル、ブチル、ペンチル基等の炭素
数1−5のアルキル基、またはフツ素、塩素、臭
素、ヨウ素等ハロゲン原子等があげられる。 Zにおけるアルキル基としては、炭素数1−5
のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル基があげられる。アシル基
としては、炭素数1−5のアシル基、例えばホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、バレ
リル、フルオロアセチル、ジフルオロアセチル、
トリフルオロアセチル、クロロアセチル、ジクロ
ロアセチル、トリクロロアセチル、ブロモアセチ
ル、ジブロモアセチル、トリブロモアセチル基等
があげられる。 化合物の酸付加塩としては、薬理学的に許容
される無機酸との塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、リン酸塩等、有機酸との塩、例えば
酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、
クエン酸塩、シユウ酸塩、安息香酸塩の塩があげ
られる。 次に、化合物の急性毒性試験および抗潰瘍作
用試験を示す。 急性毒性試験 体重20±1gのdd系雄マウスを1群5匹用い、
化合物を経口(po:0.3mg/g)または腹腔内
(ip:0.1mg/g)で投与した。投与7日後の死亡
状況を観察し、MLD(最小死亡量)値を求めた。
化合物のうち代表的なものについて結果を第1
表に示す。 抗潰瘍作用試験 実験には17時間絶食したDonryu系雄性ラツト
(体重190−210g)を用い、化合物Iを経口
(po:30mg/Kg)投与直後、高木らの考案した拘
束ケージに入れ〔Jap.J.Pharmacol.,18,9
(1968)〕、23±1℃の水中にラツトの剣状突起ま
でつけ、7時間経過後、ラツトを炭酸ガスで致死
せしめ、各ラツトの胃を取り出し、腺胃に生じた
胃損傷の長さを実体顕微鏡にて観測測定し、それ
らの和をもつて各ラツトの損傷指数とした。 ラツトは1群4−5匹用いた。また試験化合物
は生理食塩水に溶解するかあるいは生理食塩水に
ポリエチレングリコール400を適量加えたものに
溶解もしくは懸濁して用いた。溶媒(生理食塩水
又は生理食塩水−ポリエチレングリコール400混
合物)投与群と損傷指数を比較し、次式より抑制
率を求めた。化合物のうち代表的なものについ
て結果を第1表に示す。 抑制率(%) =溶媒投与群−試験化合物投与群/溶媒投与群×10
0
す。〕で表わされる新規な〔1〕ベンズエピノ
〔3,4−b〕ピリジン誘導体およびその酸付加
塩を有効成分とする抗潰瘍剤に関する。 以下に、本発明を詳細に説明する。 一般式(I)で表わされる目的化合物(以下、
化合物Iと称す。)において、R1におけるアルキ
ル基しては、炭素数1−5のアルキル基、例えば
メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル基
あげられる。ハロゲン化アルキル基としては、炭
素数1−3のハロゲン化アルキル基、例えばトリ
フルオロメチル、トリクロロメチル、トリブロモ
メチル基があげられる。アルコキシ基としては、
炭素数1−5のアルコキシ基、例えばメトキシ、
エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキ
シ基があげられる。ハロゲン原子としては、フツ
素、塩素、臭素、ヨウ素等があげられる。 Yにおける置換アミノ基の置換基としては、モ
ノ又はジ置換基であつてよく、炭素数1−5のア
ルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル基があげられる。ヘテロ環として
は、ペピラジン、ペピリジン、モルホリン、ピロ
リジン、ピリジン、キヌクリジン、イミダゾー
ル、インドール、キノリン、ピロリチジン等があ
げられる。ヘテロ環の置換基としては、メチル、
エチル、プロピル、ブチル、ペンチル基等の炭素
数1−5のアルキル基、またはフツ素、塩素、臭
素、ヨウ素等ハロゲン原子等があげられる。 Zにおけるアルキル基としては、炭素数1−5
のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル基があげられる。アシル基
としては、炭素数1−5のアシル基、例えばホル
ミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、バレ
リル、フルオロアセチル、ジフルオロアセチル、
トリフルオロアセチル、クロロアセチル、ジクロ
ロアセチル、トリクロロアセチル、ブロモアセチ
ル、ジブロモアセチル、トリブロモアセチル基等
があげられる。 化合物の酸付加塩としては、薬理学的に許容
される無機酸との塩、例えば塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、リン酸塩等、有機酸との塩、例えば
酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、酒石酸塩、
クエン酸塩、シユウ酸塩、安息香酸塩の塩があげ
られる。 次に、化合物の急性毒性試験および抗潰瘍作
用試験を示す。 急性毒性試験 体重20±1gのdd系雄マウスを1群5匹用い、
化合物を経口(po:0.3mg/g)または腹腔内
(ip:0.1mg/g)で投与した。投与7日後の死亡
状況を観察し、MLD(最小死亡量)値を求めた。
化合物のうち代表的なものについて結果を第1
表に示す。 抗潰瘍作用試験 実験には17時間絶食したDonryu系雄性ラツト
(体重190−210g)を用い、化合物Iを経口
(po:30mg/Kg)投与直後、高木らの考案した拘
束ケージに入れ〔Jap.J.Pharmacol.,18,9
(1968)〕、23±1℃の水中にラツトの剣状突起ま
でつけ、7時間経過後、ラツトを炭酸ガスで致死
せしめ、各ラツトの胃を取り出し、腺胃に生じた
胃損傷の長さを実体顕微鏡にて観測測定し、それ
らの和をもつて各ラツトの損傷指数とした。 ラツトは1群4−5匹用いた。また試験化合物
は生理食塩水に溶解するかあるいは生理食塩水に
ポリエチレングリコール400を適量加えたものに
溶解もしくは懸濁して用いた。溶媒(生理食塩水
又は生理食塩水−ポリエチレングリコール400混
合物)投与群と損傷指数を比較し、次式より抑制
率を求めた。化合物のうち代表的なものについ
て結果を第1表に示す。 抑制率(%) =溶媒投与群−試験化合物投与群/溶媒投与群×10
0
【表】
化合物は、その薬理作用にかんがみて、投与
目的に対する各種の製薬形態で使用可能である。
本発明の製薬組成物は活性成分としての遊離また
は酸付加塩の形態にある有効な量の特定化合物
を、薬理的に受容しうる担体と均一に混合して製
造できる。この担体は投与に対して望ましい製剤
の形態に応じて、広い範囲の形態をとることがで
きる。これらの製薬組成物は、経口的又は注射に
よる投与に対して適する単位服用形態にあること
が望ましい。経口服用形態にある組成物の調製に
おいては、何んらかの有用な薬理的に受容しうる
担体が使用できる。例えば、懸濁剤およびシロツ
プ剤の如き経口液体調製物は、水、シユークロー
ス、ソルビトール、フラクトースなどの糖類、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコールな
どのグリコール類、ゴマ油、オリーブ油、大豆油
などの油数、アルキルパラヒドロキシベンゾエー
トなどの防腐剤、ストロベリー・フレーバー、ペ
ツパーミントなどのフレーバー類などを使用して
製造できる。散剤、丸剤、カプセルおよび錠剤は
ラクトース、グルコース、シユークロース、マニ
トールなどの賦形剤、澱粉、アルギン酸ソーダな
どの崩壊剤、マグネシウムステアレート、タルク
などの滑沢剤、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ゼラチンなどの結合剤、
脂肪酸エステルなどの表面活性剤、グリセリンな
どの可塑剤などを用いて製造できる。錠剤および
カプセルは投与が容易であるという理由で、最も
有用な単位経口投与剤である。錠剤やカプセルを
製造する際には、個体の製薬担体が用いられる。 又、注射用の溶液は、塩溶液、グルコース溶液
または、塩水とグルコース溶液の混合物から成る
担体を用いて調製することができる。 化合物の有効用量は10−50mg/人(約60
Kg)/日であり、その投与回数は1日約3回が好
ましい。 次に、化合物の製造例を説明する。 化合物は、一般式() (式中、R1およびXは前記と同意義)で表わ
される化合物を原料として、有機合成化学の手
法としてよく知られている以下に述べる方法によ
つて製造することができる。 前記、化合物のうち、一部の化合物の製法は
既知であり、例えば、特開昭49−117496,Chem.
Pharm.Bull.,29,3515(1981)等に記載されて
おり、記載されていない化合物についても記載
方法と同様な方法で製造される。 (式中、R1,R2およびXは前記と同意義を示
し、Qはハロゲン原子を表す。)化合物を還元
して化合物とし、さらに該化合物とハロゲン
化剤とを反応させ、化合物あるいは化合物の
酸付加塩とする。ついで、該化合物あるいは化
合物の酸付加塩とアミン〔Z′−NH−(CH2)
n−Y:化合物または
目的に対する各種の製薬形態で使用可能である。
本発明の製薬組成物は活性成分としての遊離また
は酸付加塩の形態にある有効な量の特定化合物
を、薬理的に受容しうる担体と均一に混合して製
造できる。この担体は投与に対して望ましい製剤
の形態に応じて、広い範囲の形態をとることがで
きる。これらの製薬組成物は、経口的又は注射に
よる投与に対して適する単位服用形態にあること
が望ましい。経口服用形態にある組成物の調製に
おいては、何んらかの有用な薬理的に受容しうる
担体が使用できる。例えば、懸濁剤およびシロツ
プ剤の如き経口液体調製物は、水、シユークロー
ス、ソルビトール、フラクトースなどの糖類、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコールな
どのグリコール類、ゴマ油、オリーブ油、大豆油
などの油数、アルキルパラヒドロキシベンゾエー
トなどの防腐剤、ストロベリー・フレーバー、ペ
ツパーミントなどのフレーバー類などを使用して
製造できる。散剤、丸剤、カプセルおよび錠剤は
ラクトース、グルコース、シユークロース、マニ
トールなどの賦形剤、澱粉、アルギン酸ソーダな
どの崩壊剤、マグネシウムステアレート、タルク
などの滑沢剤、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ゼラチンなどの結合剤、
脂肪酸エステルなどの表面活性剤、グリセリンな
どの可塑剤などを用いて製造できる。錠剤および
カプセルは投与が容易であるという理由で、最も
有用な単位経口投与剤である。錠剤やカプセルを
製造する際には、個体の製薬担体が用いられる。 又、注射用の溶液は、塩溶液、グルコース溶液
または、塩水とグルコース溶液の混合物から成る
担体を用いて調製することができる。 化合物の有効用量は10−50mg/人(約60
Kg)/日であり、その投与回数は1日約3回が好
ましい。 次に、化合物の製造例を説明する。 化合物は、一般式() (式中、R1およびXは前記と同意義)で表わ
される化合物を原料として、有機合成化学の手
法としてよく知られている以下に述べる方法によ
つて製造することができる。 前記、化合物のうち、一部の化合物の製法は
既知であり、例えば、特開昭49−117496,Chem.
Pharm.Bull.,29,3515(1981)等に記載されて
おり、記載されていない化合物についても記載
方法と同様な方法で製造される。 (式中、R1,R2およびXは前記と同意義を示
し、Qはハロゲン原子を表す。)化合物を還元
して化合物とし、さらに該化合物とハロゲン
化剤とを反応させ、化合物あるいは化合物の
酸付加塩とする。ついで、該化合物あるいは化
合物の酸付加塩とアミン〔Z′−NH−(CH2)
n−Y:化合物または
【式】(式中、Y,
Z,mおよびnは前記と同意義を示し、Z′は水素
原子または炭素数1−5のアルキル基を表す。)〕
とを反応させて、化合物を得ることができる。 さらに、製法Aを詳細に説明する。 化合物は、化合物を、通常、水素化アルミ
ニウムリチウムや水素化ホウ素ナトリウムなどの
金属水素錯化合物を用いる方法で還元することに
より得られる。 すなわち、水素化アルミニウムリチウムを用い
て化合物を還元する場合には、化合物をジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエー
テルなどの乾燥溶媒に溶解あるいは懸濁させ、つ
いで該化合物に対して0.3−2.0当量の水素化ア
ルミニウムリチウムを加えて、0℃からその溶媒
の沸点までの間の適宜な温度で30分間から3時間
攪拌すると還元が終結する。その後、常法に従つ
て後処理することによつて化合物が得られる。 また、水素化ホウ素ナトリウムを用いて化合物
を還元する場合には、化合物を水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、エチレング
リコールジメチルエーテル、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の溶媒に溶解あるい
は懸濁させ、ついで該化合物に対して0.3−1.0
当量の水素化ホウ素ナトリウムを加えて0−60℃
の適宜な温度で1−8時間攪拌すると還元が終結
する。その後常法に従つて後処理することによつ
て化合物が得られる。 その他、接触水素添加法を用いることにより、
化合物を還元して化合物を得ることも可能で
ある。 このようにして得られた化合物を各種ハロゲ
ン化剤で化合物あるいは化合物の酸付加塩と
する。この場合、ハロゲン化剤として、ハロゲン
化チオニルを用いる方法、ハロゲン化リンを用い
る方法で、このハロゲン化は容易に行える。すな
わち、ハロゲン化チオニルとしては塩化チオニ
ル、臭化チオニル等を用いることができ、これら
をそのまま過剰に用いるか、あるいはベンゼン、
トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、ジメチルホルムアミド、ジエ
チルエーテルなどの溶媒中、必要ならばピリジ
ン、キノリン、ジメチルアニリン、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第三級ア
ミンの存在下に化合物と0−70℃の適宜な温度
で1−5時間反応させることにより、化合物あ
るいは化合物の酸付加塩が得られる。またハロ
ゲン化リンとしては、三塩化リン、五塩化リン、
三臭化リン、五臭化リン、オキシ塩化リン、オキ
シ臭化リン等を用いることができ、前述のハロゲ
ン化チオニルを用いる場合と同様の条件で化合物
あるいは化合物の酸付加塩が得られる。 その他、ハロゲン化水素を用いる方法によつて
も化合物をハロゲン化し化合物あるいは化合
物の酸化加塩を得ることも可能である。 このようにして得られた化合物あるいは化合
物の酸付加塩を化合物または化合物と反応
させることによつて、化合物が得られる。すな
わち、化合物または化合物を化合物あるい
は化合物の酸付加塩に対して2−10当量用い、
必要ならばジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサン、アセ
トニトリル、二硫化炭素、酢酸エチル、ジメチル
ホルムアミド等の不活性溶媒中、−10〜120℃の適
宜な温度で30分間から3時間反応させると化合物
が生成する。なお、この反応の際、ハロゲン化
水素の捕捉剤として炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、ピ
リジン、キノリン、ジメチルアニリン、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどの塩
基を共存させることによつて、化合物または化
合物の使用量を1当量ですますことが可能であ
る。 (式中、X,Y,Z′,Qおよびnは前記と同意
義。) 製法Aでられる化合物あるいは化合物の酸
付加塩とアンモニアあるいはアミン〔Z′−
NH2:化合物(式中、Z′は前記と同意義)〕と
を反応させ化合物とし、さらに該化合物とY
−(CH2)n−W:化合物(式中、Wは塩素、
臭素、ヨウ素等のハロゲン原子あるいはメチルス
ルホニルオキシ、フエニルスルホニルオキシ、p
−トルエンスルホニルオキシ基等のスルホニルオ
キシ基等を表わす)あるいは化合物の酸付加塩
を反応させて化合物′を得ることができる。 さらに製法Bを詳細に説明する。 化合物をそのまま過剰に用いるか、あるいは
ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジメチルホルム
アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチル等
の不活性溶媒中、−78〜50℃の適宜な温度で30分
間から3時間、化合物あるいは化合物の酸付
加塩と反応させることにより化合物が得られ
る。 このようにして得られた化合物を化合物に
対して1−5当量の化合物あるいは化合物の
酸付加塩とジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、ベンゼン、、トルエン、キシレン、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ヘキサン、シクロヘ
キサン、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、アセトニトリル、二硫化炭素、酢酸エチル、
ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、必要ならば
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸水素カリウム、ピリジン、キノリン、
ジメチルアニリン、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン等塩基の共存下、また、必要
ならば触媒量のヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウ
ム等のヨウ化物の共存下、0−120℃の適宜な温
度で30分間から6時間反応させると化合物1′が生
成する。 このようにして製法AおよびBで得られた化合
物は、遊離塩基として結晶もしくは油状で得られ
るので、必要ならばカラムクロマトグラフイーあ
るいは再結晶操作を行うことによつて目的化合物
をさらに高純度の精製品とすることができる。 さらに、生理学的に使用可能な無機酸、たとえ
ば塩酸、硫酸、臭化水素酸、リン酸、あるいは有
機酸たとえば酢酸、マレイン酸、フマル酸、酒石
酸、クエン酸、シユウ酸、安息香酸などを常法に
従つて作用させることにより、化合物の酸付加
塩を容易に製造することができる。 化合物の具体例の名称、その構造およびその
理化学的性質を第2、3および4表にそれぞれ示
す。 尚、化合物1,2…,26は後記の参考例1,
2,…26の化合物1,2,…26に相当する。
原子または炭素数1−5のアルキル基を表す。)〕
とを反応させて、化合物を得ることができる。 さらに、製法Aを詳細に説明する。 化合物は、化合物を、通常、水素化アルミ
ニウムリチウムや水素化ホウ素ナトリウムなどの
金属水素錯化合物を用いる方法で還元することに
より得られる。 すなわち、水素化アルミニウムリチウムを用い
て化合物を還元する場合には、化合物をジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエー
テルなどの乾燥溶媒に溶解あるいは懸濁させ、つ
いで該化合物に対して0.3−2.0当量の水素化ア
ルミニウムリチウムを加えて、0℃からその溶媒
の沸点までの間の適宜な温度で30分間から3時間
攪拌すると還元が終結する。その後、常法に従つ
て後処理することによつて化合物が得られる。 また、水素化ホウ素ナトリウムを用いて化合物
を還元する場合には、化合物を水、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、エチレング
リコールジメチルエーテル、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等の溶媒に溶解あるい
は懸濁させ、ついで該化合物に対して0.3−1.0
当量の水素化ホウ素ナトリウムを加えて0−60℃
の適宜な温度で1−8時間攪拌すると還元が終結
する。その後常法に従つて後処理することによつ
て化合物が得られる。 その他、接触水素添加法を用いることにより、
化合物を還元して化合物を得ることも可能で
ある。 このようにして得られた化合物を各種ハロゲ
ン化剤で化合物あるいは化合物の酸付加塩と
する。この場合、ハロゲン化剤として、ハロゲン
化チオニルを用いる方法、ハロゲン化リンを用い
る方法で、このハロゲン化は容易に行える。すな
わち、ハロゲン化チオニルとしては塩化チオニ
ル、臭化チオニル等を用いることができ、これら
をそのまま過剰に用いるか、あるいはベンゼン、
トルエン、キシレン、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、ジメチルホルムアミド、ジエ
チルエーテルなどの溶媒中、必要ならばピリジ
ン、キノリン、ジメチルアニリン、トリエチルア
ミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第三級ア
ミンの存在下に化合物と0−70℃の適宜な温度
で1−5時間反応させることにより、化合物あ
るいは化合物の酸付加塩が得られる。またハロ
ゲン化リンとしては、三塩化リン、五塩化リン、
三臭化リン、五臭化リン、オキシ塩化リン、オキ
シ臭化リン等を用いることができ、前述のハロゲ
ン化チオニルを用いる場合と同様の条件で化合物
あるいは化合物の酸付加塩が得られる。 その他、ハロゲン化水素を用いる方法によつて
も化合物をハロゲン化し化合物あるいは化合
物の酸化加塩を得ることも可能である。 このようにして得られた化合物あるいは化合
物の酸付加塩を化合物または化合物と反応
させることによつて、化合物が得られる。すな
わち、化合物または化合物を化合物あるい
は化合物の酸付加塩に対して2−10当量用い、
必要ならばジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサン、アセ
トニトリル、二硫化炭素、酢酸エチル、ジメチル
ホルムアミド等の不活性溶媒中、−10〜120℃の適
宜な温度で30分間から3時間反応させると化合物
が生成する。なお、この反応の際、ハロゲン化
水素の捕捉剤として炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、ピ
リジン、キノリン、ジメチルアニリン、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミンなどの塩
基を共存させることによつて、化合物または化
合物の使用量を1当量ですますことが可能であ
る。 (式中、X,Y,Z′,Qおよびnは前記と同意
義。) 製法Aでられる化合物あるいは化合物の酸
付加塩とアンモニアあるいはアミン〔Z′−
NH2:化合物(式中、Z′は前記と同意義)〕と
を反応させ化合物とし、さらに該化合物とY
−(CH2)n−W:化合物(式中、Wは塩素、
臭素、ヨウ素等のハロゲン原子あるいはメチルス
ルホニルオキシ、フエニルスルホニルオキシ、p
−トルエンスルホニルオキシ基等のスルホニルオ
キシ基等を表わす)あるいは化合物の酸付加塩
を反応させて化合物′を得ることができる。 さらに製法Bを詳細に説明する。 化合物をそのまま過剰に用いるか、あるいは
ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロメタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、ジメチルホルム
アミド、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチル等
の不活性溶媒中、−78〜50℃の適宜な温度で30分
間から3時間、化合物あるいは化合物の酸付
加塩と反応させることにより化合物が得られ
る。 このようにして得られた化合物を化合物に
対して1−5当量の化合物あるいは化合物の
酸付加塩とジクロロメタン、クロロホルム、四塩
化炭素、ベンゼン、、トルエン、キシレン、ジエ
チルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、ヘキサン、シクロヘ
キサン、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、アセトニトリル、二硫化炭素、酢酸エチル、
ジメチルホルムアミドなどの溶媒中、必要ならば
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸水素カリウム、ピリジン、キノリン、
ジメチルアニリン、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン等塩基の共存下、また、必要
ならば触媒量のヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウ
ム等のヨウ化物の共存下、0−120℃の適宜な温
度で30分間から6時間反応させると化合物1′が生
成する。 このようにして製法AおよびBで得られた化合
物は、遊離塩基として結晶もしくは油状で得られ
るので、必要ならばカラムクロマトグラフイーあ
るいは再結晶操作を行うことによつて目的化合物
をさらに高純度の精製品とすることができる。 さらに、生理学的に使用可能な無機酸、たとえ
ば塩酸、硫酸、臭化水素酸、リン酸、あるいは有
機酸たとえば酢酸、マレイン酸、フマル酸、酒石
酸、クエン酸、シユウ酸、安息香酸などを常法に
従つて作用させることにより、化合物の酸付加
塩を容易に製造することができる。 化合物の具体例の名称、その構造およびその
理化学的性質を第2、3および4表にそれぞれ示
す。 尚、化合物1,2…,26は後記の参考例1,
2,…26の化合物1,2,…26に相当する。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
以下に実施例および参考例を示す。尚各参考例
で得られた化合物の融点、赤外線吸収スペクト
ル、核磁気共鳴スペクトルおよび元素分析値は第
4表に示されている。 実施例1:錠剤 常法により次の組成により錠剤を作製した。 5−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕アミノ−
5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,
4−b〕ピリジン三塩酸塩1水和物(化合物1の
三塩酸塩1水和物) 20mg 乳糖 60mg 馬鈴薯でんぷん 30mg ポリビニルアルコール 2mg ステアリリン酸マグネシウム 1mg タール色素 微量 実施例2:散剤 常法により次の組成により散剤を作製した。 5−〔2−(ジメチルアミノ)エチル〕アミノ−
5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,
4−b〕ピリジン三塩酸塩1/2水和物(化合物5
の三塩酸塩1/2水和物) 20mg 乳糖 280mg 実施例3:シロツプ剤 常法により次の組成によりシロツプ剤を作製し
た。 5−〔2−(ジイソプロピルアミノ)エチル〕ア
ミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ
〔3,4−b〕ピリジン三塩酸塩1/2水和物(化合
物24の三塩酸塩1/2水和物 300mg 精製白糖 40g パラオキシ安息香酸メチル 40mg パラオキシ安息香酸プロピル 10mg ストロベリー・フレーバ 0.1ml これに水を加えて全量100mlとする。 参考例 1 5−オキソ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオ
キセピノ〔3,4−b〕ピリジン11.1gをエタノ
ール160mlに溶解し、水素化ホウ素ナトリウム1.3
gを添加し室温で3時間攪拌する。反応液を減圧
濃縮してエタノールを留去し、残渣に水50mlと酢
酸エチル100mlを加えて振とう後水層を分液棄却
し、酢酸エチル層を乾燥後減圧濃縮すると、5−
ヒドロキシ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキ
セピノ〔3,4−b〕ピリジンの粗結晶10.5gが
得られる。この粗結晶をイソプロパノールから再
結晶精製すると、精製結晶9.5gが得られる。 融点:143−144℃ 赤外線吸収スペクトル:(KBr錠剤、cm-1) 3200,1590,1485,1215,1040,800 核磁気共鳴スペクトル:(CDCl3,δ値,ppm) 5.19および5.42(ABq,2H),5.78(s,1H),
6.95−7.60(m,5H),7.80(dd,1H),8.33
(dd,1H) 元素分析値:(C13H11NO2として)(%) C H N 理論値:73.23 5.20 6.57 実測値:73.01 5.04 6.48 このようにして得られた5−ヒドロキシ−5,
11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,4−
b〕ピリジン1.5gをジクロロメタン15mlに懸濁
させ、氷冷下、塩化チオニル1.7gをジクロロメ
タン5mlに溶解した溶液を10分間で滴下する。滴
下終了後、均一になつた反応液を室温で1時間攪
拌する。反応液を減圧濃縮してジクロロメタンお
よび過剰の塩化チオニルを留去すると、濃縮残渣
として5−クロロ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベン
ズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジンの塩酸付加
塩が得られる。 これをジクロロメタン10mlに溶解し、N,N−
ジエチルエチレンジアミン4.2gをジクロロメタ
ン20mlに溶解した中に滴下し、ついで室温で3時
間攪拌する。反応終了後、水20mlおよびジクロロ
メタン20mlを添加し、振とう後水層を分液棄却
し、ジクロロメタン層を乾燥後減圧濃縮する。残
渣をシリカゲルクロマトグラフイーで精製し、そ
の主分画を濃縮すると、5−〔2−(ジエチルアミ
ノ)エチル〕アミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベ
ンズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジン(化合物
1)2.0gが油状遊離塩基として収率91%で得ら
れる。 これをイソプロパノールに溶解し、塩化水素の
イソプロパノール溶液を添加すると3塩酸塩1水
和物2.6gが得られる。 又、該油状遊離塩基をイソプロパノールに溶解
し、これに濃塩酸を加えたのち、還流下に加熱し
ながらアセトンを加える。ついで、室温下で攪拌
すると白色結晶が析出する。晶析の後、濾過し、
アセトンで十分に洗浄し、乾燥すると3塩酸塩が
得られる。 参考例2 23 参考例1において原料5−ヒドロキシ−5,11
−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,4−
b〕ピリジン1.5gおよびN,N−ジエチルエチ
レンジアミン4.2gの代わりに第4表に示す原料
を用いる以外は参考例1と同様にして第4表に示
す化合物2−23を得る。
で得られた化合物の融点、赤外線吸収スペクト
ル、核磁気共鳴スペクトルおよび元素分析値は第
4表に示されている。 実施例1:錠剤 常法により次の組成により錠剤を作製した。 5−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕アミノ−
5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,
4−b〕ピリジン三塩酸塩1水和物(化合物1の
三塩酸塩1水和物) 20mg 乳糖 60mg 馬鈴薯でんぷん 30mg ポリビニルアルコール 2mg ステアリリン酸マグネシウム 1mg タール色素 微量 実施例2:散剤 常法により次の組成により散剤を作製した。 5−〔2−(ジメチルアミノ)エチル〕アミノ−
5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,
4−b〕ピリジン三塩酸塩1/2水和物(化合物5
の三塩酸塩1/2水和物) 20mg 乳糖 280mg 実施例3:シロツプ剤 常法により次の組成によりシロツプ剤を作製し
た。 5−〔2−(ジイソプロピルアミノ)エチル〕ア
ミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ
〔3,4−b〕ピリジン三塩酸塩1/2水和物(化合
物24の三塩酸塩1/2水和物 300mg 精製白糖 40g パラオキシ安息香酸メチル 40mg パラオキシ安息香酸プロピル 10mg ストロベリー・フレーバ 0.1ml これに水を加えて全量100mlとする。 参考例 1 5−オキソ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオ
キセピノ〔3,4−b〕ピリジン11.1gをエタノ
ール160mlに溶解し、水素化ホウ素ナトリウム1.3
gを添加し室温で3時間攪拌する。反応液を減圧
濃縮してエタノールを留去し、残渣に水50mlと酢
酸エチル100mlを加えて振とう後水層を分液棄却
し、酢酸エチル層を乾燥後減圧濃縮すると、5−
ヒドロキシ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキ
セピノ〔3,4−b〕ピリジンの粗結晶10.5gが
得られる。この粗結晶をイソプロパノールから再
結晶精製すると、精製結晶9.5gが得られる。 融点:143−144℃ 赤外線吸収スペクトル:(KBr錠剤、cm-1) 3200,1590,1485,1215,1040,800 核磁気共鳴スペクトル:(CDCl3,δ値,ppm) 5.19および5.42(ABq,2H),5.78(s,1H),
6.95−7.60(m,5H),7.80(dd,1H),8.33
(dd,1H) 元素分析値:(C13H11NO2として)(%) C H N 理論値:73.23 5.20 6.57 実測値:73.01 5.04 6.48 このようにして得られた5−ヒドロキシ−5,
11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,4−
b〕ピリジン1.5gをジクロロメタン15mlに懸濁
させ、氷冷下、塩化チオニル1.7gをジクロロメ
タン5mlに溶解した溶液を10分間で滴下する。滴
下終了後、均一になつた反応液を室温で1時間攪
拌する。反応液を減圧濃縮してジクロロメタンお
よび過剰の塩化チオニルを留去すると、濃縮残渣
として5−クロロ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベン
ズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジンの塩酸付加
塩が得られる。 これをジクロロメタン10mlに溶解し、N,N−
ジエチルエチレンジアミン4.2gをジクロロメタ
ン20mlに溶解した中に滴下し、ついで室温で3時
間攪拌する。反応終了後、水20mlおよびジクロロ
メタン20mlを添加し、振とう後水層を分液棄却
し、ジクロロメタン層を乾燥後減圧濃縮する。残
渣をシリカゲルクロマトグラフイーで精製し、そ
の主分画を濃縮すると、5−〔2−(ジエチルアミ
ノ)エチル〕アミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベ
ンズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジン(化合物
1)2.0gが油状遊離塩基として収率91%で得ら
れる。 これをイソプロパノールに溶解し、塩化水素の
イソプロパノール溶液を添加すると3塩酸塩1水
和物2.6gが得られる。 又、該油状遊離塩基をイソプロパノールに溶解
し、これに濃塩酸を加えたのち、還流下に加熱し
ながらアセトンを加える。ついで、室温下で攪拌
すると白色結晶が析出する。晶析の後、濾過し、
アセトンで十分に洗浄し、乾燥すると3塩酸塩が
得られる。 参考例2 23 参考例1において原料5−ヒドロキシ−5,11
−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,4−
b〕ピリジン1.5gおよびN,N−ジエチルエチ
レンジアミン4.2gの代わりに第4表に示す原料
を用いる以外は参考例1と同様にして第4表に示
す化合物2−23を得る。
【表】
【表】
【表】
参考例 24
5−ヒドロキシ、5,11−ジヒドロ〔1〕ベン
ズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジン4.3gから
参考例1と同様な方法で得られた、5−クロロ−
5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,
4−b〕ピリジンの塩酸付加塩をジクロロメタン
50mlに溶解し、アンモニアのジルロロメタン溶液
200ml中に氷冷下滴下し、ついで室温で2時攪拌
する。反応終了後水50mlを添加し、振とう後水層
を分液棄却し、ジクロロメタン層を乾燥後減圧濃
縮すると、5−アミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕
ベンズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジンの粗結
晶4.2gが得られる。この粗結晶をジイソプロピ
ルエーテルから再結晶精製すると、精製結晶3.6
gが得られる。 融点:72−73℃ 赤外線吸収スペクトル:(KBr錠剤、cm-1) 3280,1590,1490,1430,1220,1050,770 核磁気共鳴スペクトル:(CDCl3、δ値、ppm) 4.92(s,1H),5.11and5.52(q,2H,AB,
type),6.90−7.47(m,5H),7.65(dd,1H),
8.37(dd,1H) 元素分析値:(C13H12N2Oとして)(%) C H N 理論値 73.56 5.70 13.20 実測値 73.56 5.54 13.33 このようにして得られた5−アミノ−5,11−
ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,4−b〕
ピリジン2.0gと2−ジイソプロピルアミノエチ
ルクロリドの塩酸塩2.8g及びトリエチルアミン
3.9mlをトルエン35mlに溶解しこれにヨウ化ナト
リウム0.2gを加え3時間還流する。反応終了後
トルエン35mlと水20mlを加え、振とう後水層を分
液棄却し、トルエン層を乾燥後、減圧濃縮する。
その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
で精製し、その主分画を濃縮すると5−〔2−(ジ
イソプロピルアミノ)エチル〕アミノ−5,11−
ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,4−b〕
ピリジン(化合物24)2.2gが油状遊離塩基とし
て収率69%で得られる。 参考例 25 5−オキソ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオ
キセピノ〔3,4−b〕ピリジン2.1gと3−ア
ミノキヌクリジン8.3gを乾燥ベンゼン50mlに溶
解し、この溶液に四塩化チタン1.1gを20mlの乾
燥ベンゼンに溶解した溶液を氷冷下滴下する。滴
下終了後、氷冷下で3時間続いて室温で2日間攪
拌する。反応終了後、沈殿物をろ別し、ろ液を濃
縮する。残渣に酢酸エチル150mlと水30mlを加え、
振とう後水層を分液棄却し、酢酸エチル層を乾燥
後濃縮する。 残渣をシリカゲルクロマトグラフイーで精製
し、その主分画を濃縮すると、5−(3−キヌク
リジニル)イミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベン
ズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジン1.35gが結
晶として得られる。これをメタノール20mlに溶解
し、塩酸を用いてPH5に調整した後、シアン化水
素化ホウ素ナトリウム1.0gを加え40−50℃で8
時間反応する。反応終了後、水30mlを添加し、つ
いで1規定の水酸化ナトリウム水溶液を用いてPH
12に調整した後、酢酸エチル100mlで2回抽出を
行う。酢酸エチル層を乾燥後減圧濃縮する。残渣
をシリカゲルクロマトグラフイーで精製し、その
主分画を濃縮すると、5−(3−キヌクリジニル)
アミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピ
ノ〔3,4−b〕ピリジン(化合物25)1.0gが
ジアステレオマー混合物として得られる。 参考例 26 参考例1で得られた5−〔2−(ジエチルアミ
ノ)エチル〕アミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベ
ンズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジン〔化合物
1〕2.1gとトリエチルアミン1.0mlをジクロロメ
タン50mlに溶解し、この中に塩化アセチル0.6g
を氷冷下滴下する。滴下終了後室温で1時間攪拌
する。反応終了後、20mlを添加し、振とう後、水
層を分液棄却しジクロロメタン層を乾燥後、減圧
濃縮すると、5{N−アセチル−N−〔2−(ジエ
チルアミノ)エチル〕}アミノ−5,11−ジヒド
ロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジ
ン(化合物26)2.1gが油状遊離塩基として収率
91%で得られる。
ズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジン4.3gから
参考例1と同様な方法で得られた、5−クロロ−
5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,
4−b〕ピリジンの塩酸付加塩をジクロロメタン
50mlに溶解し、アンモニアのジルロロメタン溶液
200ml中に氷冷下滴下し、ついで室温で2時攪拌
する。反応終了後水50mlを添加し、振とう後水層
を分液棄却し、ジクロロメタン層を乾燥後減圧濃
縮すると、5−アミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕
ベンズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジンの粗結
晶4.2gが得られる。この粗結晶をジイソプロピ
ルエーテルから再結晶精製すると、精製結晶3.6
gが得られる。 融点:72−73℃ 赤外線吸収スペクトル:(KBr錠剤、cm-1) 3280,1590,1490,1430,1220,1050,770 核磁気共鳴スペクトル:(CDCl3、δ値、ppm) 4.92(s,1H),5.11and5.52(q,2H,AB,
type),6.90−7.47(m,5H),7.65(dd,1H),
8.37(dd,1H) 元素分析値:(C13H12N2Oとして)(%) C H N 理論値 73.56 5.70 13.20 実測値 73.56 5.54 13.33 このようにして得られた5−アミノ−5,11−
ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,4−b〕
ピリジン2.0gと2−ジイソプロピルアミノエチ
ルクロリドの塩酸塩2.8g及びトリエチルアミン
3.9mlをトルエン35mlに溶解しこれにヨウ化ナト
リウム0.2gを加え3時間還流する。反応終了後
トルエン35mlと水20mlを加え、振とう後水層を分
液棄却し、トルエン層を乾燥後、減圧濃縮する。
その残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイー
で精製し、その主分画を濃縮すると5−〔2−(ジ
イソプロピルアミノ)エチル〕アミノ−5,11−
ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,4−b〕
ピリジン(化合物24)2.2gが油状遊離塩基とし
て収率69%で得られる。 参考例 25 5−オキソ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオ
キセピノ〔3,4−b〕ピリジン2.1gと3−ア
ミノキヌクリジン8.3gを乾燥ベンゼン50mlに溶
解し、この溶液に四塩化チタン1.1gを20mlの乾
燥ベンゼンに溶解した溶液を氷冷下滴下する。滴
下終了後、氷冷下で3時間続いて室温で2日間攪
拌する。反応終了後、沈殿物をろ別し、ろ液を濃
縮する。残渣に酢酸エチル150mlと水30mlを加え、
振とう後水層を分液棄却し、酢酸エチル層を乾燥
後濃縮する。 残渣をシリカゲルクロマトグラフイーで精製
し、その主分画を濃縮すると、5−(3−キヌク
リジニル)イミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベン
ズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジン1.35gが結
晶として得られる。これをメタノール20mlに溶解
し、塩酸を用いてPH5に調整した後、シアン化水
素化ホウ素ナトリウム1.0gを加え40−50℃で8
時間反応する。反応終了後、水30mlを添加し、つ
いで1規定の水酸化ナトリウム水溶液を用いてPH
12に調整した後、酢酸エチル100mlで2回抽出を
行う。酢酸エチル層を乾燥後減圧濃縮する。残渣
をシリカゲルクロマトグラフイーで精製し、その
主分画を濃縮すると、5−(3−キヌクリジニル)
アミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベンズオキセピ
ノ〔3,4−b〕ピリジン(化合物25)1.0gが
ジアステレオマー混合物として得られる。 参考例 26 参考例1で得られた5−〔2−(ジエチルアミ
ノ)エチル〕アミノ−5,11−ジヒドロ〔1〕ベ
ンズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジン〔化合物
1〕2.1gとトリエチルアミン1.0mlをジクロロメ
タン50mlに溶解し、この中に塩化アセチル0.6g
を氷冷下滴下する。滴下終了後室温で1時間攪拌
する。反応終了後、20mlを添加し、振とう後、水
層を分液棄却しジクロロメタン層を乾燥後、減圧
濃縮すると、5{N−アセチル−N−〔2−(ジエ
チルアミノ)エチル〕}アミノ−5,11−ジヒド
ロ〔1〕ベンズオキセピノ〔3,4−b〕ピリジ
ン(化合物26)2.1gが油状遊離塩基として収率
91%で得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式() 〔式中、R1は水素原子、アルキル基、ハロゲ
ン化アルキル基、アルコキシ基またはハロゲン原
子を表わし、Xは酸素原子または硫黄原子を表わ
し、R2は【式】(式中、Yはアミ ノ基、置換アミノ基、ヘテロ環または置換ヘテロ
環を表わし、Zは水素原子、アルキル基またはア
シル基を表わし、nは1−3の整数を表わす。)、
または【式】(式中、mは0,1ま たは2を表わし、Zは前記と同意義。)を表わ
す。〕で表わされる新規な〔1〕ベンズエピノ
〔3,4−b〕ピリジン誘導体およびその酸付加
塩を有効成分とする抗潰瘍剤。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58196976A JPS6089419A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 新規な〔1〕ベンズエピノ〔3,4−b〕ピリジン誘導体を有効成分とする抗潰瘍剤 |
| US06/623,084 US4547496A (en) | 1983-06-24 | 1984-06-21 | Antiulcer [1] benzepino[3,4-b]pyridine and compositions |
| CA000457146A CA1237428A (en) | 1983-06-24 | 1984-06-21 | ¬1| benzepino¬3,4-b|pyridine derivative |
| EP84107193A EP0129879B1 (en) | 1983-06-24 | 1984-06-22 | A [1] benzepino(3,4-b)pyridine derivative |
| DE8484107193T DE3485040D1 (de) | 1983-06-24 | 1984-06-22 | (1) benzepino(3,4-b)pyridin-derivate. |
| AT84107193T ATE67205T1 (de) | 1983-06-24 | 1984-06-22 | (1> benzepino(3,4-b)pyridin-derivate. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58196976A JPS6089419A (ja) | 1983-10-21 | 1983-10-21 | 新規な〔1〕ベンズエピノ〔3,4−b〕ピリジン誘導体を有効成分とする抗潰瘍剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6089419A JPS6089419A (ja) | 1985-05-20 |
| JPH032124B2 true JPH032124B2 (ja) | 1991-01-14 |
Family
ID=16366766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58196976A Granted JPS6089419A (ja) | 1983-06-24 | 1983-10-21 | 新規な〔1〕ベンズエピノ〔3,4−b〕ピリジン誘導体を有効成分とする抗潰瘍剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6089419A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0655674B2 (ja) * | 1986-06-26 | 1994-07-27 | 協和醗酵工業株式会社 | 抗不整脈剤 |
-
1983
- 1983-10-21 JP JP58196976A patent/JPS6089419A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6089419A (ja) | 1985-05-20 |
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